JPH11141796A - 真空断熱パネル - Google Patents
真空断熱パネルInfo
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- JPH11141796A JPH11141796A JP9303987A JP30398797A JPH11141796A JP H11141796 A JPH11141796 A JP H11141796A JP 9303987 A JP9303987 A JP 9303987A JP 30398797 A JP30398797 A JP 30398797A JP H11141796 A JPH11141796 A JP H11141796A
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- Japan
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- pack member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 断熱荷箱等の断熱壁に使用する真空断熱パネ
ルのシール部の強度向上を図る。 【解決手段】 真空断熱パネルは、第1のパック部材1
10と第2のパック部材120の間に連続発泡プラスチ
ックコア部材130を充填し、真空雰囲気中でシール部
150を熱溶着部W1をもつ構造を有する。第1のパッ
ク部材110の金属板材111に剛性をもつ厚さのもの
を用い、折り曲げ部111bを形成してシール部の強度
を向上する。
ルのシール部の強度向上を図る。 【解決手段】 真空断熱パネルは、第1のパック部材1
10と第2のパック部材120の間に連続発泡プラスチ
ックコア部材130を充填し、真空雰囲気中でシール部
150を熱溶着部W1をもつ構造を有する。第1のパッ
ク部材110の金属板材111に剛性をもつ厚さのもの
を用い、折り曲げ部111bを形成してシール部の強度
を向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍車や保冷車等
に装備される車両用断熱荷箱に関し、特に断熱荷箱の断
熱壁構造に使用する真空断熱パネルに関する。
に装備される車両用断熱荷箱に関し、特に断熱荷箱の断
熱壁構造に使用する真空断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、本発明を適用する保冷車、冷凍
車の一般構造を示す。車両1は、車体のフレーム5上に
断熱荷箱10を搭載した構造を有する。
車の一般構造を示す。車両1は、車体のフレーム5上に
断熱荷箱10を搭載した構造を有する。
【0003】図2は、断熱荷箱を構成する壁部材20の
断面構造を示し、アルミ又はFRP製の外板22と同じ
くアルミ又はFRP製の内板24の間にポリスチレンフ
ォーム又はポリウレタンフォームの板材30を挾み込
み、接着剤40で接合した構造が用いられていた。
断面構造を示し、アルミ又はFRP製の外板22と同じ
くアルミ又はFRP製の内板24の間にポリスチレンフ
ォーム又はポリウレタンフォームの板材30を挾み込
み、接着剤40で接合した構造が用いられていた。
【0004】この種の断熱荷箱に対する要求としては、
冷凍車の冷凍庫の予冷時間の短縮化や庫内容積拡大が望
まれている。ここで、予冷時間は、荷物の積み込み前に
冷凍庫内を所定の温度(低温)へ冷し込む時間である。
その短縮化は、冷凍庫への外気からの熱の進入を減少さ
せる必要がある。そのためには、冷凍庫壁の断熱性の向
上が必要となる。庫内容積拡大は、特に横幅方向であ
る。冷凍庫の外幅寸法は、法規により規制されている。
従って、庫内寸法の拡大は、断熱材の薄肉化が必要であ
る。壁の薄肉化も、断熱性能を現行同等と仮定した場
合、冷凍庫壁の断熱性の向上が必要である。従って、こ
れらのニーズを満足させるために、壁材の断熱性向上の
ための一つの手法としては、現在の発泡プラスチックフ
ォームより熱伝導率の低い真空断熱パネルの応用が考え
られる。
冷凍車の冷凍庫の予冷時間の短縮化や庫内容積拡大が望
まれている。ここで、予冷時間は、荷物の積み込み前に
冷凍庫内を所定の温度(低温)へ冷し込む時間である。
その短縮化は、冷凍庫への外気からの熱の進入を減少さ
せる必要がある。そのためには、冷凍庫壁の断熱性の向
上が必要となる。庫内容積拡大は、特に横幅方向であ
る。冷凍庫の外幅寸法は、法規により規制されている。
従って、庫内寸法の拡大は、断熱材の薄肉化が必要であ
る。壁の薄肉化も、断熱性能を現行同等と仮定した場
合、冷凍庫壁の断熱性の向上が必要である。従って、こ
れらのニーズを満足させるために、壁材の断熱性向上の
ための一つの手法としては、現在の発泡プラスチックフ
ォームより熱伝導率の低い真空断熱パネルの応用が考え
られる。
【0005】真空断熱パネルは、家電冷蔵庫の一部に既
に採用されている。家電冷蔵庫で使用される真空断熱パ
ネルは、連続発泡のウレタンフォームをアルミラミネー
トフィルム製の袋に入れ、真空雰囲気で密閉(シール)
したものである。その真空断熱パネルを使用した冷蔵庫
壁の構造は、外板にスチール、内板に真空成形等で作ら
れたABS樹脂等の板、その間に真空断熱パネルが外板
にホットメルト系接着剤で固定され、真空断熱パネルと
内板及び外板と内板の空間に独立発泡のウレタンフォー
ムが現場発泡で形成されている。外板、内板、アルミラ
ミネートフィルムと独立発泡のウレタンフォームの接合
は、ウレタンフォームの自己接着性により強固に接合さ
れている。この種の真空断熱パネルは、例えば特開平7
−71868号公報、特開平6−337091号公報、
特開平5−196195号公報に開示されている。
に採用されている。家電冷蔵庫で使用される真空断熱パ
ネルは、連続発泡のウレタンフォームをアルミラミネー
トフィルム製の袋に入れ、真空雰囲気で密閉(シール)
したものである。その真空断熱パネルを使用した冷蔵庫
壁の構造は、外板にスチール、内板に真空成形等で作ら
れたABS樹脂等の板、その間に真空断熱パネルが外板
にホットメルト系接着剤で固定され、真空断熱パネルと
内板及び外板と内板の空間に独立発泡のウレタンフォー
ムが現場発泡で形成されている。外板、内板、アルミラ
ミネートフィルムと独立発泡のウレタンフォームの接合
は、ウレタンフォームの自己接着性により強固に接合さ
れている。この種の真空断熱パネルは、例えば特開平7
−71868号公報、特開平6−337091号公報、
特開平5−196195号公報に開示されている。
【0006】図3は、真空断熱パネル50の断面構造を
示し、約0.08mmの厚さ寸法を有するアルミラミネ
ートフィルム52内に連続発泡ウレタンフォーム55を
充填し、真空雰囲気中でシールをしたものである。
示し、約0.08mmの厚さ寸法を有するアルミラミネ
ートフィルム52内に連続発泡ウレタンフォーム55を
充填し、真空雰囲気中でシールをしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8は、断熱荷箱の壁
に真空断熱パネルを封入した例を示す。断熱荷箱の壁2
0Aは、外板22と内板24を有し、内板24の内面に
接して真空断熱パネル50を接着し、真空断熱パネル5
0と外板22との間にウレタンフォーム32を充填した
構造を有する。
に真空断熱パネルを封入した例を示す。断熱荷箱の壁2
0Aは、外板22と内板24を有し、内板24の内面に
接して真空断熱パネル50を接着し、真空断熱パネル5
0と外板22との間にウレタンフォーム32を充填した
構造を有する。
【0008】図9は、真空断熱パネル50のシール部6
0の構造を示す。真空断熱パネル50は、アルミラミネ
ートフィルム材52の間に連続発泡ウレタンフォーム5
5を充填し、真空雰囲気中でシール部60を形成したも
のである。アルミラミネートフィルム材52は、ポリエ
チレン層52a、アルミ箔層52b、アルミ蒸着ポリエ
ステル層52c、ナイロン層52dを積層したもので、
対向するポリエチレン層52aをヒートシールして溶着
部W1を形成してある。車載用の断熱荷箱の場合に、例
えば走行中に断熱壁50Aに荷重Fが作用し、断熱壁5
0Aに撓みが発生する。
0の構造を示す。真空断熱パネル50は、アルミラミネ
ートフィルム材52の間に連続発泡ウレタンフォーム5
5を充填し、真空雰囲気中でシール部60を形成したも
のである。アルミラミネートフィルム材52は、ポリエ
チレン層52a、アルミ箔層52b、アルミ蒸着ポリエ
ステル層52c、ナイロン層52dを積層したもので、
対向するポリエチレン層52aをヒートシールして溶着
部W1を形成してある。車載用の断熱荷箱の場合に、例
えば走行中に断熱壁50Aに荷重Fが作用し、断熱壁5
0Aに撓みが発生する。
【0009】図10の(A)は、この撓みによりシール
部60のアルミラミネートフィルム材52内部にストレ
スS1が作用した状態を示す。このストレスS1が繰り返
して作用すると、ついには図10の(B)に示すよう
に、シール部60に破断D1が生じ、真空断熱パネルの
真空機能が失われ、断熱効果が低減してしまう不具合が
発生する。本発明は上述した従来の不具合を解消する真
空断熱パネルを提供するものである。
部60のアルミラミネートフィルム材52内部にストレ
スS1が作用した状態を示す。このストレスS1が繰り返
して作用すると、ついには図10の(B)に示すよう
に、シール部60に破断D1が生じ、真空断熱パネルの
真空機能が失われ、断熱効果が低減してしまう不具合が
発生する。本発明は上述した従来の不具合を解消する真
空断熱パネルを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の真空断熱パネル
は、基本的手段として、シート状のパック部材内に連続
発泡プラスチック部材を充填し、真空雰囲気中でパック
部材をシールしてなるものである。そして、第1のパッ
ク部材は、連続発泡プラスチック部材に接する側から、
ポリエチレンフィルム層、金属板層の順序で積槽された
構造を有し、第2のパック部材は、連続発泡プラスチッ
ク部材に接する側からポリエチレンフィルム層、金属板
層、金属蒸着ポリエステル層、ナイロン層の順序で積層
された構造を有する。さらに、第1のパック部材と第2
のパック部材のシール部は、熱溶着シール部と、第1の
パック部材の縁部を折り返して第2のパック部材を挾持
する折り曲げ部を備えるものである。上述した手段のう
ち、第1のパック部材の金属板層は、0.5mm以下の
厚さ寸法を有する鋼板、または、第1のパック部材の金
属板層は、0.5mm〜1.0mmの厚さ寸法を有する
アルミ合金板である。
は、基本的手段として、シート状のパック部材内に連続
発泡プラスチック部材を充填し、真空雰囲気中でパック
部材をシールしてなるものである。そして、第1のパッ
ク部材は、連続発泡プラスチック部材に接する側から、
ポリエチレンフィルム層、金属板層の順序で積槽された
構造を有し、第2のパック部材は、連続発泡プラスチッ
ク部材に接する側からポリエチレンフィルム層、金属板
層、金属蒸着ポリエステル層、ナイロン層の順序で積層
された構造を有する。さらに、第1のパック部材と第2
のパック部材のシール部は、熱溶着シール部と、第1の
パック部材の縁部を折り返して第2のパック部材を挾持
する折り曲げ部を備えるものである。上述した手段のう
ち、第1のパック部材の金属板層は、0.5mm以下の
厚さ寸法を有する鋼板、または、第1のパック部材の金
属板層は、0.5mm〜1.0mmの厚さ寸法を有する
アルミ合金板である。
【0011】さらに、第1及び第2のパック部材は、連
続発泡プラスチック部材に接する側からポリエチレンフ
ィルム層、金属板層、金属蒸着ポリエステル層、ナイロ
ン層の順序で積層された構造を有し、第1のパック部材
と第2のパック部材のシール部は、熱溶着シール部と、
第1のパック部材の外側に接着されて、縁部を折り返し
て第2のパック部材を挾持する折り曲げ部を有する補強
用の金属板を備えるものである。そして、折り曲げ部の
内側に充填される接着剤又はシール剤を備えるものであ
る。
続発泡プラスチック部材に接する側からポリエチレンフ
ィルム層、金属板層、金属蒸着ポリエステル層、ナイロ
ン層の順序で積層された構造を有し、第1のパック部材
と第2のパック部材のシール部は、熱溶着シール部と、
第1のパック部材の外側に接着されて、縁部を折り返し
て第2のパック部材を挾持する折り曲げ部を有する補強
用の金属板を備えるものである。そして、折り曲げ部の
内側に充填される接着剤又はシール剤を備えるものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図4は、本発明の真空断熱パネル
の構造を示す断面図、図5はシール部の拡大図である。
全体を符号100で示す真空断熱パネルは、第1のパッ
ク部材110と第2のパック部材120を有し、両パッ
ク部材の間に連続発泡プラスチックコア部材130を充
填した構造を有する。
の構造を示す断面図、図5はシール部の拡大図である。
全体を符号100で示す真空断熱パネルは、第1のパッ
ク部材110と第2のパック部材120を有し、両パッ
ク部材の間に連続発泡プラスチックコア部材130を充
填した構造を有する。
【0013】第1のパック部材110と第2のパック部
材120は、シール部150により接合され、内部の真
空を保持する。第1のパック部材110は、ステンレス
鋼又はアルミ合金の板材111と、ポリエチレン層11
2を積層した構造を有する。ステンレス鋼の場合には、
板厚は0.5mm以下、アルミ合金の場合には板厚0.
5mmから1.0mm程度がシール部を形成するのに適
する。
材120は、シール部150により接合され、内部の真
空を保持する。第1のパック部材110は、ステンレス
鋼又はアルミ合金の板材111と、ポリエチレン層11
2を積層した構造を有する。ステンレス鋼の場合には、
板厚は0.5mm以下、アルミ合金の場合には板厚0.
5mmから1.0mm程度がシール部を形成するのに適
する。
【0014】第2のパック材120は、連続発泡プラス
チックコア材130に接する側から、ポリエチレンフィ
ルム層121、ステンレス鋼又はアルミ合金製の板材1
22、金属蒸着ポリエステル層123、ナイロン層12
4の順序で積層した構造を有する。板材122の板厚
は、ステンレス鋼の場合には、0.02mm〜0.5m
m、アルミ合金の場合には、0.005mm〜0.1m
mのものが採用される。
チックコア材130に接する側から、ポリエチレンフィ
ルム層121、ステンレス鋼又はアルミ合金製の板材1
22、金属蒸着ポリエステル層123、ナイロン層12
4の順序で積層した構造を有する。板材122の板厚
は、ステンレス鋼の場合には、0.02mm〜0.5m
m、アルミ合金の場合には、0.005mm〜0.1m
mのものが採用される。
【0015】シール部150は、第2のパック材120
の縁部120aと、第1のパック材110の対向する面
110aを重合して熱溶着加工を施し、熱溶着シール部
W1を形成する。そして、この熱溶着シール部W1の外側
に接着剤又はシール剤G1を充填した状態で第1のパッ
ク材110を第2のパック材120側に折り曲げて折り
曲げ部110bを形成する。第1のパック材110と第
2のパック材120は、ステンレス鋼又はアルミ合金の
板材を含むので、この折り曲げ加工によりシール部15
0の剛性は確保される。
の縁部120aと、第1のパック材110の対向する面
110aを重合して熱溶着加工を施し、熱溶着シール部
W1を形成する。そして、この熱溶着シール部W1の外側
に接着剤又はシール剤G1を充填した状態で第1のパッ
ク材110を第2のパック材120側に折り曲げて折り
曲げ部110bを形成する。第1のパック材110と第
2のパック材120は、ステンレス鋼又はアルミ合金の
板材を含むので、この折り曲げ加工によりシール部15
0の剛性は確保される。
【0016】図3は、本発明の他の実施例に係る真空断
熱パネルの構造を示す断面図、図4はシール部の拡大図
である。全体を符号200で示す真空断熱パネルは、第
1のパック部材210と第2のパック部材220を有
し、両パック部材の間に連続発泡プラスチックコア部材
230を充填した構造を有する。
熱パネルの構造を示す断面図、図4はシール部の拡大図
である。全体を符号200で示す真空断熱パネルは、第
1のパック部材210と第2のパック部材220を有
し、両パック部材の間に連続発泡プラスチックコア部材
230を充填した構造を有する。
【0017】第1のパック部材210の連続発泡プラス
チックコア部材230に接する面とは反対側の面には、
補強用の金属板240が接着剤G1により接着される。
この補強用金属板240は、例えばステンレス鋼やアル
ミ合金の板材であって、適宜の板厚のものが採用され
る。第1のパック材210は、連続発泡プラスチックコ
ア材230に接する側からポリエチレンフィルム層21
1、ステンレス鋼又はアルミ合金製の箔層212、金属
蒸着ポリエステル層213、ナイロン層214の順序で
積層した構造を有する。板材212の板厚は、ステンレ
ス鋼の場合には0.02mm〜0.5mm、アルミ合金
の場合には0.005mm〜0.1mmのものが採用さ
れる。
チックコア部材230に接する面とは反対側の面には、
補強用の金属板240が接着剤G1により接着される。
この補強用金属板240は、例えばステンレス鋼やアル
ミ合金の板材であって、適宜の板厚のものが採用され
る。第1のパック材210は、連続発泡プラスチックコ
ア材230に接する側からポリエチレンフィルム層21
1、ステンレス鋼又はアルミ合金製の箔層212、金属
蒸着ポリエステル層213、ナイロン層214の順序で
積層した構造を有する。板材212の板厚は、ステンレ
ス鋼の場合には0.02mm〜0.5mm、アルミ合金
の場合には0.005mm〜0.1mmのものが採用さ
れる。
【0018】第2のパック部材220も同様に、連続発
泡プラスチックコア材230に接する側からポリエチレ
ンフィルム層221、ステンレス鋼又はアルミ合金製の
箔層222、金属蒸着ポリエステル層223、ナイロン
層224からなる。シール部250は、第1のパック材
210と第2のパック材220を重ね合せ、熱溶着加工
を施してポリエチレンフィルム層211の溶着シール部
W1を形成する。
泡プラスチックコア材230に接する側からポリエチレ
ンフィルム層221、ステンレス鋼又はアルミ合金製の
箔層222、金属蒸着ポリエステル層223、ナイロン
層224からなる。シール部250は、第1のパック材
210と第2のパック材220を重ね合せ、熱溶着加工
を施してポリエチレンフィルム層211の溶着シール部
W1を形成する。
【0019】次に、補強用金属板240の単部を折り曲
げて折り返し部240aを形成し、第1のパック材21
0と第2のパック材220を重ね合せてシールする。こ
の際に接着剤又はシール剤G2を塗布して、シール性の
向上を図る。この構造により、シール部の剛性が高く、
シール性の良い真空断熱パネルを得ることができる。
げて折り返し部240aを形成し、第1のパック材21
0と第2のパック材220を重ね合せてシールする。こ
の際に接着剤又はシール剤G2を塗布して、シール性の
向上を図る。この構造により、シール部の剛性が高く、
シール性の良い真空断熱パネルを得ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の真空断熱パネルは以上のよう
に、補強されたシール部を有するので、真空断熱効果を
長時間維持することができる。
に、補強されたシール部を有するので、真空断熱効果を
長時間維持することができる。
【図1】車載用の断熱荷箱の構造を示す斜視図。
【図2】断熱壁の一般的な構造を示す断面図。
【図3】真空断熱パネルの断面構造を示す説明図。
【図4】本発明の真空断熱パネルを示す断面図。
【図5】本発明の真空断熱パネル断熱壁構造を示す断面
図。
図。
【図6】本発明の真空断熱パネル断熱壁構造を示す断面
図。
図。
【図7】本発明の真空断熱パネル断熱壁構造を示す断面
図。
図。
【図8】真空断熱パネルを組み込んだ断熱壁構造の説明
図。
図。
【図9】真空断熱パネルのシール部の説明図。
【図10】真空断熱パネルのシール部の説明図。
100 真空断熱パネル 110 第1のパック部材 111 金属板材 112 ポリエチレン層 120 第2のパック部材 121 ポリエチレンフィルム層 122 金属板材 123 金属蒸着ポリエステル層 124 ナイロン層 130 連続発泡プラスチックコア部材 150 シール部
Claims (5)
- 【請求項1】 シート状のパック部材内に連続発泡プラ
スチック部材を充填し、真空雰囲気中でパック部材をシ
ールしてなる真空断熱パネルであって、 第1のパック部材は、連続発泡プラスチック部材に接す
る側から、ポリエチレンフィルム層、金属板層の順序で
積層された構造を有し、 第2のパック部材は、連続発泡プラスチック部材に接す
る側からポリエチレンフィルム層、金属板層、金属蒸着
ポリエステル層、ナイロン層の順序で積層された構造を
有し、 第1のパック部材と第2のパック部材のシール部は、熱
溶着シール部と、第1のパック部材の縁部を折り返して
第2のパック部材を挾持する折り曲げ部を備える真空断
熱パネル。 - 【請求項2】 第1のパック部材の金属板層は、0.5
mm以下の厚さ寸法を有する鋼板である請求項1記載の
真空断熱パネル。 - 【請求項3】 第1のパック部材の金属板層は、0.5
mm〜1.0mmの厚さ寸法を有するアルミ合金板であ
る請求項1記載の真空断熱パネル。 - 【請求項4】 シート状のパック部材内に連続発泡プラ
スチック部材を充填し、真空雰囲気中でパック部材をシ
ールしてなる真空断熱パネルであって、 第1及び第2のパック部材は、連続発泡プラスチック部
材に接する側からポリエチレンフィルム層、金属板層、
金属蒸着ポリエステル層、ナイロン層の順序で積層され
た構造を有し、第1のパック部材と第2のパック部材の
シール部は、熱溶着シール部と、第1のパック部材の外
側に接着されて、縁部を折り返して第2のパック部材を
挾持する折り曲げ部を有する補強用の金属板を備える真
空断熱パネル。 - 【請求項5】 折り曲げ部の内側に充填される接着剤又
はシール剤を備える請求項1又は4記載の真空断熱パネ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303987A JPH11141796A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 真空断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303987A JPH11141796A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 真空断熱パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141796A true JPH11141796A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17927688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9303987A Pending JPH11141796A (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 真空断熱パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11141796A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000104889A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Mitsubishi Electric Corp | 真空断熱材の製造方法 |
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JP2006275186A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Tohoku Univ | 断熱容器及びその製造方法 |
JP2010203538A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 真空断熱材及び断熱ボード |
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KR101233353B1 (ko) * | 2012-02-14 | 2013-02-14 | 오씨아이 주식회사 | 기밀 포일로 포장된 진공 단열재의 포장 방법 |
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