JP6890482B2 - 保冷箱 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を収容して保冷する保冷箱に関し、特に、折り畳み可能な保冷箱に関する。
物流システムにおいては、物品を一定温度、例えば低温で輸送するサービスが、陸送、空輸を問わず提供されている。物品を低温で輸送する場合は、例えば、断熱性を有する保冷箱に物品とともに保冷材を収容し、この保冷材の冷気によって物品を保冷しながら輸送することが考えられる。また、倉庫内にて物品を低温で保管する場合も同様に、断熱性を有する保冷箱に物品とともに保冷材を収容し、保冷材の冷気によって物品を保冷しながら保管することが考えられる。
このような保冷箱としては、外箱内に、板状の断熱材を外箱の内壁に重ね合わせるように配置したものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。このように外箱となる収納容器内に板状の断熱板を配置した構成の保冷箱を用いることで、断熱性を有する箱体を用いることなく、物品を保冷することができる。
特開2003−182777号公報
ところで、上述したような保冷箱においては、特に、航空コンテナ内に収容して物品を一定温度で空輸する場合等、大型の収納スペース内に保冷箱を収容する場合、保冷箱を容易に折り畳んだり組み立てたりすることが求められる。
しかしながら、上述したように収納容器内に板状の断熱材を配置した保冷箱を折り畳む場合、例えば、収納容器から断熱材を取り出して収納容器を折り畳むこととなり、特に保冷箱が大型である場合に取り回しが困難となることから、容易に折り畳んだり組み立てたりすることができないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、外部容器内に断熱板が配置されてなる保冷箱において、保冷箱が大型になった場合でも容易に折り畳んだり組み立てたりすることができる保冷箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
1つの側面が開口した箱状をなす外カバーと、
前記外カバーの前記開口した側面に隣り合う第1の側面の内側に配置された第1の側方用断熱板と、
前記外カバーの前記開口した側面に対向する第2の側面の内側に配置され、前記開口した側面側に山折りとなるように折り畳み可能で、前記第1の側方用断熱板に回動自在に連結した第2の側方用断熱板と、
前記外カバーの前記第1の側面に対向する第3の側面の内側に配置され、前記第2の側方用断熱板に回動自在に連結した第3の側方用断熱板と、
前記外カバーの前記開口した側面を前面としたときの天面の内側に配置され、前記第1の側方用断熱板または前記天面の内側に配置され前記第1の側方用断熱板と連接してなる第1の連結部に回動自在に連結した第1の天面用断熱板と、
前記外カバーの前記天面に対向する底面の内側に配置され、前記第1の側方用断熱板または前記底面の内側に配置され前記第1の側方用断熱板と連接してなる第2の連結部に回動自在に連結した第1の底面用断熱板とを有する。
上記のように構成された本発明においては、保冷箱を折り畳む場合は、まず、第2の側方用断熱板を折り畳みながら第3の側方用断熱板を回動させ、第3の側方用断熱板を第2の側方用断熱板に重ね合わせるとともに第2の側方用断熱板を第1の底面用断熱板に重ね合わせ、次に、第1の天面用断熱板を回動させて第3の側方用断熱板に重ね合わせ、その後、第1の底面用断熱板を回動させて第1の天面用断熱板に重ね合わせる。これにより、第1の側方用断熱板と第2の側方用断熱板と第3の側方用断熱板と第1の天面用断熱板と第1の底面用断熱板とが重ね合わされた状態となる。そして、第1の側方用断熱板と第2の側方用断熱板と第3の側方用断熱板と第1の天面用断熱板と第1の底面用断熱板とが重ね合わされた状態の外形に沿って外カバーを折り畳むことで、容易に折り畳むことができる。このように折り畳まれた保冷箱を組み立てる場合は、外カバーを広げた後、まず、第1の底面用断熱板を回動させて外カバーの底面に重ね合わせ、次に、第1の天面用断熱板を回動させて外カバーの天面に重ね合わせ、その後、第3の側方用断熱板を回動させながら第2の側方用断熱板を開き、第3の側方用断熱板を外カバーの第3の側面に重ね合わせるとともに第2の側方用断熱板を外カバーの第2の側面に重ね合わせることで、組み立てることができる。
また、上記の構成に加えて、
対向する一対の側面が開口した箱状をなし、当該開口した側面が前記外カバーの開口した側面に対向するように配置されて前記外カバーと連結される第2の外カバーと、
前記第2の外カバーの前記開口した側面に隣り合う1つの側面の内側に配置された第4の側方用断熱板と、
前記第2の外カバーの前記開口した側面を前面としたときの天面の内側に配置され、前記第4の側方用断熱板または前記天面の内側に配置され前記第4の側方用断熱板と連接してなる第3の連結部に回動自在に連結した第2の天面用断熱板と、
前記第2の外カバーの前記1つの側面に対向する側面の内側に配置され、前記第2の天面用断熱板に回動自在に連結した第5の側方用断熱板と、
前記第2の外カバーの前記天面に対向する底面の内側に配置され、前記第4の側方用断熱板または前記底面の内側に配置され前記第4の側方用断熱板と連接してなる第4の連結部に回動自在に連結した第2の底面用断熱板とを有する。
上記のように構成された本発明においては、第2の外カバーとその内側の断熱板を折り畳む場合は、まず、第2の天面用断熱板及び第5の側方用断熱板を回動させ、第5の側方用断熱板を第2の天面用断熱板に重ね合わせた状態として第4の側方用断熱板に重ね合わせ、その後、第2の底面用断熱板を回動させて第2の天面用断熱板に重ね合わせる。これにより、第4の側方用断熱板と第5の側方用断熱板と第2の天面用断熱板と第2の底面用断熱板とが重ね合わされた状態となる。そして、第4の側方用断熱板と第5の側方用断熱板と第2の天面用断熱板と第2の底面用断熱板とが重ね合わされた状態の外形に沿って第2の外カバーを折り畳むことで、容易に折り畳むことができる。このように折り畳まれた保冷箱を組み立てる場合は、第2の外カバーを広げた後、まず、第2の底面用断熱板を回動させて第2の外カバーの底面に重ね合わせ、その後、第2の天面用断熱板と第5の側方用断熱板を回動させ、第2の天面用断熱板を第2の外カバーの天面に重ね合わせるとともに、第5の側方用断熱板を第2の外カバーの側面に重ね合わせることで、組み立てることができる。
本発明によれば、第2の側方用断熱板と第3の側方用断熱板と第1の天面用断熱板と第1の底面用断熱板とをそれぞれ回動させるだけで、折り畳んだり組み立てたりすることができるため、組み立てるためのスペースを必要最低限とすることができ、特に、保冷箱が大型になった場合でも容易に折り畳んだり組み立てたりすることができる。また、組み立てる際に側方用断熱板を少しでも回動させることで、天井となる第1の天面用断熱板を支えることができるため、天井を支えた状態にしやすくなり、組み立てやすくなる。
また、第2の外カバーを有するものにおいて、第2の外カバーの内側に配置された第2の天面用断熱板と第5の側方用断熱板と第2の底面用断熱板とをそれぞれ回動させるだけで、容易に折り畳んだり組み立てたりすることができる。
本発明の保冷箱の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図である。 図1に示した保冷箱の折り畳み方法を説明するための図である。 図1に示した保冷箱の折り畳み方法を説明するための図である。 図1に示した保冷箱の組み立て方法を説明するための図である。 図1に示した保冷箱の組み立て方法を説明するための図である。 本発明の保冷箱の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図である。 図6に示した保冷箱の折り畳み方法を説明するための図である。 図6に示した保冷箱の折り畳み方法を説明するための図である。 図6に示した保冷箱の組み立て方法を説明するための図である。 図6に示した保冷箱の組み立て方法を説明するための図である。 図6に示した保冷箱を組み立てる際の天面用断熱板と側方用断熱板の回動方法の他の例を説明するための図である。 本発明の保冷箱の第3の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図である。 図12に示した保冷箱の折り畳み方法を説明するための図である。 図12に示した保冷箱の折り畳み方法を説明するための図である。 図12に示した保冷箱の組み立て方法を説明するための図である。 図12に示した保冷箱の組み立て方法を説明するための図である。 本発明の保冷箱の第4の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の保冷箱の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図である。
本形態は図1に示すように、外カバー110内に、側方用断熱板123,125、奥方用断熱板124、天面用断熱板121及び底面用断熱板122からなる内側容器が配置されてなる保冷箱100である。側方用断熱板123,125、奥方用断熱板124、天面用断熱板121及び底面用断熱板122はそれぞれ、発泡スチロールからなる板状の断熱材がシートで包まれて構成されている。断熱板としては、発泡スチロールのみで構成されているものに限らず、真空断熱パネルを2枚の発泡スチロールで挟んだものであってもよい。また、断熱板を包むシートとしては、アルミ蒸着シートや、長繊維の織物を芯材としてポリエチレンでラミネートした耐候性を有するUVシート等が考えられるが、アルミ蒸着シートを用いた場合、熱線反射やバリア性が期待される。また、天面用断熱板121においては、断熱材の下面に薄いプラスチックシートを重ね合わせ、このプラスチックシートを断熱材とともにシートで包むことで、天面用断熱板121をしなりにくくすることが考えられる。
外カバー110は、天面111、底面112及び3つの側面113〜115からなり、1つの側面が開口した箱状を構成している。外カバー110は、可撓性を有するシートから構成され、内側容器が内部に配置されることで箱状となるが、アルミシート等の断熱性を有するものであることが好ましい。外カバー110の互いに対向する一対の側面113,115は、開口した側面に沿って扉結合部117a,117bが突出しており、この扉結合部117a,117bに、扉116a,116bが面ファスナー等によって取り付けられている。扉116a,116bは、閉じられた場合にその一部が重なり合う形状を有し、一方の扉116aには、扉116b側の端辺に沿う領域に扉116aを開けるための取っ手118aが設けられるとともに、取っ手118aが設けられた端辺に沿って扉116aの表裏にシートが貼り付けられることで取っ手補強部119aが形成されている。外カバー110の側面115及び天面111には、折り畳まれた保冷箱100に巻き付ける折り畳みベルト119bが取り付けられている。
側方用断熱板123は、本願発明における第1の側方用断熱板となるものであって、外カバー110の第1の側面113の内側に重ね合わされ、面ファスナー等によって側面113に固定されている。
奥方用断熱板124は、本願発明における第2の側方用断熱板となるものであって、外カバー110の2つの側面113,114の連接方向に折り畳み可能に分割された、互いに同一の外形となる第1の領域124aと第2の領域124bとからなり、外カバー110の第2の側面114の内側に重ね合わされるように配置され、縫合等の手段によって第1の領域124aが側方用断熱板123と折り畳み可能に連結して構成されている。第1の領域124aには、第2の領域124b側の端辺に沿う領域に、奥方用断熱板124を折り畳む際に、第1の領域124aの第2の領域124b側の端辺に沿う領域を手前に引っ張るための取っ手124dが取り付けられている。
側方用断熱板125は、本願発明における第3の側方用断熱板となるものであって、外カバー110の第3の側面115の内側に重ね合わされるように配置され、縫合等の手段によって奥方用断熱板124の第2の領域124bと回動自在となって連結している。
天面用断熱板121は、本願発明における第1の天面用断熱板となるものであって、外カバー110の天面111の内側に重ね合わされるように配置され、側方用断熱板123と連接してなる第1の連結部121aを介して側方用断熱板123と連結している。連結部121aは、天面用断熱板121との連結方向の幅が、側方用断熱板123,125と奥方用断熱板124の第1の領域124aと第2の領域124bとを加えた厚さと同一となっており、天面111の側面113側の端辺に沿う領域にて側方用断熱板123の端面上に載置された状態で天面111の一部に重ね合わされている。そして、天面用断熱板121は、この連結部121aに縫合等の手段によって回動自在に連結することで、側方用断熱板123と回動自在となって連結している。
底面用断熱板122は、本願発明における第1の底面用断熱板となるものであって、外カバー110の底面112の内側に重ね合わされるように配置され、側方用断熱板123と連接してなる第2の連結部122aを介して側方用断熱板123と連結している。連結部122aは、底面用断熱板122との連結方向の幅が、側方用断熱板123,125と奥方用断熱板124の第1の領域124aと第2の領域124bと天面用断熱板121とを加えた厚さと同一となっており、底面112の側面113側の端辺に沿う領域にて側方用断熱板123の端面に当接した状態で底面112の一部に重ね合わされている。そして、底面用断熱板122は、この連結部122aに縫合等の手段によって回動自在に連結することで、側方用断熱板123と回動自在となって連結している。
扉116a,116bには、保冷箱110の内側となる面に扉用断熱板126a,126bがそれぞれ取り付けられている。扉用断熱板126a,126bのそれぞれは、扉116a,116bよりも側方用断熱板123,125、天面用断熱板121、底面用断熱板122、連結部121a,122aの厚さ分、一回り小さな形状と有するとともに、扉116a,116bの互いに当接する端辺に沿う領域も避けて設けられることで、扉116a,116bを閉じた際に、側方用断熱板123,125、天面用断熱板121、底面用断熱板122、連結部121a,122aに干渉したり、互いに干渉しあったりすることがないように構成されている。
以下に、上記のように構成された保冷箱100の使用方法について説明する。
まず、保冷箱100の折り畳み方法について説明する。
図2及び図3は、図1に示した保冷箱100の折り畳み方法を説明するための図である。
図1に示した保冷箱100を折り畳む場合は、図2(a)に示すように扉116a,116bを開けた状態において、まず、図2(b)に示すように、側方用断熱板125を、外カバー110の側面115に重ね合わされた状態から、奥方用断熱板124の第2の領域124bとの連結部分を中心として、第2の領域124bに重ね合わされる状態まで回動させる。この際、側方用断熱板125は、その端面が天面用断熱板121及び底面用断熱板122に当接するように配置されているため、天面用断熱板121や底面用断熱板122が側方用断熱板125の回動に邪魔になることはない。
次に、図2(c)に示すように、奥方用断熱板124に取り付けられた取っ手124dを手前に引っ張ることで、奥方用断熱板124を、外カバー110の側面114に重ね合わされた状態から、奥方用断熱板124を手前側に山折りとなるように折り部124cを中心として折り畳みながら、奥方用断熱板124の第1の領域124aを、側方用断熱板123との連結部分を中心として回動させていき、図3(a)に示すように、奥方用断熱板124が折り部124cを中心として折り畳まれて第1の領域124aと第2の領域124bとが重ね合わされるとともに、第1の領域124aが側方用断熱板123に重ね合わされ、第2の領域124bが側方用断熱板125に重ね合わされた状態とする。この際、奥方用断熱板124は、その端面が天面用断熱板121及び底面用断熱板122に当接するように配置されているため、天面用断熱板121や底面用断熱板122が奥方用断熱板124の回動に邪魔になることはない。
次に、図3(b)に示すように、天面用断熱板121を、外カバー110の天面111に重ね合わされた状態から、連結部121aとの連結部分を中心として、奥方用断熱板124に重ね合わされた側方用断熱板125に重ね合わされる状態まで回動させる。この際、連結部121aの天面用断熱板121との連結方向の幅が、側方用断熱板123,125と奥方用断熱板124の第1の領域124aと第2の領域124bとを加えた厚さと同一となっていることで、天面用断熱板121を側方用断熱板125に重ね合わせることができる。
次に、図3(c)に示すように、底面用断熱板122を、外カバー110の底面112に重ね合わされた状態から、連結部122aとの連結部分を中心として、側方用断熱板125に重ね合わされた天面用断熱板121に重ね合わされる状態まで回動させる。この際、連結部122aの底面用断熱板122との連結方向の幅が、側方用断熱板123,125と奥方用断熱板124の第1の領域124aと第2の領域124bと天面用断熱板121とを加えた厚さと同一となっていることで、底面用断熱板122を天面用断熱板121に重ね合わせることができる。
その後、図3(d)に示すように、外カバー110を内側容器の外形に沿って折り畳み、折り畳まれた保冷箱100に折り畳みベルト119bを巻き付けて、保管や輸送等を行うことになる。この際、奥方用断熱板124が分割された第1の領域124a及び第2の領域124bの連接方向の幅が側方用断熱板123,125の幅と同一であれば、保冷箱100を折り畳んだ際に端辺が揃った状態となり、保管や輸送がしやすくなる。
このように、本形態の保冷箱100においては、奥方用断熱板124と側方用断熱板125と天面用断熱板121と底面用断熱板122とをそれぞれ回動させるだけで折り畳むことができるため、保冷箱が大型になった場合でも容易に折り畳むことができる。
次に、上記のようにして折り畳まれた保冷箱100の組み立て方法について説明する。
図4及び図5は、図1に示した保冷箱100の組み立て方法を説明するための図である。
上記のようにして折り畳まれた保冷箱100を組み立てる場合は、図4(a)に示すように外カバー110を広げた状態において、まず、図4(b)に示すように、底面用断熱板122を、天面用断熱板121に重ね合わされた状態から、連結部122aとの連結部分を中心として、外カバー110の底面112に重ね合わされる状態まで回動させる。
次に、図4(c)に示すように、天面用断熱板121を、側方用断熱板125に重ね合わされた状態から、連結部121aとの連結部分を中心として、外カバー110の天面111に重ね合わされる状態まで回動させる。
次に、図5(a)に示すように、奥方用断熱板124の第1の領域124aを、側方用断熱板123に重ね合わされた状態から、側方用断熱板123との連結部分を中心として回動させるとともに、奥方用断熱板124の第1の領域124aと第2の領域124bとを開いていき、図5(b)に示すように、奥方用断熱板124が外カバー110の側面114に重ね合わされた状態とする。
その後、図5(c)に示すように、側方用断熱板125を、奥方用断熱板124の第2の領域124bに重ね合わされた状態から、第2の領域124bとの連結部分を中心として、外カバー110の側面115に重ね合わされる状態まで回動させる。
このように、本形態の保冷箱100においては、奥方用断熱板124と側方用断熱板125と天面用断熱板121と底面用断熱板122とをそれぞれ回動させるだけで組み立てることができるため、組み立てるためのスペースを必要最低限とすることができ、特に、保冷箱が大型になった場合でも容易に組み立てることができる。この際、作業員が保冷箱100内に入り込んで、保冷箱100内に被保冷物を収容したり、保冷箱100を折り畳んだり組み立てたりすることになるため、底面用断熱板122上に薄いプラスチックシートを重ね合わせて固定することで、底面用断熱板122が作業靴等で傷ついてしまうことを回避できるとともに、側方用断熱板125及び奥方用断熱板124を回動させる際のすべり性が向上する。また、組み立てる際に奥方用断熱板124や側方用断熱板125を少しでも回動させることで、天井となる天面用断熱板121を支えることができるため、天井を支えた状態にしやすくなり、組み立てやすくなる。
なお、本形態における保冷箱100は、後述するように他の保冷箱と連結させて使用する場合もあるため、外カバー110の扉116a,116b及びそれらに取り付けられた扉用断熱板126a,126bはなくても構成することができる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の保冷箱の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図である。
本形態は図6に示すように、外カバー210内に、側方用断熱板223,225、奥方用断熱板224、天面用断熱板221及び底面用断熱板222からなる内側容器が配置されてなる保冷箱200である。側方用断熱板223,225、奥方用断熱板224、天面用断熱板221及び底面用断熱板222はそれぞれ、第1の実施の形態にて示したものと同様に、発泡スチロール等からなる板状の断熱材が、アルミ蒸着シート等で包まれて構成されている。また、天面用断熱板221においては、断熱材の下面に薄いプラスチックシートを重ね合わせ、このプラスチックシートを断熱材とともにシートで包むことで、天面用断熱板221をしなりにくくすることが考えられる。
外カバー210は、第1の実施の形態にて示したものと同様に、天面211、底面212及び3つの側面213〜215からなり、1つの側面が開口した箱状を構成している。外カバー210は、可撓性を有するアルミシート等から構成され、内側容器が内部に配置されることで箱状となる。外カバー210の互いに対向する一対の側面213,215は、開口した側面に沿って扉結合部217a,217bが突出しており、この扉結合部217a,217bに、扉216a,216bが面ファスナー等によって取り付けられている。扉216a,216bは、閉じられた場合にその一部が重なり合う形状を有し、一方の扉216aには、扉216b側の端辺に沿う領域に扉216aを開けるための取っ手218aが設けられるとともに、取っ手218aが設けられた端辺に沿って扉216aの表裏にシートが貼り付けられることで取っ手補強部219aが形成されている。外カバー210の側面215及び天面211には、折り畳まれた保冷箱200に巻き付ける折り畳みベルト219bが取り付けられている。
側方用断熱板223は、外カバー210の側面213の内側に重ね合わされ、面ファスナー等によって側面213に固定されている。
奥方用断熱板224は、外カバー210の2つの側面213,214の連接方向に折り畳み可能に分割された、互いに同一の外形となる第1の領域224aと第2の領域224bとからなり、外カバー210の側面214の内側に重ね合わされるように配置され、縫合等の手段によって第1の領域224aが側方用断熱板223と折り畳み可能に連結して構成されている。第1の領域224aには、第2の領域224b側の端辺に沿う領域に、奥方用断熱板224を折り畳む際に、第1の領域224aの第2の領域224b側の端辺に沿う領域を手前に引っ張るための取っ手224dが取り付けられている。
天面用断熱板221は、外カバー210の天面211の内側に重ね合わされるように配置され、連結部221aを介して側方用断熱板223と連結している。連結部221aは、天面用断熱板221との連結方向の幅が、側方用断熱板223,225と奥方用断熱板224の第1の領域224aと第2の領域224bとを加えた厚さと同一となっており、天面211の側面213側の端辺に沿う領域にて側方用断熱板223の端面上に載置された状態で天面211の一部に重ね合わされている。そして、天面用断熱板221は、この連結部221aに縫合等の手段によって回動自在に連結することで、側方用断熱板223と回動自在となって連結している。
側方用断熱板225は、外カバー210の側面215の内側に重ね合わされるように配置され、縫合等の手段によって天面用断熱板222と回動自在となって連結している。
底面用断熱板222は、外カバー210の底面212の内側に重ね合わされるように配置され、連結部222aを介して側方用断熱板223と連結している。連結部222aは、底面用断熱板222との連結方向の幅が、側方用断熱板223,225と奥方用断熱板224の第1の領域224aと第2の領域224bと天面用断熱板221とを加えた厚さと同一となっており、底面212の側面213側の端辺に沿う領域にて側方用断熱板223の端面に当接した状態で底面212の一部に重ね合わされている。そして、底面用断熱板222は、この連結部222aに縫合等の手段によって回動自在に連結することで、側方用断熱板223と回動自在となって連結している。
扉216a,216bには、保冷箱210の内側となる面に扉用断熱板226a,226bがそれぞれ取り付けられている。扉用断熱板226a,226bのそれぞれは、扉216a,216bよりも側方用断熱板223,225、天面用断熱板221、底面用断熱板222、連結部221a,222aの厚さ分、一回り小さな形状と有するとともに、扉216a,216bの互いに当接する端辺に沿う領域も避けて設けられることで、扉216a,216bを閉じた際に、側方用断熱板223,225、天面用断熱板221、底面用断熱板222、連結部221a,222aに干渉したり、互いに干渉しあったりすることがないように構成されている。
以下に、上記のように構成された保冷箱200の使用方法について説明する。
まず、保冷箱200の折り畳み方法について説明する。
図7及び図8は、図6に示した保冷箱200の折り畳み方法を説明するための図である。
図6に示した保冷箱200を折り畳む場合は、図7(a)に示すように扉216a,216bを開けた状態において、まず、図7(b)に示すように、奥方用断熱板224に取り付けられた取っ手224dを手前に引っ張ることで、奥方用断熱板224を、外カバー210の側面214に重ね合わされた状態から、奥方用断熱板224を手前側に山折りとなるように折り部224cを中心として折り畳みながら、奥方用断熱板224の第1の領域224aを、側方用断熱板223との連結部分を中心として回動させていき、図7(c)に示すように、奥方用断熱板224が折り部224cを中心として折り畳まれて第1の領域224aと第2の領域224bとが重ね合わされるとともに、第1の領域224aが側方用断熱板123に重ね合わされた状態とする。この際、奥方用断熱板224は、その端面が天面用断熱板221及び底面用断熱板222に当接するように配置されているため、天面用断熱板221や底面用断熱板222が奥方用断熱板224の回動に邪魔になることはない。
次に、図8(a)に示すように、側方用断熱板225を、外カバー210の側面215に重ね合わされた状態から、天面用断熱板221との連結部分を中心として、天面用断熱板221に重ね合わされる状態まで回動させる。
次に、図8(b)に示すように、側方用断熱板225が重ね合わされた天面用断熱板221を、外カバー210の天面211に重ね合わされた状態から、連結部221aとの連結部分を中心として、側方用断熱板225が奥方用断熱板224の第2の領域224bに重ね合わされる状態まで回動させる。この際、連結部221aの天面用断熱板221との連結方向の幅が、側方用断熱板223,225と奥方用断熱板224の第1の領域224aと第2の領域224bとを加えた厚さと同一となっていることで、天面用断熱板221に重ね合わされた側方用断熱板225を奥方用断熱板224の第2の領域224bに重ね合わせることができる。
次に、図8(c)に示すように、底面用断熱板222を、外カバー210の底面212に重ね合わされた状態から、連結部222aとの連結部分を中心として、側方用断熱板225に重ね合わされた天面用断熱板221に重ね合わされる状態まで回動させる。この際、連結部222aの底面用断熱板222との連結方向の幅が、側方用断熱板223,225と奥方用断熱板224の第1の領域224aと第2の領域224bと天面用断熱板221とを加えた厚さと同一となっていることで、底面用断熱板222を天面用断熱板221に重ね合わせることができる。
その後、図8(d)に示すように、外カバー210を内側容器の外形に沿って折り畳み、折り畳まれた保冷箱200に折り畳みベルト219bを巻き付けて、保管や輸送等を行うことになる。この際、奥方用断熱板224が分割された第1の領域224a及び第2の領域224bの連接方向の幅が側方用断熱板223,225の幅と同一であれば、保冷箱200を折り畳んだ際に端辺が揃った状態となり、保管や輸送がしやすくなる。
このように、本形態の保冷箱200においては、奥方用断熱板224と側方用断熱板225と天面用断熱板221と底面用断熱板222とをそれぞれ回動させるだけで折り畳むことができるため、保冷箱が大型になった場合でも容易に折り畳むことができる。
次に、上記のようにして折り畳まれた保冷箱200の組み立て方法について説明する。
図9及び図10は、図6に示した保冷箱200の組み立て方法を説明するための図である。
上記のようにして折り畳まれた保冷箱200を組み立てる場合は、図9(a)に示すように外カバー210を広げた状態において、まず、図9(b)に示すように、底面用断熱板222を、天面用断熱板221に重ね合わされた状態から、連結部222aとの連結部分を中心として、外カバー210の底面212に重ね合わされる状態まで回動させる。
次に、図9(c)に示すように、天面用断熱板221とこれに重ね合わされた側方用断熱板225を、側方用断熱板225が奥方用断熱板224の第2の領域224bに重ね合わされた状態から、連結部221aとの連結部分を中心として、天面用断熱板221が外カバー210の天面211に重ね合わされる状態まで回動させる。
次に、図10(a)に示すように、側方用断熱板225を、天面用断熱板221に重ね合わされた状態から、天面用断熱板221との連結部分を中心として、外カバー210の側面215に重ね合わされる状態まで回動させる。
その後、図10(b)に示すように、奥方用断熱板224の第1の領域224aを、側方用断熱板223に重ね合わされた状態から、側方用断熱板223との連結部分を中心として回動させるとともに、奥方用断熱板224の第1の領域224aと第2の領域224bとを開いていき、図10(c)に示すように、奥方用断熱板224が外カバー210の側面214に重ね合わされた状態とする。
このように、本形態の保冷箱200においては、奥方用断熱板224と側方用断熱板225と天面用断熱板221と底面用断熱板222とをそれぞれ回動させるだけで組み立てることができるため、保冷箱が大型になった場合でも容易に組み立てることができる。この際、作業員が保冷箱200内に入り込んで、保冷箱200内に被保冷物を収容したり、保冷箱200を折り畳んだり組み立てたりすることになるため、底面用断熱板222上に薄いプラスチックシートを重ね合わせて固定することで、底面用断熱板222が作業靴等で傷ついてしまうことを回避できる。
図11は、図6に示した保冷箱200を組み立てる際の天面用断熱板221と側方用断熱板225の回動方法の他の例を説明するための図である。
図6に示した保冷箱200において、保冷箱200を組み立てるために天面用断熱板221と側方用断熱板225を回動させる際、上記のように、まず、天面用断熱板221と側方用断熱板225とを互いに重ね合わされた状態で回動させた後、側方用断熱板225を外カバー210の側面215に重ね合わされる状態まで回動させるのではなく、図11に示すように、天面用断熱板221を連結部221aとの連結部分を中心として回動させながら、側方用断熱板225を天面用断熱板221との連結部分を中心として回動させてもよい。その場合、側方用断熱板225の天面用断熱板221との連結部分とは反対側の端面を底面用断熱板222上を滑らせるようにして天面用断熱板221を回動させることで、作業者が自力で天面用断熱板221を持ち上げる必要がなくなる。
なお、本形態における保冷箱200は、後述するように他の保冷箱と連結させて使用する場合もあるため、外カバー210の扉216a,216b及びそれらに取り付けられた扉用断熱板226a,226bはなくても構成することができる。
(第3の実施の形態)
図12は、本発明の保冷箱の第3の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図である。
本形態における保冷箱は図12に示すように、図1に示した保冷箱100から外カバー110の扉116a,116b及びそれらに取り付けられた扉用断熱板126a,126bを取り除いてなる保冷箱400と、図6に示した保冷箱200から、外カバー210の奥側の側面214及びそれに取り付けられた奥方用断熱板224を取り除いてなる保冷箱500とが、保冷箱500が手前側となって前後に連結して構成されたものである。
保冷箱500を構成する外カバー210は、本願発明における第2の外カバーとなり、図6に示した保冷箱200の奥側の側面214を取り除いた構成であることで、対向する一対の側面が開口した箱状をなすものとなっている。また、本形態においては、側方用断熱板223が本願発明における第4の側方用断熱板となり、側方用断熱板225が本願発明における第5の側方用断熱板となり、天面用断熱板221が本願発明における第2の天面用断熱板となり、底面用断熱板222が本願発明における第2の底面用断熱板となる。また、連結部221aが本願発明における第3の連結部となり、連結部222aが本願発明における第4の連結部となる。
このように構成された保冷箱は、保冷箱400の天面用断熱板121と保冷箱500の天面用断熱板221とがジョイントシート301a,301bによって連結され、また、保冷箱400の側方用断熱板123と保冷箱500の側方用断熱板223とがジョイントシート301c,301dによって連結され、保冷箱400の側方用断熱板125と保冷箱500の側方用断熱板225とがジョイントシート301e,301fによって連結されることによって、保冷箱500の外カバー210が、保冷箱400の外カバー110の開口した側面に対向するように配置された状態で保冷箱400の外カバー110と連結されたものとなる。また、保冷箱400の天面用断熱板121と保冷箱500の天面用断熱板221との境界部分には、保冷箱400の天面用断熱板121と保冷箱500の天面用断熱板221とに亘って空気侵入防止シート302が貼付されている。
以下に、上記のように構成された保冷箱の使用方法について説明する。なお、奥側の保冷箱400においては、図1に示した保冷箱100と同様であるため、その説明は省略する。
まず、保冷箱500の折り畳み方法について説明する。
図13及び図14は、図12に示した保冷箱500の折り畳み方法を説明するための図である。
図12に示した保冷箱500を折り畳む場合は、図13(a)に示すように扉216a,216bを開けた状態において、まず、図13(b)に示すように、側方用断熱板225を、外カバー210の側面215に重ね合わされた状態から、天面用断熱板221との連結部分を中心として、天面用断熱板221に重ね合わされる状態まで回動させる。
次に、図13(c)に示すように、側方用断熱板225が重ね合わされた天面用断熱板221を、外カバー210の天面211に重ね合わされた状態から、連結部221aとの連結部分を中心として、側方用断熱板225が側方用断熱板223に重ね合わされる状態まで回動させる。なお、保冷箱500においては、図6に示した保冷箱200とは異なり、連結部221aの天面用断熱板221との連結方向の幅が、側方用断熱板223,225を加えた厚さと同一となっている。それにより、天面用断熱板221に重ね合わされた側方用断熱板225を側方用断熱板223に重ね合わせることができる。
次に、図14(a)に示すように、底面用断熱板222を、外カバー210の底面212に重ね合わされた状態から、連結部222aとの連結部分を中心として、側方用断熱板225に重ね合わされた天面用断熱板221に重ね合わされる状態まで回動させる。なお、保冷箱500においては、図6に示した保冷箱200とは異なり、連結部222aの底面用断熱板222との連結方向の幅が、側方用断熱板223,225と天面用断熱板221とを加えた厚さと同一となっている。それにより、底面用断熱板222を天面用断熱板211に重ね合わせることができる。
その後、図14(b)に示すように、外カバー210を内側容器の外形に沿って折り畳み、折り畳まれた保冷箱500に折り畳みベルト219bを巻き付けて、保管や輸送等を行うことになる。
このように、本形態の保冷箱500においても、側方用断熱板225と天面用断熱板221と底面用断熱板222とをそれぞれ回動させるだけで折り畳むことができるため、保冷箱が大型になった場合でも容易に折り畳むことができる。
次に、上記のようにして折り畳まれた保冷箱500の組み立て方法について説明する。
図15及び図16は、図12に示した保冷箱500の組み立て方法を説明するための図である。
上記のようにして折り畳まれた保冷箱500を組み立てる場合は、図15(a)に示すように外カバー210を広げた状態において、まず、図15(b)に示すように、底面用断熱板222を、天面用断熱板221に重ね合わされた状態から、連結部222aとの連結部分を中心として、外カバー210の底面212に重ね合わされる状態まで回動させる。
次に、図16(a)に示すように、天面用断熱板221とこれに重ね合わされた側方用断熱板225を、側方用断熱板225が側方用断熱板223に重ね合わされた状態から、連結部221aとの連結部分を中心として、天面用断熱板221が外カバー210の天面211に重ね合わされる状態まで回動させる。
その後、図16(b)に示すように、側方用断熱板225を、天面用断熱板221に重ね合わされた状態から、天面用断熱板221との連結部分を中心として、外カバー210の側面215に重ね合わされる状態まで回動させる。
このように、本形態の保冷箱500においては、側方用断熱板225と天面用断熱板221と底面用断熱板222とをそれぞれ回動させるだけで組み立てることができるため、保冷箱が大型になった場合でも容易に組み立てることができる。この際、作業員が保冷箱500内に入り込んで、保冷箱500内に被保冷物を収容したり、保冷箱500を折り畳んだり組み立てたりすることになるため、底面用断熱板522上に薄いプラスチックシートを重ね合わせて固定することで、底面用断熱板522が作業靴等で傷ついてしまうことを回避できる。なお、本形態における保冷箱500においても、図11に示したように、組み立てる際に、天面用断熱板221を連結部221aとの連結部分を中心として回動させながら、側方用断熱板225を天面用断熱板221との連結部分を中心として回動させてもよい。
なお、本形態の保冷箱は、航空コンテナ内に設置されて使用されることが考えられる。その場合、上記のように2つの保冷箱400,500が前後に連結した外形が、航空コンテナ内の空間と略同一形状となる。
(第4の実施の形態)
図17は、本発明の保冷箱の第4の実施の形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は内部構造を示す図である。
本形態における保冷箱は図17に示すように、図12に示したものに対して、奥側に配置される保冷箱600が、図6に示した保冷箱200から外カバー210の扉216a,216b及びそれらに取り付けられた扉用断熱板226a,226bを取り除いた構成である点が異なるものである。
上記のように構成された保冷箱は、保冷箱600の天面用断熱板221と保冷箱500の天面用断熱板221とがジョイントシート301a,301bによって連結され、また、保冷箱600の側方用断熱板223と保冷箱500の側方用断熱板223とがジョイントシート301c,301dによって連結され、保冷箱600の側方用断熱板225と保冷箱500の側方用断熱板225とがジョイントシート301e,301fによって連結されることによって、保冷箱500の外カバー210が、保冷箱600の外カバー210の開口した側面に対向するように配置された状態で保冷箱600の外カバー210と連結されたものとなる。また、保冷箱600の天面用断熱板221と保冷箱500の天面用断熱板221との境界部分には、保冷箱600の天面用断熱板221と保冷箱500の天面用断熱板221とに亘って空気侵入防止シート302が貼付されている。
本形態における保冷箱は、保冷箱600については、図6に示した保冷箱200と同様に折り畳まれたり組み立てられたりし、保冷箱500については、図13〜図16に示したようにして折り畳まれたり組み立てられたりすることになる。
なお、上述した実施の形態においては、天面用断熱板121,221が連結部121a,221aを介して側方用断熱板123,223に連結するとともに、底面用断熱板122,222が連結部122a,222aを介して側方用断熱板123,223に連結しているため、天面用断熱板121,221や底面用断熱板122,222がある程度の硬さを有するものであっても、保冷箱を折り畳んだ際に、天面用断熱板121,221や底面用断熱板122,222が他の断熱板と重なり合うようにすることができるが、天面用断熱板121,221や底面用断熱板122,222が柔軟性を有するものである場合は、天面用断熱板121,221や底面用断熱板122,222が側方用断熱板123,223に直接連結した構成としてもよい。
100,200,400,500,600 保冷箱
110,210 外カバー
111,211 天面
112,212 底面
113〜115,213〜215 側面
116a,116b 扉
117a,117b,217a,217b 扉結合部
118a,118b,119a,124d,218a,218b,219a,224d 取っ手
119b,219b 折り畳みベルト
121,221 天面用断熱板
121a,122a,221a,222a 連結部
122,222 底面用断熱板
123,125,223,225 側方用断熱板
124,224 奥方用断熱板
124a,224a 第1の領域
124b,224b 第2の領域
124c,224c 折り部
126a,126b,226a,226b 扉用断熱板
301a〜301f ジョイントシート
302 空気侵入防止シート

Claims (1)

  1. 1つの側面が開口した箱状をなす外カバーと、
    前記外カバーの前記開口した側面に隣り合う第1の側面の内側に配置された第1の側方用断熱板と、
    前記外カバーの前記開口した側面に対向する第2の側面の内側に配置され、前記開口した側面側に山折りとなるように折り畳み可能で、前記第1の側方用断熱板に回動自在に連結した第2の側方用断熱板と、
    前記外カバーの前記第1の側面に対向する第3の側面の内側に配置され、前記第2の側方用断熱板に回動自在に連結した第3の側方用断熱板と、
    前記外カバーの前記開口した側面を前面としたときの天面の内側に配置され、前記第1の側方用断熱板または前記天面の内側に配置され前記第1の側方用断熱板と連接してなる第1の連結部に回動自在に連結した第1の天面用断熱板と、
    前記外カバーの前記天面に対向する底面の内側に配置され、前記第1の側方用断熱板または前記底面の内側に配置され前記第1の側方用断熱板と連接してなる第2の連結部に回動自在に連結した第1の底面用断熱板と
    対向する一対の側面が開口した箱状をなし、当該開口した側面が前記外カバーの開口した側面に対向するように配置されて前記外カバーと連結される第2の外カバーと、
    前記第2の外カバーの前記開口した側面に隣り合う1つの側面の内側に配置された第4の側方用断熱板と、
    前記第2の外カバーの前記開口した側面を前面としたときの天面の内側に配置され、前記第4の側方用断熱板または前記第2の外カバーの前記天面の内側に配置され前記第4の側方用断熱板と連接してなる第3の連結部に回動自在に連結した第2の天面用断熱板と、
    前記第2の外カバーの前記1つの側面に対向する側面の内側に配置され、前記第2の天面用断熱板に回動自在に連結した第5の側方用断熱板と、
    前記第2の外カバーの前記天面に対向する底面の内側に配置され、前記第4の側方用断熱板または前記第2の外カバーの前記底面の内側に配置され前記第4の側方用断熱板と連接してなる第4の連結部に回動自在に連結した第2の底面用断熱板とを有する、保冷箱。
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