JP6478018B2 - 空輸コンテナを用いた貨物の輸送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、空輸コンテナを用いた貨物の輸送方法に関する。
近年、地球温暖化が深刻な問題となっている。これに伴い、航空機、鉄道、トラック等による物流分野においても他の分野と同様に省エネルギー化が推進されている。そのため、物流分野で用いられるコンテナでは、その重量を軽くする軽量化やその内部スペースを拡張する省スペース化は、極めて重要な課題である。
ところが、物流分野では、適切な温度管理によって、新鮮な商品を鮮度が保たれた状態で輸送することが要求される場合がある。そのような場合には、保冷保温容器がコンテナで使用されている。
例えば、特許文献1には、前面パネルおよび天面パネルと組み合わせて直方体状の密閉容器を形成する筐体パネルを有し、筐体パネルの内部に真空断熱材を設けた輸送用低温コンテナが記載されている。さらに、特許文献1には、輸送用低温コンテナをエアカーゴコンテナ内に収容できることが記載されている。
なお、折り畳み可能な保冷保温容器が提案されていて、例として特許文献2から特許文献3が挙げられる。
特開2013−249125号公報 特開2009−137612号公報 特開2009−137653号公報
上記のように、温度管理が要求される貨物を輸送する場合に、保冷保温容器を使用することで、コンテナの内部温度を管理することが可能になる。しかし、保冷保温容器を使用すると、コンテナの内部スペースが狭くなってしまうという問題がある。
また、温度管理が要求される貨物を輸送する場合に、たとえ保冷保温容器を使用したとしても、車両や船舶などによる陸路または水路を使って輸送すると、その輸送中に容器内外において熱の移動が生じる結果、貨物の品質を適切に管理できなくなってしまうという問題がある。
一方、温度管理が要求されない貨物を輸送する場合には、コンテナの内部スペースを有効に利用するために、コンテナから保冷保温容器を取り出した後、貨物をコンテナ内に直接収容することが考えられる。しかし、この場合、コンテナから取り出された保冷保温容器がコンテナの外部に一定のスペースを占有することで、輸送費用がかさんでしまうという問題がある。
本発明の目的は、輸送における品質、効率、および費用の総合的な最適化を図ることにある。
本発明による空輸コンテナを用いた貨物の輸送方法は、
輸送容器と、前記輸送容器内に組み立てられた状態で収納され、分解、展開、および折り畳みのうち少なくともいずれか一つが可能な保冷保温容器であって、前記保冷保温容器は、天面パネル、側面パネル、および底面パネルを備え、前記天面パネルおよび/または前記側面パネルは、真空断熱材を含み、前記底面パネルは、真空断熱材を含まず、前記天面パネルと、前記側面パネルと、前記底面パネルとは互いに分離可能となっており、前記側面パネルは二つに分離することができ、かつ、分離された前記側面パネルのそれぞれが折り畳まれた状態で自立可能である、保冷保温容器と、前記保冷保温容器内に収納され、温度管理が要求される貨物と、を備えた空輸コンテナを、空路で輸送する第1のステップと、
前記保冷保温容器を収納していない前記輸送容器と、前記輸送容器内に収納された、温度管理が要求されない貨物と、を備えた空輸コンテナを、空路で輸送する第2のステップと、を備える。
本発明によれば、輸送における品質、効率、および費用の総合的な最適化を図ることができる。
図1aは、本発明の一実施の形態で用いられる空輸コンテナの一例を示す斜視図である。 図1bは、図1aの空輸コンテナにおいて、保冷保温容器が分解されて積載されている状態を示す斜視図である。 図1cは、図1aの空輸コンテナの保冷保温容器を拡大して示す斜視図である。 図2は、図1cの保冷保温容器の内部平面図である。 図3は、図1cの保冷保温容器の内部正面図である。 図4は、図1cの保冷保温容器において、天面パネルと、側面パネルと、底面パネルとが互いに分離された状態を示す斜視図である。 図5は、図3の保冷保温容器において符号Aが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。 図6は、図3の保冷保温容器において符号Bが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。 図7(a)は、断熱性部材を示す斜視図である。図7(b)は、断熱性部材と外装袋とを有する外装袋付断熱性部材を示す斜視図である。 図8は、図7(b)の外装袋付断熱性部材を接合した状態を示す斜視図である。 図9(a)および図9(b)は、真空断熱材を示す断面図である。 図10(a)および図10(b)は、2つのM字状体が折り畳まれた状態を示す平面図である。 図11(a)は、天面パネルが折り畳まれた状態を示す側面図である。図11(b)は、底面パネルが折り畳まれた状態を示す側面図である。 図12(a)乃至図12(c)は、図1cの保冷保温容器の組み立て方法を説明するためのフロー図である。
本実施の形態による空輸コンテナを用いた貨物の輸送方法は、少なくとも第1のステップと、第2のステップと、第3のステップと、を含んでいる。第1のステップは、輸送容器と、分解、展開、および折り畳みのうち少なくともいずれか一つ(下記では「分解、展開、および折り畳みのうち少なくともいずれか一つ」を「分解等」と記載する場合がある。)が可能な保冷保温容器と、温度管理が要求される貨物と、を備えた空輸コンテナを、空路で輸送するステップである。第1のステップでは、保冷保温容器は、組み立てられた状態で輸送容器内に収納されており、温度管理が要求される貨物は、保冷保温容器内に収納されている。第2のステップは、輸送容器と、温度管理が要求されない貨物と、を備えた空輸コンテナを、空路で輸送するステップである。第2のステップでは、組み立てられた状態の保冷保温容器は、輸送容器内に収納されていない。第3のステップは、分解等がなされている保冷保温容器を、陸路または水路で輸送するステップである。
本実施の形態の輸送方法では、第1のステップにおいて、品質を保持するために温度管理が要求される貨物を輸送する場合に、貨物を保冷保温容器内に収納して、航空機などによる空路を使って高速に輸送することができるので、貨物の品質を適切に管理することができる。
もっとも、第2のステップにおいて、温度管理が要求されない貨物を輸送する場合には、保冷保温容器を使用しないで、貨物を輸送容器内に直接収納することによって、空輸コンテナの狭い内部スペースを有効に利用することができる。
さらに、第3のステップにおいて、分解、展開、および折り畳みのうち少なくともいずれか一つによって潰された不使用時の保冷保温容器は、安価に輸送することが可能な車両や船舶などによる陸路または水路を使って輸送されるので、輸送費用を削減することができる。
このようにして、本実施の形態の輸送方法によれば、輸送における品質、効率、および費用を総合的に最適化することができる。
より詳しくは、本実施の形態の輸送方法では、分解等が可能な保冷保温容器を用いている。そのため、温度管理が要求される貨物を輸送する場合は、組み立てられた保冷保温容器内に貨物を収納して輸送することで、適切な温度管理をおこなうことができる。しかし、保冷保温容器が不要である場合は、保冷保温容器は分解等をおこなって保管すればよい。そのため、温度管理が要求されない貨物を輸送する場合は、貨物を輸送容器内に直接収納することで、貨物の積載量を増やすことができる。そのため、本実施の形態の輸送方法によれば、輸送する貨物が温度管理を要求するか否かに応じて、空輸コンテナの内部スペースの最適化を図ることができる。
本実施の形態の輸送方法では、第1のステップでは温度管理が要求される貨物を輸送し、第2のステップでは温度管理が要求されない貨物を輸送する。例えば、往路が第1のステップであり復路が第2のステップである場合や、往路が第2のステップであり復路が第1のステップである場合が挙げられる。通常、往路と復路とでは輸送される貨物が異なるので、一方の輸送路で温度管理が要求される貨物を輸送し、他方の輸送路で温度管理が要求されない貨物を輸送する場合に、本実施の形態の輸送方法が好適である。もっとも、上記に限らず、例えば、地点Aから地点Bまでの輸送路が第1のステップであり、地点Bから地点Cまでの輸送路が第2のステップであってもよい。
また、本実施の形態の輸送方法では、第3のステップにおいて、第1のステップや第2のステップで用いられる輸送容器とは異なる輸送容器を用いることができる。このとき、第1のステップで、複数の保冷保温容器が存在し、第3のステップで、分解等されている2つ以上の保冷保温容器を1つの輸送容器内に収納して輸送してもよい。形態が同じ複数のものを1つの輸送容器内にまとめて収納することで、出し入れ作業が行いやすいからである。さらに、管理がしやすいように、保冷保温容器を収納する輸送容器や輸送路と貨物を収納する輸送容器や輸送路とを分けることができる。
本実施の形態の輸送方法では、適時、保冷保温容器を分解等する作業や、分解等されている保冷保温容器を組み立てる作業を行うことができる。
本実施の形態の輸送方法では、組み立てられた状態の保冷保温容器は、分解、展開、および折り畳みのうち少なくともいずれか一つを行うことが可能である。保冷保温容器を分解、展開、または折り畳んでもよいし、分解した保冷保温容器をさらに展開および/または折り畳んでもよいし、展開した保冷保温容器をさらに分解および/または折り畳んでもよい。不使用時に、分解、展開、および折り畳みのうち少なくともいずれか一つがなされることによって潰された保冷保温容器は、容器の内部スペース(内部空間)が無くなってコンパクトになるので、保管や輸送がしやすくなる。
輸送容器や、組み立てられた状態の保冷保温容器について、その形状や大きさは、特に限定されない。もっとも、本実施の形態の輸送方法は、大量の貨物を輸送する場合に特に有効であることから、輸送容器や、組み立てられた状態の保冷保温容器は、高さが1m以上である大型容器であることが好ましい。その大型容器の幅および奥行きは、両方を0.5m以上とすることが好ましく、いずれか一方を1m以上とすることがより好ましく、両方を1m以上とすることがさらに好ましい。輸送容器の内壁と保冷保温容器の外壁とは、輸送容器の内部スペースの有効利用の観点および収納された保冷保温容器の揺動防止の観点から可能な限り近い方が好ましいが、近過ぎると保冷保温容器の収納や取出の作業が難しくなるので、上面および各側面のそれぞれについて、輸送容器の内壁と保冷保温容器の外壁との距離が1cm〜30cmの範囲に入る部位が存在することが好ましく、1cm〜20cmがより好ましく、1cm〜10cmがさらに好ましい。
保冷保温容器は、その内部スペースを保冷または保温することができる容器であり、例えば、密閉された容器の内部に保冷材や保温材を配置することによって、容器の内部スペースを保冷または保温しているものが挙げられる。
保冷保温容器は、多くの場合、その壁面のパネルが断熱性部材を含むことによって、容器内外の熱の移動を抑制している。断熱性部材としては、真空断熱材や発泡断熱材などを用いることができる。保冷保温容器のパネルが断熱性部材を含む場合、貨物の出し入れ作業時に貨物がぶつかって断熱性部材が破損するおそれがある。しかし、本実施の形態の輸送方法では、不使用時には、保冷保温容器を分解等することで、断熱性部材が破損する危険性を減らすことができる。
さらに、保冷保温容器で用いられる断熱性部材が、真空断熱材である場合、真空断熱材は破損によって大幅に性能が低下するので、本実施の形態のコンテナの輸送方法は特に効果的である。また、大型容器では、発泡断熱材を用いると、その重量が重くなってしまう可能性がある。それに対して、真空断熱材は、単位厚み当りの断熱性能が発泡断熱材よりも大幅に高いので、保冷保温容器に真空断熱材を用いることで、所望の保冷保温機能を確保しつつ、保冷保温容器の軽量化や省スペース化を図ることができる。さらに、本実施の形態の輸送方法では、保冷保温容器に真空断熱材を用いて軽量化することによって、組み立てる作業や分解等する作業が容易になる。ただし、組み立てる作業、分解等する作業、あるいは貨物の出し入れ作業のときに、作業者が踏み付けて破損してしまうことを防ぐために、保冷保温容器の底面には真空断熱材を含まないようにすることが好ましい。
そこで、本実施の形態の輸送方法で好適な保冷保温容器は、分解等が可能であり、かつ天面パネル、側面パネル、および底面パネルを備え、天面パネルおよび/または側面パネルが真空断熱材を含み、底面パネルが真空断熱材を含まない、保冷保温容器である。
以下、図面を参照して、本実施の形態の輸送方法で用いられる空輸コンテナ(下記では「コンテナ」と記載する)および保冷保温容器の具体例を説明する。
図1aは、本実施の形態によるコンテナを示す斜視図である。図1bは、図1aのコンテナにおいて、保冷保温容器が分解されて積載されている状態を示す斜視図である。図1cは、図1aのコンテナの保冷保温容器を拡大して示す斜視図である。図2は、図1cの保冷保温容器の内部平面図である。図3は、図1cの保冷保温容器の内部正面図である。
本実施の形態による保冷保温容器10は、例えば輸送容器2(図1cでは不図示)の保温性または保冷性を向上させる用途に用いることができる。すなわち、保冷保温容器10の各辺の長さは輸送容器2(図1cでは図示せず)の内部空間の各辺の長さに対応するように設計されている。分解された状態の保冷保温容器10は、輸送容器2内で組み立てられた後、その内部に保冷あるいは保温すべき貨物が収納され、輸送容器2とともにコンテナ1として輸送される。また、不使用時には、保冷保温容器10は、輸送容器2内において分解されて折り畳まれた後、輸送容器2内で保管される。なお、分解された状態の保冷保温容器10は、それを収納している輸送容器2に常に収納される必要はなく、それを収納している輸送容器2とは異なる他の輸送容器2に、その他の輸送容器が収納している分解された状態の保冷保温容器10と一緒にまとめて収納されてもよい。それによって、各コンテナ1の積載効率を向上させることができ、効率的な輸送が可能になる。
図1c、図2、および図3に示すように、本実施の形態による保冷保温容器10は、天面パネル11と、正面パネル12、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15(下記では、これらのパネル12、13、14、15の共通名称として「側面用パネル」と言う場合がある。)と、底面パネル16と、を備えている。
このうち側面用パネル12、13、14、15は、図2に示すように、連結部31を介して互いに折り曲げ可能に連結されることによって、側面パネル17を構成している。また、図1cに示すように、正面パネル12は、中央付近に設けられた分離部33を介して開閉可能となっている。
図5は、図3の保冷保温容器10において符号Aが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。図6は、図3の保冷保温容器10において符号Bが付された一点鎖線で囲まれた部分を拡大して示す断面図である。
図5に示すように、本実施の形態では、天面パネル11は、天井部と、天井部の底面に積層され天井部より各辺が小さい嵌合部と、からなる2層構造を有しており、天井部の底面が左面パネル13の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部の端面が左面パネル13の上端部の内面に当接されている。図示されていないが、同様に、天井部の別の底面が奥面パネル14の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部の別の端面が奥面パネル14の上端部の内面に当接されており、天井部のさらに別の底面が右面パネル15の端面に当接されて支持されるとともに、嵌合部のさらに別の端面が右面パネル15の上端部の内面に当接されている。なお、本明細書において「内面」とは、保冷保温容器10の内側を向く面を意味し、「外面」とは、保冷保温容器10の外側を向く面を意味する。
また、図6に示すように、底面パネル16の端面は左面パネル13の下端部の内面に当接されている。図示されていないが、同様に、底面パネル16の別の端面は奥面パネル14の下端部の内面に当接されており、底面パネル16のさらに別の端面は右面パネル15の下端部の内面に当接されている。
図1c、図2、および図3に示すように、本実施の形態では、天面パネル11、正面パネル12、左面パネル13、奥面パネル14、右面パネル15、および底面パネル16は、それぞれ、一対の部分パネル11a、11b、部分パネル12a、12b、部分パネル13a、13b、部分パネル14a、14b、部分パネル15a、15b、および部分パネル16a、16bを有している。
このうち、正面パネル12の一対の部分パネル12a、12bは、分離可能となっており、保冷保温容器10の両開き扉を構成するようになっている。
また、各側面用パネル12、13、14、15は、その全高方向に延びる連結部31の折曲線を介して折曲可能となるように互いに連結されており、細長状に延びる側面パネル17を構成している。
図4に示すように、本実施の形態による保冷保温容器10では、天面パネル11と、側面パネル17と、底面パネル16とは互いに分離可能となっている。
また、図4に示すように、側面パネル17は、2つのM字状体17a、17bを有している。より詳しくは、正面パネル12と奥面パネル14の中央付近にはそれぞれ分離部33が設けられており、左面パネル13と右面パネル15の中央付近にはそれぞれ折曲部32が設けられている。それによって、正面パネル12の一方の部分パネル12aと、左面パネル13の一対の部分パネル13a、13bと、奥面パネル14の一方の部分パネル14aとは一体に構成されていて、後述のようにM字状に折り畳み可能な1つのM字状体17aを構成している(図10(a)参照)。同様に、正面パネル12の他方の部分パネル12bと、右面パネル15の一対の部分パネル15a、15bと、奥面パネル14の他方の部分パネル14bとは一体に構成されていて、後述のようにM字状に折り畳み可能なもう1つのM字状体17bを構成している(図10(b)参照)。各M字状体17a、17bは、それぞれ、M字状に折り畳まれた状態で自立可能である。
図4に示すように、2つのM字状体17a、17bは、適宜の連結手段、例えば面ファスナにより互いに連結されるようになっている。なお、点ファスナ、線ファスナ、留め金、ねじなどを用いることもできる。より詳しくは、一方のM字状体17aの一端部の内面には、全高方向に延びる雌型面ファスナ54が取り付けられており、その外面には、上下2箇所に雄型面ファスナ付フラップ55が取り付けられている。また、他方のM字状体17bの一端部の内面には、全高方向に延びる雄型面ファスナ付フラップ53が取り付けられており、その外面には、上下2箇所に雌型面ファスナ(不図示)が取り付けられている。そして、M字状体17a、17bの内面において雄型面ファスナ付フラップ55が雌型面ファスナ54に当接されるとともに、その外面において雄型面ファスナ付フラップ53が雌型面ファスナ(不図示)に当接されることで、2つのM字状体17a、17bは互いに連結されるようになっている。
さらに、天面パネル11は、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15に適宜の締結手段、例えば面ファスナにより連結されるようになっている。より詳しくは、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面には、それぞれ、左右2箇所に雌型面ファスナ52が取り付けられている。また、天面パネル11の嵌合部の3つの端面には、左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の雌型面ファスナ52に対応するように雄型面ファスナ付フラップ51が取り付けられている。そして、各雄型面ファスナ付フラップ51が雌型面ファスナ52に当接されることで、天面パネル11は左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15に連結されるようになっている。
本実施の形態では、図4に示すように、各側面用パネル12、13、14、15の内面には、それぞれ、保冷材または保温材を収納するポケット状の収納部41が設けられている。このようなポケット状の収納部41は、必ずしも各側面用パネル12、13、14、15の内面に設ける必要は無く、天面パネル11の内面、あるいは底面パネル16の内面にポケット状の収納部41が設けられてもよい。なお、図4では、正面パネル12が重くなり開閉を妨げるおそれを防ぐために収納部41は設けられていないが、特段の問題が生じなければ、正面パネル12に収納部41を設けてもよい。
次に、天面パネル11および側面用パネル12、13、14、15の構造について詳しく説明する。
図5に示すように、天面パネル11および側面用パネル12、13、14、15は、いずれも、真空断熱材21を含む断熱性部材20と、この断熱性部材20を覆う断熱性の外装袋25と、を有する板状の外装袋付断熱性部材20Aからなっている。
本実施の形態では、天面パネル11は、一対の部分パネル11a、11bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有している。また、正面パネル12は、一対の部分パネル12a、12bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有しており、同様に、左面パネル13は、一対の部分パネル13a、13bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有し、奥面パネル14は、一対の部分パネル14a、14bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有し、右面パネル15は、一対の部分パネル15a、15bに対応して一対の外装袋付断熱性部材20Aを有している。このとき、真空断熱材21は、部分パネルのそれぞれに配置されており、部分パネルどうしの間には配置されていない。そのため、部分パネルどうしの間で、天面パネル11や側面用パネル12、13、14、15が折り曲げられたり分離される場合であっても、真空断熱材が破損するおそれがない。真空断熱材では真空が破れた場合に、断熱性が急激に低下してしまうので、真空断熱材が破損しないようにパネルに配置することは重要である。
図7(a)は、断熱性部材20を示す斜視図である。図7(b)は、断熱性部材20と外装袋25とを有する外装袋付断熱性部材20Aを示す斜視図である。
外装袋25は、断熱性の柔軟な可撓性材料からなり、容易に折り曲げることができるものである。
一方、図7(a)に示すように、断熱性部材20は、少なくとも真空断熱材21と、真空断熱材21を両面から挟持する一対の追加断熱材22と、一方の追加断熱材22上に積層された保護材23と、を有している。
図9(a)および図9(b)は、真空断熱材を示す断面図である。
図9(a)および図9(b)に示すように、真空断熱材21は、繊維状、発泡状または粒状体の素材のうちのいずれか一つを少なくとも含む芯材21aと、この芯材21aを覆うとともにガスバリア性を有する外被材21bと、を有し、外被材21b内を減圧して真空状態とすることにより得られる断熱材である。この場合、図9(a)に示すように、外被材21b内のうち芯材21aの両端に空間が形成されるが、図9(b)に示すように、外被材21bのうち芯材21aの両端に空間を形成することなく、外被材21bを密着させてもよい。
図8に示すように、一対の部分パネル11a、11bに対応する一対の外装袋付断熱性部材20Aは、折曲部32を介して互いに接合されている。より詳しくは、天面パネル11の一方の外装袋付断熱性部材20Aの長手方向に延びる稜線部が、他方の外装袋付断熱性部材20Aの長手方向に延びる稜線部に当接された状態で、外装袋25同士が接合されて(例えば、外装袋25同士が縫合されて)折曲部32を構成している。これにより、一方の外装袋付断熱性部材20Aと他方の外装袋付断熱性部材20Aとは、長手方向に延びる折曲部32の折曲線を介して折り曲げ可能となっている。
本実施の形態では、図11(a)に示すように、天面パネル11の一対の部分パネル11a、11bは、内面の互いに隣接する稜線部において折曲部32により連結されており、内面同士が向かい合うような向きで折曲部32を介して折り曲げ可能となっている。
また、図10(a)に示すように、一方のM字状体17aにおいて、部分パネル12aと部分パネル13aとは、内面の互いに隣接する稜線部において連結部31により連結されている。また、部分パネル13aと部分パネル13bとは、外面の互いに隣接する稜線部において折曲部32により連結されている。また、部分パネル13bと部分パネル14aとは、内面の互いに隣接する稜線部において連結部31により連結されている。これにより、一方のM字状体17aは、平面視においてM字状をなすように折り畳み可能となっている。
また、図10(b)に示すように、他方のM字状体17bにおいて、部分パネル12bと部分パネル15aとは、内面の互いに隣接する稜線部において連結部31により接合されている。また、部分パネル15aと部分パネル15bとは、外面の互いに隣接する稜線部において折曲部32により連結されている。また、部分パネル15bと部分パネル14bとは、内面の互いに隣接する稜線部において連結部31により連結されている。これにより、他方のM字状体17bも、平面視においてM字状をなすように折り畳み可能となっている。
次に、保冷保温容器10の底面パネル16の構造について詳しく説明する。
図6に示すように、底面パネル16は、発泡断熱材26を含む底面用断熱性部材20’と、この底面用断熱性部材20’を覆う断熱性の外装袋25と、を有する外装袋付底面用断熱性部材20Bからなっている 。
本実施の形態では、底面パネル16は、一対の部分パネル16a、16bに対応して一対の外装袋付底面用断熱性部材20Bを有している。
外装袋付底面用断熱性部材20Bの外装袋25は、上述の外装袋付断熱性部材20Aの外装袋25と同じものであり、説明を省略する。
一方、底面用断熱性部材20’は、発泡断熱材26と、発泡断熱材26上に積層された底面用保護材27と、を有している。
次に、各部の構成材料について説明する。
(断熱性部材20)
まず、断熱性部材20の材料について説明する。断熱性部材20は、上述のように、真空断熱材21と、一対の追加断熱材22と、保護材23と、を有している。
このうち、真空断熱材21は、芯材21aと、芯材21aを覆うガスバリア性の外被材21bとからなる。
また、追加断熱材22としては、一般的な発泡材料を用いることができる。具体的には、押し出し発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン、ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレン、フェノールフォーム等の発泡プラスチック系断熱材等を挙げることができる。
また、保護材23は、以下のようなものである。すなわち、真空断熱材21は外傷等で亀裂やしわ、貫通が生じやすく、単独で用いると特に物流過程で損傷しやすく、いったん外装が破壊されると真空度が低下して十分な断熱性を維持できないおそれがある。そこで、本実施の形態では、追加断熱材22により真空断熱材21の表裏を被覆するとともに、保護材23により追加断熱材22の容器外側を被覆することで真空断熱材21を保護し、真空断熱材21の繰り返しの使用ができるようになっている。
保護材23としては、保護機能のある剛性を備えていれば特に限定されず、例えば合板、鋼板、発泡材、剛性樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等を用いても良いが、物流上、重量や体積が低減されることで輸送コストを軽減できることから、特に、いわゆる養生材やプラダン(プラスチックダンボール)、あるいはその複合材を用いることが、特にコスト、重量的に好ましい。
断熱性部材20を形成する材料の熱伝導率としては、所望の断熱性を示すことができれば特に限定されないが、例えば、100mW・m−1・K−1以下、なかでも50mW・m−1・K−1以下、特に35mW・m−1・K−1以下であることが好ましい。断熱性部材20の熱伝導率が大きいと、十分な断熱機能を発揮することが困難となるからである。
また、断熱性部材20を構成する材料の比熱としては、所望の断熱性を示すことができれば特に限定されないが、例えば、0.5kJ・g−1・K−1〜2.0kJ・g−1・K−1程度であり、なかでも0.8kJ・g−1・K−1〜1.5kJ・g−1・K−1の範囲内、特に1.0kJ・g−1・K−1〜1.4kJ・g−1・K−1の範囲内であることが好ましい。
断熱性部材20の厚さとしては、所望の断熱性を有することができれば特に限定されず、様々の用途に応じて適宜選択することができるが、物流に関しては体積を低減するこが物流コスト上、好ましく、例えば、0.1mm〜100mmの範囲内、なかでも1mm〜80mmの範囲内、特に3mm〜50mmの範囲内であることが好ましい。
断熱性部材20の厚さが厚すぎる場合は、断熱性部材20が重くなり、保冷保温容器10全体が重くなって、保冷保温容器10の取り扱いが困難となる可能性がある。一方、断熱性部材20の厚さが薄すぎると十分な断熱性を発揮することが困難となる場合や、断熱性部材20の真空断熱材21が破損等し易くなる可能性がある。また、本実施の形態においては、上述した数値範囲内において、断熱性部材20の厚さは薄いことがより好ましい。
本実施の形態による保冷保温容器10においては、保護材23の厚みを薄くすれば、計量化できるだけでなく、真空断熱材21の断熱機能をより発揮することができ、保冷保温容器10の重量や寸法を抑制できる。また、断熱性部材20全体としての厚さを薄くして、軽量化やコンパクト化を示すことができる。この場合、本実施の形態による保冷保温容器10を軽量なものとすることができることで、組み立て作業、および分解作業における作業者の負担を低減することができる。
(外装袋25)
次に、外装袋25の材料について述べる。
外装袋25は、断熱性をもつ柔軟な可撓性材料からなり、PET・アルミ箔・ポリエチレンフォーム等、あるいはPET・アルミ箔・ペフ等で袋化したものを用いることができる。外装袋25として軟質の袋体を用いることで、収納された断熱性部材20の擦過傷等を予防し、商品寿命を延長することができる。
(底面用断熱性部材20’)
次に、底面用断熱性部材20’の材料について述べる。底面用断熱性部材20’は、上述のように、発泡断熱材26と、発泡断熱材26上に積層された底面用保護材27と、を有している。
発泡断熱材26としては、追加断熱材22と同様、一般的な発泡材料を用いることができる。具体的には、例えば、押し出し発泡ポリスチレン、ビーズ法ポリスチレン、ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレン、フェノールフォーム等の発泡プラスチック系断熱材等を挙げることができる。
底面用保護材27としては、保護材23と同様、保護機能のある剛性を備えていれば特に限定されず、例えば合板、鋼板、発泡材、剛性樹脂板、エンボス樹脂シート、板紙等を用いても良いが、物流上、重量や体積が低減されることで輸送コストを軽減できることから、特に、いわゆる養生材やプラダン(プラスチックダンボール)、あるいはその複合材を用いることが、特にコスト、重量的に好ましい。
次に、図12(a)乃至図12(c)を参照して、以上のような構成からなる本実施の形態の作用について、説明する。
まず、折り畳まれた状態の側面パネル17が、例えば航空輸送用のアルミ製のコンテナ(不図示)内に搬入される。本実施の形態では、少なくとも各側面用パネル12、13、14、15が真空断熱材を含んでいるため軽量であり、全高方向の長さが1m以上であっても、1人または少数の作業者により容易に搬入することができる。
ここでは、側面パネル17が2つのM字状体17a、17bに分離され、M字状に折り畳まれた状態のM字状体17a、17bが、コンテナ内に搬入される。側面パネル17が2つのM字状体17a、17bに分離されることで、1体あたりの重量が半減するため、搬入作業における作業者の負担が低減する。また、各M字状体17a、17bは、M字状に折り畳まれた状態で自立可能であるため、搬入時に倒れないように支える必要がなく、作業者の負担が一層低減する。
次に、図12(a)に示すように、輸送容器(図示しない)内において、一方のM字状体17aの谷折りに折り曲げられた折曲部32が外側に押しやられることで、左面パネル13が平面状に広げられる。また、他方のM字状体17bの谷折りに折り曲げられた折曲部32も外側に押しやられることで、右面パネル15が平面状に広げられる。そして、天面パネル11の内面に取り付けられた不図示の雄型面ファスナ付フラップに対して各左面パネル13、右面パネル15の内面に折曲部32を跨ぐように取り付けられた雌型面ファスナ56a、56bが当接されることで、天面パネル11と左面パネル13および右面パネル15とが連結されるとともに、各左面パネル13、右面パネル15の折曲部32が固定される。また、天面パネル11の内面に取り付けられた不図示の雄型面ファスナ付フラップに対して奥面パネルの内面の分離部33付近に取り付けられた雌型面ファスナ56cが当接されることで、天面パネル11と左面パネル13および奥面パネル14とが連結される。
また、一方のM字状体17aの一端部と他方のM字状体の一端部とが、上述のように面ファスナ53、54、55によって連結される。
次に、正面パネル12の部分パネル12a、12bが開とされた状態で、平面状に広げられた状態の底面パネル16が、この部分パネル12a、12bを通って輸送容器(図示しない)内に搬入され、側面パネル17の端面が左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の下端部の内面に当接される。
次に、図12(b)に示すように、正面パネル12の部分パネル12a、12bが開とされた状態で、平面状に広げられた状態の天面パネル11が、この部分パネル12a、12bを通って輸送容器(図示しない)内に搬入され、天面パネル11の天井部の底面が左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の端面に当接されるとともに、天面パネル11の嵌合部の端面が左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面に当接される。天面パネル11の嵌合部の端面と左面パネル13、奥面パネル14、および右面パネル15の上端部の内面とは、上述のように面ファスナ51、52によって連結される。
このようにして、図12(c)に示すように、輸送容器(図示しない)に収容され、組み立てられた保冷保温容器10が得られる。
次に、正面パネル12の部分パネル12a、12bが開となり、この部分パネル12a、12bから保冷保温容器10の内部に貨物が収納される。その後、この部分パネル12a、12bが閉とされる。この時、一方の部分パネル12aの端部に全高方向に延びるように取付られた雌型面ファスナ58に、他方の部分パネル12bの端部に全高方向に延びるように取付られた雄型面ファスナ付フラップ57が当接されることで、2つの部分パネル12a、12bがロックされる。その後、保冷保温容器10は、輸送容器とともに輸送される。
次に、保冷保温容器10を使用しない場合、前述の工程が逆の順序で行われることにより、保冷保温容器10が天面パネル11、側面パネル17、および底面パネル16に分離される。また、側面パネル17は、2つのM字状体17a、17bに分離される。
そして、天面パネル11、2つのM字状体17a、17b、および底面パネル16は各々折り畳まれた状態で、輸送容器内に積み重ねて保管される。天面パネル11、2つのM字状体17a、17b、および底面パネル16は各々折り畳まれることで、作業者による搬出作業が容易になるとともに、保管スペースを縮小することができる。また、折り畳まれたM字状体17a、17bは、平面視においてM字状をなすため自立可能であり、立たせたまま保管することもできる。
以上のように本実施の形態によれば、少なくとも各側面用パネル12、13、14、15は真空断熱材21を含んでいるため軽量であり、かつ、作業者が開閉可能の正面パネル12から内側に入って作業することができるため、組み立て作業および分解作業を容易に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、少なくとも各側面用パネル12、13、14、15には真空断熱材21が用いられているため、内部温度を良好に維持することができる。
また、本実施の形態によれば、天面パネル11、各側面用パネル12、13、14、15、および底面パネル16が各々折り畳み可能の一対の部分パネル11a、11b、部分パネル12a、12b、部分パネル13a、13b、部分パネル14a、14b、部分パネル15a、15b、および部分パネル16a、16bを有するため、天面パネル11、各側面用パネル12、13、14、15、底面パネル16をよりコンパクトに折り畳むことができる。これにより、不使用時における保管スペースを一層縮小できるとともに、作業者による持ち運びが容易となる。
また、本実施の形態によれば、開閉可能の正面パネル12は、中央付近で分離可能となる一対の部分パネル12a、12bを有するため、両開き扉を構成することができる。これにより、正面パネル12を開放する際に必要とされる前後方向(奥行方向)のスペースを縮小することができる。
また、本実施の形態によれば、左面パネル13、および右面パネル15が、その全高方向に延びる折曲部32を介して折り曲げ可能となる一対の部分パネル13a、13b、および分割パネル15a、15bを有するため、不使用時における保管スペースを一層縮小できる。
また、本実施の形態によれば、正面パネルおよび奥面パネル14が、その全高方向に延びる分離部33を介して分離可能となる一対の部分パネル12a、12b、および部分パネル14a、14bを有するため、側面パネル17が2つのM字状体17a、17bを有し、不使用時における保管スペースを一層縮小できる。
1 コンテナ
2 輸送容器
10 保冷保温容器
11 天面パネル
11a、11b 部分パネル
12 正面パネル
12a、12b 部分パネル
13 左面パネル
13a、13b 部分パネル
14 奥面パネル
14a、14b 部分パネル
15 右面パネル
15a、15b 部分パネル
16 底面パネル
16a、16b 部分パネル
17 側面パネル
17a、17b M字状体
20 断熱性部材
20’ 底面用断熱性部材
20A 外装袋付断熱性部材
20B 外装袋付底面用断熱性部材
21 真空断熱材
21a 芯材
21b 外被材
22 追加断熱材
23 保護材
25 外装袋
26 発泡断熱材
27 底面用保護材
31 連結部
32 折曲部
33 分離部
41 収納部
42 保冷材または保温材
51 雄型面ファスナ付フラップ
52 雌型面ファスナ
53 雄型面ファスナ付フラップ
54 雌型面ファスナ
55 雄型面ファスナ付フラップ
56a、56b、56c 雌型面ファスナ
57 雄型面ファスナ付フラップ
58 雌型面ファスナ

Claims (1)

  1. 輸送容器と、
    前記輸送容器内に組み立てられた状態で収納され、分解、展開、および折り畳みのうち少なくともいずれか一つが可能な保冷保温容器であって、
    前記保冷保温容器は、天面パネル、側面パネル、および底面パネルを備え、
    前記天面パネルおよび/または前記側面パネルは、真空断熱材を含み、
    前記底面パネルは、真空断熱材を含まず、
    前記天面パネルと、前記側面パネルと、前記底面パネルとは互いに分離可能となっており、
    前記側面パネルは二つに分離することができ、かつ、分離された前記側面パネルのそれぞれが折り畳まれた状態で自立可能である、保冷保温容器と、
    前記保冷保温容器内に収納され、温度管理が要求される貨物と、を備えた空輸コンテナを、空路で輸送する第1のステップと、
    前記保冷保温容器を収納していない前記輸送容器と、前記輸送容器内に収納された、温度管理が要求されない貨物と、を備えた空輸コンテナを、空路で輸送する第2のステップと、を備えた、空輸コンテナを用いた貨物の輸送方法。
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