JP2008074233A - 保冷車用貨物室の中仕切り - Google Patents

保冷車用貨物室の中仕切り Download PDF

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Abstract

【課題】使用時又は非使用時のいずれにおいても貨物室内に貨物を積載するスペースを十分に確保することができ、又、取扱性が良く、低コストであり、優れた断熱性能を有する中仕切りを提供すること。
【解決手段】保冷車の貨物室内部を、その側壁面に直交する方向に仕切る中仕切りであって、該中仕切りが、2枚の仕切り板からなり、該仕切り板が、それぞれ、断熱発泡ボードからなる複数の略矩形の板状部材を、それらの対向する端部同士で、連結部材によって、屈曲自在、且つ、伸縮自在に連結され、且つ、上記仕切り板は、それぞれ、それらの対向する側部同士で互いに着脱自在な係止部材を有し、更に、上記仕切り板は、それぞれ、上記貨物室の側壁面に設けられたラッシングレールの係合孔に着脱可能な係合部材を有することを特徴とする保冷車用貨物室の中仕切り。
【選択図】図1

Description

本発明は、保冷車の貨物室に用いる中仕切りに関する。更に詳しくは、保冷車の貨物室の空間を任意の位置で仕切る中仕切りに関する。
鮮魚などの生鮮品、冷凍品又はチルド品などの運搬に、エバポレーターによって、冷蔵機能又は冷凍機能を付与した保冷車が用いられている。この保冷車には、従来より、管理温度の異なる貨物を同時に運搬するため、貨物の出し入れの際に貨物室内部が外気と接触して温度が上昇するのを防止するため、又、貨物室内の貨物の積載量によって保冷させる空間を限定し保冷効率を高めるためなどを目的として、任意の位置で貨物室内部を複数室に区画する中仕切りが使用されている。
このような中仕切りとしては、例えば、複数の扉体をヒンジで連結して折り畳み可能とし、これを移動式の支持体に設置して任意の位置で貨物室の内部を仕切る中仕切り(特許文献1)や、仕切り壁と扉体とこれらを支持する支持枠体とから構成される中仕切り(特許文献2)など、種々の構造のものが提案されている(特許文献3、4)。
特開平11−1142号公報 実用新案登録第3063217号公報 特開2003−170774号公報 実用新案登録第3017734号公報
しかしながら、前記特許文献に記載の中仕切りは、いずれも、その構造が大掛かりであるため、その設置、又は、その非使用時の際の収納において、多くのスペースを必要とし、貨物室内に積載できる貨物の量を十分に確保することができなかった。又、この大掛かりな構造の中仕切りは、十分な軽量化をすることができず、例えば、貨物が減少する毎に中仕切りを適宜な位置に移動させる場合など、その取扱において作業者にとって大きな負担となっていた。又、これらの中仕切りは、いずれも複雑な構造であるため、煩わしい設置作業を要し、部材数も多いことから高コストとなっていた。更に、これらの中仕切りには、より高い断熱性が望まれている。
従って、本発明の目的は、使用時又は非使用時のいずれにおいても貨物室内に貨物を積載するスペースを十分に確保することができ、又、取扱性が良く、低コストであり、優れた断熱性能を有する中仕切りを提供することにある。
上記問題は以下の本発明により解決される。即ち、本発明は、保冷車の貨物室101内部を、その側壁面102に直交する方向に仕切る中仕切り100であって、該中仕切り100が、2枚の仕切り板1及び1´からなり、該仕切り板1及び1´が、それぞれ、断熱発泡ボードからなる複数の略矩形の板状部材2,2、2´,2´を、それらの対向する端部同士で、連結部材3によって、連結方向に直交する方向に屈曲自在、且つ、連結方向に沿って伸縮自在に連結され、且つ、上記仕切り板1及び1´は、それぞれ、それらの対向する側部同士で互いに着脱自在な係止部材4、4´を有し、更に、上記仕切り板1及び1´は、それぞれ、上記係止部材4、4´を有する側部の反対側の側部に、上記貨物室101の側壁面102に、保冷庫底面に対して平行に設けられたラッシングレール103の係合孔103´に着脱可能な係合部材5、5´を有することを特徴とする保冷車用貨物室の中仕切りである。
上記本発明において、前記断熱発泡ボードが、230℃における溶融張力が5〜30gである直鎖状ポリプロピレン樹脂を含むポリオレフィン樹脂組成物を、超臨界状態の二酸化炭素を含有する発泡剤を用いて発泡倍率10倍以上に発泡させて作成されたポリプロピレン樹脂発泡ボードであること;又、前記断熱発泡ボードの平均セル径が、200μm以下であり、且つ、上記断熱発泡ボードのセル径が、平均セル径の85%〜115%の範囲内に60%以上含まれる分布を示すこと;又、前記断熱発泡ボードの熱伝導率が、20〜40mW/mKであること;又、前記断熱発泡ボードの厚みが、20mm〜100mmであることが好ましい。
又、本発明においては、前記連結部材3が、断熱性を有する粘着シート、蝶番又は面ファスナーであることが好ましい。
本発明によれば、使用時又は非使用時のいずれにおいても保冷車に積載する貨物の収納スペースを十分に確保することができ、又、取扱性が良く、低コストであり、優れた断熱性能を有する中仕切りを提供することができる。
次に、好ましい実施形態を示す図面を参照して本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の中仕切りの一実施形態を示す斜視図であり、図2(a)、(b)は、図1のA部及びB部を詳しく説明する拡大図である。図1に示すとおり、通常、保冷車は、貨物の収納室である略直方体形状の貨物室101を有しており、該貨物室101の内部には、両側の側壁面102に複数のラッシングレール103(図1において手前側の側壁面は不図示)が、前方壁面の上部に貨物室内を保冷するためのエバポレーター104が、後方壁面に貨物を貨物室から出し入れするための扉式の開口部(該開口部は不図示)が、それぞれ設けられている。本発明の中仕切りは、この貨物室101内部を、その側壁面102に直交する方向に仕切り、貨物室101を複数室に区画する中仕切り100であり、以下の特徴を有する。
すなわち、本発明の中仕切り100は、図1に示すとおり、2枚の仕切り板1及び1´から構成されており、図2(a)、(b)に示すように、この仕切り板1及び1´は、それぞれ、断熱発泡ボードからなる複数の略矩形の板状部材2,2、2´,2´を、それぞれの対向する端部同士が連結部材3によって、連結方向に直交する方向(R1)に屈曲自在、且つ、連結方向(R2)に沿って伸縮自在に連結されて構成されており、更に、上記仕切り板1及び1´は、それぞれ、それらの対向する側部同士で、互いに着脱自在な係止部材4、4´(図1のC部の拡大図である図2(c)参照)と、上記係止部材4、4´を有する側部の反対側の側部に、複数のラッシングレール103とその対向している不図示の側壁面に設けられた複数のラッシングレール103に着脱可能な係合部材5、5´(仕切り板1に設けられている係合部材5は不図示)とを有していることを特徴とする。
上記の通り、本発明の中仕切り100は、2枚の仕切り板1、1´の大部分を構成する板状部材2、2´として断熱発泡ボードを用いているため、軽量な状態で、その取扱いをすることができ、作業者の負担を低減することができる。又、本発明の中仕切り100は、断熱発泡ボードを用いているので、適宜な厚さで優れた断熱性を有する。又、本発明の中仕切り100は、上記係合部材5を用いて貨物室内の適宜な位置に設置することができるため、特許文献3の如き移動用案内レールなどの複雑な部材を必要とせず、貨物室101に積載する貨物のスペースを十分に確保することができ、簡易に低コストで作成できる。更に、本発明の中仕切り100は、非使用時においても、折り畳んで収納することができるため、余計な場所を取ることはない。
上記で用いる板状部材2、2´は、断熱発泡ボードからなり、必要に応じて、その表面をクロスなどの表面材で被覆してもよい。上記断熱発泡ボードは、硬質の発泡ボードであれば、特に限定はなく、例えば、ポリウレタン発泡ボード、ポリスチレン発泡ボード、ポリエチレン発泡ボード、ポリプロピレン発泡ボードなどを用いることができる。又、上記断熱発泡ボードは、他の物との接触による損傷を防止するため、上下左右の端部に合成樹脂シート300(図4(b))を貼設することが好ましく、例えば、該シートとして、後述の粘着シートである商品名「メタルセーフシート(登録商標)」を挙げることができる。上記表面材は、板状部材である断熱発泡ボードに防水性、断熱性、意匠性などの機能を付与するもので、例えば、布製、合成樹脂製のクロスを用いることができる。
上記断熱発泡ボードは、230℃における溶融張力が5〜30gである直鎖状ポリプロピレン樹脂を含むポリオレフィン樹脂組成物を、超臨界状態の二酸化炭素を含有する発泡剤を用いて発泡倍率10倍以上に発泡させて作成されたポリプロピレン発泡ボードであることが好ましい。その理由として、熱に対する寸法変化が小さい、溶剤などの揮発性有機化合物を殆ど含まない、二酸化炭素を発泡ガスとして用いているため爆発の危険性がない、耐衝撃性を有する、及び切削加工が容易であるなどが挙げられる。上記断熱発泡ボードの発泡倍率が、10倍未満の場合は、断熱性、軽量性が十分に得られない。更に、上記断熱発泡ボードは、中仕切りとして十分な強度を得るために、その発泡倍率を50倍以下とすることが好ましい。
又、上記断熱発泡ボードの平均セル径が、10μm以上200μm以下であり、且つ、セル径が、平均セル径の85%〜115%の範囲内に60%以上含まれる分布を示すことが、より優れた断熱性能を得られる点で好ましい。上記ボードの平均セル径が、10μm未満の場合は、優れた断熱性を示すが高コストとなり、200μmを超える場合、断熱性が十分でない。更に、平均セル径が、10μm以上200μm以下であっても、平均セル径の85%〜115%の範囲内に含まれるセル径の分布が60%未満の場合は、断熱発泡ボード全体における断熱性にバラつきが生じる。又、上記断熱発泡ボードの熱伝導率は、20〜40mW/mKであることが好ましい。断熱発泡ボードの熱伝導率が、20mW/mK未満の場合は、優れた断熱性を有するが、製造コストが高い。一方、熱伝導率が、40mW/mKを超える場合は、必要な断熱性を得るために、その厚さを非常に厚くする必要があり、スペース及び軽量化の点から、極力40mW/mK以下の熱伝導率の断熱発泡ボードが好ましい。更に、上記断熱発泡ボードは、軽量化及び貨物の積載スペースの点から、その厚さが、100mm以下であることが好ましく、中仕切りとして必要な設置における安定性や断熱性の点からすると20mm以上であることが好ましい。
又、上記板状部材2,2、2´,2´の長さは、特に限定はないが、断熱性、気密性の点から、貨物室101の高さと同程度とすることが好ましく、概略、1,500mm〜3,000mmである。又、上記板状部材の横幅は、特に限定はないが、100mm〜800mmとすることが好ましい。板状部材の横幅が、100mm未満の場合は、中仕切りとして取扱性が悪く、800mmを超える場合は、板状部材を複数枚連結して、図1に示すような蛇腹形状とすることができない。板状部材の長さ又は横幅の調整は、板状部材の上下左右を切断加工することにより簡単に行うことができる。
上記板状部材2,2、2´,2´は、図1に示すとおり、略矩形状をしており、少なくとも2枚以上の板状部材を、その対向する端部同士で、それぞれ、連結部材3によって連結方向に直交する方向(R1)に屈曲自在、且つ、連結方向(R2)に沿って伸縮自在に連結する。このため、本発明の中仕切り100は、非使用時において、各仕切り板1、1´を折り畳んで、コンパクトに収納することができる。又、本発明の中仕切り100は、使用時においても、係止部材4、4´を分離し、中仕切り100を中央部で開いて貨物を出し入れする際、各仕切り板1、1´を蛇腹形状として安定性を維持させることにより、必要最小限の開放によって貨物の出し入れができる。
上記連結部材3としては、前記板状部材2,2、2´,2´を連結できれば、特に制限はなく、例えば、粘着シート、蝶番又は面ファスナーなどを用いることができる。これらの連結部材3の実施形態を以下に示す。
粘着シート3を連結部材として用いる実施形態を図2(a)、(b)に示す。板状部材2,2、2´,2´の対向するそれぞれの端部同士が、粘着シート3によって連結されている。粘着シート3を連結部材として用いることで、連結されている板状部材間の隙間がなくなり、中仕切り100としての気密性及び断熱性を確保できる。気密性及び断熱性をより十分にするためには、板状部材のそれぞれの端部の最上部から最下部まで粘着シート3で板状部材を連結することが好ましい。
断熱性を有する粘着シート3としては、例えば、模式的断面図である図3に示すように、粘着層201、ポリエチレン樹脂層202、アルミ層203及びフッ素樹脂層204を順に積層した構成のものが挙げられ、この様な構成の粘着シート3として、例えば、東海アルミ箔社製の商品名「メタルセーフシート」を用いることができる。上記構成の粘着シート3は、断熱性、防水性及び柔軟性などが優れており、連結部材3として好適である。
又、蝶番3を上記連結部材として用いる実施形態を図4(a)、(b)に示す。板状部材2,2、2´,2´の対向するそれぞれの端部同士が、略コの字形の羽根を両側に有する蝶番3によって連結されている。上記蝶番3は、板状部材への取付け又は取外しが容易であるため、連結する板状部材の数を簡単に増減させることができ、貨物室の横幅に応じて仕切り板1、1´の横幅を簡単に調整することができる。又、上記蝶番3の板状部材への取付け又は取外しを、より容易にするために板状部材と上記蝶番3との間に合成樹脂シート300を介することが望ましい(図4(a)、(b))。上記合成樹脂シートを介することにより、板状部材2,2、2´,2´として断熱発泡ボードのみを用いた場合においても、上記蝶番3により断熱発泡ボードを損傷させることがない。上記合成樹脂シート300としては、特に限定はなく、従来公知のものを用いることができるが、上記した粘着シートである商品名「メタルセーフシート」を好適に用いることができる。
又、面ファスナー3を上記連結部材として用いる実施形態を図5に示す。板状部材2,2、2´,2´の対向するそれぞれの端部同士が、面ファスナー3によって連結されている。上記面ファスナー3は、該面ファスナー3により連結する各板状部材を容易に分離させるため、貨物室の横幅に応じて仕切り板1、1´の横幅を簡単に調整することができる。上記面ファスナー3は、断熱発泡ボードの表面を覆うクロス2Aの延設されている左右の端部上に設けることが好ましい(図5)。これにより、連結する板状部材2,2、2´,2´間の隙間をなくして、中仕切りとして必要な気密性及び断熱性を確保できる。
上記係止部材4、4´は、図1、図2(c)に示すとおり、2枚の仕切り板1、1´の対向する側部の同じ高さに、それぞれ設けられ、互いに着脱自在に係止する。上記係止部材4、4´は、各仕切り板を着脱自在に係止できるものであれば、従来公知の何れのものも用いることができ、例えば、磁石、面ファスナー、掛金錠などを用いることができる。係止時に気密性が高く、又簡易に着脱できる点から磁石を係止部材4、4´として用いるのが好ましい。上記係止部材4、4´によって、仕切り板1、1´を互いに係止することにより、貨物の運搬時に中仕切り100が、バタつくのを防ぐことができる。又、上記係止部材4、4´は、図2(c)に示すとおり、仕切り板1、1´の対向する側部から、それぞれ突設してないことが好ましい。これにより、仕切り板1、1´を隙間なく密着させ、気密性及び断熱性を確保できる。
上記係合部材5、5´は、図1に示すとおり、その上記係止部材4、4´を有する反対側の側部に、貨物室の側壁面102に設けられた複数のラッシングレール103及びその対向する不図示の側壁面102に設けられた複数のラッシングレール103と同じ高さにして、それぞれ設けられている。上記係合部材5、5´は、ラッシングレール103の各係合孔103´に着脱自在に係合できるものであれば、特にその材質、大きさ又は形状などについて限定はない。例えば、仕切り板1、1´の側部から突設されており、係合孔103´とほぼ同一の大きさ及び形状をし、該係合孔103´に挿入して係合するものなどを用いることができる。上記係合部材5、5´は、ラッシングレール103の設置数と同じ数だけ各仕切り板1、1´の側部に有することが可能である。
以上の構成を有する本発明の中仕切り100は、上記係合部材5、5´を適宜な位置でラッシングレール103の係合孔103´に係合させることにより、貨物室内の任意の場所に設置される。その後、係止部材4、4´で2枚の仕切り板1、1´を係止し、貨物室101の内部空間を仕切ることにより、保冷効率の良い状態での貨物の運搬が可能となる。更に、本発明の中仕切りは、貨物の出し入れ時は、係止された係止部材4、4´を互いに分離して、中仕切り100を中央から必要最小限度開放させる。この場合、各仕切り板1、1´は、蛇腹形状となり、係止部材4、4´で係止していなくても安定して設置されるため、保冷効率を維持しながら貨物の出し入れができる。
本発明の中仕切り100の大きさは、貨物室の大きさにより異なる。中仕切り100として必要な断熱性及び気密性の点から考慮すると、該中仕切り100の大きさは、貨物室の横断面の大きさと同程度の大きさとしたものが好ましい。中仕切り100の大きさの調整は、その横幅は、板状部材2、2´の数を増減することにより行うことができ、その高さは、先に述べたように、板状部材2、2´の上部又は下部を切断加工することにより行うことができる。
本発明の中仕切り100は、その非使用時においては、2枚の仕切り板1、1´にして、それぞれ、連結部材3を屈曲させて折り畳むことができる。この結果、中仕切り100は、コンパクトとなり、余計な場所をとらずに収納できる。
なお、本発明の中仕切りは、前記した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、その他に種々の実施形態を取り得ることはもちろんである。
本発明によれば、使用時又は非使用時のいずれにおいても保冷車に貨物を積載するスペースを十分に確保することができ、又、取扱性が良く、低コストであり、優れた断熱性能を有する中仕切りを提供することができる。従って、本発明の中仕切りは、保冷車用貨物室の空間を任意の位置で仕切る保冷効率が良い中仕切りとして最適である。
本発明の中仕切りの一実施形態を示す斜視図である。 (a)、(b)は、図1のA部及びB部を詳しく説明する拡大図であり、(c)は、図1のC部を詳しく説明する拡大図である。 本発明を構成する連結部材の一実施形態を示す断面模式図である。 (a)、(b)は、連結部材として蝶番を用いる一実施形態の説明図である。 連結部材として面ファスナーを用いる一実施形態の説明図である。
符号の説明
1、1´:仕切り板
2、2´:板状部材
2A:表層クロス
3:連結部材(粘着シート、蝶番、面ファスナー)
4、4´:係止部材
5、5´:係合部材
100:中仕切り
101:貨物室
102:貨物室の側壁面
103:ラッシングレール
103´:ラッシングレールの係合孔
104:エバポレーター
200:断熱性を有する粘着シート
201:粘着層
202:ポリエチレン樹脂層
203:アルミ層
204:フッ素樹脂層
300:合成樹脂シート

Claims (6)

  1. 保冷車の貨物室(101)内部を、その側壁面(102)に直交する方向に仕切る中仕切り(100)であって、該中仕切り(100)が、2枚の仕切り板(1)及び(1´)からなり、該仕切り板(1)及び(1´)が、それぞれ、断熱発泡ボードからなる複数の略矩形の板状部材(2,2、2´,2´)を、それらの対向する端部同士で、連結部材(3)によって、連結方向に直交する方向に屈曲自在、且つ、連結方向に沿って伸縮自在に連結され、且つ、上記仕切り板(1)及び(1´)は、それぞれ、それらの対向する側部同士で互いに着脱自在な係止部材(4、4´)を有し、更に、上記仕切り板(1)及び(1´)は、それぞれ、上記係止部材(4、4´)を有する側部の反対側の側部に、上記貨物室(101)の側壁面(102)に、保冷庫底面に対して平行に設けられたラッシングレール(103)の係合孔(103´)に着脱可能な係合部材(5、5´)を有することを特徴とする保冷車用貨物室の中仕切り。
  2. 前記断熱発泡ボードが、230℃における溶融張力が5〜30gである直鎖状ポリプロピレン樹脂を含むポリオレフィン樹脂組成物を、超臨界状態の二酸化炭素を含有する発泡剤を用いて発泡倍率10倍以上に発泡させて作成されたポリプロピレン樹脂発泡ボードである請求項1に記載の中仕切り。
  3. 前記断熱発泡ボードの平均セル径が、200μm以下であり、且つ、上記断熱発泡ボードのセル径が、平均セル径の85%〜115%の範囲内に60%以上含まれる分布を示す請求項1又は2に記載の中仕切り。
  4. 前記断熱発泡ボードの熱伝導率が、20〜40mW/mKである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の中仕切り。
  5. 前記断熱発泡ボードの厚みが、20mm〜100mmである請求項1乃至4のいずれか1項に記載の中仕切り。
  6. 前記連結部材(3)が、断熱性を有する粘着シート、蝶番又は面ファスナーである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中仕切り。
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