JP2019089573A - 配送用保冷ボックス - Google Patents

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JP2019089573A
JP2019089573A JP2017218891A JP2017218891A JP2019089573A JP 2019089573 A JP2019089573 A JP 2019089573A JP 2017218891 A JP2017218891 A JP 2017218891A JP 2017218891 A JP2017218891 A JP 2017218891A JP 2019089573 A JP2019089573 A JP 2019089573A
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功二 岡田
Koji Okada
功二 岡田
吉田 武
Takeshi Yoshida
武 吉田
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Aijyu Transp Co Ltd
Aijyu Transportation Co Ltd
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Aijyu Transp Co Ltd
Aijyu Transportation Co Ltd
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Abstract

【課題】電源を必要とせずに生鮮食料品を長時間低温状態に維持できると共に、蓋体を開ける場合前方に突出せず通行人や車両の邪魔にならずに路上で荷の上げ下ろしができる配送用保冷ボックスを提供する。【解決手段】保冷ボックス本体2に嵌合する蓋体3は、上蓋31と下蓋32の2つに分割され両者の接続線で折れ曲がるように構成され、また、この蓋体3の上辺は可撓性折り曲げ部材よりなる接続片によって保冷ボックス本体2に接続されている。従って、下蓋32を手前に引いて保冷ボックス本体2と蓋体3とのマグネットによるロックを解除して、下蓋32と上蓋31を折り重ねる様にして保冷ボックス本体2の天面上に載せれば、蓋体3を前に余り突出させないで蓋体を保冷ボックス2の上に載置することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、生鮮食品等を低温に保ったまま配送するための保冷ボックス、特に宅配用のか
ご付き台車に搭載する配送用保冷ボックスに関するものである。
近年宅配用の配送用機器として、手押し車のかご付き台車が多用されている。
その一例として、生鮮食料品などを配送するために、かご付き台車に乗せる配送用の保冷
機能を持った箱体が提案されている(特開2005−289475)。
特開2005−289475号公報
上記の特開2005−289475号公報に記載の配送用箱体は、保冷不要品と要冷蔵物
品の集配を1台の台車で行うように、保冷機能の付いた箱体と保冷機能の付かない箱体を
2個積み重ねて、いずれの物品の配送にも対応できるようにした点に特徴を持つものであ
る。
しかし、上記の配送用箱体は、上側の箱体は天井部に蓋があり、下側の箱体には前に開く
蓋が付いている。
この先行技術の配送用箱体は明細書〔0023〕に記載されているように1個の箱体の高
さは460mm、2つの箱体を合わせても高さ920mmと比較的小型の配送用箱体であ
るので、天井に蓋を設けても、その開閉作業に支障を来さないが、最近の配送用箱体は大
型化してきて、高さ約1500mm程度のものが標準化され、天井に蓋を設けるのは作業
上好ましくないという欠点がある。
さらに、上記先行技術の下側の箱体のような前開きの扉は、交通障害の多い町中では、作
業上危険を伴い、また、足場を狭くするので、作業がしにくくなるという欠点がある。
本発明は、気密性が高く熱損失が少なく、冷蔵能力の高い配送用保冷ボックスを提供する
ことを目的とする。
本発明は、保冷ボックス本体の前面にありながら余り前方に突出せずに開閉することがで
きる蓋体を有する配送用保冷ボックスを安価に提供することを他の目的とする。
本発明の配送用保冷ボックスは、長方体の保冷ボックス本体および該保冷ボックス本体の
開口部に嵌合する蓋体とよりなる。また、上記蓋体は上下に分割された上蓋と下蓋とより
なり、該上蓋の上辺は上記保冷ボックス本体の天面に該開口部の上端を通る直線に平行な
直線に沿って折り曲げ可能な可撓性折曲げ部材よりなる第1屈曲部によって折り曲げ自在
に接続され、上記上蓋の下辺と上記下蓋の上辺とは、上記上蓋と上記下蓋との境界線に沿
って折り曲げ可能な可撓性折曲げ部材よりなる第2屈曲部によって折り曲げ自在に接続さ
れていることを特徴とする。この配送用保冷ボックスは比較的大型の保冷ボックスを対象
としている。大型の保冷ボックスは通常、高さ1450mm、幅1100mm、奥行き1
100mmと標準化されている。
この構造により、蓋体の下蓋を上方に引き上げた場合、上蓋と下蓋とは折れ曲がって第2
屈曲部が前方に突出し、さらに上蓋を上記保冷ボックス本体の天面に向け折り曲げた場合
に上蓋及び下蓋が折り重なった状態で保冷ボックス本体の天面に載置させることができる
上記蓋体を開閉する操作を容易にするために蓋体の表面で上蓋と下蓋との境界線の近傍及
び下蓋の下部の突出片にそれぞれ取っ手を設けた。下蓋の下部の取っ手は、蓋体を開放す
るにあたって、まず、下蓋の下部の突出片に設けたマグネット(または金属板)とそれに
対応する保冷ボックス本体の開口部の下部のフレーム部に設けた金属板(またはマグネッ
ト)との吸着を外すために、両手でもって引き離すために左右に2個設けるのが良い。次
の操作として、上蓋と下蓋との境界線の近傍に設けた取っ手で、第2屈曲部を手前に引っ
張って、第2屈曲部の外皮部材とフレーム部との間に隙間を生じさせ、そこから保冷ボッ
クス内に空気を供給する。なぜならば、保冷ボックス内は冷気によって減圧状態になって
いるので、蓋体の左右の突出片は開口部のフレーム部に密着してはがれにくい状態になっ
ているからである。第2屈曲部付近から空気を保冷ボックス内に供給すれば保冷ボックス
内の空気圧は外部と同じになるので容易に突出片をフレーム部からはがすことができる。
したがって上蓋と下蓋との境界線の近傍に設ける取っ手は下蓋の上部または上蓋の下部の
いずれでもよい。いずれも中央に1個設ければ十分である。
保冷ボックス本体および蓋体は発泡合成樹脂製の断熱材の表面をアルミニウム蒸着した断
熱シートの外皮部材で被覆した断熱構造体で構成されている。発泡合成樹脂製の断熱材と
しては、例えば、発泡ポリエチレンや硬質発泡ポリウレタン等が用いられる。断熱材の厚
さは、高さ1450mmの保冷ボックスの場合は、60mm乃至120mmのものが適切
である。
外皮部材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フイルムやポリエステルフイ
ルムの表面にアルミニウムを蒸着したものが好ましく用いられる。
上記蓋体の外皮部材は、上記断熱構造体の左右及び上下方向に突出して、上記保冷ボック
スの開口部の左右及び上下のフレーム部に重なるように構成された突出片を形成する。突
出片の幅は略フレーム部の幅に相当するので、断熱構造体の厚さの60mm乃至120m
m程度になる。
また、上記第1屈曲部は、上記上蓋の上部の突出片をさらに上方に延長して上記保冷ボッ
クス本体の天面にその一端を着脱自在に固着される接続片として構成されている。この第
1屈折部もポリエチレンテレフタレート(PET)フイルムやポリエステルフイルム等の
可撓性折曲げ部材より構成されているので、保冷ボックス本体の開口部の上端を通る直線
に平行な直線に沿って折り曲げ可能になる。また、第1屈曲部は合成樹脂製の可撓性折曲
げ部材より構成されているので、金属材料のような強直材料を使用していない合成樹脂製
の断熱構造体よりなる保冷ボックスでも容易に関節部材として取り付けることができる。
上記第2屈曲部は上記上蓋と上記下蓋の裏面に連続して繋がっている外皮部材によって構
成されている。上記外皮部材は折り曲げ可能な可撓性折曲げ部材、すなわち、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フイルムやポリエステルフイルム等よりなるので、上蓋と下
蓋との境界線に沿って折り曲げ可能になる。
上記上蓋の左右の突出片及び上記下蓋の左右の突出片並びに下部の突出片にマグネット板
又はマグネットに吸着する金属板のいずれか一方が取り付けられている。マグネット板は
、パーマロイをゴムシート中に分散したマグネットゴムシート板等が用いられる。
一方、保冷ボックス本体には、その開口部の左右両側から外方に突出して、これを内側に
折り曲げた場合、上記上蓋及び上記下蓋の左右の突出片と重なるように構成されたフラッ
プ状固定片が取り付けられている。
上記フラップ状固定片には、上蓋及び下蓋の左右の突出片に取り付けたマグネット板又は
該マグネット板に吸着する金属板のいずれかに対応するマグネット板又は該マグネット板
に吸着する金属板のいずれか一方が取り付けられている。
上記保冷ボックス本体の開口部の下部のフレーム部に、下蓋の下部の突出片に取り付けら
れたマグネット板又は該マグネット板に吸着する金属板のいずれかと対応するマグネット
板又は該マグネット板に吸着するための金属板のいずれか一方が取り付けられている。
上記保冷ボックス本体の内部に保冷剤を収納するための保冷剤収納かごを備えている。通
常保冷剤は約90パーセントの水と高吸水性樹脂(ポリアクリル樹脂)、防腐剤、無機塩、
形状安定剤が含まれている。保冷剤は大型の2kg/個程度のものが4〜6個必要である

保冷ボックス本体の外壁部材の適宜箇所に保冷ボックスを搭載するかご台車に固定するた
めの固定ベルトが設けられている。この固定ベルトは、2本の紐の先端に平面ファスナー
が取り付けられている。したがって、この2本の紐をかご台車のポールに巻き付けて平面
ファスナーで固定することができる。
本発明の配送用保冷ボックスは、長方体の保冷ボックス本体の前面が開放された開口部に
嵌合する蓋体の上蓋の上辺が、保冷ボックス本体の天面に開口部の上端を通る直線に平行
な直線に沿って折り曲げ可能な可撓性折曲げ部材よりなる第1屈曲部によって折り曲げ自
在に接続されている。さらに、上蓋の下辺と下蓋の上辺とが、上蓋と下蓋との境界線に沿
って折り曲げ可能な可撓性折曲げ部材よりなる第2屈曲部によって折り曲げ自在に接続さ
れている。従って、蓋体の下蓋を上方に引き上げて上蓋と下蓋とを折り曲げた場合に第2
屈曲部が前方に突出し、さらに上蓋を保冷ボックス本体の天面に向け折り曲げた場合に上
蓋及び下蓋が折り重なった状態で保冷ボックス本体の天面に載置される。その結果、人や
車両等の往来の激しい道路上で、配送用保冷ボックスの蓋体を開く場合、殆ど前に突出し
ないので、人や車両の邪魔にならず、接触事故を事前に防止できる。さらに、保冷ボック
ス内の荷物を出し入れする間は、蓋体は完全に保冷ボックスの天面の上に折りたたまれて
いるので、往来する人や車両の邪魔にならず、また、作業者の足場をふさぐこともないの
で作業が容易にできる利点がある。
保冷ボックス本体及び蓋体は、発泡合成樹脂製の断熱材の表面をアルミニウム蒸着した断
熱シートの外皮部材で被覆した断熱構造体で構成されているので、冷気が外部に発散する
のを防止し、保冷材の寿命を長くすることができる。
蓋体の外皮部材は、断熱構造体の左右及び上下方向に突出して、保冷ボックスの開口部の
左右及び上下のフレーム部に重なるように構成された突出片を形成しているので、この突
出片は保冷ボックスの開口部のフレーム面に密着して、保冷ボックスの密閉度を高め、保
冷効果を高めることができる。
上蓋の左右の突出片及び下蓋の左右の突出片並びに下部の突出片にマグネット板又はマグ
ネットに吸着する金属板のいずれか一方を取り付け、保冷ボックス本体の開口部の左右両
側から外方に突出たフラップ状固定片にマグネット板又は該マグネット板に吸着する金属
板のいずれか一方を取り付けたので、保冷ボックスの開口部の左右のフラップ状固定片を
内方に折り曲げると、左右のフラップ状固定片は上蓋の左右の突出片及び下蓋の左右の突
出片の上にそれぞれ重なりこれを抑え込むと同時に、突出片と固定片のマグネットとそれ
に対応する金属片は互いに強く吸着する。それと同時に下蓋の下辺の突出片に取り付けた
マグネットと保冷ボックス本体下部のフレームに取り付けた金属板は吸着して保冷ボック
スを完全に密封することができる。また、保冷ボックスのフラップ状固定片と蓋体とはマ
グネットにより密封されているが、マグネットによる吸着は平面フアスナーによる結合よ
りも閉鎖・解除しやすいので、蓋体の開閉作業を迅速に行うことができる。
上記蓋体の表面で上蓋と下蓋との境界線の近傍及び下蓋の下部の突出片にそれぞれ取っ手
を設けたので、蓋体の開閉を容易に行うことができる。すなわち、最初に保冷ボックスの
左右のフラップ状固定片をそれぞれ立ててフラップ状固定片と上蓋および下蓋の左右の突
出片とのマグネットによる吸着を解除し、次に、下蓋の下部の突出片に設けた取っ手を手
前に引いて、下部の突出片と保冷ボックスの下部のフレーム部とのマグネットによる吸着
を解除した後、上蓋と下蓋との境界線の近傍に設けた取っ手を手前に引くと、第2屈曲部
が僅かに手前に移動して、上蓋と下蓋が折れ曲がり、そこに僅かな隙間ができる。すると
この隙間からボックス内に空気が供給され、その結果、冷気によって減圧になっているボ
ックス内の空気圧を外気と同じにすることによって、減圧によって密着している蓋体の左
右の突出片とボックスの開口部のフレーム部とを容易に引き離すことができ、引き続き下
蓋、上蓋を上方に回転させて、両者を重ねた状態で保冷ボックスの上面に載置できる。
保冷ボックス本体の内部に保冷剤を収納するための保冷剤収納かごを備え、ここに保冷剤
を収納するので、電力等を使用せずに保冷ボックス内を冷凍の場合マイナス20℃に、冷
蔵の場合5℃の低温を維持することができ、生鮮食料品の品質を損なうことなく配送する
ことができる。
本発明の配送用保冷ボックスを使用すれば、現在、生鮮食料品の保管や配送に日常的に使
用されているドライアイスの使用量を大幅に削減し、国が目指す炭酸ガスの削減政策にも
寄与するとともに、ドライアイスによる低温火傷の危険性を軽減することができる。さら
に、保冷剤は繰り返し使用できるので非常に経済的である。
本発明の配送用保冷ボックスを運搬用のかご付き台車に搭載した状態を示す斜視図 本発明の配送用保冷ボックスの斜視図 本発明の配送用保冷ボックス本体の正面図 図3のA−A線による縦断面図 本発明の配送用保冷ボックスの中に収容する保冷剤を入れるための金網のかごとそのスタンドの斜面図 本発明の配送用保冷ボックスの蓋体の正面図 同上裏面図 図6のB−B線による縦断面図 本発明の配送用保冷ボックスの蓋体を開く手順を示す説明図
本発明の配送用保冷ボックスの最良の実施形態を次の実施例によって説明する。
図1は本発明の配送用保冷ボックスを運搬用かご付き台車に搭載した状態を示す斜視図で
ある。
図中7は、宅配用のかご付き台車で、これに本発明の保冷ボックス1を搭載する。かご付
き台車7は基板61の上に金属棒を組み立てたかご63が立設され、基板61の下にはキ
ャスター62が取り付けられている。
保冷ボックス本体2の前面に上蓋31及び下蓋32よりなる蓋体3が取り付けられている
。上蓋31の上辺には接続片4が取り付けられその先端の裏側には平面ファスナー41が
固着されて、保冷ボックスの天面23に固着されている平面ファスナー(図示せず)と結
合されている。
保冷ボックス本体2にはその側面22の上と横に固定ベルト26が取り付けられている。
図2には保冷ボックス本体2の前面の蓋体3を上に開けた状態が示されている。
保冷ボックス本体2の大きさは高さ1450mm、幅1100mm、奥行き1100mm
で大型の標準サイズのものである。21は開口部であって、その四周には幅広のフレーム
部24が存在する。左右のフレーム部242,242の外側の端には左右の側面22を延
長して設けられたフラップ状固定片25が設けられている。図中251はフラップ状固定
片25に取り付けられたマグネット板である。蓋体3は上方にまくり上げられ天面23の
上に上蓋31、下蓋32が折り重ねられた状態で載置されている。保冷ボックス本体2の
中には保冷剤を収納する金網かご51がスタンド53の上に乗せられて取り付けられてい
る。
図中241は上のフレーム部、332は下蓋32の左右の突出片、38は突出片332に
取り付けられた金属板、333は下蓋32の下の突出片、37は突出片333に取り付け
られた取っ手、244は下のフレーム部243に取り付けられた金属板である。26は固
定ベルトで、2本の紐261とその裏面に設けた平面ファスナー262で、保冷ボックス
本体2を台車のかご63の金属棒に固定する。
図3は保冷ボックス本体2の正面図で、開口部21の左右に設けられたフラップ状固定片
25をフレーム部の方向に折り曲げた状態を示すものである。241は上のフレーム部、
243は下のフレーム部で、ここに下蓋32の突出片に取り付けられたマグネットに吸着
される金属片244が取り付けられている。
図中5は保冷剤を収納するための金網かごで、かご51はスタンド53の上に載置されて
いる。かご51の前面には開閉可能な金網製の前蓋52が回転可能に取り付けられている
。前蓋52の回転軸522はスタンド53に固定された回転軸受521に軸着されている
。523は止め具で、ピン524が左右に移動して、前蓋52を閉めた後、摺動させて、
かご51の金網に係止して前蓋52を固定する。
図4は図3のA−A線による縦断面図であって、27は発泡スチロール等の断熱材で、ア
ルミニウムを蒸着したPETフイルム等の外皮部材28でくるまれている。図中25はフ
ラップ状固定片で、開いた状態を示している。フラップ状固定片25もPETフイルム等
で袋状に構成されその内部にマグネット板251例えばパーマロイマグネットゴムシート
板等が挿入されている。
図中5は金網かごで、かご51がスタンド53の上に載置されている。金網かご5の前面
の開口部には回転可能な前蓋52が設けられている。521は回転軸受、522は回転軸
である。
図5は金網かご5の斜面図で、かご51はスタンド53の上の載置されている。52は回
転可能な前蓋で、その詳細は図3及び図4に示してある。
図6は蓋体3の正面図を示すもので、蓋体3は上蓋31と下蓋32に分れている。蓋体3
の四周には突出片33が突出して設けられている。上側の突出片331には接続片4が接
続され、その上部裏側に設けられた平面ファスナー41は保冷ボックス本体2の天面に取
り付けられた平面ファスナーと結合して、蓋体3を保冷ボックス本体2に接続する。突出
片331と接続片4とを結合するために平面ファスナー42が取り付けられている。
上蓋31及び下蓋32は発泡スチロール等の断熱材34をPETフイルム等の外皮でくる
んだ断熱構造体で構成されている(詳細は図8で述べる)。
突出片33もPETフイルム等の外皮で袋状に構成されているので、上蓋31、下蓋32
の左右の突出片332にはその内部に金属板38が挿入されている。下蓋32の下の突出
片333にはマグネット39が挿入されている。
図中36は上蓋31に設けた取っ手、37は下蓋32の突出片333に設けた取っ手で2
か所設けられている。
図7は蓋体3の裏面図を示すもので、上蓋31、下蓋32の境界線は第2屈曲部44とし
て機能するために断熱材の外皮部材のPETフイルム等で一連に接続されている。その状
態は図8に示されている。すなわち、発泡スチロール等の断熱材34はPETフイルム等
の外皮部材35でくるまれている。蓋体3の表面の外皮351は上蓋31と下蓋32の切
れ目でV字状に折り返され、裏面の外皮352と縫い合わされて縫い目355が形成され
ている。その結果、上蓋31と下蓋32とはこの縫い目355に沿って折れ曲がることが
でき、第2屈曲部44を構成することになる。
下蓋32の下側突出片333も外皮部材35を突出させて折り返して縫い目356で袋状
に構成し、その中にマグネット板39を収納する。蓋体3の左右の突出片332も同様に
袋状に構成してその中に金属板38を収納する。
上蓋31の上側の突出片331は表裏の外皮の突出部を縫い目354で縫い合わせて構成
する。接続片4は平面ファスナー42で上蓋31の突出片331に接続し、この接続片4
が第1屈曲部43となる。41は接続片4の上端に取り付けられた平面ファスナーで保冷
ボックス本体の天面に設けた平面ファスナーに結合して、上蓋41の上部の突出片331
を保冷ボックスの天面に接続する。
図中36は上蓋31に取り付けた取っ手、37は下蓋32の突出片333に取り付けられ
た取っ手である。
図9は保冷ボックス本体2の蓋体3の開け方を図解して示したものである。
先ず、(a)保冷ボックス本体2の左右のフラップ状固定片25(図3)を立ててフラッ
プ状固定片25のマグネット251と蓋体3の左右の突出片332の金属板38(図6)
との吸着を解除する。続いて下蓋32の下端の突出片333の外側に設けた2つの取っ手
37を両手で持って手前に引いて突出片333のマグネット39(図6)と保冷ボックス
2の開口部下端の金属片244(図2)との吸着を解除する。(b)次に、上蓋31の取
っ手36を片手で手前に軽く引くと、上蓋31と下蓋32は逆くの字状に折れ曲がり、そ
の屈曲部から外部の空気が保冷ボックス本体2内に供給され、冷気による減圧で密着して
いるフレーム部24と蓋部3の突出片33との密着を解除する。
(c)下蓋32の取っ手37を持って下蓋32を上方に持ち上げる。
(d)そのまま、下蓋32を上蓋31の上に被せると、下蓋32は上蓋31の上に乗った
状態で両者は保冷ボックス2の天面23上に載置される。
上記の操作中に蓋体3は殆ど前方に突出することなく保冷ボックス上に載置できるので、
道路上を通行している人や車両の邪魔にならず安全に荷物の出し入れを路上で行うことが
できる。
1 配送用保冷ボックス
2 保冷ボックス本体
21 開口部
23 天面
231 平面ファスナー
24 フレーム部
244 金属板
25 フラップ状固定片
251 マグネット板
26 固定ベルト
27 断熱材
28 外皮部材
3 蓋体
31 上蓋
32 下蓋
33 突出片
34 断熱材
35 外皮部材
38 金属板
39 マグネット板
4 接続片
41 平面ファスナー
42 平面ファスナー
43 第1屈曲部
44 第2屈曲部
5 金網かご


Claims (14)

  1. 前面が開放された開口部を有する長方体の保冷ボックス本体および該保冷ボックス本体の
    開口部に嵌合する蓋体とよりなり、上記蓋体は上下に分割された上蓋と下蓋とよりなり、
    該上蓋の上辺は上記保冷ボックス本体の天面に該開口部の上端を通る直線に平行な直線に
    沿って折り曲げ可能な可撓性折曲げ部材よりなる第1屈曲部によって折り曲げ自在に接続
    され、上記上蓋の下辺と上記下蓋の上辺とは、上記上蓋と上記下蓋との境界線に沿って折
    り曲げ可能な可撓性折曲げ部材よりなる第2屈曲部によって折り曲げ自在に接続されてい
    ることを特徴とする配送用保冷ボックス。
  2. 上記蓋体の下蓋を上方に引き上げた場合、上蓋と下蓋とは折れ曲がって第2屈曲部が前方
    に突出し、さらに上記上蓋を上記保冷ボックス本体の天面に向け折り曲げた場合に上記上
    蓋及び上記下蓋が折り重なった状態で上記保冷ボックス本体の天面に載置されるように第
    1屈曲部及び第2屈曲部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載された配送用
    保冷ボックス。
  3. 上記保冷ボックス本体および上記蓋体は発泡合成樹脂製の断熱材の表面をアルミニウム蒸
    着した断熱シートの外皮部材で被覆した断熱構造体で構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載された配送用保冷ボックス。
  4. 上記蓋体の外皮部材は、上記断熱構造体の左右及び上下方向に突出して、上記保冷ボック
    スの開口部の左右及び上下のフレーム部に重なるように構成された突出片を形成すること
    を特徴とする請求項3に記載された配送用保冷ボックス。
  5. 上記第1屈曲部は、上記上蓋の上部の突出片をさらに上方に延長して上記保冷ボックス本
    体の天面にその一端を着脱自在に固着される接続片として構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された配送用保冷ボックス。
  6. 上記第2屈曲部は上記上蓋と上記下蓋の裏面に連続して繋がっている外皮部材によって構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された配送用
    保冷ボックス。
  7. 上記上蓋の左右の突出片及び上記下蓋の左右の突出片並びに下部の突出片にマグネット板
    又は該マグネット板に吸着する金属板のいずれか一方を取り付けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された配送用保冷ボックス。
  8. 上記保冷ボックス本体は、その開口部の左右両側から外方に突出して、これを内側に折り
    曲げた場合、上記上蓋及び上記下蓋の左右の突出片と重なるように構成されたフラップ状
    固定片を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載された
    配送用保冷ボックス。
  9. 上記フラップ状固定片に、上記上蓋及び上記下蓋の左右の突出片に取り付けたマグネット
    板又は該マグネット板に吸着する金属板のいずれかに対応するマグネット板又は該マグネ
    ット板に吸着する金属板のいずれか一方を取り付けたことを特徴とする請求項8に記載さ
    れた配送用保冷ボックス。
  10. 上記保冷ボックス本体の開口部の下部のフレーム部に、上記下蓋の下部の突出片に取り付
    けたマグネット板又は該マグネット板に吸着する金属板のいずれかと対応するマグネット
    板又は該マグネット板に吸着するための金属板のいずれか一方を取り付けたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載された配送用保冷ボックス。
  11. 上記蓋体の表面で上蓋と下蓋との境界線の近傍及び下蓋の下部の突出片にそれぞれ取っ手
    を設けたことを特徴とする請求項1または請求項10のいずれか1項に記載された配送用
    保冷ボックス。
  12. 上記保冷ボックス本体の内部に保冷剤を収納するための保冷剤収納かごを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載された配送用保冷ボックス。
  13. 上記保冷ボックス本体の外壁部材の適宜箇所に該保冷ボックスを搭載するかご台車に固定
    するための固定ベルトを設けたことを特徴とする請求項1に記載された配送用保冷ボック
    ス。
  14. 上記固定ベルトは平面ファスナーよりなる固定部を備えたことを特徴とする請求項12に
    記載された配送用保冷ボックス。

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