JP3165264U - 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車 - Google Patents

保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車 Download PDF

Info

Publication number
JP3165264U
JP3165264U JP2010007070U JP2010007070U JP3165264U JP 3165264 U JP3165264 U JP 3165264U JP 2010007070 U JP2010007070 U JP 2010007070U JP 2010007070 U JP2010007070 U JP 2010007070U JP 3165264 U JP3165264 U JP 3165264U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folded
panel
cold insulation
insulation cover
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2010007070U
Other languages
English (en)
Inventor
鈴木 徹
徹 鈴木
勝浩 高橋
勝浩 高橋
Original Assignee
株式会社紀文産業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社紀文産業 filed Critical 株式会社紀文産業
Priority to JP2010007070U priority Critical patent/JP3165264U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3165264U publication Critical patent/JP3165264U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】保冷カバーを取り付けたまま運搬用台車を折り畳み可能であり、かつ、折り畳んだ状態を維持することができる運搬用台車を提供する。【解決手段】背面パネルと、回動して背面パネルに接するように折り畳むことが可能な床パネルと、一方が回動して折り畳まれた床パネルと接するように折り畳むことが可能な2つの側面パネルとを有する運搬用台車に装着可能に保冷カバーを形成する。さらに、背面パネルに固定される背面14と、床パネルに固定される床面と、2つの側面パネルにそれぞれ固定される2つの側面と、2つの側面と接続されて2つの側面の一部を折り畳むことにより背面と接するように折り畳むことが可能な天井面20と、天井面に接続されて2つの側面と開閉可能に設けられ、高さ方向の略中間位置で折り畳まれて天井面に接するように折り畳むことが可能な開口面22と、背面の上端部に設けられて2つの側面パネルのうちの折り畳まれた側面パネルを固定するパネル固定部24とを有するようにした。【選択図】図5

Description

本考案は、保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車に関し、さらに詳細には、カゴ台車などの運搬用台車に装着する保冷カバーおよび当該保冷カバーが装着された保冷カバー付き運搬用台車に関する。
従来より、物流の分野においては、荷物を積載して運搬する際にカゴ台車などの運搬用台車が用いられており、こうした運搬用台車に保温または保冷を必要とする荷物を積載する場合には、運搬用台車に断熱材を使用して略箱形形状に形成された保冷カバーを装着し、当該保冷カバー内に保温または保冷を必要とする荷物を積載して運搬するようにしていた。
ここで、運搬用台車は、通常、使用されない場合などには、保管スペースを確保するなどの目的のため、略L字形状に折り畳まれた状態で保管される。
このため、運搬用台車を保管するときには、装着された保冷カバーを取り外し、当該保冷カバーを別途保管するとともに、運搬用台車を折り畳み、運搬用台車を使用するときには、運搬用台車を展開して別途保管されている保冷カバーを運搬用台車内に装着することとなり、取り扱いが繁雑になるという問題があった。
このため、保冷カバーを、運搬用台車の折り畳みに合わせて折り畳むことが可能な構成とする工夫がなされていた。
具体的には、例えば、特許文献1として提示する特開平11−139317号公報に開示された技術によれば、略箱形形状の保冷カバー100の側面102、104にそれぞれ、背面106側の縁と天井面108側の縁とのなす角を2等分する第1折り予定線110と、背面106側の縁と床面112側の縁とのなす角を2等分する第2折り予定線114とを設けるようにしている(図1(a)を参照する。)。
そして、ファスナーにより開閉自在に設けられた覆い片120が設けられた開口面116を運搬用台車150の積み降ろし口と合わせるとともに、取付片118を運搬用台車150の背面パネル154の柱部154a、側面パネル156の柱部156aおよび側面パネル158の柱部158aにそれぞれ装着係止し、側面パネル156、158間に押さえ棒160を取り付けて、保冷カバー100を運搬用台車150内に装着する(図2(a)を参照する。)。
この保冷カバー100を装着した運搬用台車150を保管する際には、まず、運搬用台車150に装着された保冷カバー100を折り畳む。
詳細には、まず、運搬用台車150の背面パネル154に装着係止するための取付片118以外の取付片118を各パネルの柱部から取り外す。その後、保冷カバー100の覆い片120を開き(図1(b)を参照する。)覆い片120を天井面108の上面または下面に重ねて、側面102、104に設けられた第1折り予定線110および第2折り予定線114を谷折りとして、側面102において第1領域102aと第2領域102b、第2領域102bと第3領域102cとが重なるように折り畳むとともに、側面104において第1領域104aと第2領域104b、第2領域104bと第3領域104cとが重なるように折り畳み(図1(c)(d)を参照する。)、側面102、104が折り畳まれた状態で、天井面108と床面112とがそれぞれ背面106に重ねられる(図1(e)を参照する。)。
こうして、折り畳まれた保冷カバー100は、運搬用台車150の背面パネル154にのみ取り付けられた状態となり、この状態で床パネル162を回動させて折り畳まれた保冷カバー100の床面112に重ねる(図2(b)を参照する。)。その後、側面パネル156を回動させて折り畳まれた床パネル162に重ねる(図2(c)を参照する。)。
このようにして、背面パネル154と側面パネル156とに保冷カバー100が挟まれた状態で運搬用台車150を略L字形状に折り畳む。
これにより、運搬用台車150においては、保冷カバー100を取り付けた状態で折り畳むことができるため、取り扱いが簡素化されるとともに、保冷カバー100を上記したようにして折り畳むようにしたため、嵩張ることなく折り畳むことができるようになるものとされている。

しかしながら、特許文献1に開示された発明においては、折り畳んだ保冷カバー100が立設された状態で、単に、運搬用台車150の背面パネル154と側面パネル156とにより挟まれただけの構成のため、折り畳まれた運搬用台車150は、折り畳んだ直後では、図3(a)に示すように、折り畳まれた保冷カバー100が背面パネル154と側面パネル156との間にきちんと挟まれた状態となるが、時間が経過すると、図3(b)に示すように、折り畳んだ保冷カバー100の自重あるいは保冷カバー100を形成する材料の弾性などにより、側面パネル156が前方側に回動してしまい、運搬用台車150が折り畳まれた状態を維持することが難しかった。
そのため、保管時に、保冷カバー100が装着された運搬用台車150を折り畳んでも、整頓して当該運搬用台車150を保管することが難しかった。
このため、保冷カバーを取り付けた状態で運搬用台車を折り畳むことができるとともに、折り畳まれた運搬用台車において折り畳んだ状態を維持することが可能な保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車の提案が強く望まれていた。
特開平11−139317号公報
本考案は、従来の技術の有する上記したような要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、保冷カバーを取り付けた状態で運搬用台車を折り畳むことができるとともに、折り畳まれた運搬用台車において折り畳んだ状態を維持することが可能な保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本考案は、後方側に位置する背面パネルと、下方側に位置するとともに回動して上記背面パネルに接するように折り畳むことが可能な床パネルと、側面に位置するとともに、一方が回動して折り畳まれた床パネルと接するように折り畳むことが可能な2つの側面パネルとにより構成された運搬用台車に装着可能な保冷カバーにおいて、上記背面パネルに固定される背面と、上記床パネルに固定される床面と、上記2つの側面パネルにそれぞれ固定される2つの側面と、上記床面と対向して上記2つの側面と接続されるとともに、上記2つの側面の一部を折り畳むことにより上記背面と接するように折り畳むことが可能な天井面と、上記背面と対向して上記天井面に接続されるとともに、上記2つの側面と開閉可能に設けられ、高さ方向の略中間位置で折り畳まれて上記天井面に接するように折り畳むことが可能な開口面と、上記背面の上端部に設けられるとともに、上記2つの側面パネルのうちの折り畳まれた側面パネルを固定するパネル固定部とを有するようにしたものである。
また、本考案は、上記した考案において、上記運搬用車両に装着した状態で上記運搬用車両を折り畳む際には、上記開口面を折り畳んで上記天井面に載せ、上記開口面を載せた上記天井面を上記2つの側面の一部を折り畳んで上記背面と接するように折り畳み、上記床面を上記背面と接するように折り畳み、折り畳んだ上記床面に接するように上記床パネルを折り畳み、上記2つの側面パネルのうちの一方の側面パネルを折り畳んだ上記床面に接するように折り畳んだ後、上記パネル固定部によって折り畳んだ上記2つの側面パネルのうちの一方の側面パネルを固定するようにしたものである。
また、本考案は、上記した考案において、上記パネル固定部は、カバー部と雌雄一対の面ファスナーが設けられたベルト部とにより構成され、上記カバー部により上記2つの側面パネルのうちの折り畳まれた側面パネルを覆うとともに、上記ベルト部を巻き付けて、該面ファスナーよって上記2つの側面パネルのうちの折り畳まれた側面パネルを固定するようにしたものである。
また、本考案は、上記した考案において、上記2つの側面の上記一部はそれぞれ、面ファスナーによってそれぞれが固定される側面パネルに固定されるようにしたものである。
また、本考案は、上記した考案において、上記開口面の略中間位置において、ベルト部が設けられるようにしたものである。
また、本考案は、上記した考案において、上記開口面と上記天井面とに雌雄一対の面ファスナーが設けられ、該面ファスナーにより、上記開口面を上記天井面に接するように折り畳む際に、上記天井面に上記開口面を固定可能にするようにしたものである。
また、本考案は、折り畳むことが可能であるとともに、保温または保冷が必要な荷物を収納するための保冷カバーが装着された運搬用台車において、後方側に位置する背面パネルと、上記背面パネルの下方側に位置するとともに、回動して上記背面パネルに接するように折り畳むことが可能な床パネルと、上記背面パネルの左右の側面に位置するとともに、一方が回動して折り畳まれた上記床パネルと接するように折り畳むことが可能な2つの側面パネルと上記背面パネル、上記床パネルおよび上記2つの側面パネルに固定される保冷カバーとを有し、上記保冷カバーは、上記した本考案による保冷カバーにより構成されるようにしたものである。
本考案は、以上説明したように構成されているので、保冷カバーを取り付けた状態で運搬用台車を折り畳むことができるとともに、折り畳まれた運搬用台車において折り畳んだ状態を維持することが可能であるという優れた効果を奏する。
図1(a)は、従来の技術による保冷カバーにおいて覆い片を閉じた状態を示す概略構成斜視説明図であり、また、図1(b)は、従来の技術による保冷カバーにおいて覆い片を開いた状態を示す概略構成斜視説明図であり、また、図1(c)は、従来の技術による保冷カバーにおいて折り畳み途中の状態を示す概略構成斜視説明図であり、また、図1(d)は、従来の技術による保冷カバーの側面図であり、また、図1(e)は、従来の技術による保冷カバーにおいて折り畳み完了の状態を示す概略構成斜視説明図である。 図2(a)は、従来の技術による保冷カバーを装着した運搬用台車を示す概略構成斜視説明図であり、また、図2(b)は、従来の技術による保冷カバーを装着した運搬用台車において折り畳み途中の状態を示す概略構成斜視説明図であり、また、図2(c)は、従来の技術による保冷カバーを装着した運搬用台車において折り畳み完了の状態を示す概略構成斜視説明図である。 図3(a)は、従来の技術による保冷カバーを装着した運搬用台車の折り畳み直後の状態を示す説明図であり、また、図3(b)は、従来の技術による保冷カバーを装着した運搬用台車の折り畳んだ後に時間が経過した際の状態を示す説明図である。 図4(a)は、本考案による保冷カバーの平面図であり、また、図4(b)は、本考案による保冷カバーの左側面図であり、また、図4(c)は、本考案による保冷カバーの正面図であり、また、図4(d)は、本考案による保冷カバーの右側面図であり、また、図4(e)は、本考案による保冷カバーの底面図であり、図4(f)は、本考案による保冷カバーの背面図であり、また、図4(g)は、保冷カバーの左側面の内面を示す説明図であり、また、図4(h)は、保冷カバーの右側面の内面を示す説明図であり、また、図4(i)は、取付部などに設けられた面ファスナーの取付例を示す説明図である。 図5(a)(b)は、本考案による保冷カバーの概略構成斜視説明図が示されており、図5(a)は、本考案による保冷カバーの正面斜視構成説明図が示されており、また、図5(b)は、本考案による保冷カバーの背面斜視構成説明図が示されている。 図6(a)(b)は、本考案による保冷カバーの開口面を開ける状態を段階的に示す斜視説明図である。 図7(a)(b)(c)(d)は、本考案による保冷カバーの折り畳まれた状態を段階的に示す斜視説明図である。 図8(a)は、本考案による保冷カバー付き運搬用台車を示す概略構成斜視説明図であり、また、図8(b)(c)(d)(e)は、本考案による保冷カバー付き運搬用台車の折り畳まれた状態を段階的に示す斜視説明図である。 図9(a)(b)(c)は、パネル固定部により側面パネルを固定する状態を説明するための説明図である。 図10は、折り畳まれて、パネル固定部により側面パネルを固定した状態の運搬用台車を示す説明図である。 図11は、本考案による保冷カバーの変形例を示す斜視説明図である。 図12(a)(b)は、本考案による保冷カバーの変形例を示す斜視説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら本考案による保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
なお、以下の説明においては、図1乃至図2を参照しながら説明した従来の技術による保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車と同一または相当する構成については、上記において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成ならびに作用の説明を適宜に省略することとする。

ここで、図4(a)(b)(c)(d)(e)(f)には、本考案による保冷カバーの六面図が示されており、図4(g)(h)には、本考案による保冷カバーの側面の内側の説明図が示されており、図4(i)には、取付部などに設けられた面ファスナーの取付例を示す説明図が示されており、図5(a)(b)には、本考案による保冷カバーの概略構成斜視説明図が示されている。
この図4乃至図5に示す本考案による保冷カバー10は、全体の形状が運搬用台車150に装着可能な略箱形形状であって、前方側に後述する開口面22を固定する開口面固定部12aが形成された床面12と、床面12の後方側において立設されるとともに上端部14aに後述するパネル固定部24が設けられた背面14と、背面14の右方側に設けられた右側面16と、右側面16と対向して背面14の左方側に設けられた左側面18と、床面12と対向して背面14の上方側に設けられた天井面20と、高さ方向の略中間位置において屈曲部22aが設けられるとともに、背面14と対向して天井面20の前方側に設けられた開口面22とを有して構成されている。
なお、こうした保冷カバー10は、断熱材(例えば、発砲ポリエチレンシート、グラスウールなど)をアルミ蒸着シートにより挟んでなる柔軟な材質による形成されている。

より詳細には、背面14は、下端部14bにおいて床面12の後端部12bと接続し、右辺14cにおいて右側面16の後端部16aと接続し、左辺14dにおいて左側面18の後端部18aと接続し、上端部14aにおいて天井面20の後端部20aと接続している。
また、右辺14cの上方側と下方側とにそれぞれ、取付部14ca、14cbが設けられており、左辺14dの上方側と下方側とにそれぞれ、取付部14da、14dbが設けられており、上端部14aの右方側と左方側とにそれぞれ、取付部14aa、14abが設けられている。
この取付部14aa、14ab、14ca、14cb、14da、14dbには、それぞれ雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)が設けられており、この取付部14aa、14ab、14ca、14cb、14da、14dbを背面パネル154の柱部154aに巻き付け、各取付部にそれぞれ設けられた雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)によって固定することにより、運搬用台車150の背面パネル154に保冷カバー10が固定されることとなる。
背面14の上端部14aにおいては、パネル固定部24が設けられており、このパネル固定部24は、カバー部24aとベルト部24bとが設けられている。ベルト部24bは、カバー部24aの上端部24aaの中央位置からやや左側に設けられている。また、ベルト部24には、雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)が設けられている。このパネル固定部24は、保冷カバー10が使用状態(つまり、折り畳んでいない状態である。)で運搬用台車150に固定されたときは、図7(a)に示すように、背面パネル154の後方側に垂れ下がった状態となる。

また、天井面20は、前端部20bにおいて開口面22の上端部22bと接続し、右辺20cにおいて右側面16の上端部16bと接続し、左辺20dにおいて左側面18の上端部18bと接続している。
天井面20の上面20eの後端部略中央位置において面ファスナー20eaが設けられている。この面ファスナー20eaは、後述する開口面22の上部22−1に設けられた面ファスナー22−1aと雄雌の関係にある。つまり、面ファスナー20eaが雄の場合には、面ファスナー22−1aは雌となり、面ファスナー20eaが雌の場合には、面ファスナー22−1aは雄となる。

さらに、開口面22は、右辺22cにおいてファスナーを介して右側面16の前端部16cと接続しており、左辺22dにおいてファスナーを介して左側面18の前端部18cと接続している。
また、開口面22は、高さ方向の略中央位置に屈曲部22aにより屈曲可能に構成されており、屈曲部22aの上方側に位置する上部22−1と、屈曲部22aの下方側に位置する下部22−2とにより構成されている。
開口面22の右辺22cには、後述する右側面16の前端部16cに設けられた線ファスナー(図示せず。)と対をなす線ファスナー(図示せず。)が設けられている。つまり、開口面22の右辺22cに設けられた線ファスナー(図示せず。)と右側面16の前端部16cに設けられた線ファスナー(図示せず。)とによって、開口面22の右辺22cと右側面16の前端部16cとを接続することか可能となるとともに、接続を解除することも可能となる。
同様に、開口面22の左辺22dには、後述する左側面18の前端部18cに設けられた線ファスナー(図示せず。)と対をなす線ファスナー(図示せず。)が設けられている。つまり、開口面22の左辺22dに設けられた線ファスナー(図示せず。)と左側面18の前端部18cに設けられた線ファスナー(図示せず。)とによって、開口面22の左辺22dと左側面18の前端部18cとを接続することが可能となるとともに、接続を解除することも可能となる。
上部22−1は、屈曲部22a近傍の略中央位置に、面ファスナー22−1aが設けられており、この面ファスナー22−1aは、上記したように、天井面20の上面20eに設けられた面ファスナー20eaと雄雌の関係にある。つまり、面ファスナー20eaが雄の場合には、面ファスナー22−1aは雌となり、面ファスナー20eaが雌の場合には、面ファスナー22−1aは雄となる。
一方、下部22−2は、屈曲部22a近傍の略中央位置に、ベルト部22−2aが設けられている。また、下部22−2の裏面の22−2c下方側には面ファスナー22−2bが設けられており、この面ファスナー22−2bは、後述する床面12の開口面固定部12aに設けられた面ファスナー12aaと雄雌の関係にある。つまり、面ファスナー22−2bが雄の場合には、面ファスナー12aaは雌となり、面ファスナー22−2bが雌の場合には、面ファスナー12aaは雄となる。
つまり、開口面22は、線ファスナー(図示せず。)、面ファスナー12aaおよび面ファスナー22−2bにより、天井面20と接続された上端部22bを中心として開閉自在に設けられている。

また、床面12は、下面12cの中心位置よりやや前方側に面ファスナー12caが設けられており、この面ファスナー12caは、運搬用台車150の床パネル162の上面に設けられた面ファスナー(図示せず。)と雄雌の関係にある。つまり、面ファスナー12caが雄の場合には、床パネル162に設けられた面ファスナー(図示せず。)は雌となり、面ファスナー12caが雌の場合には、床パネル162に設けられた面ファスナー(図示せず。)は雄となる。
床面12の前方側には、開口面22を固定する開口面固定部12aが形成されており、開口面固定部12aには、面ファスナー12aaが設けられている。この面ファスナー12aaは、上記したように、開口面22の下部22−2の裏面22−2cの下方側に設けられた面ファスナー22−2bと雄雌の関係にある。つまり、面ファスナー22−2bが雄の場合には、面ファスナー12aaは雌となり、面ファスナー22−2bが雌の場合には、面ファスナー12aaは雄となる。

右側面16は、下端部16dで床面12の右辺12dと単純に接している状態(つまり、縫製などにより接続されていない状態である。)であり、前端部16cの下方側と中心位置よりやや上方側とにそれぞれ、取付部16ca、16cbが設けられている。この取付部16ca、16cbには、雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)が設けられている。
さらに、右側面16の外面16hにおいて、上方側に前端部16cに沿って面ファスナー16eが設けられており、面ファスナー16eは、側面パネル156の柱部156aに設けられた面ファスナー156bと雄雌の関係にある。つまり、面ファスナー16eが雄の場合には、面ファスナー156bは雌となり、面ファスナー16eが雌の場合には、面ファスナー156bは雄となる。なお、この面ファスナー156bは、側面パネル156の柱部156aにおいて、保冷カバー10を運搬用台車150に装着した際に右側面16eに設けられた面ファスナー16eと対向する位置に設けられている(図8(b)を参照する。)。
そして、この面ファスナー16eを側面パネル156の柱部156aに設けられた面ファスナー156bに貼り付けて固定するとともに、取付部16ca、16cbを側面パネル156の柱部156aに巻き付け、取付部16ca、16cbにそれぞれ設けられた雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)によって固定することにより、運搬用台車150の側面パネル156に保冷カバー10が固定されることとなる。
また、右側面16の上端部16bと後端部16aとがなす角(上端部16dと後端部16aとがなす角は略直角である。)を2等分するような折り畳み線16fが設けられている。
さらに、右側面16の内面16gの下方側には、擦れ傷がつきにくい特殊カバー26が設けられている(図4(h)を参照する。)。
一方、左側面18は、下端部18dで床面12の左辺12eと単純に接してる状態(つまり、縫製などにより接続されていない状態である。)であり、前端部18cの下方側と中心位置よりやや上方側とにそれぞれ、取付部18ca、18cbが設けられている。この取付部18ca、18cbには、雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)が設けられている。
さらに、左側面18の外面18hにおいて、上方側に前端部18cに沿って面ファスナー18eが設けられており、面ファスナー18eは、側面パネル158の柱部158aの前方側に設けられた面ファスナー158bと雄雌の関係にある。つまり、面ファスナー18eが雄の場合には、面ファスナー158bは雌となり、面ファスナー18eが雌の場合には、面ファスナー158bは雄となる。なお、この面ファスナー158bは、側面パネル158の柱部158aにおいて、保冷カバー10を運搬用台車150に装着した際に左側面18eに設けられた面ファスナー18eと対向する位置に設けられている(図8(b)を参照する。)。
そして、この面ファスナー18eを側面158の柱部158aの前方側に設けられた面ファスナー18eに貼り付けて固定するとともに、取付部18ca、18cbを側面パネル158の柱部158aに巻き付け、取付部18ca、18cbにそれぞれ設けられた雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)によって固定することにより、運搬用台車150の側面パネル158に保冷カバー10が固定されることとなる。
また、左側面18の上端部18bと後端部18aとがなす角(上端部18dと後端部18aとがなす角は直角である。)を2等分するような折り畳み線18fが設けられている。
さらに、左側面18の内面18gの下方側には、擦れ傷がつきにくい特殊カバー26が設けられている(図4(g)を参照する。)。
なお、以上において説明した床面12、背面14、右側面16、左側面18、天井面20および開口面22の各面における他の面との接続方法としては、例えば、縫製などが挙げられる。
また、取付部14aa、14ab、14ca、14cb、14da、14db、16ca、16cb、18ca、18cbならびにベルト部24bにおいて設けられた雌雄一対の面ファスナーは、具体的には、図4(i)に示すように、一方の面上に雌雄一対の面ファスナーが所定の間隔を開けて設けられている。

以上の構成において、保冷カバー10は、床面12に設けられた面ファスナー12aa、右側面16に設けられた面ファスナー16e、左側面18に設けられた面ファスナー18e、取付部14aa、14ab、14ca、14cb、14da、14db、取付部16ca、16cbならびに取付部18ca、18cbにより、運搬用台車150に固定されて装着される。
より詳細には、運搬用台車150の床パネル162の上面に設けられた面ファスナー(図示せず。)に床面12に設けられた面ファスナー12aaを貼り付け、右側面16に設けられた面ファスナー16eを側面パネル156の柱部156の前方側上部に設けられた面ファスナー(図示せず。)に貼り付けるとともに、左側面18に設けられた面ファスナー18eを側面パネル158の柱部158aの前方側上部に設けられた面ファスナー158bに貼り付ける。
さらに、取付部14aa、14ab、14ca、14cb、14da、14dbを背面パネル154の柱部154aに巻き付けて、各取付部にそれぞれ設けられた雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)により固定し、取付部16ca、16cbを側面156の柱部156aに巻き付けて、取付部16ca、16cbにそれぞれ設けられた雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)により固定するとともに、取付部18ca、18cbを側面158の柱部158aに巻き付けて、取付部18ca、18cbにそれぞれ設けられた雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)により固定する。
これにより、保冷カバー10が運搬用台車150に固定されることとなる(図8(a)を参照する。)。

次に、図6乃至図7を参照しながら、上記のようにして保冷カバー10が装着された運搬用台車150を使用する場合と、当該運搬用台車150を保管する場合について説明する。
この図6(a)(b)には、本考案による保冷カバーの開口面を開ける状態を段階的に示す斜視説明図が示されており、図7(a)(b)(c)(d)には、本考案による保冷カバーの折り畳まれた状態を段階的に示す斜視説明図が示されており、図8(a)には、本考案による保冷カバー付き運搬用台車の概略構成斜視説明図が示されており、図8に(b)(c)(d)(e)は、本考案による保冷カバー付き運搬用台車の折り畳まれた状態を段階的に示す斜視説明図が示されている。
まず、保冷カバー10を装着した運搬用台車150を使用する際には、固定した保冷カバー10において、右側面16と開口面22とを接続する線ファスナー(図示せず。)および左側面18と開口面22とを接続する線ファスナー(図示せず。)を開くとともに、開口面22の下部22−2に設けられた面ファスナー22−2bを床面12の開口面固定部12aに設けられた面ファスナー12aaから剥がし、開口面22の下部22−2に設けられたベルト部22−2aを手前に引いて開口面22を開ける(図6(a)を参照する。)。
その後、開口面22の下部22−2の裏面22−2cと開口面22の上部22−1の裏面22−1cとを合わせるようにして開口面22を屈曲部22aにおいて折り畳むとともに、開口面22の上部22−1の表面22−1bと天井面20の上面20eとを合わせるようにして折り畳んで、開口面22を天井面20の上面20eに載せる(図6(b)を参照する。)。この際、天井面20の上面20eに設けられた面ファスナー20eaに、開口面22の上部22−1に設けられた面ファスナー22−1aを貼り付けて、開口面22を天井面20に固定する。
こうして開口面22を開けた保冷カバー10内に、保温または保冷を必要とする荷物を積載する。
そして、保温または保冷を必要とする荷物を積載した後に、天井面20上に載せられた開口面22を引き出し、開口面22の下部22−2の裏面22−2cに設けられた面ファスナー22−2bを床面12の開口面固定部12aに設けられた面ファスナー12aaに貼り付けるとともに、開口面22と右側面16とを線ファスナー(図示せず。)により接続し、開口面22と左側面18とを線ファスナー(図示せず。)により接続して開口面22を閉める。
そして、運搬用台車150の側面パネル158に設けられた押さえ棒160を側面パネル156に設けられた係止部(図示せず。)に係止して(図8(a)を参照する。)、運搬用台車150により保温または保冷を必要とする荷物を運搬する。

次に、荷物を運搬した後に、使用しなくなった保冷カバー10を装着した運搬用台車150を保管する場合について説明する。
保冷カバー10を装着した運搬用台車150を保管する際には、保冷カバー10を装着した状態で運搬用台車150を略L字形状に折り畳んで保管する。
より詳細には、保冷カバー10を装着した運搬用台車150を保管する際には、まず、側面パネル156に設けられた押さえ棒160を側面パネル158に設けられた係止部(図示せず。)から外す。
次に、右側面16と開口面22とを接続する線ファスナー(図示せず。)および左側面18と開口面22とを接続する線ファスナー(図示せず。)を開くとともに、開口面22の下部22−2に設けられた面ファスナー22−2bを床面12の開口面固定部12aに設けられた面ファスナー12aaから剥がし、開口面22の下部22−2に設けられたベルト部22−2aを手前に引いて開口面22を開ける(図7(a)を参照する。)。
その後、開口面22の下部22−2の裏面22−2cと開口面22の上部22−2の裏面22−1cとを合わせるようにして開口面22の屈曲部22aにおいて折り畳むとともに、開口面22の上部22−1の表面22−1bと天井面20の上面20eとを合わせるようにして折り畳むことにより、開口面22を天井面20の上面20eに載せる。このとき、天井面20の上面20eに設けられた面ファスナー20eaに、開口面22の上部22−1に設けられた面ファスナー22−1aを貼り付けて、開口面22を天井面20に固定する(つまり、図6(b)に示す状態となる。)。
次に、右側面16に設けられた面ファスナー16eを運搬用台車150の側面パネル156の柱部156aに設けられた面ファスナー156bから剥がすとともに、左側面18に設けられた面ファスナー18eを運搬用台車150の側面パネル158の柱部158aに設けられた面ファスナー158bから剥がす。
その後、右側面16に設けられた折り畳み線16fと左側面18に設けられた折り畳み線18fとに沿って右側面16と左側面18とを折り畳み、開口面22が上面20eに固定されて載せられた天井面20を背面14と接するように折り畳む(図7(b)および図8(b)を参照する。)。
そして、床面12の下面12cに設けられた面ファスナー12caを運搬用台車150の床パネル162の上面に設けられた面ファスナー(図示せず。)から剥がし、床面12を背面14に接するように折り畳む(図7(c)を参照する。)。このとき、床面12は右側面16および左側面18と単に接している状態のため、床面12は、下面12cに設けられた面ファスナー12caを床パネル162の上面に設けられた面ファスナー(図示せず。)から剥がすだけで、背面14と接続されている床面12の後端部12bを中心として背面14側に折り畳むことができる。
床面12を背面14に折り畳んだ後に、運搬用台車150の床パネル162を保冷カバー10の床面12と接するように折り畳み(図8(c)を参照する。)、その後、右側面16が取付部16ca、16cbによって運搬用台車150の側面パネル156が固定された状態で、側面パネル156を固定された右側面16が床パネル162に接するようにして折り畳む(図7(d)および図8(d)を参照する。)。
その後、運搬用台車150の背面パネル154の後方側に垂れ下がった状態となっているパネル固定部24を、側面パネル156の柱部156aの上方側をカバー部24aで覆うように前方側に垂らし(図9(a)(b)を参照する。)、ベルト部24bを側面パネル156に設けられた横パイプ156cに巻き付け、ベルト部24bに設けられた雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)によって固定する(図8(e)および図9(c)を参照する。)。このとき、パネル固定部24は、ベルト部24bが雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)によって、カバー部24aおよびベルト部24bにテンションが係るようにして、横パイプ156cにベルト部24bを固定するものである。
このようにして保冷カバー10が装着された運搬用台車150を折り畳み(図10を参照する。)、当該運搬用台車150を整頓して保管する。

また、保冷カバー10を装着した運搬用台車150を折り畳まれた状態から使用する際には、上記した手順と逆の手順となり、ベルト部24bの面ファスナーを剥がしてパネル固定部24を背面パネル154の後方側に垂れ下げた後に、側面パネル156を開き、床パネル162を開く。
次に、ベルト部22−2aを手前に引き、天井面20、右側面16、左側面18および開口面22の折り畳まれた状態を解除する。そして、折り畳まれた状態が解除された右側面16の面ファスナー16eを側面パネル156の柱部156aに設けられた面ファスナー156bに貼り付けるとともに、折り畳まれた状態が解除された左側面18の面ファスナー18eを側面パネル158の柱部158aに設けられた面ファスナー158bに貼り付ける。
その後、開口部22の下部22−2の裏面22−2cに設けられた面ファスナー22−2bを床面12の開口面固定部12aに設けられた面ファスナー12aaに貼り付けるとともに、開口部22と右側面16および左側面18とをそれぞれ線ファスナー(図示せず。)により接続して、開口部22を固定するようにする。

上記において説明したように、本考案による保冷カバー10は、開口面22を屈曲部22aで屈曲して2つに折り畳む構成とするとともに、開口面22の上部22−1に面ファスナー22−1aを設け、当該面ファスナー22−1aを開口面22を折り畳んで天井面20の上面20eに載せた際に、当該上面20eに設けられた面ファスナー20eaに貼り付けて開口面22を固定するようにした。
これにより、本考案による保冷カバー10においては、天井面20を折り畳んだ際に、開口面22が自重により開いてしまうことがなくなり、開口部22が折れ畳まれた状態を維持することができる。
また、本考案による保冷カバー10は、開口面22の下部22−2にベルト部22−2aを設け、このベルト部22−2aが、開口面22を載せて天井面20が折り畳まれた際に前方側に位置する。そして、折り畳まれた状態を解除する際には、このベルト部22−2a手前に引くことにより天井面20、右側面16、左側面18および開口面22の折り畳まれた状態を解除することができる。
このため、本考案による保冷カバー10においては、簡単に折り畳まれた状態を解除することができるようになる。
さらに、本考案による保冷カバー10を取り付けた運搬用台車150は、パネル固定部24により、側面パネル156は折り畳まれた床パネル162側にしっかりと接した状態となり、時間が経過しても、当該パネル固定部24による固定により、折り畳んだ保冷カバー10の自重あるいは保冷カバー10を形成する材料の弾性により側面パネル156が前方側に回動してしまうことがない。
これにより、本考案による保冷カバー10を取り付けた運搬用台車150においては、時間が経過しても、きちんと折り畳まれた状態を維持することができ、整頓して保管することができるようになる。さらに、本考案による保冷カバー10を取り付けた運搬用台車150においては、例えば、当該運搬用台車150を屋外などに保管した場合には、パネル固定部24のカバー部24aにより雨水などが折り畳まれた部分に溜まることがなくなる。
さらにまた、右側面16に設けられた面ファスナー16eと側面パネル156の柱部156aに設けられた面ファスナー156bとにより、保冷カバー10の右側面16の上方側が側面パネル156に固定され、左側面18に設けられた面ファスナー18eと側面パネル158の柱部158aに設けられた面ファスナー158bとにより、保冷カバー10の左側面18の上方側が側面パネル158に固定されるため、天井面20および天井面20近傍の開口面22の張りを保つことができる。
これにより、本考案による保冷カバー10を取り付けた運搬用台車150においては、開口面22の開閉の作業などが行い易くなる。

なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(3)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、保冷カバー10を運搬用台車150に装着した際には、パネル固定部24を背面パネル154の後方側に垂れ下げた状態としていたが、これに限られるものではないことは勿論であり、開口面22の上端部22bの略中央位置に凸部22bを設け、当該凸部22bにパネル固定部24のベルト部24bの先端側に設けられた面ファスナー(図示せず。)と雄雌の関係にある面ファスナー(図示せず。)を設けるようにし、保冷カバー10を運搬用台車150に装着したときには、ベルト部24bの先端側に設けられた面ファスナー(図示せず。)を当該凸部22bに設けられた面ファスナー(図示せず。)に貼り付けることにより、パネル固定部24を天井面20の上面20eに固定しながら載せるようにしてもよい(図11を参照する。)。
(2)上記した実施の形態においては、保冷カバー10は、天井面20が右側面16および左側面18と接続するように構成されていたが、開口面22と右側面16および左側面18とを着脱可能に設けられた線ファスナー(図示せず。)を天井面20まで延長して設け、天井面20と右側面16および左側面18とが線ファスナーにより着脱可能に構成されるようにしてもよい(図12(a)(b)を参照する。)。
このように構成することにより、保冷カバー10の折り畳み作業を行うことが可能になる。
また、この際、右側面16に設けられた面ファスナー16eおよび左側面18に設けられた面ファスナー18eの近傍にそれぞれ、雌雄一対の面ファスナー(図示せず。)が設けられた取付部16ccおよび取付部18ccを設けることにより、右側面16および左側面18の上方側をより側面パネル156、158確実に固定するようにしてもよい。
(3)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(2)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本考案は、保温または保冷が必要な荷物を運搬する際に用いて好適である。
10、100 保冷カバー
12 床面
14 背面
16 右側面
18 左側面
20 天井面
22 開口面
24 パネル固定部
150 運搬用台車
154 背面パネル
156、158 側面パネル
160 押さえ棒

Claims (7)

  1. 後方側に位置する背面パネルと、下方側に位置するとともに回動して前記背面パネルに接するように折り畳むことが可能な床パネルと、側面に位置するとともに、一方が回動して折り畳まれた床パネルと接するように折り畳むことが可能な2つの側面パネルとにより構成された運搬用台車に装着可能な保冷カバーにおいて、
    前記背面パネルに固定される背面と、
    前記床パネルに固定される床面と、
    前記2つの側面パネルにそれぞれ固定される2つの側面と、
    前記床面と対向して前記2つの側面と接続されるとともに、前記2つの側面の一部を折り畳むことにより前記背面と接するように折り畳むことが可能な天井面と、
    前記背面と対向して前記天井面に接続されるとともに、前記2つの側面と開閉可能に設けられ、高さ方向の略中間位置で折り畳まれて前記天井面に接するように折り畳むことが可能な開口面と、
    前記背面の上端部に設けられるとともに、前記2つの側面パネルのうちの折り畳まれた側面パネルを固定するパネル固定部と
    を有することを特徴とする保冷カバー。
  2. 請求項1に記載の保冷カバーにおいて、
    前記運搬用車両に装着した状態で前記運搬用車両を折り畳む際には、
    前記開口面を折り畳んで前記天井面に載せ、前記開口面を載せた前記天井面を前記2つの側面の一部を折り畳んで前記背面と接するように折り畳み、
    前記床面を前記背面と接するように折り畳み、
    折り畳んだ前記床面に接するように前記床パネルを折り畳み、前記2つの側面パネルのうちの一方の側面パネルを折り畳んだ前記床面に接するように折り畳んだ後、前記パネル固定部によって折り畳んだ前記2つの側面パネルのうちの一方の側面パネルを固定する
    ことを特徴とする保冷カバー。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の保冷カバーにおいて、
    前記パネル固定部は、カバー部と雌雄一対の面ファスナーが設けられたベルト部とにより構成され、前記カバー部により前記2つの側面パネルのうちの折り畳まれた側面パネルを覆うとともに、前記ベルト部を巻き付けて、該面ファスナーよって前記2つの側面パネルのうちの折り畳まれた側面パネルを固定する
    ことを特徴とする保冷カバー。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の保冷カバーにおいて、
    前記2つの側面の前記一部はそれぞれ、面ファスナーによってそれぞれが固定される側面パネルに固定される
    ことを特徴とする保冷カバー。
  5. 請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の保冷カバーにおいて、
    前記開口面の略中間位置において、ベルト部が設けられる
    ことを特徴とする保冷カバー。
  6. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の保冷カバーにおいて、
    前記開口面と前記天井面とに雌雄一対の面ファスナーが設けられ、該面ファスナーにより、前記開口面を前記天井面に接するように折り畳む際に、前記天井面に前記開口面を固定可能にする
    ことを特徴とする保冷カバー。
  7. 折り畳むことが可能であるとともに、保温または保冷が必要な荷物を収納するための保冷カバーが装着された保冷カバー付き運搬用台車において、
    後方側に位置する背面パネルと、
    前記背面パネルの下方側に位置するとともに、回動して前記背面パネルに接するように折り畳むことが可能な床パネルと、
    前記背面パネルの左右の側面に位置するとともに、一方が回動して折り畳まれた前記床パネルと接するように折り畳むことが可能な2つの側面パネルと
    前記背面パネル、前記床パネルおよび前記2つの側面パネルに固定される保冷カバーと
    を有し、
    前記保冷カバーは、請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載の保冷カバーにより構成される
    ことを特徴とする保冷カバー付き運搬用台車。
JP2010007070U 2010-10-25 2010-10-25 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車 Expired - Lifetime JP3165264U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010007070U JP3165264U (ja) 2010-10-25 2010-10-25 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010007070U JP3165264U (ja) 2010-10-25 2010-10-25 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3165264U true JP3165264U (ja) 2011-01-13

Family

ID=54876562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010007070U Expired - Lifetime JP3165264U (ja) 2010-10-25 2010-10-25 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3165264U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040116A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Kibun Trading Inc 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車
JP2019116261A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 大日本印刷株式会社 運搬用台車
JP2020082970A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 大日本印刷株式会社 運搬用台車
JP2021079834A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 株式会社イノアックコーポレーション 保護カバーおよび運搬台車

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040116A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Kibun Trading Inc 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車
JP2019116261A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 大日本印刷株式会社 運搬用台車
JP7061290B2 (ja) 2017-12-27 2022-04-28 大日本印刷株式会社 運搬用台車
JP2020082970A (ja) * 2018-11-22 2020-06-04 大日本印刷株式会社 運搬用台車
JP7147506B2 (ja) 2018-11-22 2022-10-05 大日本印刷株式会社 運搬用台車
JP2021079834A (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 株式会社イノアックコーポレーション 保護カバーおよび運搬台車
JP7250664B2 (ja) 2019-11-19 2023-04-03 株式会社イノアックコーポレーション 保護カバーおよび運搬台車
JP7374575B2 (ja) 2019-11-19 2023-11-07 株式会社イノアックコーポレーション 保護カバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5935991B2 (ja) 搬送台車用カバー及びカバー付き搬送台車
JP3165264U (ja) 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車
JP3949049B2 (ja) 折り畳み式の輸送用断熱容器およびこれを用いた配送方法
JP2022101611A (ja) 運搬用台車
JP5812953B2 (ja) 保冷カバーおよび保冷カバー付き運搬用台車
JP5738957B2 (ja) 物品搬送具及びそれに用いられる物品搬送用袋体
JPH11100029A (ja) 保冷保温ボックス及びこれを一体に取付けたかご車
JPH11139317A (ja) 保冷カバー及び保冷カバー付きの運搬用台車
JP2002029573A (ja) 保温保冷容器
JP6967898B2 (ja) 台車用カバー
JP6624925B2 (ja) 折り畳み式断熱ボックス
JP5820413B2 (ja) 断熱ボックス
JP3115738U (ja) 台車用カバー
JP6097790B2 (ja) 断熱ボックス
JP4963840B2 (ja) 断熱性カバーとそれを用いた物品の保管方法および配送方法
JP3222901U (ja) 保冷空間構造及び断熱箱
JPH08301119A (ja) 台車用カバー
JP7374575B2 (ja) 保護カバー
JPH0948351A (ja) カバー付き物品搬送具
JPH027796Y2 (ja)
JP2019089573A (ja) 配送用保冷ボックス
JP6810981B1 (ja) 台車用カバー
JP3711997B2 (ja) 折り畳み式保冷容器
US20060009064A1 (en) Board cover
JP2009006937A (ja) 荷役用台車の内装カバー

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3165264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250