JPH08301119A - 台車用カバー - Google Patents

台車用カバー

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Publication number
JPH08301119A
JPH08301119A JP10848295A JP10848295A JPH08301119A JP H08301119 A JPH08301119 A JP H08301119A JP 10848295 A JP10848295 A JP 10848295A JP 10848295 A JP10848295 A JP 10848295A JP H08301119 A JPH08301119 A JP H08301119A
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JP
Japan
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side frame
carriage
folded
frame
cover
Prior art date
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Application number
JP10848295A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Suzuki
敏文 鈴木
Yoshio Takahashi
義夫 高橋
Nobuyuki Arai
信之 荒井
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NIPPON CONTEC KK
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
NIPPON CONTEC KK
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 側枠付き台車への取付けセット作業が容易
で、しかも台車に取付けたままで、台車の折畳みおよび
ネスティングの邪魔にならないように簡単に折畳んで保
持しておくことができる台車用カバーを提供する。 【構成】 折曲可能なシート状物により、前後、左右側
面、上面および底面を6面体状に連接して1側面が開閉
可能な台車用カバーAを形成し、開閉可能な側面2と直
交する2側面のうち一方の側面4には、台車30の側枠
32に対し固定するための取付け手段7を設け、他方の
側面5には他方の側枠33に対し係脱自在なセット用取
付け片9を付設するとともに、該側面5の下端部に折畳
み保持用の固定手段としてフック付き固定具10を連設
し、台車側枠32に取付けられる一方の側面の側に、こ
れに直交する側面および上面を折込んだ状態で他方の側
面5および底面6を順次折畳み可能に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として折畳み可能な
側枠付き台車に装着使用される台車用カバーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、例えば冷凍食品等の食品工場での食品運搬用の台車
としては、台車本体の3方の側辺部あるいは相対向する
2つの側辺部に側枠を組付けた所謂側枠付き台車が一般
に用いられており、通常、積載される食品を保温、保冷
し保護するために、断熱性のある台車用カバーが装着さ
れて用いられる。
【0003】かかる台車用カバーとしては、例えば実公
昭58−46945号公報に見られるように、断熱性の
シート状物により底面を除いて展開可能に形成し、台車
側枠の外側に被覆して装着できるようにしたものが知ら
れている。
【0004】この底面を有さない台車用カバーの場合、
断熱性を確保するためには、台車本体の底部に断熱材を
別途設けておかなくてはならず、台車として特別の構成
が必要になり、また既存の台車の場合には構造上の変更
が要求される。したがって、この種の台車用カバーとし
ては、底面も一体に連接された6面体状をなすものが好
ましい。
【0005】ところで、最近では、側枠付き台車の不使
用時の保管効率等のために、側枠および底部を折畳み可
能に構成したものが出現している。例えば、相対向する
2つの側辺部に側枠を設けた台車において、一方の側枠
を脱着可能に構成し、この側枠を台車本体から取外して
他方の側枠に添わせて保持した上、台車本体の底板を該
側枠の側に跳ね上げて、ネスティング可能に構成したも
のがある。
【0006】このような折畳み式の台車に上記のカバー
を使用した場合、台車の折畳みの際にはカバーを取外す
必要があり、また次に使用する際には改めて装着しセッ
トしなければならず、その作業がきわめて面倒なもので
ある。
【0007】そこで、この種の折畳み式の側枠付き台車
においては、台車の折畳み時には台車から取外すことな
く容易に嵩低く折畳んで、しかも台車の折畳みおよびネ
スティング等の邪魔にならないように保持できる台車用
カバーが求められている。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなしたものであ
り、側枠付き台車に使用する6面体状のカバーとして、
台車への装着が容易で、しかも台車に装着したままで台
車の折畳みおよびネスティング等の邪魔にならないよう
に簡単に折畳んで保持しておくことができる台車用カバ
ーを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の台車用カバーは、折曲可能なシート状物により、
前後、左右側面、上面および底面が6面体状に連接形成
され、1側面が開閉可能に設けられた台車用カバーであ
って、開閉可能な側面と直交する2側面のうち一方の側
面には、台車の側枠に対し固定するための取付け手段が
設けられ、他方の側面には側枠に対し係脱自在なセット
用取付け片が付設されるとともに、該側面の下端部に折
畳み保持用のフック付き固定具や紐等の固定手段が設け
られ、前記台車側枠に取付けられる一方の側面の側に折
畳み可能に形成されてなることを特徴とする。
【0010】前記において、台車側枠に取付け固定され
る一方の側面に対し、これに直交する2側面および上面
を折込んだ状態で他方の側面および底面を順次折畳み可
能に形成して、折込まれる前記側面と上面とに折込み用
の折目線を設けるとともに、他方の側面にその下部を底
面とともに上方へ折返すための折目線を設けておくのが
好ましい。
【0011】また、台車側枠に取付け固定される一方の
側面と他方の側面との間に折込まれる2側面および上面
には、その両側部の対応位置に折畳み時に互いに係合す
る係合手段を設けておくのがよい。
【0012】
【作用】上記構成の本発明の台車用カバーは、側枠付き
台車においてセットして使用するもので、開閉可能な1
側面と直交する2側面のうち一方の側面を、台車本体の
1側辺部に備える側枠の内側に沿わせて、該側面に有す
る取付け手段により取付け固定するとともに、これに相
対する他方の側面を、これに対応する台車側辺部に有す
る側枠に対し、該側面に有する取付け片により取着して
所定のセット状態に保持する。またこの際、折畳み保持
用の固定手段、例えばフック付き固定具は側枠に係止し
ておく。これにより、カバーを良好なセット状態に保持
できる。
【0013】そして、折畳み式の側枠付き台車を折畳む
際には、側枠に取付け固定された一方の側面と相対する
他方の側面を、これに有する取付け片を外して前記一方
の側面の側に折畳み、さらにこの側面の下部とともに底
面を上方へ折曲して折畳み、該側面の下端部に設けられ
た固定手段により取付け固定側の側枠に固定する。例え
ばフック付き固定具を側枠の上方に回して該側枠にフッ
クを係止する。これにより、カバーを側枠に取付け固定
された一方の側面の側に折畳んだ状態に保持できる。ま
たフック付き固定具等の固定手段により、折畳まれたカ
バー全体を台車本体より持ち上げた状態に保持すること
も容易に可能である。したがって、カバーを取外さなく
とも、台車側辺部に有する側枠を取外したり、底板をは
ね上げるようにして折畳むことが可能になる。
【0014】しかも、次に台車を組立てて使用する際に
は、折畳まれているカバーを拡げて前記他方の側面を上
記同様に他方側の側枠に取付け片等により取付ければよ
く、容易にセットできる。
【0015】特に、カバーが請求項2のように構成され
ていると、台車側枠に取付け固定されている一方の側面
の側へ他方の側面を折畳むようにすれば、その両側面間
の2つの側面および上面がそれぞれ折込み用の折目線の
部分で容易に折込まれ、しかもフック付き固定具等の固
定手段により底面を上方へ持ち上げて保持することによ
り、折畳み側の他方の側面の下部を折返し用折込み線の
部分で折返されて底面とともに折畳まれることになり、
余分なはみ出しをつくらずに体裁よく折畳んでおくこと
ができる。
【0016】また、前記のように折込まれる2側面と上
面の両側部に、それぞれ折畳み時に互いに係合する係合
手段が設けられていると、折畳の際の仮止め作用を果
し、容易にずれなく折畳むことができ、折畳み状態での
台車の取扱いにおいても安定性のよい折畳み状態に保持
できる。
【0017】
【実施例】次に本発明の台車用カバーの1実施例を図面
に基いて説明する。
【0018】図の(A)は側枠付き台車に使用する本発
明に係る台車用カバーを示し、例えば図4のように、キ
ャスター付きの台車本体(31)の相対向する2つの側
辺部に側枠(32)(33)を立設した側枠付き台車
(30)に装着使用される。
【0019】前記の側枠(32)(33)は、例えば角
パイプ等を逆U字形に屈曲形成した枠部(32a)(3
3a)の内方に縦横の桟部材(32b)(33b)を配
して構成されている。折畳み式の台車の場合、一方の側
枠(32)は台車本体(31)に固定され、他方の側枠
(33)は台車本体(31)に対し脱着可能に設けられ
る。
【0020】台車用カバー(A)は、主として断熱性が
あってかつ可撓性を有する折曲可能なシート状物によ
り、上面(1)、前後側面(2)(3)、左右側面
(4)(5)および底面(6)が図1および図2のよう
な6面体状に連接形成されており、その縦横寸法、高さ
は、使用される側枠付き台車(30)に応じて前記両側
枠(32)(33)間にセットされるように設定され
る。
【0021】図3は前記のカバー(A)を展開して示し
ており、同図における前後および左右の各側面(2)
(3)(4)(5)の隣接する側端同士が縫合手段等に
より連接され、また後側面(3)に連設されている底面
(6)の左右端縁と、左右側面(4)(5)の下端縁と
がそれぞれ縫合手段等により連接されて、前記の6面体
状に構成される。このカバー(A)の構成手段として
は、前記のような展開形状から連接形成するほか、素材
であるシート状物により構成各面(1)〜(6)を格別
に分離形成するか、あるいは複数の2面以上の連接形に
形成しておいて、これを縫合手段等により連接して構成
することもできる。
【0022】前記のカバー(A)における前側面(2)
は、図のように下端が底面(6)に連接されないで、両
側端部に2本のスライドファスナー等よりなる開閉手段
(2a)が設けられており、これにより開閉可能に構成
されている。この前側面(2)の幅方向中央部に1本の
スライドファスナー等の開閉手段を設けて開閉可能に構
成することもできる。
【0023】前側面(2)の下端を底面に連接する場合
には、前記のスライドファスナー等による1本の開閉手
段をL字形や逆L字形あるいは転倒L字形に設けておく
ことにより開閉可能に構成することができる。このよう
に前側面(2)を開閉可能に構成する手段としては、前
記以外の任意の開閉形態での実施が可能であり、また開
閉手段としては、面ファスナーや係止具等を用いて開閉
可能に構成することもできる。
【0024】前記カバー(A)の前側面(2)に隣接す
る左右の2側面(4)(5)の一方の側面(4)には、
その両側縁や上端縁等の適所、通常少なくとも2個所以
上に台車(30)の一方の側枠(32)の枠部(32
a)に対し取付け固定できる紐体等の取付け手段(7)
が付設されており、これにより、図4のように側枠(3
2)に取付け固定できるようになっている。もちろん、
取付け手段(7)としては、面ファスナー等の係合具を
利用して側枠(32)に対し取着できるもの等、他の取
付け具を用いて取付け固定できるようにしてもよい。
【0025】(8)は折畳み状態保持用の係止片であ
り、互いに係合可能な一対の面ファスナーの一方の部材
が取着されている。
【0026】また前記の側面(4)と相対する他方の側
面(5)には、上面(1)との連接部である上端部およ
び高さ方向の略中間位置等の所要の個所に、台車(3
0)の他方の側枠(33)の枠部(33a)や桟部材
(33b)に対し巻回し係止できる取付け片(9)が付
設され、これによって該側面(5)を側枠(33)に取
付け得るようになっている。この取付け片(9)は、例
えば図のように面ファスナー等の係合手段を利用して側
枠(33)に対する係脱操作を容易に行なえるように形
成される。
【0027】前記側面(5)の底面(6)との連接部分
となる下端部には、折畳み保持用の固定手段として、帯
紐等よりなる連接体(10a)の先端部にフック(10
b)を取着してなる固定具(10)が連設されており、
後述するカバー(A)の折畳み時に一方の側枠(32)
に対し上方に回してフック(10b)により係止できる
ように設けられている。これによりカバー(A)を折畳
み状態に保持できるようになっている。固定具(10)
は、図のような先端で一体となった二股状の連接体(1
0a)の先端部に一つのフック(10b)を設けた形態
のものには限らず、また2つ以上のフック付き固定具
(10)を設けておくこともできる。
【0028】折畳み保持用の固定手段としては、前記の
フック付きの固定具のほか、側枠(32)に対し結びつ
け得る紐や面ファスナーを利用して結合できるもの等、
折畳み状態に固定できる他の手段を用いることもでき
る。
【0029】前記のカバー(A)は、一方の側面(4)
を台車(30)の一方の側枠(32)に対し取付け手段
(7)により取付け固定するとともに、他方の側面
(5)を前記の取付け片(9)により他方の側枠(3
3)に対し取付けることにより、図4のように開閉可能
な前側面(2)を側枠を有さない台車側面に向けた状態
に台車(30)にセットできることになる。この際、折
畳み保持用のフック付き固定具(10)を側枠(33)
に係止することにより、カバー(A)を良好なセット状
態に保持できる。
【0030】そして前記カバー(A)は、側枠(32)
に取付け固定された側面(4)の側に対し、これに直交
し隣接する上面(1)および前後側面(2)(3)を折
込んだ状態で他方の側面(5)および底面(6)を順次
折畳むことができるように形成されている。
【0031】この折畳みを容易にするため、前記の上面
(1)および前後側面(2)(3)には、それぞれ左右
側面(4)(5)間に容易に折込めるように縫合手段等
による折込み助成のための折目線がそれぞれ設けられて
いる。
【0032】すなわち、上面(1)には、左右方向の中
央に前後方向の折込み用の折目線(11a)が設けられ
るとともに、その後部側に後側面(3)の折込みに対応
する三角状の折込部を形成するように、前記折目線(1
1a)から両隅角部に向って斜めに延びる折目線(11
b)が形成されている。
【0033】また開閉可能な前側面(2)には、左右方
向中央に縦方向の折込み用の折目線(12a)が設けら
れるとともに、上面(1)の折込みに対応する三角状の
折込み部を形成するように、前記折目線(11a)から
上端隅角部に向って斜めに延びる折目線(12b)が設
けられている。
【0034】さらに後側面(3)には、左右方向中央に
上下方向の折込み用の折目線(13a)が設けられると
ともに、その下端側に底面(6)に対応する三角状の折
込み部を形成するように折目線(13a)から下端隅角
部に向って斜めに延びる折目線(13b)が形成されて
いる。
【0035】これにより、上面(1)、前後側面(2)
(3)を、図5および図6に示すように、余分なはみだ
し部分をつくらずに両側面(4)(5)間に折込めるこ
とになる。
【0036】また他方の側面(5)は、底面(6)が上
方への折曲される際に、下部(5a)が上方へ折返され
ることになるので、該下部(5a)を底面(6)ととも
に上方へ折返すための折目線(15)が設けられてお
り、これにより底面(6)を上方へ問題なく折曲して折
畳めるようになっている。
【0037】さらに前記のように折込まれる上面(1)
の両側部の相対応位置には、折込み時に互い係合する一
対の面ファスナー等の係合手段(17a)(17b)が
設けられている。同様に、後側面(3)の両側部の相対
応位置にも、折畳み時に互いに係合する面ファスナー等
の係合手段(18a)(18b)が設けられている。ま
た、側面(5)には、その下部(5a)の折返し時に互
いに係合する面ファスナー等の係合手段(19a)(1
9b)が、前記折目線(15)を挟んで上下対称位置に
設けられている。
【0038】(20)は底面(6)の下面に有する面フ
ァスナー等の係合部であり、折畳み状態において側面
(4)に取着された係止片(8)が係止されるように設
けられており、これにより折畳み状態を保持できるよう
になっている。
【0039】したがって、台車(30)の折畳みに際し
ては、側枠(33)に取付けられている側面(5)に有
する取付け片(9)およびフック付き固定具(10)を
外して、該側面(5)を側枠(32)に取付け固定され
ている一方の側面(4)の側に合せるようにすると、左
右の両側面(4)(5)間の上面(1)および前後側面
(2)(3)は、それぞれ折目線(11a)(11
b)、(12a)(12b)、(13a)(13b)に
より問題なくかつ余分なはみ出しを部分をつくらずに折
込まれる(図5および図6)。またこうして折込まれた
上面(1)および後側面(3)に有する係合手段(17
a)(17b)および(18a)(18b)がそれぞれ
係合することにより、所定の折込み状態に保持される。
【0040】次に、固定手段であるフック付き固定具
(10)により底面(6)を上方へ持ち上げることによ
り、底面(6)を図6のように上方へ折曲するととも
に、これと同時に側面(5)の下部(5a)を折目線
(15)で上方へ折返して、係合手段(19a)(19
b)の係合により仮止めし、さらに係止片(8)を側枠
(32)の側部を回して底面(6)の下面の係合部(2
0)に係止させる。そして前記固定具(10)を側枠
(32)の上方に回してフック(10b)を該側枠(3
2)の桟部材(32b)に係止する(図7および図
8)。
【0041】これにより、カバー(A)を一方の側枠
(32)に取付け固定された一方の側面(4)の側に折
畳んだ状態に確実に保持できる。またこの際、フック付
き固定具(10)により、折畳まれたカバー(A)全体
を持ち上げて台車本体(31)から浮かせた状態に保持
することも容易に可能である。したがって、カバー
(A)を取外さなくとも、台車側辺部に有する側枠(3
3)を取外したり、台車本体(31)の底部をはね上げ
るようにして、台車(30)を折畳んだり、ネスティン
グすることが可能になる。
【0042】また、次に台車(30)を組立てて使用す
る際には、折畳まれているカバー(A)を拡げて側面
(5)を上記同様に側枠(32)に取付ければよく、再
使用ののためのセット作業も容易である。
【0043】上記のカバー(A)を構成するシート状物
としては、用途に応じて断熱性等の特性を有しかつ折曲
可能な可撓性を有するシート材もしくは積層シート材を
適宜用いることができるが、保温、保冷等の断熱を要す
る食品等の運搬に使用する台車に使用する場合は、例え
ば図9に例示するように、発泡ポリリエチレンシート等
の柔軟性のある1もしくは複数層の発泡シート(21)
を中間層にして、その両側にアルミ箔や蒸着層等の金属
層を含む表面材(22)を積層したもの、あるいは前記
発泡シートを中間層にしてその片面側に前記同様の表面
材を他方側にポリエチレンラミネートクロス等の布性シ
ートを重ね合せたものが好適に用いられる。これらいず
れの場合、発泡シートおよび表面材などの各層を前面に
わたって接着しておくこともできるが、通常縫合手段に
より周縁部等の必要個所で接合一体化させおくのが望ま
しい。
【0044】上記のカバー(A)は、図のように台車本
体(31)の相対向する側辺部に側枠(32)(33)
を設けた台車(30)に限らず、台車本体(31)の左
右と後部の3方の側辺部に側枠を配した台車において、
台車本体(31)の底板を後部の側枠の側に跳ね上げか
つ左右の一方の側枠を後部の側枠側に回動させて平面略
L字形に折畳めるように構成したもの等、種々の形態の
側枠付き台車に上記実施例と同様に取付けて使用でき
る。
【0045】
【発明の効果】上記したように本発明の台車用カバー
は、側枠付き台車に使用する6面体状のカバーであって
食品等の積載物の保護を良好になし得るはかりか、台車
への取付けセットが容易であり、特に台車に取付けたま
ま、一方の側枠に取付け固定されている一方の側面の側
へ、容易にかつ台車の折畳みおよびネスティング等の邪
魔にならないように嵩低く折畳んで保持しておくことが
できる。それゆえ、カバーを取外さなくとも、台車の折
畳みやネスティングが可能になり、不使用時の台車の保
管等の取扱いが容易になる。また次に台車を組立てて使
用する際には、折畳まれているカバーを拡げて片側の側
面を側枠に取付けるだけでよく、そのセット作業も容易
に行なえる。
【0046】特に、請求項2のように構成されている場
合、両側面間の部分を容易に折込むことができ、カバー
が底面を有する6面体状をなすものであっても、余分な
はみ出しをつくらずに体裁よく折畳んでおくことができ
る。また請求項3の構成による場合、折畳み作業が行な
い易く、しかも折畳み状態での台車の取扱いにおいても
安定性のよい折畳み状態に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の台車用カバーの1実施例を示す前方側
からの斜視図である。
【図2】同上のカバーの後方側からの斜視図である。
【図3】同上のカバーを展開して外面側を示す略示展開
図である。
【図4】同上のカバーを側枠付き台車にセットした状態
の斜視図である。
【図5】台車に取付けたカバーの折畳み途中の斜視図で
ある。
【図6】同上の底面を上方に折返した状態の斜視図であ
る。
【図7】同上のカバーを折畳んで保持した状態の斜視図
である。
【図8】同上の後方側からの一部の斜視図である。
【図9】カバーに使用するシート状物の1例を示す一部
の拡大断面図である。
【符号の説明】
(A) 台車用カバー (1) 上面 (2)(3) 前後側面 (4)(5) 左右側面 (6) 底面 (2a) 開閉手段 (7) 取付け手段 (9) 取付け片 (10) フック付き固定具 (11a)(11b) 折目線 (12a)(12b) 折目線 (13a)(13b) 折目線 (15) 折目線 (17a)(17b) 係合手段 (18a)(18b) 係合手段 (19a)(19b) 係合手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折曲可能なシート状物により、前後、左右
    側面、上面および底面が6面体状に連接形成され、1側
    面が開閉可能に設けられた台車用カバーであって、 前記開閉可能な側面と直交する2側面のうち一方の側面
    には、台車の側枠に対し固定するための取付け手段が設
    けられ、他方の側面には側枠に対し係脱自在なセット用
    取付け片が付設されるとともに、該側面の下端部に折畳
    み保持用の固定手段が設けられ、前記台車側枠に取付け
    られる一方の側面の側に折畳み可能に形成されてなるこ
    とを特徴とする台車用カバー。
  2. 【請求項2】台車側枠に取付け固定される一方の側面に
    対し、これに直交する2側面および上面を折込んだ状態
    で他方の側面および底面が順次折畳み可能に形成されて
    おり、折込まれる前記側面と上面とに折込み用の折目線
    が設けられるとともに、他方の側面にその下部を底面と
    ともに上方へ折返すための折目線が設けられてなる請求
    項1に記載の台車用カバー。
  3. 【請求項3】台車側枠に取付け固定される一方の側面と
    他方の側面との間に折込まれる2側面および上面には、
    その両側部の対応位置に折畳み時に互いに係合する係合
    手段が設けられてなる請求項2に記載の台車用カバー。
JP10848295A 1995-05-02 1995-05-02 台車用カバー Pending JPH08301119A (ja)

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JP10848295A JPH08301119A (ja) 1995-05-02 1995-05-02 台車用カバー

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JP10848295A Pending JPH08301119A (ja) 1995-05-02 1995-05-02 台車用カバー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002065775A (ja) * 2000-08-31 2002-03-05 Pigeon Corp 歩行補助具
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JP2019018781A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 株式会社中島紙工 台車用カバー

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