JP2000203570A - 折りたゝみ可能な容器と、その折りたゝみ方法 - Google Patents

折りたゝみ可能な容器と、その折りたゝみ方法

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JP2000203570A
JP2000203570A JP11010791A JP1079199A JP2000203570A JP 2000203570 A JP2000203570 A JP 2000203570A JP 11010791 A JP11010791 A JP 11010791A JP 1079199 A JP1079199 A JP 1079199A JP 2000203570 A JP2000203570 A JP 2000203570A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】折りたゝみや組立てが簡易で、断熱性ないし耐
衝撃性に優れたボードで構成される折りたたみ可能な保
冷容器の、天井板が凹んだり、側板との取付強度が損な
われることがない方法を提供する。 【解決手段】前面が開口する箱状の折りたたみ可能な外
袋11と、外袋11の両側に取着される側板12,13
と、一方の側板13に屈折可能に連結されて折り重ねら
れる奥板14と、一方の側板13に下向きに屈折可能に
連結される天井板16と、他方の側板12にV形状に折
り込み可能に連結される底板18と、前面に取外し可能
に取着される前板19よりなり、天井板16は下向きに
のみ屈折可能で、下向きにV形状に折り込むことはでき
ないため、天井板16を水平に起こして自由端を他方の
側板12上に掛けた状態では下向きに凹むことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、折りたゝみ可能な
容器、ことに断熱性ないし耐衝撃性に優れたボードで構
成される折りたゝみ可能な保冷温容器と、その折りたゝ
み方法に関する。
【0002】
【従来技術】折りたゝみ可能な容器として、一般に使用
されるものに段ボールがある。段ボール箱は不使用時に
は折りたゝみ、使用時には簡易に組立てられて手軽に利
用できる反面、断熱性に劣るため外気温の影響を受け易
い。段ボール箱で食品等を冷凍或いは冷蔵して輸送する
際には、ドライアイス等の保冷剤を入れて輸送するが、
夏場ではことに多量のドライアイス等が必要となり、ま
た結露により濡れると強度が損なわれ、再使用できなく
なりがちである。その上、段ボール箱は耐衝撃性が弱
く、輸送時に商品が傷みがちである。
【0003】特開平10−287372号には、断熱ボ
ードで構成された折りたゝみ可能な容器が提案されてい
る。この容器は図1に示すように、断熱ボードよりなる
左右の側板1及び2、一方の側板1に折り目aにて屈折
可能に連結されると共に、中央部で折り目bにて屈折し
て二つに折り重ねられる天井板3及び底板4と、一方の
側板1に取着されて突設され、二つに折り重ねられた天
井板3及び底板4の厚みと同じ巾を有する端板5aに折
り目cにて屈折可能に連結されると共に、中央部で折り
目dにて屈折して二つに折り重ねられる奥板5と、側板
1に折り目eにて屈折可能に連結されると共に、折り目
fにて屈折可能な前板6と、箱状をなす折りたゝみ可能
な外袋7よりなっており、折りたゝむときには、天井板
3及び底板4を折り目a、bにて内向きにV形状に折り
込んで側板1に二つ折りにして重ねたのち、奥板5を折
り目c、dにて内向きにV形状に折り込んで側板側に二
つ折りにして重ね、ついで外袋を内向きに折り込みなが
ら側板2を二つ折りにした奥板5に寄せ(図2)、その
後、図3に示すように前板6を折り目e、fにて屈折さ
せて包み込んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1〜図3に示す容器
は、折りたゝみや組立てが簡易で、断熱ボードで構成さ
れているため断熱性に優れ、食品等を冷凍或いは冷蔵し
て輸送するのに適するほか、断熱ボードが段ボールに比
べ耐衝撃性に優れているため、輸送時に商品が傷むおそ
れが少ない利点がある。
【0005】本発明は、上述の容器に改良を加え、使用
時に天井板が凹んだり、側板との取付強度が損なわれる
ことがないようにしたものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1記載の発明は、箱状をなす
前面が開口ないし開閉される折りたゝみ可能な外袋と、
外袋の左右に配置され、好ましくは外袋の左右に例えば
マジックファスナーのような取付手段によって着脱可能
に取着される側板と、左右いづれか一方の側板に下向き
に屈折可能に連結される天井板と、側板のうちの一方に
上向きに屈折可能に連結されるか、或いはV形状に折り
込み可能に連結される底板と、上記側板のうちの一方に
内向きに屈折可能に連結される奥板と、開閉或いは取外
し可能に取着される前板よりなり、各板が断熱ボードで
構成される折りたゝみ可能な容器において、天井板が下
向きにのみ屈折可能で、左右の側板間に側板上に置かれ
て掛け渡され、かつ他方の側板が上部において内向きに
屈折可能であることを特徴とする。
【0007】本発明によると、天井板は下向きにのみ屈
折可能で、図1〜図3の容器の天井板のように、下向き
にV形状に折り込むことはできないため、天井板を水平
に起こして自由端を他方の側板上に掛けた状態では下向
きに凹むことがないか、或いはほとんど凹むことがな
く、凹みが防止される。また天井板自由端は側板上端に
載り掛かって支持されるため、側板との取付手段、例え
ばマジックファスナーを不要にすることができると共
に、側板上端と天井板自由端をマジックファスナーのよ
うな取付手段によって連結するとしても取付強度が損な
われることもない。
【0008】本発明における各板のうち、側板は上述す
るように好ましくは取付手段によって外袋に着脱可能に
取着されるが、前板を除く他の板或いは前板を含む他の
板についても同様、好ましくは外袋にマジックファスナ
ーのような取付手段によって着脱可能に取着される。本
発明においてまた、側板に屈折可能に連結される天井板
及び底板とは、側板に直接屈折可能に連結されるもの
と、側板に固着又はマジックファスナー等の取付手段に
より取外し可能に取着されて側方に突出する端板に屈折
可能に連結されるものとを含むものとする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、天井板及び若しくは底板が側板に固着又は
取付手段により取外し可能に取着されて側方に突出する
端板に屈折可能に連結され、端板の突出量を奥板の厚み
或いは奥板と前板を合わせた厚みと同一にしたことを特
徴とする。本発明によると、天井板及び若しくは底板を
内向きに側板と平行に折り曲げると、側板との間で折り
たゝんだ奥板或いは奥板と前板とを挟み込んで容器をコ
ンパクトに折りたゝむことができる。なお端板の突出量
を上記厚みより大きくすると、折りたゝんだ天井板及び
若しくは底板と、奥板或いは前板との間に隙間ができ、
折りたゝんだ容器の容積が大きくなり好ましくない。
【0010】本発明において、端板を側板に取付手段に
より取付し可能に取着する場合、側板の側面に取付ける
よりも側板上端に取付けるのが望ましい。これにより上
述するように、側板上端との間にマジックファスナーの
ような取付手段を設けるにしても、その取付強度が損な
われることがない。したがって請求項3記載の発明は、
請求項2記載の発明において、端板を側板上端に取付手
段により取外し可能に取着したことを特徴とする。
【0011】上記各発明の容器を構成する各板に用いら
れる断熱ボードには、強度を高めるためコーナにアルミ
ニウム製のアングル材を入れるのが望ましい。天井材に
用いられる断熱ボードの場合、とくにそうである。した
がって請求項4記載の発明は、請求項1ないし3記載の
発明において、断熱ボードのコーナにアルミニウム製の
アングル材を入れたことを特徴とする。
【0012】上記した断熱ボードとしては、図4に開示
したものを例示することができる。このボードの構造
は、約20ないし100mm厚の発泡板状体Aを芯層と
し、その両面に、例えばアルミニウムの金属蒸着面B2
を内面に有するポリエステルフィルムB1 /高強度ポリ
オレフィンフィルムB3 /発泡ポリエチレンB4 /ポリ
エチレンクロスB5 からなる積層フィルムBを、ポリエ
チレンクロスB5 を接着面として発泡板状体Aに接着す
る。高強度ポリオレフィンフィルムとしては、例えばメ
タロセン触媒を用いて得られる直鎖状低密度ポリエチレ
ンによるフィルムが好ましく用いられる。この積層フィ
ルムは、発泡板状体の保冷温効果や突き刺し強度を高め
る効果があり、厚みは全体で約1mm程度のもので充分な
効果が得られる。
【0013】以上の構造のボードを用いた上記各発明の
容器は、食品等を冷蔵或いは冷凍して輸送するための保
冷温容器として使用するのに適する。したがって請求項
5記載の発明は、請求項1ないし4記載の発明におい
て、容器を保冷温容器として使用することを特徴とす
る。前板は天井板、底板及び奥板を起こして箱状に組立
たのち、前面に被せて取着されるか、或いは閉じられる
が、その態様には、左右の側板と天井板と底板とで構成
される枠内に嵌着されるものと、枠端面に接合するもの
とが例示される。いづれの場合においても前板は枠端面
にマジックファスナーのような取付手段によって着脱可
能に取着されるのが望ましい。すなわち枠内に嵌着され
る前者の前板においては、周縁に例えば布地やフィルム
状のシート、或いは樹脂板や金属板よりなる取付部を突
出させて取付部と枠端面とをマジックファスナーのよう
な取付手段によって着脱可能に取着するのが望ましく、
また枠端面に接合される後者の前板においては、前板周
縁と枠端面とをマジックファスナーのような取付手段に
よって着脱可能に取着するのが望ましい。前者の前板に
おいてはことに取付手段としてマジックファスナーを用
いる場合、取付部の表裏にマジックファスナーを設ける
と共に、枠端面と外袋のいづれか一方若しくは相方に取
付部表裏のマジックファスナーと接合するマジックファ
スナーを設けるのがより望ましい。これにより取付強度
をより一層増すことができるか、或いは取付部の突出量
を少なくし、取付面積を少なくしても取付強度を損なわ
ないようにすることができる。
【0014】したがって請求項6記載の発明は、請求項
1ないし5記載の発明において、前板の周縁に取付部を
突設し、左右の側板と天井板と底板とで構成される枠の
端面と外袋のいづれか一方、若しくは相方と上記取付部
の表裏とをマジックファスナーのような取付手段で着脱
可能に取着することを特徴とする。請求項7記載の発明
は、請求項1記載の発明の容器の天井板の折りたゝみ方
法に関するもので、他方の側板の上部を内向きに折り曲
げてから天井板を下向きに折り曲げて倒すことを特徴と
し、組立時においては逆に天井板を起こして水平にした
のち、側板上部を垂直に起こして天井板に当て支持す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図5に示す容器は、前面を開口し
た箱状をなし、左右両側外面をアルミ箔で被覆すると共
に、天井面と奥面と底面とを中央部の折り目10で内方
にV状に折り込んで折りたゝみ可能としたシートよりな
る外袋11と、外袋11の左右両側に取付手段としての
マジックファスナー(図示省略)にて着脱可能に取着さ
れる側板12、13と、側板13の後端に内向きに屈折
可能に連結される奥板14と、側板13の上端に固着さ
れ、側方への突出量が奥板14の厚みと同じ端板15
と、端板15に内向きに屈折可能に連結される天井板1
6と、側板12の下端に折り目17にて内向きに屈折可
能に連結され、中央部で内向きにV形状に折り込み可能
に屈折される底板18と、前面を塞ぐ前板19よりなっ
ており、側板12は上部12aが折り目20にて内向き
に屈折可能である。そして各板12、13、14、1
5、16、18及び19はそれぞれ図4に示すような構
造の断熱ボードで構成され、側板13と奥板14の連結
部分、端板15と天井板16の連結部分、側板12と底
板18の連結部分、底板18の中央部での屈折部分、側
板上部12aの屈折部分はそれぞれ、図6に示すよう
に、発泡板状体Aの一側面を被覆する積層フィルムB
と、隣接する板状体の両端面を被覆する積層フィルムB
とを板間で縫着した構造を有し、板が縫い目よりなる折
り目Cで矢印方向に屈折し、逆方向には板端面同士が突
き当たってほとんど屈折できないようになっている。
【0016】図5に示す容器は、図示省略したかご車に
載せて搬送されるようになっており、かご車に固定する
ため外袋11には左右両側面の4か所にマジックファス
ナー付きテープ22が取付けられ(図には左側面のテー
プ22のみが示してある)、また容器を折りたゝんだと
き折りたゝんだ状態で縛り付けるマジックファスナー付
きバンド23が取付けられている。そして側板12及び
13のほか天井板16と底板18も図示省略した取付手
段としてのマジックテープ(登録商標)により外袋11
に着脱可能に取着されるようになっている。
【0017】前板19は、中央部の折り目30において
外向きに屈折できるようになっていると共に、四囲に板
12、13、15、16、18の厚み分程突出する、図
4に示す積層フィルムBで構成される取付部25を有
し、左右及び下部の取付部25には内側に取付手段とし
てのマジックファスナー26が、上部の取付部25には
表裏に取付手段としてのマジックファスナー26が取付
けられている。一方、左右両側の側板12、13と、端
板15及び天井板16と、底板18の前端面、更には外
袋11の天井面前縁の突片内面には同じく取付手段とし
てのマジックファスナー27が取付けられ、前板19の
上記マジックファスナー26と着脱可能に取着されるよ
うになっている。なお、前板上部の取付部25は内側が
端板15及び天井板16の端面に取着のマジックファス
ナー27と、外側が外袋前縁の突片11aに取着のマジ
ックファスナー8とそれぞれ取着され、表裏でサンドイ
ッチ状に挟み込まれてしっかりと取付強度大で取着され
ている。
【0018】なお図中、29は奥板14に連結され、奥
板14を内側に折り込む際に使用されるバンドである。
また側板12、13、天井板16及び底板18には図示
していないが、適所にドライアイスや蓄冷剤等の保冷剤
或いは蓄熱剤等の保温剤を入れるためのネットよりなる
ポケットが取付けられている。本実施形態の容器は以上
のように構成され、図5に示す前板19を取外した容器
を折りたゝむときには先ず、バンド29を掴んで手前に
強く引張り、奥板14を内向きに折り曲げて側板13に
重ねる。その後、外袋11にマジックテープ(図示しな
い)で取着される側板上部12aをマジックテープの引
き剥がしを行いながら内向きに屈折して倒し、ついで天
井板16を同様にマジックテープの引き剥がしを行いな
がら下向きに屈折して倒し、側板13に重なる底板18
に重ねる。そして底板18を同じくマジックテープの引
き剥がしを行いながら内向きにV形状に折り曲げて側板
12に重ね合わせる。天井板16と底板18の折り曲げ
はどちらが前後しても差し支えがない。
【0019】天井板16と底板18を側板12及び13
側に折り重ねたのち、側板12及び13を両側或いは片
側より押し込んで外袋11を中央部の折り目10で内向
きにV形状に折り込んで天井板16と側板上部12a及
び奥板14と折り曲げた底板18との間に折り曲げ部1
1aを挟み込む。ついで前板19を側板12外側に重
ね、バンド23を回し込んで、バンド自由端のマジック
ファスナー31をバンド基端のマジックファスナー32
に取付け縛り付ける(図7)。なお、図7には各板1
2、13、15、16及び18の端面のマジックファス
ナー27を省略してある。
【0020】なお、容器の折りたゝみに当たって側板上
部12aは倒して側板12に折り重ねておいてもよい
し、天井板16を倒してから図7に示すように垂直に起
こし、外袋11にマジックファスナーにて取着しておい
てもよい。容器を折りたゝんだ図7に示す状態より組立
るときには、バンド自由端のマジックファスナーを引き
剥がし、バンドによる縛り付けを解除したのち外袋11
を目一杯左右に拡げる。これに伴い左右の側板12及び
13も左右に拡がる。次に側板上部12aを倒した状態
で天井板16を起こして水平にし、外袋天井面にマジッ
クファスナーにて取着したのち側板上部12aを起こし
て天井板自由端を持上げるようにして起こし、外袋11
とマジックファスナーにて取着させる。これにより天井
板自由端は側板上部に支持される。天井板自由端と側板
上部端との連結を確実にするために両者をマジックファ
スナーによって取着してもよい。
【0021】次に二重に折り曲げた底板18を押し込ん
で開き、真直ぐに伸ばして側板下端に押込み、外袋11
とマジックファスナーにて取着する。前記したと同様、
天井板16を持ち上げて側板上部を押し込み垂直にする
のと、底板18を伸ばすのは、どちらが前後しても差し
支えがない。その後、奥板14を開き、外袋11に当た
るまで押込む。図5は、この状態を示す。ついで前板1
9を側板12、13、端板15及び天井板16、底板1
8で構成される枠内に嵌め込み、周縁の取付部25を各
板前端面にマジックファスナー26、27にて取着す
る。そして外袋前縁の突片11aを前板上端の取付部2
5前面にマジックファスナー26、28にて取着し、前
板上端の取付部25を天井板端面と突片11aとでサン
ドイッチ状に挟み込む。なお、前板19は折り目30に
よって下半分、場合によっては上半分をマジクファスナ
ーの引き剥がしによって手前側に起こし、開くことが可
能である。
【0022】図8は、容器の別の態様を示すもので、底
板34が天井板16と同様、側板13下端に固着の端板
35に屈折可能に連結され、側板13側に折り曲げ、折
り込んだ底板18に重ねられるようになっているほか
は、図5に示す容器と同一構造をなしている。以上述べ
た実施形態の容器によると、次のような効果を奏する。
【0023】(1)箱状に組立られた状態で天井板16の
自由端は側板上部端に載っ掛った状態で支持され、端板
とは下向きに折り曲げられても上向きには折り曲げられ
ないため、使用時に下方に凹むことがないか、或いは殆
どなく、また側板上部に単に載せておくだけで支持させ
ることができ、マジックファスナーのような取付手段を
特に必要としない。また側板上部側面にマジックファス
ナーで取付けるのと比べ、マジックファスナーの劣化に
より取付強度が損なわれることもない。
【0024】(2)端板15及び32の突出量は奥板14
の厚みと同じであるため、側板13との間で奥板14を
隙間なく挟み付けることができ、折りたゝんだ容器をコ
ンパクトにすることができる。 (3)各板12、13、14、15、16、18及び19
が断熱ボードで構成されているため断熱効果に優れ、容
器を保冷温容器として使用するのに適する。また段ボー
ルに比べ、耐衝撃性もあるため、輸送時の商品の傷みを
少なくすることができる。 (4)前板19は上部の取付部25が表裏において、天井
板端面と外袋前端の突片にマジックファスナー26、2
7にて取付けられているため取付強度が大である。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、箱状に組
立られた状態で天井板16の自由端は側板上部端に載っ
掛った状態で支持され、端板とは下向きに折り曲げられ
ても上向きには折り曲げられないため、使用時に下方に
凹むことがないか、或いは殆どなく、また側板上部に単
に載せておくだけで支持させることができ、マジックフ
ァスナーのような取付手段を特に必要としない。またマ
ジックファスナーを使用したとしても側板上部側面にマ
ジックファスナーで取付けるのと比べ、マジックファス
ナーの劣化により取付強度が損なわれることもない。
【0026】請求項2記載の発明によると、端板の突出
量は奥板の厚みと同一か、奥板の厚みと前板の厚みを合
わせた厚みと同一であるため、天井板を折りたゝんで側
板との間で奥板或いは奥板と前板を挟み込んだとき、隙
間なく挟み込むことができ、折りたゝんだ容器をコンパ
クトにすることができる。請求項3記載の発明による
と、端板を側板に取外し可能に取着する場合、側板上端
に取着することにより側板側面に取着するよりも取付手
段の取付強度が損なわれることがない。
【0027】請求項4記載の発明によると、断熱ボード
の強度を増すことができる。請求項5記載の発明のよう
に、保冷温容器として使用した場合、容器が断熱ボード
で構成されているため断熱性に優れ、夏場、ドライアイ
ス等の保冷剤を入れる場合、保冷剤の入れる量を少なく
でき、また保冷温効果を長期に亘って持続することがで
きる。
【0028】請求項6記載の発明によると、前板の取付
強度を増すことができるか、或いはマジックファスナー
のような取付手段の取付面積を少なくすることができ
る。請求項7記載の発明によると、天井板を容易かつ確
実に折りたゝみ或いは組立ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の正面図。
【図2】図1に示す容器を折りたゝんだ状態を示す正面
図。
【図3】前板をたゝみ込んだ容器の平面図。
【図4】本発明に係わる容器を構成する断熱ボードの構
造を示す図。
【図5】本発明に係わる容器の斜視図。
【図6】板の連結部分の構造を示す拡大断面図。
【図7】図5に示す容器を折りたゝんだ状態を示す斜視
図。
【図8】別の態様の容器の要部を示す正面図。
【符号の説明】
10、17、20、30・・折り目 11・・外袋 12、13・・側板 14・・奥板 15、35・・端板 16・・天井板 18、34・・底板 19・・前板 22・・マジックファスナー付きテープ 23・・マジックファスナー付きバンド 25・・取付部 26、27、28、31、32・・マジックファスナー 29・・バンド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱状をなす前面が開口ないし開閉される折
    りたゝみ可能な外袋と、外袋の左右に配置され、取付手
    段によって着脱可能に取着される側板と、左右いづれか
    一方の側板に下向きに屈折可能に連結される天井板と、
    側板のうちの一方に上向きに屈折可能に連結されるか、
    或いはV形状に折り込み可能に連結される底板と、上記
    側板のうちの一方に内向きに屈折可能に連結される奥板
    と、開閉或いは取外し可能に取着される前板よりなり、
    各板が断熱ボードで構成される折りたゝみ可能な容器に
    おいて、天井板が下向きにのみ屈折可能で、左右の側板
    間に側板上に置かれて掛け渡され、かつ他方の側板が上
    部において内向きに屈折可能であることを特徴とする折
    りたゝみ可能な容器。
  2. 【請求項2】天井板及び若しくは底板が側板に固着又は
    取付手段により取外し可能に取着されて側方に突出する
    端板に屈折可能に連結され、端板の突出量を奥板の厚み
    或いは奥板と前板を合わせた厚みと同一にしたことを特
    徴とする請求項1記載の折りたゝみ可能な容器。
  3. 【請求項3】端板を側板上端に取付手段により取外し可
    能に取着したことを特徴とする請求項2記載の折りたゝ
    み可能な容器。
  4. 【請求項4】断熱ボードのコーナにアルミニウム製のア
    ングル材を入れたことを特徴とする請求項1ないし3の
    いづれかの請求項に記載の折りたゝみ可能な容器。
  5. 【請求項5】保冷温容器として使用される請求項1ない
    し4のいづれかの請求項に記載の折りたゝみ可能な容
    器。
  6. 【請求項6】前板の周縁に取付部を突設し、左右の側板
    と天井板と底板とで構成される枠の端面と外袋のいづれ
    か一方、若しくは相方と上記取付部の表裏とをマジック
    ファスナー(登録商標)のような取付手段で着脱可能に
    取着することを特徴とする請求項1ないし5のいづれか
    の請求項に記載の折りたゝみ可能な容器。
  7. 【請求項7】他方の側板の上部を内向きに折り曲げてか
    ら天井板を下向きに折り曲げて倒すことを特徴とする請
    求項1記載の容器の天井板の折りたゝみ方法。
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