JP4097342B2 - 折りたゝみ可能な容器と、その折りたゝみ方法 - Google Patents

折りたゝみ可能な容器と、その折りたゝみ方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、折りたゝみ可能な容器、ことに断熱性ないし耐衝撃性に優れたボードで構成される折りたゝみ可能な保冷温容器と、その折りたゝみ方法に関する。
【0002】
【従来技術】
折りたゝみ可能な容器として、一般に使用されるものに段ボールがある。
段ボール箱は不使用時には折りたゝみ、使用時には簡易に組立てられて手軽に利用できる反面、断熱性に劣るため外気温の影響を受け易い。段ボール箱で食品等を冷凍或いは冷蔵して輸送する際には、ドライアイス等の保冷剤を入れて輸送するが、夏場ではことに多量のドライアイス等が必要となり、また結露により濡れると強度が損なわれ、再使用できなくなりがちである。その上、段ボール箱は耐衝撃性が弱く、輸送時に商品が傷みがちである。
【0003】
特開平10−287372号には、断熱ボードで構成された折りたゝみ可能な容器が提案されている。この容器は図1に示すように、断熱ボードよりなる左右の側板1及び2、一方の側板1に折り目aにて屈折可能に連結されると共に、中央部で折り目bにて屈折して二つに折り重ねられる天井板3及び底板4と、一方の側板1に取着されて突設され、二つに折り重ねられた天井板3及び底板4の厚みと同じ巾を有する端板5aに折り目cにて屈折可能に連結されると共に、中央部で折り目dにて屈折して二つに折り重ねられる奥板5と、側板1に折り目eにて屈折可能に連結されると共に、折り目fにて屈折可能な前板6と、箱状をなす折りたゝみ可能な外袋7よりなっており、折りたゝむときには、天井板3及び底板4を折り目a、bにて内向きにV形状に折り込んで側板1に二つ折りにして重ねたのち、奥板5を折り目c、dにて内向きにV形状に折り込んで側板側に二つ折りにして重ね、ついで外袋を内向きに折り込みながら側板2を二つ折りにした奥板5に寄せ(図2)、その後、図3に示すように前板6を折り目e、fにて屈折させて包み込んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図1〜図3に示す容器は、折りたゝみや組立てが簡易で、断熱ボードで構成されているため断熱性に優れ、食品等を冷凍或いは冷蔵して輸送するのに適するほか、断熱ボードが段ボールに比べ耐衝撃性に優れているため、輸送時に商品が傷むおそれが少ない利点がある。
【0005】
本発明は、上述の容器に改良を加え、使用時に天井板が凹んだり、側板との取付強度が損なわれることがないようにしたものである。
【0006】
【課題の解決手段】
請求項1記載の発明は、箱状をなす前面が開口ないし開閉される折りたゝみ可能な外袋と、上記外袋の前面に対し左右の内側に配置され、取付手段によって着脱可能に外袋に取着される側板と、左右いづれか一方の側板に下向きに屈折可能に連結される天井板と、側板のうちの一方に上向きに屈折可能に連結されるか、或いはV形状に折り込み可能に連結される底板と、上記側板のうちの一方に内向きに屈折可能に連結される奥板と、開閉或いは取外し可能に取着される前板よりなり、各板が断熱ボードで構成される折りたゝみ可能な容器において、天井板が下向きにのみ屈折可能で、左右の側板間に側板上に置かれて掛け渡され、かつ他方の側板が上部において内向きに屈折可能であることを特徴とする。
【0007】
本発明によると、天井板は下向きにのみ屈折可能で、図1〜図3の容器の天井板のように、下向きにV形状に折り込むことはできないため、天井板を水平に起こして自由端を他方の側板上に掛けた状態では下向きに凹むことがないか、或いはほとんど凹むことがなく、凹みが防止される。また天井板自由端は側板上端に載り掛かって支持されるため、側板との取付手段、例えばマジックファスナー(登録商標)を不要にすることができると共に、側板上端と天井板自由端をマジックファスナーのような取付手段によって連結するとしても取付強度が損なわれることもない。
【0008】
本発明における各板のうち、側板は上述するように好ましくは取付手段によって外袋に着脱可能に取着されるが、前板を除く他の板或いは前板を含む他の板についても同様、好ましくは外袋にマジックファスナーのような取付手段によって着脱可能に取着される。
本発明においてまた、側板に屈折可能に連結される天井板及び底板とは、側板に直接屈折可能に連結されるものと、側板に固着又はマジックファスナー等の取付手段により取外し可能に取着されて側方に突出する端板に屈折可能に連結されるものとを含むものとする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、天井板及び若しくは底板が側板に固着又は取付手段により取外し可能に取着されて対向する側板へ向けて側方に突出する端板に屈折可能に連結され、端板の側板からの突出量を奥板の厚み或いは奥板と前板を合わせた厚みと同一にしたことを特徴とする。本発明によると、天井板及び若しくは底板を内向きに側板と平行に折り曲げると、側板との間で折りたゝんだ奥板或いは奥板と前板とを挟み込んで容器をコンパクトに折りたゝむことができる。なお端板の突出量を上記厚みより大きくすると、折りたゝんだ天井板及び若しくは底板と、奥板或いは前板との間に隙間ができ、折りたゝんだ容器の容積が大きくなり好ましくない。
【0010】
本発明において、端板を側板に取付手段により取付し可能に取着する場合、側板の側面に取付けるよりも側板上端に取付けるのが望ましい。これにより上述するように、側板上端との間にマジックファスナーのような取付手段を設けるにしても、その取付強度が損なわれることがない。
したがって請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、端板を側板上端に取付手段により取外し可能に取着したことを特徴とする。
【0011】
上記各発明の容器を構成する各板に用いられる断熱ボードには、強度を高めるためコーナにアルミニウム製のアングル材を入れるのが望ましい。天井材に用いられる断熱ボードの場合、とくにそうである。
したがって請求項4記載の発明は、請求項1ないし3記載の発明において、断熱ボードのコーナにアルミニウム製のアングル材を入れたことを特徴とする。
【0012】
上記した断熱ボードとしては、図4に開示したものを例示することができる。このボードの構造は、約20ないし100mm厚の発泡板状体Aを芯層とし、その両面に、例えばアルミニウムの金属蒸着面B2 を内面に有するポリエステルフィルムB1 /高強度ポリオレフィンフィルムB3 /発泡ポリエチレンB4 /ポリエチレンクロスB5 からなる積層フィルムBを、ポリエチレンクロスB5 を接着面として発泡板状体Aに接着する。高強度ポリオレフィンフィルムとしては、例えばメタロセン触媒を用いて得られる直鎖状低密度ポリエチレンによるフィルムが好ましく用いられる。この積層フィルムは、発泡板状体の保冷温効果や突き刺し強度を高める効果があり、厚みは全体で約1mm程度のもので充分な効果が得られる。
【0013】
以上の構造のボードを用いた上記各発明の容器は、食品等を冷蔵或いは冷凍して輸送するための保冷温容器として使用するのに適する。
したがって請求項5記載の発明は、請求項1ないし4記載の発明において、容器を保冷温容器として使用することを特徴とする。
前板は天井板、底板及び奥板を起こして箱状に組立たのち、前面に被せて取着されるか、或いは閉じられるが、その態様には、左右の側板と天井板と底板とで構成される枠内に嵌着されるものと、枠端面に接合するものとが例示される。いづれの場合においても前板は枠端面にマジックファスナーのような取付手段によって着脱可能に取着されるのが望ましい。すなわち枠内に嵌着される前者の前板においては、周縁に例えば布地やフィルム状のシート、或いは樹脂板や金属板よりなる取付部を突出させて取付部と枠端面とをマジックファスナーのような取付手段によって着脱可能に取着するのが望ましく、また枠端面に接合される後者の前板においては、前板周縁と枠端面とをマジックファスナーのような取付手段によって着脱可能に取着するのが望ましい。前者の前板においてはことに取付手段としてマジックファスナーを用いる場合、取付部の表裏にマジックファスナーを設けると共に、枠端面と外袋のいづれか一方若しくは相方に取付部表裏のマジックファスナーと接合するマジックファスナーを設けるのがより望ましい。これにより取付強度をより一層増すことができるか、或いは取付部の突出量を少なくし、取付面積を少なくしても取付強度を損なわないようにすることができる。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の容器の天井板の折りたゝみ方法に関するもので、他方の側板の上部を内向きに折り曲げてから天井板を下向きに折り曲げて倒すことを特徴とし、組立時においては逆に天井板を起こして水平にしたのち、側板上部を垂直に起こして天井板に当て支持する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図5に示す容器は、前面を開口した箱状をなし、左右両側外面をアルミ箔で被覆すると共に、天井面と奥面と底面とを中央部の折り目10で内方にV状に折り込んで折りたゝみ可能としたシートよりなる外袋11と、外袋11の左右両側に取付手段としてのマジックファスナー(図示省略)にて着脱可能に取着される側板12、13と、側板13の後端に内向きに屈折可能に連結される奥板14と、側板13の上端に固着され、側方への突出量が奥板14の厚みと同じ端板15と、端板15に内向きに屈折可能に連結される天井板16と、側板12の下端に折り目17にて内向きに屈折可能に連結され、中央部で内向きにV形状に折り込み可能に屈折される底板18と、前面を塞ぐ前板19よりなっており、側板12は上部12aが折り目20にて内向きに屈折可能である。そして各板12、13、14、15、16、18及び19はそれぞれ図4に示すような構造の断熱ボードで構成され、側板13と奥板14の連結部分、端板15と天井板16の連結部分、側板12と底板18の連結部分、底板18の中央部での屈折部分、側板上部12aの屈折部分はそれぞれ、図6に示すように、発泡板状体Aの一側面を被覆する積層フィルムBと、隣接する板状体の両端面を被覆する積層フィルムBとを板間で縫着した構造を有し、板が縫い目よりなる折り目Cで矢印方向に屈折し、逆方向には板端面同士が突き当たってほとんど屈折できないようになっている。
【0016】
図5に示す容器は、図示省略したかご車に載せて搬送されるようになっており、かご車に固定するため外袋11には左右両側面の4か所にマジックファスナー付きテープ22が取付けられ(図には左側面のテープ22のみが示してある)、また容器を折りたゝんだとき折りたゝんだ状態で縛り付けるマジックファスナー付きバンド23が取付けられている。そして側板12及び13のほか天井板16と底板18も図示省略した取付手段としてのマジックテープにより外袋11に着脱可能に取着されるようになっている。
【0017】
前板19は、中央部の折り目30において外向きに屈折できるようになっていると共に、四囲に板12、13、15、16、18の厚み分程突出する、図4に示す積層フィルムBで構成される取付部25を有し、左右及び下部の取付部25には内側に取付手段としてのマジックファスナー26が、上部の取付部25には表裏に取付手段としてのマジックファスナー26が取付けられている。一方、左右両側の側板12、13と、端板15及び天井板16と、底板18の前端面、更には外袋11の天井面前縁の突片内面には同じく取付手段としてのマジックファスナー27が取付けられ、前板19の上記マジックファスナー26と着脱可能に取着されるようになっている。なお、前板上部の取付部25は内側が端板15及び天井板16の端面に取着のマジックファスナー27と、外側が外袋前縁の突片11aに取着のマジックファスナー8とそれぞれ取着され、表裏でサンドイッチ状に挟み込まれてしっかりと取付強度大で取着されている。
【0018】
なお図中、29は奥板14に連結され、奥板14を内側に折り込む際に使用されるバンドである。
また側板12、13、天井板16及び底板18には図示していないが、適所にドライアイスや蓄冷剤等の保冷剤或いは蓄熱剤等の保温剤を入れるためのネットよりなるポケットが取付けられている。
本実施形態の容器は以上のように構成され、図5に示す前板19を取外した容器を折りたゝむときには先ず、バンド29を掴んで手前に強く引張り、奥板14を内向きに折り曲げて側板13に重ねる。その後、外袋11にマジックテープ(図示しない)で取着される側板上部12aをマジックテープの引き剥がしを行いながら内向きに屈折して倒し、ついで天井板16を同様にマジックテープの引き剥がしを行いながら下向きに屈折して倒し、側板13に重なる底板18に重ねる。そして底板18を同じくマジックテープの引き剥がしを行いながら内向きにV形状に折り曲げて側板12に重ね合わせる。天井板16と底板18の折り曲げはどちらが前後しても差し支えがない。
【0019】
天井板16と底板18を側板12及び13側に折り重ねたのち、側板12及び13を両側或いは片側より押し込んで外袋11を中央部の折り目10で内向きにV形状に折り込んで天井板16と側板上部12a及び奥板14と折り曲げた底板18との間に折り曲げ部11aを挟み込む。ついで前板19を側板12外側に重ね、バンド23を回し込んで、バンド自由端のマジックファスナー31をバンド基端のマジックファスナー32に取付け縛り付ける(図7)。なお、図7には各板12、13、15、16及び18の端面のマジックファスナー27を省略してある。
【0020】
なお、容器の折りたゝみに当たって側板上部12aは倒して側板12に折り重ねておいてもよいし、天井板16を倒してから図7に示すように垂直に起こし、外袋11にマジックファスナーにて取着しておいてもよい。
容器を折りたゝんだ図7に示す状態より組立るときには、バンド自由端のマジックファスナーを引き剥がし、バンドによる縛り付けを解除したのち外袋11を目一杯左右に拡げる。これに伴い左右の側板12及び13も左右に拡がる。次に側板上部12aを倒した状態で天井板16を起こして水平にし、外袋天井面にマジックファスナーにて取着したのち側板上部12aを起こして天井板自由端を持上げるようにして起こし、外袋11とマジックファスナーにて取着させる。これにより天井板自由端は側板上部に支持される。天井板自由端と側板上部端との連結を確実にするために両者をマジックファスナーによって取着してもよい。
【0021】
次に二重に折り曲げた底板18を押し込んで開き、真直ぐに伸ばして側板下端に押込み、外袋11とマジックファスナーにて取着する。前記したと同様、天井板16を持ち上げて側板上部を押し込み垂直にするのと、底板18を伸ばすのは、どちらが前後しても差し支えがない。
その後、奥板14を開き、外袋11に当たるまで押込む。図5は、この状態を示す。ついで前板19を側板12、13、端板15及び天井板16、底板18で構成される枠内に嵌め込み、周縁の取付部25を各板前端面にマジックファスナー26、27にて取着する。そして外袋前縁の突片11aを前板上端の取付部25前面にマジックファスナー26、28にて取着し、前板上端の取付部25を天井板端面と突片11aとでサンドイッチ状に挟み込む。なお、前板19は折り目30によって下半分、場合によっては上半分をマジクファスナーの引き剥がしによって手前側に起こし、開くことが可能である。
【0022】
図8は、容器の別の態様を示すもので、底板34が天井板16と同様、側板13下端に固着の端板35に屈折可能に連結され、側板13側に折り曲げ、折り込んだ底板18に重ねられるようになっているほかは、図5に示す容器と同一構造をなしている。
以上述べた実施形態の容器によると、次のような効果を奏する。
【0023】
(1)箱状に組立られた状態で天井板16の自由端は側板上部端に載っ掛った状態で支持され、端板とは下向きに折り曲げられても上向きには折り曲げられないため、使用時に下方に凹むことがないか、或いは殆どなく、また側板上部に単に載せておくだけで支持させることができ、マジックファスナーのような取付手段を特に必要としない。また側板上部側面にマジックファスナーで取付けるのと比べ、マジックファスナーの劣化により取付強度が損なわれることもない。
【0024】
(2)端板15及び32の突出量は奥板14の厚みと同じであるため、側板13との間で奥板14を隙間なく挟み付けることができ、折りたゝんだ容器をコンパクトにすることができる。
(3)各板12、13、14、15、16、18及び19が断熱ボードで構成されているため断熱効果に優れ、容器を保冷温容器として使用するのに適する。また段ボールに比べ、耐衝撃性もあるため、輸送時の商品の傷みを少なくすることができる。
(4)前板19は上部の取付部25が表裏において、天井板端面と外袋前端の突片にマジックファスナー26、27にて取付けられているため取付強度が大である。
【0025】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、箱状に組立られた状態で天井板16の自由端は側板上部端に載っ掛った状態で支持され、端板とは下向きに折り曲げられても上向きには折り曲げられないため、使用時に下方に凹むことがないか、或いは殆どなく、また側板上部に単に載せておくだけで支持させることができ、マジックファスナーのような取付手段を特に必要としない。またマジックファスナーを使用したとしても側板上部側面にマジックファスナーで取付けるのと比べ、マジックファスナーの劣化により取付強度が損なわれることもない。
【0026】
請求項2記載の発明によると、端板の突出量は奥板の厚みと同一か、奥板の厚みと前板の厚みを合わせた厚みと同一であるため、天井板を折りたゝんで側板との間で奥板或いは奥板と前板を挟み込んだとき、隙間なく挟み込むことができ、折りたゝんだ容器をコンパクトにすることができる。
請求項3記載の発明によると、端板を側板に取外し可能に取着する場合、側板上端に取着することにより側板側面に取着するよりも取付手段の取付強度が損なわれることがない。
【0027】
請求項4記載の発明によると、断熱ボードの強度を増すことができる。
請求項5記載の発明のように、保冷温容器として使用した場合、容器が断熱ボードで構成されているため断熱性に優れ、夏場、ドライアイス等の保冷剤を入れる場合、保冷剤の入れる量を少なくでき、また保冷温効果を長期に亘って持続することができる。
【0028】
請求項6記載の発明によると、天井板を容易かつ確実に折りたゝみ或いは組立ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の正面図。
【図2】図1に示す容器を折りたゝんだ状態を示す正面図。
【図3】前板をたゝみ込んだ容器の平面図。
【図4】本発明に係わる容器を構成する断熱ボードの構造を示す図。
【図5】本発明に係わる容器の斜視図。
【図6】板の連結部分の構造を示す拡大断面図。
【図7】図5に示す容器を折りたゝんだ状態を示す斜視図。
【図8】別の態様の容器の要部を示す正面図。
【符号の説明】
10、17、20、30・・折り目 11・・外袋
12、13・・側板 14・・奥板
15、35・・端板 16・・天井板
18、34・・底板 19・・前板
22・・マジックファスナー付きテープ
23・・マジックファスナー付きバンド
25・・取付部
26、27、28、31、32・・マジックファスナー
29・・バンド

Claims (6)

  1. 箱状をなす前面が開口ないし開閉される折りたゝみ可能な外袋と、
    上記外袋の前面に対し左右の内側に配置され、取付手段によって着脱可能に外袋に取着される側板と、
    左右いづれか一方の側板に下向きに屈折可能に連結される天井板と、
    側板のうちの一方に上向きに屈折可能に連結されるか、或いはV形状に折り込み可能に連結される底板と、
    上記側板のうちの一方に内向きに屈折可能に連結される奥板と、
    開閉或いは取外し可能に取着される前板よりなり、
    各板が断熱ボードで構成される折りたゝみ可能な容器において、
    天井板が下向きにのみ屈折可能で、左右の側板間に側板上に置かれて掛け渡され、かつ他方の側板が上部において内向きに屈折可能であることを特徴とする折りたゝみ可能な容器。
  2. 天井板及び若しくは底板が側板に固着又は取付手段により取外し可能に取着されて対向する側板へ向けて側方に突出する端板に屈折可能に連結され、
    端板の側板からの突出量を奥板の厚み或いは奥板と前板を合わせた厚みと同一にしたことを特徴とする請求項1記載の折りたゝみ可能な容器。
  3. 端板を側板上端に取付手段により取外し可能に取着したことを特徴とする請求項2記載の折りたゝみ可能な容器。
  4. 断熱ボードのコーナにアルミニウム製のアングル材を入れたことを特徴とする請求項1ないし3のいづれかの請求項に記載の折りたゝみ可能な容器。
  5. 保冷温容器として使用される請求項1ないし4のいづれかの請求項に記載の折りたゝみ可能な容器。
  6. 他方の側板の上部を内向きに折り曲げてから天井板を下向きに折り曲げて倒すことを特徴とする請求項1記載の容器の天井板の折りたゝみ方法。
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