JPH0330298Y2 - - Google Patents

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JPH0330298Y2
JPH0330298Y2 JP10210186U JP10210186U JPH0330298Y2 JP H0330298 Y2 JPH0330298 Y2 JP H0330298Y2 JP 10210186 U JP10210186 U JP 10210186U JP 10210186 U JP10210186 U JP 10210186U JP H0330298 Y2 JPH0330298 Y2 JP H0330298Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はコンテナ用断熱インナーケースに関
するもので、更に詳細には、例えばプラスチツ
ク、段ボール、金属あるいは木箱製のコンテナ内
に収容されて、生鮮食品や保冷・保温食品等を運
搬する際、上記食品等の温度変化防止、防湿及び
遮光を果すコンテナ用インナーケースの改良に係
るものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種のインナーケースとしては、第6
図及び第7図に示すように、コンテナA内に収容
される箱状のケース本体aの正面壁b及び両側壁
c,cの上端辺の外面と、ケース本体aの背面の
上端辺に連結される蓋体dの先端辺及び両側辺の
内面にそれぞれ面状フアスナe,fを装着し、そ
して、これら面状フアスナe,fを互いに接着、
分離して蓋体dの開閉を行うようにしたものが知
られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のこの種のインナーケース
においては、ケース本体a内に収容された食品等
の品物gが内容積一杯でないと、蓋体側の面状フ
アスナe部を押圧しても、ケース本体aの正面壁
bや側壁cが内方へ後退して結合面間に隙間が生
じてしまうため、充分に面状フアスナe,f同士
の結合ができず、ひいては、蓋体dの閉塞が充分
でなくなり、ケース本体a内に収容される品物g
の保護が不十分になるという問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、上
記技術的課題を解決するために、ケース本体内に
収容される品物の多少に拘らずケース本体と蓋体
との結合を充分に行えるようにすると共に、上記
品物の運搬時における温度、湿気等の環境による
物理・化学的変化を防止するようにしたことを特
徴とするコンテナ用インナーケースを提供しよう
とするものである。
すなわち、この考案は、コンテナ内に収容され
る箱状のケース本体と、このケース本体の背面壁
の上端辺に連結される蓋体とをそれぞれ断熱、防
水及び遮光性材料にて形成し、上記蓋体の先端辺
部に先端結合帯を立設すると共に、上記ケース本
体の正面壁の上端辺部に上部結合帯を立設し、こ
れら先端結合帯と上端結合帯を互いに重合及び接
離可能に形成し、上記蓋体の両側辺とケース本体
の両側壁の上端辺部とを接離可能に形成して成る
ことを特徴とするコンテナ用断熱インナーケース
を提供しようとするものである。
この考案において、上記蓋体の先端結合帯とケ
ース本体の上端結合帯の重合部にはそれぞれ互い
に接離可能な任意の係脱手段を装着してもよい
が、好ましくは接離可能な面状フアスナを装着す
る方がよい。また、上記蓋体の側辺とケース本体
の側壁の上端辺には互いに接離可能な任意の係脱
手段を取付けることも可能であるが、好ましくは
互いに接離可能な面状フアスナあるいはスライド
フアスナを装着する方がよい。
また、上記蓋体の先端結合帯とケース本体の上
端結合帯はそれぞれ蓋体の先端あるいはケース本
体の正面壁の上端に立設していれば任意のもので
あつてもよいが、好ましくはこれら先端結合帯及
び上端結合帯をそれぞれ上記蓋体の上面に向つて
折曲可能に形成する方がよい。
〔作用〕
上記技術的手段は次のように作用する。
予めコンテナ内に収容されたケース本体内に運
搬対象物である品物を収容した状態で蓋体を閉塞
し、そして、蓋体の先端結合帯とケース本体の上
端結合帯とを互いに重合及び結合させると共に、
蓋体の両側辺とケース本体の両側壁上端辺部とを
結合することにより、ケース内の品物の多少に拘
らず蓋体が確実に閉塞されると共に、品物の運搬
時の保護が確保される。
〔実施例〕
以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案のインナーケースの使用状態
を示す分解斜視図で、コンテナ1内にこの考案の
インナーケース10を収容する状態を示すもので
ある。
この考案のインナーケース10は、箱状のケー
ス本体12とこのケース本体12の背面壁14の
上端辺に連結する蓋体20とで構成され、蓋体2
0の先端辺部に先端結合帯22が蓋体20の上面
に向つて折曲可能に立設され、また、ケース本体
12の正面壁13の上端辺部には上記先端結合帯
22と重合しうる上端結合帯16が同様に蓋体2
0の上面に向つて折曲可能に立設されている。そ
して、これら先端結合帯22と上端結合帯16の
重合面には互いに接離可能な面状フアスナ32,
34が装着されている。この場合、上記面状フア
スナ32,34は、例えば第3図に示すように、
先端結合帯22又は上端結合帯16のいずれか一
方に形成されるプラスチツク製フツク36,36
…と、このフツク36,36に係合すべく他方に
形成される多数のループ38,38…とで構成さ
れている。なお、上記面状フアスナ32,34は
必ずしも上記のような構造である必要はなく、例
えば上記フツク36に変えてきのこ形の係合片と
してもよく、あるいは、両重合面にそれぞれ互い
に係脱可能な多数のループとするなど任意の形態
の面状フアスナを使用することも可能である。
一方、上記蓋体20の両側辺と、ケース本体1
2の両側壁15,15の上端に折曲可能に立設さ
れる上端辺部18,18の内面にも上記先端結合
帯22と上端結合帯16の重合部に装着したと同
様な面状フアスナ32,34が装着されている。
なお、上記ケース本体12及び蓋体20は、断
熱、防湿及び遮光性を有する断熱積層シートにて
形成されている。この場合、上記断熱積層シート
40は、第5図に示すように、外側面に位置する
透明合成樹脂フイルム41の内面に蒸着金属層4
2を積層し、この蒸着金属層42の内面に熱可塑
性剛性樹脂からなる熱接着フイルム43を介して
熱可塑性合成樹脂より成る細幅フイルムを縦横方
向に配列して熱接着した補強用不織シート44を
積層すると共に、不織シート44の内面に熱接着
フイルム43を介して独立気泡の発泡合成樹脂シ
ート45とを順次積層一体化したものを、発泡合
成樹脂シート45側を対面させて2枚重ね合せ
て、周縁部を適宜縫製あるいは熱融着等により接
合一体化した構造となつている。なおこの場合、
発泡合成樹脂シート45,45の対向面は接着さ
れることなく遊離されて、それらの間には断熱性
を増大させるための空気層46が形成されてい
る。
上記断熱積層シート40において、上記透明合
成樹脂フイルム41は、蒸着金属層42を保護し
てその劣化剥離を防止すると共に表面の補強を図
るもので、強度及び柔軟性等の点から好ましくは
例えば厚さ12μm程度のポリエステルフイルムを
用いるのが望ましく、その他二軸延伸ポリエチレ
ンフイルム、ポリプロピレンフイルム等の透明フ
イルムを使用することも可能である。上記蒸着金
属層42は最も一般的にはアルミニウムが使用さ
れ、熱反射効果、放熱防止効果と共に外観的な体
裁を良好にする機能を有しているが、同様の効果
が実現できれば他の金属でもよく、更には、アル
ミニウム箔を貼着したものとしてもよい。
また、上記不織シート44は、専ら断熱積層シ
ート40の機械的強度を保証するためのものであ
り、例えばポリエチレン等の高密度ポリオレフイ
ン系樹脂フイルムの細帯を縦横に配列して熱接着
した日本石油株式会社製の商品名“ワリフ”ある
いは上記細帯をもつて編組したいわゆるポリクロ
ス等にて形成される。
また、上記発泡合成樹脂シート45は、断熱積
層シート40の断熱性を向上し、かつ、ある程度
の体積を持たせてケース本体12又は蓋体20の
構成部材としての適当な腰を与えるものであり、
一般的には厚さ1.5〜3mm好ましくは2mm程度の
軟質の発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン等の
熱可塑性発泡樹脂シートが使用される。
一方、上記熱接着フイルム43,43は上記断
熱積層シート40の構成部材42,44,45を
熱接着し、同時に耐水性を良好にする機能を呈す
るものであり、一般的には厚さ20〜30μm程度の
ポリエチレン又はポリエステルフイルム、その他
の熱可塑性樹脂フイルムにて形成される。
なお、上記コンテナ1は、例えば合成樹脂、段
ボール、金属あるいは木箱等の材質にて形成さ
れ、必要に応じて固定体式あるいは折畳み式のも
のが使用される。
上記のように構成される断熱積層シート40に
て形成されるこの考案のインナーケース10は、
予めこのインナーケース10をコンテナ1内に収
容し、まず、インナーケース10内に運搬に供さ
れる品物2,2…を収容して、ケース本体12の
開口部を蓋体20にて塞ぎ、そして、次に、蓋体
20の先端結合帯22とケース本体12の上端結
合帯16の重合部の面状フアスナ32,34同士
を結合した後、蓋体20の両側辺とケース本体1
2の両側壁15,15の上端辺部18,18に装
着された面状フアスナ32,34同士を結合し
て、蓋体20の閉塞を行う。勿論、先に品物2,
2…をインナーケース10内に収容し、上述の各
操作を行つた後に、インナーケース10をコンテ
ナ1内に収容して、運搬に供することもできる。
第2図はこの考案のインナーケースの別の実施
例を示すもので、上記蓋体20の両側辺とケース
本体12の両側壁15,15の上端辺部18,1
8とに面状フアスナ32,34に変えて互いに接
離可能なスライドフアスナ39を装着した場合を
示すものである。このように面状フアスナ32,
34に変えて引張つて操作するスライドフアスナ
39を使用することにより、蓋体20の閉塞の際
に必ずしも先端結合帯22と上端結合帯16の重
合結合を優先して行う必要はなく、スライドフア
スナ39を先に結合した後に先端結合帯22と上
端結合帯16の重合部の面状フアスナ32,34
を結合させるようにしてもよい。
第4図はこの考案のインナーケース10を収容
したコンテナ1を積重ねる場合を示すものであ
る。この場合、上記先端結合帯22と上端結合帯
16の重合部がコンテナ1の積重ねの邪魔になら
ないように、重合された先端結合帯22と上端結
合帯16は結合状態のまま蓋体20の上面に重な
るように折曲されてコンテナ1の積重ねに支障を
きたさないようになつている。
なお、第2図及び第4図において、その他の部
分は上記第一実施例と同じであるので、同一部分
には同一符号を付してその説明は省略する。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、この考案のインナーケ
ースによれば、コンテナ内に収容される箱状のケ
ース本体と、このケース本体の背面壁の上端辺に
連結される蓋体とをそれぞれ断熱、防水及び遮光
性材料にて形成し、上記蓋体の先端辺部に先端結
合帯を立設すると共に、上記ケース本体の正面壁
の上端辺部に上部結合帯を立設し、これら先端結
合帯と上端結合帯を互いに重合及び接離可能に形
成し、上記蓋体の両側辺とケース本体の両側壁の
上端辺部とを接離可能に形成して成るため、以下
のような効果が得られる。
1 ケース本体内に収容される品物の多少に拘ら
ず蓋体とケース本体との気密な結合が可能とな
り、収容される品物の鮮度等の品質を維持した
状態で流通に供することができる。
2 構造が簡単で、しかも、構成部品が少なくて
済むため、組立てが簡単かつ安価なインナーケ
ースを提供することができる。
3 先端結合帯と上端結合帯との重合部が必要に
応じて折曲できるため、コンテナの積重ねが可
能となり、多量の商品の輸送を可能にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のインナーケースの第一実施
例の使用状態を示す分解斜視図、第2図はこの考
案のインナーケースの第二実施例を示す斜視図、
第3図はこの考案における面状フアスナの一例を
示す斜視図、第4図はこの考案のインナーケース
を収容するコンテナを積重ねた場合の断面図、第
5図はこの考案のインナーケースを構成する断熱
積層シートを示す拡大断面図、第6図は従来のイ
ンナーケースを示す斜視図、第7図は従来のイン
ナーケースの使用状態を示す断面図である。 符号説明、1……コンテナ、12……ケース本
体、13……正面壁、14……背面壁、15……
側壁、16……上端結合帯、18……上端片部、
20……蓋体、22……先端結合帯、32,34
……面状フアスナ、39……スライドフアスナ、
40……断熱積層シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コンテナ内に収容される箱状のケース本体
    と、このケース本体の背面壁の上端辺に連結さ
    れる蓋体とをそれぞれ断熱、防水及び遮光性材
    料にて形成し、上記蓋体の先端辺部に先端結合
    帯を立設すると共に、上記ケース本体の正面壁
    の上端辺部に上部結合帯を立設し、これら先端
    結合帯と上端結合帯を互いに重合及び接離可能
    に形成し、上記蓋体の両側辺とケース本体の両
    側壁の上端辺部とを接離可能に形成して成るこ
    とを特徴とするコンテナ用断熱インナーケー
    ス。 (2) 蓋体の先端結合帯とケース本体の上端結合帯
    の重合部にそれぞれ互いに接離可能な面状フア
    スナを装着して成ることを含む実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のコンテナ用断熱インナー
    ケース。 (3) 蓋体の側辺とケース本体の側壁の上端辺とに
    互いに接離可能な面状フアスナを装着して成る
    ことを含む実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のコンテナ用断熱インナーケース。 (4) 蓋体の側辺とケース本体の側壁の上端辺とに
    互いに接離可能なスライドフアスナを装着して
    成ることを含む実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のコンテナ用断熱インナーケース。 (5) 蓋体の先端結合帯とケース本体の上端結合帯
    とをそれぞれ上記蓋体の上面に向つて折曲可能
    に形成して成ることを含む実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のコンテナ用断熱インナーケー
    ス。
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