JPS6313146Y2 - - Google Patents

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JPS6313146Y2
JPS6313146Y2 JP1983183240U JP18324083U JPS6313146Y2 JP S6313146 Y2 JPS6313146 Y2 JP S6313146Y2 JP 1983183240 U JP1983183240 U JP 1983183240U JP 18324083 U JP18324083 U JP 18324083U JP S6313146 Y2 JPS6313146 Y2 JP S6313146Y2
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JP
Japan
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cardboard
opening
container
sealed
film
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JP1983183240U
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JPS6090121U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は段ボール製の容器に関するものであ
る。
段ボールは主な材料が紙である関係で防湿防水
性に劣る欠点があり、また気密性や水密性に優れ
たシールが困難であることから、液体を収納する
容器の材料には適しなかつたが、先に実願昭57−
032164号(実公昭61−28756号公報)として出願
した如く、多量の液体を収納するのに適した一斗
罐程度の大きな容器を提供することに成功した。
しかしその容器は、上端の口を開くときは、互に
接着された口部シール片を剥離する関係で、一旦
開封すると密閉することができないため、開封後
に内容物が空気に触れて変質したり蒸発すること
があり、また内容物が塗料やインキ等ではそれが
外気に触れて上層に皮膜が生じ、後日の使用に不
都合を来たすという問題があつた。
そこでこの考案は、開封した後においても、口
を簡単に密封できるようにすることを目的とした
ものである。
次にこの考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図ないし第9図はこの考案の一実施例を示
し、そのうち第1図は前記したように一斗罐程度
の大きさの液体収納容器を段ボールTで組み立て
た場合を示したもので、段ボールTは、第9図に
示す如く段ボール原紙をコルゲート加工した中芯
1に同じく段ボール原紙からなる表裏ライナー
2,3を貼り合わせ、裏ライナー3の外面にプラ
スチツクの熱溶着フイルム4がラミネートされて
いる。
容器Vは、牛乳やジユース、豆乳等を市販する
ために現在多く用いられている四角立方体の紙製
容器を一斗罐程度に大きくしたもので、その展開
した型は、第8図に示すように、矩形の段ボール
Tに縦の折り目5と横の折り目6を入れることに
よつて、前後面壁7,7および左右側壁8,8、
横連結片9,10、蓋壁11,11、底壁12,
12、口部シール片13、尻部シール片14が形
成されている。また左右両側壁8,8の上片15
および下片16には山形に折り目17,18を入
れ、シール片13,14には山形折り目17,1
8の頂部位置に口折り目19,20を入れ、その
両シール片13,14のうち口部シール片13に
シールフアスナーFが取り付けてある。
シールフアスナーFは、それぞれプラスチツク
で押出し成形された雌雄フアスナーテープ21,
22からなり、雌フアスナーテープ21は表面に
巾広く断面台形の突部23を形成し、突部23の
巾中央に断面が円形に近い溝条25を設けてあ
る。また雄フアスナーテープ22はその表面に前
記突部23が嵌まる凹部24を形成し、凹部24
の巾中央に溝条25が嵌合し得る断面が円形に近
い突条26を設けてある。そしてこのシールフア
スナーFの取付けについて、段ボールTの上部シ
ール片13の両口折り目19,19間に雌フアス
ナーテープ21を接着し、他の部分には雄フアス
ナーテープ22を接着してある。なお両フアスナ
ーテープ21,22は、段ボールの縦の折り目5
毎にその位置で分割しておくか、もしくは屈折可
能にその位置に切欠部を設けておく。
また段ボールの端部は、中に水等の液体が浸入
しないように第9図の如く中芯1を欠除して表裏
ライナーの端部2a,3aを接着することによつ
て端面を封じてある。また同様の目的で、第3図
の如く、両横連結片9,10に接着につき、内側
の連結片9を折り曲げてある。
段ボールから容器Vを組み立てるときは、まず
このように両横連結片9,10を溶着して角筒形
に形成した後、尻部シール片14を唇合せに接着
し、それを倒伏しながら両横にできた袋状片16
a,16aを折り曲げることによつて側壁8,8
に接着する。この段階では上端口27が開放され
ているので、その口27から包装する物品を入れ
た後、口部シール片13をシールフアスナーFで
唇合わせに閉じると共に、フイルム4による溶着
面29,29を合わせて熱溶着する。そして下端
と同じように口部シール片13を倒伏しながら、
両横の袋状片15a,15aを側壁8,8に折り
曲げて止める。しかしこの上部袋状片15aは下
部袋状片16aとは違つて後日において口27の
開封後にも折り曲げて止めるから、その止める手
段として接着剤のほかに、図に示すようなマジツ
クテープ、あるいはボタン等の止着具30a,3
0bを用いるのが好ましい。
次に第1図の如く密閉した容器Vを開封すると
きは、止着具30a,30bを外して袋状片15
a,15aを持ち上げた後、口部シール片13を
閉じているシールフアスナーFの両テープ21,
22を開離し中のフイルム溶着部28を剥離す
る。
また開封後に口27を閉じるときは、シールフ
アスナーFの両テープ21,22を第6図,第7
図の如く閉じ合わせ、両横袋状片15a,15a
を横壁8,8に折り合わせ、止着具30a,30
bで止めておく。こうしておけば口27が再び唇
合わせに密封されることは勿論、次に内容物を取
り出すときには、袋状片15a,15aを上げて
シールフアスナーFを開離する極く簡単な操作で
開封することができる。
第10図ないし第12図は他の実施例を示し、
この場合は、段ボールTの段階で(コルゲートマ
シンによる段ボール製造過程が望ましい)、この
縁にフイルム35を付着しておくことによつて、
口部シール片13にシール用フイルム35を突設
したものである。このようにして容器Vの口部を
フイルム35で密封しておけば、消費者において
その接着部36を切り取ることによつて簡単に開
封できる利点がある。
第13図は更に他の実施例を示したもので、こ
の場合は、裏ライナー3の外面にプラスチツクの
熱溶着フイルム4とアルミ箔42をラミネート
し、アルミ箔42によつてガスバリヤ性を付与し
てある。この場合、アルミ箔42はフイルム4の
内外いずれの面に位置していてもよく、またフイ
ルムにサンドイツチ状に挾まれていてもよいが、
図のようにフイルム4の外面に位置するときは、
フイルム4によつて溶着する箇所(例えば第5図
の溶着面29,29)はアルミ箔42を欠除して
溶着可能にしておく。
このように段ボール製容器の密封につきガスバ
リヤ性をもたせたときは、例えば湿布剤等、揮発
性物質を含む薬剤の包装に適する。すなわち従
来、湿布剤はその効き目が無くならないようにガ
スバリヤ性を有するアルミ箔の袋に詰めて提供さ
れていたが、大量に消費する病院等へは、小口に
袋詰めする必要がないから、そのまま多量に段ボ
ール箱に詰めて納めるようにすれば、袋詰めが省
けて経済的である。
また裏ライナー3の外面にアルミ箔だけを貼り
合わせた容器では、それを組み立てるときに掛線
の箇所に折り曲げによりアルミ箔が傷み、ピンホ
ール、破れの問題が生じるが、上記のようにアル
ミ箔をプラスチツクフイルムとの複合形態で貼り
合わせたときには、そのフイルムにより補強され
るため、上記のような問題が生じない。
なお上記の実施例において、容器Vの素材とし
て紙製の段ボールを使用したが、押出し成形によ
るプラスチツク段ボールも使用できる。また紙製
の段ボールであつても、中芯にアルミやスチール
或いは合成樹脂製シートを使用したものが強度的
に望ましい。
この考案による段ボール製の容器は、以上説明
したように内面にプラスチツクの熱溶着フイルム
をラミネートし、口部がそのフイルムによる熱溶
着により唇合せ状に封じられるようにした段ボー
ル製の容器において、口部の一方の合わせ面に雌
フアスナーテープを、他方の合わせ面に雄フアス
ナーテープをそれぞれ口部溶着面に沿つて接着
し、口部をそのフアスナーにより密閉し得るよう
に構成したものであるから、口部を一旦開封した
後においても、密閉、開封を繰り返し反覆してな
すことができるため、包装物品を一度に取り出さ
ないで、日をおいて徐々に使用する場合の容器と
して最適であつて、包装物品が塗料やインキであ
つても、それが開封後に空気に触れて上層に皮膜
が生じるような不都合を防止でき、しかも開封、
密閉操作が極めて容易である。
また内面がプラスチツクフイルムで被覆されて
いるため、液体を収納してもそれが段ボール壁に
浸透することはなく、液体を収納してもそれが吸
湿することもない。更に段ボール製であつて単な
る紙製のものに比し格段に多量の液体を収納して
もその圧力に十分に耐えることができる。
なお前記実施例では段ボールの一面にプラスチ
ツクフイルムを貼り合わせたが、両面に貼り合わ
せると更に上記効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの考案の一実施例を示
し、第1図は物品の包装状態を示す容器の斜視
図、第2図は第1図A−A線矢視の拡大断面図、
第3図はB−B線矢視の拡大断面図、第4図は口
が開かれた状態を示す容器の斜視図、第5図は第
4図C−C線矢視の拡大断面図、第6図は口部が
シールフアスナーで封じられた状態を示す斜視
図、第7図は第6図D−D線矢視の拡大断面図、
第8図は容器の展開図、第9図は第8図E−E線
矢視の拡大断面図である。第10図ないし第12
図は他の実施例を示し、第10図は容器の展開
図、第11図は第10図G−G線矢視の拡大断面
図、第12図は第7図に対応するシール部の断面
図である。第13図は更に他の実施例による段ボ
ールの断面図である。 V……容器、F……シールフアスナー、4……
プラスチツクの熱溶着フイルム、13……口部シ
ール片、21……雌フアスナーテープ、22……
雄フアスナーテープ、25……溝条、26……突
条、27……口、28……溶着部、29……口部
溶着面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面にプラスチツクの熱溶着フイルムがラミネ
    ートされ、口部がそのフイルムどうしの熱溶着に
    より唇合せ状に密封溶着された段ボール製の容器
    において、上記口部の一方の合せ面に雌フアスナ
    ーテープを、他方の合せ面に雄フアスナーテープ
    をそれぞれ上記口部密封溶着面に沿つて接着し、
    口部密封溶着面を剥離後に口部をそのフアスナー
    により開閉自在に密閉し得るように構成したこと
    を特徴とする段ボール製の容器。
JP18324083U 1983-11-28 1983-11-28 段ボ−ル製の容器 Granted JPS6090121U (ja)

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JP18324083U JPS6090121U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 段ボ−ル製の容器

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JP18324083U JPS6090121U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 段ボ−ル製の容器

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JPS6090121U JPS6090121U (ja) 1985-06-20
JPS6313146Y2 true JPS6313146Y2 (ja) 1988-04-14

Family

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JP18324083U Granted JPS6090121U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 段ボ−ル製の容器

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SE454684B (sv) * 1986-09-16 1988-05-24 Tetra Pak Ab Anordning vid forpackningsbehallare
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JPS6090121U (ja) 1985-06-20

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