JP2010155643A - 保冷袋及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 封止強度及び保冷効果の高い保冷袋及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 保冷袋10は、上部に開口14が形成された袋本体11と、開口14を開閉自在に塞ぐためのスライドファスナー5と、スライドファスナー5のファスナー本体15a、15bの両端を覆うように取り付けられたファスナー留具24a、24bとから構成されている。ファスナー留具24a、24bはファスナー本体15a、15bの両端を覆うように取り付けられているため、テープ22a、22bの端部に隙間が形成されることがない。従って、スライドファスナー5による開閉が可能になると共に、ファスナー本体15a、15bの両端が外方に露出することがない。尚、スライドファスナー5は、一般的にレールファスナーに比べて封止強度及び耐久性が高い。従って、封止強度及び保冷効果の高い保冷袋10となる。
【選択図】 図1

Description

この発明は保冷袋及びその製造方法に関し、特に、冷却又は冷蔵状態の食品等を収納するための保冷袋及びその製造方法に関するものである。
外部との熱の移動を遮断し、内部に収納した食品等の冷却又は冷蔵状態を保持するための保冷袋の袋本体には、一般的に樹脂基体の外面に金属箔膜層、例えば発泡ポリエチレンの外面に蒸着ポリエチレンテレフタレートを積層したシート体が使用されている。そして、このようなシート体を重ね合わせ、端部を熱シール、熱溶断又は超音波シール等によって溶着させて、袋本体を製袋している。
保冷袋においては、封筒状に形成されているもの(例えば、特許文献1)又は封筒状で底部にマチが形成されているもの(例えば、特許文献2)が提案されている。このような保冷袋は、軽量且つ携帯しやすいため、主に小売店で購入した冷蔵品又は冷凍品を自宅まで持ち帰るために使用されている。
又、保冷袋に形成された収納物を出し入れするための開口から冷気を逃がさないために、開口部分に密閉チャックを取り付けて開閉自在に構成しているものが提案されている(例えば、特許文献1又は特許文献3)。更に、開口部分に面状ファスナーを取り付けて開閉自在に構成しているものが提案されている(例えば、特許文献4)。
しかしながら、密閉チャックを備える保冷袋においては、密閉チャックによる封止の確認が困難であると共に、保冷袋の内部に収納した食品等の重量によって密閉チャックが不用意に開状態となる虞が有る。又、面状ファスナーを備える保冷袋においては、固定用部材のためのスペースが必要になると共に、特許文献4の保冷袋ではかぶせ部が形成されているため、保冷袋自体が大きくなり、携帯し難いものとなる。更に、固定用部材には面状(自在)ファスナーが用いられるため、閉状態であっても固定用部材同士の接着面に隙間が生じるため、保冷効果の低い保冷袋となる。
そこで、上述した課題を解決するために、開口部にレールファスナーを設けた保冷袋が提案されている(例えば、特許文献2)。このような保冷袋について以下に説明する。
図7はレールファスナーを備える保冷袋の斜視図であり、図8は図7で示したVIII−VIIIラインの拡大端面図である。
これらの図を参照して、保冷袋60は、断熱性を有する一対のシート体62a、62bによってその上部に開口66が形成された袋本体61と、樹脂製のスライダー63及び樹脂製のレール64a、64bよりなる、開口66を塞ぐためのレールファスナー70とから構成されている。
レール64a、64bの各々は、シート体62a、62bの各々の上端部の内面に接続されており、レール64a、64bに係合したスライダー63が移動すると、図8で示すようにレール64a、64bが係合し、開口66を封止して保冷袋60は密閉される。
保冷袋60は、このようなレールファスナー70を備えているため、その封止の確認が容易であると共に、収納物の重量によって開口66が不用意に開状態となる虞が低減する。又、レールファスナー70は保冷袋に対してコンパクトに設置できると共に、保冷袋60はレール64a、64bによって確実に密閉されるため、保冷効果が低くなる虞が無い。
特開2003−165583号公報 意匠登録第1021657号 実用新案登録第3008459号 特開2002−179081号公報
上記のような従来の保冷袋では、スライダーとレールとの係合による封止強度が十分ではないため、袋本体に食品等を過度に収納したり、レールファスナーの使用、即ちスライダーの移動を繰り返すことでレールファスナーが破損しやすいものとなっていた。そして、レールファスナーが破損することで保冷袋の開口が常に開状態となってしまうため、袋本体自体は問題がなくても、保冷袋の保冷効果が大きく低下してしまう。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、封止強度及び保冷効果の高い保冷袋及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、対向する端部によって開口を形成する袋本体と、端部の各々に取り付けられ、開口を開閉自在に塞ぐことができるスライドファスナーと、スライドファスナーの両端を覆うように取り付けられ、スライドファスナーと一体化するファスナー留具とを備えたものである。
このように構成すると、スライドファスナーによる開閉が可能になると共に両端が露出しない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、袋本体は、端部において互いに対向して平行に配置される一対のシート体を含み、スライドファスナーは、一対のエレメントとエレメントの各々に接続する一対のシート状のテープとからなるファスナー本体を含み、テープの各々の面は、シート体の各々の面に対して平行となるように取り付けられるものである。
このように構成すると、スライドファスナーの取り付けに袋本体のマチを必要としない。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、ファスナー留具は樹脂製であり、ファスナー本体の両端部に被せた状態で熱溶着によって取り付けられるものである。
このように構成すると、ファスナー留具はファスナー本体に密着状態となる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、ファスナー本体の少なくともテープは、熱溶着可能な樹脂製よりなるものである。
このように構成すると、熱溶着によってファスナー留具とファスナー本体のテープとが一体化する。
請求項5記載の発明は、保冷袋の製造方法であって、帯状の原反シートを長手方向に平行に折り畳み、端部が対向する一対のシート体を形成する工程と、シート体の各々の端部に、スライダーを外した状態のファスナー本体を構成する一対のシート状のテープの各々を、エレメントが端部に平行に露出するように取り付ける工程と、ファスナー本体を除いた範囲におけるシート体同士に対して、その短手方向における所定幅の特定部分を長手方向に対して所定間隔で熱シールする工程と、熱シールされた特定部分をその中央部でファスナー本体を含んで切断し、単位袋を形成する工程と、単位袋に残った、ファスナー本体の一部となる単位ファスナー本体に対してスライダーを装着する工程と、単位ファスナー本体の両端の各々にファスナー留具を被せる工程と、ファスナー留具を熱溶着させて単位ファスナー本体に一体化させる工程とを備えたものである。
このように構成すると、スライドファスナーの取り付けにシート体のマチを必要としない。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、スライドファスナーによる開閉が可能になると共に両端が露出しないため、保冷袋の封止強度及び保冷効果が向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、スライドファスナーの取り付けに袋本体のマチを必要としないため、コスト的に有利な製袋による保冷袋に適用可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、ファスナー留具はファスナー本体に密着状態となるため、ファスナー本体の材質に関わらず、ファスナー留具の不用意な脱落を防止する。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、熱溶着によってファスナー留具とファスナー本体のテープとが一体化するため、ファスナー留具の取付強度が更に向上する。
請求項5記載の発明は、スライドファスナーの取り付けにシート体のマチを必要としないため、製袋による保冷袋を効率的に製造できる。
図1はこの発明の第1の実施の形態による保冷袋の斜視図であり、図2は図1で示したII−IIラインの拡大端面図であり、図3は図1で示したIII−IIIラインの拡大端面図であり、図4は図1で示したIV−IVラインの拡大端面図である。
これらの図を参照して、保冷袋10は、上部に開口14が形成された袋本体11と、開口14を開閉自在に塞ぐためのスライドファスナー5と、後述するスライドファスナー5のファスナー本体15a、15bの両端を覆うように取り付けられたファスナー留具24a、24bとから構成されている。
まず、袋本体11について説明する。
袋本体11は、各々が同一矩形状の一対のシート体12a、12bによって形成されており、開口14を形成するシート体12a、12bの上端部は、互いに対向して平行に配置されている。尚、シート体12aは、その内面側から厚さ20μmのポリエチレンシート31、厚さ1mmのポリエチレンフォーム32及び厚さ12μmの蒸着ポリエステルテレフタレート(PET)33からなる3層構造のシートによって構成されている。シート体12bにおいてもシート体12aと同一の構成となっている。従って、シート体12a、12bにより形成された袋本体11は断熱性を有するため、その内部に収納された冷蔵物又は冷凍物に対する保冷効果が発揮される。
次に、スライドファスナー5について説明する。
スライドファスナー5は、一対のエレメント20a、20bとエレメント20a、20bの各々に接続する一対の帯状のテープ22a、22bとからなるファスナー本体15a、15bと、エレメント20a、20bに係合するスライダー25とから構成されている。
テープ22a、22bは、シート体12a、12bの開口14を形成する各々の端部に、各々の面がシート体12a、12bの各々の面に対して平行となるように取り付けられている。テープ22a、22bの各々は、90g/mのPET不織布とPET不織布の外方側に配置された厚さ40μmのポリエチレンシートとの積層体によって形成されている。
又、エレメント20a、20bは、PETよりなる芯37a、37bと、これらに巻き付けられたナイロンよりなるコイル36a、36bとから構成されており、テープ22a、22bの各々の上端部の外面側に接続されている。尚、エレメント20a、20bの各々は、テープ22a、22bの各々と、図2〜図4において二点鎖線で示すような縫合糸によって接続されている。
そして、スライダー25は、ポリプロピレンよりなると共に、その移動に伴ってエレメント20a、20bを係合させたり、係合を解除させたりするように形成されている。即ち、スライダー25は、エレメント20a、20bを略覆うように形成された胴体27と、胴体27の上面の略中央に形成された柱部28と、柱部28に接続された引手29とから構成されている。そして、引手29を介して胴体27をエレメント20a、20bに沿って移動させることによって、これらの係合及び非係合を制御して、開口14を開閉自在に塞ぐことが可能となる。
次に、ファスナー留具24a、24bについて説明する。
通常、スライドファスナーは、エレメント20a、20bを備えるテープ22a、22bを互いの位置が一平面上となるようにシート体等に取り付ける。そして、スライダー25をエレメント20a、20bに係合させた後、エレメント20a、20b及びテープ22a、22bを開口に合わせた寸法に裁断する。更に、両端部における不要なエレメント20a、20bを取り除いた後、この取り除いた部分に留具を取り付ける。このように、エレメント20a、20bよりもテープ22a、22bのほうが長く形成されるのが一般的である。従って、テープ22a、22bの長さを開口に合わせると、その端部に隙間が形成されて保冷効果が低下する。又、エレメント20a、20bの長さを開口に合わせると、開口からはみ出たテープ22a、22bがかさばる虞がある。
しかしながら、この実施の形態によるファスナー留具24a、24bはファスナー本体15a、15bの両端を一体的に覆うように取り付けられているため、テープ22a、22bの端部に隙間が形成されない。尚、ファスナー留具24a、24bは超音波シールによる熱溶着によってファスナー本体15a、15bと一体化しているが、詳しくは後述する。
保冷袋10はこのように構成されているため、スライドファスナー5による開閉が可能になると共に、ファスナー本体15a、15bの両端が外方に露出することが無い。スライドファスナー5は、一般的にレールファスナーに比べて封止強度及び耐久性が高い。即ち、封止強度及び保冷効果の高い保冷袋10となる。
又、上述した通り、通常はテープ22a、22bを互いの位置が一平面上となるようにシート体12a、12bに取り付ける。そして、エレメント20a、20bの各々は、テープ22a、22bに対して平行に係合する。即ち、上述した通常のテープ22a、22bの取り付け方法では、袋本体11のスライドファスナー5の部分にマチが必要となる。しかしながら、図1で示した保冷袋10においては、図2に示すようにテープ22a、22bの各々の面が対向するように配置されている。そして、エレメント20a、20bの各々は、テープ22a、22bに対して垂直方向に係合する(図4で示す状態)。従って、保冷袋10においては、袋本体11にマチを形成する必要がない。そのため、以下に示すようにコスト的に有利な製袋による保冷袋に適用可能となる。
次に、保冷袋10の製造方法について説明する。
図5は図1で示した保冷袋の製造方法を示す概略工程図である。
まず、図5の(1)を参照して、ポリエチレンシート、ポリエチレンフォーム、蒸着PETの順に積層された3層構造の帯状の原反シート50をポリエチレンシートが内側になるように長手方向に平行に折り畳み、端部が対向する一対のシート体51a、51bを形成する。
次に、図5の(2)を参照して、シート体51a、51bの各々の端部の内面に、スライダーを外した状態の、テープとエレメントとで構成された一対の帯状のファスナー本体53a、53bの各々のテープを熱溶着によって取り付ける。この時、ファスナー本体53a、53bの各々のエレメントが上述したシート体51a、51bの端部に平行に露出するように取り付ける。
次に、図5の(3)を参照して、ファスナー本体53a、53b(図示せず)を除いた範囲、即ちシート体12a、12b同士に対して、その短手方向における所定幅の特定部分となるシール部55aと、シール部55aから長手方向に対して所定間隔に位置する特定部分となるシール部55bとを熱溶着する。そして、熱溶着されたシール部55a、55bの中央部を、ファスナー本体53a、53b(図示せず)を含んで短手方向に切断する(図における二点鎖線)。すると、図5の(4)に示すような単位袋57が形成される。
次に、図5の(4)を参照して、単位袋57に残ったファスナー本体53a、53b(図示せず)の一部である単位ファスナー本体58a、58b(図示せず)に対して、スライダー25を装着する。
次に、ファスナー留具24a、24bを取り付ける工程に移る。
図6は図1で示したファスナー留具の熱溶着前の状態を示す斜視図である。
図を参照して、ファスナー留具24は、直方体形状に形成されており、その側面と底面との間に連続的に形成された溝39が形成されている。この溝39は単位ファスナー本体58a、58b(図示せず)の端部を挿入することができる形状に形成されている。
工程の説明に戻って、再度図5の(5)を参照して、単位ファスナー本体58a、58b(図示せず)の両端の各々に、上述した形状のファスナー留具24a、24bを被せる。そして、ファスナー留具24a、24bを超音波シールによって単位ファスナー本体58a、58b(図示せず)に溶着させ、ファスナー留具24a、24bと単位ファスナー本体58a、58b(図示せず)とを一体化させて、図1の保冷袋10が完成する。
図1で示した保冷袋10は上記のように製造される。従って、スライドファスナー5の取り付けにおいて、シート体51a、51bにマチを形成する必要が無い。そのため、このような製袋による保冷袋10を効率的に製造することができる。
尚、上述した通り、ファスナー留具24a、24bは、熱溶着することによって単位ファスナー本体58a、58bに密着状態となる。従って、単位ファスナー本体58a、58bの材質に関わらず、ファスナー留具24a、24bの単位ファスナー本体58a、58bからの不用意な脱落を防止する。又、この実施の形態による保冷袋10にあっては、ファスナー留具24a、24bと単位ファスナー本体58a、58bのテープとが熱溶着によって一体化するため、ファスナー留具24a、24bの単位ファスナー本体58a、58bへの取付強度が更に向上する。
尚、上記の第1の実施の形態では、保冷袋は冷凍又は冷蔵状態の食品等を収納するためのものであるが、温かい状態の収納物を収納する等、保温袋又は断熱袋としても使用できる。
又、上記の第1の実施の形態では、シート体は樹脂基体をポリエチレンシートとする積層構造により構成されているが、樹脂基体の外面に金属箔膜層が設けられている構造であれば、樹脂基体は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレート等、シート状に形成できるものであれば、他の材質であっても良い。尚、高い保冷効果を発揮するためには、第1の実施の形態のように樹脂基体に発泡樹脂製のシートを使用すると良い。発泡樹脂製のシートを使用する際においては、金属箔膜層との高い密着性又は発泡樹脂製のシート内への汚れの染み込みの防止の観点から、複数の樹脂製のシートを積層しても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、保冷袋全体を抱えて、又は袋本体の一部を掴んで持ち運ぶような形状となっているが、例えば、袋本体に堤手を備える等して持ち運びし易いように構成しても良いことは言うまでもない。
更に、上記の第1の実施の形態では、袋本体は一枚のシートを折り返した一対のシート体によって封筒状に形成されているが、シート体は各々別体で構成されていても良い。又、袋本体は、開口を形成する端部において互いに対向して平行に配置される一対のシート体によって形成されていれば、他の形状であっても良い。又は、一対のシート体に限らず、対向する端部によって開口を形成するものであれば、例えば、袋本体の底部、側部等にマチが形成されたもの等、他の形状であっても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、スライドファスナーは特定部材によって構成されているが、開口の端部の各々に取り付けられ、開口を開閉自在に塞ぐことができるものであれば、スライドファスナーは金属製等、他の部材によって構成されていても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、スライドファスナーのテープはシート体の上端部の内面に取り付けられているが、例えばシート体の上端部の外面等、テープの各々の面がシート体の各々の面に対して平行となるように取り付けられていれば良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、ファスナー留具はポリエチレンにより特定形状に形成された成型品を用いているが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂製であっても良く、又、ファスナー本体の両端部に被せた状態で熱溶着によって取り付けられるものであれば、他の素材又はフィルム、シート等の他の形状であっても良い。又は、ファスナー本体の両端を覆うように取り付けられ、ファスナー本体と一体化するものであれば、熱溶着によって一体化されるものでなくても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、スライドファスナーのテープは特定材質により形成されているが、熱溶着が可能な樹脂製であれば、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル、ポリエチレンが貼着された不織布等、他の材質で形成されていても良い。又は、袋本体に取り付け可能であると共に、エレメントを取り付けられるものであれば、樹脂製以外の素材で形成されていても良い。
この発明の第1の実施の形態による保冷袋の斜視図である。 図1で示したII−IIラインの拡大端面図である。 図1で示したIII−IIIラインの拡大端面図である。 図1で示したIV−IVラインの拡大端面図である。 図1で示した保冷袋の製造方法を示す概略工程図である。 図1で示したファスナー留具の熱溶着前の状態を示す斜視図である。 レールファスナーを備える従来の保冷袋の斜視図である。 図7で示したVIII−VIIIラインの拡大端面図である。
符号の説明
5…スライドファスナー
10…保冷袋
11…袋本体
12、51…シート体
14…開口
15、53…ファスナー本体
20…エレメント
22…テープ
24…ファスナー留具
25…スライダー
50…原反シート
55…シール部
57…単位袋
58…単位ファスナー本体
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. 対向する端部によって開口を形成する袋本体と、
    前記端部の各々に取り付けられ、前記開口を開閉自在に塞ぐことができるスライドファスナーと、
    前記スライドファスナーの両端を覆うように取り付けられ、前記スライドファスナーと一体化するファスナー留具とを備えた、保冷袋。
  2. 前記袋本体は、前記端部において互いに対向して平行に配置される一対のシート体を含み、
    前記スライドファスナーは、一対のエレメントと前記エレメントの各々に接続する一対のシート状のテープとからなるファスナー本体を含み、
    前記テープの各々の面は、前記シート体の各々の面に対して平行となるように取り付けられる、請求項1記載の保冷袋。
  3. 前記ファスナー留具は樹脂製であり、前記ファスナー本体の両端部に被せた状態で熱溶着によって取り付けられる、請求項2記載の保冷袋。
  4. 前記ファスナー本体の少なくとも前記テープは、熱溶着可能な樹脂製よりなる、請求項3記載の保冷袋。
  5. 保冷袋の製造方法であって、
    帯状の原反シートを長手方向に平行に折り畳み、端部が対向する一対のシート体を形成する工程と、
    前記シート体の各々の端部に、スライダーを外した状態のファスナー本体を構成する一対のシート状のテープの各々を、エレメントが前記端部に平行に露出するように取り付ける工程と、
    前記ファスナー本体を除いた範囲における前記シート体同士に対して、その短手方向における所定幅の特定部分を長手方向に対して所定間隔で熱シールする工程と、
    前記熱シールされた前記特定部分をその中央部で前記ファスナー本体を含んで切断し、単位袋を形成する工程と、
    前記単位袋に残った、前記ファスナー本体の一部となる単位ファスナー本体に対してスライダーを装着する工程と、
    前記単位ファスナー本体の両端の各々にファスナー留具を被せる工程と、
    前記ファスナー留具を熱溶着させて前記単位ファスナー本体に一体化させる工程とを備えた、保冷袋の製造方法。
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