JPH027796Y2 - - Google Patents

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JPH027796Y2
JPH027796Y2 JP1983082909U JP8290983U JPH027796Y2 JP H027796 Y2 JPH027796 Y2 JP H027796Y2 JP 1983082909 U JP1983082909 U JP 1983082909U JP 8290983 U JP8290983 U JP 8290983U JP H027796 Y2 JPH027796 Y2 JP H027796Y2
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JP
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wall
attached
heat insulating
basket
insulating sheet
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JP1983082909U
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JPS59188890U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、既存の倉庫あるいはバン型自動車
の荷台等の室内に簡単に搬出入することができる
とともに、車輪を備えて走行可能であるところの
折畳み式の保冷運搬車に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、冷凍食品や生鮮食品等を保存する場合
には、外気との断熱が十分な冷蔵庫等内にこれら
保冷対象物を収容し、また保冷対象物を輸送する
場合においても、断熱及び冷却機能を備えたコン
テナあるいはコンテナ車が必要とされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記のような断熱及び冷却機能を備え
る冷蔵庫あるいはコンテナ車を設置、製作するに
は、多くの設備や費用がかかり、特に必要なシー
ズンだけ保冷対象物を取り扱う場合には、折角、
設置あるいは購入した冷蔵庫、コンテナ車の機能
を十分発揮することができないという不都合があ
つた。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は以上に述べた事情に鑑みなされたも
ので、床面に対して起立位置とする背面壁と、こ
の背面壁に隣接して同様に床面に対して起立位置
な固定壁とによつてL形固定部を形成し、前記背
面壁には前記固定壁の反対側に隣接して同様に床
面に対して起立位置とする可動壁を取り付け、前
記固定壁と可動壁とを互いにほぼ平行で各先端辺
を連結する連結材で篭状本体を形成し、この篭状
本体の下端各隅部のそれぞれに車輪を取り付け走
行可能とし、前記背面壁の下辺に枢着された底板
を係止しうる係止部を前記固定及び可動壁に形成
し、前記背面壁の内側に背面部が取り付けられ、
対向する正面部に開閉扉を有するとともに折り畳
み可能なほぼ六面体の断熱シートの両側壁部を前
記篭状本体に脱着自在に取り付け床面に対して起
立位置とする背面壁と、この背面壁に隣接して同
様に床面に対して起立位置な固定壁とによつてL
形固定部を形成し、前記背面壁には前記固定壁の
反対側に隣接して同様に床面に対して起立位置と
する可動壁を取り付け、前記固定壁と可動壁とを
互いにほぼ平行で各先端辺を連結する連結材で篭
状本体を形成し、この篭状本体の下端各隅部のそ
れぞれに車輪を取り付けて走行可能とし、前記背
面壁の下辺に枢着された底板を係止しうる係止部
を前記固定壁及び可動壁に形成し、前記背面壁の
内側に背面部が取り付けられ、対向する正面に開
閉扉を有するとともに折り畳み可能なほぼ六面体
の断熱シートの両側壁部を前記篭状本体に脱着自
在に取り付け、かつ前記断熱シートの開閉扉及び
上面部の両側辺及び開閉扉の底辺が切り離し自在
とし、当該断熱シートの両側壁部に形成され、前
記背面部の両側辺下端部から斜め上方へ形成され
る折線によつて、当該両側壁部、底面部及び開閉
扉が前記背面部に重ねられて前記断熱シートを折
り畳み可能とした保冷運搬車を提案するものであ
る。
〔作用〕
この考案の上述の構造の保冷運搬車によれば、
折畳み可能でほぼ四角形に形成される篭状本体の
下端各隅部のそれぞれに車輪を取り付け可能であ
り、この篭状本体の内側に折り畳み可能なほぼ六
面体をなす断熱シートを脱着可能に装着すること
で、従来の不都合を解消するとともに、迅速、容
易に保冷運搬車を構成し、また簡単に畳んでコン
パクトに保管するものである。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案を詳細に説明す
る。
第1図はこの考案による保冷運搬車を示す全体
斜視図で、当該運搬車は、大きく分けて、後述す
るほぼ平断面字形に枠組可能な篭状本体1と、
篭状本体1の内部に枠組可能な篭状本体1と、篭
状本体1の内部に脱着可能に装着されるほぼ六面
体をなす断熱シート20とで形成される。
まず篭状本体1は、第2図に示すように、床面
Aに対して起立位置とされ、縦材2と横材3とに
よつて格子状に枠組される背面壁4と、背面壁4
に隣接されて同様に床面Aに対して起立位置とさ
れ、格子状に枠組される固定壁5とによつてL形
固定部6が形成される。また背面壁4の固定壁5
との反対側に隣接して、同様に床面に対して起立
位置とされ、格子状に枠組させる可動壁7が図面
上矢印Bで示すように、揺動可能に背面壁4の側
端部に軸着される。そして固定壁5と可動壁7と
を互いにほぼ平行に、各先端辺を連結する棒状の
連結材8が、固定壁5の側端部に揺動自在に装着
され、連結材8の先端が係止可能とされる係止部
9が、可動壁7の側端部に形成される。また背面
壁4の下端には、板状で篭状本体1の底部を構成
しうる底板10が、図に矢印Cで示すように揺動
可能に軸支され、底板10が係止される係止凸部
11が、固定壁5及び可動壁7の両下方側端部に
形成される。そして篭状本体1の下方隅部には、
それぞれ車輪12が装着され、走行可能とされ
る。
第3図aは前記断熱シート20の全体斜視図
で、第3図bに示すように、断面において、外面
側に位置する防水、保護用のポリエチレン又はポ
リエステルシートaの内面に、アルミニウム箔等
の遮光性を有するアルミニウム層bを蒸着等によ
り積層し、アルミニウム層bの面に、感熱接着剤
であるポリエチレン又はポリエステルのフイルム
cを介して、不織布等の補強用布層dを接着し、
布層dの内面に、接着用ポリエチレン又はポリエ
ステルフイルムcを介して、断熱性を有する軟質
ポリエチレン発泡層eを積層して成るものを、2
重以上に縫製したもので、断熱性がありかつ可撓
性のシートによつて、ほぼ六面体に形成され、正
面に位置される開閉扉21、両側面部22,2
3、背面部24、上面部25及び底面部26によ
つて構成され、両側面部22,23及び背面部2
4の適宜場所に、複数の取り付け紐体27が装着
され、第1図に示すように、紐体27を縦材2又
は横材3に結ぶことにより、当該断熱シート20
が、篭状本体1に脱着自在に装着される。また断
熱シート20は折畳み可能とされ、例えば第3図
に示す例においては、上面部25及び開閉扉21
の両側辺、及び開閉扉21の底辺が、フアスナー
28,29,30によつて切り離し自在とされ
る。
断熱シート20の折畳み方は、第5図に示すよ
うに形成することも可能である。第5図aからf
に、その折畳み操作を示すものは、前記断熱シー
ト20の開閉扉21及び上面部25の両側辺及び
開閉扉21の底辺が、切離し自在のフアスナ4
0,41,42とされ、断熱シート20の両側壁
部22,23には、背面部24の両側辺下端部か
ら斜め上方へ形成される折線43,44及び開閉
扉21の下方寄りに、ほぼ水平に形成される折線
45が設けられる。そして折線43,44,45
及び背面部24を囲む各辺に沿つて折曲すること
によつて、図のaからfに示すように折曲され
る。
なお第5図に示す実施例において、断熱シート
20の底面部26を底板10の前述した紐体等に
より上面に取り付けることも可能である。
更に第5図において、開閉扉21の底辺のフア
スナ42,64及び74は、面状係止テープ27
に代え、それぞれの重合部で止めてもよく(第6
図参照)、あるいはこれらの無い場合も可能で、
その場合には、切り離したままの状態とされる。
両側壁部と底面部も、フアスナに代え、重ね合わ
せ部を面状係止テープ27で止め、その内側に防
気帯28を適宜設けて、気密性を向上させること
もできる(第7図a,b,c,d参照)。
〔考案の効果〕
この考案による保冷運搬車は以上に述べたよう
であるから、構成が従来の冷蔵庫に比較して簡単
であるため、設備費用が安く済み、また固定式の
保冷運搬車と比較しても、必要なときに簡単に設
置することができる利点があり、その際篭状本体
を立体にセツトしたまま、断熱シートを固定及び
可動壁に取り付けられ、迅速、容易に当該保冷運
搬車が構成される。また断熱シートを、その背面
部のみへ篭状本体に取り付けたまま折り畳み可能
で、そのまま篭状本体をL形に簡単に畳むことが
でき、そしてコンパクトに保管できる。したがつ
て狭い場所でも有効に利用でき、また当該運搬車
を配送する場合でも、折り畳んで積載できるた
め、積載効率をよくすることができる。更に従来
のように篭状本体から断熱シートを外し、別々に
保管する必要がないため、極めて使い易いものと
なる等の効果を有するものである。なおこの考案
の保冷運搬車の冷却源として、ドライアイスや蓄
冷液を密封した金属製容器の蓄冷体を用いると長
時間の使用にも有効となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による運搬車を示す斜視図、
第2図はこの運搬車に使用される篭状本体を示す
斜視図、第3図aはこの運搬車に使用される断熱
シートを示す斜視図、第3図bはこの断熱シート
の構成を示す拡大断面図、第4図はこの運搬車を
折畳んで示す斜視図、第5図は断熱シートの折り
畳み状態を示す斜視図、第6図は開閉扉と底面部
との着脱態様の他の例を示す斜視図で、第7図a
ないしdは底面部と側壁部との脱着の四例を示す
要部断面図である。 図において、1……篭状本体、4……背面壁、
5……固定壁、6……L形固定部、7……可動
壁、8……連結材、10……底板、11……係止
部、12……車輪、20……断熱シート、21…
…開閉扉、22,23……側壁部、24……背面
部、25……上面部、26……底面部、27……
面状係止テープ、28……防気帯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 床面に対して起立位置とする背面壁4と、こ
    の背面壁4に隣接して同様に床面に対して起立
    位置な固定壁5とによつてL形固定部6を形成
    し、前記背面壁4には前記固定壁5の反対側に
    隣接して同様に床面に対して起立位置とする可
    動壁7を取り付け、前記固定壁5と可動壁7と
    を互いにほぼ平行で各先端辺を連結する連結材
    8で篭状本体1を形成し、この篭状本体1の下
    端各隅部のそれぞれに車輪12を取り付けて走
    行可能とし、前記背面壁4の下辺に枢着された
    底板10を係止しうる係止部11を前記固定壁
    5及び可動壁7に形成し、前記背面壁4の内側
    に背面部24が取り付けられ、対向する正面に
    開閉扉21を有するとともに折り畳み可能なほ
    ぼ六面体の断熱シート20に両側壁部22,2
    3を前記篭状本体1に脱着自在に取り付け、か
    つ前記断熱シート20の開閉扉21及び上面部
    25の両側辺及び開閉扉21の底辺が切り離し
    自在とし、当該断熱シート20の両側壁部2
    2,23に形成され、前記背面部24の両側辺
    下端部から斜め上方へ形成される折線43,4
    4によつて、当該両側壁部22,23、底面部
    26及び開閉扉21が前記背面部24に重ねら
    れて前記断熱シート20を折り畳み可能とした
    保冷運搬車。 2 前記断熱シートの底面部が前記底板の上面に
    着脱自在に取り付けられて成る実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の保冷運搬車。
JP8290983U 1983-06-02 1983-06-02 保冷運搬車 Granted JPS59188890U (ja)

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JP8290983U JPS59188890U (ja) 1983-06-02 1983-06-02 保冷運搬車

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JPS59188890U JPS59188890U (ja) 1984-12-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW500905B (en) * 2000-07-19 2002-09-01 Daikin Ind Ltd Heat insulated chamber
JP4811548B2 (ja) * 2001-03-28 2011-11-09 東芝ライテック株式会社 収納装置
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JPS59188890U (ja) 1984-12-14

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