JPH09267889A - 台車付保冷保温ボックス - Google Patents

台車付保冷保温ボックス

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JPH09267889A
JPH09267889A JP8077419A JP7741996A JPH09267889A JP H09267889 A JPH09267889 A JP H09267889A JP 8077419 A JP8077419 A JP 8077419A JP 7741996 A JP7741996 A JP 7741996A JP H09267889 A JPH09267889 A JP H09267889A
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JP
Japan
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box
plate
cold
cold insulation
keeping
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JP8077419A
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Katsutoshi Nakamura
克利 中村
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SUN LEX KOGYO KK
Original Assignee
SUN LEX KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、折り畳み式保冷保温ボックス、ある
いは組立式保冷保温ボックスに、保冷保温ボックスを積
載して運搬する台車を取り付け、運搬作業にかかる負担
を軽減することを課題とする。 【解決手段】本発明は、板状断熱部材からなる保冷保温
ボックスと、前記保冷保温ボックスを積載・運搬する台
車とを備え、前記台車は、板状の台座と、前記台座の下
面に取り付けられるキャスタと、前記台座の周縁部の一
部又は全部に立設される枠体とからなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物を保冷ある
いは保温する保冷保温ボックスに関し、特に、保冷保温
ボックスを積載及び運搬する台車を具備した台車付保冷
保温ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種生鮮食料品や航空機用の機
内食等は、保冷もしくは保温する必要があるので、運搬
時には保冷保温の機能を有する容器の使用が必要になっ
ている。
【0003】従来の保冷保温用の輸送容器としては、発
泡スチロール製の通い箱や断熱パネルを接続して組み立
てるプレハブ式のボックスが用いられている。なお、通
い箱とは、一度組み立てた後は解体せず、繰り返し使用
される箱をいう。
【0004】ところで、前者の発泡スチロール製通い箱
は、空輸送時も嵩の変化がないため、輸送コストが高く
つくと共に、耐用期間経過後の廃棄処理が困難であると
いう問題がある。
【0005】一方、後者のプレハブ式ボックスは、空輸
送時に嵩低くできるという利点はあるものの、組み立て
と解体に多くの時間と労力を必要とするという問題があ
る。そこで、本発明の発明者は、前記問題点を解決する
ために、先に出願した折り畳み式保冷保温ボックス(特
願平6−201094)、組立式保冷保温ボックス(特
願平7−226608)を発明した。これらの折り畳み
式保冷保温ボックス、組立式保冷保温ボックスによれ
ば、使用時に容易に組み立てられるとともに、使用後に
容易に折り畳みあるいは解体することができ、折り畳み
あるいは解体後も嵩張らず、嵩低く収納することができ
る。また、これらの折り畳み式保冷保温ボックスあるい
は組立式保冷保温ボックスは、壁面に樹脂製の発泡材を
もとに成形した断熱部材を用いており、ボックス全体を
軽量にすることができ、組立/折り畳み、組み立て/分
解作業を容易に行えると共にボックスの運搬にかかる労
力を軽減することができるという効果を奏している。さ
らに、断熱部材は、発泡材の両面に反射層を設けた構成
としており、これにより断熱性に優れ、内容物を適温に
保つことができるという利点も有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、先
に出願した折り畳み式保冷保温ボックス(特願平6−2
01094)、組立式保冷保温ボックス(特願平7−2
26608)に、この折り畳み式保冷保温ボックス、あ
るいは組立式保冷保温ボックスを積載して運搬する台車
を取り付け、運搬作業にかかる負担を軽減することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下のような手段を採用した。すなわち、
板状断熱部材からなる保冷保温ボックスと、この保冷保
温ボックスを積載・運搬する台車とを備え、前記台車を
以下のような構成とした。
【0008】台車は、板状の台座と、この台座の下面に
取り付けられるキャスタと、前記台座の周縁部の一部又
は全部に立設された枠体とからなることを特徴とする。
このように台車に枠体を設けることにより、運搬時等に
おける保冷保温ボックスの転倒が防止される。
【0009】ここで、台車の枠体は、台座の角部または
縁部に立設される2つ以上の柱や、台座の少なくとも2
辺に立設される板状の壁面等からなる。前記の枠体の高
さは、前記保冷保温ボックスの高さの三分の一ないしは
十五分の一になるようにしてもよい。
【0010】さらに、前記の保冷保温ボックスと台車と
は、固定手段によって固定されるようにしてもよい。こ
の固定手段としては、例えば、ネジ、ボルト、リベッ
ト、あるいは面ファスナー等を例示することができる。
【0011】さらに、前記の保冷保温ボックスの各面の
板状断熱部材は、隣接する面の板状断熱部材と着脱自在
に結合され、前記保冷保温ボックスを分解可能に構成す
るようにしてもよい。
【0012】また、前記の保冷保温ボックスの板状断熱
部材の周縁には、補強部材を設けるようにしてもよい。
この補強部材によれば、保冷保温ボックスの強度を高く
することができると共に、台車と保冷保温ボックスとを
ネジ、ボルト、あるいはリベット等で固定する際には前
記の補強部材と台車とを固定することにより安定した固
定力を得られる。
【0013】さらに、前記の保冷保温ボックス内の上部
には、保冷材あるいは保温材を収納する収納部を形成す
るようにしてもよい。また、前記の保冷保温ボックスの
側面又は背面には、1つもしくは2つ以上の取っ手を取
り付けるようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施例の形態】以下、本発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。 《実施の形態1》実施の形態1における台車付保冷保温
ボックスの斜視図を図1に示す。
【0015】同図に示すように、台車付保冷保温ボック
スは、6面の板状断熱部材から組み立てられる組立式保
冷保温ボックス1と、この組立式保冷保温ボックス1を
積載する台車3とから構成されている。
【0016】先ず、組立式保冷保温ボックス1の構成に
ついて図2に基づいて説明する。組立式保冷保温ボック
ス1は、底板11、背板12、天板13、前板14、左
側板15、及び右側板16の6面からなる直方体のボッ
クスである。
【0017】(イ)底板11 底板11は、断熱部材を用いて略長方形に形成された面
部11aを有し、左右の周縁部に、着脱自在な面ファス
ナー11b−1〜11b−2が貼着されている。尚、本
実施の形態で記す面ファスナーとは、マジックテープ
(登録商標)あるいはベルクロマジックファスナー(登
録商標)を指すものとする。
【0018】ここで、面部11aの構成について図3に
基づいて説明する。同図に示すように、面部11aは、
板状の発泡ポリスチレン(A)の両面に、反射層(B)
を貼着して形成される。さらに、発泡ポリスチレン
(A)の周縁部は、コの字型に形成された補強部材
(C)が設けられている。
【0019】上記の発泡ポリスチレン(A)の厚さは、
例えば20〜100m/m程度の厚さとする。上記の補
強部材(C)は、軽量且つ強固な部材が好ましく、例え
ば1〜5m/m程度のアルミニウム製の板を加工して形
成される。
【0020】上記の反射層(B)は、アルミ蒸着を施し
たポリエチレンテレフタレートフィルムの蒸着側に、高
強度のポリエチレン製フィルムと発泡ポリエチレンシー
トとポリエチレンクロスとを順に積層したものが例示で
きる。
【0021】尚、発泡ポリスチレン(A)の代わりに、
発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、あるいは発泡
ウレタン等を用いても良い。さらに、反射層(B)の高
強度ポリエチレンフィルムの代わりに高強度ポリプロピ
レン製のフィルムを用いてもよい。
【0022】また、補強部材(C)は、発泡ポリスチレ
ン(A)の上下の2辺又は左右の2辺のみに設けてもよ
く、発泡ポリスチレン(A)の4つの辺に設けるように
してもよい。
【0023】(ロ)背板12 図2に戻って、背板12は、前記断熱部材を用いて略長
方形に形成された面部12aを有し、左右の周縁部と上
縁部には、着脱自在な面ファスナー12b−1〜12b
−3が貼着されている。また、背板12の下縁部には、
可撓性を有し前記底板11に連結する第一のヒンジ17
aが設けられ、背板12と底板11とを折り曲げ自在に
結合するようになっている。
【0024】尚、前記面部12aの構造は、前記底板1
1の面部11aの構造と同様である。 (ハ)天板13 天板13は、前記断熱部材を用いて略長方形に形成され
た面部13aを有し、左右の周縁部と後側の周縁部に
は、着脱自在な面ファスナー13b−1〜13b−3が
貼着されている。
【0025】尚、前記面部13aの構造は、前記底板1
1の面部11aの構造と同様である。 (ニ)前板14 前板14は、前記断熱部材を用いて略長方形に形成され
た第一の面部14a−1と第二の面部14a−2とを上
下に連接して構成されている。そして、第一の面部14
a−1と第二の面部14a−2との連接部分は、可撓性
を有する積層シート140で構成されている。第1の面
部14a−1と第2の面部14a−2との各々の構造は
前記底板11の面部11aの構造と同様であり、両者を
連結する積層シート140は、図11に示す面部から発
泡材としての発泡ポリスチレン(A)及び補強部材
(C)を除いた構造となっている。
【0026】上側に位置する第一の面部14a−1の上
縁部には可撓性を有する第二のヒンジ17bが設けられ
ている。この第二のヒンジ17bは、第一の面部14a
−1と天板13とを折り曲げ自在に結合している。
【0027】また、前記前板14は、左右の周縁部に着
脱自在な面ファスナー14b−1〜14b−4が貼着さ
れている。このうち、面ファスナー14b−1と14b
−2とは、第一の面部14a−1に貼着されており、面
ファスナー14b−3と14b−4とは、前記第二の面
部14a−2に貼着されている。
【0028】さらに、第二の面部14a−2の表面の下
部には、前板14を開閉するための2つの取っ手14c
が左右に並んで設けられている。この取っ手14cは、
例えば紐あるいはベルト等から形成されている。
【0029】尚、第1の面部14a−1と第2の面部1
4b−1とは、補強部材(C)を用いずに発泡ポリスチ
レン(A)の両面に反射層(B)を貼着する構造として
もよい。
【0030】(ホ)左側板15 左側板15は、断熱部材を用いて略長方形に形成された
面部15aを有し、前後の周縁部及び上下の周縁部に、
面ファスナー15b−1〜15b−5が貼着されてい
る。さらに、面部15aの内側の上部には、上面が開口
した箱形の棚15cが取り付けられており、保冷材ある
いは保温剤を収容することができるようになっている。
【0031】尚、前記面部15aの構造は、前記底板1
1の面部11aの構造と同様である。 (ヘ)右側板16 右側板16は、断熱部材を用いて略長方形に形成された
面部16aを有し、前後の周縁部及び上下の周縁部に、
面ファスナー16b−1〜16b−5が貼着されてい
る。さらに、面部16aの内側の上部には、上面が開口
した箱形の棚16cが取り付けられており、保冷材ある
いは保温材を収容することができるようになっている。
【0032】尚、前記面部16aの構造は、前記底板1
1の面部11aの構造と同様である。上記の(イ)〜
(ニ)に示す部材から構成される組立式保冷保温ボック
ス1は、各部材の周縁部に設けた面ファスナーを張り合
わせることにより組み立てることができる。また、解体
のときは、各部材間を結合している面ファスナーどうし
をはがせば、各部材を分解することができる。
【0033】次に、台車3の構成について図4、5に基
づいて説明する。台車3は、板状の台座30と、この台
座30の下面の四隅に取り付けられたキャスタ32a、
32b、32c、32d(以下、総称してキャスタ23
と記す)と、台座30の上面の四つの辺に立設された板
状の壁面31a、31b、31c、31dを連結した枠
体31とから構成されている。台座30は、金属製の板
からなり、枠体31によって囲まれた部分の形状は組立
式保冷保温ボックスの底板11と同一の形状を形成して
いる。枠体31の各壁面31a、31b,31c、31
dは、隣接する壁面と連結されているが、前壁面31a
と右壁面31dとは、図5に示すように2つのヒンジ3
3a、33bを介して連結されており、前壁面31aを
外方に向かって回動自在としている。また、前壁面31
aと左壁面31bとは、面ファスナーやマジックテープ
等を介して着脱自在に連結されている。その他の連結部
分(左側壁31bと後壁面31cとの連結部分、後壁面
31cと右壁面31dとの連結部分)は、固定的に連結
されている。
【0034】また、左壁面31bと後壁面31cと右壁
面31dとには、複数のねじ切り孔300が設けられて
おり、これらの各壁面31b、31c、31dと組立式
保冷保温ボックス1とをビスによって固定できるように
なっている。この場合、上記各壁面31b,31c、3
1dに設けられるねじ切り孔300の位置は、組立式保
冷保温ボックス1の断熱部材の補強部材(C)に対応す
る位置(各壁面の側縁部付近あるいは下縁部付近)と
し、各補強部材(C)にもねじ切り孔を形成しておく。
【0035】以下、本実施の形態の作用・効果について
述べる。先ず、組立後の組立式保冷保温ボックス1を台
車3に積載する場合には、台車3の4つの壁面31a、
31b、31c、31dのうち、前壁面31aを開く。
そして、前壁面31aを開くことにより現れた開口部分
から、組立式保冷保温ボックス1を枠体内へ入れ、台座
30の上へ積載する。このとき、組立式保冷保温ボック
ス1は、背板12の方から積載するようにする。
【0036】組立式保冷保温ボックス1の積載が終了す
ると、左壁面31bと後壁面31cと右壁面31dとに
設けられたねじ切り孔300にビスをねじ込み、これら
の壁面と組立式保冷保温ボックス1の左側板15と背板
12と右壁板16とを固定する。そして、前壁面31a
を閉じ、組立式保冷保温ボックス1を運搬する。このと
き、組立式保冷保温ボックス1は、台車3の4つの壁面
31a〜31dによって囲まれていると共に、台車3の
左壁面31bと後壁面31cと右壁面31dとのそれぞ
れにビスで固定されており、運搬時の転倒が防止され
る。
【0037】また、内容物を収容する際には、図6に示
すように、前壁面31aを開く。続いて、組立式保冷保
温ボックス1の第二の面部14a−2に設けられた取っ
手14cを掴んで手前に引き上げれば、組立式保冷保温
ボックス1の前板14を開くことができる。そして、内
容物を収納する。このとき、左側板15の棚15cと右
側板16の棚16cとには保冷材あるいは保温材を収容
し、組立式保冷保温ボックス1の前板14及び台車3の
前壁面31aを閉じる。このように、本実施の形態の台
車付保冷保温ボックスによれば、組立式保冷保温ボック
ス1を台車3に積載したままで、内容物の出し入れを行
うことができる。さらに、組立式保冷保温ボックス1の
左側板15の棚15cと右側板16の棚16cとに保冷
材又は保温材を収容することにより、ボックス内を均等
に保冷又は保温することができる。尚、保冷材又は保温
材を収容するための棚は、天板13の内側に1つ設ける
ようにしてもよく、もしくは背板12の内側に1つ設け
るようにしてもよい。
【0038】本実施の形態では、台車3の枠体31が台
座30の4つ辺に立設する4枚の壁面から構成されてい
るものを例にあげたが、図7に示すように台座30の左
右の辺と後側の辺との3つの辺に立設する3枚の壁面か
ら構成されるようにしてもよく、図8に示すように台座
30の左右の辺に立設する2枚の壁面から構成されるよ
うにしてもよい。また、図9に示すように、台座30の
一辺に立設する1枚の壁面から構成されるようにしても
よい。
【0039】《実施の形態2》実施の形態2の台車付保
冷保温ボックスについて図10に基づいて説明する。こ
こでは、前述の実施の形態1との相違点についてのみ説
明し、実施の形態1と同一態様部分には図中同一符号を
付してその説明を省略する。
【0040】本実施の形態では、前述の実施の形態1の
構成に対して、台車3と組立式保冷保温ボックス1とを
ビス等で固定しないものとする。図10は台車3の斜視
図である。同図に示すように、台車3は、板状の台座3
0の左右の辺と後側の辺との3辺に立設された3枚の壁
面31b,31c、31dと、左壁面31bと右壁面3
1dとの間に張られる2本の鎖35とから構成されてい
る。
【0041】左壁面31bの前側の端部には、リング状
の引っかけ部33が上下に2つ取り付けられている。こ
れに対応して、右壁面31dの前側の端部にも、リング
状の引っかけ部34が上下に2つ取り付けられている。
【0042】左壁面31bと右壁面31dとの間に張ら
れる2本の鎖35は、両端部にフック35aを有し、上
記の引っかけ部33、34に引っかかるようになってい
る。このような台車3に組立式保冷保温ボックス1を積
載する場合には、台車3の前側の2本の鎖35の一端に
取り付けられたフック35aを左壁面31bの引っかけ
部33(あるいは右壁面31dの引っかけ部34)から
外す。鎖35を外すことによって開放された台車3の前
面から組立式保冷保温ボックス1を台座30上に積載
し、2本の鎖35の一端に取り付けられたフック35a
を再び左壁面31bの引っかけ部33(あるいは右壁面
31dの引っかけ部34)に引っかける。これにより、
組立式保冷保温ボックス1は、3枚の壁面31b、31
c、31dと2本の鎖35とに包囲されることになり、
運搬時等の転倒が防止される。
【0043】また、組立式保冷保温ボックス1に内容物
の出し入れを行う場合には、上記と同様の手順によって
鎖35を外した後、組立式保冷保温ボックス1の前板1
4を開けばよい。
【0044】さらに、本実施の形態では、台車の枠体
を、台座30の左右の2辺と後側の辺との3辺に壁面を
立設し、左壁面の前側の端部と右壁面の前側の端部との
間(枠体の前面)を2本の鎖で構成している例をあげて
説明したが、台車の枠体を、台座の左右の2辺の各々に
立設された2枚の壁面と、これらの壁面の前側の端部間
を結ぶ2本の鎖と、後側の端部間を結ぶ2本の鎖とから
構成するようにしてもよい。また、鎖の代わりに、紐、
ベルト、あるいはスチール製のバー等を利用しても構わ
ない。
【0045】《実施の形態3》実施の形態3の台車付保
冷保温ボックスについて図11に基づいて説明する。こ
こでは、前述の実施の形態1との相違点についてのみ説
明し、実施の形態1と同一態様部分には図中同一符号を
付してその説明を省略する。
【0046】図11は、台車3の斜視図である。同図に
示すように、台車3は、板状の台座30の4つの角に立
設された支柱5a、5b、5c、5d(以下、総称して
支柱5と記す)とから構成されている。
【0047】4本の支柱5のうち、台座30の後側の2
つの角に立設された支柱5bと支柱5cとは、高さが組
立式保冷保温ボックス1の15分の1〜12分の1であ
るL字型の金具からなっている。左側の支柱5bにはL
字型の一片の内面に面ファスナー50bが貼着されてい
るとともに、L字型の他片の内面にも面ファスナー51
bが貼着されている。同様に右側の支柱5cにもL字型
の一片の内面に面ファスナー50cが貼着されていると
ともにL字型の他片の内面にも面ファスナー51cが貼
着されている。
【0048】また、4本の支柱5のうち、台座30の前
側の2つの角に立設された支柱5aと支柱5dとは、高
さが組立式保冷保温ボックス1の15分の1〜12分の
1である板状の金具からなり、この板状の金具は台座3
0の両側縁の前側端部に各々立設されている。左側の支
柱5aには板の内面に面ファスナー50aが貼着されて
おり、右側の支柱dにも板の内面に面ファスナー50d
が貼着されている。
【0049】さらに、図示していないが、組立式保冷保
温ボックス1の4つの角部には、上記した面ファスナー
50a、50b、50c、50d、51b、51cのそ
れぞれに対応する位置に、各面ファスナーと張り合わさ
れる面ファスナーが貼着されている。
【0050】本実施の形態によれば、組み立てられた組
立式保冷保温ボックス1を台座30上に積載すると、台
車3の4本の支柱5のそれぞれに貼着されている面ファ
スナーと組立式保冷保温ボックス1の4つの角部に貼着
されている面ファスナーとが張り合わされ、組立式保冷
保温ボックス1を台車3に固定することができる。従っ
て、台車3に積載された組立式保冷保温ボックス1を運
搬する際に、組立式保冷保温ボックスが転倒するのを防
止することができる。
【0051】また、組立式保冷保温ボックス1を台車2
から降ろす場合には、上記の手順と逆の手順を行えばよ
い。各支柱と組立式保冷保温ボックスは、面ファスナー
の代わりにビスで固定するようにしてもよい。
【0052】《他の実施の形態》上述の実施の形態1〜
3で述べた組立式保冷保温ボックスの4つの側面又は背
面には、少なくとも1つの取っ手を取り付けるようにし
てもよい。例えば、図12に示すように、左側板15の
外面と右側板16の外面とにそれぞれ1つずつ取っ手4
a、4bを取り付ける。この場合、取っ手4a、4bを
折り曲げ自在なヒンジ40を介して左側板15及び右側
板16に取り付ければ、不必要なときには側板と接触す
るようにねかせておくことができる。
【0053】また、上述の実施形態1〜3では、本発明
の保冷保温ボックスとして、本発明の出願人が先に出願
した「組立式保冷保温ボックス」(特願平7−2266
08)で例示されている保冷保温ボックスのうち、前板
が、2枚の板状断熱部材を折り曲げ自在に連接した保冷
保温ボックスを例に挙げたが、図13に示すように前面
が3枚の板状断熱部材を折り曲げ自在に連接して構成さ
れる保冷保温ボックスも例示できる。また、本発明の出
願人が先に出願した「折り畳み式保冷保温ボックス」
(特願平6−201094)で例示されている保冷保温
ボックスやその他の保冷保温ボックスでも構わない。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、保冷保温ボックスを、
枠体を有する台車に積載することにより、保冷保温ボッ
クスの運搬作業を容易に行えると共に、運搬時における
保冷保温ボックスの転倒を防止することができる。
【0055】また、枠体の一面を開閉自在とすることに
より、保冷保温ボックスを台車に積み降ろしする作業が
容易に行えると共に、保冷保温ボックスの側面に開閉自
在な扉が設けられている場合には、保冷保温ボックスを
台車に積載したまま内容物の出し入れを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における台車付保冷保温ボック
スの斜視図
【図2】 組立式保冷保温ボックスの構成を示す分解図
【図3】 面部の構成を説明する図
【図4】 図4−(a)は台車の上面図、図4−(b)
は台車の側面図、図4−(c)は台車の底面図
【図5】 前壁面31aと右壁面31dとの連結部分の
拡大図
【図6】 台車に積載した状態で組立式保冷保温ボック
スの前板を開いたときの様子を示す図
【図7】 実施の形態1における台車の他の実施態様を
示す図(1)
【図8】 実施の形態1における台車の他の実施態様を
示す図(2)
【図9】 実施の形態1における台車の他の実施態様を
示す図(3)
【図10】実施の形態2における台車の斜視図
【図11】実施の形態3における台車の斜視図
【図12】組立式保冷保温ボックスの他の実施態様を示
す図(1)
【図13】組立式保冷保温ボックスの他の実施態様を示
す図(2)
【符号の説明】
1・・・組立式保冷保温ボックス 3・・・台車 4a・・取っ手 4b・・取っ手 5・・・支柱 11・・・底板 12・・・背板 13・・・天板 14・・・前板 14c・・取っ手 15・・・左側板 15c・・棚 16・・・右側板 16c・・棚 30・・・台座 31a・・前壁面 31b・・左壁面 31c・・後壁面 31d・・右壁面 32a・・キャスタ 32b・・キャスタ 32c・・キャスタ 32d・・キャスタ 33a・・ヒンジ 33b・・ヒンジ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状断熱部材からなる保冷保温ボックス
    と、前記保冷保温ボックスを積載・運搬する台車とを備
    え、 前記台車は、 板状の台座と、 前記台座の下面に取り付けられるキャスタと、 前記台座の周縁部の一部又は全部に立設される枠体と、
    からなることを特徴とする台車付保冷保温ボックス。
  2. 【請求項2】 前記保冷保温ボックスと台車とは、固定
    手段によって固定されることを特徴とする請求項1記載
    の台車付保冷保温ボックス。
  3. 【請求項3】 前記枠体は、前記台座の角部または縁部
    に立設される2つ以上の柱からなることを特徴とする請
    求項1記載の台車付保冷保温ボックス。
  4. 【請求項4】 前記枠体の高さが、前記保冷保温ボック
    スの高さの三分の一ないしは十五分の一であることを特
    徴とする請求項1記載の台車付保冷保温ボックス。
  5. 【請求項5】 前記保冷保温ボックスの各面の板状断熱
    部材は、隣接する面の板状断熱部材と着脱自在に結合さ
    れ、前記保冷保温ボックスを分解可能とすることを特徴
    とする請求項1記載の台車付保冷保温ボックス。
  6. 【請求項6】 前記保冷保温ボックスの板状断熱部材の
    周縁には、補強部材が設けられ、 前記補強部材と前記台車とを、ネジ、ボルト、リベッ
    ト、あるいは面ファスナーから選択される固定手段によ
    って固定されることを特徴とする請求項1記載の台車付
    保冷保温ボックス。
  7. 【請求項7】 前記保冷保温ボックス内の上部には、保
    冷材あるいは保温材を収納する収納部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の台車付保冷保温ボック
    ス。
  8. 【請求項8】 前記保冷保温ボックスの側面又は背面に
    は、1つもしくは2つ以上の取っ手が取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の台車付保冷保温ボッ
    クス。
JP8077419A 1996-03-29 1996-03-29 台車付保冷保温ボックス Pending JPH09267889A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104909075A (zh) * 2015-06-24 2015-09-16 永兴县灿阳贵金属有限责任公司 一种运料斗
JP2019089573A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社愛寿物流 配送用保冷ボックス
JP2020531374A (ja) * 2017-08-31 2020-11-05 ケネス アール モラス プロプライエタリー リミテッドKenneth R Moras Pty Ltd 再使用可能な容器アセンブリ

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