JP2595142B2 - 保冷保温ボックス - Google Patents

保冷保温ボックス

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JP2595142B2
JP2595142B2 JP3115813A JP11581391A JP2595142B2 JP 2595142 B2 JP2595142 B2 JP 2595142B2 JP 3115813 A JP3115813 A JP 3115813A JP 11581391 A JP11581391 A JP 11581391A JP 2595142 B2 JP2595142 B2 JP 2595142B2
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▲均▼ 名城
滋 藤池
幸男 谷口
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、保冷や保温を必要と
する各種品物の輸送や保管に使用する保冷保温ボックス
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種生鮮食料品は、保冷もしく
は保温の状態で輸送しなければならないため、保冷保温
の機能を有する容器の使用が必要になる。
【0003】従来の保冷保温用の輸送容器として発泡ス
チロール製の通い箱や断熱パネルを接続して組立てるプ
レハブ式のボックスが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の発泡
スチロール製通い箱は、空輸送時も嵩の変化がないため
輸送コストが高くつくと共に、耐用期間経過後の廃棄処
理が困難であるという問題がある。
【0005】また、後者のプレハブ式ボックスは、空輸
送時に嵩低くできるという利点はあるものの、その都度
組立てと解体の作業を行なわなければならず、組立てと
解体に多くの時間と労力を必要とするという問題があ
る。
【0006】そこでこの発明は、折畳方式の採用により
空輸送時は嵩低くできると共に、使用時の組立て及び折
畳み操作が簡単に行なえる保冷保温ボックスを提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、断熱パネルを用いた前板と後板
及び両側の側板を蝶番で枠状に結合して形成され、両側
の側板を内側に二つ折り可能にすることにより、二つ折
りの側板を挟んで前板と後板が接近する折り畳み自在と
した枠体と、同じく断熱パネルを用い前記枠体の上下開
口面を枠体の端面に重なることによって閉鎖する大きさ
を有し、かつ途中を蝶番で結合して枠体への重なり面側
に折り曲げ自在となる二枚のパネルによって形成された
天井板及び床板と、前記枠体と天井板及び枠体と床板の
各対応位置に設けられ、枠体と天井板及び床板を係脱自
在に結合する係止具と、前記枠体の前板と後板に対する
側板の衝合部と、側板と天井板及び床板の各々の二つ折
り衝合部及び枠体と天井板及び床板の重なり面の各々の
設けた気密保持用のパッキングとからなり、前記天井板
と床板の各々は、一方のパネルを枠体の前板又は後板の
何れか一方に固定し、枠体を折り畳んだとき他方のパネ
ルが枠体の外面に沿って折り畳めるようになっている構
成を採用したものである。
【0008】
【作用】枠状に開いた枠体の上下端部を天井板と床板で
閉じ、枠体と天井板及び床板の各係止具を結合すれば、
内部中空の保冷保温ボックスとなり、各種品物の収納や
その輸送が行なえる。
【0009】上記ボックスの空輸送や格納時は、各係止
具を離脱させた後、枠体の両側板を互に内側へ二つ折り
に折曲げ、前板と側板及び後板が順次重なり合うように
折畳み、更に天井板と床板を途中から折曲げて前板又は
後板の外面に重ね合わせれば、全体が薄い板状となって
嵩低くなり、輸送や格納がスペース的に有利になる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図示のように、保冷保温ボックス1は、四
面に配置した断熱パネルを蝶番2で枠状に結合して形成
した枠体3と、同じく断熱パネルを用いて形成され前記
枠体3の上下端部を閉鎖する天井板4及び床板5と、枠
体3を構成する各パネルの固定化及び枠体3と天井板4
及び床板5の各々の固定化を行なう複数の係止具6とか
らなり、内部の床板5上に別体のすのこ7が着脱自在に
敷設される。
【0011】前記枠体3は、断熱パネルを用いた矩形状
の前板8と後板9及び両側の側板10、10を四方に枠
状となるよう配置し、各コーナ部分の上下複数箇所を蝶
番2で直角状態から内側への折曲げが自在となるよう結
合すると共に、前板8には係止機構11を備えた扉12
によって密閉できる開閉可能な出入口13が設けられて
いる。
【0012】両側の側板10、10は、中央部で前後に
二分した二枚のパネル10a、10bを、蝶番2で内側
への折れ曲りが自在となるよう結合して形成され、両側
板10、10を互に内側へ二つ折りにすると図4のよう
に、枠体3は前板8と側板10、10及び後板9が順次
重なり合った偏平な折畳み状態になる。
【0013】前記天井板4と床板5は、展開した枠体3
の上下端面に重なって閉鎖する平面的な大きさを有し、
各々はその前端部が前板8の上下端面に固定され、両側
板10、10及び後板9の上下端部に対しては単に重な
り合うようになっている。
【0014】上記天井板4と床板5は、蝶番2で結合し
た二枚のパネル4a、4b及び5a、5bで形成され、
図5のように枠体3を折畳んだとき、パネル4b、5b
が後板9の外面に沿って折れ曲り、保冷保温ボックス1
の全体を偏平に嵩低く折畳むことができるようにしてい
る。なお、床板5上に敷設するすのこ7、7は保冷保温
ボックス1を折畳んだとき、後板9とパネル4b、5b
の間に挾み込んで収納する。
【0015】前記枠体3の組立て及び天井板4、床板5
の組立てに用いる蝶番2は、二つ折りと直角及び直線の
三様態を自己保持し、保冷保温ボックス1の組立てと折
畳み状態を安定化するばね付構造になっている。
【0016】即ち、蝶番2は図7と図8に一例を示すよ
うに、二枚のプレート21、21aを枢軸22で結合す
ると共に、一方プレート21の枢止側端部に枢軸22が
貫通し、外周に隣接する三つの面23、24、25を有
する角軸部26を設け、他方プレート21aに上記した
一つの面にばね27の弾性で常時圧接する摺接子28を
取付け、三つの面23、24、25と摺接子28の作用
で先に述べた三様態の何れかを保持することになる。
【0017】図9は、枠体3を構成する各パネルの結合
と、枠体3と天井板4及び床板5の結合、更に天井板4
及び床板5を構成するパネルの結合に用いる係止具6の
一例を示し、取付用ケース31内にフック32を操作軸
33で揺動自在に枢止し、ケース31の開口からフック
32の先端を出没操作できるようにしたフック側金具3
4と、取付用ケース35内に上記フック32の先端が係
脱する受軸36を架設した受金具37との組合せからな
り、フック金具34と受金具37を互に結合せんとする
パネルの内部に対向するよう埋込状に固定し、保冷保温
ボックス1の内部から操作軸33でフック32を操作す
ることにより、結合と解除が行なえるようになってい
る。
【0018】上記各係止具6を結合することにより、枠
体3は枠状に固定化されると共に、枠体3に対して天井
板4及び床板5が固定され、保冷保温ボックス1の組上
った状態となると共に、各係止具6の係止を解くことに
より保冷保温ボックス1の折畳みが可能になる。
【0019】前記保冷保温ボックス1において、内部を
気密にして保冷保温効果を向上させるため、枠体3と天
井板4及び床板5における各パネルの衝合部、枠体3と
天井板4及び床板5の重なり面の各々には、図9に例示
したように保冷保温ボックス1の組立状態で互に圧着す
るパッキング41が取付けられている。
【0020】図8や図9は枠体3と天井板4及び床板5
の構成に用いる断熱パネルの具体的な構造を例示してお
り、パネルはウレタン等の断熱材42の外周を外装材4
3で覆って形成され、外装材43としては、FRPやア
ルミニウム、ステンレスのほか、更に外装材43は図6
のようにベニヤ板44の外面にFRP45を重ねた積層
体であってもよい。
【0021】上記断熱パネルは、図2や図3の如く、外
装材43の外表面で保冷保温ボックス1の内面側に臨む
面にリブ46を設けて補強されている。
【0022】なお、枠体3と天井板4及び床板5におけ
る各断熱パネルの結合は、蝶番2によって結合されてい
るため、損傷等が生じた場合の断熱パネルの部分的な取
換えが自由に行なえる。
【0023】また、床板5の外面には複数本の接地桟4
7を平行状に固定し、フォークリフトのフォークをその
下部に差込む空間を確保し、フォークリフトによる移送
を可能にしている。
【0024】この発明の保冷保温ボックスは上記のよう
な構成であり、各種品物の収納や輸送を行なうには、図
1乃至図3に示すように、枠体3を枠状に開いて天井板
4と床板5を重ね、各係止具6を係止すれば中空箱形の
保冷保温ボックス1が組上がり、扉12によって開閉す
る出入口13から品物の出し入れが行なえる。
【0025】また、空輸送や格納時には各係止具6の係
止を解き、図4の如く、枠体3の両側板10、10を内
側へ二つ折りにして前板8と両側板10、10及び後板
9が重なるように折畳み、更に天井板4と床板5を後板
9の外面に沿って折畳めばよく、図5のように全体が偏
平状となり、嵩低くなって空輸送や格納がスペース的に
有利となる。
【0026】
【効果】以上のように、この発明によると、枠体の両側
板を内側に二つ折り可能にして前板と側板及び後板が重
なるように折畳み、天井板及び床板を前板もしくは後板
の外面に沿って折畳めるようにしたので、構成パネルを
分解することなく全体を偏平に嵩低く折り畳むことがで
き、空輸送や格納がスペース的に有利に行なえる。
【0027】また、構成パネルを分解することなく組立
て及び折畳みが行なえ、作業性が大幅に向上すると共
に、組立状態の各構成パネルを係止具で結合するように
したので、強固な組立て状態が得られると共に、枠体の
前板と後板に対する側板の衝合部分と、側板、天井板、
床板の二つ折り部分及び枠体に対する天井板、枠板の重
なり面の各々にパッキングを設けたので、組立時に内部
を気密状に保持することができ、保冷保温特性の優れた
ボックスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る保冷保温ボックスの組立状態を
示す斜視図
【図2】同上の一部切欠側面図
【図3】同上の天井板を省いた平面図
【図4】枠体の折畳み状態を示す平面図
【図5】保冷保温ボックスの折畳み状態を示す側面図
【図6】断熱パネルの例を示す断面図
【図7】蝶番の正面図
【図8】図7の矢印A−Aに沿う断面図
【図9】係止具の係合状態を示す縦断面図
【符号の説明】
1 保冷保温ボックス 2 蝶番 3 枠体 4 天井板 5 床板 6 係止具 8 前板 9 後板 10 側板 12 扉 13 出入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 幸男 大阪市北区天神橋1丁目2番10号 (56)参考文献 実開 平4−124919(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱パネルを用いた前板と後板及び両側
    の側板を蝶番で枠状に結合して形成され、両側の側板を
    内側に二つ折り可能にすることにより、二つ折りの側板
    を挟んで前板と後板が接近する折り畳み自在とした枠
    と、同じく断熱パネルを用い前記枠体の上下開口面を
    体の端面に重なることによって閉鎖する大きさを有し、
    かつ途中を蝶番で結合して枠体への重なり面側に折り曲
    げ自在となる二枚のパネルによって形成された天井板及
    び床板と、 前記枠体と天井板及び枠体と床板の各対応位置に設けら
    れ、枠体と天井板及び床板を係脱自在に結合する係止具
    、前記枠体の前板と後板に対する側板の衝合部と、側
    板と天井板及び床板の各々の二つ折り衝合部及び枠体と
    天井板及び床板の重なり面の各々の設けた気密保持用の
    パッキングとからなり、 前記天井板と床板の各々は、一方のパネルを枠体の前板
    又は後板の何れか一方に固定し、枠体を折り畳んだとき
    他方のパネルが枠体の外面に沿って折り畳めるようにな
    っている保冷保温ボックス。
JP3115813A 1991-05-21 1991-05-21 保冷保温ボックス Expired - Lifetime JP2595142B2 (ja)

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JP3115813A JP2595142B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 保冷保温ボックス

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JPH068987A JPH068987A (ja) 1994-01-18
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ID=14671739

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0329587A (ja) * 1989-06-27 1991-02-07 Mitsubishi Electric Corp 磁気記録再生装置

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JPH068987A (ja) 1994-01-18

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