JPH07285547A - 運搬ボックス - Google Patents

運搬ボックス

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JPH07285547A
JPH07285547A JP6099211A JP9921194A JPH07285547A JP H07285547 A JPH07285547 A JP H07285547A JP 6099211 A JP6099211 A JP 6099211A JP 9921194 A JP9921194 A JP 9921194A JP H07285547 A JPH07285547 A JP H07285547A
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JP
Japan
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box
locking means
locked
fixed
connecting member
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Pending
Application number
JP6099211A
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English (en)
Inventor
Akinori Taira
明典 平
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、空箱状態では折り畳まれるので、運
搬,保管,取扱い等にスペース・場所を取らず、各種効
率が向上し、第2に、使用状態と空箱状態との区別が外
観上容易に可能で、便利であり、第3に、使用状態と空
箱状態間での展開や折り畳みも簡単容易であると共に、
第4に、シール性,気密性,密封性にも優れた、運搬ボ
ックスを提案する。 【構成】 この運搬ボックス1は、物品を収納して運搬
すると共に折り畳み可能な箱状をなす。そして、内外の
縦ヒンジ6,7付であると共に噛み合わせ構造のコーナ
ーピース5にて、順次直角に連結された4面のサイド部
2と、第1横ヒンジ15付の連結部材11にてサイド部
2に連結されると共に、第1ロック手段12にて係止固
定可能なリッド部3と、第2横ヒンジにてサイド部2に
連結されると共に、第3ロック手段28にて係止固定さ
れたフロア部4と、を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運搬ボックスに関す
る。すなわち、内部に機器,機材,部品,医療品,貴重
品,その他各種の物品を収納して運搬する、運搬ボック
スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような運搬ボックスは、前後,左右
つまり4面のサイド部と底面のフロア部にて形成され、
その開放された上面が、蓋であるリッド部にて開閉され
るようになっている。そして、従来の運搬ボックスは、
各サイド部間やサイド部とフロア部間が、一体的・固定
的な折曲構造,取付構造,溶接構造等よりなり、内部に
物品の収納空間が常時形成された箱状をなしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、内部に物品を収納しない空箱状態の場合、かさばる
という問題があった。すなわち従来の運搬ボックスは、
固定的な構造よりなり常時内部に収納空間が形成されて
いたので、空箱状態にてトラック等に搭載されて運搬さ
れる場合、空気を運んでいるだけであり、かさばってス
ペース・場所を取るので、例えばその分だけ、共に搭載
される他の搭載物の量が少なく制限される等、運搬効率
が悪いという指摘があった。更に、従来の運搬ボックス
は、空箱状態で保管されたり取扱われたりする場合も、
かさばってスペース・場所を取るので、例えば、置き場
所に困ることが多く取扱いも容易でない等、保管効率や
取扱い効率も悪いという指摘があった。
【0004】第2に、従来の運搬ボックスは、内部に物
品を収納した使用状態と、内部に物品を収納しない空箱
状態とを、外観上からは区別できず、その確認のためわ
ざわざ蓋を外すことを要する等、区別に手間取り不便で
あるという問題もあり、この面からも取扱い効率が悪い
という指摘があった。
【0005】第3に、そこで内部に物品を収納しない空
箱状態においては、運搬ボックスを分解して運搬,収
納,取扱うようにすることも考えられる。しかしながら
従来の運搬ボックスは、一体的・固定的な折曲構造,取
付構造,溶接構造等よりなっていたので、分解そして事
後の再組立には多大の工数を要し、簡単容易に分解,再
組立できず、もって、このように空箱状態に分解して運
搬,収納,取扱うことは、実施困難とされていた。
【0006】第4に、なお従来、折り畳み可能な構造の
運搬ボックスも開発されており、空箱状態では、折り畳
んで運搬,収納,取扱われていた。しかしながら、この
ような従来の折り畳み構造の運搬ボックスは、簡単な構
造よりなり、シール性,気密性,密封性に問題があり、
内部に物品を収納した使用状態において、例えば雨水が
浸入しやすい等、品質面に難点が指摘されていた。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、縦ヒ
ンジ付のコーナーピースにて順次連結された4面のサイ
ド部と、第1横ヒンジ付の連結部材にてサイド部に連結
されたリッド部と、第2横ヒンジにてサイド部に連結さ
れたフロア部とを備え、折り畳み可能となっている。も
って本発明は、第1に、空箱状態では折り畳むことによ
り、運搬,保管,取扱い等にスペース・場所を取らず、
第2に、使用状態と空箱状態との区別が外観上可能であ
り、第3に、しかも使用状態と空箱状態間での展開や折
り畳みが簡単容易であると共に、第4に、シール性,気
密性,密封性にも優れた、運搬ボックスを提案すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。すなわちこの運
搬ボックスは、内部に物品を収納して運搬するものであ
り、各々平板状をなす4面のサイド部とリッド部とフロ
ア部とを備え、折り畳み可能な箱状をなす。そして4面
の該サイド部は、それぞれ両端部に固定されたコーナー
ピースを介して順次連結されており、該コーナーピース
は、各々対応する相互間が順次内と外の縦ヒンジにて取
付けられると共に、相互間がシール材を介し直角に位置
決め嵌合された噛み合わせ構造をなす。該リッド部は、
連結部材を介しいずれか1面の該サイド部に連結される
と共に、他の該サイド部に第1ロック手段にて係止固定
可能となっており、かつ4面の該サイド部との間にシー
ル材が介装されており、該連結部材は、複数の板材間が
各々第1横ヒンジにて連続,折曲,一部重合された構造
よりなり、1面の該サイド部に対し第2ロック手段にて
係止固定されている。該フロア部は、いずれか1面の該
サイド部に第2横ヒンジにて連結されると共に、他の該
サイド部に第3ロック手段にて係止固定され、かつ4面
の該サイド部との間にシール材が介装されている。
【0009】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。使用状態において、運搬ボックスの4
面のサイド部は、直角に位置決め嵌合されたコーナーピ
ースを介し順次連結されている。リッド部はサイド部
に、第2ロック手段にて係止固定された連結部材を介し
て連結され、第1横ヒンジにて開閉可能であると共に、
他のサイド部に第1ロック手段にて係止固定可能であ
る。フロア部は、サイド部に第2横ヒンジにて連結され
ると共に、他のサイド部に第3ロック手段にて係止固定
されている。使用状態において運搬ボックスは、このよ
うに展開,固定された箱状をなし、リッド部の開閉によ
り物品が収納されて、運搬,保管される。
【0010】次に、内部に物品が収納されない空箱状態
では、まず、リッド部について第1ロック手段による係
止固定や、連結部材について第2ロック手段による係止
固定や、フロア部について第3ロック手段による係止固
定等が、それぞれ解かれる。それから4面のサイド部
を、各コーナーピース間の内や外の縦ヒンジを利用して
回動させ、隣接する2面を1組として当接するまで折り
畳む。これと共に、フロア部を第2横ヒンジにて回動さ
せて、サイド部に当接,重合するように折り畳み、更
に、連結部材を第1横ヒンジにて回動させて、リッドを
サイド部に対向位置するように折り畳む。運搬ボックス
は、このように空箱状態では、順次折り畳まれ全体的に
折り重ねられて、運搬,保管,取扱い等が行われる。
【0011】さてそこで、この運搬ボックスは、第1
に、空箱状態ではコンパクトに折り畳まれるので、その
運搬,保管,取扱い等に余分なスペース・場所を取らな
い。第2に、使用状態では展開された箱状をなし、空箱
状態では折り畳まれるので、使用状態か否かが外観上容
易に区別可能である。第3に、しかも使用状態と空箱状
態間での展開や折り畳みが、第1,第2,第3ロック手
段等による係止固定やその解除、および縦ヒンジや第
1,第2横ヒンジ等による回動により、簡単容易に行わ
れる。第4に、これらと共に使用状態において、サイド
部間はシール材を介したコーナーピースの噛み合わせ構
造により、又、リッド部とサイド部間は介装されたシー
ル材により、更に、フロア部とサイド部間も介装された
シール材により、それぞれ確実に密閉されており、シー
ル性,気密性,密封性にも優れている。
【0012】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。各図面は本発明の実施例を示
し、図1の(1)図は、この運搬ボックス全体の概略斜
視図、図1の(2)図は、その第3ロック手段の概略斜
視図であり、図2の(1)図は、内側に縦ヒンジが配さ
れたコーナーピースの平断面図、図2の(2)図は、外
側に縦ヒンジが配されたコーナーピースの平断面図であ
る。図3の(1)図は、連結部材等の斜視図、図3の
(2)図は、連結部材等の概略側面説明図、図3の
(3)図は、第2ロック手段の概略分解斜視図であり、
図4は、フロア部,第2横ヒンジ等の概略側面説明図で
ある。図5は、折り畳み途中の概略斜視図であり、図6
の(1)図は、折り畳み状態の概略側面説明図、図6の
(2)図は、折り畳み状態の概略斜視図である。図7の
(1)図は、横に積重ねた状態の概略側面説明図、図7
の(2)図は、横に積重ねた状態の概略斜視図である。
【0013】この運搬ボックス1は、内部に物品を収納
して運搬するものであり、各々平板状をなす前後,左右
つまり4面のサイド部2と、平板状をなす上面のリッド
部3と、平板状をなす底面のフロア部4と、を備えてな
る。そして、折り畳み可能な箱状をなし、例えばアルミ
製等の金属製よりなる。
【0014】まず図1,図2等により、この運搬ボック
ス1の各サイド部2について述べる。4面のサイド部2
は、それぞれ両端部に固定されたコーナーピース5を介
して、順次連結されている。そしてコーナーピース5
は、各々対応する相互間が、順次内と外の縦ヒンジ6,
7にて取付けられると共に、相互間が、シール材8を介
し直角に位置決め嵌合された噛み合わせ構造よりなる。
【0015】このようなサイド部2について、更に詳述
する。まず、運搬ボックス1の4面のサイドパネルであ
る前後,左右のサイド部2は、例えばアルミ平板製より
なり、すべて同じ高さ寸法よりなると共に、正方形の運
搬ボックス1の場合には、すべて同じ幅寸法に設定さ
れ、長方形の運搬ボックス1の場合には、通常、前後の
サイド部2の幅寸法が左右のサイド部2の幅寸法より大
きく設定される。サイド部2の両側端部には、それぞ
れ、嵌合,接着等にて縦長のコーナーピース5が固定さ
れ、もって運搬ボックス1の各コーナーには、それぞ
れ、コーナーピース5が2個ずつ対をなし縦に配されて
いる。そして、このように対をなすコーナーピース5間
は、内側又は外側の縦ヒンジ6,7にて取付けられてお
り、図2の(1)図のように内側に縦ヒンジ6が取付け
られたものと、図2の(2)図のように外側に縦ヒンジ
7が取付けられたものとが、図1に示したように順次交
互に、つまり、同じものが対向位置するように配されて
いる。
【0016】これと共に、対をなし対応するコーナーピ
ース5間は、シール材8を介した噛み合わせ構造よりな
る。すなわち、対応するコーナーピース5には、それぞ
れ嵌合溝9や嵌合突起10が1〜2個程度、自由端部側
に縦に形成されており、一方の嵌合溝9中に、対応位置
した他方の嵌合突起10が摺動可能に嵌入され、噛み合
わせ構造を形成している。又、嵌合溝9の奥と嵌合突起
10の先端間には、シールラバーよりなるシール材8が
密に介装されている。そして、それぞれこのような嵌合
溝9,嵌合突起10,シール材8等を備えたコーナーピ
ース5は、運搬ボックス1が箱状に展開されている場合
は、相互間が直角に位置決めされ、もって、各コーナー
ピース5が固定された4面のサイド部2も、相互間が直
角に位置決めされ、内部に収納空間Hが形成される。サ
イド部2はこのようになっている。
【0017】次に図1,図3等により、運搬ボックス1
のリッド部3について述べる。リッド部3は、連結部材
11を介しいずれか1面例えば後側のサイド部2に連結
されると共に、他の例えば前側のサイド部2に第1ロッ
ク手段12にて係止固定可能となっており、かつ、4面
のサイド部2との間に、シール材13が介装されてい
る。そして連結部材11は、複数の板材14a,14
b,14c,14d間が、各々第1横ヒンジ15,1
6,17にて連続,折曲,一部重合された構造よりな
り、例えば後側のサイド部2に対し第2ロック手段18
にて係止固定されている。
【0018】このようなリッド部3について、更に詳述
する。まず、運搬ボックス1の蓋であるリッド部3は、
例えば周縁が内側に折曲されたアルミ平板製よりなり、
サイド部2にて形成された収納空間H上を被い、これを
開閉可能な大きさよりなる。連結部材11は、例えば、
4枚の同じ幅寸法の板材14a,14b,14c,14
d間が、3個の第1横ヒンジ15,16,17にて、そ
れぞれ連続された構造よりなる。そして、まず高さ寸法
が小さいと共に途中で折曲された最上位の板材14a
が、リッド部3に固定され、次に、この板材14a下に
第1横ヒンジ15を介し、高さ寸法が最も大きい平板状
の板材14bが連続的に取付けられ、更に、この板材1
4bに第1横ヒンジ16を介し、高さ寸法が比較的大き
い平板状の板材14cが上位に反転折曲され、板材14
bの内側に重なるように連続的に取付けられている。そ
して、この板材14cに第1横ヒンジ17を介し、高さ
寸法が小さい平板状の板材14dが下位に反転折曲さ
れ、板材14cの内側に重なるように連続的に取付けら
れると共に、この板材14dが、後側のサイド部2の背
面に固定されている。
【0019】連結部材11は、このような板材14a,
14b,14c,14d等と、第1横ヒンジ15,1
6,17等とからなる。そして、このような連結部材1
1の折曲,一部重合を解除して伸長した全体長は、運搬
ボックス1の折り畳みに際し、リッド部3をサイド部2
に対向位置させるに足るように設定される。
【0020】第2ロック手段18は、このような連結部
材11の途中を、例えば後側のサイド部2に係止固定す
る。そして、板材14b,14c,14d等に、それぞ
れ対向位置して形成された略肉太十字形の貫通穴19
と、貫通穴19に対向位置してサイド部2に形成された
円形の取付穴20と、取付穴20周囲のサイド部2内に
固定された受金21と、先端に係止片22が基端にノブ
23がそれぞれ付設されたロックシャフト24と、ロッ
クシャフト24の基端側に外装されたスプリング25
と、を備えてなる。そして、このような第2ロック手段
18にあっては、ロックシャフト24を、外側から貫通
穴19や取付穴20を介し受金21に挿入して、基端の
ノブ23を回動することにより、先端の係止片22を受
金21に係止させ、この状態をスプリング25の付勢力
にて維持する。もって、途中で折曲,一部重合された連
結部材11つまり板材14b,14cを、例えば後側の
サイド部2に不動に係止固定するようになっている。
【0021】そこで、このように連結部材11が第2ロ
ック手段18にて係止固定されることにより、リッド部
3は、上位の第1横ヒンジ15を中心に回動可能とさ
れ、各サイド部2にて形成された収納空間H上を、開閉
するようになっている。さて、このように例えば後側の
サイド部2に連結部材11を介し開閉可能に連結された
リッド部3は、前側のサイド部2の上端部に第1ロック
手段12にて係止固定可能となっている。図示例の第1
ロック手段12は、前側のサイド部2の上端部に2個設
けられたラッチ26、リッド部3の前端部に対応して2
個設けられたフック(図示せず)と、からなっている。
又、リッド部3の周縁部付近、つまりリッド部3を閉鎖
した場合に各サイド部2の上端縁に当接する部位には、
溝部が周設され、この溝部にウェザーストリップよりな
るシール材13が配設されている。リッド部3はこのよ
うになっている。
【0022】次に図1,図4等により、運搬ボックス1
のフロア部4について述べる。フロア部4は、いずれか
1面例えば前側のサイド部2に第2横ヒンジ27にて連
結されると共に、他の例えば後側や左右のサイド部2に
第3ロック手段28にて係止固定され、かつ4面のサイ
ド部2との間にシール材29が介装されている。
【0023】このようなフロア部4について、更に詳述
する。まず、運搬ボックス1のフロアパネルであるフロ
ア部4は、例えば、リッド部3に見合った大きさのアル
ミ平板製よりなり、各サイド部2にて形成された収納空
間H下を被っている。そしてフロア部4は、周縁部に溝
部30が形成され、この溝部30は、その内部にウェザ
ーストリップよりなるシール材29が配設されると共
に、このようなウェザーストリップ製のシール材29を
介し、各サイド部2の内側に折曲された下端縁に当接,
圧接されるようになっている。そして第2横ヒンジ27
は、このようなフロア部4の前端部側の溝部30外端
と、前側のサイド部2の下端部との間に取付けられてお
り、もってフロア部4は、第2横ヒンジ27を中心に前
後にサイド部2下間で回動可能となっている。又、第3
ロック手段28として図示例では、ラッチ31とフック
32が用いられており、例えばラッチ31が、後側のサ
イド部2に2個、左右のサイド部2に各1個ずつ設けら
れており、これと対応する位置のフロア部4の溝部30
付近に、それぞれフック32が立設されている。
【0024】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この運搬ボックス1
は、前後,左右つまり4面のサイド部2と上面のリッド
部3と底面のフロア部4と、を備えてなる。そして、内
部に物品を収納する使用状態では、図1,図2,図3,
図4等に示したように、4面のサイド部2は、直角に位
置決め嵌合された対応するコーナーピース5を介し、順
次連結されている。又、リッド部3は1面の例えば後側
のサイド部2に、第2ロック手段18にて係止固定され
た連結部材11を介して連結され、もって連結部材11
の上位の第1横ヒンジ15にて開閉可能であると共に、
他の例えば前側のサイド部2に対し、第1ロック手段1
2にて適宜係止固定可能となっている。更にフロア部4
は、1面の例えば前側のサイド部2に第2横ヒンジ27
にて連結されると共に、他の例えば後側のサイド部2や
左右のサイド部2に、第3ロック手段28にて係止固定
されている。運搬ボックス1は、このように展開,固定
された4面のサイド部2とフロア部4とで、箱状をなし
内部に収納空間Hが形成されており、リッド部3を開閉
することにより、機器,機材,部品,医療品,貴重品,
その他の物品が収納されて、運搬,保管される。
【0025】次に、内部に物品が収納されない空箱状態
において、運搬ボックス1は、図5の状態を介し、図6
に示したように折り畳まれる。すなわち、まずリッド部
3について、第1ロック手段12による例えば前側のサ
イド部2への係止固定が解かれると共に、その連結部材
11について、第2ロック手段18による例えば後側の
サイド部2への係止固定が解かれる。これと共にフロア
部4について、第3ロック手段28による後側や左右の
サイド部2への係止固定が解かれる。それから4面のサ
イド部2を、各コーナーピース5間の内や外の縦ヒンジ
6,7を利用して内外に回動させ、隣接する2面を1組
として、それぞれ略V字状を経て(図5参照)当接する
まで折り畳み、2枚の重なった直線板状とする。又、フ
ロア部4を第2横ヒンジ27にて外側に回動させて、前
側のサイド部2に面どうしで当接,重合するように折り
畳む(図4中の想像線表示も参照)。更に、連結部材1
1を各第1横ヒンジ15,16,17にて回動,伸長さ
せて、各板材14a,14b,14c,14dの折曲,
一部重合を解きつつ、リッド部3自体を第1横ヒンジ1
5にて回動させ、もって、上述により既にサイド部2に
当接,重合され折り畳まれていたフロア部4上に当接,
重合させ、フロア部4を介し前側のサイド部2に対向位
置するように折り畳む。
【0026】このようにして運搬ボックス1は、空箱状
態では、各サイド部2,フロア部4,リッド部3が順次
折り畳まれ、全体的にも折り重なった板状にコンパクト
化される。そして、このように折り畳まれコンパクト化
されて、運搬,保管,取扱い等が行われる。さてそこ
で、この運搬ボックス1では、次の第1,第2,第3,
第4のようになる。
【0027】第1に、このように内部に物品を収納しな
い空箱状態において、この運搬ボックス1は、コンパク
トに折り畳まれる(図6参照)。従って、その運搬,保
管,取扱い等に際し、かさばらず、余分なスペース・場
所を取らない。つまり前述したこの種従来例のように、
内部に収納空間Hが形成された箱状のまま運搬,保管,
取扱い等され、かさばり、スペース・場所を取るような
ことはない。
【0028】第2に、内部に物品を収納する使用状態で
は、展開されて収納空間Hが形成された箱状をなし(図
1等参照)、内部に物品を収納しない空箱状態では、全
体が折り重なった板状に折り畳まれている(図6参
照)。従ってこの運搬ボックス1は、使用状態であるか
否かが、外観上容易に区別可能である。つまり前述した
この種従来例のように、使用状態も空箱状態も共に箱状
をなし、外観上区別できないようなことはない。
【0029】第3に、しかもこの運搬ボックス1では、
このような使用状態と空箱状態間での展開や折り畳み
が、第1,第2,第3ロック手段12,18,28等に
よる係止固定やその解除、および、縦ヒンジ6,7や第
1横ヒンジ15,16,17や第2横ヒンジ27等によ
る回動により、簡単容易に行われる。つまり前述したこ
の種従来例のように、分解,再組立に多大な工数を要す
るようなことはない。
【0030】これらと共に第4に、箱状に展開された使
用状態において(図1等参照)、まず4面のサイド部2
間は、シール材8を介したコーナーピース5間の噛み合
わせ構造により、確実に密閉されている。又、閉鎖され
たリッド部3と4面のサイド部2間は、介装されたシー
ル材13の弾発力により、確実に密閉可能であり、更
に、フロア部4と4面のサイド部2間も、介装されたシ
ール材29の弾発力により、確実に密閉されている。従
って、この運搬ボックス1は、シール性,気密性,密封
性にも優れており、前述したこの種従来例のように、こ
れらに不安はない。
【0031】なお第1に、図示実施例にあっては、リッ
ド部3は連結部材11を介し後側のサイド部2に連結さ
れていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、リッド部3を連結部材11を介し左右のサイド
部2に連結するようにしてもよい。同様に図示実施例に
あっては、フロア部4は、第2横ヒンジ27にて前側の
サイド部2に連結されていたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、フロア部4を第2横ヒンジ
27にて、後側のサイド部2や左右のサイド部2に連結
するようにしてもよい。勿論これらの場合にあっては、
第2ロック手段18や第3ロック手段28の配設位置等
も、図示例とは反対側の前側や後側のサイド部2へと変
更される。
【0032】なお第2に、図7にはこのような運搬ボッ
クス1を、複数個、横に積重ねた場合が示されている。
ところで、この図7に示された運搬ボックス1にあって
は、対向するサイド部2(図7では上下のサイド部2で
あり、図1では前後のサイド部2)には、その一方面に
凹部33が他方面に凸部34が、それぞれ複数個例えば
2個から4個ずつ外方に突出形成されている。そして、
この凹部33や凸部34は、各々見合った位置,形状よ
りなり、運搬ボックス1が複数個図示例では2個、リッ
ド部3を横に向けて横積みされた際、一方の運搬ボック
ス1の凹部33が、他方の運搬ボックス1の凸部34と
嵌合,係止されるようになっている。もって、このよう
な運搬ボックス1にあっては、横向きでも安定的,確
実,容易に積重ねることができ、しかも、積重ねた状態
でリッド部3を自在に開閉でき、もって収納された物品
を適宜取出すことができる、という利点がある。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る運搬ボックスは、以上説明
したように、縦ヒンジ付のコーナーピースにて順次連結
された4面のサイド部と、第1横ヒンジ付の連結部材に
てサイド部に連結されたリッド部と、第2横ヒンジにて
サイド部に連結されたフロア部とを備え、折り畳み可能
としたことにより、次の効果を発揮する。
【0034】第1に、内部に物品を収納しない空箱状態
では折り畳まれるので、運搬,保管,取扱い等にスペー
ス・場所を取らない。このようにこの運搬ボックスは、
かさばらないので、その分だけ例えばトラック等に共に
搭載される他の搭載物の量が増加する等、運搬効率が向
上し、又、例えば置き場所に困らず取扱いも容易である
等、保管効率や取扱い効率も向上する。
【0035】第2に、内部に物品を収納した使用状態
と、内部に物品を収納しない空箱状態との区別が、外観
上容易に可能である。このように、この運搬ボックスは
区別に手間取らず便利であり、この面からも取扱い効率
が向上する。
【0036】第3に、しかもこの運搬ボックスは、使用
状態と空箱状態間での展開や折り畳みが簡単容易に行
え、工数を要するようなこともない。
【0037】第4に、更にこれらと共に、シール性,気
密性,密封性にも優れている。そこでこの運搬ボックス
は、内部に物品を収納した使用状態において、例えば雨
水の浸入が防止される等、品質面に優れている。このよ
うに、この種従来例に存した問題点が一掃される等、本
発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運搬ボックスの実施例を示し、
(1)図は、全体の概略斜視図、(2)図は、その第3
ロック手段の概略斜視図である。
【図2】同実施例のコーナーピースの平断面図であり、
(1)図は、内側に縦ヒンジが配された場合を、(2)
図は、外側に縦ヒンジが配された場合を示す。
【図3】同実施例の連結部材等を示し、(1)図は斜視
図、(2)図は概略側面説明図、(3)図はその第2ロ
ック手段の概略分解斜視図である。
【図4】同実施例のフロア部,第2横ヒンジ等の概略側
面説明図である。
【図5】同実施例の折り畳み途中の概略斜視図である。
【図6】同実施例の折り畳み状態を示し、(1)図は概
略側面説明図、(2)図は概略斜視図である。
【図7】同実施例について横に積重ねた状態を示し、
(1)図は概略側面説明図、(2)図は概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 運搬ボックス 2 サイド部 3 リッド部 4 フロア部 5 コーナーピース 6 縦ヒンジ 7 縦ヒンジ 8 シール材 11 連結部材 12 第1ロック手段 13 シール材 14a 板材 14b 板材 14c 板材 14d 板材 15 第1横ヒンジ 16 第1横ヒンジ 17 第1横ヒンジ 18 第2ロック手段 27 第2横ヒンジ 28 第3ロック手段 29 シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に物品を収納して運搬する運搬ボッ
    クスであって、各々平板状をなす4面のサイド部とリッ
    ド部とフロア部とを備え、折り畳み可能な箱状をなし、 4面の該サイド部は、それぞれ両端部に固定されたコー
    ナーピースを介して順次連結されており、該コーナーピ
    ースは、各々対応する相互間が順次内と外の縦ヒンジに
    て取付けられると共に、相互間がシール材を介し直角に
    位置決め嵌合された噛み合わせ構造よりなり、 該リッド部は、連結部材を介しいずれか1面の該サイド
    部に連結されると共に、他の該サイド部に第1ロック手
    段にて係止固定可能となっており、かつ4面の該サイド
    部との間にシール材が介装されており、該連結部材は、
    複数の板材間が各々第1横ヒンジにて連続,折曲,一部
    重合された構造よりなり、1面の該サイド部に対し第2
    ロック手段にて係止固定されており、 該フロア部は、いずれか1面の該サイド部に第2横ヒン
    ジにて連結されると共に、他の該サイド部に第3ロック
    手段にて係止固定され、かつ4面の該サイド部との間に
    シール材が介装されていること、を特徴とする運搬ボッ
    クス。
JP6099211A 1994-04-12 1994-04-12 運搬ボックス Pending JPH07285547A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004115058A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Sekisui Plastics Co Ltd 発泡合成樹脂製組立構造体及びその製造方法
JP2008273599A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Jmh:Kk ガロンボトルの収納コンテナ
JP2009250543A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Shin Fuji Kucho:Kk 折り畳み式ダクトのガスケットの配設方法

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