JPH09175533A

JPH09175533A - 折畳み式コンテナボックス

Info

Publication number: JPH09175533A
Application number: JP7338896A
Authority: JP
Inventors: Seiichi Nakazawa; 誠一中沢; Nobuo Ishikawa; 信雄石川; Minoru Otsuka; 實大塚
Original assignee: SHIYUUWA KK; Ube Nitto Kasei Co Ltd; Showa Boeki Co Ltd
Current assignee: SHIYUUWA KK; Ube Exsymo Co Ltd; Showa Boeki Co Ltd
Priority date: 1995-12-26
Filing date: 1995-12-26
Publication date: 1997-07-08

Abstract

(57)【要約】【課題】折畳み式コンテナボックスの支持剛性と貨物
の出納方法を改善すること。【解決手段】本発明の折畳み式コンテナボックスは、
トレイ状の底板３と、前記底板３の壁部３ａの内側に沿
ってこれの上部に平断面コ字形をなして立設され、かつ
相互に薄肉ヒンジ部ａを介して折畳み展開可能に連結さ
れた両側面板４及び背面板５と、底板３の壁部３ａの内
側に沿って立設され、かつ両側部を両側面板４の端縁に
連結した前面板６と、前面６及び背面板５と両側面板４
によって囲われた四辺に嵌合されて上面開口を覆う天板
７と、前記前面板６に薄肉ヒンジ部ａを介して開閉可能
に設けられた扉９とを備え、不使用時において、両側面
板４及び背面板５を三つ折り状態とし、これに前面板６
を重ね合せた状態で底板３内に設置し、天板７を底板３
に被着することで格納する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、軽量であって、不
使用時には折畳み格納できる、折畳み式コンテナボック
スに関する。

【０００２】

【従来の技術】折畳み式のコンテナボックスとして、例
えば、特開平７−１５６９４４号公報にその一例が開示
されている。この公報に示されているコンテナボックス
は、パレット基板及び天板と、当該パレット基板及び天
板の相対向する二辺にそれぞれ回動可能に取付けられ、
かつ連結部にて内側に折れ曲るように連結された上下一
対の側板と、壁板とを備え、側板を立設した際に形成さ
れる前後の開口部に、壁板を開閉可能に取付けたもので
あり、また壁板を開閉可能な構造としている。

【０００３】それ故、この構造では、側板を立ち上げた
状態で前後開口部に壁板を取付ければ、コンテナとして
の使用形態となり、壁板を取外した状態で両側板を折曲
げれば、折畳み格納でき、また、貨物の出し入れ、確認
は、壁板の開閉によって行うことができるため、特に、
コンテナ自体の折畳み格納作業及び組立の簡素化と、解
体時におけるコンテナ部品の散逸の防止が可能な状態に
なっている。

【０００４】しかしながら、このような構造の従来のコ
ンテナボックスには、次に述べる技術的な課題があっ
た。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】すなわち、前述した従
来のコンテナボックスでは、側板が互いに内側に折れ曲
げられる構造となっているので、上方からの荷重に対す
る支持剛性が問題となる。この支持剛性は、前後の壁板
によって補強できるものの、壁板自体を開閉可能とせざ
るを得ないため、大きな補強効果が期待できない。

【０００６】一般に、この種のコンテナボックスでは、
貨物を迅速に出し入れするための手段として、前面を開
閉するだけでなく、上面も開閉できるようにすれば、そ
の上面開口よりクレーンなどを用いて一度に多量の貨物
を出し入れできる。ところが、従来のコンテナボックス
では、構造的に天板を側板と一体化せざるを得ないた
め、上面に開口を取ることができず、貨物の出納方法に
制限を受けるという欠点があった。

【０００７】また、貨物の積付け，取り出しには、天
板，側板などのないできるだけ開放された状態の方が作
業効率を向上させる場合があり、そのためには、底板と
側板とが分離可能であることが望まれ、このような要求
も満足することができなかった。本発明は、以上の課題
を解決するためになされたものであって、その目的は、
軽量であって、上方からの荷重に対する支持剛性が高
く、しかも必要に応じて上面及び前面のいずれかを開口
させて貨物の出納を行うことができる折畳み式コンテナ
ボックスを提供するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のうち請求項１記載の発明では、トレイ状の
パレット底板と、前記底板の壁部内側に沿って、当該底
板の上部に平断面がコ字形をなして立設され、かつ相互
にヒンジ部を介して折畳み展開可能に連結された両側面
板及び背面板と、前記底板の壁部内側に沿って立設さ
れ、かつ両側部を前記両側面板の端縁に連結した前面板
と、前記前面板及び背面板と両側面板によって囲われた
四辺に嵌合されて上面開口を覆う天板と、前記前面板に
ヒンジ部を介して開閉可能に設けられた扉とを備え、不
使用時において、前記両側面板及び背面板を三つ折り状
態とし、これに前記前面板を重ね合せた状態で前記底板
内に設置し、前記天板を底板に被着することで格納する
ようにした。この構成によれば、折畳み格納をコンパク
トに行え、部品の散逸も防止できるとともに、コンテナ
の組立状態においては、上方からの荷重を両側面板、背
面板及び前面板の全体で受けることができ、その支持剛
性を高く設定できる。また、天板を外した状態ではその
上面開口を通じて貨物の出し入れを行うことができる請
求項２記載の発明では、前記コンテナボックスを構成す
る主要板材を、合成樹脂製の中空コア材により構成し
た。この構成によれば、軽量かつ高強度な折畳み式コン
テナボックスが得られる。請求項３記載の発明では、前
記ヒンジ部は、前記合成樹脂中空コア材を熱圧により罫
線加工したプラスチック薄肉ヒンジで構成している。こ
の構成によれば、成形加工時においてヒンジ部を一体に
形成することができる。請求項４記載の発明では、前記
両側面板、背面板及び前面板の端縁に補強フレームを嵌
合するとともに、これらの板材の面内の適宜位置に補強
板を配置した。この構成によれば、各板材の端縁の保護
とともに、それぞれを単体に分解したり、組立てるとき
に反りなどの変形を未然に防止し、また、荷重に対する
支持剛性をさらに向上することができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面を参照して詳細に説明する。図１は本
発明に係る折畳み式コンテナボックスの分解状態を示し
ている。同図において、コンテナボックス１は、底板３
と、一対の側面板４，４と、背面板５と、前面板６およ
び天板７とを備えている。

【００１０】底板３は、矩形状に形成され、その外周に
は、壁部３ａが、上方に突出するようにして周設される
とともに、その下面側には、フォークリフトの差込用開
口部２ａを四周に開口形成したパレット２が一体として
固設されている。一対の側面板４と背面板５とは、ヒン
ジ部ａを介して折畳み，展開可能に連結されている。こ
のように結合された一対の側面板４と背面板５とは、平
断面がコ字形になるようにして、底板３の上部にあって
かつ壁部３ａの内側に立設される。前面板６は、その両
側に両側面板４の外側面に重合される一対の重ね片６ａ
が揺動可能に連結されている。天板７は、前面板６，背
面板５及び両側面板４によって囲われる四周の上面外周
に嵌合され、これの上面開口を覆う。

【００１１】なお、図１に符号８で示した部材は、中敷
きであって、この中敷き８は、底板３の上部に側面板４
と背面板５および前面板６を立設した状態で、その内側
に嵌合されるものであって、この中敷き８と底板３の壁
部３ａとの間に、側面板４と背面板５および前面板６の
下端側を挟持して、その立設状態の安定性を保つ。一
方、前面板６の中央には、観音開き状の一対の扉９が設
けられ、この部分を開閉してコンテナボックス１の内外
を解放できるようにしている。このコンテナボックス１
では、パレット２及び底板３を除く他の部材の主要部分
である板材は、合成樹脂中空コア材などの、軽量かつ高
強度、断熱性に富む素材から形成されている。

【００１２】そして、板材を加工する際の打抜きまたは
切抜き成形時において、熱圧による罫線加工を施すこと
により、図１中破線で示すように、プラスチック薄肉ヒ
ンジａ部を形成し、このヒンジ部ａを基点に自由な折曲
げ、あるいは扉９にあっては、開閉を行えるようにして
いる。なお、両側面板４と背面板５との開閉端上下に
は、前記薄肉ヒンジ部ａとともに蝶板１０が止着され、
これによりヒンジ動作をさらに確実に行うようにしてい
る。

【００１３】また、中敷き８のみは、前記中空コア材の
コア方向を直交させて、二枚重ねに積層貼着し、これに
よる厚みの増加により、組立状態におけるコンテナボッ
クス１の下部側の形状保持とともに、保温性の増強機能
をもたらしている。また、両側面板４、背面板５、前面
板６、天板７及び扉９の端縁には、補強枠１１が嵌着さ
れ、それぞれの面内には補強板１２が配置され、分解、
組立時における反りなどを防止し、形状の保持及び、補
強、剛性の向上を図っている。

【００１４】図２は、以上の構成のコンテナボックス１
の組立てた状態を示している。図２（ａ）においては、
天板７を外した状態を示し、この状態ではコンテナボッ
クス１の上部開口を通じて貨物の出し入れを行うことが
できる。また，図２（ｂ）では、上部開口に天板７を嵌
合し、コンテナボックス１が完全に組みあがった状態を
示している。この完成状態では、コンテナボックス１
は、ほぼ立方体形状となり、貨物の出し入れは、専ら前
面板６の扉９を開閉して行うことができる。貨物の収納
後は、外周にベルト掛けして底板１，両側面板４，背面
板５，前面板６及び天板７のボックス全体を固定する。

【００１５】さらに図２（ｃ）は、組あがった各コンテ
ナボックス１を段積み状態に保存している状態を示す。
この場合には、最下部に位置するコンテナボックス１に
加わる荷重Ｗはかなり大きなものになるが、各部の素材
構成に加え、縦方向に配置された補強板１２によってそ
れぞれのコンテナボックス１の上方からの荷重に対する
支持剛性はかなり大きいものとなり、かなりの集積度で
段積みした状態でも輸送時の安全性が確保され、省スペ
ースを達成する上で好適である。

【００１６】図３は、コンテナボックス１の不使用時に
おける格納状態を示している。まず同図（ａ）におい
て、各部に分解した両側面板４及び背面板５を三つ折り
状態に折畳み、また前面板６の重ね片６ａを折り込んで
おき、これを中敷き８とともに底板３上に積層し、しか
る後この上部に天板７を重ね合せ、底板３の外周に嵌合
すれば、図（ｂ）に示すように、高さを減じた状態でコ
ンパクトに格納することができる。なお、この際、図示
しない連結手段を介して天板７と底板３間を連結すれ
ば、部材の散逸を伴うことなく確実な保管が可能とな
る。

【００１７】図４は、前面板６の扉９を閉止状態に保持
するための機構、及び前面板６と両側面板４との結合関
係を示している。同図において、扉９間には、閂１４が
設けられ、扉９の閉止状態において閂１４をかけること
によって両開閉端を閉止状態に保持する。また、この閂
１４に施錠することもできる。さらに、各扉９の上下中
央には、スプリングパックル１５が係脱可能に配置さ
れ、この部分においても扉９を閉止状態に保持してい
る。また、前面板６の重ね片６ａと側面板４の上下間も
スプリングバックル１５によって係脱可能に連結してい
る。

【００１８】スプリングバックル１５は、図５に示すよ
うに、連結しようとする一方側に固定されたストライカ
ー１５ａに、他方側に固定されたハンドル１５ｂの先端
に設けたロック環１５ｃを係合し、ハンドル１５ｂを矢
印のごとく回動させて倒すことにより、これの内部に設
けた図示しないバネが反転してストライカー１５ａを引
寄せた状態で両側を連結するもので、ハンドル１５ｂを
引き起すことで、ワンタッチで係合解除される。

【００１９】なお、このスプリングバックル１５は、ワ
ンタッチで係脱でき、しかも、係止時には、一方を他方
側に引寄せて係止できるため、連結部間の寸法誤差など
にも対応できる。従って、以上述べた扉９の閉止や、前
面板６と側面板４との連結のみならず、底板３と側面板
４、背面板５、前面板６との係脱や、これらと天板７、
あるいは天板７と底板３との係脱に用いて好適である。

【００２０】図６、図７には、前述した補強枠１１及び
補強板１２及びこれと各部の主要板材を構成する合成樹
脂中空コア材との結合関係の詳細が示されている。な
お、同図では、図４に示示した側板４と天板７の部分断
面を例示しているが、各部とも同様な結合関係となって
いる。まず、図６において、補強枠１１は、断面コ字形
の軽量アルミ異形押出し成形体であって、合成樹脂中空
コア材１０１の端縁を嵌合し、これに適宜間隔をおいて
貫通し、他端をカシメ付けられるリベット１６により連
結している。

【００２１】また、図７における補強板１２は、断面Ｈ
形の軽量アルミ異形押出し成形体であって、その両側溝
部に合成樹脂中空コア材１０１の側端縁を嵌合し、これ
に適宜間隔をおいて貫通し、他端をカシメ付けられるリ
ベット１６により連結している。なお、前記中空コア材
１０１は、図６、７に図示するように、二枚の合成樹脂
薄板１０１ａ間を一体に連結する多数のコア１０１ｂに
より、図７の紙面と直交する方向（図６の縦長方向）に
沿って多数の矩形状の空洞を配列した軽量素材であり、
これによって、容積に対する重量割合を減ずるととも
に、特に縦方向の荷重に対する支持剛性をきわめて高い
ものとしている。

【００２２】このような特性を満足する素材として、例
えばＰＰ，ＰＥなどの合成樹脂成形体である、宇部日東
化成（株）製の商品名ダンプレートなどのシリーズが好
適であり、その材質や厚みに応じて種々の要求強度に設
定できる。この他、合成樹脂発泡材，強化段ボール，軽
量な木製板材などであってもよい。図８は、天板７のよ
り詳細な構造を示している。図において、天板７の側面
部７ａの下縁には、前述の補強枠１１が配置されている
とともに、四隅部はコーナフレーム１７が固定され、さ
らに各コーナフレーム１７の下部には、前記底板３の壁
部３ａの外周隅角部に嵌合するコーナ係止具１８が、リ
ベットなどにより固定されている。

【００２３】さらに、天板７の頂面部７ｂには、図の破
線で示すように、これを構成する中空コア材のコア方向
と直交してこれの中央に前述の補強板１２が配置されて
いる。また、これに加えて、頂面部７ｂの内面周囲に
は、適宜幅及び厚みのベニア板からなる補強体枠１９が
設けられ、さらに中央には、コアの長手方向に直交して
同じくベニア板からなる補強体２０が配置され、両面接
着テープなどにより、頂面部７ａの内面に固定されてい
る。

【００２４】以上の補強体枠１９及び補強体は、頂面部
７ａを構成する中空コア材のコア方向と直交する方向の
強度不足を補い、天板７自体の支持剛性を高める機能を
もたらすものである。なお、以上の実施例では、底板３
をパレット２上に一体化した場合を例示したが、パレッ
ト２とは別体とし、フォークリフトによる搬送時のみパ
レット２上に設置することも可能である。また、実施
例では両側面板４と背面板５との間に蝶番１０を止着し
たが、必ずしも必要でなく、薄肉ヒンジ部ａのみによっ
て開閉可能に連結するだけでもよいことは勿論である。

【００２５】上述した好適な実施の形態において、本発
明を航空貨物用のコンテナに適用した場合の具体例を以
下に説明する。内容積が約３ｍ³で、耐荷重が１ｔの生
鮮食料品輸送用として、外形寸法が約１．５ｍ×１．５
ｍ×１．５ｍの大きさのものについて、合成樹脂中空コ
ア材として、宇部日東化成株式会社製、商品名ダンプレ
ートＡー５（厚み５ｍｍ）、前述した軽量アルミ異形押
出し成形体による補強枠，補強板などを組合せて側面板
や前面板を構成し、金属製パレットおよびパレット上面
に一体に取着された金属製底板と組合せてコンテナを構
成した。

【００２６】この場合において、金属パレットおよび金
属製底板を除く部分の重量は、約５０ｋｇ以下であっ
て、この重量は、航空貨物用コンテナとして許容される
重量であり、耐荷重の点でも実用性の高いものであっ
た。

【００２７】

【発明の効果】以上実施例により詳細に説明したよう
に、本発明のうち、請求項１記載の発明では、折畳み格
納をコンパクトに行え、部品の散逸も防止できる。ま
た、コンテナの組立状態においては、上方からの荷重を
両側面板、背面板及び前面板の全体で受けることがで
き、その支持剛性を高く設定できるとともに、天板を外
した状態ではその上面開口を通じて貨物の出納を行うこ
とができる。従って多段に段積みした状態での輸送の安
全性を十分に確保でき、また貨物の出し入れ方法の自由
度も高い利点がある。

【００２８】また、請求項２記載の発明では、軽量かつ
高強度なコンテナボックスとすることができ、これによ
って例えば、航空貨物などの重量制限の厳しいコンテナ
として好適であるほか、素材自体の断熱特性を利用して
生鮮食料品の搬送用コンテナとしても好適である。さら
に、請求項３記載の発明では、成形加工時においてヒン
ジ部も一体に形成できるため、部品数削減や組立工数低
減のために好適である。。

【００２９】またさらに、請求項４記載の発明では、端
縁の保護とともに、それぞれを単体に分解したり組立す
るときに反りなどの変形を未然に防止し、また、荷重に
対する支持剛性をさらに向上できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る折畳み式コンテナボックスの分
解斜視図である。

【図２】（ａ）は同コンテナボックスの天板をあけた状
態を示す斜視図である。（ｂ）は同コンテナボックスの
天板を閉じた状態を示す斜視図である。（ｃ）は同コン
テナボックスを段積みした状態を示す斜視図である。

【図３】（ａ）は同コンテナボックスを折畳み格納する
場合を示す分解斜視図である。（ｂ）は同格納状態を示
す斜視図である。

【図４】同コンテナボックスの正面及び側面図である。

【図５】図４のＡ部における断面図である。

【図６】図４のＢ−Ｂ線における拡大断面図である。

【図７】図４のＣ−Ｃ線における拡大断面図である。

【図８】天板の底面及び一部断面側面図である。

【符号の説明】

１折畳み式コンテナボックス３底板３ａ壁部４側面板５背面板６前面板６ａ重ね片７天板９扉１０蝶番１１補強枠１２補強板１０１合成樹脂製中空コア材ａ薄肉ヒンジ部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者石川信雄宮城県仙台市太白区中田６丁目８−18− 208 (72)発明者大塚實群馬県邑楽郡邑楽町新中野59ー２

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】トレイ状のパレット底板と、前記底板の
壁部内側に沿って、当該底板の上部に平断面がコ字形を
なして立設され、かつ相互にヒンジ部を介して折畳み展
開可能に連結された両側面板及び背面板と、前記底板の
壁部内側に沿って立設され、かつ両側部を前記両側面板
の端縁に連結した前面板と、前記前面板及び背面板と両
側面板によって囲われた四辺に嵌合されて上面開口を覆
う天板と、前記前面板にヒンジ部を介して開閉可能に設
けられた扉とを備え、不使用時において、前記両側面板及び背面板を三つ折り
状態とし、これに前記前面板を重ね合せた状態で前記底
板内に設置し、前記天板を底板に被着することで格納す
ることを特徴とする折畳み式コンテナボックス。
【請求項２】前記コンテナボックスの主要部を構成す
る板材を、合成樹脂製の中空コア材により構成したこと
を特徴とする請求項１記載の折畳み式コンテナボック
ス。
【請求項３】前記ヒンジ部は、前記合成樹脂中空コア
材を熱圧により罫線加工したプラスチック薄肉ヒンジで
あることを特徴とする請求項２記載の折畳み式コンテナ
ボックス。
【請求項４】前記両側面板、背面板及び前面板の端縁
に補強フレームを嵌合するとともに、これらの板材の面
内の適宜位置に補強板を配置したことを特徴とする請求
項１ないし３記載の折畳み式コンテナボックス。