JP6308420B2 - 折り畳み自在保冷保温箱体 - Google Patents
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Description
本発明は、外装袋の一方の面および他方の面のうち、天面パネルといずれか一つの側面パネルとの間の稜線および側面パネル間の稜線上に可撓性断熱材を設けたことを特徴とする折り畳み自在保冷保温箱体である。
本発明は、底面パネルは、真空断熱材と、追加断熱材と、これら真空断熱材および追加断熱材を挟持する一対の保護材とを有することを特徴とする折り畳み自在保冷保温箱体である。
以下、図面を参照して本発明による折り畳み自在保冷保温箱体について説明する。
ここで図1乃至図9は折り畳み自在保冷保温箱体10の第1の実施の形態を示す図である。
はじめに断熱材ユニット20の材料について述べる。断熱材ユニット20は上述のように、真空断熱材21と、追加断熱材22と、一対の保護材23とを有し、このうち真空断熱材21は芯材21aと、芯材21aを覆うガスバリア性の外被材21bとからなる。
すなわち真空断熱材21は外傷等で亀裂やしわ、貫通が生じやすく、単独で用いると特に物流過程で損傷しやすく、いったん外装が破壊されると真空度が低下して充分な断熱性を維持できない恐れがある。そこで本発明では保護材23により表裏を被覆することで真空断熱材21を保護することで繰り返し使用ができるようにしている。
東洋ユニコーン製「ダンプラ・エース」、
川上産業株式会社製「プラパール」、
養生材としては、例えば、
エムエフ株式会社製「Pボード」、
プラダンと発泡材の複合材としては、例えば、
エムエフ株式会社製「サンプライF」、等が挙げられる。
本実施形態における断熱材ユニット20は、必要に応じて輻射熱反射層20Aを設けることができる(図8(a)参照)。
次に外装袋25の材料について述べる。
外装袋25は柔軟な可撓性材料からなりPET・アルミ箔・ポリエチレンフォーム等、あるいはPET・アルミ箔・ペフ等で袋化したものを用いることができる。この場合、外装袋25として軟質の袋体を用いることで収納された断熱材ユニット20の擦過傷等を予防し、商品寿命を延長することができる。
次に可撓性断熱材30の材料について述べる。
可撓性断熱材30としては、電子線架橋ポリオレフィンフォーム、ポリエチレンフォーム、独立気泡を有するエラストマーのうちから選択された材料を用いることができる。とりわけ可撓性断熱材30としては、以下のものを用いることができる。
東レペフ加工株式会社製「ペフ」(架橋オレフィン樹脂)、6mm厚み・発泡倍率で熱伝導率 30倍で熱伝導率35mW/mK、
積水化学工業株式会社製「ソフトロンS」(ポリエチレンフォーム)、厚み3mmで熱伝導率34.5mW/mK、
日商エアロ(株)製「エアロフレックス」(独立気泡を有するエラストマー)、厚み3mmで熱伝導率38mW/mK、
等が用いられる。
可撓性断熱材30を外装袋25に以下のように接着剤を用いて接着することができる。
底面パネル16としては追加断熱材22と同様、一般的な発泡材料を用いることができる。
まず天面パネル11と、この天面パネル11に連結された側面パネル12、13、14、15を箱状に組立てる。次に側面パネル12、13、14、15に底面パネル16が可撓性断熱材からなる帯体30Aを介して連結される。
この場合、保冷保温箱体10の各々の稜線Rは、柔軟な可撓性外装体25からなるので、容易にかつ何回も折り曲げることができる。また保冷保温箱体10の各稜線Rは、可撓性断熱材30により覆われているため、各稜線R部分における断熱性を向上させることができる。
次に図5により第1の実施の形態の変形例について説明する。
図5に示す変形例は、天面パネル11内面に折り畳み自在の脚立を設けたものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。
次に折り畳み自在保冷保温箱体の第2の実施の形態について図10により説明する。
図10に示す第2の実施の形態において、図1乃至図9に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。底面には真空断熱材を含んでも良いが、箱体の大きさや内容物により適宜、選定する。
まず本発明の実施例として、図1乃至図3に示すように外装袋25の稜線R部分に可撓性断熱材30を取付けた保冷保温箱体10(幅1350mm×奥行き1350mm×高さ1350mm)を作製した。
保冷保温箱体10の底面パネル16に4℃の0.5kgの蓄熱剤を設け、天面パネル11より5cm下(測定点A)に第1接触式温度計を配置固定した。次に梱包した段ボール(底面からの高さq=50mm)を保冷保温箱体10内に静置した。更に、段ボールに接触しないように保冷保温箱体10内部の上下に蓄熱材各1kgを設置し、蓄熱材の近傍に保冷剤各5kgを配置して、保冷保温箱体の底面パネル16から50cm(測定点B)および底面パネル16から100cm(測定点C)の位置に各々第2接触式温度計および第3接触式温度計を配置して、各々の温度を測定した。なお保冷保温箱体10は35℃の恒温室に静置した。
10A 折り畳み自在保冷保温箱体
11 天面パネル
12、13、14、15 側面パネル
16 底面パネル
20 断熱材ユニット
21 真空断熱材
22 追加断熱材
23 保護材
25 外装袋
26 ポケット
30 可撓性断熱材
35 脚立
36 受け具
37 ピン
38 マジックハンド
39 帯状支持体
45 収納部
51、52、53、54、55、56 重ねしろ
Claims (11)
- 天面パネルと、
4つの側面パネルと、
底面パネルとを備えた直方体又は立方体の折り畳み自在保冷保温容器において、
少なくとも天面パネルおよび4つの側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性パネルを有し、天面パネルと側面パネルとの間の稜線および側面パネル間の稜線は可撓性断熱材により覆われ、
少なくとも天面パネルおよび4つの側面パネルは、天面パネルおよび各側面パネルに対応する複数のポケットを有する外装袋と、各ポケット内に収納される断熱材ユニットとを有し、
外装袋のうち、天面パネルといずれか一つの側面パネルとの間の稜線および側面パネル間の稜線上に可撓性断熱材を設けたことを特徴とする折り畳み自在保冷保温箱体。 - 外装袋の一方の面および他方の面の双方の面であって、天面パネルといずれか一つの側面パネルとの間の稜線および側面パネル間の稜線上に可撓性断熱材を設けたことを特徴とする請求項1記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
- 天面パネルと、
4つの側面パネルと、
底面パネルとを備えた直方体又は立方体の折り畳み自在保冷保温容器において、
少なくとも天面パネルおよび4つの側面パネルは、真空断熱材を含む断熱性パネルを有し、天面パネルと側面パネルとの間の稜線および側面パネル間の稜線は可撓性断熱材により覆われ、
少なくとも天面パネルおよび4つの側面パネルは、天面パネルおよび各側面パネルに対応する複数のポケットを有する外装袋と、各ポケット内に収納される断熱材ユニットとを有し、
外装袋は、可撓性断熱材を有することを特徴とする折り畳み自在保冷保温箱体。 - 各断熱材ユニットは真空断熱材と、真空断熱材上に積層された保護材とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
- 可撓性断熱材は、電子線架橋ポリオレフィンフォーム、ポリエチレンフォーム、独立気泡を有するエラストマーのうちから選定した断熱材であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
- 底面パネルは、発泡断熱材を含む断熱性パネルからなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
- 底面パネルは、真空断熱材と、追加断熱材と、これら真空断熱材および追加断熱材を挟持する一対の保護材とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
- 可撓性断熱材は複数の層構成を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
- 可撓性断熱材は、対応するパネルに面ファスナーによる係止、またはホットメルト接着により固着されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
- 保冷保温用箱体内に、蓄熱材または蓄冷材を収容できる収容部を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
- 天面パネルを支持する天面パネル支持機構を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか記載の折り畳み自在保冷保温箱体。
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