JP2006056600A - 断熱複合容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器の材料に合成樹脂を使用することなく、断熱性、耐水性およびリサイクル性に優れた断熱容器を提供する。
【解決手段】物品収納用のパルプモールド製の内箱1と断熱用のダンボールシート製の外箱2とを備え、内箱1は箱本体11と同箱本体11の上部開口に嵌合する蓋体12とから構成され、外箱2は胴枠21と底板22と天板23とから構成され、内箱1が外箱2内に収容された状態で内箱1と外箱2とが厚紙製の外装箱3に収容された断熱複合容器である。ダンボールシート製の外箱2にパルプモールド製の内箱1を収容した複合容器であるので、従来の樹脂発泡体製の容器の占有体積が大きい、輸送や保管の効率が悪い、廃棄処理上の問題などの欠点を改善するとともに、従来の紙製の容器の断熱性や耐水性に劣るという問題点を解消することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、食材や食品などを運搬、保管する際に使用する断熱容器に関する。
果物、野菜、肉、魚介類などの生鮮食料品、牛乳、ヨーグルトなどの乳飲料、その他加工食品などの輸送、保管にあたっては、商品の鮮度を維持し、品質の劣化を防止するために、商品を低温状態に保持する必要があり、そのための容器として保冷容器が使用されている。とくに近年、いわゆる宅配便と称する配達方式が普及して、冷蔵商品や冷凍商品の宅配が広範囲に利用されており、この宅配便に適した専用の保冷容器も種々提案されている。この種の保冷容器として従来、発泡スチロールなどの樹脂発泡体で形成された容器本体と蓋体を備えた容器が広く用いられている。
樹脂発泡体製の容器は軽量で保冷性に優れ、水分による容器の強度低下がなく、衛生的でもあるという利点がある。しかしその一方で、樹脂発泡体製の容器は容器自体の占有体積が大きく、輸送や保管の効率が悪く、また、使用後の廃棄処理にあたっても環境上の問題を有する。そこで最近は、合成樹脂を使用しない紙製の保冷容器が提案されている。
たとえば特許文献1には、紙製の外装箱とその内側に装備された内装箱とからなる二重箱であって、外装箱と内装箱はそれぞれ別のブランクシートから組み立てられ、外装箱と内装箱との間に所定間隔の隙間を形成する部材を内装箱に設けて、内外両箱の間に空気層を形成した紙製の保冷容器が開示され、特許文献2には、特許文献1の容器の改良型として、中芯の段高が8mm以上である両面ダンボールシートによって構成した紙製の保冷容器が開示されている。また特許文献3には、紙製蓋付き外箱と、それに内設する紙製内箱との間の全面に抄造成形体よりなるパッキング材を介在させた紙製の保冷容器が開示されている。また特許文献4には、板紙材にて上面を開口して形成された箱本体と、板紙材にて形成され、前記箱本体の開口上面縁部に嵌合する嵌合溝を内側面部に沿って設け、かつ前記箱本体に着脱可能に被嵌されてこの箱本体の開口上面を閉塞する蓋体と、この蓋体を前記箱本体に被嵌させた状態でこの蓋体および前記箱本体にて前記嵌合溝で挟持されてこの箱本体の開口上面を閉塞してこの箱本体の内部を気密に保つ軟質シートとを具備した紙製の保冷容器が開示されている。
特開2000−344227号公報 特開2003−137364号公報 特開2001−151282号公報 特開2003−192047号公報
このような紙製の保冷容器は、発泡スチロールなどの樹脂発泡体で形成された保冷容器の欠点であるところの、容器自体の占有体積が大きいこと、輸送や保管の効率が悪いこと、また、使用後の廃棄処理にあたっての環境上の問題があること、などを改善するものではあるが、紙製であることに起因する問題点も有している。
紙製容器の主たる材料はダンボールシートであるが、ダンボールシートは発泡スチロールほど多孔質でなく、また箱本体と蓋体との間で気密性を確保するのが難しいので発泡スチロールに比べると保冷性に劣る。また、ダンボールシートは耐水性に欠けるので、容器の内外面が結露したり収納物からの水分が洩れたりした場合は強度が低下して容器の形状を保ちにくくなる。防水加工や撥水加工を施したダンボールシートを使用することは可能であるが、ダンボールシートそのものが発泡スチロールよりも単価が高いのに加えて、耐水処理を施すと材料コストがさらに高くなる。
このような紙製容器の問題点は保冷容器の場合に限らず、保温容器の場合も同様である。そこで本発明においては、容器の材料に合成樹脂を使用することなく、断熱性、耐水性およびリサイクル性に優れた断熱容器を提供することを目的とする。
本発明の断熱複合容器は、物品収納用容器と断熱用箱体とを備えた断熱複合容器であって、前記物品収納用容器はパルプモールド製の容器本体と同容器本体の上部開口に嵌合する蓋体とから構成され、前記断熱用箱体はダンボールシート製の胴枠と底板と天板とから構成され、前記物品収納用容器が前記断熱用箱体内に収容されていることを特徴とする。さらに、前記物品収納用容器が前記断熱用箱体内に収容された状態で、前記物品収納用容器と前記断熱用箱体とが厚紙製の外装箱に収容された断熱複合容器とすることもできる。
ここで、物品収納用容器の容器本体を、収納物の外形に対応した形状に成形しておくことが望ましい。収納物が不定形の食材や食品の場合は、通常は袋状容器入りやカップ状容器入り、あるいは瓶詰、缶詰などのかたちで流通している。袋状容器入りの物品に対して本発明の断熱複合容器を用いる場合には、その物品が収納できる程度の容積があれば容器本体の形状はとくに限定されないが、カップ状容器入りや瓶詰、缶詰などに対しては、その物品の形状に対応した形状に成形した容器本体を用いるほうがよい。たとえばアイスクリーム入りカップ状容器に対応した複数個のカップ状凹部を形成した容器本体を用いると、それぞれのカップ状容器がきっちりと整列して見栄えもよく、互いにぶつかり合うこともなく、運搬、保管時にも安心して取り扱うことができる。
また、断熱用箱体に複数個の物品収納用容器を収容してもよい。この場合、複数個の物品収納用容器は同じ形状のものでもよく、異なる形状のものでもよい。たとえば、四角形のボックス状と丸形のカップ状の成形容器を2個用いて、異なる物品を詰め合わせるようにすることができる。また、物品収納用容器を入れ子式の多重構造にして、最内側の容器に物品収納用の空間を形成するようにすれば、断熱性が格段に向上する。
また、物品収納用容器の容器本体には断熱性の点から、底面に波形や溝形などの凹凸を設けることが望ましい。底面に凹凸を設けることにより、物品収納用容器を箱体に収容したときに物品収納用容器の底面と断熱用箱体の底板との間に空気層が形成されるので、物品収納用容器と断熱用箱体との間の断熱性が良くなる。また、物品収納用容器に物品を収納するにあたって容器本体内部の底面上に敷板を敷けば、敷板と底面との間に空気層が形成されて物品と容器本体との間の断熱性が良くなる。また、物品収納用容器の蓋体には、容器本体の上部開口に嵌合する垂下部を周縁に形成させることが望ましい。この蓋体を容器本体の上部開口から落とし込むようにして蓋をすることにより、容器本体と蓋体との気密性が高くなり、物品収納用容器内の冷気または暖気が逃げにくくなる。
物品収納用容器の容器本体と蓋体はパルプモールド製とするが、その原材料としては、古紙パルプを使用するよりも、葦、バガス、ケナフ、竹、コットンなどを主原料とする非木材パルプを使用するのが望ましい。古紙パルプを原材料としたパルプモールド製品は耐水性が不十分な場合があり、かつ原料である古紙には印刷物が含まれているので、印刷インキを含む古紙パルプを原材料として食品収納用の容器に適用することは好ましくない。非木材パルプの原料のなかで、とくに葦やバガスは中国に大量に自生しており、葦やバガスを原料としたパルプモールド製品の製造技術も確立しており、安価に入手することができる。
断熱用箱体は、ダンボールシートを用いて公知の方法により製作することができる。断熱用箱体の形状は、底板と胴枠と天板を有する箱体であればとくに形状は問わないが、複合断熱容器の保管、流通時に外装箱を使用しない場合は、底板と胴枠と天板とが一体となったものが好ましく、保管、流通時に外装箱に収容して使用する場合は、底板と胴枠と天板とが別体であっても差し支えない。製作法の一例として、ブランクシートを折り曲げて底板と胴枠を製作し、胴枠の上に天板を配置して箱体とする。この場合、胴枠を製作するときに、ブランクシートを二重折りにしてその間に空気層を保つように形成することによって、物品収納用容器を断熱用箱体内に収容した際に、胴枠が内部の容器本体に接触する状態であっても、断熱用箱体そのものの断熱性が維持される。
本発明の断熱複合容器は、業者間の取引では、外装箱を使用しない形態、すなわち、物品を収納した物品収納用容器を断熱用箱体内に収容した状態で供用してもよいが、消費者に提供される段階では、物品収納用容器と断熱用箱体とをさらに外装箱に収容して供用することができる。外装箱は、物品収納用容器を収容した断熱用箱体を保持するためのもので、内形状は断熱用箱体の外形状に合わせた形状とする。外装箱はダンボールシートを含む厚紙で製作し、必要に応じて表装や収納物を表示する印刷などを施す。
本発明に係る断熱複合容器の主体は、ダンボールシート製の断熱用箱体にパルプモールド製の物品収納用容器を収容した複合容器であるので、従来の樹脂発泡体製の容器の占有体積が大きい、輸送や保管の効率が悪い、廃棄処理上の問題などの欠点を改善するとともに、従来の紙製の容器の断熱性や耐水性に劣るという問題点を解消することができる。とくに、物品収納用容器をパルプモールド製としたことで耐水性が向上し、物品収納用容器の内外面が結露したり収納物からの水分が洩れたりした場合でも水分が外側の断熱用箱体に滲出することがなく、また物品収納用容器自体の形状が崩れることもない。また、物品収納用容器をダンボールシート製の断熱用箱体に収容した二重箱構造としたことにより、断熱性も十分であり、保冷容器や保温容器として利用することができる。
図1〜図3は本発明の実施形態における断熱複合容器を示す図であり、図1は断熱複合容器の分解斜視図、図2は複合容器組み立ての後半の段階を示す図、図3は物品収納用容器と断熱用箱体の断面構造を示す縦断面図である。本実施形態の断熱複合容器は、生牡蠣の配送用保冷容器である。
複合容器10は、物品収納用容器(以下、内箱という)1と断熱用箱体(以下、外箱という)2と外装箱3とからなる。内箱1はパルプモールド製であり、このなかに生牡蠣入りの袋A(図3に仮想線で示す)が収納される。外箱2はダンボールシート製であり、内箱1がこのなかに収容される。外装箱3は厚紙製であり、内箱1が収容された状態の外箱2が収容される。
内箱1は、容器本体である箱本体11と蓋体12とからなり、全体形状は概略直方体形状で、葦を主原料とするパルプモールド製の収納用容器である。箱本体11の底面には図3の断面図に示すように波形の凹凸が形成されており、これにより箱本体11の底面と外箱2の底板22の間に空気層11aが形成される。箱本体11の上端は開口しており、周縁のフランジ11bの直下に蓋体12の垂下部12cが嵌合する段差部11cが形成されている。蓋体12には箱本体11のフランジ11bに対応するフランジ12bが形成され、その直下に垂下部12cが形成されている。蓋体12を箱本体11の開口に落とし込むことにより、内箱1は良好な気密性のもとで閉鎖される。また、蓋体12と外箱2の天板23の間に空気層12aが形成される。
本実施形態では、内箱1のなかにダンボールシート製の敷板4を敷いた状態で、敷板4の上に収納物体である生牡蠣入りの袋Aを載置する。敷板4を敷くことにより、箱本体11の凹凸を形成した底面と敷板4の間に空気層4aが形成されるので、生牡蠣入りの袋Aと箱本体11の底面の間の断熱性が高まる。敷板4の中央部の開口41は敷板4を箱本体11に出し入れするときの摘み用の孔であるが、生牡蠣入りの袋Aを載置した状態ではこの袋Aにより開口41は閉塞されるので、開口41により断熱性が低下することはない。
外箱2は、胴枠21と底板22と天板23とからなり、底板22と天板23を胴枠21の上下に配置したときの全体形状は概略直方体形状で、その内部に内箱1を収容して内箱1の断熱をはかるための断熱用箱体である。胴枠21は、ブランクシートを折り曲げ、組み立てて平面視が四角形の枠体とする。ここで断熱性を高めるために、図3の断面図に示すようにシートを折り曲げて、胴枠21の外壁と内壁の間に空気層21aが形成されるように二重壁構造とする。底板22と天板23は一枚板であるが、胴枠21と同様に折り曲げた二枚板としてもよい。
外装箱3は、内箱1を収容した外箱2の胴枠21と底板22と天板23とを保持するためのものであるから、外装箱3の内形状は外箱2の外形状に合わせた形状とする。外箱2の断熱性が十分にあれば外装箱3は通常の厚紙製で製作すればよい。複合容器10全体としての断熱性をさらに高めたいときは、外装箱3もダンボールシート製とすればよい。また、複合容器10としての美装性を高めるために外装箱3に表装や印刷を施してもよい。
以上の部材を用いた複合容器10の組み立てと生牡蠣の収納の手順について説明する。
(1)外箱2の胴枠21と外装箱3は予めブランクシートから組み立てておく。
(2)外装箱3の内部の底に外箱2の底板22を載置する。
(3)底板22の上に胴枠21を載置する(図2の(a)の状態)。
(4)胴枠21の内部に内箱1の箱本体11を挿入し、箱本体11のフランジ11bを胴枠21の上端面に係止する(図2の(b)の状態)。
(5)箱本体11の内部の底に敷板4を載置する。
(6)別途冷蔵していた生牡蠣入りの袋Aを敷板4の上に載置する。
(7)内箱1の蓋体12を箱本体11の開口に嵌合させ、箱本体11のフランジ11bと蓋体12のフランジ12bどうし、および箱本体11の段差部11cと蓋体12の垂下部12cどうしを密着させる(図2の(c)の状態)。
(8)蓋体12の上に外箱2の天板23を載置する(図2の(d)の状態)。
(9)外装箱3の両押さえ板31を内側に折り曲げ、蓋32を折り曲げて蓋先端部33を外装箱3と外箱2の隙間に押し込んで、複合容器10とする(図2の(e)の状態)。
このようにして包装された複合容器10は、生牡蠣の配送用保冷容器となる。この複合容器10においては、生牡蠣入りの袋Aと内箱1との間、内箱1と外箱2との間、外箱2の内部などに空気層が形成されているので、保冷性に優れている。また、内箱1はパルプモールド製であるので、耐水性に優れており、万一生牡蠣入りの袋Aから水が洩れるようなことがあったとしても、水が内箱1から外箱2のほうに滲出することはなく、外箱2および外装箱3が損傷することもない。また、内箱1の箱本体11と蓋体12の間の気密性が高く、内箱1内の冷気が逃げることもない。さらに、容器10には合成樹脂が用いられていないので、リサイクルも可能で、かつ使用後の廃棄に際しても環境上の問題が発生することがない。
なお、本実施形態では、消費者向けの販売用あるいは宅配用の保冷容器を想定しているので外装箱3を使用しているが、保管用あるいは展示用の場合は外装箱3を省略することができる。また、外箱2の胴枠21と底板22と天板23はそれぞれ別体となっているが、胴枠21と底板22とを、あるいは胴枠21と底板22と天板23とを一体として組み立ててもよい。
図4は物品収納用容器としての内箱を入れ子式の多重構造にした例を示す図であり、同図(a)は二重構造の内箱の分解斜視図、同図(b)は四重構造の内箱の縦断面図である。多重構造の内箱は、冷凍食品や冷菓などの高い断熱性能が要求される場合の内箱として使用するのに適している。
図4(a)の内箱50は、図1〜図3の内箱1と同様にパルプモールド製であり、図1〜図3の外箱2と同様なダンボールシート製の断熱用外箱(図示せず)に収容され、また必要に応じて外装箱に収容されて使用されるものであるが、図1〜図3の内箱1と異なる点は、内箱50が二重構造になっていることである。
内箱50は、第1の内箱51と第2の内箱52とが入れ子式になっており、第1の内箱51に物品が収納される。内箱51は、容器本体である箱本体511と蓋体512からなり、図1〜図3の内箱1と同様に全体形状は概略直方体形状で、箱本体511の底面には波形の凹凸が形成されている。箱本体511の上端は開口しており、蓋体512を箱本体511の開口に落とし込むことにより、内箱51が良好な気密性のもとで閉鎖される点は、図1〜図3の内箱1と同様である。
内箱52は、内箱51とほぼ相似形で、容器本体である箱本体521と蓋体522とからなり、箱本体521の底面には波形の凹凸が形成されている。箱本体521の上端は開口しており、内箱51を箱本体521の開口に落とし込むことにより、内箱51が内箱52に収容される。内箱51の外形寸法を内箱52より若干小さくしておくと、内箱51を内箱52に収容したときに、内箱52と内箱51の間に空気層が形成されて断熱性が維持される。内箱51を収容した後に蓋体522を箱本体521の開口に落とし込むことにより、内箱51および内箱52が良好な気密性のもとで閉鎖される。
図4(b)の内箱60は、箱本体611と蓋体612とからなる第1の内箱61と、箱本体621と蓋体622とからなる第2の内箱62と、箱本体631と蓋体632とからなる第3の内箱63と、箱本体641と蓋体642とからなる第4の内箱64とが入れ子式の四重構造になっており、第1の内箱61に物品が収納される。内箱50と同様にパルプモールド製で、ダンボールシート製の断熱用外箱(図示せず)に収容され、また必要に応じて外装箱に収容されて使用される。それぞれの箱本体と蓋体の形状および役割は内箱50の場合と同様である。
本発明の断熱複合容器は、食材や食品などを運搬、保管する際に使用する断熱容器に利用することができ、とくに冷蔵商品や冷凍商品の配送に好適に利用することができる。
本発明の実施形態における断熱複合容器の分解斜視図である。 図1の容器の組み立ての後半の段階を示す図である。 内箱と外箱の断面構造を示す縦断面図である。 物品収納用容器を入れ子式の多重構造にした例を示す図である。
符号の説明
1 内箱
11 内箱の箱本体
11b 箱本体のフランジ
11c 箱本体の段差部
12 内箱の蓋体
12b 蓋体のフランジ
12c 蓋体の垂下部
2 外箱
21 外箱の胴枠
22 外箱の底板
23 底箱の天板
3 外装箱
31 外装箱の押さえ板
32 外装箱の蓋
33 外装箱の蓋先端部
4 敷板
41 敷板の開口
11a,12a,21a 空気層
A 生牡蠣入り袋
50 二重構造の内箱
51 第1の内箱
52 第2の内箱
511,521 箱本体
512,522 蓋体
60 四重構造の内箱
61〜64 第1〜第4の内箱
611,621,631,641 箱本体
612,622,632,642 蓋体

Claims (8)

  1. 物品収納用容器と断熱用箱体とを備えた断熱複合容器であって、前記物品収納用容器はパルプモールド製の容器本体と同容器本体の上部開口に嵌合する蓋体とから構成され、前記断熱用箱体はダンボールシート製の胴枠と底板と天板とから構成され、前記物品収納用容器が前記断熱用箱体内に収容されていることを特徴とする断熱複合容器。
  2. 物品収納用容器と断熱用箱体とを備えた断熱複合容器であって、前記物品収納用容器はパルプモールド製の容器本体と同容器本体の上部開口に嵌合する蓋体とから構成され、前記断熱用箱体はダンボールシート製の胴枠と底板と天板とから構成され、前記物品収納用容器が前記断熱用箱体内に収容された状態でさらに厚紙製の外装箱に収容されていることを特徴とする断熱複合容器。
  3. 前記物品収納用容器の容器本体が収納物の外形に対応した形状に成形されている請求項1または2記載の断熱複合容器。
  4. 前記物品収納用容器が断熱用箱体内に複数個収容されている請求項1または2記載の断熱複合容器。
  5. 前記物品収納用容器が入れ子式になっており、最内側の容器に物品収納用の空間が形成されている請求項1または2記載の断熱複合容器。
  6. 前記物品収納用容器の容器本体の底面に凹凸が設けられている請求項1または2記載の断熱複合容器。
  7. 前記物品収納用容器の蓋体の周縁に、容器本体の上部開口に嵌合する垂下部が形成された請求項1または2記載の断熱複合容器。
  8. 前記物品収納用容器のパルプモールドの原材料が、葦またはバガスを主原料とする非木材パルプである請求項1または2記載の断熱複合容器。
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