JP4556019B2 - 配送用保冷容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宅配便などで冷凍食品のような配送品を、ドライアイスと一緒に入れて保冷しながら配送する場合に使用される配送用保冷容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の配送用保冷容器は、軽量で断熱性に富む発泡スチロール製の箱本体に、同じ発泡スチロール製の板状蓋体を被せたものが一般的である。そして、この保冷容器に、配送品を所定の低温に保冷すべくドライアイスと一緒に収納し、たとえば輸送用車両に積載して宅配便などで目的地へ配送されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来、配送品を保冷容器に収納して遠隔地へ配送する場合は、通常、配送品の集配作業店や輸送中継店などで、輸送用車両から保冷容器の積替えや荷卸し作業が必要であり、その都度、外気などの常温下に曝されやすく、これによって、従来の配送用保冷容器では、届け先まで一定の保冷温度を確実に維持することが困難であるという課題があった。
【0004】
しかも、届け先が不在で持ち戻りの場合など、配送品を一時保管することが必要な場合には、輸送時間に保管時間を加えた長時間にわたり、一定の低温に保冷状態を維持する必要があるが、そのためには、随時、容器本体を開放してドライアイスを補給しなければならない。これでは、ドライアイスの使用量が増大し、その補給作業も面倒であるという問題があり、しかも、蓋体を開けるたびに冷気が逃げるため、鮮度保持の点でも問題がある。また、ドライアイスの補給時に、配送品にも手が触れやすく、それが食材などの場合に不衛生であるという問題もある。さらには、容器本体内で配送品をドライアイスと一緒に収納して直接冷却するため、ドライアイスが接触する箇所と接触しない箇所とで商品の配送品に冷却ムラを生じたりして商品価値が低下するなどの弊害が発生するという課題もあった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、従来課題であった上述のような諸問題を解消し、長時間にわたり継続して所定の保冷温度を確実に維持する配送用保冷容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、いずれも断熱材からなる上方を開放した箱形の容器本体1と該容器本体1に被せる蓋体2とで構成され、配送品CをドライアイスDで保冷しながら収納する配送用保冷容器A3において、前記容器本体には、上端面の内縁に沿って凸条の係合リブを設ける一方、前記蓋体2は、枠板状の蓋本体3と上蓋4および下蓋5の3つに着脱自在に分割して構成し、前記蓋本体3には、上端面および下端面の内縁に沿ってそれぞれ凸条の係合リブ3a・3bを設けると共に、内壁面の下縁に沿って上下に凸条の押えリブと蓋受けリブ3dとを間隔をあけて設け、前記上蓋4には、下面端縁に凸条の係合リブ4aを設け、前記下蓋5を、前記蓋受けリブ3dの上に前記押えリブとの間で挟んで載置し、前記上蓋4を、その係合リブ4aを前記蓋本体3の上端面の係合リブ3aに係合して該蓋本体3上に被せることにより、内部に前記下蓋5の上に乗せて収納する前記ドライアイスDの周りに冷気が充満する空間のあいた冷気供給室Sが形成される持ち運び可能な箱形に組み立ててなる一方、前記蓋本体3の下端面の係合リブ3bを前記容器本体1の上端面の係合リブ1aに係合して該容器本体1に対し着脱自在に組み付け、前記下蓋5は、蓄冷体で形成し、該蓄冷体5に、前記冷気供給室S内の冷気を前記容器本体1側へ送給する通気用の開口6を設けて構成する一方、前記容器本体1の内壁面1bには、蓄冷体10を間に挟んでアルミニウム製の熱伝導板11を組み付け、該熱伝導板11の上端部に互いに対向する向きに屈曲した折曲げ板部11aを形成し、前記容器本体1に前記蓋体2を被せたとき、前記下蓋5の下面と前記折曲げ板部11aとが接触する構造にしてなることを特徴とする。
【0008】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の配送用保冷容器において、たとえば以下に図面を用いて説明する実施の形態に示すとおり、樹脂製の断熱カバー15を開閉可能に被せて全体を覆ってなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明による配送用保冷容器の一例を示す縦断面図、図2はその分解斜視図、図3は容器本体と蓋体の2つに分割して示す斜視図、図4は全体の組立外観斜視図である。
【0011】
この例の配送用保冷容器は、全体を符号A1で示すとおり、容器本体1と蓋体2とからなる。そのうち容器本体1は、断熱材を材料として上方開放型の箱形状につくり、上端面の内縁に沿って凸条の係合リブ1aを形成してなる。断熱材としては、たとえば軽量で且つ安価な発泡材を用いる。各種発泡材の中でも、軽量且つ安価な点で、発泡スチロールなどでも良いが、耐磨耗性・耐衝撃性の点でも優れた発泡ポリプロピレンを使用することが望ましい。図示例では、たとえば発泡倍率45倍の発泡ポリプロピレンを材料として用い、長さ約360mm・幅約270mm・高さ約160mm・厚さ約30mmの四角い箱形に、容器本体1を作製する。
【0012】
一方、蓋体2は、蓋本体3と上蓋4および下蓋5の3つに分割した構成部品からなる。そのうちの蓋本体3および上蓋4は、容器本体1と同じ断熱材、たとえば上記発泡ポリプロピレンを用いて形成する一方、下蓋5は、特に蓄冷体で形成してなる。
【0013】
蓋本体3は、厚さ約30mmで矩形の枠板状につくり、上端面の内縁に沿って凸条の係合リブ3aを形成する一方、下端面の外縁に沿って凸条の係合リブ3bを形成してなる。また、内壁面3cには、その図中下縁に沿って凸条の蓋受けリブ3dを設けてなる。
【0014】
上蓋4は、厚さ約15mmの矩形平板状につくり、下面の端縁に、蓋本体3の係合リブ3aと対応する凸条の係合リブ4aを設けてなる。
【0015】
蓄冷体からなる下蓋5は、たとえば樹脂製の中空容器内に公知の液状蓄冷剤を封入したもので、蓋本体3の内寸に合わせた長さと幅サイズで、厚さ約35mmの矩形平板状に成形されている。そして、下蓋5には、特に、上記中空容器を成形して複数の貫通穴を設け、これらを通気用の開口6として形成してなる。なお、蓄冷体は、図示しないが、上記中空容器の外表面に多数の長溝を設けて表面凹凸形状に成形し、これにより、強度を高めると共に冷却効率を上げるように構成するとよい。
【0016】
そこで、蓋体2は、この下蓋5を蓋本体3の蓋受けリブ3d上に載置する一方、係合リブ3aに係合リブ4aを係合させて蓋本体3上に上蓋4を被せ、全体に箱状に組み立ててなる。そして、この箱形の蓋体2内に、ドライアイスDを下蓋5上に乗せて収納する冷気供給室Sを形成する。なお、蓋体2の蓋本体3には、蓄冷体の下蓋5が、持ち運び時に浮き上がってがたつくことを防止するために、押え用のリブ(図示省略)を、内壁面3cにおける蓋受けリブ3dの上側に設ける構成にするとよい。
【0017】
さて、上述した構成の配送用保冷容器A1を用いて、配送品C、例えば贈答用のアイスクリームなどを宅配便にて配送する場合は、上蓋4を開けてドライアイスDを下蓋5上に乗せ、冷気供給室S内に予め入れておく。一方、集荷先にて、配送品Cを容器本体1内に入れ、係合リブ1aに係合リブ3bを係合させて蓋体2を容器本体1に被せ、容器本体1を持って配送用保冷容器A1を運ぶ。そして、輸送用車両に積載し、たとえば集荷作業店から適宜中継店・配達作業店へと継送して遠隔の届け先へと配送品Cを配達する。
【0018】
このとき、配送用保冷容器A1では、配送品Cの集荷から配達までの輸送時間の間、ドライアイスDだけでなく、蓄冷体(下蓋)5から発生する冷気が、直接下方へ送給されると共に、図1中矢示する如く冷気供給室S内から通気用の開口6を通って下降し、容器本体1内へと送給される。しかも、その間、冷気供給室S内では、互いに接触したドライアイスDからその冷熱が蓄冷体5にも伝わって冷蓄能力が、随時高められている。したがって、配送用保冷容器A1では、配送途中の積替えや荷卸し作業時にたびたび常温下に曝されることがあっても、24時間以上の長時間にわたり継続して所定保冷温度、例えば−23℃或いはそれ以下の所定低温に維持される。
【0019】
また、仮に届け先不在のため持ち戻り、保冷必要期間が更に延長された場合であっても、そのまま所定の保冷温度を保持することができる。このように保冷必要期間が延長された結果、例外的にドライアイスDを補給する必要がある場合には、蓋体2の上蓋4を開けてドライアイスDを入れる。そのとき、容器本体1は開放されないため、冷気を逃がすことがなく、その結果、依然として所定の保冷温度は保持される。しかも、このドライアイス補給時に、配送品Cには手を触れなくて済み、衛生的である。
【0020】
なお、不用となった配送用保冷容器は、廃棄することなく、届け先にて回収し、配達作業店から所定の容器ストック施設を経て、所定の容器洗浄施設に集約し、そこで洗浄して後、再び新たな配送用保冷容器としてリユースするようにする。
【0021】
ところで、本発明は、上述した配送用保冷容器A1に代え、たとえば図5〜図に示すように、それぞれ異なる構成にすることができる。なお、以下に例示する他の配送用保冷容器において、上記配送用保冷容器A1と同様な構成部分については、それぞれ同一符号を付して説明する。
【0022】
まず、図5に示す配送用保冷容器Aは、容器本体1の内壁面1bに、蓄冷体10を間に挟んで、熱伝導性の極めて良好なアルミニウム板からなる熱伝導板11を組み付けてなる。蓄冷体10は、上述したと同様に樹脂製の中空容器内に液状蓄冷剤を封入したものであるが、これを薄箱板状に成形し、容器本体1内壁の左右側面および底面に沿うように断面コ形状に折り曲げて形成してなる。そして、この蓄冷体10を、容器本体1内壁の左右側面および底面に張り付け、該蓄冷体10の外表面に、同じく断面コ形状に曲げ成形した熱伝導板11を重合させて一体化させてなる。
【0023】
蓋体2は、上述したと同様に、枠板状の蓋本体3と、蓋本体3の上下に着脱自在に組み付ける上蓋4および下蓋5とで箱状に形成し、内部にドライアイスDを収納する冷気供給室Sを設ける構成にしてなる。
【0024】
なお、この例の配送用保冷容器Aでは、容器本体1側における熱伝導板11の上端部を、互いに対向する向きに屈曲させて折曲げ板部11aを形成し、容器本体1に蓋体2を被せたとき、下蓋5の熱伝導板と容器本体1側の熱伝導板11とが接触する構造にしてある。これにより、下蓋5側の冷気が容器本体1側の熱伝導板11へも伝わり、それだけ効率良く、容器本体1内の配送品Cを冷却できるようになっている。
【0025】
したがって、この配送用保冷容器A3では、配送品Cの集荷から配達までの輸送時間の間、ドライアイスDだけでなく、蓄冷体(下蓋)5から発生する冷気が、直接下方へ送給されると共に、図中矢印aで示す如く、冷気供給室S内から通気用の開口6を通って下降し、容器本体1内へと送給される。併せて、容器本体1内では、上方の冷気供給室Sから冷気が降り注がれると同時に、蓄冷体10から発生する冷気が、図中矢印bで示す如く、熱伝導板11を伝って三方から配送品Cに向けて送給される。したがって、配送用保冷容器A3においては、配送途中の積替えや荷卸し作業時にたびたび常温下に曝されることがあっても、24時間以上の長時間にわたり継続して所定保冷温度を、より一層確実に維持することができる。
【0026】
図5の配送用保冷容器A3では、容器本体1内壁における左右側面および底面の3面に蓄冷体10および熱伝導板11をそれぞれ設けた。しかし、本発明では、たとえば図に示すように、熱伝導板11を同じ3面に設ける一方、蓄冷体10は、底面にのみ設けるに留める構成にしてもよい。勿論、本発明では、配送用保冷容器A3の例において、蓄冷体10と熱伝導板11とを、それぞれ容器本体1の内壁面において何処に設けるか、その組み合わせは、保冷温度・保冷時間などの状況に応じて適宜選択的に考えられる。
【0027】
上述した配送用保冷容器は、たとえば図に示すような断熱カバー15を備え、該断熱カバー15を被せて全体を覆った構成にすることが、保冷上好ましい。図示例の断熱カバー15は、軟質な断熱性を有するポリエステル・塩化ビニール等の樹脂製で、箱形の容器形状に合わせて箱袋状につくられ、その角部にファスナー16を取り付けて開閉可能に形成してなる。また、図中正面カバー部15aには、上カバー部15bの止着用にマジックテープ(登録商標)17を貼り付けている。なお、図中符号18は、持ち運び用の取っ手である。したがって、図示例の配送用保冷容器では、断熱カバー15で覆って、外気を二重に遮断して配送することにより、所定の保冷温度を、更に一層長い時間にわたって確実に保持することができる。
【0028】
なお、以上の図示実施の形態では、いずれも外形が四角い箱状の配送用保冷容器を示して説明したが、本発明は、たとえば輸送対象の配送品に応じて、他の多角形の箱形や、円筒状の箱形など、そのほか各種の箱形状に形成する場合にも、当然適用することができる。さらに、本発明の配送用保冷容器には、配送用伝票などを貼り付けることがあるが、それら貼着材を剥がし易くするために、容器表面に一部シボ加工を施し、高さ1mm程度の突起を多数設ける構成にするとよい。
【0029】
【発明の効果】
上述のように構成した本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0030】
請求項1に記載の発明によれば、配送品の集荷から配達までの輸送時間の間、ドライアイスだけでなく蓄冷体の下蓋から発生する冷気が、直接下方へ送給されると共に、冷気供給室内から通気用の開口を通って下降し、容器本体内へと送給される構成であるため、配送途中の積替えや荷卸し作業時にたびたび常温下に曝されるようなことがあっても、長時間、継続して所定保冷温度を確実に維持することができる。その結果、たとえ届け先不在で持ち戻りによって保冷必要期間が延長される場合であっても、そのまま所定保冷温度を保持し続けることができる。
【0031】
また、冷気供給室内で蓄冷体の下蓋上にドライアイスを載せて直接接触させた構成であるため、ドライアイスの冷熱が蓄冷体にも伝わって蓄冷体の冷蓄能力が随時高められ、その結果、たとえドライアイスが昇華した後であっても、未だ有効に蓄冷体単独でその冷蓄能力が発揮され、依然、配送品の保冷効果を保持することができる。しかも、それだけドライアイスを不必要に使用することが避けられ、その使用量を大幅に削減することができる。
【0032】
更に、蓋体には、ドライアイスを収納する冷気供給室を形成してドライアイスと配送品とを隔離し、上方から送給する冷気で一律に容器本体内の配送品を保冷する構成であるため、従来の如くドライアイスが直接接触する箇所と接触しない箇所とで配送品に冷却ムラを生ずるなどの問題を起すことなく、均一に且つ適確に配送品を保冷することができる。
【0033】
加えて、配達時に保冷必要期間がたびたび延長された結果、例外的にドライアイスを補給する必要がある場合でも、そのときは、単に蓋体の上蓋を開けてドライアイスを投入するだけ済む構成であるため、それだけ面倒なくドライアイスを簡単に補給することができる。しかも、このドライアイスの補給時、容器本体は開放されないため、配送品を外気に曝すことが避けられ、また容器本体内から冷気を逃がすこともなく、その結果、そのまま所定保冷温度を保持することができる。また、ドライアイスの補給時には、食材のような配送品に手を触れなくて済むため、衛生面でも有利である。さらに、配達時、届け先で配送品を手渡すとき、ドライアイスに対する防護用に手袋をいちいち装着する必要なく、配送品を簡単に取り出せるという効果を得ることもできる。
【0034】
また、請求項1に記載の発明によれば、配送品の集荷から配達までの輸送時間の間、ドライアイスだけでなく蓄冷体の下蓋から発生する冷気が、直接下方へ送給されると共に、冷気供給室内から通気用の開口を通って下降し、容器本体1内へと送給されると同時に、容器本体内では、蓄冷体から発生する冷気が、熱伝導板を伝って配送品に向け送給される構成であるため、配送途中の積替えや荷卸し作業時にたびたび常温下に曝されることがあっても、さらに一層長時間にわたり継続して所定保冷温度を、より一層確実に維持することができる。
【0035】
しかも、請求項1に記載の発明によれば、容器本体に蓋体を被せたとき、蓋体の上記下蓋と容器本体内の熱伝導板とが一部接触する構造であることから、下蓋側の冷気が容器本体側の熱伝導板へも伝わり、それだけ効率良く、容器本体内の配送品を冷却して保冷効果を向上させることができる。
【0036】
請求項に記載の発明によれば、樹脂製の断熱カバーを備え、これを開閉可能に被せて全体を覆った構成にすることにより、配送時、外気を二重に遮断し、それだけ所定保冷温度を、更に一層長い時間にわたって確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による配送用保冷容器の第1例を示す縦断面図である。
【図2】 第1例の分解斜視図である。
【図3】 第1例の配送用保冷容器を容器本体と蓋体とに分割して示す斜視図である。
【図4】 第1例の組立外観斜視図である。
【図5】 本発明による配送用保冷容器の第2例を示す縦断面図である。
【図6】 本発明による配送用保冷容器の第例を示す縦断面図である。
【図7】 本発明による配送用保冷容器の第例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・20 容器本体
2・21 蓋体
3 蓋本体
3f 下蓋部
4・23 上蓋
5 下蓋(蓄冷体)
6 通気用の開口
10 蓄冷体
11・35 熱伝導板
11a 折曲げ板部
15 断熱カバー
A1・A3 配送用保冷容器
C 配送品
D ドライアイス
S 冷気供給室

Claims (2)

  1. いずれも断熱材からなる上方を開放した箱形の容器本体と該容器本体に被せる蓋体とで構成され、配送品をドライアイスで保冷しながら収納する配送用保冷容器において、
    前記容器本体には、上端面の内縁に沿って凸条の係合リブを設ける一方、
    前記蓋体は、
    枠板状の蓋本体と上蓋および下蓋の3つに着脱自在に分割して構成し、前記蓋本体には、上端面および下端面の内縁に沿ってそれぞれ凸条の係合リブを設けると共に、内壁面の下縁に沿って上下に凸条の押えリブと蓋受けリブとを間隔をあけて設け、前記上蓋には、下面端縁に凸条の係合リブを設け、前記下蓋を、前記蓋受けリブの上に前記押えリブとの間で挟んで載置し、前記上蓋を、その係合リブを前記蓋本体の上端面の係合リブに係合して該蓋本体上に被せることにより、内部に前記下蓋の上に乗せて収納する前記ドライアイスの周りに冷気が充満する空間のあいた冷気供給室が形成される持ち運び可能な箱形に組み立ててなる一方、前記蓋本体の下端面の係合リブを前記容器本体の上端面の係合リブに係合して該容器本体に対し着脱自在に組み付け、
    前記下蓋は、蓄冷体で形成し、該蓄冷体に、前記冷気供給室内の冷気を前記容器本体側へ送給する通気用の開口を設けて構成する一方、
    前記容器本体の内壁面には、蓄冷体を間に挟んでアルミニウム製の熱伝導板を組み付け、該熱伝導板の上端部に互いに対向する向きに屈曲した折曲げ板部を形成し、前記容器本体に前記蓋体を被せたとき、前記下蓋の下面と前記折曲げ板部とが接触する構造にしてなることを特徴とする、配送用保冷容器。
  2. 樹脂製の断熱カバーを開閉可能に被せて全体を覆ってなることを特徴とする、請求項1に記載の配送用保冷容器。
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