JPH0747069Y2 - オーブンレンジ - Google Patents

オーブンレンジ

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JPH0747069Y2
JPH0747069Y2 JP3067090U JP3067090U JPH0747069Y2 JP H0747069 Y2 JPH0747069 Y2 JP H0747069Y2 JP 3067090 U JP3067090 U JP 3067090U JP 3067090 U JP3067090 U JP 3067090U JP H0747069 Y2 JPH0747069 Y2 JP H0747069Y2
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rotary shaft
bread
heating
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rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、オーブン加熱機能、マイクロ波加熱機能に加
えて、食パンの製作機能も兼ね備えたオーブンレンジに
関する。
〈従来の技術〉 第5図乃至第10図はこの種の従来のオーブンレンジの種
々の運転状態を示し、第5図はマイクロ波加熱時の状態
を、第6図はオーブン加熱時の状態を、第7図は食パン
の生地こね時の状態を、第8図は食パンの生地の焼き上
げ時の状態を、第9図はパンケースの装着状態を、第10
図はターンテーブルの装着状態をそれぞれ示している。
第11図には上記従来のオーブンレンジの回路図が示され
ている。
第9,10図に明瞭に示されているように、加熱室1の底面
101の中央部に設けた穴101aより、支持板60に回転自在
に支持された回転シャフト6の先端が加熱室1内に突出
している。上記回転シャフト6の回りには、食パン製作
時にパンケース2を固定するための台としてのアングル
4が上記底面101上に固定されている。上記回転シャフ
ト6の下端部には大プーリー8が取り付けられる一方、
第5,7図に示すように、加熱室1の側方において底板10
に固定された撹はんモーター9の回転軸には小プーリー
11が取り付けられており、これら2つのプーリー8,11は
ベルト12によって連結されている。大プーリー8は撹は
んモーター9の回転を減速して回転シャフト6へと伝え
る。上記撹はんモーター9はパンケース2に取り付けら
れた撹はん羽根5を回転させるためのモーターである。
上記回転シャフト6を支持している支持板60は大プーリ
ー8を収納するケース部60aを有し、このケース部60aの
上端には、歯車13が回転シャフト6の回りに回転自在に
取り付けられている。この歯車13は、上記支持板60上の
ターンテーブルモーター15の回転軸に取り付けられた歯
車31に噛み合うことにより、ターンテーブルモーター15
の回転をターンテーブルプレート14に伝達するようにな
っている。
加熱室1の背部には第6図、第8図に示すようにヒータ
18、コンベクションモータ19、サーミスタ20、コンベク
ションファン21、およびこれらヒータ18、コンベクショ
ンモータ19、サーミスタ20、コンベクションファン21を
固定しかつ風の流れを整えるコンベクションファンダク
ト22が設けられている。
マイクロ波加熱または通常のオーブン加熱を行う場合の
上記オーブンレンジの状態は、第5,6,10図に示す通りで
ある。加熱室1の底面101の穴101aより回転シャフト6
の回りに回転可能に脚部が挿入されたターンテーブルプ
レート14は歯車13上に支持されている。そしてターンテ
ーブルプレート14の上には被加熱物16を載せたターンテ
ーブル17が載せられている。
この状態において、第11図に示すように、操作パネル33
上のマイクロ波加熱キー23が操作されると、このキー23
の操作を検知した加熱制御回路24はマイクロ波発生回路
駆動リレー25(以下、マイクロリレーと言う)を閉じ
て、高圧トランス26、高圧コンデンサ27、高圧ダイオー
ド28で構成される半波倍電圧回路に電源を供給してマグ
ネトロン29に高圧を印加して、マグネトロン29を高周波
で発振させる。マグネトロン29から発せられたマイクロ
波は、導波管30によって加熱室1に導かれ、ターンテー
ブル17上の被加熱物16の水分子を振動させて被加熱物16
を加熱する。このとき、加熱室1内の電界の強度が均一
ではないため、加熱制御回路24はターンテーブル駆動リ
レー32を閉じてターンテーブルモーター15に電源を供給
してターンテーブルモーター15の回転軸を回転させるこ
とで、ターンテーブルプレート14、ターンテーブル17と
共に被加熱物16を回転させ、これによってマイクロ波の
照射を均等化させて加熱むらを少なくするようにしてい
る。
また、操作パネル33上のオーブン加熱キー34が操作され
ると、通常のオーブン加熱が以下のようにして行なわれ
る。オーブン加熱キー34の操作を検知した加熱制御回路
24は制御信号によってヒーターリレー35およびコンベク
ションモーターリレー36を制御し、回路を閉じてヒータ
ー18へ電源を供給して発熱させると共に、コンベクショ
ンモータ19を回転させ、その回転軸に固定されたコンベ
クションファン21によってヒーター18で暖められた熱風
を加熱室1の後面の送風口37から噴き出し、加熱室1の
後面に同様に設けられた吸気口38から再び吸い込むこと
で加熱室1内を循環させている。
サーミスタ20は直列に接続された固定抵抗39と共に定電
圧電源40に接続され、ーミスタ20の両端の検出電圧V
1は、サーミスタ20の抵抗値R3と固定抵抗39の抵抗値R4
の分圧比に応じて変化し、サーミスタ20の抵抗値R3の減
少と共に減少する。加熱制御回路24はA/D変換器41およ
びインターフェース42を介して与えられる上記検出電圧
V1から熱風の温度を判断し、この判断結果に基づいて制
御信号を出力してヒーターリレー35を制御する。ヒータ
ーリレー35は制御信号に応答して回路を開閉して加熱室
1内の温度を被加熱物16の加熱に適した温度に保ってい
る。
しかしながら、オーブン加熱の熱源は加熱室1の後面に
位置するため前方に比べて後方が焼け易く、加熱むらが
起こり易いため、マイクロ波加熱時と同様に、被加熱室
16を載せたターンテーブル17をターンテーブルプレート
14に載せ、それを回転させることで均一な焼き上がりを
実現させている。
一方、食パンを作る場合には、オーブンレンジは第7,8,
9図に示した状態となる。つまり、ターンテーブルプレ
ート14ならびにターンテーブル17は取り外され、それに
代えて、パンケース2が樹脂製のケース台3を介して、
加熱室1の底面101に固定されたアングル4に取り付け
られる。このとき、撹はん羽根5は、第9図に明瞭に示
されるように、脚部がパンケース2とケース台3を突き
通すかたちで上記回転シャフト6の先端部に連結され
る。撹はん羽根5はパンケース2に回転自在に取り付け
られており、撹はん羽根5とパンケース2との間は両者
の間に設けられたパッキン7によって水漏れを防止する
構造になっている。
いま、第9図に示した状態にセットされたパンケース2
内に、小麦粉、イースト菌、水等の食パン用材料を入
れ、操作パネル33上の食パンキー43を押すと、オーブン
レンジは加熱室1内を発酵温度に保ってイースト菌の発
酵を促進すると共に、加熱制御回路24からの制御信号で
撹はんモーター駆動リレー44によって駆動電源を供給さ
れた撹はんモーター9が回転して、撹はん羽根5を回転
させて生地45がこね上げる。生地45がこね上がると、加
熱制御回路24からの制御信号でヒーター駆動リレー35に
よってヒーター18に駆動電源を供給してヒーター18を発
熱させると共に、コンベクションモータ駆動リレー36に
よってコンベクションモータ19を回転させて加熱室1内
に熱風を循環させて食パン46を焼きあげる構造になって
いる。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来のオーブンレンジは、食パン作
製時においては、パンケース2が回転するようになって
いないため、食パン46を焼き上げる際に熱源側に位置す
る面が他の面に比べて強く熱せられて、焼き色が均一に
ならないという欠点がある。
また、通常のオーブン加熱またはマイクロ波加熱の状態
から食パン作製状態にする場合、あるいはその逆の場合
において、ターンテーブル17ばかりかターンテーブルプ
レート14をも取り外したり、あるいはセットしなければ
ならないため、手間がかかり煩わしいという欠点があ
る。
そこで、本考案の目的は、食パンを均一な焼き色で焼き
上げることができ、しかも、ターンテーブルやパンケー
スの取り外しや装着に手間がかからず、取り扱いが簡単
なオーブンレンジを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本考案のオーブンレンジは、
撹はん羽根を連結する連結部を上端に有する一方、下部
を加熱室下側に有する回転シャフトと、上記回転シャフ
トの周囲に回転自在かつ昇降自在に設けられ、オーブン
加熱およびマイクロ波加熱時にはターンテーブルを、食
パン製作時にはパンケースを上面に固定する台と、上記
回転シャフトを昇降させる昇降手段と、上記回転シャフ
トに固定され、上記回転シャフトの昇降に伴って上記台
と回転シャフトを連結、分離するクラッチ部と、上記台
を上記回転シャフトと共に上記昇降手段で上昇させた状
態で上記クラッチ部で連結された台および回転シャフト
を一体に回転させる一方、上記台を上記回転シャフトと
共に上記昇降手段で下降させた状態で上記クラッチ部で
台から分離された回転シャフトのみを回転させる駆動手
段とを備えたことを特徴としている。
〈作用〉 通常のオーブン加熱およびマイクロ波加熱の場合には、
台上に直接ターンテーブルが固定される。そして昇降手
段により回転シャフトが上昇するとクラッチ部により回
転シャフトと台とが連結され、台は回転シャフトと共に
上昇し、回転可能な状態となる。そして、駆動手段によ
り、回転シャフトと台とは、連結された状態で、一体に
回転し、その結果、台上のターンテーブルが回転する。
また、食パンを作るときには、ターンテーブルのみが取
り外され、回転シャフトの上端に設けられた連結部に撹
はん羽根を連結した状態でパンケースがケース台等を介
して台上に固定される。このとき、もし台が上昇してい
て回転可能な状態にあるならば台は昇降手段によりシャ
フトと共に下降させられる。そして、この下降の最中に
クラッチ部による台と回転シャフトとの連結が解除され
る。その後、駆動手段により回転シャフトのみが回転さ
せられ、この回転により、回転シャフトの連結部に連結
された撹はん羽根が回転されられて、食パンの生地がこ
ね上げられる。
食パン生地がこね上がって、生地を焼き上げる段階で
は、上記オーブン加熱あるいはマイクロ波加熱の場合と
同様にして、パンケースを固定した台が回転シャフトと
共に上昇し、回転可能な状態となる。そして、クラッチ
部により連結された回転シャフトと台とは駆動手段によ
り一体に回転し、その結果、台上に固定されたパンケー
スも回転する。したがって、パンケースの全面が均等に
加熱され、出来上がった食パンは均一な焼き色を有す
る。
また、パンケースの回転と同時に、回転シャフトに連結
されている撹はん羽根もパンケースと同一速度、同一方
向に回転するので、撹はん羽根はパンケースに対して相
対的に静止していることになる。このため、食パン生地
を加熱するときにパンケースおよび撹はん羽根が回転し
ているにも拘わらず、出来上がった食パンの底面には空
洞ができない。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
以下に示す実施例は第5図から第11図に示した上記従来
のオーブンレンジの改良となるため、改良部分について
重点的に説明するものとし、上記従来のオーブンレンジ
と同様の部分については図示を省略すると共に、詳しい
説明を省略する。なお、以下の説明において、上記従来
のオーブンレンジの構成部分と同様の構成部分には、第
5図から第11図に用いた参照番号を用いて説明するもの
とする。
第1図は本考案の一実施例であるオーブンレンジの食パ
ンの生地こね状態を示す要部断面図、第2図は食パン焼
き上げ時の状態を示す要部断面図、第3図はオーブン加
熱及びマイクロ波加熱時のターンテーブルの設置状態を
示す要部断面図、第4図は本実施例のオーブンレンジの
回路図である。
第1,2,3図において、106は上端が加熱室1の底面101の
中央部に設けられた穴101aより加熱室1内に突出するよ
うに上記底面101下側に設けられた回転シャフト、104は
上記回転シャフト106の周囲に回転自在かつ昇降自在に
設けられ、パン作製時にはケース台103を介してパンケ
ース102を、またオーブン加熱またはマイクロ波加熱時
にはターンテーブル17を上面に固定するための台として
のアングルである。このアングル104は、上記従来のパ
ンケースアングル4とほぼ同様の形状を有するアングル
部104aを上部に、係合凹部115が下面に形成された歯車
部104bを下部に、そして筒状の胴部104cを上記アングル
部104aと歯車部104bとの間に備えている。
上記回転シャフト106のほぼ中央部には歯車113が固定さ
れており、この歯車113の上面には、上記アングル104の
歯車部104bに形成された係合凹部115に係合するクラッ
チ部としての係合突起114が形成されている。
さらに上記歯車113の下方には大プーリー108が固定され
ている。上記大プーリー108はベルト12を介して上記従
来のオーブンレンジと同様にして小プーリー11に連結さ
れている(第5,7図参照)。
加熱室1の底面101の下方には、上記従来のオーブンレ
ンジと同様に、ターンテーブルモータ15が支持板160の
上に設けられている。
上記回転シャフト106の下端には、カムモーター48によ
って軸49を介して回転させられる円板状のカム47が取り
付けられており、回転シャフト106はこのカム47によっ
て支持されると共にカム47の回転に従って昇降するよう
になっている。回転シャフト106の昇降に伴って大プー
リー108および歯車113も昇降する。第1図は回転シャフ
ト106が最下点に位置するときを、第2,3図は回転シャフ
ト106が最上点に位置するときを示している。
回転シャフト106が最下点に位置しているときには、第
1図に示すように、上記アングル104は、アングル部104
aが加熱室1の底面101上に支持されると共に、歯車部10
4bが回転シャフト106に固定された歯車13と所定距離だ
け離れて、ターンテーブルモータ15の回転軸に固定され
た歯車31に噛み合った状態となる。このとき、ターンテ
ーブルモーター15の回転軸はターンテーブルモーター15
内で多数の歯車の組み合わせで減速されているため、外
部からの力で回転させるためには大きな力が要り、結局
アングル104は加熱室1の底面101上に実質的に回転不能
で固定された状態になっている。
この状態から、カム47が回転して回転シャフト106が上
昇すると、まず歯車113の係合突起114がアングル104の
係合凹部114に係合し、これにより回転シャフト106とア
ングル104とが連結される。そして、さらに回転シャフ
ト106が上昇すると、アングル104は回転シャフト106と
一体に上昇する。
回転シャフト106が最上点にきたとき、第2,3図に示すよ
うに、ターンテーブルモータ15の歯車31と噛み合った状
態となる。このとき、アングル104のアングル部104aは
加熱室1の底面101より上方に浮き上がって、回転可能
な状態となっている。
第2,3図に示した状態から第1図に示した状態への移行
は、カム47が再び回転することによって、加熱室1の底
面101上に固定されるまでアングル104が回転シャフト10
6と共に下降し、その後、シャフト106のみがさらに下降
することによって行なわれる。
ところで、パンケース102には、従来同様に、このパン
ケース102と樹脂製ケース台103を突き通すかたちで撹は
ん羽根105が回転自在に取り付けられ、この撹はん羽根1
05とパンケース102との間に設けられたパッキン107によ
って水漏れを防止する構造になっている。パンケース10
2がケース台103を介して上記アングル104に固定された
とき、撹はん羽根105の脚部は加熱室1内に突出した回
転シャフト106の先端部分に連結される。撹はん羽根105
の回転シャフト106との連結部分には、第1図に示すよ
うに、回転シャフト106の上方への移動の際、回転シャ
フト106に固定された歯車113がアングル104の歯車部104
bに接触するまでの間、回転シャフト106の先が撹はん羽
根105に当たらないで移動できるように、スペースが設
けられている。
マイクロ波加熱またはオーブン加熱を行う場合には、第
3図に示すように、アングル104のアングル104a上にタ
ーンテーブル17を直接載置する。
以下、第1図〜第4図を用いて、操作パネル33上のマイ
クロ波加熱キー23、オーブン加熱キー34、食パンキー43
がそれぞれ操作された場合の動きについて説明する。な
お、以下の説明において、マイクロ波加熱キー23または
オーブン加熱キー34が操作された場合のそれぞれの加熱
方法については上記従来のオーブンレンジと同様にして
行なわれるため、説明を省略する。
マイクロ波加熱キー23またはオーブン加熱キー34が操作
された場合、加熱制御回路24は回転シャフト106の位置
を検出して、回転シャフト106が最下点にある場合には
カムモーター制御信号を出力してカム駆動リレー50を駆
動する。そうしてカムモーター48に駆動電源を供給して
カムモーター48の回転軸49を回転させてカム47を回転さ
せることによって、上述の如く回転シャフト106および
アングル104を一体に上昇させて、第3図に示すよう
に、シャフト106に固定された歯車113をターンテーブル
モーター15の回転軸に固定された歯車31に噛み合わせ
る。その後、加熱制御回路24は制御信号によりターンテ
ーブル駆動リレー32を閉じてターンテーブルモーター15
に駆動電源を供給してターンテーブルモーター15の回転
軸を回転させる。この結果、歯車113と共に、この歯車1
13に連結されたアングル104が回転し、同時に、アング
ル104に固定されたターンテーブル17が回転する。
このように本実施例のオーブンレンジは、アングル104
自体が回転し、従来のターンテーブルプレートの役目を
果たしているので、従来のように別体のターンテーブル
プレート14(第10図参照)を使用する必要がなく、ター
ンテーブルプレートを装着したり取り外したりする手間
が省ける。
次に、小麦粉、イースト菌、水等の食パン用材料を入れ
たパンケース102をアングル104のアングル部104a上に固
定し、オーブンレンジの操作パネル33上の食パンキー43
を操作すると、次に説明するように撹はん羽根105が回
転して生地45をこね上げる。
食パンキー43が操作されると、加熱制御回路24は回転シ
ャフト106の位置を検出して回転シャフト106が最下点に
位置していない場合には、カムモーター制御信号を出力
する。この加熱制御回路24からのカムモーター制御信号
によってカム駆動リレー50が駆動され、これによりカム
モーター48は駆動電源を供給されて回転し、駆動軸49を
介してカム47を半回転させる。こうして回転シャフト10
6はアングル104と分離して下降し、第1図に示すよう
に、最下点に位置させられる。このとき、上述したよう
に、ターンテーブルモーター15の回転軸はターンテーブ
ルモーター15内で多数の歯車の組み合わせで減速されて
おり外部からの力で回転させるためには大きな力が要る
ため、アングル104の歯車部104bが歯車31と噛み合って
いるにも拘わらず、アングル104は実質的に加熱室1の
底面101上に回転不能に固定された状態となっている。
一方、加熱制御回路24の制御信号によって撹はんモータ
ー駆動リレー44から駆動電源を供給された撹はんモータ
ー9はその回転軸に取り付けられた小プーリー11にベル
ト12を介して連結された大プーリー108によって撹はん
モーター9の回転を減速して回転シャフト106に伝達す
る。これにより、回転シャフト106が回転し、回転シャ
フト106の先端部に連結された撹はん羽根105が回転し
て、生地45をこね上げるのである。
生地45がこね上がると、第2図に示すように、再び加熱
制御回路24からカムモーター制御信号が出力され、この
信号に応じてカム駆動リレー50に駆動電源を供給された
カムモーター48によりカム47が回転して、回転シャフト
106とアングル104とを両者が連結された状態で最上点ま
で押し上げ、回転シャフト106の歯車113とターンテーブ
ルモーター15の歯車31とを噛み合わせる。
続いて、加熱制御回路24からの制御信号によってターン
テーブル駆動リレー32を駆動し、ターンテーブルモータ
ー15に駆動電源を供給してターンテーブルモーター15の
回転軸を回転させることによって、回転シャフト106と
アングル104とを一体に回転させる。以上の方法でパン
ケース102を回転させつつ、オーブン運転時同様に加熱
制御回路24の制御信号によってヒーターリレー35および
コンベクションモーターリレー36を制御し、回路を閉じ
てヒーター18へ電源を供給して発熱させると共に、コン
ベクションモーター19を回転させ、その回転軸に固定さ
れたコンベクションファン21によってヒーター18で暖め
られた熱風を加熱室1の後面の送風口37から噴き出し、
加熱室1の後板に同様に設けられた吸気口38から再び吸
い込むことで加熱室1内を循環させて食パンを焼き上げ
る。
このように、本実施例によれば、食パンの焼き上げ時に
も、パンケース102がアングル104と共に回転するので、
送風口37から噴出する熱風はパンケース102の各面を均
等に加熱し、食パンの表面を均一な焦げ色に仕上げるこ
とができる。また、食パンの焼き上げ時、回転シャフト
106とアングル104とはアングル104に固定された歯車113
を介して一体に回転するので、パンケース102と撹はん
羽根105とが同一方向に等速度で回転することになり、
撹はん羽根105はパンケース102に対して相対的に静止し
た状態となる。したがって、撹はん羽根105がパンケー
ス102に対して相対的に回転する場合には形成される食
パンの底面での空洞の形成が防止され、形よく食パンを
焼き上げることができる。
なお、上記実施例では、回転シャフト106を昇降させる
昇降手段をカム47ならびに駆動軸49を介してカム47を回
転させるカムモーター48によって構成したが、これに限
るものではない。
また、上記実施例では、回転シャフト106をアングル104
と一体に回転させるときにはターンテーブルモーター15
を、シャフト106のみを回転させるときには撹はんモー
ター9を使用して、2つのモーターを使い分けたが、1
つのモーターのみで行ってもよい。
さらに、アングル104の形状や、シャフト106とアングル
104とを連結、分離するクラッチ部も上記係合突起114に
限るものではない。
〈考案の効果〉 以上の説明より明らかなように、本考案は昇降手段によ
って回転シャフトを昇降させて、クラッチ部を介して台
と回転シャフトを連結、分離するようにしている。した
がって、本考案によれば、パン生地をこねるとき、台と
回転シャフトとを分離して、回転シャフトでパン生地を
撹はんできる。また、食パンを焼き上げるときには、台
と回転シャフトを連結してパンケースを回転させて、パ
ンケースの全面を均等に加熱することができ、均一な焼
き色を有する食パンを得ることができ、しかも、パンケ
ースが回転している間は、回転シャフトに連結されてい
る撹はん羽根はパンケースに対して相対的に静止してい
ることになり、撹はん羽根が食パンの底面に空洞を作る
ことを防止して、変形のない食パンを作ることができ
る。
また、本考案によれば、オーブン加熱時およびマイクロ
波加熱時には上記台に直接ターンテーブルを固定して回
転させるようにしているので、従来ターンテーブルの装
着時に必要であったターンテーブルプレートが不要とな
る。したがって、食パンを作るときにはターンテーブル
ばかりかターンテーブルプレートをも取り除き、オーブ
ン加熱及びマイクロ波加熱時には再び装着するといった
手間が省け、取り扱いが簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるオーブンレンジの食パ
ンの生地こねの状態を示す要部断面図、第2図は食パン
の焼き上げ時の状態を示す要部断面図、第3図はオーブ
ン加熱及びマイクロ波加熱時のターンテーブルの設置状
態を示す要部断面図、第4図は上記オーブンレンジの回
路図、第5図は従来のオーブンレンジのマイクロ波加熱
の状態を示す断面図、第6図は上記従来例のオーブン加
熱の状態を示す断面図、第7図は上記従来例の食パンの
生地こねの状態を示す断面図、第8図は上記従来例の食
パンの生地の焼き上げ状態を示す断面図、第9図は上記
従来例のパンケースの装着状態を示す要部断面図、第10
図は上記従来例のターンテーブルの装着状態を示す要部
断面図、第11図は上記従来例の回路図である。 9…撹はんモーター、11…小プーリー、15…ターンテー
ブルモーター、18…ヒーター、19…コンベクションモー
ター、20…サーミスタ、21…コンベクションファン、23
…マイクロ波加熱キー、29…マグネトロン、31…歯車、
34…オーブン加熱キー、43…食パンキー、47…カム、48
…カムモーター、102…パンケース、103…ケース台、10
4…アングル、105…撹はん羽根、106…回転シャフト、1
08…大プーリー、113…歯車、114…係合突起、115…係
合凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撹はん羽根を連結する連結部を上端に有す
    る一方、下部を加熱室下側に有する回転シャフトと、 上記回転シャフトの周囲に回転自在かつ昇降自在に設け
    られ、オーブン加熱およびマイクロ波加熱時にはターン
    テーブルを、食パン製作時にはパンケースを上面に固定
    する台と、 上記回転シャフトを昇降させる昇降手段と、 上記回転シャフトに固定され、上記回転シャフトの昇降
    に伴って上記台と回転シャフトを連結、分離するクラッ
    チ部と、 上記台を上記回転シャフトと共に上記昇降手段で上昇さ
    せた状態で上記クラッチ部で連結された台および回転シ
    ャフトを一体に回転させる一方、上記台を上記回転シャ
    フトと共に上記昇降手段で下降させた状態で上記クラッ
    チ部で台から分離された回転シャフトのみを回転させる
    駆動手段とを備えたことを特徴とするオーブンレンジ。
JP3067090U 1990-03-26 1990-03-26 オーブンレンジ Expired - Fee Related JPH0747069Y2 (ja)

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WO2012042985A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 三洋電機株式会社 自動製パン器
WO2012056763A1 (ja) * 2010-10-25 2012-05-03 三洋電機株式会社 自動製パン器
JP5651574B2 (ja) * 2011-11-30 2015-01-14 日立アプライアンス株式会社 加熱調理器
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