JPH0746809Y2 - コントロールワイヤの連結機構 - Google Patents

コントロールワイヤの連結機構

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JPH0746809Y2
JPH0746809Y2 JP1988113054U JP11305488U JPH0746809Y2 JP H0746809 Y2 JPH0746809 Y2 JP H0746809Y2 JP 1988113054 U JP1988113054 U JP 1988113054U JP 11305488 U JP11305488 U JP 11305488U JP H0746809 Y2 JPH0746809 Y2 JP H0746809Y2
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JP
Japan
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wire
control
control wire
stopper
wire stopper
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JP1988113054U
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JPH0233919U (ja
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信也 尾花
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コントロールワイヤの連結機構に関する。
〔従来の技術〕
車両には、多くのコントロールワイヤが使用されてお
り、インジェクションポンプのガバナ装置にも、従来か
らコントロールワイヤが使用されている。そして、イン
ジェクションポンプの周囲はレイアウト的に狭く、又、
複雑であるため、コントロールワイヤを簡単且つ確実に
連結できるように様々な提案がなされている(実開昭57
-11235号公報又は同61-73035号公報参照)。
第4図は従来のインジェクションポンプに於けるコント
ロールワイヤの連結機構を示し、図に於て、符号1はイ
ンジェクションポンプの取付部材3に取り付けられたエ
ンジン回転数のコントロールレバーで、当該コントロー
ルレバー1には連結部材5を介してコントロールワイヤ
7が連結されている。
連結部材5は、第5図又は第6図に示すようにコントロ
ールレバー1に取り付く略扇状のプレート9と、段部11
が折曲形成されたプレート13とで構成されており、プレ
ート13の折曲片13aが上記プレート9に固着した構造と
なっている。そして、一方のプレート9には丸孔15が穿
設され、又、他方のプレート13には当該丸孔15に対応し
て鍵孔17が形成されている。
而して、従来、コントロールワイヤ7をコントロールレ
バー1に連結するには、第7図に示すように先ず、コン
トロールワイヤ7を鍵孔17の溝部17aに挿入し乍ら、コ
ントロールワイヤ7端部のワイヤストッパ7aを丸孔15及
び鍵孔17に係合し、次いで、当該ワイヤストッパ7aを回
転中心としてコントロールワイヤ7を矢印A方向に移動
し、これを段部11に沿わせることによってコントロール
ワイヤ7をコントロールレバー1に連結していた。
そして、上記コントロールワイヤ7の操作によってコン
トロールレバー1が第4図の如く取付部材3を回転中心
として矢印B,C方向へ回転し、インジェクションポンプ
が適宜コントロールされることとなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、上述の如き従来のコントロールワイヤの連結
機構では、インジェクションポンプ近傍に手を差し込
み、そして、手を添えてコントロールワイヤ7を溝部17
aに挿入し乍ら、ワイヤストッパ7aを鍵孔17及び丸孔15
に係合させてコントロールワイヤ7を段部11に沿わせる
ものであるため、インジェクションポンプ近傍の取付ス
ペースが狭いと、手が差し込み難く作業能率が悪いとい
った欠点があった。
又、インジェクションポンプ近傍の取付スペースが極端
に狭い場合には、従来、第8図に示すようにロッド19及
びクランク部材21からなりリンケージ23でコントロール
レバー1と連結部材5を繋いでいたが、斯かる構造は複
雑で部品点数が多く、コストも高くなる欠点があった。
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、狭いスペ
ースでのコントロールワイヤの連結が簡単且つ確実に行
なえ、然も、安価でコンパクトなコントロールワイヤの
連結機構を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するための本考案は、コントロールレ
バーにサブレバーの一端側を固着し、そのサブレバーの
他端側をU字状に折曲させた対峙する二枚のプレート部
にコントロールワイヤ端部のワイヤストッパが係合する
U字溝を形成し、その二枚のプレート部のU字溝の周縁
部にワイヤストッパをガイドし且つこれを保持するリテ
ーナスプリングを装着したコントロールワイヤの連結機
構であって、前記リナーナスプリングを、二枚のプレー
ト部の表面にそれぞれ当接する各湾曲部と、前記プレー
ト部の裏面側を各U字溝に沿って当接し且つワイヤスト
ッパの外径及びU字溝の幅よりも径がわずか大きく形成
された略C字状の保持部と、ワイヤストッパを保持部に
案内するテーパ状の導入部と、前記保持部と導入部との
間に形成されたワイヤストッパの脱落を防止するための
括れ部で構成してなることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、コントロールレバーにコントロールワ
イヤを連結するには、先ず、コントロールワイヤをプレ
ート部間に挿入し乍らワイヤストッパをリテーナスプリ
ングの括れ部に当接させ、そして、コントロールワイヤ
を引っ張れば、ワイヤストッパは括れ部を拡開させ乍ら
U字溝に係合し、拡開された括れ部はばね力で元の形状
に戻って、ワイヤストッパがU字溝から脱落するのを防
止してコントロールワイヤが簡単且つ確実に連結され
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。尚、上記上記従来例と同一要素は同一符号を以って
表示する。
第1図に於て、符号25はコントロールレバー1に固着さ
れたサブレバーで、当該サブレバー25は第2図に示すよ
うに短冊状のプレートを略S字状に折曲し、そして、そ
の一端側をコントロールレバー1に固着し、又、他端側
を更にコントロールレバー1と反対方向へU字状に折曲
した構造となっており、U字状に折曲して対峙するプレ
ート部25a,25bには、コントロールワイヤ7端部のワイ
ヤストッパ7aが係合するU字溝27,29が形成されてい
る。そして、上記プレート部25a,25bの各U字溝27,29の
周縁部には、当該U字溝27,29に係合させるワイヤスト
ッパ7aをガイドし且つこれを保持するリテーナスプリン
グ31が装着されている。
リテーナスプリング31は、第3図に示すようにプレート
部25a又はプレート部25bの表面に当接する湾曲部31a
と、プレート部25a,25bの裏面側をU字溝27,29に沿って
当接し、且つ上記ワイヤストッパ7aの外径及びU字溝2
7,29の幅よりも若干径が大きく形成された略C字状の保
持部31bと、そして、ワイヤストッパ7aを当該保持部31b
に案内するテーパ状の導入部31cが形成されており、更
に、上記保持部31bと導入部31cとの間には、U字溝27,2
9に係合したワイヤストッパ7aの脱落を防止するための
括れ部31dが形成された構造となっている。
又、各プレート部25a,25bには、上記リテーナスプリン
グ31の端部を挿入する取付孔33が穿設されており、リテ
ーナスプリング31の端部を各取付孔33に挿入し、そし
て、プレート部25a及びプレート部25bの表面に湾曲部31
aを当接し、且つ各U字溝27,29に沿って保持部31bをプ
レート部25a,25bの裏面側に当接させることによって、
リテーナスプリング31がプレート部25a,25bに装着され
ることとなる。
本実施例はこのように構成されているから、コントロー
ルレバー1にコントロールワイヤ7を連結するには、第
1図の二点鎖線で示すように、先ず、コントロールワイ
ヤ7をプレート部25a,25b間に挿入し乍らワイヤストッ
パ7aをインジェクションポンプ近傍に挿入し、ワイヤス
トッパ7aをリテーナスプリング31の導入部31cに当接さ
せる。そして、コントロールワイヤ7を矢印D方向へ引
っ張れば、ワイヤストッパ7aは導入部31cに案内され乍
ら括れ部31dに移動し、更に、コントロールワイヤ7を
引っ張れば、ワイヤストッパ7aは括れ部31dを拡開させ
乍ら保持部31bに嵌入し、U字溝27,29内に係合すること
となる。そして、拡開された括れ部31dはばね力で元の
形状に戻り、コントロールワイヤ7が弛んだ場合等にワ
イヤストッパ7aがU字溝27,29から脱落するのを防止す
る。
又、リテーナスプリング31の保持部31bはワイヤストッ
パ7aの外径及びU字溝27,29の幅よりも若干大きく形成
されているため、コントロールワイヤ7によってコント
ロールレバー1を作動させる場合には、ワイヤストッパ
7aがU字溝27,29の周壁に当たることによって、サブレ
バー25に力を加え、コントロールレバー1を作動させる
こととなる。
以上述べたように、本実施例によれば、従来の如く手を
インジェクションポンプ近傍に差し込んでコントロール
ワイヤをコントロールレバーに取り付ける必要がなくな
り、因って、コントロールワイヤをコントロールレバー
に簡単に、然も確実に連結することが可能となった。
又、本実施例によれば、第8図の如きリンケージを用い
る必要がなく、コントロールレバーの周囲は最小限コン
トロールレバーが揺動するだけのスペースがあればよい
ため、周囲の機器との間隔を小さくでき、その結果、こ
の連結機構を含む機器全体をコンパクトなものとするこ
とが可能となった。
尚、上記実施例は、リテーナスプリング31の導入部31b
をテーパ形状としたが、斯かる形状に限定されるもので
はなく、ワイヤストッパ7aを保持部31bに案内し得るも
のであれば、いかなる形状を採用してもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案は、コントロールレバーにサブ
レバーの一端側を固着し、そのサブレバーの他端側をU
字状に折曲させた対峙する二枚のプレート部にコントロ
ールワイヤ端部のワイヤストッパが係合するU字溝を形
成し、その二枚のプレート部のU字溝の周縁部にワイヤ
ストッパをガイドし且つこれを保持するリテーナスプリ
ングを装着したコントロールワイヤの連結機構であっ
て、前記リテーナスプリングを、二枚のプレート部の表
面にそれぞれ当接する各湾曲部と、前記プレート部の裏
面側を各U字溝に沿って当接し且つワイヤストッパの外
径及びU字溝の幅よりも径がわずかに大きく形成された
略C字状の保持部と、ワイヤストッパを保持部に案内す
るテーパ状の導入部と、前記保持部と導入部との間に形
成されたワイヤストッパの脱落を防止するための括れ部
で構成してなるものであるから、コントロールワイヤを
プレート部間に挿入し乍らワイヤストッパをリテーナス
プリングの括れ部に当接させ、そして、コントロールワ
イヤを引っ張れば、ワイヤストッパは括れ部を拡開させ
乍らU字溝に係合し、又、拡開された括れ部はばね力で
元の形状に戻って、ワイヤストッパがU字溝から脱落す
るのを防止することができる。
従って、本考案によれば、従来の如く手をインジェクシ
ョンポンプ近傍に差し込んでコントロールワイヤをコン
トロールレバーに取り付ける必要がなくなり、コントロ
ールワイヤをコントロールレバーに簡単に、然も確実に
連結することが可能となった。
又、本考案によれば、第8図の如きリンケージを用いる
必要がなく、コントロールレバーの周囲は最小限コント
ロールレバーが揺動するだけのスペースがあればよいた
め、周囲の機器との間隔を小さくでき、その結果、この
連結機構を含む機器全体をコンパクトなものとすること
可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るコントロールワイヤの
連結機構の平面図、第2図は第1図のコントロールワイ
ヤの連結機構の一部断面側面図、第3図は第1図のIII-
III線断面図、第4図は従来のコントロールワイヤの連
結機構の平面図、第5図は従来の連結部材の斜視図、第
6図は第4図の側面図、第7図は従来のコントロールワ
イヤの連結機構に於けるコントロールワイヤの取付説明
図、第8図は他の従来例の斜視図である。 1……コントロールレバー 7……コントロールワイヤ 7a……ワイヤストッパ 25……サブレバー 25a,25b……プレート部 27,29……U字溝 31……リテーナスプリング 31a……湾曲部 31b……保持部 31c……導入部 31d……括れ部 33……取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントロールレバーにサブレバーの一端側
    を固着し、そのサブレバーの他端側をU字状に折曲させ
    た対峙する二枚のプレート部にコントロールワイヤ端部
    のワイヤストッパが係合するU字溝を形成し、その二枚
    のプレート部のU字溝の周縁部にワイヤストッパをガイ
    ドし且つこれを保持するリテーナスプリングを装着した
    コントロールワイヤの連結機構であって、前記リナーナ
    スプリングを、二枚のプレート部の表面にそれぞれ当接
    する各湾曲部と、前記プレート部の裏面側を各U字溝に
    沿って当接し且つワイヤストッパの外径及びU字溝の幅
    よりも径がわずか大きく形成された略C字状の保持部
    と、ワイヤストッパを保持部に案内するテーパ状の導入
    部と、前記保持部と導入部との間に形成されたワイヤス
    トッパの脱落を防止するための括れ部で構成してなるこ
    とを特徴とするコントロールワイヤ連結機構。
JP1988113054U 1988-08-29 1988-08-29 コントロールワイヤの連結機構 Expired - Lifetime JPH0746809Y2 (ja)

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JPH0233919U JPH0233919U (ja) 1990-03-05
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