JPH0319625Y2 - - Google Patents

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JPH0319625Y2
JPH0319625Y2 JP1985098998U JP9899885U JPH0319625Y2 JP H0319625 Y2 JPH0319625 Y2 JP H0319625Y2 JP 1985098998 U JP1985098998 U JP 1985098998U JP 9899885 U JP9899885 U JP 9899885U JP H0319625 Y2 JPH0319625 Y2 JP H0319625Y2
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notch
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はテープレコーダなどのように機構部品
が過密に配設されている各種装置において、レバ
ーなどの機構部品に対してばねのフツク部を遊動
しないように掛けるばね掛け部の遊動防止機構に
関する。
〔従来技術ならびにその問題点〕
テープレコーダなどの各種機構装置には第8図
にて符号1で示すようなレバー が用いられてい
る。このレバー1には支持穴1aが穿設されてお
り、この支持穴1aが機構内の支持軸に回動自在
に支持されるようになつている。またレバー1の
側縁部には小穴1bが穿設されており、ばね2の
フツク部2aがこの小穴1bに掛けられている。
また、ばね2の他端のフツク部2bはシヤーシの
ばね固定用突起などに掛けられている。この種の
レバー1はソレノイドなどによつて駆動され、且
つばね2の弾性力によつて復帰動作するようにな
つている。
しかしながら、従来のこの種の機構では、ばね
2のフツク部2aが、小穴1bに対して単に掛け
られているだけである。したがつて、レバー1に
対してばね2を取り付けた状態では、第9図に示
すように、ばね2は小穴1bを中心として自由に
動くことができる。テープレコーダなどのように
機構部品が隣接して配置されている装置におい
て、レバー1とばね2とが一体化されたものを取
付ける際には、ばね2が周囲の他の部品に引つ掛
かることがある。あるいは、第10図に示すよう
に、ばね2が下向きの状態のままレバー1を支持
軸3に装着すると、ばね2の他端のフツク部2b
が支持軸3に引つ掛かつて、レバー1を支持軸3
に装着するのが困難になることもある。
テープレコーダなどのように機構部品が密に配
置されている装置に、上記構造のばね掛け部を採
用した場合には組立て作業性が低下することにな
る。特に自動機による自動組立てを行なう場合に
は、前述のようなばね2の遊動が作業性の大きな
障害になる。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、レバーなどの機構部品に取付けられ
たばねが遊動せずに、他の部品と干渉しないよう
になつて、組立て作業性が良好になるばね掛け部
の遊動防止機構を提供することを目的としてい
る。
〔考案の概要〕
本考案によるばね掛け部の遊動防止機構は、機
構部品のばね掛け部に突部とこの突部内を貫通す
る穴が形成されて、突部の端部には前記穴と連続
する切欠きが形成されており、ばねの端部に設け
られたフツク部が上記切欠きと穴に挿入されて掛
けられて成るものであり、ばねのフツク部が突部
の切欠きに規制されて遊動できなくなり、レバー
などの機構部品を他の隣接する部品間に装着する
ときに、ばねが他の部品と干渉しにくくなるよう
にしたものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の実施例を第1図〜第7図の図面に
よつて説明する。
第1図〜第5図は本考案によるばね掛け部の遊
動防止機構を示すものである。
このばね掛け部は、例えば第7図に示すテープ
レコーダの駆動装置におけるトリガーレバー11
と、これを付勢するばね12との連結部などに実
施されているものである。
このトリガーレバー11は軸13によつて回動
自在に支持されているものである(第7図参照)。
第3図(平面図)、第4図(側面図)、第5図(裏
面図)に示すように、トリガーレバー11の側端
には小穴11aが穿設されている。またトリガー
レバー11の裏面には、小穴11aの周囲から小
穴11aの軸方向へ延びる突部11bが形成され
ており、この突部11bに切欠き11cが形成さ
れている。この切欠き11cの幅wはばね12の
フツク部12aの線径よりもやや広く形成されて
いる。また切欠き11cの長さlは、小穴11a
に掛けられたばね12のフツク部12aがはみ出
さないだけの大きさを有している。
第2図に示すように、ばね12のフツク部12
aは小穴11aに掛けられるが、このときフツク
部12aは前記切欠き11cに挿入される状態と
なる。
このばね掛け部の構造では、ばね12のフツク
部12aが切欠き11cに規制されて第9図のよ
うな状態には遊動しなくなる。よつて組立て作業
の際にばね12が邪魔になつたり、ばね12が隣
接する他の部品に干渉することはなくなり、組立
て作業が簡単になる。また、フツク部12aは小
穴11aに挿入されるのでフツク部12aの突部
11bからの抜けが防止される。しかも、前記切
欠き11cは小穴11aに連続して形成されてい
るので、ばね12のトリガーレバー11への取付
けは、フツク部12aを前記切欠き11cおよび
小穴11aに同時に挿入するという簡単な作業を
行うだけで完了できるようになる。
次に、本考案によるばね掛け部の遊動防止機構
を実施した装置の一例としてテープレコーダの駆
動装置の一部を第6図と第7図によつて説明す
る。
この駆動装置には、切換ギヤ21が使用されて
いる。この切換ギヤ21の周囲の2個所には歯欠
損部21aと21bが形成されている。切換ギヤ
21はスプリングなどによつて第6図の時計方向
へ付勢されている。モータにて駆動される駆動ギ
ヤ22が歯欠損部21aあるいは21bに対向し
ているときには、駆動ギヤ22の回転力が切換ギ
ヤ21に伝達されず、切換ギヤ21は駆動されな
いが、この位置から切換ギヤ21がスプリングに
押されて時計方向へわずかに回転すると、その後
は駆動ギヤ22と切換ギヤ21が噛合つて切換ギ
ヤ21が駆動されるようになつている。
切換ギヤ21の表面には切換カム23が一体に
設けられており、この切換カム23はヘツドベー
ス24の押圧片24aに当接している。ヘツドベ
ース24には磁気ヘツド26が固設されており、
またヘツドベース24はスプリング25によつて
切換カム23に圧接する方向(B方向)へ付勢さ
れている。第6図はストツプ状態を示している。
この状態を始点として切換ギヤ21が時計方向へ
回転すると、切換カム23がヘツベース24をA
方向へ押圧し、駆動ギヤ22が歯欠損部1bに対
向する状態に至つた回転位置にて、磁気ヘツド2
6がテープ(図示せず)に圧接してプレイ状態と
なる。一方、第7図に示すように、切換ギヤ21
の裏面にはストツパ段差27aと27bが形成さ
れており、第6図のストツプ状態のときに、前記
トリガーレバー11の先端のピン14がストツパ
段差27aに対し前記ばね12の力によつて係止
されている。このとき、ソレノイド30を励磁さ
せると、ピン14がストツパ段差27aから離
れ、切換ギヤ21が回転する。そしてヘツドベー
ス24が切換カム23によつてプレイ位置に押さ
れる状態まで切換ギヤ21が回転する。そしてピ
ン14が他のストツパ段差27bに係止された状
態にて切換ギヤ21が停止するようになつてい
る。
なお、第1図〜第5図の実施例では、突部11
bが小穴11aの全周に形成されているが、他の
実施例として、小穴11aの側部に2個のピン状
あるいは凸片状の突部を形成し、この突部の間に
切欠き11cと同様なものを形成するようにして
もよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、機構部品に掛け
られるばねのフツク部が穴の側部の切欠きによつ
て規制されて遊動できなくなるので、機構部品を
装置内に取付ける際に、ばねが動いて邪魔になる
こともない。よつて機構部品の取付け作業が容易
になり、機構部品取付けの自動化もできるように
なる。また、フツク部は穴に挿入されるので、フ
ツク部の突部からの抜けが防止されるようにな
る。しかも、前記切欠きは前記穴に連続して形成
されているので、ばねのばね掛け部への取付け
は、フツク部を前記切欠きおよび穴に同時に挿入
するという簡単な動作を行うだけで完了できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の実施例を示すもので
あり、第1図は本考案によるばね掛け部の遊動防
止機構を示す斜視図、第2図はこのばね掛け部の
遊動防止機構にばねを取付けた状態を示す斜視
図、第3図はばね掛け部の遊動防止機構の平面
図、第4図はその側面図、第5図は第3図の裏面
図、第6図と第7図は本考案によるばね掛け部の
遊動防止機構を実施した装置の一例としてテープ
レコーダの駆動装置の一部を示す平面図、第8図
は従来のばね掛け部の遊動防止機構を示す斜視
図、第9図と第10図は従来技術の問題点を示す
説明図である。 11……機構部品(レバー)、11a……ばね
掛け用の穴、11b……突部、11c……切欠
き、12……ばね、12a……フツク部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機構部品のばね掛け部に突部とこの突部内を貫
    通する穴が形成されて、突部の端部には前記穴と
    連続する切欠きが形成されており、ばねの端部に
    設けられたフツク部が上記切欠きと穴に挿入され
    て掛けられて成るばね掛け部の遊動防止機構。
JP1985098998U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH0319625Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985098998U JPH0319625Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985098998U JPH0319625Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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Publication Number Publication Date
JPS628444U JPS628444U (ja) 1987-01-19
JPH0319625Y2 true JPH0319625Y2 (ja) 1991-04-25

Family

ID=30967474

Family Applications (1)

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JP1985098998U Expired JPH0319625Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740375U (ja) * 1980-08-15 1982-03-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5298059U (ja) * 1976-01-22 1977-07-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740375U (ja) * 1980-08-15 1982-03-04

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JPS628444U (ja) 1987-01-19

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