JPH0744620B2 - ファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法 - Google Patents

ファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法

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JPH0744620B2
JPH0744620B2 JP5156557A JP15655793A JPH0744620B2 JP H0744620 B2 JPH0744620 B2 JP H0744620B2 JP 5156557 A JP5156557 A JP 5156557A JP 15655793 A JP15655793 A JP 15655793A JP H0744620 B2 JPH0744620 B2 JP H0744620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置のリモ
ートメンテナンス方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ装置が故障した場
合やその保守点検、更には通信不良などの現象が生じた
場合には、保守サービス員が実際にそのファクシミリ装
置の設置場所に出向いているのが実状である。保守サー
ビス員は装置の状態確認、異常箇所の解析のために設置
場所に出向き、そこで各種の試験を行ないファクシミリ
装置の動作やランプ状態、信号観測などより異常の有無
を確認し、異常である場合には異常箇所や異常原因が究
明されるようになっているわけである。しかしながら、
異常箇所や、異常原因が究明されたとしても直ちに復旧
されるとは限らない。これは、予め異常箇所や異常原因
が知れていたり、予測し得た場合には速やかに復旧措置
が採れるが、それらを全く予測し得なかったり、不測な
事態に陥っている場合には、一旦保守サービス拠点に戻
って予備電子部品などを用意し、再び設置場所に出向か
なければならないからである。
【0003】このように、従来にあっては復旧に多くの
時間が要されるものとなっているが、定期保守点検とい
えども、その点検には多くの時間が要されるようになっ
ている。これはファクシミリ装置の多機能高度化、操作
の自動化に伴い、最近のファクシミリ装置はマイクロコ
ンピュータによって制御されつつあるからである。即
ち、機能はソフトウェアプログラム上に集約されて存在
するようになっており、したがって、保守サービス員と
しては、マイクロコンピュータのハードウェアのみなら
ず、ソフトウェアプログラムをも理解していなければな
らず、これがために熟練保守サービス員といえども、多
くの時間が要されるようになっているものである。
【0004】また、従来ファクシミリ装置内に障害が発
生した時その障害情報のみを記憶し、その内容例えば紙
切れ等を表示して操作者に知らせるものが提案されてい
る。
【0005】しかし、障害時のみにおける障害情報を記
憶し、表示するものにあっては、その表示内容から、そ
の通信異常表示が普遍的な障害に基づく通信異常なの
か、あるいは通常使用時には正常動作しているにもかか
わらず、ある特定条件の時のみ通信異常動作となる、い
わゆる一時的な通信異常なのかを把握することができ
ず、十分かつ適切なメンテナンスができない。
【0006】これらの点に鑑み、本出願人は先に特願昭
57−18128号に記載のように、各通信毎に相手N
o、開始日時、所要時間、枚数等の交信情報と自装置の
各部の動作状態、ファクシミリ通信の通信状態を示す通
信コードとを1通信1行で記録紙上に記録する方法を提
案している。この方法によれば、その記録表示内容より
自装置の異常の有無や、異常があった場合には、異常箇
所とその異常原因を知ることができ、また通信異常発生
の場合にはどこまでシーケンス動作が進んだか等が直ち
に知ることができることは勿論、通信異常を上記交信情
報と対応付けて表示しているので、保守サービス員はそ
の通信異常原因を正確にかつ迅速に知ることができる。
また、上述したような一時的な通信異常をも把握できる
ので、保守サービス員はファクシミリ利用者に適切なア
ドバイスを行なうことができ、更には交信情報を通信管
理レポートとしても利用できる等の特長がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
も含めその記録表示内容を直接保守サービスセンタ側で
は知り得ないという不具合がある。即ち、記録表示は自
装置の記録紙上にのみ行なわれているからである。した
がって、保守サービス員が記録表示内容を知るためには
実際に設置場所に出向くか、あるいは顧客よりその内容
を電話などで教示されるか、あるいは可能ならば記録出
力されたものを送信原稿として保守サービスセンタにフ
ァクシミリ電送してもらわなければならないが、何れに
しても保守サービス員や顧客を煩わすことになる。
【0008】また、従来、別に故障診断ループテストに
て回路動作が正常か異常かを判断し、該ループテスト結
果を予めループテスト用に決められた電送制御手順によ
り相手局に送信するものが提案されている。
【0009】しかし、このようにループテスト命令信号
が出された時のみに回路動作が正常か異常かの情報のみ
を送信するものにあっては、上記従来技術と同様にファ
クシミリ装置の特定条件での異常例えば周囲温度、湿
度、電源等の変化による動作異常また時刻、気象条件に
伴う回線品質変化等による通信異常更には特定の通信回
線の伝送損失、伝送制御手順の相違による通信異常等を
把握することはできず、よってこれらの異常に応じた適
切なメンテナンスを行なうことができない。
【0010】また、上記ループテストのための回路及び
ループテスト結果伝送系を必要とし、回路が複雑とな
る。また更にこれらループテストのための回路及び制御
系を設けているので、その分だけ故障率が高くなるばか
りか、このループテスト系の故障にはメンテナンス情報
を得られない。
【0011】本発明の目的は、これらを是正することに
あり、保守サービスセンタ側装置から公衆回線網を介し
て、所望の顧客ファクシミリ装置を呼出し、かつその後
保守サービスセンタ側装置の手順によりリモートメンテ
ナンス指示信号を発信することにより、該リモートメン
テナンス指示信号を受けた顧客ファクシミリ装置から該
装置の記憶部に記憶蓄積されている複数通信分の通信状
態情報をファクシミリ手順に従って公衆回線網を介して
容易に収集することができ、これによって適切なメンテ
ナンスを行なうことが可能なファクシミリ装置のリモー
トメンテナンス方法を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
は、公衆回線網に対して各々記憶部を有する複数台の顧
客ファクシミリ装置とファクシミリ手順に従って動作す
る保守サービスセンタ側装置とが接続されており、それ
ぞれの顧客ファクシミリ装置においては上記記憶部に、
自装置内における各部のシーケンス動作状態及び通信回
線状況等の通信状態を示す情報を含む各通信状態情報を
複数通信分を各通信ごとに各交信情報と対応を取って記
憶蓄積しておき、保守サービスセンタ側装置から上記公
衆回線網を介して該特定のファクシミリ装置を呼出した
後に上記発呼側の保守サービスセンタ側装置の手順によ
りリモートメンテナンス指示信号を送信し、該リモート
メンテナンス指示信号を受けた被呼側のファクシミリ装
置は記憶部に蓄積してある上記複数通信分の記憶情報を
上記公衆回線網を介して発呼側の上記保守サービスセン
タ側装置に各通信の交信情報とそれぞれ通信状態情報と
の対応を取って送信するようにしたものである。
【0013】
【作用】ファクシミリ装置間のファクシミリ通信の結果
情報つまり通信異常情報と正常な通信状態情報を含む通
信状態情報を複数通信分を各通信ごとに各交信情報と対
応を取って記憶し、該記憶情報を公衆回線網を介して取
り出す。
【0014】また、発呼側である保守サービスセンサ側
から被呼側の顧客ファクシミリ装置へのリモートメンテ
ナンス指示、及び該リモートメンテナンス指示を受けた
被呼側の顧客ファクシミリ装置から発呼側の上記保守サ
ービスセンタへの複数通信分の通信状態情報の送信をC
CITTのファクシミリ手順による情報送信時に行な
う。
【0015】また複数通信を各通信ごとに交信情報と通
信状態情報とを対応させて記憶し、その対応を取って送
信するこれらによって、ファクシミリ装置の固定的な動
作異常つまり条件に関係なく回復不可能な故障は勿論、
一時的な動作異常つまりある特定条件下でのみ通信異常
と見なせるもの、例えば、周囲温度、電源電圧等の変化
による偶発的な動作異常や特定の通信回線の伝送損失、
伝送制御手順の相違による通信異常等を把握することが
可能となり、顧客には何ら煩わすことなく保守サービス
員にとっても簡単な操作手順でメンテナンスを正確にし
かも適切に行なうことが可能となり、特別な伝送制御手
順による伝送制御回路等を用いる必要がなく、メンテナ
ンスに必要な通信情報を簡単な方法で収集することがで
き、また更に原稿読取用光源の光量ダウン(近い将来故
障原因となる)などの予知的異常も把握できる。また更
に準異常(準正常)つまり通信としては正常であるが伝
送誤り等による情報の劣化、伝送スピードのダウンなど
(ユーザへのサービスという面では問題となる)極め細
かなメンテナンス情報を得ることができ、これらによっ
て、メンテナンスを正確にしかも適切に行うことができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図1から図4により説明す
る。まず、図1により本発明に係るマイクロコンピュー
タ制御のファクシミリ装置の概要について説明すれば以
下の通りである。
【0017】即ち、マイクロコンピュータ制御のファク
シミリ装置においては、その制御機能は全てマイクロプ
ロセッサを含む制御部1に集中されるようになってい
る。制御部1では操作部7からの操作情報に基づき送信
動作、受信動作を開始すべく読取部2、記録部3、画処
理部4、変復調部5及び網(回線)制御部6を所定にシ
ーケンス制御しつつ、しかもそれら動作状態を監視しつ
つファクシミリ通信を行なうようになっているものであ
る。
【0018】マイクロコンピュータ制御ファクシミリ装
置は以上のようにしてなるが、図2はその制御部1の構
成をその一部周辺と共に示したものである。これによる
と、マイクロプロセッサ11はリードオンメモリ(RO
M)12内に格納されている制御プログラムを実行する
ことによって全体を制御するようになっており、ワーク
メモリとしてのランダムアクセスメモリ(RAM)13
にはまた各部の制御内容とその制御状態が記憶されるよ
うになっている。既述の各部はI/Oポート16を介し
て制御され、また、制御部1との間で各種データが授受
されるようになっている。ところで、本発明に係る制御
部1内には不揮発メモリ14及び花文字発生回路15が
具備されており、このうち、不揮発メモリ14はファク
シミリ通信中に装置内に異常が発生した場合やシーケン
ス動作が途中で停止した場合に、その際でのシーケンス
動作が如何なるシーケンスまで進んだか、また、各部に
対しては如何なる制御を実行し、また、そのときの状態
はどのようであったかなど、装置内のあらゆる情報を記
憶するようになっている。メモリとして不揮発性なもの
を用いるのは、これは、過去何回かのファクシミリ通信
に係る情報つまり複数通信の記憶情報を電源が投入され
なくても確実に記憶保持されるためである。
【0019】ここで、自装置内における各部分に対する
動作チェック、通信状態及び相手装置の状態のチェック
について極く簡単に説明すれば以下のようである。
【0020】例えば、ファクシミリ送信時にあっては、
ファクシミリ装置はオペレータにより起動され、これに
よりマイクロプロセッサ11からの制御によって所定の
リレーが動作するところとなるが、このリレーの動作チ
ェックはリレー接点状態に基づいて行なわれる。そのリ
レー接点状態はマイクロプロセッサ11に取り込まれリ
レーが果たして動作しているか否かが判定され、その判
定結果は不揮発メモリ14に記憶されるようになってい
るものである。その後、相手装置からの信号に対しては
信号が返送されるが、信号の返送時には変復調部5の状
態や応答もまたチェックされるようになっている。ま
た、ファクシミリ画情報送出時には読取部2が起動され
るが、読取部2からの、いわゆるビジー(BUSY)信
号を監視しつつ原稿の読取を行なうようにすれば、読取
が正常に行なわれているか否かが知れるものである。こ
のような事情はファクシミリ受信時においても同様であ
る。
【0021】次に通信状態などのチェックについて説明
すれば、そのチェックはファクシミリ手順が如何なる順
序で、何れの手順まで進んだかを記憶しておくことで十
分である。ファクシミリ通信は、いわゆるCCITT勧
告による手順に従って行なわれるが、例えば回線状態が
良好でない場合には、CCITT勧告に従いそれなりの
シーケンス動作が行なわれるようになっている。ファク
シミリ受信画にエラーが生じた場合も同様である。即
ち、通信状態の把握は、ファクシミリ手順が如何なる順
序で、何れの手順まで進んだかはファクシミリ装置自体
が知っていることから、ファクシミリ手順の順序を記憶
しておくことによって十分なものとなる。
【0022】次に、花文字発生回路15について説明す
れば、ここにいう花文字発生回路とは、コード化されて
いる情報を英字や数字、カナ文字などの文字パターンに
変換するためのものである。不揮発メモリに記憶されて
いるコード化把握情報を記録紙上に文字として記録する
場合は、コード化情報をファクシミリ画情報に変換する
ための花文字発生回路が必要となるわけである。花文字
発生回路15からは把握情報は1ライン対応の記録情報
として得られるわけである。把握情報を文字パターンに
変換することなく、そのままの形(ビットあるいはAS
CII)で相手装置に送信することも可能である。
【0023】本例でのファクシミリ装置においては、花
文字発生回路15からのライン対応の記録情報は切換ス
イッチ17によって自装置内の記録部3にも転送可とな
っており、しかして、前述した場合と同様な記録を行な
うことが可能となっている。しかし、通常はライン対応
の記録情報は適当に帯域圧縮された後、変復調部5を介
し相手装置としての保守サービスセンタ側ファクシミリ
装置に、高速モデム信号によるファクシミリ画情報とし
て送信されるところとなるものである。
【0024】保守サービスセンタ側ファクシミリ装置よ
り要求があった場合には、不揮発メモリ14に記憶され
ている各種把握情報からは、保守上必要とされる保守情
報のみがその全部、あるいはその一部として収集され、
これが花文字発生回路15、画処理部4、変復調部5を
介し保守サービスセンタ側ファクシミリ手順により送信
されるが、図3は顧客側ファクシミリ装置と保守サービ
スセンタ側ファクシミリ装置との接続態様を示したもの
である。顧客側、保守サービスセンタ側それぞれのファ
クシミリ装置22、23は公衆回線網21を介し接続可
とされるが、ファクシミリ装置23としては通常のもの
で十分である。ただ、保守情報収集用のスイッチ24が
設けられ、保守情報収集時には保守情報収集モード状態
におかれるようになっている。
【0025】さて、保守サービス側にてファクシミリ装
置22についての保守情報が必要となった場合、保守サ
ービス員によるダイヤル操作、あるいは自動ダイヤルに
よって公衆回線網を介してファクシミリ装置22が呼び
出されるようになっている。ファクシミリ装置22がこ
れに自動応答すると、図4に示すようにCED信号(C
CITT準拠の信号、以下に記す各種信号も同様)に引
き続いて、NFS.(CSI).DIS信号がファクシ
ミリ装置23に送出されるようになっている。一方、フ
ァクシミリ装置23ではCED信号が終了した時点でス
イッチ24が閉じられ、これによりファクシミリ装置2
3は保守情報収集用として動作を開始し、NFS信号に
本発明に係る機能情報が含まれているのを確認した後
は、保守情報を収集する旨のRMC信号をファクシミリ
装置22に送出するようになっている。これを受信した
ファクシミリ装置22ではファクシミリ送信時と同様な
手順でNSS信号、更には回線誤り率チェックのための
TCF信号をファクシミリ装置23に対し送出するが、
回線が良好な場合、ファクシミリ装置23からは受信可
能である旨を示すCFR信号がファクシミリ装置22に
対し返送されるようになっている。これによりファクシ
ミリ装置22ではマイクロプロセッサ11による制御下
に、不揮発メモリ14上の把握情報より収集された保守
情報が花文字発生回路15を介し画処理部4に読出され
るところとなるものである。画処理部4でその保守情報
は符号化圧縮された後、変復調部5を介しファクシミリ
送信信号であるMSG信号となって、ファクシミリ装置
23にファクシミリ画データとして送信されるわけであ
る。これによりファクシミリ装置23側では、必要最小
限とされた保守情報の受信記録が行なわれ、その記録表
示より保守サービス員は過去何回かに亘るファクシミリ
装置22によるファクシミリ通信状態や、その装置状態
を保守サービスセンタ側にて直接に、しかも容易に知れ
るものである。勿論、保守情報は花文字発生回路15を
介させることなく、コード化されている情報(キャラク
タ、ビット対応、ASCIIコード)の形で低速モデム
信号として送信することも可能である。さて、保守情報
の送信が終了すれば、ファクシミリ装置22は手順が終
了した旨のEOP信号を送出し、これに応答してファク
シミリ装置23はその旨を確認した旨のMCF信号をフ
ァクシミリ装置22に送出するが、これによりファクシ
ミリ装置22は回線切断命令であるDCN信号を送出す
るところとなるものである。なお、保守情報送信におい
ては、回線ノイズ等による誤りを考慮して、保守情報が
ファクシミリ画情報(高速モデム信号)として送信され
る場合には、これに誤り検出符号が付加された状態で保
守サービス側に送信されるようにしてもよい。保守情報
が低速モデム信号として送信される場合は、低速モデム
信号自体にそもそも誤り検出符号が付加されているの
で、それへの誤り検出符号の付加は不要となっている。
【0026】また、本発明のように、通信状態情報をし
かも複数の通信分を送信するものにあっては、ファクシ
ミリ装置の利用者では判断困難な上述した一時的な通信
異常等をも把握することが可能であり、これによって正
確かつ適切なメンテナンスを行なうことができる。
【0027】なお、保守情報はファクシミリ画情報(高
速モデム信号)、低速モデム信号の何れかを以って保守
サービス側に送信されれば十分とされるが、モデム信号
の種別如何問わず本例では表現上、保守情報はファクシ
ミリ送信情報として送信されるものとなっている。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、保
守サービスセンタ側から所望のファクシミリ装置の呼出
し及びリモートメンテナンス指示ができ、また該リモー
トメンテナンス指示を受けたファクシミリ装置の記憶部
から複数通信分の通信状態情報を取り出して保守サービ
スセンタ側に送信することができる。これによって、顧
客を煩わすことなく、しかも保守サービス員が顧客側に
出向くことなく保守サービス側にて顧客側ファクシミリ
装置の状態が容易に知れることから、例え状態不良だっ
たとしても速やかに適切なる復旧措置が採れ、また上記
複数通信分の通信状態情報から通信異常状態を正確に把
握でき、それにあった適切でかつ十分なメンテナンスが
行なえる効果を奏する。
【0029】即ち、ファクシミリ装置間のファクシミリ
通信の結果情報つまり通信異常情報と正常な通信状態情
報を含む通信状態情報を複数通信分を各通信ごとに各交
信情報と対応を取って記憶し、該記憶情報を公衆回線網
を介して取り出すことで、ファクシミリ装置の固定的な
動作異常つまり条件に関係なく回復不可能な故障は勿
論、一時的な動作異常つまりある特定条件下でのみ通信
異常と見なせるもの、例えば、周囲温度、電源電圧等の
変化による偶発的な動作異常や特定の通信回線の伝送損
失、伝送制御手順の相違による通信異常等を把握するこ
とが可能となり、顧客には何ら煩わすことなく保守サー
ビス員にとっても簡単な操作手順でメンテナンスを正確
にしかも適切に行なうことが可能である。
【0030】また、本発明によれば、発呼側である保守
サービスセンサ側から被呼側の顧客ファクシミリ装置へ
のリモートメンテナンス指示、及び該リモートメンテナ
ンス指示を受けた被呼側の顧客ファクシミリ装置から発
呼側の上記保守サービスセンタへの複数通信分の通信状
態情報の送信をCCITTのファクシミリ手順による情
報送信時に行なっているので、特別な伝送制御手順によ
る伝送制御回路等を用いる必要がなく、メンテナンスに
必要な通信情報を簡単な方法で収集することができる。
【0031】また複数通信を各通信ごとに交信情報と通
信状態情報とを対応させて記憶し、その対応を取って送
信することによって、原稿読取用光源の光量ダウン(近
い将来故障原因となる)などの予知的異常も把握でき
る。また更に準異常(準正常)つまり通信としては正常
であるが伝送誤り等による情報の劣化、伝送スピードの
ダウンなど(ユーザへのサービスという面では問題とな
る)極め細かなメンテナンス情報を得ることができ、こ
れらによって、メンテナンスを正確にしかも適切に行う
ことができる等の顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロコンピュータ制御ファク
シミリ装置の概要構成図。
【図2】図1の構成における制御部の構成を示す図。
【図3】顧客側ファクシミリ装置と保守サービスセンタ
側ファクシミリ装置との接続態様を示す図。
【図4】把握情報を送受信する場合でのファクシミリ手
順を示す図。
【符号の説明】
1…制御部、 4…画処理部、 11…マイクロプロセッサ、 14…不揮発メモリ、 15…花文字発生回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公衆回線網に対して各々記憶部を有する複
    数台の顧客ファクシミリ装置とファクシミリ手順に従っ
    て動作する保守サービスセンタ側装置とが接続されてお
    り、それぞれの顧客ファクシミリ装置においては上記記
    憶部に、自装置内における各部のシーケンス動作状態及
    び通信回線状況等の通信状態を示す情報を含む各通信状
    態情報を複数通信分を各通信ごとに各交信情報と対応を
    取って記憶蓄積しておき、保守サービスセンタ側装置か
    ら上記公衆回線網を介して該特定のファクシミリ装置を
    呼出した後に上記発呼側の保守サービスセンタ側装置の
    手順によりリモートメンテナンス指示信号を送信し、該
    リモートメンテナンス指示信号を受けた被呼側のファク
    シミリ装置は記憶部に蓄積してある上記複数通信分の記
    憶情報を上記公衆回線網を介して発呼側の上記保守サー
    ビスセンタ側装置に各通信の交信情報とそれぞれの通信
    状態情報との対応を取って送信し、上記顧客ファクシミ
    リ装置が上記リモートメンテナンス指示信号に応じて複
    数通信分の記憶情報を上記保守サービスセンタ側装置に
    送信し、上記保守サービスセンタ側装置が上記記憶情報
    の受信を終了した旨の信号を発信した後に上記公衆回線
    網の回線を遮断することを特徴とするファクシミリ装置
    のリモートメンテナンス方法。
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