JPH0743818Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH0743818Y2
JPH0743818Y2 JP1988070095U JP7009588U JPH0743818Y2 JP H0743818 Y2 JPH0743818 Y2 JP H0743818Y2 JP 1988070095 U JP1988070095 U JP 1988070095U JP 7009588 U JP7009588 U JP 7009588U JP H0743818 Y2 JPH0743818 Y2 JP H0743818Y2
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JP
Japan
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shield plate
pair
side wall
wall portions
cassette shell
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JP1988070095U
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JPH01174778U (ja
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耕 石川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシールド板を有するテープカセットに関する。
〔考案の概要〕
本考案はシールド板を有するテープカセットにおいて、
平面ほぼコ字状のシールド板の横方向の移動を規制する
側壁部又はシールド板の側面部の何れか一方に突起を設
けることにより、シールド板は側壁部により横方向に押
圧する状態で保持されてがた付きが防止されるようにし
たものである。
〔従来の技術〕
シールド板を備えたテープカセットはシールド板とカセ
ットシェルとの間に隙間を有する構造となっており、こ
の隙間の存在によってシールド板が揺動してがた付音を
発し、商品価値を低下させたり、またシールド板のがた
付きによる振動は変調ノイズの一因ともなって、音質に
悪影響を与える不具合がある。
このため従来、シールド板のがた付きを防止する手段が
各種考えられており、この手段の一例としてはカセット
シェルに対しシールド板を前後方向で抑えようとするも
ので、これは第4図に示すようにカセットシェル(1)
に一体に形成されたシールド板(2)を挿入支持する挿
入溝(3)の後側にガイドブロック(4)を設けて、こ
のガイドブロック(4)により挿入溝(3)に挿入した
シールド板(2)を後面側から抑えるようにしたもので
ある。
また、他例としてはカセットシェルに対しシールド板を
上下方向で抑えようとするもので、これは第5図に示す
ようにカセットシェル(1)に形成した挿入溝(3)に
挿入されたシールド板(2)の上下端縁をカセットシェ
ル(1)の内面、即ち、上下ハーフ(1a)と(1b)によ
り挟圧して抑えるようにしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で述べたもののうち前者のものはシールド板
(2)を挿入溝(3)に挿入した状態でガイドブロック
(4)により前方、即ち挿入溝(3)の前側へ押圧し、
厚み方向で抑えることになるのでシールド板(2)のカ
セットシェル(1)に対するがた付きが防止されるが、
挿入溝(3)とガイドブロック(4)との間隔寸法がカ
セットシェル(1)の寸法公差の累積により精度の点で
問題があり、その間隔寸法がシールド板(2)の厚みよ
り小の場合はシールド板(2)の組付けができなくなる
不具合がある。
また、後者においては、カセットシェル(1)の上下ハ
ーフ(1a),(1b)の肉厚寸法に変化を伴うためシール
ド板(2)を上下方向に挟持した状態で上下ハーフ(1
a),(1b)の付合せ端面間に隙間aが生じたり、内面
とシールド板(2)の端面間に隙間が生じることにな
り、寸法精度の点で問題が残ることになる。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところはカセットシェルとシールド
板との間の寸法上に多少の差があってもシールド板をが
た付くことなく確実に組付けることができるようにした
テープカセットを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案におけるテープカセ
ットは、磁気テープを巻装した一対のリールハブを収容
する収納部と、カセットシェル前面側開口部との間を区
画する区画壁から前方へ連続して設けられる一対の側壁
部を備え、中間平面部に対して両側に折曲側面部を有し
て断面ほぼコ字状に形成されたシールド板を、カセット
シェルの前面側にヘッドパッドと向かい合わせて配し、
上記一対の側壁部によって保持するように構成したテー
プカセットであって、一対の側壁部又はシールド板の両
折曲側面部の何れか一方に突起を設け、この突起を介し
てシールド板の両折曲側面部を中間平面部が撓むように
一対の側壁部によって外側から挟持するように構成した
ものである。
〔作用〕
シールド板はその両折曲側面部をカセットシェル側の両
側壁部の内側に対応させて突起を介して嵌合することに
より、中間平面部が後方へ凸曲状に撓む状態となって、
その反発力で両側面部が両側壁部に圧接されて、この両
側壁部により外側から挟持され、カセットシェルに対し
てがた付くことなく組付けられる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図及び第2図を参照して説
明するに、先ず第1図及び第2図を参照して一実施例を
説明する。
図において(11)はテープカセットの全体を示し、(1
2)はほぼ対称に形成される上下ハーフ(12a)と(12
b)を合体して成るカセットシェルで、この中に一対の
リールハブ(13a),(13b)間に巻装された磁気テープ
Tが収納されて前面開口部(12c)側にガイドローラ、
ガイドピン(14a),(14b)等によって形成されるテー
プパス部(12d)内を走行させる。
このテープパス部(12d)の中央部に前面開口部(12c)
に臨んでヘッドパッド(15)がリーフスプリング(16)
を介して係合支持され、このヘッドパッド(15)の内側
(後方側)に向かい合せてシールド板(17)が保持され
ている。
即ち、このシールド板(17)は中間平面部(17a)に対
して両側に折曲側面部(17a),(17b)を有する平面ほ
ぼコ字状に形成されて、この両側の折曲側面部(17
a),(17b)がカセットシェル(12)の上下ハーフ(12
a),(12b)に区画壁(18)から前方へ連続される外側
一対の側壁部(19a),(19b)とガイドピン(14a),
(14b)から後方へ連続される内側一対の側壁部(20
a),(20b)との間に嵌挿されて横方向の移動が規制さ
れるように保持される。
そして、本例においては外側一対の側壁部(19a),(1
9b)の内面側にシールド板(17)の折曲側面部(17
b),(17c)の外面側と対向する突起(19a1),(19
b1)を突設してあり、シールド板(17)の折曲側面部
(17b),(17c)を外側と内側の側壁部(19a),(19
b)と(20a),(20b)間に嵌挿することによりその、
折曲側面部(17b),(17c)の外面側が突起(19a1),
(19b1)に軽い圧接状態で当接するようになされてい
る。
即ち外側の側壁部(19a)と(19b)の突起(19a1)と
(19b1)の間隔D19とシールド板(17)の折曲側面部
(17b)と(17c)の外面側の間隔D17oとの関係をD19
≦D17oに設定することにより、シールド板(17)は外
側の側壁部(19a),(19b)間に軽い圧入状態で保持さ
れるようになされている。
この場合、前述した間隔D19とD17oがD19<D17oの関
係にあるときはシールド板(17)は折曲側面部(17
b),(17c)が内方へ押圧されることになるため、中間
平面部(17a)が後方へ若干凸曲状に撓む状態となって
その反撥力で折曲側面部(17b),(17c)が外側の側壁
部(19a),(19b)、即ち突起(19a1),(19b1)に弾
撥的に圧接される。
このようにして、シールド板(17)はカセットシェル
(12)に対してがた付くことなく保持される。
以上の実施例はカセットシェルの区画壁から前方へ連続
して設けられる一対の側壁部の内側に突起を突設し、シ
ールド板の折曲側面部を圧接させるようになされている
が、シールド板(17)の折曲側面部(17b),(17c)の
外面側に突起を突設して、カセットシェル(12)の外側
一対の側壁部(19a),(19b)の内面側に圧接させるよ
うに構成することもできる。
この場合も前述した実施例と同様にシールド板(17)は
カセットシェル(12)に対してがた付くことなく保持さ
れる。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案はこれ等の
実施例に限ることなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変更できるもので、例えばシールド板は折曲側面
部を有するものであればその形状に関係なく適用でき
る。
〔考案の効果〕 以上のように本考案によればシールド板はカセットシェ
ルに対して、中間平面部に生じる撓みに対する反発力に
より両折曲側面部が、区画壁から前方へ連続して設けら
れる一対の側壁部に突起を介して圧持され、この一対の
側壁部により圧入状態で挟持されるのでがた付きが防止
されて、このがた付きによる振動が引起す変調ノイズを
防ぐことができ、音質の向上に繋がることになり、また
テープカセットの取扱い時のがた付き音の発生がほとん
ど無くなることにより、商品価値が向上される。
しかも、テープカセットの組立てにおけるシールド板の
組付けにおいて圧入保持部に多少の寸法差があってもシ
ールド板を若干撓ませるだけで容易に組付けることがで
き、また別体のガイドブロック等の部材を使用する構造
のカセットシェルにおいてもシールド板のがた付きを防
止できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるテープカセットの一例の一部截断
した斜視図、第2図は第1図に示すテープカセットの要
部の平面図、第3図は従来のテープカセットの一例の一
部分の断面図、第4図は同、他例の一部分の断面図であ
る。 図中、(12)はカセットシェル、(17)はシールド板、
(17a)は中間平面部、(17b),(17c)は折曲側面
部、(19a),(19b)は外側の側壁部、(19a1),(19
b1)は突起、(20a),(20b)は内側の側壁部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを巻装した一対のリールハブを
    収容する収納部と、カセットシェル前面側開口部との間
    を区画する区画壁から前方へ連続して設けられる一対の
    側壁部を備え、 中間平面部に対して両側に折曲側面部を有して断面ほぼ
    コ字状に形成されたシールド板を、カセットシェルの前
    面側にヘッドパッドと向かい合わせて配し、上記一対の
    側壁部によって保持するように構成したテープカセット
    であって、 上記一対の側壁部又は上記シールド板の両折曲側面部の
    何れか一方に突起を設け、この突起を介して上記シール
    ド板の両折曲側面部を中間平面部が撓むように上記一対
    の側壁部によって外側から挟持するように構成したこと
    を特徴とするテープカセット。
JP1988070095U 1988-05-27 1988-05-27 テープカセット Expired - Lifetime JPH0743818Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988070095U JPH0743818Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27 テープカセット

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JP1988070095U JPH0743818Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27 テープカセット

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Publication Number Publication Date
JPH01174778U JPH01174778U (ja) 1989-12-12
JPH0743818Y2 true JPH0743818Y2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=31295353

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988070095U Expired - Lifetime JPH0743818Y2 (ja) 1988-05-27 1988-05-27 テープカセット

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JP (1) JPH0743818Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5731408Y2 (ja) * 1977-11-17 1982-07-09

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Publication number Publication date
JPH01174778U (ja) 1989-12-12

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