JP2537413Y2 - テープカートリッジ - Google Patents
テープカートリッジInfo
- Publication number
- JP2537413Y2 JP2537413Y2 JP12153490U JP12153490U JP2537413Y2 JP 2537413 Y2 JP2537413 Y2 JP 2537413Y2 JP 12153490 U JP12153490 U JP 12153490U JP 12153490 U JP12153490 U JP 12153490U JP 2537413 Y2 JP2537413 Y2 JP 2537413Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shielding plate
- magnetic shielding
- press
- guide rib
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヘッド挿入窓の内部に、テープをヘッドに
圧着するためのスプリングパッドと遮磁板とが組み込ま
れたテープカートリッジに係り、遮磁板の支持構造に特
徴を有する。
圧着するためのスプリングパッドと遮磁板とが組み込ま
れたテープカートリッジに係り、遮磁板の支持構造に特
徴を有する。
第４図ないし第６図は従来のテープカートリッジを例
示しており、上下ケース1a・1bからなる本体ケース１の
前壁２の中央にヘッド挿入窓３を開口し、このヘッド挿
入窓３の内部をテープＴが走行し、これの後方にそれぞ
れ平面視をおいてコ字状の遮磁板５とスプリングパッド
８とを向い合わせ状に配置している。第５図において、
スプリングパッド８は遮磁板５の左右端の折曲片5a・5a
と、テープガイドピン４・４との間に落とし込まれて前
後方向に位置規制されており、板ばね６の左右端の折曲
片6a・6aを遮磁板５の折曲片5a・5aの外側に係合させ
て、左右方向の位置ずれを規制する。更に本体ケース１
の内面に設けた上下のリブ９・９で上下動を規制してい
る。
示しており、上下ケース1a・1bからなる本体ケース１の
前壁２の中央にヘッド挿入窓３を開口し、このヘッド挿
入窓３の内部をテープＴが走行し、これの後方にそれぞ
れ平面視をおいてコ字状の遮磁板５とスプリングパッド
８とを向い合わせ状に配置している。第５図において、
スプリングパッド８は遮磁板５の左右端の折曲片5a・5a
と、テープガイドピン４・４との間に落とし込まれて前
後方向に位置規制されており、板ばね６の左右端の折曲
片6a・6aを遮磁板５の折曲片5a・5aの外側に係合させ
て、左右方向の位置ずれを規制する。更に本体ケース１
の内面に設けた上下のリブ９・９で上下動を規制してい
る。
遮磁板５をがた付きなく組み込むために、ヘッド挿入
窓３の内奥部に隔壁10を、さらにその前側に左右一対の
ガイドリブ11・11を立設し、各ガイドリブ11の後面に圧
入用の嵌合突起12を形成する。隔壁10とガイドリブ11と
の間に遮磁板５の主面壁5bを圧入し、かつ左右の折曲片
5aをガイドリブ11の外側に係合させて前後左右の位置ず
れを規制する。この組付状態において、主面壁5bの上下
端は、第６図に示すように隔壁10の基部前側に沿う溝13
内に係入し、その溝底で遮磁板５の全体の上下の位置規
制を行っていた（実公昭63−149481号公報）。
窓３の内奥部に隔壁10を、さらにその前側に左右一対の
ガイドリブ11・11を立設し、各ガイドリブ11の後面に圧
入用の嵌合突起12を形成する。隔壁10とガイドリブ11と
の間に遮磁板５の主面壁5bを圧入し、かつ左右の折曲片
5aをガイドリブ11の外側に係合させて前後左右の位置ず
れを規制する。この組付状態において、主面壁5bの上下
端は、第６図に示すように隔壁10の基部前側に沿う溝13
内に係入し、その溝底で遮磁板５の全体の上下の位置規
制を行っていた（実公昭63−149481号公報）。
上記のように遮磁板５を圧入装着する従来形式では、
嵌合突起12が変形して主面壁5bを挟み固定し、その組付
姿勢を維持するので、例えば遮磁板５の組み付け時の圧
入方向のズレによって、遮磁板５が前倒れ気味に傾斜し
て組み込まれてしまうことがある。つまり、遮蔽板５が
隔壁10の前面と平行に圧入される場合には、剛性の高い
隔壁10の案内によって、遮磁板５は隔壁10に沿った姿勢
に正しく装着されるが、隔壁10に対して前倒れ気味に圧
入されると、ガイドリブ11が前方へ傾き変形して遮磁板
５が前倒れ傾斜姿勢となる。
嵌合突起12が変形して主面壁5bを挟み固定し、その組付
姿勢を維持するので、例えば遮磁板５の組み付け時の圧
入方向のズレによって、遮磁板５が前倒れ気味に傾斜し
て組み込まれてしまうことがある。つまり、遮蔽板５が
隔壁10の前面と平行に圧入される場合には、剛性の高い
隔壁10の案内によって、遮磁板５は隔壁10に沿った姿勢
に正しく装着されるが、隔壁10に対して前倒れ気味に圧
入されると、ガイドリブ11が前方へ傾き変形して遮磁板
５が前倒れ傾斜姿勢となる。
このように遮磁板５が前倒れ傾斜すると、折曲片5aの
前端、つまりスプリングパッド８の支持位置が前方へ移
行し、その分だけテープガイドピン４との間隔が小さく
なり、スプリングパッド８が挿入し難くなるのみなら
ず、パッド圧が増大することになる。
前端、つまりスプリングパッド８の支持位置が前方へ移
行し、その分だけテープガイドピン４との間隔が小さく
なり、スプリングパッド８が挿入し難くなるのみなら
ず、パッド圧が増大することになる。
本考案の目的は、遮磁板の支持構造に改良を加えて、
遮磁板の前倒れなく常に適正な姿勢で組み込め、パッド
圧のばらつきを解消できるテープカートリッジを得るに
ある。
遮磁板の前倒れなく常に適正な姿勢で組み込め、パッド
圧のばらつきを解消できるテープカートリッジを得るに
ある。
本考案は、本体ケース１の前面側で開口するヘッド挿
入窓３の内奥部に立設された隔壁10と、この隔壁10の前
側に立設された左右一対のガイドリブ11との間に、前方
に延出する左右の折曲片5a・5aを備えた遮磁板５が、そ
の両折曲片5a・5aで前記ガイドリブ11を左右から挟む状
態で圧入されており、ガイドリブ11の前方に立設された
左右一対のテープガイドピン４と、両折曲片5a・5aの前
端との間にスプリングパッド８が組み込まれているテー
プカートリッジにおいて、 両折曲片5a・5aの下端面を接当支持する受面14が、ガ
イドリブ11の突出基端に形成されていること、 組付状態において、遮磁板５の圧入限界が前記受面14
で規定され、遮磁板５の主面壁5bの下端面とケース内面
との間に間隔Ｃが形成されていることを要件とする。
入窓３の内奥部に立設された隔壁10と、この隔壁10の前
側に立設された左右一対のガイドリブ11との間に、前方
に延出する左右の折曲片5a・5aを備えた遮磁板５が、そ
の両折曲片5a・5aで前記ガイドリブ11を左右から挟む状
態で圧入されており、ガイドリブ11の前方に立設された
左右一対のテープガイドピン４と、両折曲片5a・5aの前
端との間にスプリングパッド８が組み込まれているテー
プカートリッジにおいて、 両折曲片5a・5aの下端面を接当支持する受面14が、ガ
イドリブ11の突出基端に形成されていること、 組付状態において、遮磁板５の圧入限界が前記受面14
で規定され、遮磁板５の主面壁5bの下端面とケース内面
との間に間隔Ｃが形成されていることを要件とする。
遮磁板５の組み込み姿勢は隔壁10とガイドリブ11とに
よる案内機能のみならず、折曲片5aとケース側の受面14
との接当で規制できるので、圧入途中で遮磁板５が前倒
れ気味に傾斜しても、最終圧入状態において折曲片5aの
下面全部を受面14に接当させることで、遮磁板５を正し
い組み込み姿勢に戻すことができる。
よる案内機能のみならず、折曲片5aとケース側の受面14
との接当で規制できるので、圧入途中で遮磁板５が前倒
れ気味に傾斜しても、最終圧入状態において折曲片5aの
下面全部を受面14に接当させることで、遮磁板５を正し
い組み込み姿勢に戻すことができる。
従って本考案によれば、遮磁板５を本体ケース１に対
してがた付きなく圧入装着するについて、この圧入方向
に多少ずれがあっても、最終的には隔壁10の前面に沿っ
た正しい姿勢に組み直すことができ、スプリングパッド
８の挿入間隔の減少や、パッド圧の増大を招くことをよ
く回避できる。
してがた付きなく圧入装着するについて、この圧入方向
に多少ずれがあっても、最終的には隔壁10の前面に沿っ
た正しい姿勢に組み直すことができ、スプリングパッド
８の挿入間隔の減少や、パッド圧の増大を招くことをよ
く回避できる。
遮磁板５の圧入方向に余裕が生じるために、組み付け
作業が向上する。
作業が向上する。
第１図ないし第３図は本考案に係るテープカートリッ
ジの実施例を示す。なお、その基本構成は先に第４図で
説明した通りである。
ジの実施例を示す。なお、その基本構成は先に第４図で
説明した通りである。
第１図ないし第２図において、プラスチック製の本体
ケース１の前壁２の左右方向中央にヘッド挿入窓３を開
口してあり、その内部左右に一対のテープガイドピン４
・４を左右対称に突設し、このテープガイドピン４・４
の後方に平面視コ字状の遮磁板５を配置する。遮磁板５
は、本体ケース１の内面上においてヘッド挿入窓３とテ
ープ収容室15とを仕切る隔壁10と、この前方左右に設け
たガイドリブ11との間に圧入固定する。この遮磁板５の
左右間から前方へ突設した折曲片5a・5aがスプリングパ
ッド８の受部に利用される。
ケース１の前壁２の左右方向中央にヘッド挿入窓３を開
口してあり、その内部左右に一対のテープガイドピン４
・４を左右対称に突設し、このテープガイドピン４・４
の後方に平面視コ字状の遮磁板５を配置する。遮磁板５
は、本体ケース１の内面上においてヘッド挿入窓３とテ
ープ収容室15とを仕切る隔壁10と、この前方左右に設け
たガイドリブ11との間に圧入固定する。この遮磁板５の
左右間から前方へ突設した折曲片5a・5aがスプリングパ
ッド８の受部に利用される。
スプリングパッド８は板ばね６とこの前面中央に装着
したパッド７とからなり、前記テープガイドピン４・４
と前記折曲片5a・5aとの間に支持され、リブ９に受け止
められて上下動が規制される。
したパッド７とからなり、前記テープガイドピン４・４
と前記折曲片5a・5aとの間に支持され、リブ９に受け止
められて上下動が規制される。
前記ガイドリブ11の後面に嵌合突起12を設け、遮磁板
５が隔壁10のガイドリブ11との間に前後にがた付きなく
圧入支持される。
５が隔壁10のガイドリブ11との間に前後にがた付きなく
圧入支持される。
ガイドリブ11の突出基端に、遮磁板５の屈曲片5aの上
下端面を接当支持する受面14を上下対向状に突設する。
折曲片5aがこの受面14に接当支持された組み付け状態で
は、第３図に示すように隔壁10の基部前側に沿って形成
された溝13の溝底と、遮磁板５の主面壁5bの上下端面と
の間に、間隙Ｃが形成される。
下端面を接当支持する受面14を上下対向状に突設する。
折曲片5aがこの受面14に接当支持された組み付け状態で
は、第３図に示すように隔壁10の基部前側に沿って形成
された溝13の溝底と、遮磁板５の主面壁5bの上下端面と
の間に、間隙Ｃが形成される。
このように、主面壁5bの厚みに比べて前後に長い折曲
片5aの上下端面を受面14に接当させ、遮磁板５の圧入限
界を規定する形態では、たとえば前倒れ気味に遮磁板５
を組み付けても、全体を単に圧入限界まで押し込むだけ
で組付姿勢を適正化して組付不良を解消できる。
片5aの上下端面を受面14に接当させ、遮磁板５の圧入限
界を規定する形態では、たとえば前倒れ気味に遮磁板５
を組み付けても、全体を単に圧入限界まで押し込むだけ
で組付姿勢を適正化して組付不良を解消できる。
なお上記実施例では、本体ケース１の上下壁から受面
14を突設したが、その必要はない。折曲片5aと主要壁5b
の上下方向の位置寸法を変更して、折曲片5aの上下端面
を受面14に相当する壁面で支持することもできる。
14を突設したが、その必要はない。折曲片5aと主要壁5b
の上下方向の位置寸法を変更して、折曲片5aの上下端面
を受面14に相当する壁面で支持することもできる。
第１図ないし第３図は本考案に係るテープカートリッジ
の実施例を示しており、 第１図は要部の分解斜視図、 第２図は要部の平面図、 第３図は第２図におけるＡ−Ａ線断面図である。 第４図ないし第６図は従来のテープカートリッジを示し
ており、 第４図は全体の内部平面図、 第５図は要部の平面図、 第６図は第５図におけるＢ−Ｂ線断面図である。 １……本体ケース、４……テープガイドピン、５……遮
磁板、5a……折曲片、5b……主面壁、８……スプリング
パッド、10……隔壁、11……ガイドリブ、14……受面、
Ｃ……間隙。
の実施例を示しており、 第１図は要部の分解斜視図、 第２図は要部の平面図、 第３図は第２図におけるＡ−Ａ線断面図である。 第４図ないし第６図は従来のテープカートリッジを示し
ており、 第４図は全体の内部平面図、 第５図は要部の平面図、 第６図は第５図におけるＢ−Ｂ線断面図である。 １……本体ケース、４……テープガイドピン、５……遮
磁板、5a……折曲片、5b……主面壁、８……スプリング
パッド、10……隔壁、11……ガイドリブ、14……受面、
Ｃ……間隙。
Claims (1)
- 【請求項１】本体ケース（１）の前面側で開口するヘッ
ド挿入窓（３）の内奥部に立設された隔壁（10）と、こ
の隔壁（10）の前側に立設された左右一対のガイドリブ
（11）との間に、前方に延出する左右の折曲片（5a・5
a）を備えた遮磁板（５）が、その両折曲片（5a・5a）
で前記ガイドリブ（11）を左右から挟む状態で圧入され
ており、 ガイドリブ（11）の前方に立設された左右一対のテープ
ガイドピン（４）と、両折曲片（5a・5a）の前端との間
にスプリングパッド（８）が組み込まれているテープカ
ートリッジにおいて、 両折曲片（5a・5a）の下端面を接当支持する受面（14）
が、ガイドリブ（11）の突出基端に形成されており、 組付状態において、遮磁板（５）の圧入限界が前記受面
（14）で規定され、遮磁板（５）の主面壁（5b）の下端
面とケース内面との間に間隙（Ｃ）が形成されているこ
とを特徴とするテープカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12153490U JP2537413Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12153490U JP2537413Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | テープカートリッジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0481273U JPH0481273U (ja) | 1992-07-15 |
| JP2537413Y2 true JP2537413Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31869385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12153490U Expired - Lifetime JP2537413Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | テープカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2537413Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP12153490U patent/JP2537413Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0481273U (ja) | 1992-07-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |