JPH10148058A - 鴨居レール取付構造及び鴨居レール - Google Patents
鴨居レール取付構造及び鴨居レールInfo
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- JPH10148058A JPH10148058A JP32462196A JP32462196A JPH10148058A JP H10148058 A JPH10148058 A JP H10148058A JP 32462196 A JP32462196 A JP 32462196A JP 32462196 A JP32462196 A JP 32462196A JP H10148058 A JPH10148058 A JP H10148058A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鴨居枠への取付けが簡単かつ
確実で、きれいな取付状態となる鴨居レール取付構造及
び鴨居レールを提供するにある。 【構成】 鴨居枠(1)と、該鴨居枠(1)に
予め設けられたレール取付溝(11)に取着される鴨居レー
ル(2)とからなる鴨居レール取付構造(A)であって、鴨居
枠(1)のレール取付溝(11)にはその底面に長手方向に沿
ってレール係止用細溝(12)を設け、一方の鴨居レール
(2)には、上記レール取付溝(11)に挿入される断面略コ
字状の可撓性レール本体(21)の底面外面(241)に前記レ
ール係止用細溝(12)に押入し得る係止用凸条(25)を突設
し、レール本体(21)をレール取付溝(11)に収納しさらに
レール係止用細溝(12)に係止用凸条(25)を押入して嵌合
させたとき、レール本体(21)の底面(24)に弯曲を生じさ
せて、この弾性によってレール本体(21)の対向側部(22)
の各縁から外方に張り出した鍔部(23)を鴨居枠(1)に強
制的に密着できるように構成する。
確実で、きれいな取付状態となる鴨居レール取付構造及
び鴨居レールを提供するにある。 【構成】 鴨居枠(1)と、該鴨居枠(1)に
予め設けられたレール取付溝(11)に取着される鴨居レー
ル(2)とからなる鴨居レール取付構造(A)であって、鴨居
枠(1)のレール取付溝(11)にはその底面に長手方向に沿
ってレール係止用細溝(12)を設け、一方の鴨居レール
(2)には、上記レール取付溝(11)に挿入される断面略コ
字状の可撓性レール本体(21)の底面外面(241)に前記レ
ール係止用細溝(12)に押入し得る係止用凸条(25)を突設
し、レール本体(21)をレール取付溝(11)に収納しさらに
レール係止用細溝(12)に係止用凸条(25)を押入して嵌合
させたとき、レール本体(21)の底面(24)に弯曲を生じさ
せて、この弾性によってレール本体(21)の対向側部(22)
の各縁から外方に張り出した鍔部(23)を鴨居枠(1)に強
制的に密着できるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鴨居レール取付構造及び
これに用いられる鴨居レールに関し、さらに詳しくはそ
の改良に関する。
これに用いられる鴨居レールに関し、さらに詳しくはそ
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に引き違い戸を鴨居枠に取り付ける
場合、樹脂製の鴨居レールが用いられている。この鴨居
レールは、図6に示すように、通常、断面コ字状のレー
ル本体(P21)と、このレール本体(P21)の対向側部(P22)
の縁より外方に張り出して設けられている鍔部(P23)
と、戸板が摺動するレーンを分ける隔壁(P26)とから構
成されており、レール本体(P21)を鴨居枠に予め設けら
れているレール取付溝に嵌合させ、鴨居レール(P2)自体
の嵌合力で鴨居枠に固定するものである。
場合、樹脂製の鴨居レールが用いられている。この鴨居
レールは、図6に示すように、通常、断面コ字状のレー
ル本体(P21)と、このレール本体(P21)の対向側部(P22)
の縁より外方に張り出して設けられている鍔部(P23)
と、戸板が摺動するレーンを分ける隔壁(P26)とから構
成されており、レール本体(P21)を鴨居枠に予め設けら
れているレール取付溝に嵌合させ、鴨居レール(P2)自体
の嵌合力で鴨居枠に固定するものである。
【0003】ところで、この鴨居レール(P2)はレール本
体(P21)の対向側部(P22)の弾力のみで取付溝への嵌合状
態を維持させているために、図7に示すようにこのレー
ル本体(P21)の寸法よりも取付枠(P1)のレール取付溝(P1
1)の加工寸法が大きい場合、鴨居レール(P2)が取付溝(P
11)に遊嵌されてしまって鴨居枠(P1)から外れ落ちる可
能性がある。また逆に、図8に示すようにレール本体P
(21)の寸法よりもレール取付溝(P11)の寸法が小さい場
合には、レール本体(P21)が異常な変形をおこし、これ
によって鍔部(P23)が鴨居枠(P1)より下がって戸板が入
らない場合があり、しかも美観を損なうことにもなる。
体(P21)の対向側部(P22)の弾力のみで取付溝への嵌合状
態を維持させているために、図7に示すようにこのレー
ル本体(P21)の寸法よりも取付枠(P1)のレール取付溝(P1
1)の加工寸法が大きい場合、鴨居レール(P2)が取付溝(P
11)に遊嵌されてしまって鴨居枠(P1)から外れ落ちる可
能性がある。また逆に、図8に示すようにレール本体P
(21)の寸法よりもレール取付溝(P11)の寸法が小さい場
合には、レール本体(P21)が異常な変形をおこし、これ
によって鍔部(P23)が鴨居枠(P1)より下がって戸板が入
らない場合があり、しかも美観を損なうことにもなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鴨居枠への
取付けが簡単かつ確実で、きれいな取付状態となる鴨居
レール取付構造及び鴨居レールを提供するにある。
取付けが簡単かつ確実で、きれいな取付状態となる鴨居
レール取付構造及び鴨居レールを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』にかかる発明によれば、『鴨居枠(1)と、該鴨居枠
(1)に予め設けられたレール取付溝(11)に取着される鴨
居レール(2)とからなり、上記レール取付溝(11)にはそ
の溝底面に長手方向に沿ってレール係止用細溝(12)が設
けられ、上記鴨居レール(2)は、上記レール取付溝(11)
に挿入される断面略コ字状の可撓性レール本体(21)と、
このレール本体(21)の対向側部(22)の各縁から外方に張
り出しかつ長手方向に沿って設けられ、取付後鴨居枠
(1)に当接しうる鍔部(23)と、上記レール本体(21)の底
面(24)の外面(241)に長手方向に沿って突設されかつレ
ール本体(21)を前記レール取付溝(11)に収納したときに
前記レール係止用細溝(12)に嵌入し得る係止用凸条(25)
とからなる鴨居レール取付構造(A)』が提供される。
1』にかかる発明によれば、『鴨居枠(1)と、該鴨居枠
(1)に予め設けられたレール取付溝(11)に取着される鴨
居レール(2)とからなり、上記レール取付溝(11)にはそ
の溝底面に長手方向に沿ってレール係止用細溝(12)が設
けられ、上記鴨居レール(2)は、上記レール取付溝(11)
に挿入される断面略コ字状の可撓性レール本体(21)と、
このレール本体(21)の対向側部(22)の各縁から外方に張
り出しかつ長手方向に沿って設けられ、取付後鴨居枠
(1)に当接しうる鍔部(23)と、上記レール本体(21)の底
面(24)の外面(241)に長手方向に沿って突設されかつレ
ール本体(21)を前記レール取付溝(11)に収納したときに
前記レール係止用細溝(12)に嵌入し得る係止用凸条(25)
とからなる鴨居レール取付構造(A)』が提供される。
【0006】またさらに本願『請求項2』にかかる発明
によれば、『鴨居枠に取付けられる鴨居レールであっ
て、鴨居枠(1)のレール取付溝(11)に挿入される断面略
コ字状の可撓性レール本体(21)と、このレール本体(21)
の対向側部(22)の各縁から外方に張り出しかつ長手方向
に沿って設けられ、取付後鴨居枠(1)に当接しうる鍔部
(23)と、上記レール本体(21)の底面(24)の外面(241)に
長手方向に沿って突設される鴨居枠への係止用凸条(25)
とからなる鴨居レール(2)』が提供される。
によれば、『鴨居枠に取付けられる鴨居レールであっ
て、鴨居枠(1)のレール取付溝(11)に挿入される断面略
コ字状の可撓性レール本体(21)と、このレール本体(21)
の対向側部(22)の各縁から外方に張り出しかつ長手方向
に沿って設けられ、取付後鴨居枠(1)に当接しうる鍔部
(23)と、上記レール本体(21)の底面(24)の外面(241)に
長手方向に沿って突設される鴨居枠への係止用凸条(25)
とからなる鴨居レール(2)』が提供される。
【0007】本発明の鴨居レール取付構造(A)及び鴨居
レール(2)において、レール本体(21)の底面(24)の外面
(241)に突設される鴨居枠への係止用凸条(25)は、その
長手方向を横断する断面が略鏃状に形成され、かつ鏃の
一番広い幅(h2)がレール係止用細溝(12)の溝幅(h1)と同
等もしくは若干大きく設定されていることが、鴨居枠
(1)のレール係止用凹溝(12)へ押入し易くかつ離脱し難
い構造となる点で好ましいものである。
レール(2)において、レール本体(21)の底面(24)の外面
(241)に突設される鴨居枠への係止用凸条(25)は、その
長手方向を横断する断面が略鏃状に形成され、かつ鏃の
一番広い幅(h2)がレール係止用細溝(12)の溝幅(h1)と同
等もしくは若干大きく設定されていることが、鴨居枠
(1)のレール係止用凹溝(12)へ押入し易くかつ離脱し難
い構造となる点で好ましいものである。
【0008】本発明はまた、本願『請求項3』に示すよ
うに、『レール本体(21)の鍔部(23)の鴨居枠当接面(23
1)からコ字状の底部外面(241)までの長さ(h3)を鴨居枠
(1)のレール取付溝(11)の深さ(h4)よりも若干短く設
定』した鴨居レール(2)を提供することができる。
うに、『レール本体(21)の鍔部(23)の鴨居枠当接面(23
1)からコ字状の底部外面(241)までの長さ(h3)を鴨居枠
(1)のレール取付溝(11)の深さ(h4)よりも若干短く設
定』した鴨居レール(2)を提供することができる。
【0009】なお、本発明の鴨居レール取付構造(A)に
おいて、鴨居レール(2)の係止用凸条(25)と鴨居枠(1)の
レール係止用細溝(12)との係合においては接着剤が併用
されることが係合状態を強固に保持する点でより好まし
い。
おいて、鴨居レール(2)の係止用凸条(25)と鴨居枠(1)の
レール係止用細溝(12)との係合においては接着剤が併用
されることが係合状態を強固に保持する点でより好まし
い。
【0010】
【作用】本願『請求項1』及び『請求項2』にかかる発
明によれば、鴨居枠(1)のレール取付溝(11)に断面略コ
字状の可撓性レール本体(21)を挿入し、該レール本体(2
1)の底面(24)の外面(241)に長手方向に沿って突設され
る鴨居枠への係止用凸条(25)を、鴨居枠(1)のレール取
付溝(11)の底面に設けられているレール係止用細溝(12)
に押入すれば、この係止用凸条(25)とレール係止用細溝
(12)とが容易にかつ強固に係合し、鴨居レール(2)は簡
単に鴨居枠(1)に取付けられることとなる。
明によれば、鴨居枠(1)のレール取付溝(11)に断面略コ
字状の可撓性レール本体(21)を挿入し、該レール本体(2
1)の底面(24)の外面(241)に長手方向に沿って突設され
る鴨居枠への係止用凸条(25)を、鴨居枠(1)のレール取
付溝(11)の底面に設けられているレール係止用細溝(12)
に押入すれば、この係止用凸条(25)とレール係止用細溝
(12)とが容易にかつ強固に係合し、鴨居レール(2)は簡
単に鴨居枠(1)に取付けられることとなる。
【0011】本願『請求項3』にかかる発明によれば、
鴨居枠(1)のレール取付溝(11)の深さ(h4)が、レール本
体(21)の鍔部(23)からコ字状の底面外面(241)までの長
さ(h3)よりも長いので、レール本体(21)の鴨居枠への係
止用凸条(25)をレール取付溝(11)のレール係止用細溝(1
2)に押入していくと、鍔部(23)が鴨居枠(1)に当接した
時点ではレール本体(21)のコ字状底面外面(241)はレー
ル取付溝(11)の底面と接触していないが、さらにレール
本体(21)のコ字状の底面外面(241)がレール取付溝(11)
の底面に接触するまで係止用凸条(25)をレール係止用細
溝(12)に押入すると、レール本体(21)の底面(24)が外方
に弯曲された状態となり、これによって鍔部(23)が鴨居
枠(1)に強制的に押し付けられて密着した当接状態が維
持されることとなる。そのために、鴨居レールへの戸板
の出し入れが非常にスムースに行えかつ美観を損なわな
い。その上、鴨居枠のレール取付溝の幅や深さに寸法が
少々バラつき、また鴨居レールの寸法にも精度の出ない
状態であっても、鍔部を常に鴨居枠面に密着させること
ができるので、厳密な寸法精度が要求されなく簡単に作
製・施工する事ができる。
鴨居枠(1)のレール取付溝(11)の深さ(h4)が、レール本
体(21)の鍔部(23)からコ字状の底面外面(241)までの長
さ(h3)よりも長いので、レール本体(21)の鴨居枠への係
止用凸条(25)をレール取付溝(11)のレール係止用細溝(1
2)に押入していくと、鍔部(23)が鴨居枠(1)に当接した
時点ではレール本体(21)のコ字状底面外面(241)はレー
ル取付溝(11)の底面と接触していないが、さらにレール
本体(21)のコ字状の底面外面(241)がレール取付溝(11)
の底面に接触するまで係止用凸条(25)をレール係止用細
溝(12)に押入すると、レール本体(21)の底面(24)が外方
に弯曲された状態となり、これによって鍔部(23)が鴨居
枠(1)に強制的に押し付けられて密着した当接状態が維
持されることとなる。そのために、鴨居レールへの戸板
の出し入れが非常にスムースに行えかつ美観を損なわな
い。その上、鴨居枠のレール取付溝の幅や深さに寸法が
少々バラつき、また鴨居レールの寸法にも精度の出ない
状態であっても、鍔部を常に鴨居枠面に密着させること
ができるので、厳密な寸法精度が要求されなく簡単に作
製・施工する事ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これにより本発明は限定されるものではない。図1
は本発明の鴨居レール取付構造の一例の断面概略図であ
る。同図の鴨居レール取付構造(A)は、鴨居枠(1)と、鴨
居レール(2)とから主として構成されている。
が、これにより本発明は限定されるものではない。図1
は本発明の鴨居レール取付構造の一例の断面概略図であ
る。同図の鴨居レール取付構造(A)は、鴨居枠(1)と、鴨
居レール(2)とから主として構成されている。
【0013】上記鴨居枠(1)には、その底面中央部に鴨
居レール(2)を収容して取着するレール取付溝(11)が凹
設されている。また上記レール取付溝(11)にはその溝底
面中央部に長手方向に沿ってレール係止用細溝(12)が凹
設されている。
居レール(2)を収容して取着するレール取付溝(11)が凹
設されている。また上記レール取付溝(11)にはその溝底
面中央部に長手方向に沿ってレール係止用細溝(12)が凹
設されている。
【0014】鴨居レール(2)は、全体が合成樹脂にて構
成されているもので、断面略コ字状のレール本体(21)
と、このレール本体(21)のコ字状の対向側部(22)(22)の
各縁から外方に張り出して設けられている1対の鍔部(2
3)(23)と、コ字状の底面(24)の外面中央部に突設されて
いる係止用凸条(25)と、レール本体(2)のコ字状の底面
(24)の内面で前記係止用凸条(25)と背中合わせの位置に
突設されている隔壁(26)とから構成されている。
成されているもので、断面略コ字状のレール本体(21)
と、このレール本体(21)のコ字状の対向側部(22)(22)の
各縁から外方に張り出して設けられている1対の鍔部(2
3)(23)と、コ字状の底面(24)の外面中央部に突設されて
いる係止用凸条(25)と、レール本体(2)のコ字状の底面
(24)の内面で前記係止用凸条(25)と背中合わせの位置に
突設されている隔壁(26)とから構成されている。
【0015】上記レール本体(2)は少なくとも底面(24)
が可撓性を有するように構成されている。また、コ字状
の対向側部(22)(22)は若干外方に広がるように形成され
ており、各側部(22)の外面には、図に示すように、滑り
止兼接着剤止の粗面構造(221)が設けられている。
が可撓性を有するように構成されている。また、コ字状
の対向側部(22)(22)は若干外方に広がるように形成され
ており、各側部(22)の外面には、図に示すように、滑り
止兼接着剤止の粗面構造(221)が設けられている。
【0016】係止用凸条(25)は、同図に示すように、断
面が略鏃状に形成されているもので、鏃幅(h2)は、鴨居
枠(1)のレール係止用細溝(12)の溝幅(h1)よりも若干大
きく設定されている。従って、レール係止用細溝(12)へ
係止用凸条(25)を押入した際強固に固定できることとな
っている。
面が略鏃状に形成されているもので、鏃幅(h2)は、鴨居
枠(1)のレール係止用細溝(12)の溝幅(h1)よりも若干大
きく設定されている。従って、レール係止用細溝(12)へ
係止用凸条(25)を押入した際強固に固定できることとな
っている。
【0017】上記鴨居レール(2)において、鍔部(23)の
鴨居枠当接面(231)からコ字状の底面(24)の外面(241)ま
での寸法(h3)は、鴨居枠(1)のレール取付溝(11)の深さ
(h4)に比して若干短く設定されている。
鴨居枠当接面(231)からコ字状の底面(24)の外面(241)ま
での寸法(h3)は、鴨居枠(1)のレール取付溝(11)の深さ
(h4)に比して若干短く設定されている。
【0018】以上のように構成されている鴨居レール取
付構造(A)について、鴨居枠(1)への鴨居レール(2)の取
付けを図2〜4に基づいて説明する。まず、鴨居レール
(2)の少なくとも係止用凸条(25)の外表面に十分に接着
剤(3)を塗布する(図2)。なお、このときレール本体
(21)のコ字状の対向側部(22)(22)の外面にも接着剤を塗
布しておくことが好ましい。
付構造(A)について、鴨居枠(1)への鴨居レール(2)の取
付けを図2〜4に基づいて説明する。まず、鴨居レール
(2)の少なくとも係止用凸条(25)の外表面に十分に接着
剤(3)を塗布する(図2)。なお、このときレール本体
(21)のコ字状の対向側部(22)(22)の外面にも接着剤を塗
布しておくことが好ましい。
【0019】次いで、鴨居レール(2)の係止用凸条(25)
を鴨居枠(1)のレール係止用細溝(12)に押入する(図
3)。この押入する過程で、鍔部(23)が鴨居枠(1)に当
接したとき係止用凸条(25)はレール係止用細溝(12)に完
全には押入されていず、レール取付溝(11)の底面(111)
とレール本体(21)の底面外面(241)との間には間隙が生
じている。
を鴨居枠(1)のレール係止用細溝(12)に押入する(図
3)。この押入する過程で、鍔部(23)が鴨居枠(1)に当
接したとき係止用凸条(25)はレール係止用細溝(12)に完
全には押入されていず、レール取付溝(11)の底面(111)
とレール本体(21)の底面外面(241)との間には間隙が生
じている。
【0020】この状態からさらに係止用凸条(25)を押入
していくと、レール本体(21)は可撓性のために弯曲して
図4に示すようにレール取付溝(11)の底面(111)にレー
ル本体(21)のコ字状の底面外面(241)の係止用凸条(25)
の基部近傍が接触すると共に余剰の接着剤(3)がレール
係止用細溝(12)から溢れ出てこの部に回り、この部でレ
ール本体(21)と鴨居枠(1)とを接着する。
していくと、レール本体(21)は可撓性のために弯曲して
図4に示すようにレール取付溝(11)の底面(111)にレー
ル本体(21)のコ字状の底面外面(241)の係止用凸条(25)
の基部近傍が接触すると共に余剰の接着剤(3)がレール
係止用細溝(12)から溢れ出てこの部に回り、この部でレ
ール本体(21)と鴨居枠(1)とを接着する。
【0021】以上説明したように、上記鴨居レール取付
構造(A)は、鴨居枠(1)への鴨居レール(2)の取付けが非
常に簡単でありかつ確実・強固に取付けることができ
る。また、鴨居レール(2)のレール本体(21)の底面外面
(241)から鍔部(23)の鴨居枠当接面(231)までの寸法(h3)
を、鴨居枠(1)のレール取付溝(11)の深さ(h4)よりも短
く設定することにより、コ字状のレール本体(21)の底面
(24)が弯曲させられて鍔部(23)が鴨居枠(1)に強制的に
押し付けられることとなり、常に、鍔部(23)が鴨居枠
(1)に密着した当接状態を維持できまた反りも生じない
ので、鴨居レール(1)への戸板の出し入れを非常にスム
ースに行うことができる上、美観を損なうこともない。
構造(A)は、鴨居枠(1)への鴨居レール(2)の取付けが非
常に簡単でありかつ確実・強固に取付けることができ
る。また、鴨居レール(2)のレール本体(21)の底面外面
(241)から鍔部(23)の鴨居枠当接面(231)までの寸法(h3)
を、鴨居枠(1)のレール取付溝(11)の深さ(h4)よりも短
く設定することにより、コ字状のレール本体(21)の底面
(24)が弯曲させられて鍔部(23)が鴨居枠(1)に強制的に
押し付けられることとなり、常に、鍔部(23)が鴨居枠
(1)に密着した当接状態を維持できまた反りも生じない
ので、鴨居レール(1)への戸板の出し入れを非常にスム
ースに行うことができる上、美観を損なうこともない。
【0022】なお、本発明の鴨居レール取付構造(A)に
おいて、上記では戸板の引き違いが2本レーンである例
を挙げたが、これ以外に例えば図5に示すような引き違
いレーンが3本のものであってもよく、レーン数は別段
限定されない。
おいて、上記では戸板の引き違いが2本レーンである例
を挙げたが、これ以外に例えば図5に示すような引き違
いレーンが3本のものであってもよく、レーン数は別段
限定されない。
【0023】
【発明の効果】本願『請求項1』及び『請求項2』にか
かる発明によれば、鴨居レールの断面略コ字状の可撓性
レール本体の底面外面に突設された係止用凸条を、鴨居
枠のレール取付溝に設けられたレール係止用細溝へ押入
して嵌合させるだけで、簡単に鴨居レールを鴨居枠に取
付けることができる。
かる発明によれば、鴨居レールの断面略コ字状の可撓性
レール本体の底面外面に突設された係止用凸条を、鴨居
枠のレール取付溝に設けられたレール係止用細溝へ押入
して嵌合させるだけで、簡単に鴨居レールを鴨居枠に取
付けることができる。
【0024】しかも、係止用凸条は鴨居レールの長手方
向に沿って設けられているので、鴨居レールを長手方向
全般に亙ってしっかりと固定でき自重による垂れが生じ
難く美観を損なわない。
向に沿って設けられているので、鴨居レールを長手方向
全般に亙ってしっかりと固定でき自重による垂れが生じ
難く美観を損なわない。
【0025】さらに、本願『請求項3』にかかる発明に
よれば、鴨居レールのレール本体底面を弯曲しその弾性
により鍔部を鴨居枠に強制的に押し付けて密着状態を保
持するので、鴨居レールへの戸板の出し入れが非常にス
ムースに行えかつ美観を損なわない。
よれば、鴨居レールのレール本体底面を弯曲しその弾性
により鍔部を鴨居枠に強制的に押し付けて密着状態を保
持するので、鴨居レールへの戸板の出し入れが非常にス
ムースに行えかつ美観を損なわない。
【0026】その上、鴨居枠のレール取付溝の幅や深さ
に寸法が少々バラつき、また鴨居レールの寸法にも精度
の出ない状態であっても、鍔部を常に鴨居枠面に密着さ
せることができるので、厳密な寸法精度が要求されなく
簡単に作製・施工する事ができる。
に寸法が少々バラつき、また鴨居レールの寸法にも精度
の出ない状態であっても、鍔部を常に鴨居枠面に密着さ
せることができるので、厳密な寸法精度が要求されなく
簡単に作製・施工する事ができる。
【図1】本発明の鴨居レール取付構造の一例の断面概略
図
図
【図2】鴨居レールを鴨居枠に取り付ける直前の断面概
略図
略図
【図3】鴨居枠に鴨居レールの鍔部が当接した状態の断
面概略図
面概略図
【図4】鴨居枠のレール係止用細溝に鴨居レールの係止
用凸条を押入して取付けを完了した状態の断面概略図
用凸条を押入して取付けを完了した状態の断面概略図
【図5】本発明の鴨居レールの他の例の断面概略図
【図6】従来例の鴨居レールの断面概略図
【図7】従来例の問題点を説明する断面概略図
【図8】従来例の別の問題点を説明する断面概略図
(A)…鴨居レール取付構造 (1)…鴨居枠 (2)…鴨居レ
ール (3)…接着剤 (11)…レール取付溝 (12)…レール
係止用細溝 (21)…レール本体 (22)…レール
本体対向側部 (23)…鍔部 (24)…レール
本体底面 (25)…係止用凸条
ール (3)…接着剤 (11)…レール取付溝 (12)…レール
係止用細溝 (21)…レール本体 (22)…レール
本体対向側部 (23)…鍔部 (24)…レール
本体底面 (25)…係止用凸条
フロントページの続き (72)発明者 野村 孝伸 大阪市北区中之島2丁目3番18号 大建工 業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 鴨居枠と、該鴨居枠に予め設けら
れたレール取付溝に取着される鴨居レールとからなり、 上記レール取付溝にはその溝底面に長手方向に沿ってレ
ール係止用細溝が設けられ、 上記鴨居レールは、上記レール取付溝に挿入される断面
略コ字状の可撓性レール本体と、このレール本体の対向
側部の各縁から外方に張り出しかつ長手方向に沿って設
けられ、取付後鴨居枠に当接しうる鍔部と、上記レール
本体の底面の外面に長手方向に沿って突設されかつレー
ル本体を前記レール取付溝に収納したときに前記レール
係止用細溝に押入し得る係止用凸条とからなる鴨居レー
ル取付構造。 - 【請求項2】 鴨居枠に予め設けられたレール取
付溝に収納して取付けられる鴨居レールであって、 上記レール取付溝に挿入される断面略コ字状の可撓性レ
ール本体と、このレール本体の対向側部の各縁から外方
に張り出しかつ長手方向に沿って設けられ、取付後鴨居
枠に当接しうる鍔部と、上記レール本体の底面の外面に
長手方向に沿って突設される鴨居枠への係止用凸条とか
らなる鴨居レール。 - 【請求項3】 レール本体の鍔部の鴨居枠当接面
からコ字状凹部の底部外面までの長さが鴨居枠のレール
取付溝の深さよりも若干短く設定されていることを特徴
とする請求項2記載の鴨居レール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32462196A JPH10148058A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 鴨居レール取付構造及び鴨居レール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32462196A JPH10148058A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 鴨居レール取付構造及び鴨居レール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10148058A true JPH10148058A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18167868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32462196A Pending JPH10148058A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 鴨居レール取付構造及び鴨居レール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10148058A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7908804B2 (en) | 2007-09-14 | 2011-03-22 | Vieira Jose | Structural lintel assembly and building construction method using the same |
JP2014177747A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-25 | Panasonic Corp | 上枠及びこれを備えた建具装置 |
KR20220167592A (ko) * | 2021-06-14 | 2022-12-21 | 김정찬 | 건축구조물용 인방구조 |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP32462196A patent/JPH10148058A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7908804B2 (en) | 2007-09-14 | 2011-03-22 | Vieira Jose | Structural lintel assembly and building construction method using the same |
JP2014177747A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-25 | Panasonic Corp | 上枠及びこれを備えた建具装置 |
KR20220167592A (ko) * | 2021-06-14 | 2022-12-21 | 김정찬 | 건축구조물용 인방구조 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041005 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20041203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050201 |