JPH082858Y2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH082858Y2
JPH082858Y2 JP13402189U JP13402189U JPH082858Y2 JP H082858 Y2 JPH082858 Y2 JP H082858Y2 JP 13402189 U JP13402189 U JP 13402189U JP 13402189 U JP13402189 U JP 13402189U JP H082858 Y2 JPH082858 Y2 JP H082858Y2
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JP
Japan
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tape
liner sheet
convex portion
wall surface
body case
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JP13402189U
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English (en)
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JPH0376271U (ja
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孝志 隅田
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は本体ケース内にライナーシートが介装された
テープカートリッジに係り、本体ケースの内壁面に対す
るライナーシートの支持形態に改良を加えたものであ
る。
〔従来の技術〕
第5図および第6図は本考案の従来例(実開昭59-189
783号公報)を示す。そこでは本体ケース1の内壁面10
と内蔵のテープ3との間にライナーシート11を介装した
テープカートリッジにおいて、ライナーシート11の前後
位置に、左右長手方向に走る2本の線状筋目18・18をシ
ート裏面11b側に向けて突出形成するとともに、両筋目1
8・18間およびその前後をシート表面11a側に凸曲形成す
る。そして本体ケース1の内壁面10で前記筋目18・18を
受け止め支持し、三つ山形状にカールさせたシート表面
11a側をハブ4およびテープ3に弾性接当させている。
因みに、ライナーシート11の前後間を全体にわたりシー
ト表面11a側に向けて中凸状にカール成形することも公
知である。
また、第7図に示すごとくライナーシート11の前後位
置に、これのシート表面11a側に設けて前後細幅の凸部1
5を左右の長手方向にわたって形成し、シート裏面11b側
をケース内壁面10で全面的に受け止めて、該凸部15をテ
ープエッジに弾性接当させることも公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
元来、ライナーシート11はハブ端面やテープエッジに
弾性接当させてハブ4に対するテープ3の整巻性および
テープ走行の安定性を期すためのものである。その限り
において、シート表面11a側へのカール高さ(第6図)
や凸部15の突出高さ(第7図)は大きい程に効果的では
ある。
しかるに、従来はいずれも本体ケース1の平坦な内壁
面10でライナーシート11を受け止め支持しており、ケー
ス内壁面10側に格別の配慮がなされていない。
そのため前述のカール高さを大きくした場合には、ラ
イナーシート11の撓み量が所定の限度を越えると、該シ
ート11の弾性押圧力が急激に高まって強くなり過ぎ、テ
ープ走行異常音の発生を招くばかりか、テープ走行不能
にまで陥ることが少なくない。凸部15の突出高さが大き
い場合にも同様のことが言える。その一方で、これらカ
ール高さおよび凸部15の突出高さが不足すると、テープ
エッジに対する弾性押圧力が急激に低下し、所望の効果
が得られなくなる。
そこで本考案では、ライナーシートを支持する本体ケ
ースの内壁面に改良を加え、ハブに対するテープの整巻
性およびテープ走行の安定性を有効に確保したうえで、
ライナーシートの撓みによる過剰な弾性押圧力の発生を
抑えることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本考案の内容を原理的に説明しており、本体
ケース1の内壁面10とテープ3との間に、ライナーシー
ト11が介装されており、このライナーシート11に、テー
プ3側に向かって突出する凸部15が形成されているテー
プカートリッジにおいて、本体ケース1の内壁面10に
は、前記凸部15に対応して該凸部15の逃げ込みを許す凹
部16が形成されたものとなっている。
更に具体的には、ライナーシート11の前後に、左右の
長手方向に走る2本の線状凸部15・15を突出形成し、本
体ケース1の内壁面10に、前記凸部15・15の前後幅W2
りも広い前後幅W1を持つ凹部16・16を左右の長手方向に
沿って形成したものとする。
〔作用〕 ライナーシート11に設けた凸部15はテープエッジに弾
性的に接当作用してテープ3の上下動を抑えるととも
に、テープ3との摺接抵抗を減じる作用をする。
テープエッジに対する前記凸部15の弾性押圧力が設定
値を越える場合には、第3図に示すごとく該凸部15が弾
性変形してケース内壁面10側の凹部16に一部嵌まり込む
よう逃げる。
〔考案の効果〕
このように本考案では、ライナーシート11の凸部15が
本体ケース1の内壁面10に設けた凹部16を跨いだ状態で
支持されているので、テープエッジに対する該凸部15の
弾性押圧力が過剰になると、該凸部15が凹部16側に入り
込む。従って、テープエッジに対する該凸部15の弾性押
圧力は高めに設定してあっても、使用条件や精度条件な
どにもかかわらず、テープエッジに対して常に所望値で
安定的に作用し、ハブ4に対するテープ3の整巻性およ
びテープ走行の安定性を図ることができる。
〔第1実施例〕 第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示す。
第2図および第3図はフィリップス型のテープカート
リッジを例示しており、これの本体ケース1は上下ケー
ス1a・1bを蓋合わせ状にねじ結合してなり、中央部の左
右に上下貫通状の駆動軸挿入孔2・2を有する。この本
体ケース1の内部左右にテープ3が巻かれる一対のハブ
4・4を有し、各ハブ4は各駆動軸挿入孔2上にあって
自由に回転する。テープ3は一方のハブ4から繰り出さ
れてケース前面の消去ヘッド挿入窓5、磁気ヘッド挿入
窓6ついでピンチローラ挿入窓7を順に通って他方のハ
ブ4に巻き取られる。
本体ケース1の上下壁には中央部位に透明窓9を有
し、この透明窓9を介して各ハブ4に対するテープ3の
巻量が視認できる。
本体ケース1の上下の各内壁面10とハブ4およびテー
プ3との間に、それぞれ上下で合計2枚のライナーシー
ト11・11を個別に介装してあり、ハブ端面およびテープ
エッジが両ライナーシート11・11に挟まれた状態で摺接
する。
ライナーシート11は、第2図に示すごとく左右横長の
略長方形状であって、中央部位に前記透明窓9に対応す
る角形の抜き孔12を設け、該抜き孔12の左右に駆動軸挿
入孔2・2に対応する円形の通孔13・13を明けてある。
このライナーシート11には、左右の長手方向に走る前
後2本の平行な線状凸部15・15を、例えば加熱下で塑性
変形させて受けシート表面11a側に向けて屈曲形成して
ある。各凸部15は縦断側面視で台形状を呈しており、シ
ート裏面11b側が本体ケース1の内壁面10に全面的に受
け止められている。
なお、ライナーシート11の材質としては四ふっ化ポリ
エチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレートなどからなり、前記凸部15・15間の間隔
は前記通孔13の直径より大きく、ハブ4の外径よりも小
さく設定する。
一方、本体ケース1の上下の各内壁面10には、第1図
および第3図に示すごとく前後に2本の平行な凹部16・
16が左右の長手方向に沿って凹設されている。この各凹
部16はライナーシート11側の各凸部15と対応しており、
各凹部16の前後幅W1は各凸部15の前後幅W2よりも僅かに
大きく設定する。
かくして、各ライナーシート11をケース内壁面10にそ
れぞれ受け止め支持したとき、ライナーシート側の凸部
15がケース内壁面10側の凹部16上にこれを跨ぐ状態にセ
ットされ、該凸部15がハブ4の端面およびテープ3のエ
ッジに弾性接当するようにした。
これによれば、ライナーシート11における各凸部15の
高さを予め大きめに設定してテープ3およびハブ4の上
下動を確実に抑えるようにしても、テープエッジなどに
過剰な弾性押圧力が作用すると、問題の凸部15は第3図
の部分拡大図に示すごとく弾性変形して凹部16内に逃げ
込むので、ライナーシート11による弾性押圧力の安定領
域を幅広く確保でき、使用条件や精度条件にかかわら
ず、常にテープ3およびハブ4の上下動に追随してこれ
らに安定した弾性押圧力が常に作用する。
〔第2実施例〕 第4図は本考案をDAT用のテープカートリッジに適用
した第2実施例を示しており、本体ケース1の上ケース
1a側を限って、これの内壁面10に突設した前後のシート
規制リブ17・17間が、ライナーシート11側の凸部15に対
応する凹部16になっており、これによっても第1実施例
と同様の作用効果を奏する。このように凹部16はケース
内壁面10にこれの肉厚方向に凹設したものであることを
要しない。
〔別実施態様例〕
また上記の図示例においてケース内壁面10に設けるべ
き凹部16は、ハブ4に対するテープ3の最大径を越えて
まで必ずしも設けずともよい。ライナーシート11側の凸
部15は左右の長手方向に走るものに限られず、前記ハブ
4の径方向に走るものであったり、円形状でもよく、い
ずれにせよ分断状に形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るテープカートリッジ
の第1実施例を示しており、 第1図は原理的に説明する概略縦断側面図、 第2図は内部の全体平面図、 第3図は第2図におけるA−A線断面図である。 第4図は本考案に係るテープカートリッジの第2実施例
を示す要部の拡大縦断側面図である。 第5図および第6図は従来例を示しており、 第5図は縦断側面図、 第6図は原理的に説明する概略縦断側面図である。 第7図は別の従来例を示す要部の縦断側面図である。 1……本体ケース、3……テープ、4……ハブ、10……
本体ケースの内壁面、11……ライナーシート、11a……
ライナーシートの表面、11b……ライナーシートの裏
面、15……凸部、16……凹部、W1……凹部の前後幅、W2
……凸部の前後幅。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)の内壁面(10)とテープ
    (3)との間に、ライナーシート(11)が介装されてお
    り、 このライナーシート(11)に、テープ(3)側に向かっ
    て突出する凸部(15)が形成されているテープカートリ
    ッジにおいて、 本体ケース(1)の内壁面(10)には、前記凸部(15)
    に対応して該凸部(15)の逃げ込みを許す凹部(16)が
    形成されていることを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】ライナーシート(11)の前後に、左右の長
    手方向に走る2本の線状凸部(15・15)が突出形成され
    ており、 本体ケース(1)の内壁面(10)に、前記凸部(15・1
    5)の前後幅(W2)よりも広い前後幅(W1)を持つ凹部
    (16・16)が左右の長手方向に沿って形成されている請
    求項1記載のテープカートリッジ。
JP13402189U 1989-11-17 1989-11-17 テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH082858Y2 (ja)

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JP13402189U JPH082858Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 テープカートリッジ

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JP13402189U JPH082858Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 テープカートリッジ

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JPH0376271U JPH0376271U (ja) 1991-07-31
JPH082858Y2 true JPH082858Y2 (ja) 1996-01-29

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