JPH0320953Y2 - - Google Patents

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JPH0320953Y2
JPH0320953Y2 JP12979384U JP12979384U JPH0320953Y2 JP H0320953 Y2 JPH0320953 Y2 JP H0320953Y2 JP 12979384 U JP12979384 U JP 12979384U JP 12979384 U JP12979384 U JP 12979384U JP H0320953 Y2 JPH0320953 Y2 JP H0320953Y2
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JP12979384U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はVTRカセツトのリールに一定の押圧
力を付与するためのリール押え用ばね板に関す
る。
<従来の技術> 第7図及び第8図はVTRカセツトに使用され
た従来のリール押え用ばね板1を示しており、こ
のリール押え用ばね板1はVTRカセツトのケー
ス2内に回転可能に収納されたリール3,3の回
転中心に位置した中央突起3a,3aに両端部分
が当接しており、そ中央部分はケース2の内壁に
固着されて取り付けられている。この場合、この
リール押え用ばね板1は菱形々状に外周部が形成
され、さらに、その内部を三角形々状に打ち抜い
て成形されており、中央部分には2箇所に取付穴
4,4が開設されてケースに対して回転しないよ
うになつている。そして、中央部分が撓みにく
く、両端部分が撓み、これによりリールを押圧す
る力を一定に保つため、中央部分の板巾aに対し
て両端部分の板巾bが小さくなるように、すなわ
ち、2a>2bの関係を有して成形されている。
<考案が解決しようとする問題点> 従つて、このような従来のリール押え用ばね板
の製造にあつては材料歩留まりが非常に悪く、材
料の内約50%が廃棄されるという問題点があつ
た。
<問題点を解決するための手段> 本考案は材料の歩留まりを向上させるため、リ
ール押え用ばね板にフープ材を使用し、一定の押
圧力を付与するためのリブを形成したものであ
る。すなわち、本考案は板厚及び板巾が一定のフ
ープ材に長手方向に窪んだリブが形成され、この
リブがフープ材の中央から両端に向つて窪み深さ
又は巾が漸減していることを特徴としている。
<作 用> 使用されるフープ材は板厚及び板巾が一定な素
材であるが、その板巾は従来例で示した数値、a
+a=2aを満足するように設定され、又、リブ
は2a>2bによつて得られる荷重特性を満足す
るように形成される。従つて、フープ材の板巾及
びリブの形状によつて従来のリール押えばね板と
同等の押圧力が得られるものである。かかるリブ
は中央から両端に向つて巾が漸減するように形成
してもよく、又、窪み深さが漸減するように形成
してもよく、これらによつてリールに当接する両
端部分からは一定の押圧力が得ることができる。
<実施例> 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示して
おり、リール押えばね板10は板厚及び板巾が一
定の長尺なフープ材からなつている。このフープ
材には長手方向に窪み深さが一定のリブ11が形
成されると共に、このリブ11は中央部分がフー
プ材の板巾と略同等の巾を有し、かつ、両端に向
つて徐々に巾が小さくなつて上述の関係式を満足
しており、リール3の中央突起3aに当接する両
端部分から一定の押圧力が作用するようになつて
いる。そして、中央には長孔12からなる取付孔
が1箇所形成されており、この長孔12が第3図
及び第4図示すように合成樹脂からなるケース2
内壁に固着されてリール押えばね板10がケース
内に取り付けられている。この場合、ケース2に
は一体的にシヤフト(図示せず)が形成され、こ
のシヤフトに長孔12が挿入された後、該シヤフ
トを熱かしめすることでリール押えばね板10が
装着されており、これにより、リール押えばね板
10の回転が効果的に抑制されている。なお、こ
の取付孔は長孔でなくても、三角形、四角形等の
非円形であれば、いずれの形状でもよい。
第5図及び第6図は本考案の別の実施例を示し
ており、前記実施例と同一の部分は同一の符号を
付して、その説明を省略するが、この実施例にお
いては、長手方向に窪んで形成されるリブ13は
巾が一定であるが、その窪み深さが中央から両端
に向つて漸減し、上述の関係式を満足するように
なつている。従つて、これにより、リールに対し
て一定の押え圧力が作用するものである。
<考案の効果> 以上説明した本考案のリール押え用ばね板によ
ると、リールに一定の押圧力を作用させることが
できるから、リールの回転が円滑かつ確実に行わ
れると共に、使用されるフープ材は何ら打ち抜き
加工を施すものでないから、材料歩留まりが飛躍
的に向上する。又、組立工数も少なく、これらに
よつてコトの低減化が図られる、という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、同図aは平
面図、同図bは側面図、同図c及びdはaの−
線端面図及び−線端面図、第2図は同上実
施例の斜視図、第3図及び第4図はその取り付け
を示す底面図及び断面図、第5図は別の実施例を
示し、同図aは平面図、同図bは側面図、同図c
及びdはaの−端面図及び−線端面図、
第6図は同上別の実施例の斜視図、第7図及び第
8図は従来例の底面図及び断面図である。 10……リール押え用ばね板、11,13……
リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板厚及び板巾が一定のフープ材0に長手方向に
    窪んだリブ11,13が形成され、このリブがフ
    ープ材10の中央から両端に向つて、窪み深さ又
    は巾が漸減していることを特徴とするVTRカセ
    ツトのリール押え用ばね板。
JP12979384U 1984-08-29 1984-08-29 Vtrカセツトのリ−ル押え用ばね板 Granted JPS6145781U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12979384U JPS6145781U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 Vtrカセツトのリ−ル押え用ばね板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12979384U JPS6145781U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 Vtrカセツトのリ−ル押え用ばね板

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Publication Number Publication Date
JPS6145781U JPS6145781U (ja) 1986-03-26
JPH0320953Y2 true JPH0320953Y2 (ja) 1991-05-07

Family

ID=30688408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12979384U Granted JPS6145781U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 Vtrカセツトのリ−ル押え用ばね板

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Families Citing this family (5)

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JP5146953B2 (ja) * 2007-08-29 2013-02-20 日本電産サンキョー株式会社 レンズ駆動装置

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Publication number Publication date
JPS6145781U (ja) 1986-03-26

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