JPS5938857Y2 - 合成樹脂製戸滑り板 - Google Patents

合成樹脂製戸滑り板

Info

Publication number
JPS5938857Y2
JPS5938857Y2 JP13576080U JP13576080U JPS5938857Y2 JP S5938857 Y2 JPS5938857 Y2 JP S5938857Y2 JP 13576080 U JP13576080 U JP 13576080U JP 13576080 U JP13576080 U JP 13576080U JP S5938857 Y2 JPS5938857 Y2 JP S5938857Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
outward
door sliding
side piece
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13576080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5758663U (ja
Inventor
昭二 納口
Original Assignee
株式会社川口技研
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社川口技研 filed Critical 株式会社川口技研
Priority to JP13576080U priority Critical patent/JPS5938857Y2/ja
Publication of JPS5758663U publication Critical patent/JPS5758663U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5938857Y2 publication Critical patent/JPS5938857Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、襖や障子等の建具を円滑に摺動させると共
に、敷居溝や建具底面の摩耗を防ぐ等の為に使用される
敷居溝用の戸滑り板に係り、特にその底部下面に従来の
ような接着剤が設けられず単にこれを敷居溝内に押圧嵌
合するだけで、幅広や幅狭の各敷居溝によく順応しかつ
その底面が敷居溝内によく密着して嵌着されるのでその
取着げ後に夏期の熱膨張や摺動摩擦力によってもその底
面が容易に浮き上がったりしないように改善したものに
関する。
一般に、敷居溝は敷居材質の軟質や良否によりカッター
で溝付げした後のいわゆる「脇取り」と称する仕上げ加
工の切削量が幾なる為、溝幅の寸法差が広いものと狭い
ものとでは2rIgrL近い差異を生ずるものである。
この為従来の戸滑り坂には、この溝幅によく順応できる
ような工夫が種々行われてきた。
例えば実公昭45−7188号公報に示す考案の如く、
戸滑り坂の長子両側の底面がやや上方に湾曲されその上
部に沿って極めて薄肉の側片を突設したものがあるが、
この場合は、敷居溝に戸滑り板を嵌め込むと、左右の側
片は敷居溝の幅に応じて立ち上がり側壁に圧接して密着
状態となり、その側片が雨水やほこり等の侵入を防止す
るものである。
然し、このものは側片が立ち上がると共に、戸滑り板の
底面両側部も上方に湾曲して浮き上がってし1う為、こ
れを接着剤で固定せずに使用すると、建具の通過時には
その重量によって浮き上がり部が下方に沈み、通過後に
再び弾力により浮き上がりを生ずる為、これを長期間反
復するとこの戸滑り板は溝幅の中心に対しその中心が両
側の一方に偏り最後には長手方向に沿う片側が敷居溝外
に脱出してし普つ為、この種の戸滑り板はその底部下面
に接着剤を設けて敷居溝内底面に確実に接着する事が是
非共必要であった。
捷た一方、厚肉の帯状本体の両側部上面に幅1.5〜2
rrgrLの長さ方向の溝を介在させて肉厚側片を設け
た事により該肉厚側片が溝幅に応じて屈撓しやすいよう
に改善したものも見受けられるが、この種のものもその
肉厚側片が敷居溝の内側壁に対して大きな圧接力を発揮
できるようにその材質を硬質化してこれを特に狭い敷居
溝内に押圧嵌入させようとすると、その底面両側部はや
はり上方にやや湾曲して浮き上がりを生ずる為、この場
合にもその底部下面を接着剤で敷居溝内底面に固定する
事が必要とされる上、このような肉厚側片を用いると狭
い敷居溝内でその肉厚側片が内側方向に傾く事によって
この部分の幅寸法が更に狭くなり、従ってこれが建具の
側面を圧迫してその円滑な摺動を妨げるというような不
利を生ずる場合もあった。
このように、戸滑り板の底部下面に接着剤を用いたもの
は、その固定が極めて確実であり、敷居溝外へのその脱
出が防止でき°尾という優れた利点を有する反面、接着
剤とその取着げの費用分がコストアップされる不利と、
これを長期間使用し摩耗したものを新しい戸滑り板に貼
り替える際の剥離作業にやや手数を要するという大きな
欠点があった為、その底部下面に接着剤を設げる事なく
、単にこれを敷居溝内底面に押圧嵌入するだげでその取
着げができるように改善した戸滑り板も提案されている
すなわち、帯状本体と略同じ肉厚でかつその下面よりも
更に下方に突出されるような小さな屈曲部をその帯状本
体の両側部に設けると共に、更にその屈曲部の両側部に
ろ同じ肉厚で斜め上方に突出されるように設けた傾斜側
片の先端が敷居溝内画壁を強く弾圧するように改善した
ものであった。
しかしながらこの場合にも、斜め上方に突出される部分
の肉厚と帯状本体の肉厚とが略同−である為、これを狭
い敷居溝に嵌入すると、その傾斜側片に加えられた外力
により帯状本体の下面が下方に突出するように撓み、そ
の弾力により該帯状本体の両側部はやはり上方にやや浮
き上がるようになり、これが建具の移動と共に変化する
のでその外見上に不安定感が生ずるという欠点があった
本考案は、従来における如上の欠点を改善する為のもの
であり、やや硬質の合成樹脂材料より成る帯状主板の両
側部の厚さ方向中央部に薄肉突出部をその外方に突設し
、更にその先端部にはこの部分をその下端部としその上
端部を上方外側に傾斜させて成る薄肉の傾斜側片を一体
に形成し、かつ該傾斜側片の先端部に設けた先頭部には
、その先端を垂直方向に並列させた一対の外向き突条を
設けると共に、該傾斜側片の基部には浅溝を設けるよう
にした事により、上記一対の外向き突条は敷居溝の内側
壁に圧接してその浮き上がりを防ぐと共に、上記薄肉突
出部と傾斜側片基部の浅溝とにより該傾斜側片は敷居溝
の広狭に応じてよく屈撓すると共に、その屈撓作用によ
る変形が帯状主板の上面及び下面に対して何の変形も与
えない為これを特に狭い敷居溝に嵌合した場合にも該帯
状主板の底部下面には敷居溝の内底面に確実に密着して
嵌着され、その浮き上がりが生じない為その底部下面に
接着剤を設けずに単にこれを押圧嵌入するだけで敷居溝
に長期間安定的に取着けでき、しかも傾斜側片を薄肉と
したのでこれが建具の円滑摺動を妨げる事もないように
したものである。
次にこの考案の・一実施例を図面について説明すると、
硬質性と耐摩耗性に優れた低圧ポリエチレンと、柔軟性
と滑性に優れた高圧ポリエチレンとをブレンドして、や
や硬質の合成樹脂製とした戸滑り板1には、上面に長手
方向に数本の突条6゜6を所定間隔に設けた所定幅の帯
状主板1aを形成する。
この帯状主板1aの長手方向に沿う両側部には上面傾斜
部1b、1bと下面傾斜部1c 。
1、を設げて、帯状主板の厚さ方向の中央部において外
側に突出される薄肉突出部3,3を形成する。
この薄肉突出部3,3の先端にはこの部分をその下端部
2&とし、その上端部をそれぞれ上方外側に傾斜させて
成る傾斜側片2,2をそれぞれ一体に形成する。
そしてこの傾斜側片2.2はその下端部2aの近傍の基
部をやや薄肉とし、その上端部を薄肉となるように形成
すると共に該上端部にはその先端部を外方に折曲した外
向きの先頭部5,5を一体に形成する。
またこの先頭部5゜5の外側面には略湾曲凹面58.5
aを設ける事により該先頭部5,5の外側端の上部と下
部にそれぞれの先端部が垂直方向に並列する一対の外向
き突条7,7.7.7を形成する。
更に上記上面傾斜部1..ibの先端には傾斜側片の基
部を薄肉とさせる浅溝4,4をそれぞれ形成したもので
ある。
なお8は敷居を示し、9は敷居溝の内側壁を示したもの
である。
この考案は上記の如き構成から成り、今この戸滑り板1
を敷居8の溝に嵌着するには、捷ずその末端部を手に取
りこれを第3図イに図示するように帯状主板12Lを敷
居溝の上方に合致する位置において水平状態となるよう
に用意した後、この末端部が敷居溝の末端と合致するよ
うにその11下方に移動し該帯状主板の底部下面が敷居
溝の内底面に密着する1で例えば木片や母指の腹を使っ
て押圧嵌入すれば帯状主板の両側部に設けられた傾斜側
片2,2も自ずと溝内に嵌入されたが、この両側におけ
る各傾斜側片の外側幅寸法は予め幅広溝の寸法より大き
く形成されている為、これを幅広溝に嵌合すると第3図
口のようにその先端部が内側方向に押し寄せられた状態
となる。
そしてこの状態において上記先頭部が内側に押し寄せら
れた事により該先頭部の近傍及び薄肉突出部3,3の近
傍に弾性変形が生ぜるものであり、しかもこの場合やや
硬質の合成樹脂を用いたのでわずかな弾性変形に対して
も大きな弾発力が生じ、これがすべて先頭部における各
外向き突条に集中するのでこれらの先端部は敷居溝の内
側壁9に喰い込むように圧接される。
そしてこれらの圧接による摩擦力と等しい摩擦力が帯状
主板にも作用する結果一旦嵌着されたこれらの戸滑り板
はその敷居溝の内底面に密着した状態を長く維持する事
が出来る1またこの戸滑り板を幅狭の敷居溝に押圧嵌入
した場合には、第4図に示した如く先頭部は更に内側に
押し寄せられる為、該先端部及び薄肉突出部の各近傍の
弾性変形はより大きくなり、従って各外向き突条はより
強く敷居溝の内側壁9に圧接されるのでその摩擦力と等
しい摩擦力がこの時の帯状主板に作用するものである。
本考案は以上の如く、やや硬質の合成樹脂により製せら
れる帯状主板1aの両側に上面傾斜部15*1bと下面
傾斜部1c、1cとにより、その厚さ方向の中央部に薄
肉突出部3,3を設けると共に、その先端部にこの部分
を下端部2aとする薄肉の傾斜側片2.2をその上端部
を上方外側に傾斜して設けると共に、上記上面傾斜部の
先端には浅溝4,4を設げて該傾斜側片の基部を薄肉に
形成しである事により、傾斜側片が溝幅に応じてその傾
斜角度を変化させる場合の弾性変形が薄肉突出部及び先
頭部の各近傍に生じ、帯状主板の上面や下面には何の変
形作用も及ぼさないようにしである為、傾斜側片の弾力
による帯状主板の浮き上がりが全く生じ得ないものであ
る。
従って建具の移動と共にこれが浮沈し、外見上極めて不
安定感を与えるという従来の欠点を防止する事が出来る
また一対の外向き突条をその先端が垂直方向に並列され
るように設けである為、幅広溝と幅狭溝のすべてに該一
対の外向き突条を圧接する事が出来、しかもこれらの外
向き突条が敷居溝内側壁に喰い込むと、この部分に設け
た略湾曲凹面が該内側壁に圧着し、更にその摩擦力を犬
ならしめる効果がある。
従って本考案の戸滑り板は底部下面に接着剤を設ける事
なく、単にこれを敷居溝の内底面に抑圧嵌入するのみで
取着げ出来る為、接着剤とその取着けに要する費用がコ
ストダウン出来ると共に、長期間使用してこれが摩耗し
た場合の取り替え時の抜去作業が容易である。
また上述の如く、各先頭部における圧接力が犬であり、
しかもこの摩擦力と等しい摩擦力が帯状主板に作用する
為、この戸滑り板は夏期の熱膨張や建具の摺動摩擦によ
りその底面が上方に浮き上がる事が防止される。
更にまた傾斜側片はその基部をやや薄肉に、その先端部
を薄肉としたものであるので、これを幅狭溝に嵌着した
場合にもその傾斜側片が建具の側面を圧迫しないのでそ
の円滑な摺動が妨げられる事がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例で、第1図はこの考案の斜面
図、第2図は敷居に装着した断面図、第3図イ9口は装
着状態を示す断面図、第4図は比較的敷居幅の狭い場合
の装着状態の断面図である。 符号1は戸滑り板、1aは帯状主板、1bは上面傾斜部
、1oは下面傾斜部、2は傾斜側片、2aは下端部、3
は薄肉突出部、4は浅溝、5は先頭部、5aは略湾曲凹
面、7は外向き突条である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. やや硬質の合成樹脂製より成る戸滑り板には、その上面
    の長手方向に数本の突条を並設した所定幅の帯状主板を
    設けると共に、該帯状主板の長手方向に沿う両側には上
    面傾斜部と下面傾斜部とによりその厚さ方向の中央部に
    おいて外側に突出されかつその肉厚が薄くされる薄肉突
    出部を一体に形成し、該薄肉突ubの先端には、この先
    端一部分をその下端部としその上端部を上方外側に傾斜
    させると共にその下端部近傍における基部をやや薄肉と
    しその上端部を薄肉とした傾斜側片を一体に形成し、更
    に該傾斜側片の上端部にはその先端を外方に折曲した外
    向きの先頭部を設け、かつ該先頭部の外側面には略湾曲
    凹面を設ける事により該先頭部の外側端における上部及
    び下部にそれぞれの先端を垂直方向に並列させた一対の
    外向き突条を形成すると共に、上記上面傾斜部の先端に
    は浅溝を設は上記傾斜側片の基部の肉厚をそれぞれ薄肉
    とした事を特徴とする合成倒脂製戸滑り板。
JP13576080U 1980-09-24 1980-09-24 合成樹脂製戸滑り板 Expired JPS5938857Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13576080U JPS5938857Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24 合成樹脂製戸滑り板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13576080U JPS5938857Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24 合成樹脂製戸滑り板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5758663U JPS5758663U (ja) 1982-04-06
JPS5938857Y2 true JPS5938857Y2 (ja) 1984-10-29

Family

ID=29495917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13576080U Expired JPS5938857Y2 (ja) 1980-09-24 1980-09-24 合成樹脂製戸滑り板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5938857Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6286016U (ja) * 1985-11-19 1987-06-01
JPH0516839Y2 (ja) * 1987-08-20 1993-05-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5758663U (ja) 1982-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2293292A (en) Weather strip
US4193172A (en) Ornamental attachment for slide fastener sliders
JPS5938857Y2 (ja) 合成樹脂製戸滑り板
US4001991A (en) Stair nosing structure
KR960016797A (ko) 슬라이드 파스너용 슬라이더
CA1184410A (en) Means for spanning the joint between adjoining structural members of a bridge or like structure
JPH0578445B2 (ja)
US1551345A (en) Replaceable heel
JP2984585B2 (ja) カウルトップカバー
JP3132968B2 (ja) 戸当たり
JPH082382Y2 (ja) 引戸用レール
US2699127A (en) Pastry board
JP2671862B2 (ja) 戸すべり装置
JPS5910308Y2 (ja) 敷居滑り
JPS6137728Y2 (ja)
JPS5914616Y2 (ja) 合成樹脂製の敷居戸滑り
JP5992690B2 (ja) 階段構造
JPH0243237Y2 (ja)
JPS6128111Y2 (ja)
JPH085871Y2 (ja) モール固定用クリップ
JPS5914615Y2 (ja) 表裏兼用敷居溝戸滑り板
JP4397449B2 (ja) テーブル等における天板の縁材の取付け構造
JPS627828Y2 (ja)
JP2002029327A (ja) ルーフモール、及びその取付構造
JPH0921269A (ja) 引戸用レール