JPS5910308Y2 - 敷居滑り - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、襖、雨戸等の敷居滑りに関するもので、金属
薄板からなる平板部の上面に滑性条帯を、その下面には
粘着シートをそれぞれ設けて粘着シートと滑性条帯との
剥離を防止でき、また、金属薄板の平板部の長手方向両
側縁を弧状に折曲げて、外側面を凸状圧接面とする取付
部を形威して、この取付部の凸状圧接片を敷居溝の内壁
面に弾発状に押圧係止して、使用中に生じ易い滑性条帯
の両側縁部分のめくれを防止できることを特徴とするも
のである。

本考案の構或を添付図面の実施例に基いて説明すると、
１はアルミニウム、スチール等から製せられる金属薄板
で、平板部１′の長手方向両側縁部を一旦斜めに立ち上
げて、その上端から外側に向かって弧状に折曲げられて
、その外側面を凸状圧接面とする取付部２を形或してい
る。

上記金属薄板１の平板部１′の上面には、ポリエチレン
等の滑性が良好な合戒樹脂から製せられる滑性条帯３を
押出或形等で一体に設けていると共に、その下面には粘
着シ一ト４を設けている。

敷居溝５へは、粘着シー１・４の下面に張着されている
剥離紙を取除いて上方から押込み、粘着シ一ト４を敷居
溝５の底部６に押圧して貼着し、金属薄板１の平板部１
′の両側縁に形或された取付部２の凸状圧接面を、その
スプリング作用により、敷居溝５の両内壁面７に、弾撥
状に押圧係止して固着される。

第３図は金属薄板１の平板部１′の両側縁を上方に向っ
て内側に弧状に折曲げて、その外側面を凸状圧接面とし
、また、内側に凹状面を形或して滑性条帯３の両側縁を
包持したもので、第１図々示の実施例と同様に取付部２
の凸状圧接面を敷居溝５の内壁面７に弾撥状に押圧して
係止されるものである。

なお、この敷居滑りを鴨居に取付けて使用することも可
能である。

本発明は上記の如き構或を有しているもので、金属薄板
１の平板部１′の上面に滑性条帯３を、また、その下面
に粘着シ一ト４を設けて、合戊樹脂製の滑性条帯３と粘
着シ一ト４とを仕切り、粘着シ一ト４の接着が非常に良
い金属薄板１を介して止着されるので、敷居滑りが剥離
する恐れがない。

また、金属薄板１の平板部１′の長手方向両側縁を弧状
に折曲げて外側面を凸状圧接面とする取付部２を形或し
て、この取付部２の凸状圧接面が弾性作用を呈して敷居
溝５の内壁７に弾撥状に押圧係止して強固に支持するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る敷居滑りの実施例を示す斜視図、
第２図は敷居溝への取付状態を示す断面図、第３図は他
の実施例を示す断面図である。 １・・・・・・金属薄板、１′・・・・・・平板部、２
・・・・・・取付部、３・・・・・・滑性条帯、４・・
・・・・粘着シート。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金属薄板の平板部の長手方向両側縁を弧状に斬曲げて、
   外側面を凸状圧接面とする取付部を形成し、上記平板部
   の上面には合戊樹脂製の滑性条帯を、また下面には粘着
   シートを設け、上記取付部の凸状圧接面を敷居溝の内壁
   に弾発状に係止してなることを特徴とする敷居滑り。