JPH0132220Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0132220Y2 JPH0132220Y2 JP16959679U JP16959679U JPH0132220Y2 JP H0132220 Y2 JPH0132220 Y2 JP H0132220Y2 JP 16959679 U JP16959679 U JP 16959679U JP 16959679 U JP16959679 U JP 16959679U JP H0132220 Y2 JPH0132220 Y2 JP H0132220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf spring
- tape reel
- free end
- spring
- recessed portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 229910003460 diamond Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010432 diamond Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、本体ケースの内天面に内部のテー
プリールを押下げ付勢するための板ばねを取付け
てなる磁気テープカートリツジにおいて、ケース
内天面への板ばねの取付構造に改良を加えたもの
である。
プリールを押下げ付勢するための板ばねを取付け
てなる磁気テープカートリツジにおいて、ケース
内天面への板ばねの取付構造に改良を加えたもの
である。
従来一般に、VTR用の磁気テープカートリツ
ジでは、第5図に示すように、本体ケース1の内
天面9に板ばね10を直接取付け、該板ばね10
の遊端部10aをテープリール3の回転中心の上
面に弾圧接当させてテープリール3を押下げ付勢
する構造になつている。
ジでは、第5図に示すように、本体ケース1の内
天面9に板ばね10を直接取付け、該板ばね10
の遊端部10aをテープリール3の回転中心の上
面に弾圧接当させてテープリール3を押下げ付勢
する構造になつている。
しかし、全体にコンパクト化しようとすればす
る程、ケース内天面9とテープリール3との間
は、僅かな空隙しか採れない。現に板ばね10は
その固定部Pから遊端部10aにかけて大きくア
ーチ状に曲成できず、板ばね10のばね圧を所望
通り設定できないうらみがあつた。また、板ばね
10のテープリール3に対する傾斜角θを小さく
設定せざるを得ず、テープリール3の回転中にこ
れが板ばね10に抗して浮上つたとき、板ばね1
0の固定部Pと遊端部10aとの中間部10bが
仮想線図で示す如く下向きに反り返り、この中間
部10bがテープリール3の上フランジ5に当つ
てテープリール3の円滑な回転が阻害されること
があつた。
る程、ケース内天面9とテープリール3との間
は、僅かな空隙しか採れない。現に板ばね10は
その固定部Pから遊端部10aにかけて大きくア
ーチ状に曲成できず、板ばね10のばね圧を所望
通り設定できないうらみがあつた。また、板ばね
10のテープリール3に対する傾斜角θを小さく
設定せざるを得ず、テープリール3の回転中にこ
れが板ばね10に抗して浮上つたとき、板ばね1
0の固定部Pと遊端部10aとの中間部10bが
仮想線図で示す如く下向きに反り返り、この中間
部10bがテープリール3の上フランジ5に当つ
てテープリール3の円滑な回転が阻害されること
があつた。
この考案は、かかる事実に着目して、板ばね1
0のばね圧を所望通りに設定でき、かつテープリ
ール3の回転中にこれが大きく浮上つても板ばね
10の前記中間部10bがテープリール3の上フ
ランジ5に当ることも無いようにしようとするも
のであり、その特徴とするところは、本体ケース
の1の内天面9に板ばね10の固定部Pを収容す
る凹設部13を形成し、かつこの凹設部13の深
さを板ばね10の厚み以上に設定し、その上で凹
設部13を板ばね10の固定部Pから少なくとも
テープリール3の回転中心に対応する板ばね10
の遊端部10a対応位置まで延在させることによ
り、板ばね10これ全体が凹設部13に退入でき
るようにしたことにある。
0のばね圧を所望通りに設定でき、かつテープリ
ール3の回転中にこれが大きく浮上つても板ばね
10の前記中間部10bがテープリール3の上フ
ランジ5に当ることも無いようにしようとするも
のであり、その特徴とするところは、本体ケース
の1の内天面9に板ばね10の固定部Pを収容す
る凹設部13を形成し、かつこの凹設部13の深
さを板ばね10の厚み以上に設定し、その上で凹
設部13を板ばね10の固定部Pから少なくとも
テープリール3の回転中心に対応する板ばね10
の遊端部10a対応位置まで延在させることによ
り、板ばね10これ全体が凹設部13に退入でき
るようにしたことにある。
以下、その詳細を図面に基づき説明する。
図面はVTR用の磁気テープカートリツジを例
示している。第1図及び第2図において、これの
本体ケース1の内部左右には、磁気テープ2が巻
かれる一対のテープリール3,3を可回転にかつ
上下遊動自在に装着してなり、磁気テープ2が一
方のリール3からケース前面に繰出されて他方の
リールに巻取られるようになつている。
示している。第1図及び第2図において、これの
本体ケース1の内部左右には、磁気テープ2が巻
かれる一対のテープリール3,3を可回転にかつ
上下遊動自在に装着してなり、磁気テープ2が一
方のリール3からケース前面に繰出されて他方の
リールに巻取られるようになつている。
テープリール3は、ハブ4の上下にフランジ
5,6を連設し、その回転中心つまりハブ4の中
心の上面に先端が球面状の突起7を突設してな
る。
5,6を連設し、その回転中心つまりハブ4の中
心の上面に先端が球面状の突起7を突設してな
る。
本体ケース1の内天面9には、その中央部にス
テンレス鋼板製の板ばね10の左右中央部を固定
し、この板ばね10の左右の遊端部10a,10
aを前記テープリール3,3の各突起7,7に上
方から弾圧接当させ、これら各テープリール3を
押下げ付勢する。
テンレス鋼板製の板ばね10の左右中央部を固定
し、この板ばね10の左右の遊端部10a,10
aを前記テープリール3,3の各突起7,7に上
方から弾圧接当させ、これら各テープリール3を
押下げ付勢する。
板ばね10は、全体を左右に長い菱形として両
遊端部10a,10a側を下向きに大きく湾曲さ
せ、左右に抜き孔11,11を、中央部の前後に
嵌合孔12,12をそれぞれ打抜き形成した形状
とする。
遊端部10a,10a側を下向きに大きく湾曲さ
せ、左右に抜き孔11,11を、中央部の前後に
嵌合孔12,12をそれぞれ打抜き形成した形状
とする。
さて、かかる基本構造のものにおいて、本考案
では本体ケース1の内天面9に板ばね全体が収納
できる大きさと深さを有する凹設部13を形成
し、該凹設部13に板ばね10を取付けるように
した。つまり、その凹設面13aの左右中央部の
前後に嵌合突起14,14を植設し、板ばね10
の取付はその各嵌合孔12,12を該嵌合突起1
4,14に嵌合して各嵌合突起14の突出頭部を
超音波溶接でカシメ付ける。そして、この取付状
態において、湾曲形成した板ばね10の両遊端部
10a,10aが凹設部13からケース内天面9
よりも下位に突出するようにしたものである。
では本体ケース1の内天面9に板ばね全体が収納
できる大きさと深さを有する凹設部13を形成
し、該凹設部13に板ばね10を取付けるように
した。つまり、その凹設面13aの左右中央部の
前後に嵌合突起14,14を植設し、板ばね10
の取付はその各嵌合孔12,12を該嵌合突起1
4,14に嵌合して各嵌合突起14の突出頭部を
超音波溶接でカシメ付ける。そして、この取付状
態において、湾曲形成した板ばね10の両遊端部
10a,10aが凹設部13からケース内天面9
よりも下位に突出するようにしたものである。
なお、凹設面13aへの板ばね10の具体的な
取付方としては、前述の超音波溶接によるカシメ
付けに代えてビス止めする等自在に変更できる。
取付方としては、前述の超音波溶接によるカシメ
付けに代えてビス止めする等自在に変更できる。
また、板ばね10は2枚用意し、各板ばね10
の茎端を凹設部13にそれぞれ片持ち状に支持固
定し、その遊端部10aを各テープリール3の突
起7に弾圧接当させるようにしたものも、本考案
の予想するところである。
の茎端を凹設部13にそれぞれ片持ち状に支持固
定し、その遊端部10aを各テープリール3の突
起7に弾圧接当させるようにしたものも、本考案
の予想するところである。
更に、図示例では、本体ケース1の天板が凹設
部13を形成した箇所において薄肉となるように
したが、本体ケース1の天板を全体に同厚として
上方に突出させることにより凹設部13を形成す
るようにしても良いこと、云うまでもない。
部13を形成した箇所において薄肉となるように
したが、本体ケース1の天板を全体に同厚として
上方に突出させることにより凹設部13を形成す
るようにしても良いこと、云うまでもない。
以上説明したように、この考案によれば、本体
ケース1の内天面9に板ばね10の固定部Pを収
容する凹設部13を形成し、かつこの凹設部13
の深さを板ばね10の厚み以上に設定し、その上
で凹設部13を板ばね10の固定部Pからテープ
リール3の回転中心に対応する板ばね10の遊端
部10a対応位置まで延在させ、板ばね10これ
全体が凹設部13に退入できるようにした。した
がつて、この凹設部13の凹み分だけ板ばね10
の固定部Pをテープリール3に対して高く設定で
きるので、テープリール3に対応する板ばね10
の傾斜角θもその分だけ大きくできる。つまり、
板ばね10を下向きに大きく湾曲形成できること
になるから、ばね圧も過不足なく容易に設定でき
る。しかも、テープリール3の回転中にこれが大
きく浮上つたとしても、板ばね10の遊端部10
a及び中間部10bはそれにともなつて全体が凹
設部13に退入できるので、板ばね10の中間部
10bが従来の如くテープリール3の上フランジ
5に当るといつた不都合も一切生じないものとな
つた。
ケース1の内天面9に板ばね10の固定部Pを収
容する凹設部13を形成し、かつこの凹設部13
の深さを板ばね10の厚み以上に設定し、その上
で凹設部13を板ばね10の固定部Pからテープ
リール3の回転中心に対応する板ばね10の遊端
部10a対応位置まで延在させ、板ばね10これ
全体が凹設部13に退入できるようにした。した
がつて、この凹設部13の凹み分だけ板ばね10
の固定部Pをテープリール3に対して高く設定で
きるので、テープリール3に対応する板ばね10
の傾斜角θもその分だけ大きくできる。つまり、
板ばね10を下向きに大きく湾曲形成できること
になるから、ばね圧も過不足なく容易に設定でき
る。しかも、テープリール3の回転中にこれが大
きく浮上つたとしても、板ばね10の遊端部10
a及び中間部10bはそれにともなつて全体が凹
設部13に退入できるので、板ばね10の中間部
10bが従来の如くテープリール3の上フランジ
5に当るといつた不都合も一切生じないものとな
つた。
第1図は本考案に係る磁気テープカートリツジ
を例示した外観斜視図、第2図はその中央縦断正
面図である。第3図は本考案の構成部材のひとつ
である板ばねの取付状態を示す平面図、第4図は
同じく板ばねの取付状態を示す要部拡大縦断正面
図である。第5図は従来例における板ばねの取付
状態を示す要部拡大縦断正面図である。 1……本体ケース、2……磁気テープ、3……
テープリール、4……ハブ、5……上フランジ、
6……下フランジ、7……突起、9……ケース内
天面、10……板ばね、10a……板ばねの遊端
部、10b……板ばねの中間部、12……嵌合
孔、13……凹設部、14……嵌合突起。
を例示した外観斜視図、第2図はその中央縦断正
面図である。第3図は本考案の構成部材のひとつ
である板ばねの取付状態を示す平面図、第4図は
同じく板ばねの取付状態を示す要部拡大縦断正面
図である。第5図は従来例における板ばねの取付
状態を示す要部拡大縦断正面図である。 1……本体ケース、2……磁気テープ、3……
テープリール、4……ハブ、5……上フランジ、
6……下フランジ、7……突起、9……ケース内
天面、10……板ばね、10a……板ばねの遊端
部、10b……板ばねの中間部、12……嵌合
孔、13……凹設部、14……嵌合突起。
Claims (1)
- 本体ケースの内天面に板ばねを固定し、該板ば
ねの遊端部をテープリールの回転中心に上方から
弾圧接当させた磁気テープカートリツジにおい
て、本体ケースの内天面に板ばねの固定部を収容
する凹設部を形成し、該凹設部の深さは板ばねの
固定部からその遊端部へ下方に向かつて湾曲した
該板ばねのばね厚幅とほぼ同程度に深く設定され
ており、かつ前記凹設部は板ばねの固定部からそ
の遊端部までの長さ以上に延在させることにより
前記板ばね全体が前記凹設部に退入可能にしたこ
とを特徴とするテープカートリツジ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16959679U JPH0132220Y2 (ja) | 1979-12-06 | 1979-12-06 | |
EP80107584A EP0030367A1 (en) | 1979-12-06 | 1980-12-04 | Magnetic recording tape cassette |
US06/213,112 US4368860A (en) | 1979-12-06 | 1980-12-04 | Magnetic recording tape cassette |
CA000366228A CA1148654A (en) | 1979-12-06 | 1980-12-05 | Magnetic recording tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16959679U JPH0132220Y2 (ja) | 1979-12-06 | 1979-12-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5686680U JPS5686680U (ja) | 1981-07-11 |
JPH0132220Y2 true JPH0132220Y2 (ja) | 1989-10-03 |
Family
ID=29680427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16959679U Expired JPH0132220Y2 (ja) | 1979-12-06 | 1979-12-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0132220Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60194778U (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-25 | ソニー株式会社 | テ−プカセツト |
-
1979
- 1979-12-06 JP JP16959679U patent/JPH0132220Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5686680U (ja) | 1981-07-11 |
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