JPH0741696Y2 - 果菜物反転装置 - Google Patents

果菜物反転装置

Info

Publication number
JPH0741696Y2
JPH0741696Y2 JP1988026048U JP2604888U JPH0741696Y2 JP H0741696 Y2 JPH0741696 Y2 JP H0741696Y2 JP 1988026048 U JP1988026048 U JP 1988026048U JP 2604888 U JP2604888 U JP 2604888U JP H0741696 Y2 JPH0741696 Y2 JP H0741696Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit
conveyor
vegetable
persimmon
belt conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988026048U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01129121U (ja
Inventor
孝道 下村
徹 石井
広綱 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP1988026048U priority Critical patent/JPH0741696Y2/ja
Publication of JPH01129121U publication Critical patent/JPH01129121U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741696Y2 publication Critical patent/JPH0741696Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば、トマトや柿等の果菜物を自動箱詰
装置で箱詰処理する場合に、吸着子で吸着可能とする果
菜物の滑面側を上向きに反転するために利用される果菜
物反転装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述例の柿を反転する装置には、例えば、当出願
人が既に開発済みの果菜物反転装置(実願昭62−160679
号公報参照)がある。
この反転装置は、ベルトコンベアの搬送面上部の幅方向
に線条体を1本架設して、ベルトコンベアで搬送される
柿の蔕部に線条体を係止すると共に、この線条体とベル
トコンベアの搬送面との相対移動により柿の蔕部側を搬
送面後方へ反転させ、吸着子で吸着可能な柿の滑面側を
上向きに反転処理する。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 上述の先行技術で述べた反転装置は、反転処理の能率ア
ップを図るために柿を連続的に搬送した場合、搬送面上
部に架設した線条体が柿の蔕部に係止されると、線条体
とベルトコンベアの搬送面との相対移動により、蔕部が
上向いた柿だけが搬送面後方へ反転されるので、搬送さ
れる各柿が近接していると、反転時に於いて、反転され
る柿が後方の柿に当接して反転を妨げられ反転不可とな
るので、予め一定の前後間隔に各柿を離間してベルトコ
ンベアに載置する必要があり、柿の反転処理の能率アッ
プにはおのずと限界が生じるという問題点を有してい
る。
この考案は、前部コンベアよりも早い搬送速度の後部コ
ンベアで果菜物を搬送する特異な構成とすることで、連
続的に搬送される各果菜物を反転可能な前後間隔に離間
し、吸着子で吸着可能な果菜物の滑面側を上向に反転す
る反転処理の能率アップを図ることができる果菜物反転
装置の提供を目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 上述の問題を解決する為に、この考案の果菜物反転装置
を、果菜物を搬送するコンベアの搬送面上部の幅方向
に、該コンベア載置された果菜物の蔕部と係止される高
さ位置に線条体を弾性力を有して架設し、上記コベアを
線条体の架設位置前段で前部コンベアと後部コンベアと
に分割すると共に、上記後部コンベアに移載された移載
物の後部に反転スペースが形成できる速度差に前部コン
ベアの搬送速度よりも後部コンベアの搬送速度を速く設
定して構成している。
(ホ)作用 この考案は、前部コンベアで連続的に搬送される各果菜
物が、後部コンベアの搬送面上に移載されると、この後
部コンベアの搬送速度が速いので、後部コンベアに移載
された果菜物はその搬送後部に、反転スペースが後続果
菜物との間に形成されて搬送され、さらに、移載された
果菜物の蔕部が上向いている時は、該後部コンベアの搬
送面上部に架設した線条体が果菜物の蔕部に係止され、
吸着子で吸着可能な果菜物の滑面側を上向きにして、該
果菜物を反転スペース側に反転する。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、前部コンベアから後部コンベアへの
移載時に、各果菜物の搬送方向後方側には反転スペース
が形成されるので、この反転スペースに蔕部が上向いた
果菜物を反転させることで、反転処理が後続の果菜物に
阻害されることなく確実に行え、さらに、蔕部が既に下
向いて滑面が上向いた果菜物に対しては、線状体の弾性
による伸張で無理のない円滑な滑りが得られて、滑面上
向き姿勢を確実に保持し、向きを整える良好な処理が行
える。
従って、上述の各果菜物が前部コンベア上で前後間隔が
密接または近接していても、前述の反転スペースの形成
と該反転スペースへの反転で、確実な反転処理が得られ
るので、各果菜物を近接させて連続的に搬送することが
可能となり、吸着子で吸着可能な果菜物の滑面側を上向
きに反転する反転処理の処理時間を大幅にアップするこ
とができ、処理能力を向上させることができる。
(ト)考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は果菜部の一例として柿の反転処理に用いられる果
菜物反転装置を示し、第1図及び第2図に於いて、この
果菜物反転装置1は、搬送方向に柿2を搬送する前部ベ
ルトコンベア3と後部ベルトコンベア4とに分割し、こ
の前部ベルトコンベア3の搬送側後端部に、後部ベルト
コンベア4の搬送側前端部を近接して搬送方向に架設す
ると共に、分割部分より搬送方向へ所定距離を隔てた後
部ベルトコンベア4の搬送面上部の幅方向に、複数本の
各線条体5…を架設した回転ドラム6を回転可能に軸支
している。
上述の前部ベルトコンベア3と後部ベルトコンベア4
は、搬送方向に架設した左右の各支持枠7,7間の前部側
に各ローラ8,8を、後部側に各ローラ9,9を軸支し、この
搬送側前部に軸支した各ローラ8,8間には前部ベルトコ
ンベア3を張架し、搬送側後部に軸支した各ローラ9,9
間には後部ベルトコンベア4を張架して、駆動モータ等
(図示省略)の駆動力により前部ベルトコンベア3と後
部ベルトコンベア4とを夫々駆動すると共に、前部ベル
トコンベア3の搬送速度よりも後部ベルトコンベア4の
搬送速度を若干速く設定して搬送方向(矢印方向)へ回
転する。
前述の回転ドラム6は、後部ベルトコンベア4の搬送面
上部の幅方向に、駆動モータ等(図示省略)の駆動力に
より回転される回転軸10を軸支し、この回転軸10を同外
径に形成された2枚の各円板11,11の中心部に挿通する
と共に、後部ベルトコンベア4のベルト幅よりも若干幅
広間隔に隔てて各円板11,11を軸上にナット等で締付け
固定し、この各円板11,11の対向する外周縁部間に、例
えば、ピアノ線や合成樹脂製に糸等で形成された複数本
の各線条体5…を円周方向へ等間隔に隔てて平行に架設
している。
上述の各線条体5…は、各円板11,11の外周縁部に複数
本の各ネジ軸12…を円周方向へ等間隔に隔てて螺合し、
この各ネジ軸12…に各スプリング13…を介して各線条体
5…の両端部を係止すると共に、この各ネジ軸12…を各
円板11,11の外周縁部に対して径方向に螺合調整するこ
とで、各線条体5…を後部ベルトコンベア4の搬送面上
に載置された柿2の蔕部2aと係止される高さ位置に調節
可能に設けている。
図示実施例は上記の如く構成するものとして以下作用動
作を説明する。
第1図に示すように、搬送方向(矢印方向)に回転され
る前部ベルトコンベア3の搬送面上に、予め階級別に選
果した一定高さの柿2を載置して、前部ベルトコンベア
3の搬送側後端部へ各柿2…を連続的に搬送する。
次に、第4図のイに示すように、前部ベルトコンベア3
の搬送面より後部ベルトコンベア4の搬送面上に各柿2
…を順次移載して、例えば、前後間隔が近接した状態で
搬送される各柿2…を、前部ベルトコンベア3よりも速
い後部ベルトコンベア4の搬送により後続の各柿2…と
の間に反転スペース分離間させ、すなわち、後部ベルト
コンベア4に移載された柿2は、搬送面後方への反転が
許容されるスペースを得るように後続の各柿2…と離間
して搬送される。
そして、ロに示すように、後部ベルトコンベア4の搬送
面と対向する方向へ回転する回転ドラム6の各線条体5
…を、この回転ドラム6の下を通過する柿2の前方より
蔕部2aに係止する。
同時に、第3図にも示すように、各スプリング13…の伸
張により線条体5が撓んで柿2の反転を許容すると共
に、回転ドラム6の各線条体5…と後部ベルトコンベア
4の搬送面との相対移動により、柿2の後方に形成され
た反転スペースに、線条体5を係止した柿2の蔕部2a側
を搬送面後方へ反転させるので、第4図のハに示すよう
に、吸着子(図示省略)で吸着可能な柿2の滑面側が上
向きに反転処理され、この反転された柿2は後部ベルト
コンベア4により搬送側後端部へ搬送される。
また、蔕部2aが下向いた柿2は、回転ドラム6に架設さ
れた各線条体5…がその弾性により伸長で柿2の滑面側
を無理なく円滑に滑って反転されず、その柿2の吸着可
能な滑面側を上向きにした正常姿勢のままで搬送され
る。
このように前部ベルトコンベア3から後部ベルトコンベ
ア4へ柿2を移載する時に、搬送される各柿2…を所定
の前後間隔に離間して、各柿2…の後方に搬送面後方へ
の反転が許容される空間を形成するので、蔕部2aが上向
いた柿2の反転処理がスムーズに行え、且つ、反転時に
於いて前方の柿2が後方の柿2に当接せず、柿2の商品
価値が損なわれるのを確実に防止することができる。
従って、上述の各柿2…の前後間隔が近接していても、
前部ベルトコンベア3と後部ベルトコンベア4との速度
差により所定の前後間隔に確実に離間されるので、各柿
2…を近接させて連続的に搬送することが可能となり、
吸着子(図示省略)で吸着可能な柿2の滑面側を上向き
に反転する反転処理の能率アップを図ることができる。
なお、この考案は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
例えば、第5図に示すように、後部ベルトコンベア4の
搬送面上部の幅方向であって、搬送面上に載置された柿
2の蔕部2aと係止される高さ位置に線条体5を1本架設
した果菜物反転装置1の他の実施例を示し、 この装置は、線条体5の両端部を両側の各支持枠7,7に
立設した各ネジ棒14,14の上端に各スプリング13,13を介
して架設し、そして、前部ベルトコンベア3よりも速い
後部ベルトコンベア4の搬送により所定の前後間隔に離
間された蔕部2aが上向いた柿2を、架設した線条体5を
柿2の蔕部2aに係止して順次反転させるので、上述の実
施例と同様の効果を得ることができる。
また、前述の後部ベルトコンベア4の搬送面上に、複数
の回転ドラム6又は複数本の線条体5を搬送方向へ所定
間隔に隔てて架設するもよい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は果菜物反転装置の斜視図、 第2図は果菜物反転装置の縦断正面図、 第3図は反転動作を説明する装置の縦断正面図、 第4図のイ〜ハは装置の反転動作説明図、 第5図は他の実施例を示す果菜物反転装置の斜視図であ
る。 1…果菜物反転装置、2…柿 2a…蔕部、3…前部ベルトコンベア 4…後部ベルトコンベア、5…線条体 13…スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤原 広綱 愛媛県松山市高岡町66番地 石井工業株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭50−149061(JP,A) 実開 昭61−125903(JP,U) 実公 昭54−39163(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】果菜物を搬送するコンベアの搬送面上部の
    幅方向に、該コンベアに載置された果菜物の蔕部と係止
    される高さ位置に線条体を弾性力を有して架設し、上記
    コベアを線条体の架設位置前段で前部コンベアと後部コ
    ンベアとに分割すると共に、 上記後部コンベアに移載された移載物の後部に反転スペ
    ースが形成できる速度差に前部コンベアの搬送速度より
    も後部コンベアの搬送速度を速く設定した 果菜物反転装置。
JP1988026048U 1988-02-27 1988-02-27 果菜物反転装置 Expired - Lifetime JPH0741696Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988026048U JPH0741696Y2 (ja) 1988-02-27 1988-02-27 果菜物反転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988026048U JPH0741696Y2 (ja) 1988-02-27 1988-02-27 果菜物反転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01129121U JPH01129121U (ja) 1989-09-04
JPH0741696Y2 true JPH0741696Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31247318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988026048U Expired - Lifetime JPH0741696Y2 (ja) 1988-02-27 1988-02-27 果菜物反転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741696Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3937071A1 (de) * 1989-11-07 1991-05-08 Kopperschmidt Mueller & Co Vorrichtung und verfahren zum beschichten von plattenfoermigen substraten, wie leiterplatten
JP5919177B2 (ja) * 2012-12-05 2016-05-18 株式会社フジキカイ 物品の表裏揃え装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5315580B2 (ja) * 1974-05-22 1978-05-25
JPS564029Y2 (ja) * 1977-08-20 1981-01-29
JPS6012834Y2 (ja) * 1979-07-24 1985-04-24 日本軽金属株式会社 日除け装置
JPS5951765A (ja) * 1982-09-17 1984-03-26 Iseki & Co Ltd 根菜の茎切断装置
JPS61125903U (ja) * 1985-01-29 1986-08-07
JPH0699021B2 (ja) * 1985-10-09 1994-12-07 井関農機株式会社 果実等の整列移送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01129121U (ja) 1989-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4717027A (en) Vibratory belt separator for blow-molded parts
US5558234A (en) Product size grading system
JPH0741696Y2 (ja) 果菜物反転装置
US5176158A (en) Apparatus and method for transporting materials which are to be chemically treated
JPH0734807Y2 (ja) 果菜物反転装置
JP2004026444A (ja) 物品整列搬送装置
JPH0622653Y2 (ja) 果菜物反転装置
JP2505960Y2 (ja) 果菜物整列装置
JP2507900Y2 (ja) 果菜物反転装置
JPH06211214A (ja) 果菜物箱詰装置
US6505729B2 (en) Method and apparatus for reducing misalignment of articles on a conveyor
JP3388326B2 (ja) カーブコンベア
JP2532016B2 (ja) 帯板材搬送装置
JPH063774Y2 (ja) 果菜物反転装置
JPH0534556Y2 (ja)
JPS6225454Y2 (ja)
JPH0638012Y2 (ja) 果菜等の搬送装置
JPS6222505Y2 (ja)
US3679049A (en) Rotary can separator
JPH0741689Y2 (ja) 長尺物整列用ローラコンベア
FR2549807A3 (fr) Dispositif transporteur a deux bandes pour articles de patisserie
JPH0330325Y2 (ja)
JPH11278656A (ja) 振分装置
AU2001238481B2 (en) High-speed oscillating feeder
JPS6087110A (ja) 物品の整列装置