JPH0740026Y2 - 二重床用支持具 - Google Patents

二重床用支持具

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JPH0740026Y2
JPH0740026Y2 JP1989035080U JP3508089U JPH0740026Y2 JP H0740026 Y2 JPH0740026 Y2 JP H0740026Y2 JP 1989035080 U JP1989035080 U JP 1989035080U JP 3508089 U JP3508089 U JP 3508089U JP H0740026 Y2 JPH0740026 Y2 JP H0740026Y2
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JP
Japan
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floor
support
locking
female screw
outer periphery
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989035080U
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JPH02125135U (ja
Inventor
拓之 畠山
Original Assignee
株式会社エービーシー商会
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電子計算機室、その他オフィスオートメーショ
ン機器を用いる部屋等において、ケーブル配線、配管等
を好便に行い得る二重床(フリーアクセスフロア)を高
さ調節自在に支持する支持具に関する。
(従来の技術) 従来、二重床を支持するものとして一般に支持ボルトが
用いられている。また、着座上に支持ボルトを立設し、
この支持ボルトの途中に床板下面を支持する支持部材を
螺着すると共に、該支持ボルトの上端部に、床板の上面
側を押えるカバー板の下方に雌ねじ部を突設したカバー
部材を螺着した構成の支持具が提供されている。
(考案が解決しようとする課題) これら従来の支持具の場合、床板を敷設しながらレベル
調整する際の作業性、レベル調整しても床板の接触等に
よって支持部材が若干でも回転してしまうとズレが生じ
てしまうが、そのようなズレを生じさせないレベル調整
状態の安定性、床板敷設位置の正確性(ずれのない墨出
位置)、床板の浮上り防止等をすべて同時に満足し得な
かった。
本考案は、上記の点を踏まえ、上記諸性能をすべて良好
に発揮し得る二重床用支持具を提供せんとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案は、着座上に支柱ボ
ルトを立設した支脚と、上記支柱ボルトに螺合し、かつ
設置される二重床用床板の肉厚相当以下の長さを有した
雌ねじ筒体の下部外周に鍔を張出し形成すると共に当該
筒体の上端部に回転治具係止部を形成した支承部材と、
上記鍔上の雌ねじ筒体部分外周に遊嵌するリング体から
外周に直交状に係止片を突設形成した係止部材と、天板
の下面に上記雌ねじ筒体上部と螺合する雄ねじ部を突設
したキャップを具備して二重床用支持具を構成せしめた
ことを特徴とする。
(実施例) 以下、一実施例として示した図面によって本考案を説明
する。
本考案の二重床用支持具は、支脚1、支承部材5、係止
部材11、キャップ14によって構成されている。
支脚1は、四角板状の着座2の中央部に、支柱ボルト3
が溶接等して一体的に立設され、着座2の適宜個所に孔
4が形成されている。該支柱ボルト3の高さは、調整さ
れる二重床の床板Fの下面位置よりは高く、上面よりは
低く設定されている。上記着座2は、基礎床Gに安定的
に接地可能であれば、円盤状、その他立体的形態であっ
てもよい。
支承部材5は、支柱ボルト3の上部と螺着可能な雌ねじ
8を有した雌ねじ筒体6の下部外周に、床板Fの隅部を
十分に載置可能な面積を有した円形の鍔7が水平に張出
し形成され、雌ねじ筒体6の上端縁には、回転治具を係
止するための溝状係止部9が対向位置に形成されてい
る。雌ねじ筒体6の長さは、鍔7上方の筒部の長さが床
板Fの全厚みよりも若干短くなるように設定されてい
る。上記鍔7の外形は四角形その他の形状としてもよ
い。係止部9は支承部材5を回転させ得る形態であれば
よいので、その形状と数は任意でよく、突起としてもよ
い。
10は鍔7の上面に重合した硬質ゴムシート等の緩衝シー
トである。
係止部材11は、雌ねじ筒体6の外周に遊嵌可能なリング
体12の外周に、直角をなした四本の係止片13が水平に突
出形成されている。リング体12は上記雌ねじ筒体6の鍔
7より上部の筒部よりも短い長さに設定され、係止片13
の高さは床板Fの下部(肉厚内の下部)に係止する程度
に設定されている。該係止片13は図示の如く四本形成さ
れているのが最も好ましいが、直交方向に二本、或いは
直交方向も含めて三本形成されたもの等であってもよ
い。
キャップ14は、突き合わせた四枚の床板Fの突き合わさ
り部に形成された孔部F1を塞ぐに十分な面積を有した円
形の天板15の下面中央に、雌ねじ筒体6上部に螺着可能
な雄ねじ部16が突設され、上面中央には回転治具係止用
の角穴17が形成されている。該角穴17は、回転治具を係
止可能であれば、溝、切欠きその他任煮の形態でよい。
上記本考案の支持具を使用するのに好適な床板Fは、隅
部に孔部F1形成用の凹状切欠部が形成され、側端面下部
がすぼまり傾斜面となっているか或いは係止片13が係止
可能な凹部F2が形成されており、隅部の上面に天板15を
面一に埋設する凹面F3が形成されているのがよい。
これらによる施工は次のようにして行われる。
先ず、着座2を基礎床Gの所定の位置に配設し、当該位
置に固定する。固定は任意手段によることができるが、
例えば接着剤によって行えば、余分な接着剤は孔4に逃
げられるので基礎床Gに密着して強固な固定が可能であ
る。
次いで、係止部9に回転治具を係止させて、支承部材5
を回転させつつレベル調整を行い、適正レベル状態にお
いて、雌ねじ筒体6の雌ねじ8部分と支承ボルト3との
螺合部にシリコン等の充填剤(ロック剤)を充填すれ
ば、螺合部のゆるみ止めが果たされるので、支承部材5
が固定され、設定レベルの安定化が図れ、同時に防錆効
果も奏することになる。上記レベル調整は一枚以上の床
板Fを鍔7上に載置した状態であっても、何の支障もな
く行い得、その作業も簡便である。
また、床板Fは、初めの一枚を敷設すれば、雌ねじ筒体
6に遊嵌している係止部材11はこの縁に係止片13が係止
するように調整されるので、その後敷設する床板Fは、
すべて係止片13をガイドライン(墨出と同様)として狂
いなく位置決めをすることができ、簡単に正確な敷設を
することができ、敷設された床板Fは、該係止片13によ
って隅部付近の両側辺を規制されるので、若干のずれも
食い違いも生じることなく、正確に配置されることにな
る。
床板の敷設後は、キャップ14を雌ねじ筒体6の上端に螺
着させればよい。
床板Fは、鍔7と天板15で挟着状態となり、安定して配
設され、地震その他の振動、外圧が付加されても、係止
片13によって規制されるために横ずれすることがないの
で、隣接床板を押上けたり、個々の床板がおどったりす
ることが生じにくくなる。
(考案の効果) 上記のように、本考案によれば、床板敷設時に、支脚を
基礎床に固定した上で支承部材を回転させて適正なレベ
ル調整を行なうことができ、その上で支承部材の鍔上に
四枚の床板の各隅部を載せれば、四枚の床板はレベル調
整された状態で、かつ係止部材によって正確に位置決め
されて設置され、敷設後も位置ずれを生じさせることが
ない。
支承部材の筒体部分が貫通している床板の各隅部の孔部
分は、筒体上端部に螺着したキャップで塞がれ、また、
これにより床板はキャップと支承部材によって挟着され
る。かかる挟着状態で床板は、その底面が係止部材によ
って規制され、初期の敷設状態を安定的に維持し、変形
が起こりにくくなる。
また、床板敷設後は、何時でもキャップを取り外し、床
板の孔部分の中にある支承部材の筒体上端部に、回転治
具を床板上方から係止して支承部材のみを回転させるこ
とができ、この支承部材を支柱ボルトに対して上下移動
させることにより、床板のレベル調整を正確かつ微妙
に、しかも容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案支持具の分解側面図、第2図は同斜視
図、第3図は設置状態の部分断面図、第4図はその上面
略図である。 1……支脚、2……着座、3……支柱ボルト、5……支
承部材、6……雌ねじ筒体、7……鍔、9……係止部、
11……係止部材、12……リング体、13……係止片、14…
…キャップ、15……天板、16……雄ねじ部、F……床
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座上に支柱ボルトを立設した支脚と、上
    記支柱ボルトに螺合し、かつ設置される二重床用床板の
    肉厚分相当以下の長さを有した雌ねじ筒体の下部外周に
    鍔を張出し形成すると共に当該筒体の上端部に回転治具
    係止部を形成した支承部材と、上記鍔上の雌ねじ筒体部
    分外周に遊嵌するリング体から外周に直交状に係止片を
    突設形成した係止部材と、天板の下面に上記雌ねじ筒体
    上部と螺合する雄ねじ部を突設したキャップを具備して
    なる二重床用支持具。
JP1989035080U 1989-03-28 1989-03-28 二重床用支持具 Expired - Lifetime JPH0740026Y2 (ja)

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JPH02125135U JPH02125135U (ja) 1990-10-16
JPH0740026Y2 true JPH0740026Y2 (ja) 1995-09-13

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JPS59173455A (ja) * 1983-03-18 1984-10-01 株式会社染野製作所 床装置並びにその施工方法
JPS63177537U (ja) * 1987-05-08 1988-11-17

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