JPH0627711Y2 - 二重床における床パネルの支持構造 - Google Patents

二重床における床パネルの支持構造

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JPH0627711Y2
JPH0627711Y2 JP1988133832U JP13383288U JPH0627711Y2 JP H0627711 Y2 JPH0627711 Y2 JP H0627711Y2 JP 1988133832 U JP1988133832 U JP 1988133832U JP 13383288 U JP13383288 U JP 13383288U JP H0627711 Y2 JPH0627711 Y2 JP H0627711Y2
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JP
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panel
floor
floor panel
pedestal
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雅道 小川
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Ahresty Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、二重床(フリーアクセスフロア)における床
パネルの支持構造に関するものである。
<従来の技術とその問題点> 従来では第14図に示す如く、基礎床面C上に立設される
脚支柱1′の上端部にパネル載置用台座2′を上下動可
能に装着し、そのパネル載置用台座2′上に床パネルB
のコーナー部を載置させ、脚支柱に螺合させた高さ調整
ナット31を螺動操作することによりパネル載置用台座
2′の高さすなわち支持脚A′の高さ調整すると共に、
高さ調整ナットが不用意に螺動して支持脚の高さが変化
してしまわないように高さ調整ナット31に固定ネジ30を
取付けていた。その為に、脚支柱の雄ネジ部32が固定ネ
ジ30で潰されてしまい、支持脚の高さを再調整する際に
高さ調整ナット31の螺動操作が不能になることがあると
共に、支持脚の高さ調整するたびに固定ネジを緩めたり
締込んだりしなければならず、作業性が悪い不具合があ
った。
<考案が解決しようとする課題> 本考案は、この様な従来の不具合に鑑みてなされたもの
であり、床パネルをパネル載置用台座上に載置させたま
まの状態でも容易に支持脚の高さ調整作業を行なうこと
ができると共に、支持脚の高さ調整後にパネル載置用台
座が不用意に螺動する惧れがなく、且つ支持脚の高さを
何度でも再調整することが出来る二重床における床パネ
ルの支持構造を提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> 斯る目的を達成する本考案の二重床における床パネルの
支持構造は、基礎床面上に立設される脚支柱にパネル載
置用台座の筒ナット部を上下動可能に螺合装着せしめ、
該パネル載置用台座の台座部上に床パネルのコーナー部
を載置支持させるようにした床パネルの支持構造におい
て、床パネルのコーナー部に、前記パネル載置用台座の
筒ナット部上端部を臨ませる切欠部を形成すると共に該
切欠部を被覆する蓋板を着脱可能に設置せしめ、該蓋板
を介して床パネルコーナー部に前記パネル載置用台座の
筒ナット部を螺動不能に連繋させた事を特徴としたもの
である。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明するが、全
図面を通して同じ構成部材には同じ符号を付して、重複
する説明は省略する。
支持脚Aは、外周面に雄ネジ部1aを形成し基礎床面C上
に立設される脚支柱1と、その脚支柱1に上下動可能に
螺合装着されるパネル載置用台座2と、脚支柱1を起立
状に支持する固定プレート14とで構成される。
パネル載置用台座2は、床パネルBのコーナー部(のリ
ブ5)を滑動可能に載置支持するための平滑円盤形状に
形成した台座部2aと、台座部2aの中央に上下方向に開口
貫通して脚支柱1の雄ネジ部1aに上下動可能に螺合装着
される筒ナット部2bとを同一体に形成してなり、このパ
ネル載置用台座2を脚支柱1に対して水平方向に螺動操
作することにより、支持脚Aの高さすなわち床パネルB
の敷設高さを調整するものである。従って、筒ナット部
2bの上端部2b′は、高さ調整用のレンチドライバー等を
係合し得るようにその外形及び/又は内形の形状を平面
四角形や六角形等の多角形状に形成する。
他方、床パネルBのコーナー部には、パネル載置用台座
2の筒ナット部2bの上端部2b′を臨ませるべく平面略円
弧状に切り欠いて切欠部4を形成すると共にその切欠部
4を被覆するための蓋板8を着脱可能に設置する。この
際、床パネルコーナー部の表面と蓋板8の表面とが面一
となるように、切欠部4の外側に蓋板8の板厚とほぼ同
じ深さで且つ蓋板8の外形と同形となる凹部7を形成
し、この凹部7内に蓋板8を着脱可能に嵌合設置すると
共に、ビス9でもって支持脚Aの脚支柱1の上端に固定
させることが好ましい。図中3はビス9を止着するため
のネジ穴である。
蓋板8は、床パネルコーナー部の切欠部4を体裁良く被
覆すると同時にパネル載置用台座2の不用意な螺動を防
止するためのものであり、床パネルコーナー部に設置し
た際に、この蓋板8を介して床パネルコーナー部にパネ
ル載置用台座2の筒ナット部2bが螺動不能に連繋される
ようにする。
即ち、第1図乃至第3図に示した第1実施例のものは、
床パネルコーナー部の切欠部4の口縁からスリット穴状
に形成した複数個の係合凹部10を脚支柱1の軸芯を中心
として放射状に配置せしめ、またパネル載置用台座2の
筒ナット部上端部2b′の上端に1〜2個の係合溝11を形
成し、そして蓋板8の下面には上記係合凹部10及び係合
溝11の両者に渡って挿し込み係合される平板状の係合凸
部12を1〜2個突設し、蓋板8を床パネルコーナー部に
設置した際に、蓋板8の下面に突設した平板状の係合凸
部12が床パネルコーナー部の係合凹部10に係合すると同
時にパネル載置用台座2の筒ナット部上端部2b′の係合
溝11に係合し、もって床パネルコーナー部にパネル載置
用台座2の筒ナット部2bを螺動不能に連繋させるように
したものである。
また、第4図乃至第6図に示した第2実施例のものは、
床パネルコーナー部の切欠部4近傍凹部7に円形凹穴状
に形成した複数個の係合凹部10を脚支柱1の軸芯を中心
として等間隔に配置せしめ、また蓋板8の下面には上記
係合凹部10に係合する半球形状に形成した係合凸部12を
1〜2個突設すると共に、パネル載置用台座2の筒ナッ
ト部上端部2b′に係合する多角ボス形状の係合部6を突
設し、蓋板8を床パネルコーナー部に設置した際に、蓋
板8の下面に突設した半球状の係合凸部12が床パネルコ
ーナー部の係合凹部10に係合すると同時に、蓋板8の下
面に突設した係合部6がパネル載置用台座2の筒ナット
部上端部2b′上端に回動不能に係合し、もって床パネル
コーナー部にパネル載置用台座2の筒ナット部2bを螺動
不能に連繋させるようにしたものである。
また、第7図及び第8図に示した第3実施例のものは、
蓋板8の外形形状を真円以外の楕円形状や多角形状に形
成すると共に、床パネルコーナー部に形成する凹部7の
外形形状を蓋板8の外形と同形となるように形成し、そ
して蓋板8の下面に上記パネル載置用台座2の筒ナット
部上端部2b′に係合する多角袋ナット形状の係合部6を
突設し、蓋板8を床パネルコーナー部に設置した際に、
蓋板8が水平方向に回動しないように凹部7に嵌合され
ると同時に、蓋板8の下面に突設した係合部6がパネル
載置用台座2の筒ナット部上端部2b′に回動不能に係合
され、もって床パネルコーナー部にパネル載置用台座2
の筒ナット部2bを螺動不能に連繋させるようにしたもの
である。
また、第9図及び第10図に示した第4実施例のものは、
床パネルコーナー部の切欠部4の口縁からスリット穴状
に形成した複数個の係合凹部10を脚支柱1の軸芯を中心
として放射状に配置せしめ、また蓋板8の中央にパネル
載置用台座2の筒ナット部上端部2b′の外形と同形に係
合穴19を形成すると共に、蓋板8の下面に上記係合凹部
10に係合される平板状の係合凸部12を1〜2個突設し、
蓋板8を床パネルコーナー部に設置した際に、蓋板8の
下面に突設した平板状の係合凸部12が床パネルコーナー
部の係合凹部10に係合すると同時に、蓋板8中央の係合
穴19がパネル載置用台座2の筒ナット部上端部2b′に回
動不能に係合し、もって床パネルコーナー部にパネル載
置用台座2の筒ナット部2bを螺動不能に連繋させるよう
にしたものである。尚、図中20は高さ調整用ドライバー
を係合させるための係合溝である。
更に、第11図乃至第13図に示した第5実施例のものは、
床パネルコーナー部の凹部7に平面略扇形状に形成した
複数個の係合凹部10を脚支柱1の軸芯を中心として放射
状に配置し、また蓋板8の下面には上記係合凹部10と係
合する係合凸部12を突出形成すると共にパネル載置用台
座2の筒ナット部上端部2b′に係合する多角袋ナット形
状の係合部6を突設せしめ、蓋板8を床パネルコーナー
部に設置した際に、蓋板8の下面に突設した係合凸部12
が床パネルコーナー部の係合凹部10に係合すると同時
に、係合部6がパネル載置用台座2の筒ナット部上端部
2b′に回動不能に係合し、もって床パネルコーナー部に
パネル載置用台座2の筒ナット部2bを螺動不能に連繋さ
せるようにしたものである。
<考案の効果> 本考案の二重床における床パネルの支持構造は斯様に構
成したので、下記の効果を奏する。
蓋板を取外せば、床パネルのコーナー部からパネル載
置用台座の筒ナット部の上端部を臨むことが出来るの
で、床パネルをパネル載置用台座上に載置させたままの
状態でも容易に支持脚の高さ調整作業を行なうことが出
来る。
蓋板が床パネルのコーナー部から脱落しない限り、支
持脚の高さを調整した後にパネル載置用台座が不用意に
螺動するような惧れがなく、支持脚の高さを確実に維持
することができる。
蓋板を介して床パネルコーナー部にパネル載置用台座
の筒ナット部を螺動不能に連繋させたので、脚支柱に形
成せしめた雄ネジ部を潰す惧れがなく、支持脚の高さを
何度でも再調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は要部の縦断正面図、第2図は一部を横断して示す平面
図、第3図は分解斜視図である。 第4図乃至第6図は本考案の第2実施例を示し、第4図
は要部の縦断正面図、第5図は一部を横断して示す平面
図、第6図は分解斜視図である。 第7図及び第8図は本考案の第3実施例を示し、第7図
は要部の縦断正面図、第8図は一部を横断して示す平面
図である。 第9図及び第10図は本考案の第4実施例を示し、第9図
は要部の縦断正面図、第10図は一部を切欠して示す平面
図である。 第11図及び第13図は本考案の第5実施例を示し、第11図
は要部の縦断正面図、第12図は一部を切欠して示す平面
図、第13図は一部を切欠して示す分解斜視図である。 第14図は従来例を示す正面図である。 図中 A:支持脚、B:床パネル C:基礎床面、1:脚支柱 2:パネル載置用台座、2a:台座部 2b:筒ナット部、2b′:上端部 4:切欠部、6:係合部 7:凹部、8:蓋板 10:係合凹部、12:係合凸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎床面上に立設される脚支柱にパネル載
    置用台座の筒ナット部を上下動可能に螺合装着せしめ、
    該パネル載置用台座の台座部上に床パネルのコーナー部
    を載置支持させるようにした床パネルの支持構造におい
    て、床パネルのコーナー部に、前記パネル載置用台座の
    筒ナット部上端部を臨ませる切欠部を形成すると共に該
    切欠部を被覆する蓋板を着脱可能に設置せしめ、該蓋板
    を介して床パネルコーナー部に前記パネル載置用台座の
    筒ナット部を螺動不能に連繋させた事を特徴とする二重
    床における床パネルの支持構造。
JP1988133832U 1988-06-23 1988-10-12 二重床における床パネルの支持構造 Expired - Lifetime JPH0627711Y2 (ja)

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