JP2001161474A - 家具用脚装置 - Google Patents

家具用脚装置

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JP2001161474A
JP2001161474A JP35204199A JP35204199A JP2001161474A JP 2001161474 A JP2001161474 A JP 2001161474A JP 35204199 A JP35204199 A JP 35204199A JP 35204199 A JP35204199 A JP 35204199A JP 2001161474 A JP2001161474 A JP 2001161474A
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Japan
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leg
sub
furniture
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main
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JP35204199A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kagayama
健 加賀山
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 机やテーブル等の家具に用いる高さ調節可能
な家具用脚装置であって、高さの粗調節を簡単に行うこ
とが可能であり、更に床面の状態によらず微調節も簡単
に行うことができ、しかも高さ調節後の状態を極めて安
定に維持し、更に外観性にも優れた家具用脚装置を提供
する。 【解決手段】 副脚体9に回転不能且つ上下スライド可
能に調節部材13を外挿し、副脚体の外周面の係合溝1
7に、調節部材の弾性係合部23を係合可能とし、副脚
体に外挿した主脚体8の下端部を調節部材に回転可能に
嵌合支持し、主脚体の内面に弾性係合部の外側当止部2
3Bが当止した際に係合溝に対する係合を維持し、主脚
体と副脚体とを所定角度だけ相対的に回転させて主脚体
に形成した開口16に外側当止部が位置した際に係合溝
に対する係合を解除可能としてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机やテーブル等の
家具に用いる高さ調節可能な脚装置に係わり、更に詳し
くは高さを簡単に調節可能となした家具用脚装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、机やテーブル等の家具に用いる高
さ調節可能な家具用脚装置としては、各種提供されてい
る。通常、テーブル等の支脚には、下端に接地部材を兼
ねたアジャスターが設けられており、アジャスターの螺
軸を支脚の下端の螺孔に螺合し、高さを微調節できるよ
うにしている。
【0003】しかし、前述のアジャスターを回転して高
さ調節する構造のものは、床面がアジャスターに対して
滑り易い面であれば比較的簡単に回転させることができ
るが、カーペットや絨毯を敷いている場合あるいはクッ
ションフロアの場合には回転させることが難しい。更
に、アジャスターは、構造上微調節には向いているが、
大きな高さ調節は不可能である。
【0004】尚、高さを大きく調節できる脚装置として
は、実公昭45−18952号公報にて開示される如
く、筒状の主脚体の下部に、複数の係合溝を上下方向に
一定間隔毎に形成した副脚体を嵌入し、前記主脚体の下
端に筒状の調節部材を固定し、該調節部材から下方へ延
びた複数のばね足下端の内向き突片を前記係合溝に嵌合
するとともに、調節部材の外側に環体を遊嵌し、該環体
下端の内向き周突縁を各ばね足の下端外側の凹溝に嵌
め、且つ環体の上端の内向き周突縁を調節部材の上端に
当止したものが提供されている。
【0005】しかし、前述の公報記載の脚装置は、比較
的簡単に高さを粗調節することができるものの、高さを
微調節することができない。仮に、副脚体の下端に設け
た接地板にアジャスター機能を持たせて微調節できるよ
うに構成しても、床面に接地した接地板を回転させると
きに前述の問題は生じるのである。更に、副脚体は主脚
体の下方に突出しているので、前記係合溝が露出して外
観性を損なうことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が前述
の状況に鑑み、解決しようとするところは、机やテーブ
ル等の家具に用いる高さ調節可能な家具用脚装置であっ
て、高さの粗調節を簡単に行うことが可能であり、更に
床面の状態によらず微調節も簡単に行うことができ、し
かも高さ調節後の状態を極めて安定に維持し、更に外観
性にも優れた家具用脚装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、机やテーブル等の家具に用い、主脚体の下
部に副脚体を多段階に高さ調節可能に連結するととも
に、該副脚体の下端部に接地部材又はキャスターを取付
けてなる高さ調節可能な脚装置であって、前記副脚体に
回転不能且つ上下スライド可能に筒状の調節部材を外挿
するとともに、該副脚体の外周面に上下方向所定間隔毎
に形成した係合溝に、前記調節部材の側面一部に内外弾
性変形可能に形成した弾性係合部を係合可能とし、前記
副脚体に外挿した筒状の主脚体の下端部を前記調節部材
に回転可能に嵌合支持するとともに、該主脚体の内面に
前記弾性係合部の外側当止部が当止した際に前記係合溝
に対する係合を維持し、前記主脚体と副脚体とを所定角
度だけ相対的に回転させて該主脚体に形成した開口に前
記外側当止部が位置した際に前記係合溝に対する係合を
解除可能としてなる家具用脚装置を構成した。
【0008】ここで、前記主脚体に筒状カバーを外挿す
るとともに、該筒状カバーの下端を前記副脚体の下端部
に螺合して設けた受部材又は前記副脚体の下端部に一体
的に設けた受部に嵌合して主脚体の下部及び副脚体の露
出部を外覆してなることが好ましい形態である。
【0009】更に、前記副脚体の下端部に受部材を螺合
して連結するとともに、該受部材に前記筒状カバーの下
端を回転不能に凹凸嵌合し、該筒状カバーを回転させる
ことで高さを微調節してなることが好ましい形態であ
る。
【0010】更に具体的には、前記調節部材を二つ割り
部材で形成し、互いの部材を凹凸嵌合して筒状となし、
その外周面の下部に前記主脚体を当止する鍔部とその上
方に雄ネジ部を形成し、該調節部材を副脚体に外装し且
つ所定の係合溝に弾性係合部を係合した状態で、前記主
脚体の下端部内周面に形成した雌ネジ部を調節部材の雄
ネジ部に螺合して該調節部材を挟持してなるものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を添付図
面に基づき更に詳細に説明する。図1及び図2は本発明
の家具用脚装置を適用したテーブルを示し、図3〜図8
は本発明の代表的な実施形態を示し、図中符号1は天
板、2は脚柱(脚装置)、3はパネルをそれぞれ示して
いる。
【0012】先ず、本実施形態におけるテーブルは、異
形天板1の四隅部を4本の脚柱2,…で支持し、後部の
2本の脚柱2,2は、天板1の一部に形成した切欠部
4,4に上端部を露出し、この上端部が露出した脚柱
2,2にキャップ5により、パネル3の支柱6,6を立
起状態で支持したものである。ここで、天板1の下面に
脚柱2を固定するには、図2に示すように、固定金具7
の固定部7Aより側方へ延びた角パイプからなる連結杆
7Bを、筒状の脚柱2の上端部側面に形成した開口2A
に嵌挿して溶接し、前記固定部7Aを天板1の下面にネ
ジ止め等によって取付けている。また、前記脚柱2の中
心部に位置する連結杆7Bには上下に貫通した支持孔7
Cを形成し、該支持孔7Cに前記キャップ5を貫通した
支柱6の軸部6Aを嵌挿して強固に支持するようになっ
ている。
【0013】そして、本発明の家具用脚装置2は、主脚
体8の下部に副脚体9を多段階に高さ調節可能に連結す
るとともに、該副脚体9の下端部に接地部材11又はキ
ャスター12を取付けた受部材10を連続的に高さ調節
可能に螺合してなる基本構造を有している。ここで、前
記主脚体8の下部に副脚体9を高さを粗調節可能に連結
する構造としては、主脚体8の下端部に取付けた調節部
材13を前記副脚体9に対して多段階に保持する構造を
採用しており、それにより高さの粗調節が簡単にでき、
また高さ調節後の状態が安定する。
【0014】本発明の実施形態に係る家具用脚装置2
は、図3〜図8に示すように、前記主脚体8を筒体で形
成し、該主脚体8の下部内に、二つ割りに形成した筒状
の調節部材13を介在させて前記副脚体9を多段階に高
さ調節可能に連結するとともに、該副脚体9の下端部に
該下端部を覆うように前記受部材10を高さ調節可能に
螺合し、前記主脚体8に上下動可能に外挿した筒状カバ
ー14の下端を前記受部材10に回転不能に凹凸嵌合し
て主脚体8の下部及び副脚体9の露出部を外覆するとと
もに、該筒状カバー14を回転させることで高さを微調
節してなるものである。ここで、高さを微調節する必要
がない場合には、前記副脚体9の下端に前記受部材10
の代わりに受部を一体的に形成することも可能であり、
その場合には副脚体9と受部を合成樹脂で一体成形する
ことが好ましい。
【0015】更に詳しくは、前記主脚体8は、金属製の
長尺丸パイプで形成し、下端部の内周面に雌ネジ部15
をカシメ加工等により形成したものである。また、前記
主脚体8の下端部であって、前記雌ネジ部15よりも若
干上位に開口16を形成している。
【0016】また、前記副脚体9は、金属製の短尺丸パ
イプで形成し、外周面に複数の環状の係合溝17,…を
上下方向に一定間隔毎に形成するとともに、上下方向に
縦溝18を形成し、更に下端部外周面に調節用雄ネジ部
19を形成したものである。尚、前記係合溝17は、副
脚体9の全周に形成する必要はなく、後述の調節部材1
3の弾性係合部に対応する部分のみで事足りるのであ
る。
【0017】前記調節部材13は、合成樹脂製で二つ割
りに形成した分割部材13A,13Bの一対で構成し、
また両分割部材13A,13Bは互いに反転対称形とな
っており、接合状態では円筒形となるものである。両分
割部材13A,13Bの接合縁には互いに凹凸嵌合する
凸部20と凹部21とが対となって形成されている。そ
して、前記調節部材13の内周面には、前記副脚体9に
回転不能且つ上下スライド可能に外挿すべく、前記縦溝
18にスライド係合する突起22を形成している。更
に、前記副脚体9の外周面に上下方向所定間隔毎に形成
した係合溝17,…に係合し所定の高さに維持するため
に、前記調節部材13の側面一部に内外弾性変形可能な
弾性係合部23を形成している。ここで、当該調節部材
13を主脚体8と副脚体9の間に介装し、前記弾性係合
部23の内側に突設した係合突起23Aが前記係合溝1
7に係合した状態で、該弾性係合部23の外側当止部2
3Bが前記主脚体8の内面に当止し、係合突起23Aの
係合溝17に対する係合を維持し、調節した高さを固定
できるようになっている。
【0018】更に、前記調節部材13の外周面の下部に
は、前記主脚体8の下端を当止する鍔部24とその上方
に前記主脚体8の雌ネジ部15と螺合する雄ネジ部25
を形成している。この雄ネジ部23は、下方になるにつ
れてネジ山が高くなるように成形されている。また、本
実施形態では、前記突起22と弾性係合部23を、両分
割部材13A,13Bにそれぞれ形成しているが、両分
割部材13A,13Bを非対称形に成形し、一方のみに
設けても良いのである。また、前記主脚体8の雌ネジ部
15は、円周方向に対して間欠的に形成し、雌ネジ部1
5に対応する前記調節部材13の外周面に上端から雄ネ
ジ部25にかけて凹陥部26,…を形成している。
【0019】そして、前記調節部材13を副脚体9に外
装し且つ所定の係合溝17に弾性係合部23を係合した
状態で、前記主脚体8の下端部内周面に形成した雌ネジ
部15を調節部材13の雄ネジ部25に螺合して両分割
部材13A,13Bを挟持して一体化する。尚、前記主
脚体8は、前記調節部材13に対して回転可能に嵌合支
持される。ここで言う「回転可能」とは、両部材が軸方
向へ移動せず定位置で回転する場合は勿論、雌ネジ部1
5と雄ネジ部25が螺合して回転しながら軸方向へ変移
する場合も含み、また「嵌合支持」とは、雌ネジ部15
と雄ネジ部25の螺合と、鍔部24による主脚体8の下
端の当止を含む概念である。
【0020】そこで、高さを調節するには、前記主脚体
8と副脚体9とを所定角度だけ相対的に回転させて該主
脚体8に形成した開口16に前記弾性係合部23の外側
当止部23Bを位置させ、弾性係合部23の外側への変
形を可能とした状態で、前記主脚体8と副脚体9を軸方
向へ相対的に変化させて、弾性係合部23の係合突起2
3Aと係合溝17の係合を解除し、他の係合溝17に係
合させた後、前記主脚体8と副脚体9とを相対的に逆回
転させて、主脚体8の内面で弾性係合部23の外側当止
部23Bを当止し、その係合を維持するのである。尚、
前記調節部材13は、前記突起22が縦溝18に係合し
ているので、主脚体8を回転させれば副脚体9とともに
回転し、主脚体8を上下移動させれば該主脚体8ととも
に副脚体9に対して上下変位する。
【0021】また、前記受部材10は、合成樹脂製で形
成し、上方開放した有低筒状の部材であり、前記副脚体
9の下端部を受け入れる筒部27の内周面に、前記副脚
体9の調節用雄ネジ部19を螺合する調節用雌ネジ部2
8を形成するとともに、前記筒部27から直径を増大さ
せながら上方へ延設した受部29の上端周縁部の外側
に、前記筒状カバー14の下端を嵌合する環状段部30
を形成し且つ該環状段部30の側面の4箇所に嵌合溝3
1,…を形成したものである。ここで、前記筒部27の
外周面は下方へ向けて直径を減少させたテーパー状とな
っている。
【0022】更に、前記受部材10の底板32の中心に
は貫通孔33を形成し、支軸34の上端部に形成した螺
軸35を前記貫通孔33に下方から嵌挿するとともに、
該支軸34の中間部に一体形成したナット部36と前記
螺軸35に上方から螺合した締着部材37とで前記底板
32を締め付け、もって受部材10に支軸34を垂設し
ている。尚、前記支軸34の下端部の外周面には環状溝
38を有している。ここで、前記締着部材37は通常の
ナットで構成している。また、前記受部材10と支軸3
4は、締着部材37で固定する以外にもインサート成形
によって一体化することも可能である。
【0023】また、前記筒状カバー14は、合成樹脂製
で一体成形した円筒形のものであり、前記主脚体8に対
して上下動可能に外挿し得る寸法に設定されており、内
周面の4箇所に縦方向に突条39,…を形成している。
【0024】そして、前記調節部材13を副脚体9に外
装し且つ所定の係合溝17に弾性係合部23の係合突起
23Aを係合するとともに、前記突起22を縦溝18に
係合して回り止めをした状態で、前記筒状カバー14を
外挿した前記主脚体8の下端部内周面の雌ネジ部15を
調節部材13の雄ネジ部25に螺合し、主脚体8の下端
を鍔部24で当止して該調節部材13(分割部材13
A,13B)を外側から挟持して、前記係合溝17に対
する係合突起23Aの係合をより確実なものとしてい
る。
【0025】一方、前記副脚体9の下端部外周面の調節
用雄ネジ部19を前記受部材10の内周面の調節用雌ネ
ジ部28に螺合深さを調節して螺合した後、前記筒状カ
バー14を押し下げて、前記受部材10の上端周縁部の
環状段部30に前記筒状カバー14の下端を嵌合すると
ともに、受部材10の嵌合溝31,…に筒状カバー14
の突条39,…の下端を回転不能に凹凸嵌合する。それ
により、前記筒状カバー14を回転させることで、受部
材10が回転し、調節用雄ネジ部19と調節用雌ネジ部
28の螺合深さが連続的に変化して、高さを微調節する
ことができるのである。
【0026】前述のように、前記調節部材13の弾性係
合部23を係合する副脚体9の係合溝17,…を選択す
ることによって、高さを係合溝17,…の間隔に応じて
段階的に調節すること、即ち高さを粗調節することがで
きるのである。また、前記副脚体9の調節用雄ネジ部1
9を前記受部材10の調節用雌ネジ部28に螺合深さを
調節して螺合することにより、その回転状態に応じて高
さを微調節することができるのである。そして、前記筒
状カバー14は、受部材10に対して回転不能に嵌合し
ているので、高さを微調節する際には当該筒状カバー1
4を回転させれば受部材10も回転するので、その調節
作業が容易である。尚、前記雌ネジ部15と雄ネジ部2
5の回転に対する摩擦力は、調節用雄ネジ部19と調節
用雌ネジ部28の回転に対する摩擦力よりも大きくなる
ように設定している。
【0027】次に、前記受部材10に、前記接地部材1
1又はキャスター12を取付ける構造を説明する。先
ず、前記接地部材11は、下部が広がった円錐台形状で
あり、上部に前記受部材10の筒部27を嵌合する上方
開放した凹部40を形成し、該凹部40の下面板41の
中心部には前記支軸34のナット部36を受け入れる凹
陥部42と、支軸34自体を嵌入する支持筒44を下方
へ垂設し、更に該支持筒43の内壁面の下端部に支軸3
4の環状溝38に係合する係合凸部44を形成したもの
である。従って、前記受部材10に前記接地部材11を
取付けるには、該接地部材11を下方から支持筒43内
に支軸34を嵌挿しながら受部材10に嵌合するだけ
で、係合凸部44が環状溝38に抜け止め状態で係合す
るとともに、接地部材11の凹部40の上縁が受部材1
0のテーパー状筒部27の外周面に密着した状態とな
る。ここで、前記接地部材11は、受部材10に対して
回転可能であるので、該接地部材11が床面Fに強く接
触していて回転が困難でも、受部材10を回転させて高
さを微調節することができる。
【0028】一方、前記キャスター12は、図示しない
が前記接地部材11と同様な凹陥部42と支持筒43と
を備えており、また支持筒43の内部に前記同様な係合
凸部44を有しているので、当該キャスター12を下方
から支持筒43内に支軸34を嵌挿しながら受部材10
に嵌合するだけで、前記同様に受部材10に回転可能に
取付けることができる。尚、前記支軸32は、本来はキ
ャスター12を構成する部品であり、本実施形態では予
め受部材10に固定しているので、その支軸32を利用
して前記接地部材11を取付けるようにしたのである。
【0029】尚、本実施形態では、前記副脚体9と受部
材10とは別体で形成し、互いに螺合して高さを微調節
可能に連結したので、高さを粗調節するには、図4に示
すように、先ず筒状カバー14を押し上げて、主脚体8
の下端部と副脚体9を露出した状態で主脚体8に対して
副脚体9を所定角度だけ回転させて、前記開口16に前
記弾性係合部23の外側当止部23Bを位置させた状態
で該副脚体9を上下方向へ変移させ、所望の高さに係合
溝17に弾性係合部23の係合突起23Aを係合させた
後、元の状態まで副脚体9を回転させ、最後に筒状カバ
ー14を押し下げて図5び示すように受部材10に嵌合
するのである。しかし、高さを微調節する必要がない場
合には、前記副脚体9と受部材10を一体形成し、筒状
カバー14を受部材10に嵌合したままで、主脚体8に
対して所定角度だけ回転させれば、副脚体9も回転する
ので、前記同様にして高さを粗調節することができる。
【0030】本発明に係る家具用脚装置(脚柱2)は、
机やテーブルに用いることに限定されず、高さ調節が必
要な家具一般に適用できるものであり、例えば衝立パネ
ル、間仕切パネル、あるいは収納棚の支柱としても利用
することができる。
【0031】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の請求項1に係る
家具用脚装置は、机やテーブル等の家具に用い、主脚体
の下部に副脚体を多段階に高さ調節可能に連結するとと
もに、該副脚体の下端部に接地部材又はキャスターを取
付けてなる高さ調節可能な脚装置であって、前記副脚体
に回転不能且つ上下スライド可能に筒状の調節部材を外
挿するとともに、該副脚体の外周面に上下方向所定間隔
毎に形成した係合溝に、前記調節部材の側面一部に内外
弾性変形可能に形成した弾性係合部を係合可能とし、前
記副脚体に外挿した筒状の主脚体の下端部を前記調節部
材に回転可能に嵌合支持するとともに、該主脚体の内面
に前記弾性係合部の外側当止部が当止した際に前記係合
溝に対する係合を維持し、前記主脚体と副脚体とを所定
角度だけ相対的に回転させて該主脚体に形成した開口に
前記外側当止部が位置した際に前記係合溝に対する係合
を解除可能としてなるので、主脚体を調節部材を介して
副脚体に連結したままの状態で、高さの粗調節を簡単に
行うことができるとともに、高さ調節後の状態を確実に
維持することができる。
【0032】請求項2によれば、主脚体の下部及び副脚
体の露出部を外覆してなるので、外観性に優れている。
【0033】請求項3によれば、前記筒状カバーを回転
させることで、受部材が回転し、調節用雄ネジ部と調節
用雌ネジ部の螺合深さが連続的に変化して、高さを微調
節することができ、前記筒状カバーの直径は調節用雄ネ
ジ部より十分に大きいのでトルクが小さくなって回転作
業が容易である。
【0034】請求項4によれば、調節部材の成形が容易
であるにも係わらず、該調節部材を介して主脚体と副脚
体とを連結した状態では、主脚体によって調節部材が外
側から強固に挟持されるので、非常に強度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の家具用脚装置を適用したテーブルの全
体斜視図である。
【図2】脚柱と天板との連結構造を示す部分分解斜視図
である。
【図3】本発明の家具用脚装置の実施形態を示す分解斜
視図である。
【図4】同じく筒状カバーを押し上げた調節途中の状態
を示す要部の縦断面図である。
【図5】同じく筒状カバーを押し下げた使用状態を示す
要部の縦断面図である。
【図6】同じく横断面図である。
【図7】副脚体と調節部材の関係を一部破断して示した
分解斜視図である。
【図8】同じく接地部材の代わりにキャスターを装着し
た使用状態を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 天板 2 家具用脚装置(脚柱) 3 パネル 4 切欠部 5 キャップ 6 支柱 7 固定金具 8 主脚体 9 副脚体 10 受部材 11 接地部材 12 キャスター 13 調節部材 14 筒状カバー 15 雌ネジ部 16 開口 17 係合溝 18 縦溝 19 調節用雄ネジ部 20 凸部 21 凹部 23 弾性係合部 23A 係合突起 23B 外側当止部 24 鍔部 25 雄ネジ部 26 凹陥部 27 筒部 28 調節用雌ネジ部 29 受部 30 環状段部 31 縦溝 32 底板 33 貫通孔 34 支軸 35 螺軸 36 ナット部 37 締着部材 38 環状溝 39 突条 40 凹部 41 下面板 42 凹陥部 43 支持筒 44 係合凸部 F 床面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机やテーブル等の家具に用い、主脚体の
    下部に副脚体を多段階に高さ調節可能に連結するととも
    に、該副脚体の下端部に接地部材又はキャスターを取付
    けてなる高さ調節可能な脚装置であって、前記副脚体に
    回転不能且つ上下スライド可能に筒状の調節部材を外挿
    するとともに、該副脚体の外周面に上下方向所定間隔毎
    に形成した係合溝に、前記調節部材の側面一部に内外弾
    性変形可能に形成した弾性係合部を係合可能とし、前記
    副脚体に外挿した筒状の主脚体の下端部を前記調節部材
    に回転可能に嵌合支持するとともに、該主脚体の内面に
    前記弾性係合部の外側当止部が当止した際に前記係合溝
    に対する係合を維持し、前記主脚体と副脚体とを所定角
    度だけ相対的に回転させて該主脚体に形成した開口に前
    記外側当止部が位置した際に前記係合溝に対する係合を
    解除可能としてなることを特徴とする家具用脚装置。
  2. 【請求項2】 前記主脚体に筒状カバーを外挿するとと
    もに、該筒状カバーの下端を前記副脚体の下端部に螺合
    して設けた受部材又は前記副脚体の下端部に一体的に設
    けた受部に嵌合して主脚体の下部及び副脚体の露出部を
    外覆してなる請求項1記載の家具用脚装置。
  3. 【請求項3】 前記副脚体の下端部に受部材を螺合して
    連結するとともに、該受部材に前記筒状カバーの下端を
    回転不能に凹凸嵌合し、該筒状カバーを回転させること
    で高さを微調節してなる請求項2記載の家具用脚装置。
  4. 【請求項4】 前記調節部材を二つ割り部材で形成し、
    互いの部材を凹凸嵌合して筒状となし、その外周面の下
    部に前記主脚体を当止する鍔部とその上方に雄ネジ部を
    形成し、該調節部材を副脚体に外装し且つ所定の係合溝
    に弾性係合部を係合した状態で、前記主脚体の下端部内
    周面に形成した雌ネジ部を調節部材の雄ネジ部に螺合し
    て該調節部材を挟持してなる請求項1〜3何れかに記載
    の家具用脚装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102577A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Kokuyo Co Ltd キャスタ付き家具
CN100374772C (zh) * 2004-08-30 2008-03-12 株式会社利富高 腿装置
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JP2020202890A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 東洋理研株式会社 キャスター付き理美容用ワゴン

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