JP3149009B2 - 家具の転倒防止具 - Google Patents

家具の転倒防止具

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JP3149009B2 JP05622495A JP5622495A JP3149009B2 JP 3149009 B2 JP3149009 B2 JP 3149009B2 JP 05622495 A JP05622495 A JP 05622495A JP 5622495 A JP5622495 A JP 5622495A JP 3149009 B2 JP3149009 B2 JP 3149009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家具の転倒防止具、特
に、地震の際等に家具上端部が家屋との関係で固定され
るようにした転倒防止具に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】地震対策として、家具と、家屋の
構成部材とを金具によって固定する方法が採用されてい
る。この方法では、小さな金具によって大きな家具を固
定できる利点がある。しかしながら、このものの場合、
家具の頂面の奥の端部と、家屋の柱や梁と木ねじを用い
て固定することとなるから、この作業が非常に面倒であ
る。また、室内の条件によっては、設置された家具に合
った位置に柱や梁がない場合もあり、使いにくい。
【0003】また、家具を移動させるときには、奥まっ
た場所の金具を取り外さなければならず、面倒であっ
た。本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、
家具や、室内の柱や梁或は桟等にネジ止め等することな
く、しかも、前記柱等がない場合にも簡単に家具を転倒
防止状態に固定できるようにすることをその課題とす
る。
【0004】
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『中空の主軸(1a)の一端にこれに直角に脚座
(11)を連設し、前記主軸(1a)の他端にこれと同軸に且伸
縮固定自在に挿入された副軸(1b)の先端にこれに直角に
脚座(12)を連設し、脚座(11)又は脚座(12)の何れか一方
をそれが連設される主軸(1a)又は副軸(1b)に対して相対
回動自在とし、主軸(1a)に於ける副軸(1b)の嵌合部に
は、主軸(1a)の肉部を半径方向に貫通螺合する調節固定
ボルト(3) を設け、主軸(1a)の端部に対して操作筒(2)
に円筒対偶状態に外嵌すると共に、この操作筒(2) を脚
座(11)の中央部から突出する筒部(13)に対して一定範囲
軸線方向に移動余裕を有するように円筒状態に挿入連結
し、前記筒部(13)の底部と前記操作筒(2) の底部との間
に付勢手段を介在させると共に、操作筒(2) に固着した
調節ボルト(21)を主軸(1a)の端部を閉塞する蓋体に形成
したネジ部(14)に螺合させた』ことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。脚座(1
1)を家具の頂面に添わせて室内壁面近傍に位置させて、
脚座(12)をこの頂面に対向する天井面に添わせて、主軸
(1a)と副軸(1b)との嵌合度合いを調節する。これにより
天井と家具の頂面との間には、脚座(11)、(12)を介し
て、主軸(1a)と副軸(1b)とからなる軸部からの斥力が作
用する。
【0007】従って、家具が転倒しようとすると、頂面
の一部(室内壁面側)が天井側に接近しようとするが、
前記斥力が、この接近を阻止して家具の転倒を防止す
る。家具と天井との間隔は、室内及び家具の条件によっ
て異なるが、主軸(1a)と副軸(1b)とからなる軸部の長さ
が伸縮固定自在であるから、種々の条件に対応できる。
【0008】また、脚座(11)又は脚座(12)の何れか一方
をそれが連設される主軸(1a)又は副軸(1b)に対して相対
回動自在としたから、取付ける際には、脚座(11)と脚座
(12)の所定の姿勢に設定した後、他方の姿勢を調節でき
るから、装着状態の脚座(11)と脚座(12)が不揃いになる
心配がない。
【0009】
【0010】
【0011】このものでは、主軸(1a)と副軸(1b)の連結
長さは、主として、調節固定ボルト(3) の副軸(1b)に対
する締め付け位置によって調節可能である。そして、予
め調節した位置で調節固定ボルト(3) を締め付けると、
その先端部が副軸(1b)の外周面に押しつけられて主軸(1
a)に対する副軸(1b)の位置が固定される。
【0012】この後、主軸(1a)と副軸(1b)の連結長さを
微調整するには、操作筒(2) を回転させて主軸(1a)と操
作筒(2) との嵌合度合いを調節する。副軸(1b)と操作筒
(2)とは調節ボルト(21)を介して螺合しているから、ま
た、操作筒(2) は筒部(13)に対して一定範囲軸線方向の
移動余裕を有する態様で円筒対偶しているから、操作筒
(2) の回転によって、主軸(1a)の脚座(11)に対する距離
が調節される。これにより、一旦、仮止め状態に装着し
た後、操作筒(2) の回転によって主軸(1a)と副軸(1b)の
連結長さが微調整できることとなる。
【0013】また、主軸(1a)と副軸(1b)から作用する天
井と家具の頂面との間の斥力も調節できることとなり、
脚座(11)と家具頂面との圧接力や脚座(12)と天井面との
圧接力を各対応する面の強度に合わせて調節できるもの
となる。さらに、操作筒(2) には、筒部(13)との間に介
装した付勢手段の付勢力が作用している。従って、転倒
防止具を取付けた後、畳等の床面に設置した家具が沈ん
だ場合、前記操作筒(2) と筒部(13)との移動余裕に応じ
て、脚座(11)と脚座(12)のとの間隔が広がって付勢手段
の付勢力が作用した状態となるから、このように家具が
沈んだ場合でも、転倒防止具が倒れたりすることがな
く、安全性が向上する。
【効果】天井と家具頂面との間に介装するだけで転倒防
止機能を発揮するものとなるから、装着作業が非常に簡
単になる。脚座(11)、(12)の姿勢が不揃いにならないか
ら、室内の外観を損なう心配がない。しかも、この転倒
防止具は、家具が設置される壁面に添わせて配置される
ものとなるから、この点でも一層外観が損なわれにく
い。
【0014】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。実施例のものでは、図1〜図3に示すよう
な構成であり、脚座(11)及び脚座(12)は縦長矩形の平面
形状に構成され、その中央部に主軸(1a)又は副軸(1b)が
連設されている。
【0015】前記主軸(1a)は、筒状で家具の頂面側に位
置し、前記副軸(1b)は前記主軸(1a)の上端に摺動自在に
嵌合する。副軸(1b)の上端は、脚座(12)の中央に形成し
下方に開放する筒部(15)に圧入固定され、全体は金属管
によって構成されて合成樹脂被膜によって被覆されてい
る。主軸(1a)の上端部には、厚肉部が形成されて、この
厚肉部には雌ネジ部が半径方向に貫通されて、これに調
節固定ボルト(3) が螺合している。この調節固定ボルト
(3) の先端部は頂角が鈍角のテーパ部となっている。
【0016】脚座(11)の上面中央には筒部(13)が形成さ
れており、その底部中央から中筒(16)が突出する。この
中筒(16)と筒部(13)の内周との間には、図3のように、
圧縮バネ(B) が挿入されている。筒部(13)には上方に開
放し且主軸(1a)の下端部に対して円筒対偶状態に嵌合す
る操作筒(2) が相対回動自在に収容され、その上部は、
筒部(13)から上方に突出する。そして、その突出端に
は、外周面に凹凸が連続する操作部(22)が形成されてい
る。
【0017】操作筒(2) の底部中央には、調節ボルト(2
1)が取付けられ、操作筒(2) 内を上方に突出し、副軸(1
b)の下端部の蓋体に設けたネジ部(14)に螺合している。
操作筒(2) 及び前記調節ボルト(21)を脚座(11)に対して
抜止め状態に固定するために、中筒(16)は下方に開放す
る構成とし、図4のように、操作筒(2) の底部の下面か
ら突出する支持筒(17)が前記中筒(16)の頂部の開口に嵌
入している。そして、この貫通部の一方には、止環(23)
を、他方にはプッシュナット(24)を装着することによ
り、調節ボルト(21)が操作筒(2) の底部に対して固定さ
れ、前記プッシュナット(24)の直径が中筒(16)の頂部の
開口よりも大きく設定されていることから、操作筒(2)
及び調節ボルト(21)が脚座(11)に対して抜け止め状態に
装着されている。なお、調節ボルト(21)の基端部は操作
筒(2) の底部に対して相対回動不能に固着されている
が、操作筒(2) は、筒部(13)に対して相対回動可能であ
る。
【0018】また、プッシュナット(24)の取付位置によ
って決定される操作筒(2) の底部と中筒(16)の頂部との
間には一定の間隔(例えば10mm)を有するように設
定されている。従って、この実施例の転倒防止具は、不
使用状態では、図4のように、操作筒(2) の底部と中筒
(16)の頂部との間には圧縮バネ(B) の付勢力によって前
記間隔が生じることとなる。この圧縮バネ(B) は最大圧
縮状態で100kg程度で、前記取付け長さの状態では
50kg〜70kg程度の付勢力が作用するように設定
されている。
【0019】地震の際の家具(K) の転倒はその初期の揺
れを防止できれば、有効であるから、前記圧縮バネ(B)
の付勢力によって、家具の揺れの開始が防止できる。ま
た、取付け時に、圧縮バネ(B) が最大圧縮状態になるよ
うにしておけば、取付け後一定期間経って家具が沈んだ
場合でも、操作筒(2) と筒部(13)との軸線方向の移動余
裕に応じてこれらの嵌合部が伸びて、前記圧縮バネ(B)
の付勢力が作用し、、脚座(11)(12)が家具と天井に前記
付勢力の範囲で対接した状態に維持される。従って、前
記沈みによる家具と天井との間隔の拡大を吸収できる。
【0020】上記脚座(11)の下面及び脚座(12)の上面に
は一対の滑り止め用のゴム板(18)(18)が添設固定されて
おり、家具頂面又は天井に添設された脚座(11)、脚座(1
2)が滑りにくいものとなる。また、この実施例の脚座(1
1)と脚座(12)には長手方向の両端部に透孔(H) (H)が設
けられているから、この透孔(H) を用いて木ねじ等によ
り家具又は天井面に固定することも可能である。
【0021】この実施例の転倒防止具は、図5、6のよ
うにして使用される。この使用に際しては、調節固定ボ
ルト(3) を一旦緩めた後副軸(1b)の嵌合度合いを調節す
ることにより主軸(1a)と副軸(1b)の連結長さを、家具
(K) の頂面(K1)と天井面(R) との間隔よりも短い目にし
て、この転倒防止具を頂面(K1)と天井面(R) との間に挿
入する。このとき、脚座(11)は家具の後端部(室内壁面
近傍)に位置させ、脚座(12)はその上方の天井面(R) に
添わせる。
【0022】この後、調節固定ボルト(3) を緩めて主軸
(1a)と副軸(1b)との連結長さを再調整することにより、
脚座(11)、脚座(12)が夫々対向する面に対接する状態と
する。この後、操作筒(2) を回動させて、副軸(1b)が主
軸(1a)に対して上方に移動するように調節する。これに
より、脚座(11)の下面と脚座(12)の上面の間隔が微調整
されて、夫々所定の圧力で頂面(K1)又は天井面(R) に対
接される。
【0023】前記微調整前の段階では、脚座(12)の上面
が天井面(R) に対接していない場合もある。このとき、
主軸(1a)と脚座(11)との連結部が単なる嵌合だけであれ
ばぐらつくことがあるが、この実施例のものでは、圧縮
バネ(B) によって操作筒(2)の底面部が上方に押されて
いるから、筒部(13)に対する操作筒(2) の嵌合姿勢が安
定する。従って、脚座(11)と主軸(1a)との連結部の真直
状態が安定するから装着作業が容易である。
【0024】しかも、この実施例では、操作筒(2) と筒
部(13)との間に一定の間隙があるので、脚座(11)の下面
が僅かに傾斜できる為、天井(R) と家具(K) の頂面(K1)
とが正確に平行でなくても、各脚座が天井(R) と頂面(K
1)に確実に密着し、転倒防止効果が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の正面図
【図2】その側面図
【図3】縦断面図
【図4】微調整機構部の拡大図
【図5】使用状態の正面図
【図6】その側面図
【符号の説明】
(1a)・・・主軸 (11)・・・脚座 (1b)・・・副軸 (12)・・・脚座 (3) ・・・調節固定ボルト (2) ・・・操作筒 (13)・・・筒部 (21)・・・調節ボルト (14)・・・ネジ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の主軸(1a)の一端にこれに直角に脚
    座(11)を連設し、 前記主軸(1a)の他端にこれと同軸に且伸縮固定自在に挿
    入された副軸(1b)の先端にこれに直角に脚座(12)を連設
    し、 脚座(11)又は脚座(12)の何れか一方をそれが連設される
    主軸(1a)又は副軸(1b)に対して相対回動自在とし、 主軸(1a)に於ける副軸(1b)の嵌合部には、主軸(1a)の肉
    部を半径方向に貫通螺合する調節固定ボルト(3) を設
    け、 主軸(1a)の端部に対して操作筒(2) に円筒対偶状態に外
    嵌すると共に、 この操作筒(2) を脚座(11)の中央部から突出する筒部(1
    3)に対して一定範囲軸線方向に移動余裕を有するように
    円筒状態に挿入連結し、 前記筒部(13)の底部と前記操作筒(2) の底部との間に付
    勢手段を介在させると共に、操作筒(2) に固着した調節
    ボルト(21)を主軸(1a)の端部を閉塞する蓋体に形成した
    ネジ部(14)に螺合させた家具の転倒防止具。
  2. 【請求項2】 操作筒(2) の外周面と筒部(13)の内周面
    との間に僅かの間隙を設けた請求項1に記載の家具の転
    倒防止具。
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