JP3111140U - 家具等の転倒防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】家具等の転倒防止装置の長さ調節軸が外部から見えないようにすると共に、前記長さ調節軸の強度を補完する手段を設けて、外観上見栄えがよく、また、振動に対しても十分な強度を備える家具等の転倒防止装置を提供することを目的とする。
【解決手段】支柱部2と該支柱部2の長手方向両端部に配置する当接部材8,9とを備え、前記当接部材8,9の略中央部に前記支柱部2に向けて長さ調節軸13,14を突設し、前記支柱部2の両端に前記長さ調節軸13,14を進退自在に受け入れる嵌入孔10c,11cを設け、前記長さ調節軸13,14を前記嵌入孔10c,11cに進退させることにより全長を伸縮させる家具等の転倒防止具であって、前記当接部材8,9は、前記長さ調節軸13,14を外部から目視不能とする遮蔽壁10b,11bを一体的に形成すると共に、該遮蔽壁10b,11bの内径を前記支柱部2の外径と略同寸に形成して前記支柱部2を進退自在に支持するように構成した。
【選択図】 図9

Description

本考案は、地震が生じたときに発生する振動によって、箪笥、食器棚、本棚、キャビネット等の家具(以下、「家具等」という。)が転倒するのを防止するための家具等の転倒防止装置に関する。
従来、地震が生じたときに発生する振動によって家具等が転倒するのを防止する装置として、例えば、伸縮自在にその長さを調整できるように構成して、家具と天井との間に介在させ、突っ張らせることにより家具を建物に固定する家具等の転倒防止装置は提案されている。
前記家具等の転倒防止装置としては、例えば、特開平8−308661号公報に記載のものが公知である。この家具等の転倒防止装置は、支柱部の下端および上端の中心にそれぞれ雌ねじ孔付き部材を固着し、前記各雌ねじ孔付き部材に螺合して支柱部の下端および上端から突出するように雄ねじ軸を設け、支柱部1の下端の雄ねじ軸の下端および支柱部の上端の雄ねじ軸の上端にそれぞれ雄ねじ軸に対して傾き自在な当接部材を設けて、地震が生じたときに発生する振動に対して家具類やキャビネットなどを支えるようにしている。
特開平8−308661号公報
しかしながら、前記家具等は、一般家庭で使用されるものにあっては、木製又は木目調のもので高級感のある装飾性に富むものが多い。このため、これらの家具等に使用される転倒防止装置においても、木製又は木目調の家具等に使用しても違和感が生じないものが好まれる。この点において、前記家具等の転倒防止装置は、金属製の前記雄ねじ軸が露出しているため、外観上芳しくない。また、前記家具等の転倒防止装置は、前記雄ねじ軸と前記支柱部の径が著しく相違しており、地震による振動が発生した場合において、前記雄ねじ軸が折曲したり、或いは破断して十分に家具等を支持することができないという不都合を生じ得る。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、前記雄ねじ軸(長さ調節軸)が外部から見えないようにすると共に、前記雄ねじ軸(長さ調節軸)の強度を補完する手段を設けて、外観上見栄えがよく、また、振動に対しても十分な強度を備える家具等の転倒防止装置を提供することを目的とする。
また、本考案の他の目的は、前記のごとき構成からなる家具等の転倒防止装置において、前記雄ねじ軸(長さ調節軸)を受け入れる嵌入孔の前記支柱部への取付を、径方向に微調整可能に取り付けて、前記雄ねじ軸(長さ調節軸)が前記支柱部の中心よりずれて取り付けられてた場合でも、進退できるように構成された家具等の転倒防止装置を提供することである。
請求項1に記載の家具等の転倒防止装置は、家具等の転倒防止装置であって、支柱部と該支柱部の長手方向両端部に配置する当接部材とを備え、前記当接部材の略中央部に前記支柱部に向けて長さ調節軸を突設し、前記支柱部の両端に前記長さ調節軸を進退自在に受け入れる嵌入孔を設け、前記長さ調節軸を前記嵌入孔に進退させることにより全長を伸縮させる家具等の転倒防止具であって、前記当接部材は、前記長さ調節軸を外部から目視不能とする遮蔽壁を一体的に形成すると共に、該遮蔽壁の内径を前記支柱部の外径と略同寸に形成して前記支柱部を進退自在に支持してなることを特徴とする。
請求項1に記載の家具等の転倒防止装置にあっては、前記当接部材に前記長さ調節軸を外部から目視不能とする遮蔽壁を一体的に形成するので、例えば、前記支柱部と前記当接部材を木製のもので形成して、前記長さ調節軸を金属製の雄ねじ軸で構成した場合は、前記金属製の長さ調節軸が、外部から看取できず外観上見栄えのよいものとなると共に、前記遮蔽壁の内径を前記支柱部の外径と略同寸に形成して前記支柱部を進退自在に支持しているので、横方向の振動が発生した場合において、前記遮蔽壁の内周で前記支柱部の外周を支持するので、前記雄ねじ軸にかかる外力を分散することができ、前記雄ねじ軸の折曲や破断が生じにくくなる。
請求項2に記載の家具等の転倒防止装置は、請求項1に記載の家具等の転倒防止装置において、前記長さ調節軸は雄ねじで構成されると共に、前記嵌入孔は前記雄ねじが螺入可能な雌ねじ孔付き部材で構成されてなることを特徴とする。
請求項2に記載の家具等の転倒防止装置にあっては、前記長さ調節軸は雄ねじで構成されると共に、前記嵌入孔は前記雄ねじが螺入可能な雌ねじ孔付き部材で構成できるので、製造が容易となるとともに、安価に製造することができる。
請求項3に記載の家具等の転倒防止装置は、請求項1又は2に記載の家具等の転倒防止装置において、前記嵌入孔は、前記支柱部の径方向の三方に微調整可能に設けられてなることを特徴とする。
請求項3に記載の家具等の転倒防止装置にあっては、前記長さ調節軸又は前記嵌入孔の心だし(センタリング)が正確に行われず、偏心して設けられた場合であても、前記嵌入孔が前記支柱部の径方向の三方に微調整可能に設けられているので、前記長さ調節軸は前記嵌入孔に進退可能に取り付けることができる。
請求項1に記載の考案によれば、家具等の転倒防止装置であって、支柱部と該支柱部の長手方向両端部に配置する当接部材とを備え、前記当接部材の略中央部に前記支柱部に向けて長さ調節軸を突設し、前記支柱部の両端に前記長さ調節軸を進退自在に受け入れる嵌入孔を設け、前記長さ調節軸を前記嵌入孔に進退させることにより全長を伸縮させる家具等の転倒防止具であって、前記当接部材は、前記長さ調節軸を外部から目視不能とする遮蔽壁を一体的に形成すると共に、該遮蔽壁の内径を前記支柱部の外径と略同寸に形成して前記支柱部を進退自在に支持してなるので、例えば、前記支柱部と前記当接部材を木製のもので形成して、前記長さ調節軸を金属製の雄ねじ軸で構成した場合は、前記金属製の長さ調節軸が、外部から看取できず外観上見栄えのよいものとなると共に、地震による横方向の振動が発生した場合において、前記遮蔽壁の内周で前記支柱部の外周を支持するので、前記雄ねじ軸にかかる外力を分散することができ、前記雄ねじ軸の折曲や破断が生じにくくなる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1に記載の家具等の転倒防止装置に加えて、前記長さ調節軸は雄ねじで構成されると共に、前記嵌入孔は前記雄ねじが螺入可能な雌ねじ孔付き部材で構成されているので、製造が容易となるとともに、安価に製造することができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2に記載の家具等の転倒防止装置に加えて、前記嵌入孔は、前記支柱部の径方向の三方に微調整可能に設けられているので、前記長さ調節軸又は前記嵌入孔の心だし(センタリング)が正確に行われず、偏心して設けられた場合であても、前記嵌入孔が前記支柱部の径方向の三方に微調整可能に設けられているので、前記長さ調節軸は前記嵌入孔に進退可能に取り付けることができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係る家具等の転倒防止装置を示す斜視図であり、図2は同じく正面縦断面図であり、図3は同じく分解斜視図である。
図1乃至図3において、1は家具等の転倒防止装置(以下「家具転倒防止具」という。)であり、該家具転倒防止具1は、支柱2と、支柱2の下端部に配置された下部当接部材8と、支柱2の上端部に配置された上部当接部材9とを備える。
前記支柱2は、木製の長尺円筒形状の支柱本体3の両端面3c,3dの中央から軸心に沿って内側方向に深い有底穴3a,3bを形成し、前記支柱本体3の両端面3c,3dに後述する座付ナット4,5を取り付けて構成されている
図4(a)は支柱の下部を示す正面断面図であり、(b)は同じく下部端面図、(c)は座付ナットを示す斜視図である。図5(a)は支柱の上部端面図であり、(b)は同じく上部を示す正面断面図、(c)は座付ナットを示す斜視図である。
前記座付ナット4は、図4(a)乃至(c)に詳細に示すように、前記有底穴3aの内径に略合わせた外径を有し、中央に前記長ネジ13を螺入させるネジ孔4bが形成されたナット本体4aの一端側に略三角形状の座面部4cを形成し、該座面部4cにビス孔4d・・を三方等間隔に形成している。そして、前記座付ナット4を前記ナット本体4aを支柱本体3の下部側に形成されている有底穴3aの入口内に突入して、前記座面部4cが前記支柱本体3の下面3cに当接した姿勢で、3本のビス6・・を用いて、前記支柱本体3の下端部に取り付けている。
同様に、前記座付ナット5も、図5(a)乃至(c)に示すように、前記有底穴3bの内径に略合わせた外径を有し、中央に前記長ネジ14を螺入させるネジ孔5bが形成されたナット本体5aの各一端側に座面部5cを形成し、該座面部5cにビス孔5d・・を等間隔方向に形成しており、前記座付ナット5を前記ナット本体5aを前記支柱本体3の下部側に形成されている前記有底穴3bの入口内に突入して、前記座面部5cを前記支柱本体3の上面3dに当接させた姿勢で、3本のビス7・・を用いて、前記支柱本体3の上端部に取り付けている。
図6(a)は下部当接部材を示す平面図であり、(b)は同じく正面断面図、(c)は同じく底面図である。図7は下部当接部材を分解状態で示す側面断面図である。
前記下部当接部材8は、木製の角片を切削して形成したものであって、図6(a)乃至(c)に示すように、当接部本体10の下面10aを長方形状に形成し、中央部分(遮蔽壁)10bを前後同幅で上方に高く略台形形状となるように形成し、中央部には有底孔10aを穿設すると共に該有底孔10a内に長ネジ13を立設させて構成しており、前記有底穴10cの中心から下方に向けて小径の貫通孔10dが形成され、該貫通孔10dの下端縁には、前記長ネジ13の頭部13aが突入する斜面部10eが形成されており、前記長ネジ13を該有底穴10cの上端より若干突出させた状態で取り付けている。
前記長ネジ13の取り付けには座付ナット15が用いられており、該座付ナット15は、図6(a)乃至(c)及び図7に示すように、前記有底穴10cの上方から、ナット本体15aを下方に向けた姿勢で有底穴10c内に突入し、更に、前記ナット本体15aを前記当接部本体10に形成されている貫通孔10c内に突入して、座面部15cが前記有底穴10cの底面に当接した状態で、ビス17を用いて、前記当接部本体10内に取り付けられる。そして、前記座付ナット15が取り付けられた前記当接部本体10の下方から、前記長ネジ13の頭部13aが前記斜面部10e内に位置するまで、前記長ネジ13を座付ナット15に螺装して、前記長ネジ13を当接部本体10内に固定している。さらに、前記当接部本体10の下面10aには、薄肉状の保護マット16を貼着しており、当接する家具等を保護するとともに、前記長ネジ13の頭部13aを隠蔽している。
図8(a)は上部当接部材を示す平面図、(b)は同じく正面断面図、(c)は同じく底面図である。
前記上部当接部材9は、図8(a)乃至(c)に示すように、前記下部当接部材8と同様に形成されている。すなわち、当接部本体11の中央部に形成されている有底穴11c内から有底穴11cの中心に位置を合わせて、長ネジ14を下方に向けて立設した状態で装着しており、前記長ネジ14の取り付けには、前記座付ナット4,15と同様の形状の座付ナット16が使用されている。図8(a)乃至(c)において、11aは当接部本体11の上面、11bは中央部分(遮蔽壁)、11cは有底穴、11dは貫通孔、11eは長ネジ14の頭部14aが突入する斜面を示している。
前記座付ナット16は、前記下部当接部材8の場合と同様に、前記有底穴11cの上方から、ナット本体16aを下方に向けた状態で前記有底穴11c内に突入して、更に、前記ナット本体16aを前記当接部本体10に形成されている貫通孔11d内に突入して、座面部16cが有底穴11cの底面に当接した状態で、ビス18を用いて、 前記当接部本体11内に取り付けている。そして、前記座付ナット16を取り付けた前記当接部本体11の下方から、前記長ネジ14の頭部14aが前記斜面部10e内に位置するまで、前記長ネジ14を座付ナット16内に螺装して、取り付けている。前記当接部本体11の上面11aには、前記下部当接部材8の保護マット16と同様の厚肉状の保護マット17が貼着されている。
なお、前記上部当接部材9に取り付けられる長ネジ14は、前記下部当接部材8に取り付けられる長ネジ13とは、ネジ溝が逆回りに形成されており、互いに逆ネジとなるように形成している。
以上のように構成した前記支柱2に前記下部当接部材8と前記上部当接部材9とを組付ける場合は、図9の家具転倒防止具を伸長させた状態を示す正面断面図に示すように、前記下部当接部材8及び前記上部当接部材9の各有底穴10c,11cから突出している前記長ネジ13,14の先端部を、前記支柱2の両端部に装着されている前記座付ナット4,5の位置に合わせた状態で、前記支柱2に対して前記下部当接部材8及び前記上部当接部材9を回転させながら、前記支柱2の下端部を前記下部当接部材8の有底穴10c内に突入させ、前記支柱2の上端部を前記上部当接部材9の有底穴11c内に突入させる。
このとき、 前記支柱2の両端部への突入量に違いが無いようにするため、図2に示すように、前記支柱2の両端部を、前記有底穴10c,11cの内底に当接するまで、突入させることが好ましい。
図2に示す前記家具転倒防止1は、全長を最も短縮した状態であり、この状態から、前記下部当接部材8と前記上部当接部材9の回転を阻止させた状態で、図9に示す(ロ)方向に前記支柱2を回転させると、前記長ネジ13に対して前記長ネジ14が逆ネジになっているため、前記下部当接部材8と前記上部当接部材9は、互いに離反する方向、すなわち、前記家具転倒防止1が伸長する方向に移動する。
このように伸長移動する状態においても、前記長ネジ13,14は、前記中央部分(遮蔽壁)10b,11bによって、隠蔽されているため、外部から看取できない状態となり、外観上見栄えの良いものとなる。
また、図2及び図9に示すように、前記支柱2の各対応する先端部が、前記長ネジ13,14を介して前記下部当接部材8及び前記上部当接部材9に装着された状態においては、前記支柱2の両端部は、前記下部当接部材8と前記上部当接部材9の有底穴10c,11c内に突入した状態で支持されているため、横方向の外力が加わった場合でも、前記支柱2の外周は前記有底穴10c,11cの内周に抱持されているため、横方向の外力は分散され、その結果、前記長ネジ13,14は折曲又は破断され難いものとなる。
このように、前記家具転倒防止具1は、前記支柱2の回転操作による伸縮と、前記支柱2の両端部を前記下部当接部材8と前記上部当接部材9の有底穴10c,12c内に突入させることによる前記支柱2の支持とが行われるため、使い易く、丈夫な構造を有するものとなる。
ところで、前記家具転倒防止具1の製造過程において、前記有底孔3aの心だし(センタリング)が正確に行われず、偏心して穿設される場合がある。かかる場合においては、前記支柱部2と前記下部当接部材8又は前記上部当接部材9と螺合できないという不都合を生じる。
この不都合を解消するためには、前記座付ナット4を該当個所に遊びを持たせてビス止めするとよい。
図10(a)は座付ナットを遊びを持たせてビス止めした状態を拡大して示した支柱下部の正面断面図であり、(b)は同じく座付ナットが偏心した状態を示す支柱下部の正面断面図である。
図10(a)に示すように、前記支柱2の下端部に形成されている有底穴3aの径を前記座付ナット4の径よりも若干大きく形成して、前記座付ナット4の軸部4aを前記有底穴3a内に挿入させたときに、前記座付ナット4の軸部4aと前記有底穴3aとの間に間隙Sが生じるようにする。そして、前記座付ナット4のビス孔4dより径の小さなビス6で、前記前記座付ナット4を前記支柱2の下端部に取り付けるのである。
このように取り付けたときは、前記有底穴3aが前記支柱部2に対して偏心して穿設されている場合や、前記長ネジ13が偏心して取り付けられている場合であっても、前記長ネジ13を前記ネジ孔4bに螺入することができるのである。なお、前記支柱部2の上端部に装着されている座付ナット5についても、前記と同様に取り付けて、前記不具合に対応させることができることとなる。
図11は本考案実施例の家具転倒防止具の使用例を示す正面図、図12は同じくその要部を拡大して示す側面断面図である。
以上のように構成した前記家具転倒防止具1を配設する際には、図11に示す高さHよりも若干、前記家具転倒防止具1の全長を短く長さ調整し、前記下部当接部材8と前記上部当接部材9の向きを前後方向に向けた姿勢で、前記家具転倒防止具1を上部当接部材9を天井面40に押し付けたまま、前記下部当接部材8を把持して、前記家具転倒防止具1が伸長する方向に支柱2を回転させる。そして、前記下部当接部材8の下面が前記家具30の天板30aの上面に接するまで、前記支柱2を回転させて、前記天井面40と前記家具30の天板30a間で突っ張った状態で配置するのである。
以上のように、前記家具転倒防止具1において、前記支柱2と前記下部当接部材8及び前記上部当接部材9との装着は、前記下部当接部材8及び前記上部当接部材9の中央に立設された前記長ネジ13,14に前記支柱2を螺装させることにより行われており、前記下部当接部材8及び前記上部当接部材9の中央部分(遮蔽壁)10b,11bによって、前記長ネジ13,14は、隠蔽され、外観上見栄えの良いものとなる。そして、前記下部当接部材8及び上部当接部材9の装着は、前記支柱2の下端部が、前記下部当接部材8の中央に上向けて形成されている前記有底穴10a内に突入し、前記支柱2の上端部が、前記上部当接部材9の下面中央に下向けて形成されている有底穴11a内に突入した範囲内で行われており、このように、前記各有底穴また10a,11a内に前記支柱2の端部を突入させて、前記下部当接部材8及び前記上部当接部材9の装着における補強が図られているのである。
本考案実施例の家具等の転倒防止装置を示す斜視図である。 同じく正面断面図である。 同じく組付け前の状態で示した斜視図である。 (a)は支柱の下部を示す正面断面図、(b)は同じく下部端面図、(c)は座付ナットを示す斜視図である。 (a)は支柱の上部端面図、(b)は同じく上部を示す正面断面図、(c)は座付ナットを示す斜視図である。 (a)は下部当接部材を示す平面図、(b)は同じく正面断面図、(c)は同じく底面図である。 同じく分解状態で示す側面断面図である。 (a)は上部当接部材を示す平面図、(b)は同じく正面断面図、(c)は同じく底面図である 本考案実施例の家具転倒防止具を伸長させた状態で示す正面断面図である。 (a)は座付ナットを緩くビス止めした状態を拡大して示した支柱下部の正面断面図,同(b)図は同じく座付ナットが偏心した位置に装着されている状態を示した図である。 本考案実施例の家具転倒防止具の使用例を示す正面図である。 同じくその要部を拡大して示す側面断面図である。
符号の説明
1 本実施例の家具転倒防止具
2 支柱
3 支柱本体
3a 有底穴
3b 有底穴
3c 端面
3d 端面
4 座付ナット
4a ナット本体
4b ネジ孔
4c 座面部
4d ビス孔
5 座付ナット
5a ナット本体
5b ネジ孔
5c 座面部
5d ビス孔
6 ビス
7 ビス
8 下部当接部材
9 上部当接部材
10 当接部本体
10a 下面
10b 中央部分
10c 有底穴
10d 貫通孔
10e 斜面部
11 当接部本体
11a 上面
11b 中央部分
11c 有底穴
11d 貫通孔
11e 斜面部
13 長ネジ
13a 頭部
14 長ネジ
14a 頭部
15 座付ナット
15a ナット本体
15b ネジ孔
15c 座面部
16 座付ナット
16a ナット本体部
16b ネジ孔
16c 座面部
17 ビス
18 ビス
19 保護マット
20 保護マット
30 家具
30a 天板
40 天井面

Claims (3)

  1. 支柱部と該支柱部の長手方向両端部に配置する当接部材とを備え、
    前記当接部材の略中央部に前記支柱部に向けて長さ調節軸を突設し、
    前記支柱部の両端に前記長さ調節軸を進退自在に受け入れる嵌入孔を設け、前記長さ調節軸を前記嵌入孔に進退させることにより全長を伸縮させる家具等の転倒防止装置であって、
    前記当接部材は、前記長さ調節軸を外部から目視不能とする遮蔽壁を一体的に形成すると共に、該遮蔽壁の内径を前記支柱部の外径と略同寸に形成して前記支柱部を進退自在に支持してなることを特徴とする家具等の転倒防止装置。
  2. 前記長さ調節軸は雄ねじで構成されると共に、前記嵌入孔は前記雄ねじが螺入可能な雌ねじ孔付き部材で構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の家具等の転倒防止装置。
  3. 前記嵌入孔は、前記支柱部の径方向の三方に微調整可能に設けられてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の家具等の転倒防止装置。
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