JP6801380B2 - ポストと横架部材との連結構造 - Google Patents

ポストと横架部材との連結構造 Download PDF

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Description

本発明は、ゾーニング什器等におけるポストと横架部材との連結構造に関する。
ポストと横架部材を組み合わせて空間を演出するゾーニング什器等においては、ポストの側面の上下方向に設けた断面略コ字形の係合溝を利用して横架部材を取り付けている(例えば、特許文献1〜3参照)。
例えば、特許文献2における支柱3と連結杆4との連結は、支柱3の奥幅広溝5にねじ座板材14を挿入した状態で、連結杆4の端面に取り付けた取付部材10の上下の傾斜孔16,16から挿通したボルト15,15を、ねじ座板材14の上下の螺合孔14b,14bに螺合することにより行っている(特許文献2の[0019]から[0020]、及び図2〜図4参照)。
特開2011−151907号公報 特開2011−104416号公報 特開2013−121270号公報
このような従来の、ポスト(支柱)の側面の上下方向に設けた断面略コ字形の係合溝を利用し、前記係合溝の奥側の幅広溝にねじ締付用の板材を挿入して横架部材(連結杆)を取り付ける、ポストと横架部材との連結構造では、十分な連結強度を確保できない場合があり、例えば特許文献3では、横架部材(横ビーム)を取り付けたポストの側面にポスト補助枠を取り付けて強度を確保している。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、補強用の別部品を用いることなく、十分な連結強度を確保できるポストと横架部材との連結構造を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、床面に立設する複数のポストと、隣り合う前記ポスト同士の上端部間を繋ぐ横架部材との連結構造であって、
前記ポストは、
ポスト中央の中央構造体と、
前記中央構造体の外面から前記横架部材に向かう方向に行くにしたがって幅方向外方に傾斜するように延びる傾斜壁部、及び、前記傾斜壁部の先端を幅方向内方へ折り曲げた、ポストカバーを取り付ける側壁部を有する外壁形成体と、
を備え、
前記横架部材は、前記ポストに向かって突出する突出部を有する連結部材を取り付けたものであり、
前記突出部は、隣り合う前記傾斜壁部間に形成された、前記ポスト内の空間内に収容されるとともに、前記傾斜壁部の壁面に当接する傾斜面を有し、
前記中央構造体に前記突出部をねじ締結することにより、前記傾斜壁部の壁面に前記突出部の傾斜面が当接した状態で、前記ポストと前記横架部材が連結されることを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、ポスト中央の中央構造体が主に強度を担う部材であり、傾斜壁部及び側壁部を有する外壁形成体が、中央構造体を補強するとともにポストカバーを取り付ける部材となる。
また、ポスト内には、中央構造体の径方向外方に、周方向に分離した4つの空間が形成され、当該空間を仕切る隣り合う傾斜壁部は、それらの壁面が露出する。
そして、横架部材に取り付けた連結部材の突出部は、前記傾斜壁部の壁面に当接する傾斜面を有する。
よって、前記突出部をポスト内の平面視略台形状の空間内に収容し、ポストの中央構造体に前記突出部をねじ締結すると、前記傾斜壁部の壁面に前記突出部の傾斜面が当接し、その当接状態が維持されるので、ポストに対して横架部材を強固に連結できる。
ここで、前記中央構造体は、横断面が正方形状の角筒部であり、
前記傾斜壁部は、前記角筒部の角部から、前記正方形状の対角線を外方へ延ばす方向へ延びるものであるのが好ましい実施態様である(請求項2)。
このような構成によれば、周方向90°等分の4方向から横架部材が取り付けられるポスト内に、中央構造体である角筒部の径方向外方に、周方向に分離した4つの平面視略台形状の空間が形成される。
そして、前記角筒部の側面は平面であり、前記傾斜壁部の壁面も平面に形成できる。
それにより、前記4方向から横架部材をポストに取り付ける際に、横架部材に取り付けた連結部材の突出部をポストの角筒部に締結すると、締結面の接触、並びに前記突出部の傾斜面及び前記傾斜壁部の壁面の接触が、平面同士の接触になる。
よって、ポストに対して横架部材を、より安定した状態で精度良く連結できる。
その上、角筒部への螺孔等の加工を含め、中央構造体である角筒部を含むポストと連結部材の製造が容易になるので、製造コストを低減できる。
また、前記ポストの前記側壁部は、前記横架部材に対向する端部側面を有し、
前記横架部材は、前記突出部を挟む幅方向両端部に、緩衝体を取り付けてなり、
前記ねじ締結が途中の状態で前記端部側面に前記緩衝体が当接し、前記端部側面に前記緩衝体が当接した際には前記傾斜壁部の壁面から前記突出部の傾斜面が離間しており、
前記ねじ締結が完了した状態では前記傾斜壁部の壁面に前記突出部の傾斜面が当接するのがより好ましい実施態様である(請求項3)。
このような構成によれば、横架部材に取り付けた連結部材の突出部をポストの中央構造体にねじ締結する途中で、横架部材の幅方向両端部の緩衝体がポストの端部側面に当接し、その状態から、さらに前記ねじ締結が進行する。
よって、前記ねじ締結が完了した状態では、幅方向両端部の緩衝体を圧縮変形させる力が作用しており、前記緩衝体を圧縮するように、ポストに対して横架部材が引き付けられた状態で、前記傾斜壁部の壁面に前記突出部の傾斜面が当接する。すなわち、横架部材の幅方向両端部の緩衝体がポストの端部側面に圧接するとともに、横架部材に取り付けられた連結部材の突出部の傾斜面がポストの傾斜壁部の壁面に当接した状態となるので、ポストに対して横架部材をさらに強固に連結できる。
さらに、前記突出部に、前記中央構造体の側面に向かって突出する嵌合凸部を設け、
前記中央構造体の側面に、前記嵌合凸部が嵌合する上下方向の長孔を設け、
前記横架部材の前記突出部を挟む幅方向両端部に掛止片を取り付け、
前記嵌合凸部を前記長孔の上部に嵌合させた状態から前記嵌合凸部が前記長孔に沿うように前記横架部材が下降すると、前記掛止片が前記傾斜壁部に掛止するのがより一層好ましい実施態様である(請求項4)。
このような構成によれば、ポストに横架部材を連結する際に、横架部材に取り付けられた連結部材の突出部に設けた嵌合凸部を、ポストの中央構造体の側面に設けた長孔の上部に嵌合させた状態から、前記嵌合凸部を前記長孔によりガイドしながら、重力で横架部材を下降させると、横架部材の幅方向両端部の掛止片がポストの傾斜壁部に掛止する。
そして、このように掛止片がポストの傾斜壁部に掛止した、ポストに対する横架部材の高さ方向位置で、前記突出部及び前記中央構造体をねじ締結するための、前記突出部の通孔と前記中央構造体の螺孔の位置合わせをするように構成することも容易である。
よって、前記手順により掛止片をポストの傾斜壁部に掛止して、前記突出部の通孔と前記中央構造体の螺孔の位置合わせをした状態で、横架部材側から締付ねじを前記通孔に通して前記螺孔に螺合する作業が容易であるので、ポストに横架部材を連結する作業の作業性を向上できる。
以上のとおり、本発明に係るポストと横架部材との連結構造によれば、補強用の別部品を用いることなく、十分な連結強度を確保できる。
本発明の実施の形態に係るポストと横架部材との連結構造を適用したゾーニング什器を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るポストと横架部材との連結構造を示す要部拡大横断平面図である。 同じく要部拡大縦断側面図である。 本発明の実施の形態に係るポストの平面図である。 ポストと横架部材との連結部まわりの構成部品を示す部分分解斜視図である。 横架部材の要部拡大分解斜視図である。 横架部材の端部の斜視図である。 横架部材への連結部材の取付方法を示す部分分解斜視図である。 横架部材に連結部材を取り付けた状態を示す要部拡大斜視図である。 ポストへの横架部材の取付方法を示す部分分解斜視図である。 ポストに横架部材を取り付けた状態を示す要部拡大斜視図である。 図11において、さらにポストカバーを取り付けた状態を示す要部拡大斜視図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、床面に立設する複数のポストと、隣り合う前記ポスト同士の上端部間を繋ぐ横架部材との連結構造に関するものであり、前記連結構造が適用されるポストは、ポストと横架部材を組み合わせて空間を演出するゾーニング什器用の他、間仕切パネルの連結に用いるコーナーポストや他の什器の一部であっても構わない。
横架部材は、ポストの少なくも上端部間を繋ぐものであり、以下の実施形態で示す横ビーム以外にパネル状のもの等であってもよい。
すなわち、本発明のポストと横架部材との連結構造は、ポストと横架部材を連結してなる様々なフレーム構造体に対して適用できる。
以下において、横架部材の長手方向に直交する水平方向を、「幅方向」という。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るポスト1と横架部材である横ビーム2との連結構造を適用したゾーニング什器Fは、床面に立設する4本のポスト1,1,…の上端間を横ビーム2で連結して空間を演出するものである。
図2及び図3に示すように、ポスト1に取り付ける横ビーム2の端部には、上下方向の通線孔Aを有するとともに、ポスト1に向かって突出する突出部4を有する連結部材3を取り付ける。
そして、横ビーム2は、突出部4をポスト1内に挿入した状態で、突出部4がポスト1に固定され、通線孔Aは横ビーム2内からポスト1内にわたる大きさを有する。
よって、図3のように、横ビーム2からポスト1へ及び/又はポスト1から横ビーム2へ、配線コードC等を通線孔Aに通して受け渡すことができる。
ポスト1は、例えばアルミニウム合金製であり、図4に示すように、ポスト中央の中央構造体である、横断面が正方形状の角筒部11を有する。
また、ポスト1は、外壁形成体である、角筒部11の角部から、前記正方形状の対角線を外方へ延ばす方向(X1,X2,Y1,Y2)へ延びる4つの傾斜壁部12,12,…、及び、傾斜壁部12の先端を幅方向内方へ折り曲げてなる側壁部13,13を有する。
そして、隣り合う傾斜壁部12,12間には、周方向に分離した4つの平面視略台形状の空間B,B,…が形成される。
側壁部13,13の先端は、角筒部11側へ折り曲げられており、この折曲部14,14によりポストカバー19を保持できる。
さらに、ポスト1の外壁形成体を構成する側壁部13,13は、図2のように横ビーム2に対向する端部側面13A,13Aを有する。
ポスト1の前記中央構造体は、主に強度を担う部材であり、ポスト1の前記外壁形成体は、前記中央構造体を補強するとともにポストカバー19を取り付ける部材となる。
なお、前記中央構造体は、角筒部11に限定されるものではなく、円筒状等の他の形状であってもよい。
また、前記傾斜壁部は、前記中央構造体の外面から横架部材2に向かう方向に行くにしたがって幅方向外方に傾斜するように延びるものであればよい。
図2及び図3、並びに図5に示すように、ポスト1の横ビーム2が連結されない側面には、ポストカバー19,19,…を装着する。
ポストカバー19の係合溝部19A,19Aに、ポストカバー取付具20の基部20Aの側部を係合させ、図2のようにポストカバー19にポストカバー取付具20を取り付ける。
ポストカバー取付具20の係止爪20B,20Bを、ポスト1の側壁部13,13先端の折曲部14,14に係止することにとり、ポスト1の側面にポストカバー19をワンタッチで装着できる。
横ビーム2は、例えばアルミニウム合金製であり、図6及び図7に示すように、幅方向両端部に、緩衝体6,6、及び掛止片7,7を取り付ける。ここで、緩衝体6は、例えば、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン又はABS等の合成樹脂製であり、掛止片7は、例えば鋼等の金属製である。
図6に示すように、緩衝体6の通孔(皿穴)6Aに皿頭タッピングねじ8Aを挿入して、横ビーム2のねじ込み穴部2Cに螺着することにより、横ビーム2に緩衝体6を取り付ける。また、掛止片7の通孔(皿穴)7A,7A、及び緩衝体6の通孔6B,6Bに皿頭タッピングねじ8B,8Bを挿入して、横ビーム2のねじ込み穴部2D,2Dに螺着することにより、横ビーム2に掛止片7を取り付ける。
連結部材3は、例えばアルミニウム合金製であり、図8及び図9に示すように、横ビーム2の開口部Dに、連結部材3の基端部Eを嵌合し、横ビーム2の通孔(皿穴)2A,2Aに皿頭締付ねじ9,9を通して、連結部材3の螺孔3A,3Aに螺合することにより、連結部材3は横ビーム2に強固に取り付けられる(図3も参照)。
横ビーム2は、その上部及び下部に、長手方向の上部凹溝17及び下部凹溝18を備える。ここで、横ビーム2に連結部材3を取り付けた状態で連結部材3の通線孔Aを塞がないように、上部凹溝17及び下部凹溝18の長手方向の端部には切欠部2B,2Bを形成している。
図2及び図10に示すように、横ビーム2に取り付けた連結部材3の突出部4は、ポスト1内の平面視略台形状の空間B内に収容されるとともに、空間B,B,…を仕切る傾斜壁部12,12の壁面12A,12Aに当接する傾斜面4A,4Aを有する。
また、連結部材3の突出部4の上下に通孔3B,3Bを形成し、通孔3B,3Bの間には、ポスト1の角筒部11の側面11Aに向かって突出する嵌合凸部5を設ける。
角筒部11の側面11Aには、突出部4の上下の通孔3B,3Bに対向する上下の螺孔15,15を形成するとともに、螺孔15,15の間に、嵌合凸部5が嵌合する上下方向の長孔16を設ける。
次に、ポスト1への横ビーム2の取付けについて説明する。
先ず、図10に示す状態から、横ビーム2に取り付けた連結部材3の突出部4に設けた嵌合凸部5を、ポスト1の角筒部11の側面11Aの長孔16の上部に嵌合させる。
この状態から嵌合凸部5を長孔16によりガイドしながら、重力で横ビーム2を下降させる。
それにより、図7〜図9に示す横ビーム2の幅方向両端部の掛止片7,7の掛止部7Bが、図2及び図3に示すように側壁部13よりもポスト1の内方で側壁部13に掛止し、当止部7Cが側壁部13の上面に当接して当て止めされる。
この状態では、図10に示す突出部4の上下の通孔3B,3Bと角筒部11の側面11Aの上下の螺孔15,15との位置合わせがされている。
よって、横ビーム2側から、なべ頭締付ねじ10,10を通孔3B,3Bに通して螺孔15,15に螺合する作業が容易であるので、ポスト1に横ビーム2を連結する作業の作業性を向上できる。
そして、図2のようにポスト1への横ビーム2の取付けが完了した状態では、ポスト1の傾斜壁部12,12の壁面12A,12Aに、横ビーム2に取り付けた連結部材3の突出部4の傾斜面4A,4Aが当接し、その当接状態が維持されるので、ポスト1に対して横ビーム2を強固に連結できる。
また、突出部4を角筒部11にねじ締結する途中で、横ビーム2の幅方向両端部の緩衝体6,6がポスト1の端部側面13A,13Aに当接し、端部側面13A,13Aに緩衝体6,6が当接した際に、傾斜壁部12,12の壁面12A,12Aから突出部4の傾斜面4A,4Aが離間している。
よって、端部側面13A,13Aに緩衝体6,6が当接した状態から、さらに前記ねじ締結が進行し、前記ねじ締結が完了した図2に示す状態では、幅方向両端部の緩衝体6,6を圧縮変形させる力が作用しており、緩衝体6,6を圧縮するように、ポスト1に対して横ビーム2が引き付けられた状態で、傾斜壁部12,12の壁面12A,12Aに突出部4の傾斜面4A,4Aが当接する。
すなわち、横ビーム2の幅方向両端部の緩衝体6,6がポスト1の端部側面13A,13Aに圧接するとともに、横ビーム2に取り付けられた連結部材3の突出部4の傾斜面4A,4Aがポスト1の傾斜壁部12,12の壁面12A,12Aに当接した状態となるので、ポスト1に対して横ビーム2をさらに強固に連結できる。
図2及び図4に示すように、周方向90°等分の4方向から横架部材2が取り付けられるポスト1内に、中央構造体である角筒部11の径方向外方に、周方向に分離した4つの平面視略台形状の空間B,B,…が形成されている。
そして、角筒部11の側面11Aは平面であり、傾斜壁部12,12の壁面12A,12Aも平面に形成できる。
それにより、前記4方向から横架部材2をポスト1に取り付ける際に、横架部材2に取り付けた連結部材3の突出部4をポスト1の角筒部11に締結すると、締結面の接触、並びに突出部4の傾斜面4A,4A及び傾斜壁部12,12の壁面12A,12Aの接触が、平面同士の接触になる。
よって、ポスト1に対して横架部材2を、より安定した状態で精度良く連結できる。
その上、角筒部11への螺孔等の加工を含め、中央構造体である角筒部11を含むポスト1と連結部材3の製造が容易になるので、製造コストを低減できる。
ポスト1に横ビーム2,2を連結固定した、例えば図11の状態において、図2及び図3のように横ビーム2内からポスト1内にわたる大きさを有する通線孔Aがある。このような通線孔Aにより大きな配線挿通空間を確保できるので、ポスト1の側面に配線カバーや配線ダクトを突設する必要がない。
よって、配線カバー等の配線専用部品を備える構成と比較して、製造コストを低減できるとともに、デザイン性を向上できる。
その上、図4の平面形状のポスト1により、ポスト1内の平面視略台形状の空間B,B,…内に連結部材3の突出部4を収容でき、その状態で突出部4を角筒部11に固定して横ビーム2をポスト1に連結固定できる。
よって、連結部材3に設ける上下方向の通線孔Aを平面方向に大きくすることが容易になるので、配線作業性が高くなる。
その上さらに、図3及び図5のように、横ビーム2は、その上部及び下部に、長手方向の上部凹溝17及び下部凹溝18を備える。
よって、横ビーム2に取り付けられている連結部材3の、配線挿通空間が大きい上下方向の通線孔Aを通して、横ビーム2の長手方向の上部凹溝17及び下部凹溝18の間の配線を容易に行うことができるので、配線の自由度が向上する。
その上、例えば図11の状態において、横ビーム2,2の一方から他方への配線も、ポスト1の上方を通して容易に行うことができる。
配線作業を行った後、例えば図11の状態から、前記したとおり、ポスト1の横ビーム2が連結されない側面には、図12のようにポストカバー19,19,…を装着する。
A 通線孔
B 空間
C 配線コード
D 開口部
E 基端部
F ゾーニング什器
1 ポスト
2 横ビーム(横架部材)
2A 通孔
2B 切欠部
2C,2D ねじ込み穴部
3 連結部材
3A 螺孔
3B 通孔
4 突出部
4A 傾斜面
5 嵌合凸部
6 緩衝体
6A,6B 通孔
7 掛止片
7A 通孔
7B 掛止部
7C 当止部
8A,8B 皿頭タッピングねじ
9 皿頭締付ねじ
10 なべ頭締付ねじ
11 角筒部(中央構造体)
11A 側面
12 傾斜壁部(外壁形成体)
12A 壁面
13 側壁部(外壁形成体)
13A 端部側面
14 折曲部
15 螺孔
16 長孔
17 上部凹溝
18 下部凹溝
19 ポストカバー
19A 係合溝部
20 ポストカバー取付具
20A 基部
20B 係止爪

Claims (4)

  1. 床面に立設する複数のポストと、隣り合う前記ポスト同士の上端部間を繋ぐ横架部材との連結構造であって、
    前記ポストは、
    ポスト中央の中央構造体と、
    前記中央構造体の外面から前記横架部材に向かう方向に行くにしたがって幅方向外方に傾斜するように延びる傾斜壁部、及び、前記傾斜壁部の先端を幅方向内方へ折り曲げた、ポストカバーを取り付ける側壁部を有する外壁形成体と、
    を備え、
    前記横架部材は、前記ポストに向かって突出する突出部を有する連結部材を取り付けたものであり、
    前記突出部は、隣り合う前記傾斜壁部間に形成された、前記ポスト内の空間内に収容されるとともに、前記傾斜壁部の壁面に当接する傾斜面を有し、
    前記中央構造体に前記突出部をねじ締結することにより、前記傾斜壁部の壁面に前記突出部の傾斜面が当接した状態で、前記ポストと前記横架部材が連結されることを特徴とする、
    ポストと横架部材との連結構造。
  2. 前記中央構造体は、横断面が正方形状の角筒部であり、
    前記傾斜壁部は、前記角筒部の角部から、前記正方形状の対角線を外方へ延ばす方向へ延びるものである、
    請求項1記載のポストと横架部材との連結構造。
  3. 前記ポストの前記側壁部は、前記横架部材に対向する端部側面を有し、
    前記横架部材は、前記突出部を挟む幅方向両端部に、緩衝体を取り付けてなり、
    前記ねじ締結が途中の状態で前記端部側面に前記緩衝体が当接し、前記端部側面に前記緩衝体が当接した際には前記傾斜壁部の壁面から前記突出部の傾斜面が離間しており、
    前記ねじ締結が完了した状態では前記傾斜壁部の壁面に前記突出部の傾斜面が当接する、
    請求項1又は2記載のポストと横架部材との連結構造。
  4. 前記突出部に、前記中央構造体の側面に向かって突出する嵌合凸部を設け、
    前記中央構造体の側面に、前記嵌合凸部が嵌合する上下方向の長孔を設け、
    前記横架部材の前記突出部を挟む幅方向両端部に掛止片を取り付け、
    前記嵌合凸部を前記長孔の上部に嵌合させた状態から前記嵌合凸部が前記長孔に沿うように前記横架部材が下降すると、前記掛止片が前記傾斜壁部に掛止する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載のポストと横架部材との連結構造。
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