JP6342709B2 - 免震床構造およびその固定支承部材 - Google Patents
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Description
床スラブ上に、所定間隔毎に分散配置された状態で固定された多数の固定支承部と、
下面がスライドプレートにより構成されると共に分散配置された多数の摺動プレートと、隣り合う該摺動プレート同士を連結するジョイントビームと、該各摺動プレートから立設された上側支柱部材と、該上側支柱部材に固定された床プレートとを有する可動床構造体と、
を有し、
前記多数の固定支承部はそれぞれ、前記床スラブに固定されるベース部材と、該ベース部材から立設された下側支柱部材と、該下側支柱部材の上部に取付けられて該固定支承部の上面を構成する低摩擦部材と、を有しており、
前記多数の固定支承部のうち一部の固定支承部が、前記摺動プレートを支承している平常時用とされる一方、他の固定支承部は該摺動プレートの周囲に位置された予備用とされ、
前記可動床構造体が前記床スラブに対して大きく水平方向に変位された際に、前記摺動プレートが前記平常時用の固定支承部から外れる前に、該摺動プレートが前記予備用の固定支承部に支承される、
ようにしてある。上記解決手法によれば、大きな地震に伴う長周期振動により、摺動プレートが平常時用の固定支承部から外れてしまうほど大きく水平方向に変位される場合があるが、摺動プレートが平常時用の固定支承部から外れる前に予備用の固定支承部に支承されることとなり、可動床構造体を安定してスライド可能に支承し続けることができる。固定支承部は、小型でかつ使用材料(特に高価な低摩擦部材)が少なくてすみ、極めて安価に免震床構造を構築できると共に、固定支承部の設置作業も容易に行うことができる。
前記固定支承部における前記下側支柱部材が、前記ベース部材から立設された雄ネジ部材と、内周面に該雄ネジ部材に螺合される雌ネジ部を有する筒状部材とから構成され、
前記低摩擦部材が、前記筒状部材の上端面に着座される摺動部と、該摺動部の下面から突設されて該筒状部材の内孔内に挿入される挿入部と、を有している、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、ネジ方式でもって下側支柱部材の長さ調整を行なうことが可能なので、床スラブが完全な平坦面でない場合でも、各固定支承部における低摩擦部材の上面高さ位置を所望高さ位置に精度よく設定することができる。
前記摺動プレートと前記上側支柱部材と前記平常時用の固定支承部とがそれぞれ、前記各床プレートの各角部に対応した位置に配設され、
前記予備用の固定支承部が、前記各床プレートの対角線同士が交差する交差部に対応した位置に配設されている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、固定支承部と摺動プレートと床プレート(方形プレート)との具体的な配設関係が提供される。特に、床プレートは、正方形とされて縦横に並べて配設されるのが一般的であるが、この一般的な床プレートの形状に応じた好ましいものとなる。
床スラブ上に配設された可動床構造体を水平方向にスライド可能に支承するための固定支承部材であって、
床スラブに固定されるベース部材と、
前記ベース部材から立設された雄ネジ部材と、
内周面に前記雄ネジ部材に螺合される雌ネジ部を有する筒状部材と、
前記筒状部材の上端部に取付けられた低摩擦材からなる低摩擦部材と、
を有し、
前記低摩擦部材が、前記筒状部材の上端面に着座される摺動部と、該摺動部の下面から突設されて該筒状部材の内孔内に挿入される挿入部と、を有し、
前記摺動部の上面が、上方に凸となるようにされた球面状とされている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、請求項2、請求項4に対応した効果を得るための固定支承部材が提供される。
S:室
1:可動床構造体
2:固定床
3:側壁
4:ボーダパネル部
5:リターンスプリング
6:ダンパ
10:固定支承部
11:ベース部材
12:雄ネジ部材(支柱部材)
13:筒状部材(支柱部材)
14:低摩擦部材
14a:摺動部
14b:挿入部
15:ロックナット
21:摺動プレート
21C:スライドプレート
21a:傾斜面
22:ジョイントビーム
23:支柱部材
24:床プレート
31:フレーム部材(ボーダパネル部)
32:床プレート(ボーダパネル部)
33:上レール部材(ボーダパネル部)
34:支承ピン部材(ボーダパネル部)
51:支柱部材(固定床)
52:床プレート(固定床)
53:下レール部材(固定床)
Claims (7)
- 床スラブ上に、所定間隔毎に分散配置された状態で固定された多数の固定支承部と、
下面がスライドプレートにより構成されると共に分散配置された多数の摺動プレートと、隣り合う該摺動プレート同士を連結するジョイントビームと、該各摺動プレートから立設された上側支柱部材と、該上側支柱部材に固定された床プレートとを有する可動床構造体と、
を有し、
前記多数の固定支承部はそれぞれ、前記床スラブに固定されるベース部材と、該ベース部材から立設された下側支柱部材と、該下側支柱部材の上部に取付けられて該固定支承部の上面を構成する低摩擦部材と、を有しており、
前記多数の固定支承部のうち一部の固定支承部が、前記摺動プレートを支承している平常時用とされる一方、他の固定支承部は該摺動プレートの周囲に位置された予備用とされ、
前記可動床構造体が前記床スラブに対して大きく水平方向に変位された際に、前記摺動プレートが前記平常時用の固定支承部から外れる前に、該摺動プレートが前記予備用の固定支承部に支承される、
ことを特徴とする免震床構造。 - 請求項1において、
前記固定支承部における前記下側支柱部材が、前記ベース部材から立設された雄ネジ部材と、内周面に該雄ネジ部材に螺合される雌ネジ部を有する筒状部材とから構成され、
前記低摩擦部材が、前記筒状部材の上端面に着座される摺動部と、該摺動部の下面から突設されて該筒状部材の内孔内に挿入される挿入部と、を有している、
ことを特徴とする免震床構造。 - 請求項2において、
前記固定支承部は、前記雄ネジ部材に螺合されて前記筒状部材の下面に当接されるロックナットをさらに有している、ことを特徴とする免震床構造。 - 請求項2または請求項3において、
前記固定支承部における前記摺動部の上面が、上方に凸となるようにされた略球面状とされている、ことを特徴とする免震床構造。 - 請求項2ないし請求項4のいずれか1項において、
前記スライドプレートの全周縁部について、その下面が、外周縁部に向かうにつれて徐々に上方に向かうように形成された傾斜面として形成されている、ことを特徴とする免震床構造。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記床プレートが、正方形とされて、縦横に並べて配置され、
前記摺動プレートと前記上側支柱部材と前記平常時用の固定支承部とがそれぞれ、前記各床プレートの各角部に対応した位置に配設され、
前記予備用の固定支承部が、前記各床プレートの対角線同士が交差する交差部に対応した位置に配設されている、
ことを特徴とする免震床構造。 - 床スラブ上に配設された可動床構造体を水平方向にスライド可能に支承するための固定支承部材であって、
床スラブに固定されるベース部材と、
前記ベース部材から立設された雄ネジ部材と、
内周面に前記雄ネジ部材に螺合される雌ネジ部を有する筒状部材と、
前記筒状部材の上端部に取付けられた低摩擦材からなる低摩擦部材と、
を有し、
前記低摩擦部材が、前記筒状部材の上端面に着座される摺動部と、該摺動部の下面から突設されて該筒状部材の内孔内に挿入される挿入部と、を有し、
前記摺動部の上面が、上方に凸となるようにされた球面状とされている、
ことを特徴とする免震床構造における固定支承部材。
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JP2014103981A JP6342709B2 (ja) | 2014-05-20 | 2014-05-20 | 免震床構造およびその固定支承部材 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014103981A JP6342709B2 (ja) | 2014-05-20 | 2014-05-20 | 免震床構造およびその固定支承部材 |
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JP2015218517A JP2015218517A (ja) | 2015-12-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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