JP2007321439A - 免震装置及び建物の免震構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】木造住宅建築物に適した簡易な構成を備えると共に、施工が容易で、且つ架台に傾きや転倒が生じるのを効果的に回避できる免震装置を提供する。
【解決手段】建物本体15を基礎12に対して相対移動可能に支持することにより建物11に免震機能を付与する装置であって、基礎12の上面に固定されるL字形状の下部盤と、架台13の下面に固定さるL字形状の上部盤17と、下部盤16の上面及び上部盤17の下面に形成された皿状窪み部18,18’、及びこれらに挟み込まれる鋼球19によって構成され、少なくとも3箇所に設けられる転がり支承21と、L字形状部分の各辺部20に巻き付けられて下部盤16、上部盤17、及び鋼球19が一体化したユニット22を形成すると共に、位置ずれした下部盤16と上部盤17を元の位置に復帰させる付勢力を生じる復元ゴムバンド23とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、免震装置及び建物の免震構造に関し、特に、鉄骨系プレファブ建築物や、木造軸組工法、ツーバイフォー工法、木質パネル工法等による木造の建物の基礎と架台との間に介在して設置され、建物本体を基礎に対して相対移動可能に支持することにより建物に免震機能を付与する免震装置、及び該免震装置を用いた建物の免震構造に関する。
地震時の揺れによって建物が倒壊したり破壊するのを防ぐための構造として、一般に耐震構造、制振構造、及び免震構造が知られている。耐震構造は、建物の壁や床などを補強して、建物の剛性を高めた構造であり、建物を構成する建築材料自体の強化を図ったものも耐震構造に含まれる。また、制振構造は、建物に伝わった揺れをダンパーや粘弾性材料等を用いた制振装置によって吸収できるようにした構造である。さらに、免震構造は、地面と基礎との間や基礎と建物本体との間に免震装置を設置し、地面からの揺れや振動が建物本体に伝わらないようにした構造である。
これらの地震対策として知られる構造のうち、免震構造は、免震装置を挟み込んだ部分以外の部分においては建物本体を地面や基礎から浮かせた状態で支持する必要があるため、主に鉄骨造等の強固な架台を備える大規模な建物に対して採用され、免震装置もまた、建物本体からの大きな荷重を支持するための大掛りで強固かつ高価なものが用いられていた。
一方、鉄骨造等の大規模な建物と比較して軽量で小規模の建物である、例えば木造住宅建築物等の木造の建物に、免震機能を付与するための簡易な免震構造も種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。これらの木造の建物等に用いることが可能な簡易な免震構造は、例えば建物本体の架台と基礎との間に介在して、上部板と下部板との間に鋼球を挟み込んだ転がり支承による免震装置を設置してなるものであり、また転がり支承を介して建物本体が基礎に対して相対移動した際に、これを元に位置に復帰させる復元部材や、地震時に建物本体の急激な相対移動を抑制する減衰部材、建物本体が限界変位を超えて過度に移動しないようにするためのストッパー部材等を備えている。
特開2003−307045号公報 特開2005−30152号公報
しかしながら、上記免震装置を用いた免震構造では、複数の免震装置の転がり支承を、架台の下面に上部板を固定すると共に基礎の上面に下部板を固定しつつ、建物の所望の位置に個々に設置する作業に多くの手間を必要とし、また個々に設置した複数の転がり支承の高さの調整にも多くの手間を要すると共に、高さの調整が不十分であると、これに載置される架台が傾き易くなる。さらに、例えば木造の建物では、転がり支承によって支持される部分以外の部分は、架台と基礎との間に間隔を保持して建物本体を浮かせた状態とし、基礎に対する建物本体の相対移動がスムーズに行われるようにする必要がある。したがって、転がり支承によって両端が支持された架台の中間部分に例えば柱を設ける場合には、中間部分の架台が柱等からの荷重によって撓みや変形を生じないように補強するパッキンを基礎との間に挟み込むと、建物本体のスムーズな相対移動を阻害することになるため、当該撓みや変形が生じやすい中間部分にもパッキンに換えて転がり支承を設ける必要を生じて、さらに施工の手間が増えることになる。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、木造の建物等の小規模の建物に適した簡易な構成を備えると共に、施工の手間を少なくすることのできる免震装置、及び該免震装置を用いた建物の免震構造を提供することを目的とする。
本発明は、建物の基礎と架台との間に介在して設置され、建物本体を前記基礎に対して相対移動可能に支持することにより前記建物に免震機能を付与する免震装置であって、前記基礎の上面に固定され、L字形状部分を含む平面形状を有する下部盤と、前記架台の下面に固定され、L字形状部分を含む平面形状を有する上部盤と、前記下部盤の上面及び/又は前記上部盤の下面に形成された皿状窪み部、及び該皿状窪み部に配置されると共に前記下部盤と前記上部盤との間に間隔を保持しつつこれらの間に挟み込まれる鋼球によって構成され、少なくとも前記L字形状部分の各辺部の先端部分及び交差部分に設けられる転がり支承と、前記L字形状部分の各辺部に巻き付けられて前記下部盤、前記上部盤、及び前記鋼球が一体化したユニットを形成すると共に、前記下部盤と前記上部盤とが位置ずれした際にこれらを元の位置に復帰させる付勢力を生じる復元ゴムバンドとからなり、前記架台の接合角部分において、前記L字形状部分の各辺部を前記基礎及び前記架台に沿って配置して用いられる免震装置を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の免震装置によれば、前記下部盤と前記上部盤との急激な相対移動を抑制する減衰部材を備えることが好ましい。
また、本発明の免震装置によれば、前記減衰部材は、その両端が前記下部盤の前記L字形状部分の一方の辺部の先端部分と、前記上部盤の前記L字形状部分の他方の辺部の先端部分とに接合されるオイルダンパーであることが好ましい。
さらに、本発明の免震装置によれば、前記下部盤と前記上部盤との間の位置ずれが限界変位を超えるのを防止するストッパー部材が設けられていることが好ましい。
さらにまた、本発明の免震装置によれば、前記L字形状部分を含む平面形状が、L字形状、T字形状、又は十字形状であることが好ましい。
また、本発明は、上記いずれかに記載の免震装置を用いた建物の免震構造であって、前記建物の基礎の全体に分散配置されて、複数の前記免震装置が、前記架台の接合角部分において前記L字形状部分の各辺部を前記架台に沿って配置した状態で前記基礎と前記架台との間に介在して設置され、前記転がり支承によって前記建物本体の荷重を支持すると共に、前記鋼球を前記皿状窪み部で転動させて前記建物本体を前記基礎に対して相対移動させる建物の免震構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の免震装置、又は該免震装置を用いた建物の免震構造によれば、木造の建物等の小規模の建物に適した簡易な構成を備えると共に、施工の手間を少なくすることができる。
図1(a),(b)に示す本発明の好ましい一実施形態に係る免震装置10は、建物11としての例えば木造住宅建築物(図6参照)において、図2(a),(b)にも示すように、基礎12と建物本体15の架台13との間に介在して架台13の接合角部分に設置され、架台13の上方に構築される木造住宅建築物11の建物本体15を、基礎12から浮かせた状態で相対移動可能に支持することにより、地盤14や基礎12からの揺れや振動が建物本体15に伝わらないようにして、木造住宅建築物11に免震機能を付与するものである。
すなわち、本実施形態の免震装置10は、木造住宅建築物11の基礎12と架台13との間に介在して設置され、建物本体15を基礎12に対して相対移動可能に支持することにより建物11に免震機能を付与する装置であって、図3及び図4にも示すように、基礎12の上面に固定され、L字形状部分16aを含む平面形状を有する下部盤16と、架台13の下面に固定され、L字形状部分17aを含む平面形状を有する上部盤17と、下部盤16の上面及び上部盤17の下面に形成された皿状窪み部18,18’、及び該皿状窪み部18,18’に配置されると共に下部盤16と上部盤17との間に間隔s1を保持しつつこれらの間に挟み込まれる鋼球19によって構成され、少なくともL字形状部分16a,17aの各辺部20の先端部分20a及び交差部分20bに設けられる転がり支承21と、L字形状部分16a,17aの各辺部20に巻き付けられて下部盤16、上部盤17、及び鋼球19が一体化したユニット22を形成すると共に、下部盤16と上部盤17とが位置ずれした際にこれらを元の位置に復帰させる付勢力を生じる復元ゴムバンド23(図3参照)とからなり、架台13の接合角部分において、L字形状部分16a,17aの各辺部20を基礎12及び架台13に沿って配置して用いられる。
また、復元ゴムバンド23は、地震時において下部盤16と上部盤17との急激な相対移動を抑制する減衰部材(ショックアブソーバー)としての機能も発揮することが可能であるが、本実施形態では、より効果的に下部盤16と上部盤17との急激な相対移動を抑制できるように、復元ゴムバンド23とは別の減衰部材24を備えており、この減衰部材24として、その両端が下部盤16のL字形状部分16aの一方の辺部20の先端部分20aと、上部盤17のL字形状部分17aの他方の辺部20の先端部分20aとに接合されるオイルダンパーが用いられている(図1(a),(b)参照)。
さらに、本実施形態では、下部盤16と上部盤17との間の位置ずれが限界変位を超えるのを防止するストッパー部材25が設けられている(図2(a),(b)、図3参照)。
本実施形態では、木造住宅建築物11の基礎12は、例えば鉄筋コンクリート製の布基礎であって、建物11の外壁が設けられる外周部分に沿って、天面の幅が例えば160mmとなるように形成されると共に、木造住宅建築物11の外周部分の内側にも、例えば間仕切り壁に沿った必要箇所に、天面の幅が例えば160mmとなるように形成される。
また、本実施形態では、基礎12の天面に重ねるように配置されて、例えば幅105mm、高さ300mm程度の大きさの縦長矩形断面形状の木製角材からなる架台(土台)13が、免震装置10を挟みこむことにより基礎12との間に例えば幅70mm程度の間隔s2を保持した状態で取り付けられる(図2(a),(b)参照)。架台13は、木造住宅建築物11の建物本体15の下端部の軸組、或いは枠組を構成する部材であって、これらの下端部の軸組や枠組を基台として、上方に床、壁、柱等が組み立てられることにより、木造住宅建築物11の建物本体15が構築される。また、端部を架台13に連結支持させて、梁部材が床下の適宜の位置に設置され、架台13と共に建物本体15の下端部分の軸組、或いは枠組を構成している。
さらに、本実施形態では、架台13は、基礎12との間に免震装置10を挟み込んだ状態で設置されることにより、免震装置10によって支持される部分以外の部分は、上述のように基礎12との間に間隔s2が 保持されることになる。これによって、建物本体15の基礎12に対する相対移動がスムーズに行われるようになっている。また架台13は、免震装置10によって両端が支持された中間部分に柱等を設けて当該中間部分で建物本体15からの相当の荷重が負荷されても、撓みや変形を生じることなく負荷される荷重を強固に支持できるように、上述のように一般の土台よりも梁せいが大きくなった縦長矩形の断面形状を備えている。なお、免震装置10を挟みこむことにより基礎12と架台13との間に保持された間隔s2部分を通気口として機能させて、建物11の床下部分の換気を図ることが可能になる。
そして、本実施形態の免震装置10は、例えば図6に示す木造住宅建築物11のA部における、北側外壁に沿って配置される架台13と西側外壁に沿って配置される架台13とがL字平面形状に直角に接合する接合角部分において用いられ、下部盤16及び上部盤17のL字形状部分16a,17aを含む平面形状が、L字形状となっている。また免震装置10は、上述のように、転がり支承21、復元ゴムバンド23、減衰部材24、ストッパー部材25等を備えている。
免震装置10の下部盤16は、図3及び図4に示すように、例えば厚さtが34mm程度の鋼製又は鉄製の部材であり、L字形状の一対の辺部20が同じ長さで延設すると共に、これらの一対の辺部20を交差部分20bで直角に接合した形状を有している。すなわち、各辺部20は、例えば幅bが160mm程度の帯状部分であって、外側縁部に沿った長さLが例えば500mm程度となるように延設すると共に、これらの帯状部分が直角に交わって重なる例えば縦横160mm程度の正方形領域が、交差部分20bとなる。そして、各辺部20の先端部分20aと交差部分20bの3箇所に配置されて、下部盤16の上面には、転がり支承21を構成する皿状窪み部18が形成される。
皿状窪み部18は、例えば直径が130mm程度の円形の平面形状を備えると共に、深さが12〜22mm程度の凹部として形成され、その底面18aは、好ましくは直径方向の断面がサイクロイド曲線となる曲面形状に形成される(図2(a),(b)参照)。また皿状窪み部18の底面18aの中央部には、鋼球19を中央に位置めしておくための位置め凹部(図示せず。)が設けられている。この位置め凹部に鋼球19が配置されることにより、鋼球19は、地震が生じる前のユニット22の中で、皿状窪み部18の中央を定位置として若干の力では動きにくい状態で配設されることになる。これによって、免震装置10の搬送中や建物11への取り付け時に鋼球19が移動するのを防止して、施工のし易さを向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、下部盤16の一対の辺部20の、各先端部分20aの皿状窪み部18と交差部分20bの皿状窪み部18との間の中間部分に、基礎12に埋設固定されたアンカーボルトの先端突出部(図示せず。)を締着固定させるナット締着穴26及びこれと連通するボルト貫通穴27が、一体として形成されている(図4参照)。基礎12の所定の位置に設置されたアンカーボルトの先端突出部を、下部盤16の下方からボルト貫通穴27に挿通し、ナット締着穴26において締着ナットで締め付けることにより、免震装置10の下部盤16を、L字平面形状に接合する架台13の接合角部分の基礎12に、強固に且つ精度良く固定することが可能になる。
さらに、本実施形態では、L字平面形状の下部盤16の一方の辺部20における先端内側縁部から内側に突出して、ダンパー接合フランジ28が一体として設けられている。このダンパー接合フランジ28に、オイルダンパーからなる減衰部材24の一端部が、回動可能にピン接合されることになる(図1(a),図2(a)参照)。
下部盤16と重ねて配置される免震装置10の上部盤17は、下部盤16と略同様の形状を有しており、図3及び図4に示すように、例えば厚さtが34mm程度の鋼製又は鉄製の部材であり、L字形状の一対の辺部20が同じ長さで延設すると共に、これらの一対の辺部20を交差部分20bで直角に接合した形状を有している。すなわち、各辺部20は、例えば幅bが160mm程度の帯状部分であって、外側縁部に沿った長さLが例えば500mm程度となるように延設すると共に、これらの帯状部分が直角に交わって重なる例えば縦横160mm程度の正方形領域が、交差部分20bとなる。そして、各辺部20の先端部分20aと交差部分20bの3箇所に配置されて、上部盤17の下面には、転がり支承21を構成する皿状窪み部18’が、下部盤16に形成した皿状窪み部18と対向配置して形成される。
皿状窪み部18’は、下部盤16に形成した皿状窪み部18と同様に、例えば直径が130mm程度の円形の平面形状を備えると共に、深さが12〜22mm程度の凹部として形成され、その天面18a’は、好ましくは直径方向の断面がサイクロイド曲線となる曲面形状に形成される(図2(a),(b)参照)。また皿状窪み部18’の天面18a’の中央部には、下部盤16に形成した皿状窪み部18と同様に、鋼球19を中央に位置めしておくための位置め凹部(図示せず。)が設けられており、皿状窪み部18’の中央を定位置として、若干の力では動きにくい状態で鋼球19を配設することにより、免震装置10の搬送中や建物11への取り付け時に鋼球19が移動するのを防止して、施工のし易さを向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、上部盤17の一対の辺部20の、各先端部分20aの皿状窪み部18’と交差部分20bの皿状窪み部18’との間の中間部分に、上部盤17の上方からナットやナットの締着工具等を挿入して、下部盤16のナット締着穴26で締着ナットの締め付け作業を行うことを可能にするナット挿入穴29が、ナット締着穴26と重なる位置に貫通して開口形成されている。
さらに、本実施形態では、各先端部分20aの皿状窪み部18’と交差部分20bの皿状窪み部18’との間の中間部分に、ナット挿入穴29と隣接して、例えば両ネジボルトからなる固定ボルト31を締着固定するためのボルト締着孔30が、上部盤17の上面に開口形成されている。ボルト締着孔30には、上部盤17を架台13に固定するための固定ボルト31が、下端雄ネジ部を締着固定することにより、上部盤17の上面から立設して取り付けられる。取り付けた固定ボルト31を、架台13の所定の位置に上下に貫通して形成されたボルト挿通孔32に挿通し(図2(a),(b)参照)、架台13の上面から上方に突出する上端雄ネジ部に締着ナットを締め付けることにより、免震装置10の上部盤16を、L字平面形状に接合する架台13の接合角部分に、強固に且つ精度良く固定することが可能になる。
さらにまた、本実施形態では、L字平面形状の上部盤17の他方の辺部20における先端内側縁部から内側に突出して、ダンパー接合フランジ28’が一体として設けられている。このダンパー接合フランジ28’に、オイルダンパーからなる減衰部材24の他端部が、回動可能にピン接合されることになる。
下部盤16の上面の皿状窪み部18と上部盤17の下面の皿状窪み部18’に挟み込まれるように配置されて、これらの皿状窪み部18,18’と共に転がり支承21を構成する鋼球19は、皿状窪み部18,18’の、位置め凹部(図示せず。)が設けられた中央部の深さよりも僅かに大きな、例えば15〜25mm程度の半径を有する球体である。鋼球19が皿状窪み部18の深さよりも僅かに大きな半径を備えることにより、ユニット22となった免震装置10の下部盤16と上部盤17との間に、例えば5〜10mm程度の間隔s1が保持されることになる(図3参照)。またこれによって、地震が生じた際に、皿状窪み部18,18’で鋼球19を転動させて下部盤16に対して上部盤17をスムーズに相対移動させることが可能になり、下部盤16が固定された基礎12に対して、上部盤17が固定された架台13をスムーズに相対移動させることが可能になる。
L字平面形状の下部盤16及び上部盤17の各辺部20に巻き付けられてこれらと鋼球が一体化したユニットを形成する復元ゴムバンド23は、例えば天然ゴムや合成ゴムからなり、相当の幅を有する帯状のベルト部材として取り付けられる。復元ゴムバンド23は、例えば下部盤16及び上部盤17の各辺部20の外周面に設けられた装着溝に沿って、環状に連続して締め付けるように巻き付けられ、下部盤16の下面や上部盤17の上面から突出することなく装着される。
復元ゴムバンド23は、図2(a)に示す地震が生じる前の下部盤16及び上部盤17が位置ずれすることなく上下に重なり合った状態から、地震が生じて、図2(b)に示すように、建物本体15が基礎12に対して相対移動して下部盤16と上部盤17とが位置ずれした際に、その弾性によって、これらを元の位置に復帰させる付勢力を生じる。これによって地震が終了した際に、相対移動した建物本体15は、架台13が基礎12の直上に位置する安定した元の状態に復帰するようにスライド移動することが可能になる。また、復元ゴムバンド23は、その弾性(粘性)によって、地震時において下部盤16と上部盤17との急激な相対移動を抑制する減衰部材(ショックアブソーバー)としての機能も発揮することになる。
復元ゴムバンド23とは別に設けられた減衰部材24は、例えばショックアブソーバーとして公知のオイルダンパーからなり、下部盤16の一方の辺部20の先端内側縁部に設けられたダンパー接合フランジ28と、上部盤17の他方の辺部20の先端内側縁部に設けられたダンパー接合フランジ28とに両端を回動可能に接合することにより、平面的に斜めに取り付けられる。減衰部材24が、L字形状の上部盤17及び下部盤16の各辺部20の両端に跨って平面的に斜めに取り付けられることにより、下部盤16と上部盤17の全ての方向への相対移動に対して、エネルギーを吸収しつつ急激な相対移動を効果的に抑制することが可能になる(図5(a)〜(d)参照)。また減衰部材24は、上部盤17及び下部盤16に跨って上下方向にも斜めに取り付けられることにより、上部盤17や下部盤16との緩衝を効果的に回避することが可能になる。
さらに、本実施形態では、下部盤16と上部盤17との間の位置ずれが限界変位を超えるのを防止するストッパー部材25が設けられている(図2,図3参照)。ストッパー部材25は、例えばアラミド繊維、有機繊維等からなるベルト状の部材として形成され、例えば下部盤16及び上部盤17の各辺部20の外周面に巻き付けるようにして、遊びを持った状態で取り付けられる。すなわち、下部盤16及び上部盤17の側方に位置する部分は接合することなく撓ませた状態としつつ、下部盤16の下面及び上部盤17の上面に位置する部分をこれらの面に接合して、ストッパー部材25が免震装置10に取り付けられている。
ストッパー部材25は、図2(a)に示す地震が生じる前の下部盤16及び上部盤17が位置ずれすることなく上下に重なり合って、これらの側方に位置する部分が遊びを持って撓んでいる状態から、図2(b)に示すように、建物本体15が基礎12に対して相対移動して下部盤16と上部盤17とが位置ずれした際に、撓んだ部分が伸びきってそれ以上の相対移動を規制することにより、例えば転がり支承21の鋼球19が皿状窪み部18,18’から脱落するのを防止する。
なお、ストッパー部材25は、アラミド繊維や有機繊維からなるベルト状の部材である必要は必ずしもなく、下部盤16と上部盤17との間の過度の位置ずれを防止できる機能を備えていれば良いことから、例えば限界変位に応じた所望の長さを備えるワイヤの両端を下部盤16及び上部盤17に各々接合して、ストッパー部材25とすることもできる。また、後述するように、複数の免震装置を建物11へ取り付ける際に、各免震装置ごとにストッパー部材を取り付けることにより、建物全体ではストッパー部材が多く入ることによって、ストッパー部材の負担する応力が小さくなるので、ストッパー部材として、ナイロンベルト等の軽い素材のものを用いることが可能になる。
上述の構成を備える本実施形態の免震装置10は、例えば図6に示す木造住宅建築物11のA部において、基礎12と架台13との間に介在して設置されるものであり、L字形状部分を含む平面形状として、L字形状を有している。また本実施形態では、架台13の接合角部分として、例えば図6に示すB部のT字状の接合角部分においては、L字形状部分を含む平面形状として、図7(a)に略示図として示すように、下部盤及び上部盤がT字形状を有する免震装置40が用いられる。さらに、本実施形態では、架台13の接合角部分として、例えば図6に示すC部の十字状の接合角部分においては、L字形状部分を含む平面形状として、図7(b)に略示図として示すように、下部盤及び上部盤が十字形状を有する免震装置50が用いられる。
これらのT字形状又は十字形状の免震装置40,50は、下部盤及び上部盤の2箇所(図7(a))或いは4箇所(図7(a))のL字形状部分41,51が、各辺部42,52の先端部分42a,52a及び交差部分42b,52bに転がり支承43,53が配置されると共に、復元ゴムバンドやストッパー部材が巻き付けられた、上記免震装置10のL字形状部分16a,17aと同様の構成を備えており、基礎12と架台13との間に介在して設置されて、L字形状の免震装置10と同様の作用効果を奏することになる。
本実施形態では、木造住宅建築物11の基礎12及び架台13が配置される部分の適宜の位置ににおいて、図6に太線部分60で示すように、木造住宅建築物11の基礎12の全体に分散配置されて、複数の免震装置10,40,50が、架台13の接合角部分においてL字形状部分16a,17a,41,51の各辺部20,42,52を架台13に沿って配置した状態で基礎12と架台13との間に介在して設置され、建物11の免震構造が形成される。すなわち、L字形状の免震装置10は各L字形状の架台13の接合角部分に、T字形状の免震装置40は各T字形状の架台13の接合角部分に、十字形状の免震装置50は各十字形状の架台13の接合角部分に各々配置して取り付けられる。これによって、木造住宅建築物11の建物本体15は、各免震装置10,40,50の転がり支承21,43,53によって支持されると共に、各転がり支承21,43,53において鋼球19を皿状窪み部18,18’に領域内で転動させて、例えば図5(a)〜(d)に示すように、鋼球19が皿状窪み部18,18’の内側で移動できる範囲で、建物本体15を基礎12に対して前後左右に相対移動させることが可能になる。
そして、本実施形態の免震装置10,40,50及びこれらの免震装置10,40,50を用いた建物11の免震構造によれば、小規模の建物である木造住宅の建物11に適した簡易な構成を備えると共に、施工の手間を少なくすることができる。すなわち、本実施形態によれば、免震装置10,40,50は、主として、L字形状部分を含む平面形状を有する下部盤16及び上部盤17と、これらの上面又は下面に形成された皿状窪み部18,18’に鋼球19を挟み込んでなる少なくとも3箇所の転がり支承21と、これらをユニット化する復元ゴムバンド23とからなる簡易な構成を備えているので、工場生産等によって安価に量産することができ、また運搬や持ち運びも容易である。
また、免震装置10,40,50は、少なくとも3箇所の転がり支承21を備えるので、転がり支承21を個々に設置する場合と比較して、設置作業の手間が軽減すると共に、下部盤16及び上部盤17の水平度を安定させて設置することが可能になり、各転がり支承21の高さ調整も容易になる。さらに、上部盤17を水平に設置することも容易であることから、架台13を傾かせることなく精度良く設置することが可能になる。
さらにまた、本実施形態では、免震装置10,40,50として、転がり支承21を用いたものが使用されるので、粘弾性ゴムを用いたものと比較して、温度による影響を受けることなく、安定した状態で免震機能を発揮できると共に、設置数が多くなっても免震部分での剛性が大きくなるのを回避して、固有周期の変動による免震効果の低減を回避することが可能になる。また復元ゴムバンド23の強度や減衰部材24の性能等を選択して転がり支承21と組み合わせることにより、地震に対する応答特性を適宜コントロールすることも可能になる。さらに、架台13の梁せいを大きくしてこれの剛性を高めることにより、架台13の中間部分に負荷される柱等からの荷重を撓みや変形を生じることなく架台13のみによって強固に支持することが可能になるので、例えば架台13の接合角部分のみに免震装置10,40,50を配置して、免震装置や転がり支承の数を減らすことも可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、免震装置に減衰部材を設ける必要は必ずしもなく、復元ゴムバンドのみによって減衰機能を発揮させることもできる。また、減衰部材は、T字形状や十字形状等の免震装置においては、複数のL字形状部分のうち1箇所のみに減衰部材を設けることもできる。さらに、減衰部材やストッパー部材は、免震装置とは別の部材として免震構造に取り付けることもできる。さらにまた、架台は、梁せいの大きな縦長矩形断面の角材である必要は必ずしも無く、例えば正方形断面の角材であっても良い。
また、皿状窪み部は、下部盤の上面又は上部盤の下面のいずれか一方にのみ設けられていても良い。さらに、下部盤や上部盤は、図8に示すように、例えば鉄板製やステンレス製の枠体80に、例えば鋳造された皿状窪み部を有する皿体81を、溶接等により接合一体化して形成した部材であっても良い。
(a)は本発明の好ましい一実施形態に係る免震装置の構成を説明する、地震の発生前の状態を示す略示平面図、(b)は地震の発生後の状態を示す略示平面図である。 (a)は本発明の好ましい一実施形態に係る免震装置の構成を説明する、地震の発生前の状態を示す略示断面図、(b)は地震の発生後の状態を示す略示断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る免震装置の構成を説明する、ユニット化した状態の略示斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る免震装置の構成を説明する、分解をした状態の略示斜視図である。 (a)〜(d)は、本発明の好ましい一実施形態に係る免震装置の免震機能を説明する略示平面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る免震装置の配設位置を説明する、木造住宅建築物の1階部分の間取り図である。 (a),(b)は、T字形状、又は十字形状の免震装置を説明する略示平面図である。 下部盤及び上部盤の他の形態を例示する略示断面図である。
符号の説明
10,40,50 免震装置
11 木造住宅建築物(建物)
12 基礎
13 架台
14 地盤
15 建物本体
16 下部盤
16a,17a,41,51 L字形状部分
17 上部盤
18,18’ 皿状窪み部
19 鋼球
20,42,52 L字形状部分の辺部
20a,42a,52a L字形状部分の辺部の先端部分
20b,42b,52b L字形状部分の辺部の交差部分
21,43,53 転がり支承
22 ユニット
23 復元ゴムバンド
24 減衰部材(オイルダンパー)
25 ストッパー部材
26 ナット締着穴
27 ボルト貫通穴
28 ダンパー接合フランジ
29 ナット挿入穴
30 ボルト締着孔
31 固定ボルト
32 ボルト挿通孔

Claims (6)

  1. 建物の基礎と架台との間に介在して設置され、建物本体を前記基礎に対して相対移動可能に支持することにより前記建物に免震機能を付与する免震装置であって、
    前記基礎の上面に固定され、L字形状部分を含む平面形状を有する下部盤と、前記架台の下面に固定され、L字形状部分を含む平面形状を有する上部盤と、
    前記下部盤の上面及び/又は前記上部盤の下面に形成された皿状窪み部、及び該皿状窪み部に配置されると共に前記下部盤と前記上部盤との間に間隔を保持しつつこれらの間に挟み込まれる鋼球によって構成され、少なくとも前記L字形状部分の各辺部の先端部分及び交差部分に設けられる転がり支承と、
    前記L字形状部分の各辺部に巻き付けられて前記下部盤、前記上部盤、及び前記鋼球が一体化したユニットを形成すると共に、前記下部盤と前記上部盤とが位置ずれした際にこれらを元の位置に復帰させる付勢力を生じる復元ゴムバンドとからなり、
    前記架台の接合角部分において、前記L字形状部分の各辺部を前記基礎及び前記架台に沿って配置して用いられる免震装置。
  2. 前記下部盤と前記上部盤との急激な相対移動を抑制する減衰部材を備える請求項1記載の免震装置。
  3. 前記減衰部材は、その両端が前記下部盤の前記L字形状部分の一方の辺部の先端部分と、前記上部盤の前記L字形状部分の他方の辺部の先端部分とに接合されるオイルダンパーである請求項2に記載の免震装置。
  4. 前記下部盤と前記上部盤との間の位置ずれが限界変位を超えるのを防止するストッパー部材が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の免震装置。
  5. 前記L字形状部分を含む平面形状が、L字形状、T字形状、又は十字形状である請求項1〜4のいずれかに記載の免震装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の免震装置を用いた建物の免震構造であって、
    前記建物の基礎の全体に分散配置されて、複数の前記免震装置が、前記架台の接合角部分において前記L字形状部分の各辺部を前記架台に沿って配置した状態で前記基礎と前記架台との間に介在して設置され、前記転がり支承によって前記建物本体の荷重を支持すると共に、前記鋼球を前記皿状窪み部で転動させて前記建物本体を前記基礎に対して相対移動させる建物の免震構造。
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