JP6349070B2 - フリーアクセスフロアパネルの支持脚 - Google Patents

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本発明は、複数のフロアパネルを、建築構造物の一部を構成するコンクリート床面の上方に空間を隔てて支持するフリーアクセスフロアを構成するために用いられる、フリーアクセスフロアパネルの支持脚に関するものである。
本発明のフリーアクセスフロアパネルの支持脚は、フロアパネルと共にフリーアクセスフロアに用いられるものである。支持脚は、建築構造物の一部を構成するコンクリート材などにより形成された床面の上に立設されて、複数のフロアパネルを床面の上方に空間を隔てて支持するものである(例えば、特許文献1参照)。
図11から図13は、従来のフリーアクセスフロアパネルの支持脚2を説明するために参照する図である。従来の支持脚2は、図11に示すように、フロアパネル4と共にフリーアクセスフロア6を構成するものであり、複数のフロアパネル4のそれぞれの隅部を突き合わせてそれらを下側から支持するパネル支持台14と、床面3上に立設されてパネル支持台14をその上部に支持する脚部16を備えて構成されていた。
フロアパネル4は、図12(a)に示す略正方形の上面8aを有する板状の天板8と、上面8aと同じ略正方形の底面10aを有する板部が、図12(b)中右側に示すように、その周縁部より略垂直上方に折り曲げられた側板部10bを有して、この側板部8bの上端部より水平方向外側に略垂直に折り曲げられたフランジ部10cを有して、図中上方に開放した箱状の底板10を備えていた。
そして、天板8の周縁部と底板10のフランジ部10cの接触部同士が溶接やカシメなどにより接合されることにより、フロアパネル4は、天板8と底板10に囲まれた内部空間を有する中空の直方体状に形成されていた。
図12(a)及び(b)に示すように、フロアパネル4の内部空間には、その四隅部に隅面12aが形成された略正方形の上下面と高さを有する板状の補強部材12が、上面8aを有する天板8と底面10aを有する底板10の間に挟まれて配置されていた。
また、フロアパネル4の四隅部それぞれには、図12(b)の左上部に示す、図中左下方向に傾斜し、その上面形状が四分の一の円弧状(図12(a)参照)に形成された段差側部8bと、この段差側部8bの下端部から上面8aと平行かつ外側に伸びて、上面8aより高さが低い段差面を有し、その平面形状が四分の一の円弧状に形成された段差部8cが形成されていた。
支持脚2のパネル支持台14は、図11に示すように、その軸線方向(図中上下方向)の下端部に形成されたメネジ孔14bに、脚部16の外周部に形成されたオネジ部16aをネジ結合した状態で、オネジ部16aのオネジの螺旋軌跡に沿ってパネル支持台14を脚部16に対し相対回転させることにより、床面3からの高さ位置が調整されていた。
そして、パネル支持台14の下端部に形成された、軸線がパネル支持台14の半径方向に伸びるメネジ孔14cに、オネジ部材18をパネル支持台14の外側から内側に締め付けることにより、パネル支持台14は床面3から所望の高さ位置に配置されて固定されていた。
パネル支持台14は、脚部16が載置された床面3に対して略平行に、かつその軸線から半径方向(水平方向)外側に伸びる水平板部の上面、すなわち支持面14aの上に、フロアパネル4の底板10の底面10aの四隅部のいずれか1つが載置され、皿ボルト20(締結部材)を用いて固定されていた。
すなわち、皿ボルト20のオネジ部20bを、パネル支持台14の軸線方向上端部のメネジ孔14dに締め付けることにより、フロアパネル4の段差部8cが皿ボルト20の皿頭部20aにより下方に押え付けられて固定されていた。
フロアパネル4の底板10の底面10aの四隅部の他の3つは、他の3つの支持脚2により支持されていた。
特開2008−2126号公報
しかしながら、上記従来の支持脚2を用いたフリーアクセスフロア6は、床面3に対して略平行なパネル支持台14の支持面14aに、複数のフロアパネル4それぞれの隅部を載置されて固定される構造になっているので、床面3に傾斜面や凹凸面(不陸面)が形成された部分がある場合には、図13に示すように、パネル支持台14の支持面14aが傾斜してしまい、複数のフロアパネル4のそれぞれの隅部を皿ボルト20の皿頭部20aにより下方に押え付けることができなくなるおそれがあった。
このため、複数のフロアパネル4の中のいずれかが皿ボルト20により固定できなくなって、皿ボルト20の皿頭部20aとパネル支持台14の支持面14aの間で上下動する、いわゆるガタツキが生じるおそれがあるという問題があった。
また、床面3に傾斜面や凹凸面などの不陸面が形成された部分がある場合には、フロアパネル4にガタツキが生じて、フロアパネル4の設置作業に支障をきたし、過大な労力や時間を必要とするという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、床面に傾斜面や凹凸面などの不陸面が形成された部分があっても、フロアパネルにガタツキが生じることなくすべてのフロアパネルを略均一に固定することができると共に、フロアパネルの設置作業を容易にすることができるフリーアクセスフロアパネルの支持脚を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明によるフリーアクセスフロアパネルの支持脚は、
フロアパネルを床面上の所定の高さ位置に着脱自在に支持する支持脚であって、
前記支持脚は、前記床面上に立設された脚部と、前記脚部に取付けられる支柱部を有し、当該支柱部より水平方向外側に伸びたパネル支持部が前記フロアパネルを支持するパネル支持台とを備え、
前記パネル支持部は、前記支柱部材の外周面に取り付けられる受板部材と、前記受板部材の上面に載置される緩衝部材を備え、
前記緩衝部材は弾性材料により形成されると共に、その水平方向外側の外周縁部が前記受板部材の水平方向外側の外周縁部に係止して固定されることにより、前記支柱部材と前記緩衝部材との間、および前記受板部材の上面の水平方向内側と前記緩衝部材の間に隙間が形成され、
前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部は、半径方向内側の方が半径方向外側よりもその高さ位置が高くなると共に、半径方向の中心部から周辺部へ向かう母線が直線を成す線形テーパ状に形成されたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフリーアクセスフロアパネルの支持脚は、
前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部には、前記フロアパネル側に突出する複数の突起が設けられたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフリーアクセスフロアパネルの支持脚は、
フロアパネルを床面上の所定の高さ位置に着脱自在に支持する支持脚であって、
前記支持脚は、前記床面上に立設された脚部と、前記脚部に取付けられる支柱部を有し、当該支柱部より水平方向外側に伸びたパネル支持部が前記フロアパネルを支持するパネル支持台とを備え、
前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部は、半径方向内側の方が半径方向外側よりもその高さ位置が高く形成され、
前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部は、弾性材料により形成されると共に、複数の段差面を有する階段状に形成されたことを特徴とするものである。
このような本発明のフリーアクセスフロアパネルの支持脚によれば、
フロアパネルを床面上の所定の高さ位置に着脱自在に支持する支持脚であって、
前記支持脚は、前記床面上に立設された脚部と、前記脚部に取付けられる支柱部を有し、当該支柱部より水平方向外側に伸びたパネル支持部が前記フロアパネルを支持するパネル支持台とを備え、
前記パネル支持部は、前記支柱部材の外周面に取り付けられる受板部材と、前記受板部材の上面に載置される緩衝部材を備え、
前記緩衝部材は弾性材料により形成されると共に、その水平方向外側の外周縁部が前記受板部材の水平方向外側の外周縁部に係止して固定されることにより、前記支柱部材と前記緩衝部材との間、および前記受板部材の上面の水平方向内側と前記緩衝部材の間に隙間が形成され、
前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部は、半径方向内側の方が半径方向外側よりもその高さ位置が高くなると共に、半径方向の中心部から周辺部へ向かう母線が直線を成す線形テーパ状に形成されたことにより、
床面に傾斜面や凹凸面などの不陸面が形成された部分があっても、フロアパネルにガタツキが生じることなくすべてのフロアパネルを略均一に固定することができると共に、フロアパネルの設置作業を容易にすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロアパネルの支持脚40を用いて構成されたフリーアクセスフロア42の概略側面断面図である。 図1におけるパネル支持台44の上面図である。 図1におけるパネル支持台44の側面図である。 図2におけるパネル支持台44のA−A線矢視断面図である。 傾斜した床面3の上に支持脚40を載せた状態を示すフリーアクセスフロア42の概略側面断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る支持脚60を用いて構成されたフリーアクセスフロア62の概略側面断面図である。 図6におけるパネル支持台64の上面図である。 図7におけるパネル支持台64のB−B線矢視断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る支持脚80を用いて構成されたフリーアクセスフロア82の概略側面断面図である。 図9におけるパネル支持台84を示す図であって、図2におけるパネル支持台44のA−A線矢視断面図に相当する断面図である。 従来の支持脚2と、フロアパネル4を用いて構成された従来のフリーアクセスフロア6の部分側面図である。 図11におけるフロアパネル4の1つを示す図であって、図12(a)はその上面図、図12(b)はその一部破断拡大側面図である。 傾斜した床面3の上に支持脚2を載せた状態を示すフリーアクセスフロア6の概略側面図である。
以下、本発明に係るフリーアクセスフロアパネルの支持脚を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図5は、本発明の第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロアパネル42の支持脚40について説明するために参照する図である。以下、前記従来の支持脚2と同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は一部を除き省略する。
本実施の形態に係る支持脚40は、前記従来の支持脚2におけるパネル支持台14の代わりに、図1に示すようなパネル支持台44を用いている点において、従来の支持脚2と著しく異なるものである。
すなわち、本実施の形態に係る支持脚40は、図1に示すように、フロアパネル4と共にフリーアクセスフロア42を構成するものであり、複数のフロアパネル4のそれぞれの隅部を突き合わせてそれらを下側から支持するパネル支持台44と、床面3上に立設されてパネル支持台14をその上部に支持する脚部16を備えて構成されている。
本実施の形態に係る支持脚40におけるパネル支持台44は、図1に示すように、支柱部材46と、受板部材48と、緩衝部材50を有して構成されている。
パネル支持台44の支柱部材46は、図4に示すように、その軸線方向(図中上下方向)の長さ途中部の外周に段差部46aが形成された段付き円筒状に形成されている。
このため、支柱部材46は、その段差部46aが形成された長さ途中部より上方の、上方筒状部46bの半径方向の寸法が、その段差部46aが形成された長さ途中部より下方の、下方筒状部46cの半径方向の寸法よりも小さく形成されている。
そして、支柱部材46は、その軸線方向に貫通する軸孔の全長にわたって内周面にメネジ部46dが形成されている。
パネル支持台44の受板部材48は、1枚の金属製の板状部材をプレス加工することによりその形状が形成されており、図4に示すように、支持板部48aと、段差凹部48bと、外周縁折曲部48cを有して構成されている。
受板部材48の支持板部48aの平面形状は、図2に示すように、その外周縁部に4つの円弧状部と4つの直線状部を有する異形円環状に形成されている。
受板部材48は、図4に示すように、支持板部48aの内周縁部に一体的に連続するテーパ部と、支持板部48aの上面48dより高さが低い円環状(図2参照)の段差面を有する段差凹部48bが形成されている。この段差凹部48bの中心には、その厚さ方向に貫通する貫通孔48eが形成されている。
受板部材48は、その貫通孔48eに支柱部材46の上方筒状部46bが挿通されて、段差凹部48bの貫通孔48eの内周縁部が、支柱部材46の段差部46aに係止されている。このため、受板部材48は、支柱部材46により下側から支持されている。
また、受板部材48は、図4に示すように、支持板部48aの外周縁部から垂直下方に折曲げられて、図中下方に向かって伸びる外周縁折曲部48cが形成されている。このため、支持板部48aは外周縁折曲部48cによりフロアパネル4(図1参照)の支持強度を向上させることができる。
パネル支持台44の緩衝部材50は、可撓性及び衝撃吸収性を有する弾性材料により形成されており、ボス部50aと、パネル支持部50bと、リブ50cと、突出部50dと、係止部50eを有して構成されている。
ここで、図4においては説明の便宜上、緩衝部材50のボス部50aと、パネル支持部50bと、リブ50cを破線により区別して描いているが、これらと突出部50d及び係止部50eは互いに全体として一体的に形成されている。
緩衝部材50のボス部50aは、図4に示すように、円筒状に形成されており、支柱部材46の上方筒状部46bが図中下方からボス部50aの軸孔に緩く挿通して、ボス部50aの内周面と上方筒状部46bの外周面との間に隙間が形成されている。
緩衝部材50のパネル支持部50bは、ボス部50aの下端部の外周面よりその放射方向外側に伸びて形成されており、その底面が受板部材48の支持板部48aの上面48d上に載置されている。
このパネル支持部50bは、その半径方向の寸法が、受板部材48の支持板部48aの半径方向の寸法よりも大きく形成されている。そして、図2に示すように、緩衝部材50のパネル支持部50bの平面外周形状は、受板部材48の支持板部48aと同様に、その外周縁部に4つの円弧状部と4つの直線状部を有する異形円環状に形成されている。
緩衝部材50のリブ50cは、ボス部50aの上端部の外周面と、パネル支持部50bの半径方向内側寄りの上面をそれぞれ一辺として、略五角形に形成されている。そしてリブ50cは、パネル支持部50bの外周縁部の、4つの直線状部の中央部に向かって、それらに対して略垂直方向に伸びて形成されている。
このリブ50cは、緩衝部材50の上に隣接して配置される複数のフロアパネル4間に挟まれて配置され、フロアパネル4同士が干渉することを防止するために設けられている。
図4に示すように、緩衝部材50は、受板部材48の外周縁折曲部48cの外周面を覆うように、そのパネル支持部50bの外周縁部より下方に向かって突出する突出部50dが形成されている。
そして、パネル支持部50bの外周縁部の4つの直線状部の下方において、突出部50dの下端部より緩衝部材50の半径方向内側に向かって突出する4つの係止部50eが形成されている。この4つの係止部50eが受板部材48の外周縁折曲部48cの下端部に係止されるため、緩衝部材50は受板部材48から外れ難くなっている。
図3に示すように、受板部材48は、緩衝部材50のパネル支持部50bと突出部50dと係止部50eにより、緩衝部材50に内包されている。
図4に示すように、緩衝部材50のパネル支持部50bは、その半径方向外側から内側に向かうにつれて、その上下方向の肉厚の厚さ寸法が徐々に大きくなっていると共に、上面の高さ位置が徐々に高くなって、その上面にはテーパ状のテーパ面50fが形成されている。
支持脚40のパネル支持台44は、図1に示すように、支柱部材46のメネジ部46dに、脚部16の外周部に形成されたオネジ部16aを図中下側からネジ結合した状態で、オネジ部16aのオネジの螺旋軌跡に沿って、パネル支持台44を脚部16に対して相対回転させることにより、その床面3からの高さ位置を調整するようになっている。
そして、パネル支持台44の下端部に形成された、軸線がパネル支持台44の半径方向に伸びるメネジ部46eに、オネジ部材18を締め付けることにより、パネル支持台44は床面3から所望の高さ位置に固定されている。
パネル支持台44は、図1に示すように、その緩衝部材50のテーパ面50f上に、複数のフロアパネル4の底板10の、底面10aの四隅部のいずれか1つずつが載置されている。そして、この底面10aの四隅部を介して、フロアパネル4にその上方から加えられた荷重を、複数の支持脚40に支持させるようになっている。
フロアパネル4は、皿ボルト20のオネジ部20bを、パネル支持台44の支柱部材46のメネジ部46dに図1中上側から、締め付けることにより、その天板8の四隅部の段差部8cが、皿ボルト20の皿頭部20aにより下方に押圧されて、パネル支持台44の緩衝部材50のテーパ面50f上に押し付けられて固定されている。
そして、複数のフロアパネル4は、それぞれの段差部8cを1箇所に寄せ集めて突き合わせるように配置され、1つの同じパネル支持台44に共に固定されている。フロアパネル4の底板10の底面10aの四隅部の他の3つは、他の3つの支持脚40により支持されている。
このため、フロアパネル4は、複数のパネルそれぞれの四隅部の1つずつが1箇所に寄せ集めて突き合わされて、床面3から上方に空間を隔てた水平面上に、上から見て縦横二軸両方向に互いに隣接して配置されており、床面3上に立設された支持脚40に着脱可能に支持されるようになっている。
本実施の形態に係る支持脚40は、フロアパネル4を支持するパネル支持台44の緩衝部材50の、パネル支持部50bの上面にテーパ面50fが形成されているため、床面3に形成された傾斜面や凹凸面などの不陸面によるフロアパネル4への影響を小さなものにすることができる。
すなわち、図13中左右方向の左側に示すように、従来の支持脚2は、床面3に不陸面が形成された部分がある場合には、床面3に沿ってパネル支持台14も傾いて、そのパネル支持台14の軸線から最も離れた支持面14aの外周縁部が支持面14aの他の部分より上方に持ち上がってしまう。
このため、この支持面14aの外周縁部に、フロアパネル4の底面10aが支持されるので、支持脚2に支持されたフロアパネル4は、同図中左右方向の右側に示すフロアパネル4と高さが異なってしまい、フリーアクセスフロアの平面度が劣化して、パネル支持台14の傾きによる影響を大きく受けてしまう。
これに対して、本実施の形態に係る支持脚40は、図5に示すように、床面3の傾斜面や凹凸面などの不陸面によりパネル支持台44が傾いて、パネル支持台44のパネル支持部50bの外周縁部が上方に持ち上がったとしても、パネル支持部50bにテーパ面50fが形成されているため、パネル支持部50bの外周縁部よりも、パネル支持部50bのテーパ面50fの半径方向内側の方がその高さ位置が常に高くなる。
このため、本実施の形態に係る支持脚40は、パネル支持部50bのテーパ面50fの半径方向内側であって、緩衝部材50のボス部50a寄りの位置に、フロアパネル4の底面10aの角部を接触させて、フロアパネル4の底面10aを支持することができる。
したがって、図5中左側のフロアパネル4と同図中右側のフロアパネル4の高さが著しく異なることはないため、支持脚40に支持されたフロアパネル4が受ける、パネル支持台44の傾きによる影響を小さなものにすることができる。
ここで、図5においては、緩衝部材50にテーパ面50fが形成されたことによる、本実施の形態に係る支持脚40と従来の支持脚2の違いを明確にするために、緩衝部材50を撓ませることなく描いているため、複数のフロアパネル4のそれぞれの隅部の段差部8cを皿ボルト20の皿頭部20aにより下方に押え付けることが十分にはできていないように見える。
しかしながら、本実施の形態に係る緩衝部材50は、可撓性を有しており、フロアパネル4の底面10aの角部との接触部分周辺を撓ませることができるので、本実施の形態に係る支持脚40は、床面3に傾斜面や凹凸面などの不陸面が形成された部分がある場合であっても、複数のフロアパネル4のそれぞれの隅部の段差部8cを皿ボルト20の皿頭部20aにより下方に押え付けることができる。
また、本実施の形態に係る支持脚40のパネル支持台44は、図4に示すように、支柱部材46の上方筒状部46bの外周面と、緩衝部材50のボス部50aの軸孔の内周面との間、及び受板部材48の段差凹部48bの段差面と、緩衝部材50のパネル支持部50bの底面との間に隙間が形成されている。
このため、本実施の形態に係る支持脚40は、緩衝部材50のパネル支持部50bの半径方向内側部分を同図中下側に押し下げることが可能となっているので、複数のフロアパネル4のそれぞれの隅部を皿ボルト20の皿頭部20aにより下方に押え付けることをより確実に行なうことができる。
以上のことから、本実施の形態に係る支持脚40は、床面3に傾斜面や凹凸面などの不陸面が形成された部分があっても、不陸面が形成された部分が無い場合と同等にフロアパネル4をガタツキがなく固定することができる。
また、このようにフロアパネル4をガタツキなく固定することができるため、支持脚40にフロアパネル4を取付ける作業をも容易に行なうことができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る支持脚40によれば、床面3に傾斜面や凹凸面などの不陸面が形成された部分があっても、フロアパネル4にガタツキが生じることなくすべてのフロアパネル4を略均一に固定することができると共に、フロアパネル4の設置作業を容易にすることができる。
図6から図8は、本発明の第2の実施の形態に係るフリーアクセスフロアパネル62の支持脚60について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る支持脚60は、前記第1の実施の形態に係る支持脚40における、緩衝部材50を備えるパネル支持台44の代わりに、図6に示すような、緩衝部材66を有するパネル支持台64を備えている点において、前記第1の実施の形態に係る支持脚40とは異なるものである。
緩衝部材66は、図8に示すように、そのパネル支持部66bのテーパ面66fより上方に突出する断面形状が略三角形状の環状リブ66gが形成されている点において、前記第1の実施の形態に係る緩衝部材50とは異なるが、ボス部66a、リブ66c、突出部66d及び係止部66eは、ボス部50a、リブ50c、突出部50d及び係止部50eと同様のものである。
この緩衝部材66の環状リブ66gは、図7に示すように、緩衝部材66の軸心を中心とする多重円となるように複数形成されている。この環状リブ66gのうちのいくつかは、四方に伸びるリブ66cにより4つの円弧状に分割されている。
このような本実施の形態に係る支持脚60によれば、前記第1の実施の形態に係る支持脚40と同様に、床面3に傾斜面や凹凸面などの不陸面が形成された部分があっても、フロアパネル4にガタツキが生じることなくすべてのフロアパネル4を略均一に固定することができると共に、フロアパネル4の設置作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態に係る支持脚60によれば、図6に示すように、環状リブ66gによりフロアパネル4の底面10aを支持することができるので、フロアパネル4の底面10aの角部を支持する前記第1の実施の形態に係る支持脚40に比べて、フロアパネル4を安定して固定、支持することができる。
図9及び図10は、本発明の第3の実施の形態に係るフリーアクセスフロアパネル82の支持脚80について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る支持脚80は、前記第1の実施の形態に係る支持脚40における、緩衝部材50を備えるパネル支持台44の代わりに、図9に示すような、緩衝部材86を有するパネル支持台84を備えている点において、前記第1の実施の形態に係る支持脚40とは異なるものである。
本実施の形態における緩衝部材86は、図10に示すように、パネル支持部86bの上端部(接触部)にテーパ面50fではなく、上方から見ると円環状又は円弧状の段差面86gを複数有する環状段部86fが形成されている点において、前記第1の実施の形態に係る緩衝部材50とは異なるが、ボス部86a、リブ86c、突出部86d及び係止部86eは、ボス部50a、リブ50c、突出部50d及び係止部50eと同様のものである。
このような本実施の形態に係る支持脚80によれば、前記第1の実施の形態に係る支持脚40と同様に、床面3に傾斜面や凹凸面などの不陸面が形成された部分があっても、フロアパネル4にガタツキが生じることなくすべてのフロアパネル4を略均一に固定することができると共に、フロアパネル4の設置作業を容易にすることができる。
また、本実施の形態に係る支持脚80によれば、図9に示すように、環状段部86fの段差面86gによりフロアパネル4の底面10aを支持することができるので、フロアパネル4の底面10aの角部を支持する前記第1の実施の形態に係る支持脚40に比べて、フロアパネル4を安定して固定、支持することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、フリーアクセスフロアパネルの支持脚について種々の変更が可能である。
例えば、前記第1の実施の形態におけるパネル支持台44は、支柱部材46と、受板部材48と、緩衝部材50を有して構成されていたが、緩衝部材を有さない構成にして、テーパ面を形成した受板部材にフロアパネルを支持させてもよい。
また、前記第1の実施の形態における緩衝部材50は、そのパネル支持部50bの上面にテーパ状のテーパ面50fが形成されていたが、その半径方向内側の方が、その半径方向外側よりもその高さ位置が高く形成されていればよく、その半径方向外側寄りの途中部からその半径方向内側にわたって、テーパ面が形成されていてもよいし、テーパ面ではなくその断面形状が湾曲した曲面状に形成されていてもよい。
また、前記第2の実施の形態における緩衝部材66は、パネル支持部66bの環状リブ66gがテーパ面66fより上方に突出して形成されていたが、略水平面の上面を有するパネル支持部の、この上面より環状リブが突出して形成されていてもよい。この場合には、パネル支持部の半径方向内側の環状リブの方が、半径方向外側の環状リブよりもその高さ位置が高く形成される必要がある。
また、前記第2の実施の形態における緩衝部材66は、パネル支持部66bの環状リブ66gが円環状又は円弧状に形成されていたが、1本の直線状、又は2以上の複数本の直線若しくは曲線が組み合わされた形状になっていてもよい。この点については前記第3の実施の形態における緩衝部材86の環状段部86fについても同様とする。
また、前記第1の実施の形態におけるフロアパネル4は、その上面8aを有する板部と段差部8cの間に、図12(b)の左上部に示す、図中左下方向に傾斜したテーパ状の段差側部8bが形成されていたが、この段差側部8bはテーパ状の代わりに、フロアパネル4の上面8aを有する板部と段差部8cとを繋ぐ垂直断面が円弧状の板部でもよく、或は単に垂直方向に伸びるだけの平板状の板部が形成されていてもよい。
2 支持脚
3 床面
4 フロアパネル
6 フリーアクセスフロア
8 天板
8a 上面
8b 段差側部
8c 段差部
10 底板
10a 底面
10b 側板部
10c フランジ部
12 補強部材
12a 隅面
14 パネル支持台
14a 支持面
14b,14c,14d メネジ孔
16 脚部
16a オネジ部
18 オネジ部材
20 皿ボルト
20a 皿頭部
20b オネジ部
40 支持脚
42 フリーアクセスフロア
44 パネル支持台
46 支柱部材
46a 段差部
46b 上方筒状部
46c 下方筒状部
46d,46e メネジ部
48 受板部材
48a 支持板部
48b 段差凹部
48c 外周縁折曲部
48d 上面
48e 貫通孔
50 緩衝部材
50a ボス部
50b パネル支持部
50c リブ
50d 突出部
50e 係止部
50f テーパ面
60 支持脚
62 フリーアクセスフロア
64 パネル支持台
66 緩衝部材
66a ボス部
66b パネル支持部
66c リブ
66d 突出部
66e 係止部
66f テーパ面
66g 環状リブ
80 支持脚
82 フリーアクセスフロア
84 パネル支持台
86 緩衝部材
86a ボス部
86b パネル支持部
86c リブ
86d 突出部
86e 係止部
86f 環状段部
86g 段差面

Claims (3)

  1. フロアパネルを床面上の所定の高さ位置に着脱自在に支持する支持脚であって、
    前記支持脚は、前記床面上に立設された脚部と、前記脚部に取付けられる支柱部を有し、当該支柱部より水平方向外側に伸びたパネル支持部が前記フロアパネルを支持するパネル支持台とを備え、
    前記パネル支持部は、前記支柱部材の外周面に取り付けられる受板部材と、前記受板部材の上面に載置される緩衝部材を備え、
    前記緩衝部材は弾性材料により形成されると共に、その水平方向外側の外周縁部が前記受板部材の水平方向外側の外周縁部に係止して固定されることにより、前記支柱部材と前記緩衝部材との間、および前記受板部材の上面の水平方向内側と前記緩衝部材の間に隙間が形成され、
    前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部は、半径方向内側の方が半径方向外側よりもその高さ位置が高くなると共に、半径方向の中心部から周辺部へ向かう母線が直線を成す線形テーパ状に形成された
    ことを特徴とするフリーアクセスフロアパネルの支持脚。
  2. 前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部には、前記フロアパネル側に突出する複数の突起が設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載のフリーアクセスフロアパネルの支持脚。
  3. フロアパネルを床面上の所定の高さ位置に着脱自在に支持する支持脚であって、
    前記支持脚は、前記床面上に立設された脚部と、前記脚部に取付けられる支柱部を有し、当該支柱部より水平方向外側に伸びたパネル支持部が前記フロアパネルを支持するパネル支持台とを備え、
    前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部は、半径方向内側の方が半径方向外側よりもその高さ位置が高く形成され、
    前記パネル支持部の前記フロアパネルとの接触部は、弾性材料により形成されると共に、複数の段差面を有する階段状に形成された
    ことを特徴とするフリーアクセスフロアパネルの支持脚。
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