JP6121206B2 - フロアパネル - Google Patents

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Description

本発明は、フリーアクセスフロア構造に用いられるフロアパネルに関するものである。
本発明のフロアパネルは、フリーアクセスフロア構造に用いられるものである。フリーアクセスフロア構造のフロアパネルは、建築構造物の一部を構成するコンクリート材等により形成された基礎床面の上方に空間を隔てて設けられるものである(例えば、特許文献1,2参照)。
図11及び図12は、従来のフロアパネル2について説明するために参照する図である。従来のフロアパネル2は、図11に示すように、主に天板4と底板6により構成されていた。これらの天板4と底板6は共に鋼板材を用いて形成されていた。
フロアパネル2の底板6は、図12の右下部に示すように、その底板部6aの周縁部が、図中水平方向から上方に向かって略鉛直方向に折り曲げられた側板部6bが形成されていると共に、この側板部6bの上端部には図中鉛直方向から水平方向外側に向かって折り曲げられた周縁部6cが形成されていた。
このため、底板6は、側板部6bの水平方向内側に形成され、かつ寸法Dの深さに形成された内部空間を有する箱状に形成されていた。
フロアパネル2の天板4は、略板状に形成されており、その周縁部4aが底板6の上方の周縁部6cに接触して重なっていた。そして、図11に示すように、天板4と底板6は、互いの周縁部4a,6cが共に折曲げ加工されて、フロアパネル2の上側辺部2aを形成することにより、互いの周縁部4a,6cが一体的に結合されるようになっていた。
すなわち、図12に示すように、天板4の周縁部4aには、底板6の周縁部6cの先端部6dを包み込むように、U字状に折り曲げられたU字状部4bが形成されていた。そして、図11に示すように、天板4の周縁部4aは、その周縁部4aに重なっている底板6の周縁部6cと共に、90度位の角度で図中下方に折り曲げられて、フロアパネル2の上側辺部2aが形成されていた。
このような従来のフロアパネル2は、天板4と、底板6の底板部6aと側板部6bに囲まれた内部空間8を有する中空状に形成されていた。
そして、フロアパネル2の内部空間8内には、板状の補強部材10が、天板4と、底板6の底板部6aの間に挟まれて設置されていた。この補強部材10には、木材を小さな木片に砕いて乾燥させ、接着剤を加えて高温高圧の下で成形したパーティクルボードが用いられていた。
特開2009−144378号公報 登録実用新案第3010981号公報
しかしながら、上記従来のフロアパネル2は、天板4と底板6の板厚を薄くすることにより、その重量を軽くすることはできるが、その反面今度は、底板6の引張強度が小さくなるため、底板6を箱状に加工する際の板状の材料に対する引張力により、底板6に亀裂や破壊が容易に生じるおそれがあるという問題があった。
すなわち、底板6は、板状の材料をプレスを用いて深絞り加工することにより、側板部6bの内側に深さ寸法D(図12参照)の内部空間8が形成されていたが、その板厚が薄くなると、深絞り加工によりその深さ方向に底板6を伸ばすような引張力が加えられて、底板6の側板部6b等に亀裂や破壊が容易に生じるおそれがあるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、材料の板厚を薄くしても、その材料の成形加工時に材料に亀裂や破壊が容易に生じるのを防止することができるフロアパネルを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明によるフロアパネルは、
上板部材と下板部材の周縁部同士が結合して内部に空間が形成されたフロアパネルにおいて、
前記フロアパネル側面の高さ途中部において、前記上板部材と前記下板部材が結合され
凹部空間を有する箱状に形成された前記上板部材は、前記フロアパネルの上面を形成する天平板部と、前記天平板部の周縁部より略垂直に折れ曲がって、ほぼ前記フロアパネルの下面の高さ位置まで下方に伸びる側板部と、前記側板部の下端部より、前記フロアパネルの水平方向内側にU字状に折り返されたU字状部と、前記U字状部における前記側板部と反対側の端部より上方に伸びる先端部から形成され、
凹部空間を有する箱状に形成された前記下板部材は、前記フロアパネルの下面を形成する底平板部と、前記底平板部の周縁部より略垂直に折れ曲がって上方に伸びる側板部と、前記側板部の上端部より、前記フロアパネルの水平方向外側にU字状に折り返されたU字状部と、前記U字状部における前記側板部と反対側の端部より下方に伸びる先端部から形成され、
前記上板部材と前記下板部材は、互いの前記凹部空間を連続させて前記フロアパネルの内部に前記空間を有するように配置され、
前記上板部材の前記先端部は、前記下板部材の前記側板部と、前記下板部材の前記U字状部と、前記下板部材の前記先端部に包まれるように配置され、
前記下板部材の前記先端部は、前記上板部材の前記側板部と、前記上板部材の前記U字状部と、前記上板部材の前記先端部に包まれるように配置され、
前記下板部材の前記U字状部の上端面は、前記フロアパネルの内部の前記空間において、前記上板部材の前記天平板部の下面と接することなく対向していることを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記フロアパネルの空間の内部に補強部材が設置されたことを特徴とするものである。
このような本発明のフロアパネルによれば、
上板部材と下板部材の周縁部同士が結合して内部に空間が形成されたフロアパネルにおいて、
前記フロアパネル側面の高さ途中部に前記上板部材と前記下板部材との結合部が形成されたことにより、
材料の板厚を薄くしても、フロアパネルの材料の成形加工時に材料に亀裂や破壊が容易に生じるのを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るフロアパネル40の一部断面側面図である。 図1に示すフロアパネル40の天板42の周縁部42cと底板44の周縁部44cを結合する第1の手順の前の、それぞれの縁部42c,44cが重なって水平方向に伸びただけの状態を示す概略部分断面図である。 図1に示すフロアパネル40の天板42の周縁部42cと底板44の周縁部44cを結合する第2の手順の前の、底板44の周縁部44cを天板42の周縁部42cの先端部42dが包んでその周縁部42cの長さ途中にU字状部42eが形成された状態を示す概略部分断面図である。 図5に示すフロアパネル40のA−A線矢視の部分断面図である。 図1に示すフロアパネル40の上面図である。 図5に示すフロアパネル40のB−B線矢視の部分断面図である。 図5に示すフロアパネル40の開口部40b近傍を拡大して示す部分拡大斜視図である。 図1に示すフロアパネル40と、このフロアパネル40を支持する支持脚52とにより構成されたフリーアクセスフロア構造50を示す部分側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフロアパネル60の隅部における部分断面図である。 図9に示すフロアパネル60と、このフロアパネル60を支持する支持脚66とにより構成されたフリーアクセスフロア構造64を示す部分側面断面図である。 従来のフロアパネル2の部分断面図である。 図11に示すフロアパネル2の天板4の周縁部4aと底板6の周縁部6cのそれぞれが結合される前の、天板4のU字状部4bが形成された状態を示す概略部分断面図である。
以下、本発明に係るフロアパネルを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図8は、本発明の第1の実施の形態に係るフロアパネル40について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル40は、図1に示すように、主として天板42(上板部材)と底板44(下板部材)により構成されている。これらの天板42と底板44は共に鋼板材を用いて形成されている。
フロアパネル40は、天板42と底板44の互いの周縁部42c,44c同士が、フロアパネル40の図1中上下方向中央部の結合部40cにおいて結合されることにより、内部空間46(空間)を有する中空状に形成されている。そして、フロアパネル40の内部空間46内には補強部材48が設置されている。
すなわち、フロアパネル40の天板42には、図2に示すように、その天平板部42aの周縁部より、図中下方に向かって略垂直に折り曲げられた側板部42bが形成されており、この側板部42bの下端部から略垂直に折り曲げられて、図中水平方向外側に向かって伸びる周縁部42cが形成されている。
このため、天板42は、側板部42bより水平方向内側に形成され、かつ寸法D1の深さに形成された凹部空間46a(内部空間46の上側部)を有する、いわゆる昔の弁当箱状に形成されている。
フロアパネル40の底板44は、その底平板部44aの周縁部より、図中上方に向かって略垂直に折り曲げられた側板部44bが形成されており、この側板部44bの上端部より略垂直に折り曲げられて、図中水平方向外側に向かって伸びる周縁部44cが形成されている。
このため、底板44は、側板部44bより水平方向内側に形成され、かつ寸法D2の深さに形成された凹部空間46b(内部空間46の下側部)を有する、いわゆる昔の弁当箱状に形成されている。
底板44は、その底平板部44aの水平長さ寸法が、天板42の天平板部42の水平長さ寸法よりも小さく形成されている。また、底板44は、その上方の、水平方向に伸びる周縁部44cが、天板42の下方の、水平方向に伸びる周縁部42cに接触して互いに重なると共に、その内部空間46の下側部(凹部空間46b)が、天板42の内部空間46の上側部(凹部空間46a)と連続するようになっている。
図2に示すように、天板42の周縁部42cの先端部42d(周縁部端部)は、その下に重なっている底板44の周縁部44cの先端部44dよりも同図中右側に伸びており、図3に示すように、天板42の周縁部42cの先端部42dは、底板44の周縁部44cの先端部44dを包むようにU字状に折り曲げられたU字状部42eが形成されている。
このようなU字状部42eが形成される手順が、フロアパネル40を作るための第1の手順であるということができる。
天板42の周縁部42cは、そのU字状部42eよりも側板部42b側の長さ部分を、図3中時計回り方向に回動させることにより、図4に示すように、前記周縁部42cの長さ部分が、側板部42bと略同一直線上に伸びてフロアパネル40の上側辺部40aを形成すると共に、底板44の側板部44bと平行の状態となる。
このため、天板42の側板部42bと共に、底板44の周縁部44cの先端部44d(周縁部端部)が、図3中時計回り方向に略90°折り曲げられて、図4に示すように、天板42の先端部42dと共に折り畳まれることにより、天板42と底板44は一体的に接合されている。
そして、フロアパネル40は、その側面の上下方向の、底板44の底平板部44a寄りの位置において、すなわちフロアパネル40の側面の高さ途中部において、結合部40cが形成されている。
フロアパネル40の結合部40cは、天板42の先端部42dが、底板44の側板部44bと、先端部44bを含む周縁部44cに包まれると共に、底板44の先端部44dが、天板42の側板部42bと、先端部42dとU字状部42eを含む周縁部42cに包まれて、底板44の側板部44b(側面部)に対して略平行に折り畳まれることにより形成されている。
そして、図4に示すように、フロアパネル40の結合部40cは、天板42の側板部42bより水平方向外側に突出しないように形成されている。
このような周縁部44cが折り曲げられて結合部40cを形成する手順が、フロアパネル40を作るための第2の手順であるということができる。
フロアパネル40は、天板42の周縁部42cと、底板44の周縁部44cが、フロアパネル40の図5中の四辺にわたって形成された、結合部40cにより一体的に接合されている。
このため、フロアパネル40は、図4に示すように、天板42の天平板部42aと、側板部42bと、底板44の底平板部44aと、側板部44b及び周縁部44cにより囲まれた内部空間46を有する中空状に形成されている。
図1に示すように、フロアパネル40の内部空間46内には、所定の厚さを有する板状の補強部材48が、天板42の天平板部42aと、底板44の底平板部44aの間に挟まれて設置されている。
上記補強部材48は、木質材料が用いられて一体的に形成された板状部材である。具体的には木材を小さな木片に砕いて乾燥させ、接着剤を加えて高温高圧の下で成形されて一体的に形成された板状のパーティクルボードが用いられている。
図5に示すように、フロアパネル40内の補強部材48は、その四隅部に隅面48aが形成された略正方形の板状に形成されており、同図中下側の側辺部(下辺部)には、略矩形状に入り込むような切欠き部48bが形成されている。そして、補強部材48は、図1に示すように、フロアパネル40の内部空間46内の、底板44の側板部44bの内側に設置されている。
フロアパネル40の天板42の天平板部42aは、図5に示すように、略正方形の板状に形成されており、その四隅部には、その平面形状が円形を4分割したような円弧状のテーパ部42iと、このテーパ部42iの内周より、その円形の半径内側に、90°開いた扇状の段差受部42hが形成されている。
すなわち天板42の天平板部42aの四隅部それぞれには、図6に示すように、図中右下方に向かって傾斜するテーパ部42iが形成されていると共に、このテーパ部42iの下端部に、天板42の上面42fと平行で、かつ上面42fより高さが低い段差を有する段差受部42hが形成されている。
そして、補強部材48は、フロアパネル40の内部空間46内の四隅部においては、その上端部を天板42の段差受部42hとテーパ部42iのそれぞれの内側面に接触させ、かつその下端部を底板44の底平板部44aに接触させるようにして設置されている。
また、図5に示すように、フロアパネル40は、その側辺部に略矩形状に入り込むような開口部40bが形成されている。そして、図7に示すように、フロアパネル40の開口部40bを構成する略コの字状の3つの側辺部には、天板42の上面42fから下方に向かう、その断面がテーパ状のテーパ部42kと、そのテーパ部42kの下端部から、開口部40bの中央側に、かつ水平方向に伸びるような段差受部42jが形成されている。
上記段差受部42jの上面には、天板42の上面42fより高さが一段下がった位置の水平の段差面42mが形成されている。この天板42の段差面42m上に、不図示の蓋部材を載置させて、この蓋部材の下面を接触させることにより、フロアパネル40の開口部40bを閉鎖することができる。
図8に示すように、フロアパネル40は、基礎床面51上に立設する支持脚52と共にフリーアクセスフロア構造50を構成するようになっている。そして、フロアパネル40を支持する支持脚52は、パネル調整台54と脚部56により構成されている。
支持脚52のパネル調整台54は、その軸線部下端側に形成されたメネジ部54bに、脚部56の外周部に形成されたオネジ部56aをネジ結合した状態で、オネジ部56aの螺旋軌跡に沿ってパネル調整台54を相対回転させることにより、パネル調整台54の基礎床面51からの高さ位置を調整することができる。
そして、パネル調整台54の下端部に形成された、軸線がその半径方向に伸びるメネジ孔54cに、オネジ部材57を締め付けることにより、パネル調整台54を基礎床面51から所望の高さ位置に固定することができる。
パネル調整台54は、その支持面54a上に、フロアパネル40の底板44の、底面44eの四隅部のいずれか1つが寄せ集められて載置されている。そして、この底面44eの四隅部を介して、フロアパネル40にその上方から加えられた荷重を、複数の支持脚52により支持することができる。
フロアパネル40は、皿ボルト58のオネジ部58bを、パネル調整台54の軸線部上端側のメネジ孔54dに締め付けることにより、その天板42の四隅部の段差受部42hが、皿ボルト58の皿頭部58aにより下方に押え付けられて、パネル調整台54の支持面54a上に固定されている。
このため、フロアパネル40は、基礎床面51から上方に空間を隔てた高さの水平面上に配置されるように、基礎床面51上に立設された支持脚52のパネル調整台54に着脱可能に支持されている。
本実施の形態に係るフロアパネル40は、図2に示すように、寸法D1,D2の深さに形成された凹部空間46a,46bを有する、いわゆる昔の弁当箱状に形成された天板42と底板44とを、それらの凹部空間46a,46b同士を連続させるように配置されている。そして、互いの周縁部42c,44cを結合させることにより、図2中寸法D1とD2を加算した寸法Dの深さの内部空間46を有する構成になっている。
このため、天板42と底板44は、図2中の寸法D1,D2を、前記従来のフロアパネル2における底板6の、図12中の寸法Dの略半分にすることができるので、その分それらの側板部42b,44bが深絞り加工により伸ばされる高さの寸法を、従来の底板6の側板部6bが深絞り加工により伸ばされる高さの寸法よりも小さくすることができる。
そして、側板部42b,44bが深絞り加工により伸ばされる高さの寸法を小さくすることができることにより、深絞り加工の際に加えられる引張力を低減させることができるため、板材に加わる引張力も低減させることができるので、天板42と底板44の材料の板厚を薄くしても、それらの材料の成形加工時に材料に亀裂や破壊が容易に生じるのを防止することができる。
また、本実施の形態に係るフロアパネル40は、天板42の先端部42dが底板44の側板部44b等に包まれると共に、底板44の先端部44dが天板42の側板部42b等に包まれることにより、結合部40cが形成されている。このため、その結合部40cにおける天板42と底板44同士の結合強度を向上させることができると共に、その小型化を図ることができる。
また、本実施の形態に係るフロアパネル40は、その結合部40cが底板44の側板部44b(側面部)に対して略平行に折り畳まれて、天板42の側板部42bより水平方向外側に突出しないように形成されているため、その結合部40cに衝撃荷重や局所的な荷重が作用することを防止することができる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係るフロアパネル40によれば、材料の板厚を薄くしても、フロアパネル40の材料の成形加工時に材料に亀裂や破壊が容易に生じるのを防止することができる。
図9及び図10は、本発明の第2の実施の形態に係るフロアパネル60について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル60は、図9に示すように、前記第1の実施の形態における天板42の代わりに、天板62を備えるようになっている点において、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40とは異なるものである。
すなわち、本実施の形態における天板62は、その隅部における段差受部62aとテーパ部62bが、側板部62cの外側面よりも外側(同図中右側)に突出するように形成されている点において、前記第1の実施の形態における天板42とは異なるものである。
図10に示すように、フロアパネル60は、基礎床面51上に立設する支持脚66と共にフリーアクセスフロア構造64を構成するようになっている。そして、フロアパネル60を支持する支持脚66は、パネル調整台68と脚部56により構成されている。
支持脚66のパネル調整台68は、前記第1の実施の形態におけるパネル調整台54と同様に、そのメネジ部68bと、脚部56の外周部に形成されたオネジ部56aのネジ結合を介して、これらを相対回転させて軸線方向に相対移動させることにより、その基礎床面51からのフロアパネル60の高さ位置を調整することができ、メネジ孔68cにオネジ部材57を締め付けることにより、フロアパネル60を基礎床面51から所望の高さ位置に固定することができる。
パネル調整台68は、その上端部に軸線方向に凹んで形成された先端凹部68a上に、複数のフロアパネル60の、天板62の四隅部のいずれか1つの段差受部62aがそれぞれ載置され、皿ボルト58などを用いて固定されている。
すなわちフロアパネル60は、皿ボルト58のオネジ部58bを、パネル調整台68の軸線部上端側のメネジ孔68dに締め付けることにより、その天板62の四隅部の段差受部62aが、皿ボルト58の皿頭部58aにより下方に押え付けられて、パネル調整台68の先端凹部68a上に固定されている。
そして、複数のフロアパネル60は、それぞれの段差受部62aを1箇所に寄せ集めて突き合わせるように配置され、1つの同じパネル調整台68に共に固定されている。
このため、フロアパネル60は、前記第1の実施の形態におけるフロアパネル40と同様に、基礎床面51から上方に空間を隔てた高さの水平面上に支持することができ、基礎床面51上に立設された支持脚66のパネル調整台68上に着脱可能に支持されている。
このような本実施の形態に係るフロアパネル60によっても、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、前記2つの実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、フロアパネルの種々の変更が可能である。
例えば、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40は、その内部空間46内に一体的に形成されたパーティクルボードを用いた板状の補強部材48が設置されていたが、その内部空間内にはパーティクルボード以外の他の木質材料、又は木質材料以外のコンクリートなどの材料により形成された補強部材が設置されていてもよいし、その内部空間の内部に補強部材を設置しない構成にしてもよい。
また、コンクリートなどの他の材料により形成された補強部材を用いる場合には、一体的に形成された板状部材でなくてもよく、フロアパネルの内部空間内に補強部材を充填するようになっていてもよい。
また、前記第1の実施の形態における補強部材48は、その側面に、略矩形状に入り込んだ切欠き部48bが1つ形成されていたが、フロアパネルの側辺部に、略矩形状に入り込んだ開口部が複数形成されている場合には、補強部材にも複数の切欠き部が形成されていてもよい。また、フロアパネルの側辺部に開口部が形成されない場合には、補強部材にも切欠き部が形成されていなくてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40は、箱状に形成された天板42と底板44の互いの周縁部42c,44c同士を折り曲げて畳むことにより結合されていたが、フロアパネル40の側面の上下方向中央部において結合することができるようになっていれば、溶接やカシメ等の別の方法により接合されていてもよい。
また、図8においては、説明の便宜上、1つの支持脚52が1枚のフロアパネル40の隅部を支持する場合について示してあるが、1つの支持脚52は4枚のフロアパネル40のそれぞれの隅部を寄せ集めて支持することができることや、それが本来の支持脚52の使い方であることは、いうまでもない。
2 フロアパネル
2a 上側辺部
4 天板
4a 周縁部
4b U字状部
6 底板
6a 底板部
6b 側板部
6c 周縁部
6d 先端部
8 内部空間
10 補強部材
40 フロアパネル
40a 上側辺部
40b 開口部
40c 結合部
42 天板
42a 天平板部
42b 側板部
42c 周縁部
42d 先端部
42e U字状部
42f 上面
42h 段差受部
42i テーパ部
42j 段差受部
42k テーパ部
42m 段差面
44 底板
44a 底平板部
44b 側板部
44c 周縁部
44d 先端部
44e 底面
46 内部空間
46a,46b 凹部空間
48 補強部材
48a 隅面
48b 切欠き部
50 フリーアクセスフロア構造
51 基礎床面
52 支持脚
54 パネル調整台
54a 支持面
54b メネジ部
54c,54d メネジ孔
56 脚部
56a オネジ部
57 オネジ部材
58 皿ボルト
58a 皿頭部
58b オネジ部
60 フロアパネル
62 天板
62a 段差受部
62b テーパ部
62c 側板部
64 フリーアクセスフロア構造
66 支持脚
68 パネル調整台
68a 先端凹部
68b メネジ部
68c,68d メネジ孔
D,D1,D2 寸法

Claims (2)

  1. 上板部材と下板部材の周縁部同士が結合して内部に空間が形成されたフロアパネルにおいて、
    前記フロアパネル側面の高さ途中部において、前記上板部材と前記下板部材が結合され
    凹部空間を有する箱状に形成された前記上板部材は、前記フロアパネルの上面を形成する天平板部と、前記天平板部の周縁部より略垂直に折れ曲がって、ほぼ前記フロアパネルの下面の高さ位置まで下方に伸びる側板部と、前記側板部の下端部より、前記フロアパネルの水平方向内側にU字状に折り返されたU字状部と、前記U字状部における前記側板部と反対側の端部より上方に伸びる先端部から形成され、
    凹部空間を有する箱状に形成された前記下板部材は、前記フロアパネルの下面を形成する底平板部と、前記底平板部の周縁部より略垂直に折れ曲がって上方に伸びる側板部と、前記側板部の上端部より、前記フロアパネルの水平方向外側にU字状に折り返されたU字状部と、前記U字状部における前記側板部と反対側の端部より下方に伸びる先端部から形成され、
    前記上板部材と前記下板部材は、互いの前記凹部空間を連続させて前記フロアパネルの内部に前記空間を有するように配置され、
    前記上板部材の前記先端部は、前記下板部材の前記側板部と、前記下板部材の前記U字状部と、前記下板部材の前記先端部に包まれるように配置され、
    前記下板部材の前記先端部は、前記上板部材の前記側板部と、前記上板部材の前記U字状部と、前記上板部材の前記先端部に包まれるように配置され、
    前記下板部材の前記U字状部の上端面は、前記フロアパネルの内部の前記空間において、前記上板部材の前記天平板部の下面と接することなく対向している
    ことを特徴とするフロアパネル。
  2. 前記フロアパネルの空間の内部に補強部材が設置されたことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネル。
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