JP6282089B2 - フロアパネル - Google Patents

フロアパネル Download PDF

Info

Publication number
JP6282089B2
JP6282089B2 JP2013235485A JP2013235485A JP6282089B2 JP 6282089 B2 JP6282089 B2 JP 6282089B2 JP 2013235485 A JP2013235485 A JP 2013235485A JP 2013235485 A JP2013235485 A JP 2013235485A JP 6282089 B2 JP6282089 B2 JP 6282089B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor panel
plate portion
floor
top plate
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013235485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015094177A (ja
Inventor
貴 大嶋
貴 大嶋
小林 淳彦
淳彦 小林
松崎 司
司 松崎
裕一 中保
裕一 中保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHII PRESS INDUSTRIES CO., LTD.
Senqcia Corp
Original Assignee
ISHII PRESS INDUSTRIES CO., LTD.
Senqcia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHII PRESS INDUSTRIES CO., LTD., Senqcia Corp filed Critical ISHII PRESS INDUSTRIES CO., LTD.
Priority to JP2013235485A priority Critical patent/JP6282089B2/ja
Publication of JP2015094177A publication Critical patent/JP2015094177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6282089B2 publication Critical patent/JP6282089B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、フリーアクセスフロア構造に用いられるフロアパネルに関するものである。
本発明のフロアパネルは、フリーアクセスフロア構造の上に形成される部屋の床板に用いられるものである。そして、フリーアクセスフロア構造のフロアパネルは、建築構造物の一部を構成するコンクリート材等により形成された基礎床面の上方に、所定高さの空間を隔てて設けられるものである(例えば、特許文献1参照)。
図19から図23は、従来のフロアパネル2について説明するために参照する図である。従来のフロアパネル2は、図19に示すように、基礎床面3上に立設する支持脚4と共に、フリーアクセスフロア構造1を構成していた。
フロアパネル2は、基礎床面3から上方に空間を隔てた所定高さの水平面上に、上から見て縦横二軸両方向に互いに隣接して配置されており、フロアパネル2の四隅部が基礎床面3上に立設された支持脚4に着脱可能に支持されていた。
フロアパネル2は、図20,21に示すように、天板部6が略正方形に形成された平板状の上側部材6と、底板部8aが略正方形に形成された箱状の下側部材8を、上側部材6の天板部6aと、下側部材8の底板部8aが対向するように上下に組み合わせることにより、図22に示すように構成されていた。これらの上側部材6と下側部材8は、共に鋼板材を用いて構成されていた。
フロアパネル2の下側部材8には、図23に示すように、その底板部8aの周縁部の四辺より、同図中上方に向かって略垂直に折り曲げられた側板部8bが形成されていた。
このため、下側部材8は、側板部8bの水平方向内側に形成された凹部空間8dを有する箱状に形成されていた。
また、側板部8bの上端部には水平方向外側(図23中右側)に向かって略直角に折り曲げられた周縁部8hが形成されていた。
そして、上側部材6と下側部材8は、天板部6aと底板部8aが対向するように上下に組み合わされ、フロアパネル2の図23中上側の結合部5において、上側部材6の周縁部6hの下面が下側部材8の周縁部8hの上面に当接し、周縁部6h,8h同士がカシメ等により互いに結合されていた。
このように、上側部材6と下側部材8が結合部5において一体的に結合されることにより、フロアパネル2は内部空間10を有する中空状に形成されていた。そして、この内部空間10には厚さを有する補強部材12が、天板部6aと底板部8aの間に挟まれて設けられていた。
特開2009−144378号公報
しかしながら、この従来のフロアパネル2においては、上側部材6と下側部材8を、別々に分けて外形が切り取られた鋼板材を用いて、プレス加工により別々に成形し、図21に示すように、互いに別部材の上側部材6と下側部材8を上下に組み合わせて結合していたため、その製造工程数が多くなるという問題があった。
すなわち、上側部材6と下側部材8の、略正方形の四辺全ての側辺部の結合部5において、図23に示すように、上側部材6の周縁部6hと、下側部材8の周縁部8hをカシメ等により互いに結合する必要があるため、上側部材6と下側部材8の結合工程数が多くなっていた。
また、従来のフロアパネル2においては、上側部材6と下側部材8が、別々に外形が切り取られた鋼板材からプレス加工により成形されていたため、それぞれの鋼板材の外形を切り取る過程において、それぞれの外形と外形の間に半端な廃棄材料が残るため、使用される鋼板材全体の材料費が高くなるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、その製造工程数を少なくできると共に、使用される材料全体の材料費を節約することができるフロアパネルを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明によるフロアパネルは、
箱状に形成されたフロアパネルにおいて、天板部と底板部が一枚の板状部材により構成
され
前記天板部と前記底板部は、前記一枚の板状部材における、長さ方向の中心位置の折曲部に関して略対称となる位置にそれぞれ形成され、
前記一枚の板状部材を前記折曲部で折り曲げることにより、前記天板部と前記底板部が、対向するように上下に組み合わされたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記天板部と前記底板部の間に形成された内部空間に補強部材が設けられたことを特徴とするものである。
また、本発明によるフロアパネルは、
前記底板部に形成された窪み部の上端部分が、前記天板部の下面に接合されたことを特徴とするものである。
このような本発明のフロアパネルによれば、
箱状に形成されたフロアパネルにおいて、天板部と底板部が一枚の板状部材により構成
され
前記天板部と前記底板部は、前記一枚の板状部材における、長さ方向の中心位置の折曲部に関して略対称となる位置にそれぞれ形成され、
前記一枚の板状部材を前記折曲部で折り曲げることにより、前記天板部と前記底板部が、対向するように上下に組み合わされたことにより、
その製造工程数を少なくできると共に、使用される材料全体の材料費を節約することが
できる。
本発明の第1の実施の形態に係るフロアパネル40の上面図である。 図1に示すフロアパネル40の底面図である。 図1に示すフロアパネル40の概略側面図である。 図3に示すフロアパネル40の上側部44と下側部46が、上下に組み合わさるように折り曲げられる前の斜視図である。 図4に示すフロアパネル40の上側部44と下側部46が、上下に組み合わさるように折り曲げられる途中の状態を示す斜視図である。 図4に示すフロアパネル40の上側部44と下側部46が、上下に組み合わさるように折り曲げられた後の状態を示す斜視図である。 図1に示すフロアパネル40のA−A線矢視断面図である。 図1に示すフロアパネル40のB−B線矢視断面図である。 図1に示すフロアパネル40と、このフロアパネル40を支持する支持脚4とにより構成されたフリーアクセスフロア構造41を示す部分側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフロアパネル60の上面図である。 図10に示すフロアパネル60のC−C線矢視断面図である。 図10に示すフロアパネル60の上側部64と下側部66が、上下に組み合わさるように折り曲げられる前の斜視図である。 図12に示すフロアパネル60の上側部64と下側部66が、上下に組み合わさるように折り曲げられる途中の状態を示す斜視図である。 図12に示すフロアパネル60の上側部64と下側部66が、上下に組み合わさるように折り曲げられた後の状態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るフロアパネル80の上面図である。 図15に示すフロアパネル80の底面図である。 図16に示すフロアパネル80のD−D線矢視断面図である。 図17に示すフロアパネル80の右側部分拡大図。 従来のフロアパネル2と、このフロアパネル2を支持する支持脚4とにより構成された従来のフリーアクセスフロア構造1を示す部分斜視図である。 従来のフロアパネル2の上面図である。 図20に示すフロアパネル2の上側部材6と下側部材8が、上下に組み合わされる前の状態を示す斜視図である。 従来のフロアパネル2の概略側面図である。 図20に示すフロアパネル2のE−E線、F−F線矢視断面図である。
以下、本発明に係るフロアパネルを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図9は、本発明の第1の実施の形態に係るフロアパネル40について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル40は、図1,2に示すように、天板部44aが略正方形に形成された箱状の上側部44と、その天板部44aに対向する底板部46aが略正方形に形成された箱状の下側部46を上下に組み合わせることにより、図3に示すように構成されている。
フロアパネル40は、上側部44と下側部46が上下に組み合わされる前は、図4に示すように、上側部44と下側部46が、一枚の平板状の鋼板材(板状部材)における、長さ方向中心部の折曲部52に関して略対称となる位置にそれぞれ一体成形された状態となっている。
上側部44と下側部46は、互いに同じ方向(図4中下側方向)に向かって凹部が形成されるようにプレス絞り加工されて、上述したように互いに対称となる位置においてその凹部の形状が略同一となるように成形されている。
その後、図5に示すように、上側部44に相当する鋼板材を折曲部52内側の折曲線BLから同図中矢印の方向(同図中反時計回り方向)に、図4に示す状態から180度折り曲げることにより、図3,6に示すように、上側部44の天板部44aと、下側部46の底板部46aが対向するように、上側部44と下側部46が上下に組み合わされる。
このように、上側部44と下側部46が、従来のように互いに別々に分離した鋼板材それぞれに成形される代りに、一組の上側部44と下側部46が、一枚の鋼板材をプレス加工することにより一体成形(天板部44aと底板部46aが一枚の鋼板材により構成)され、その鋼板材の一方の半分を他方の半分に向けて互いに180度折り曲げることにより、上側部44と下側部46は上下に組み合わされる。
すなわち、上側部44と下側部46を折曲部52の折曲線BLから互いに180度折り曲げて、後述する互いの凹部空間44dと凹部空間46d(図7,8参照)を連通させるように、上側部44と下側部46は上下に組み合わされる。
フロアパネル40の上側部44には、図7,8に示すように、その天板部44aの周縁部から、図中下方に向かって略垂直に折り曲げられた側板部44bが形成されており、フロアパネル40の下側部46には、その底板部46aの周縁部から、図中上方に向かって略垂直に折り曲げられた側板部46bが形成されている。
このため、上側部44は、側板部44bの水平方向内側、かつ側板部44bの高さ方向に渡って形成された凹部空間44dを有する箱状に形成されている。また、下側部46も同様に、側板部46bの水平方向内側、かつ側板部46bの高さ方向に渡って形成された凹部空間46dを有する箱状に形成されている。
また、側板部44bの下端部には水平方向外側(図7中右側)に向かって略直角に折り曲げられた周縁部44hが形成され、側板部46bの上端部には水平方向外側(図7中右側)に向かって略直角に折り曲げられた周縁部46hが形成されている。
そして、上側部44と下側部46は、フロアパネル40の図7中上下方向略中央部の結合部45において、上側部44の周縁部44hの下面が、下側部46の周縁部46hの上面に当接し、凹部空間44d,46d同士が連通するように上下に組み合わされている。
また、上側部44と下側部46の略正方形の天板部44aと底板部46aの四辺のうち、図1,2中上側にあって、図中左右方向に伸びる一辺を除く三辺においては、図7に示すように、上側部44の側板部44bの先の周縁部44hと、下側部46の側板部46bの先の周縁部46hが結合部45において、カシメ等により互いに結合されている。
前述のように、一組の上側部44と下側部46が、一枚の鋼板材にプレス加工により一体成形され、折曲部52からその鋼板材の上側部44の部分を下側部46に向けて180度折り曲げることにより、上側部44と下側部46は上下に組み合わされる。
したがって、上側部44と下側部46の略正方形の天板部44aと底板部46aの四辺のうち、図1,2中上側にあって、図中左右方向に伸びる一辺は、図8に示すように、その内側に折曲線BL(図4参照)が表示された折曲部52を介して上側部44と下側部46が連結されているため、上記一辺の側板部44b,46bの先の周縁部44h,46h同士をカシメ等により互いに結合する工程は必要ないことになる。
また、略同一形状の上側部44と下側部46が、鋼板材の折曲部52の折曲線BLに関して略対称となる位置にそれぞれ形成されているため、折曲部52内側の折曲線BLを中心として鋼板材の一方を他方に対して180度折り曲げた(図4〜図6参照)際に、凹部空間44d,46d同士が連通すると共に、周縁部44h,46hが結合部45において互いに水平方向にずれることなく当接するようになっている。
それから、上側部44と下側部46が結合部45において一体的に結合されることにより、フロアパネル40は、内部空間48を有する中空状に形成される。そして、この内部空間48内には、フロアパネル40の強度を向上させるために、厚さを有する補強部材50が収納されて、天板部44aと底板部46aとの間に挟まれて設けられている。
この補強部材50には、木材を小さな木片に砕いて乾燥させ、接着剤を加えて高温高圧の下で成形したパーティクルボードが用いられている。
また、図1,2に示すように、フロアパネル40は、その略正方形の側辺部の一つである下辺(同図中左右方向に伸びる下側の辺)において、その内側に略矩形状に入り込むような開口部40aが形成されている。この開口部40aは、床下配線をフロアパネル40上に設置されたOA機器等に接続するために使用されるコンセントボックスを取付ける等のために用いられている。
そして、フロアパネル40の開口部40aを構成する略コの字状の3つの辺部には、上側部44の上面と平行(水平)で、その上面との間に高さが低い段差面を有する段差受部44gが形成されている(図6参照)。この段差受部44gは、フロアパネル40の開口部40aを構成する略コの字状の3つの辺部に沿って形成されている。
そして、この上側部44の段差受部44g上に、その上面が上側部44の上面と略同一平面状になるよう形成された、板状の蓋部材18(図19参照)の下面を接触させて、フロアパネル40の開口部40aを閉塞するようになっている。
また、フロアパネル40の上側部44は、図1に示すように、その四隅部それぞれには、その平面形状が円形を4分割したような円弧状の段差受面44eが形成されており、段差受面44eは、図3に示すように、上側部44の上面と平行(水平)で、その上面との間に高さが低い段差を有するように形成されている。
フロアパネル40は、図9に示すように、基礎床面3上に立設する支持脚53と共にフリーアクセスフロア構造41を構成するようになっている。そして、フロアパネル40を支持する支持脚53は、パネル調整台54と脚部56により構成されている。
支持脚53のパネル調整台54は、その軸線部下端側に形成されたメネジ部に、脚部56の外周部に形成されたオネジ部56aをネジ結合した状態で、オネジ部56aの螺旋軌跡に沿ってパネル調整台54を相対回転させることにより、パネル調整台54の基礎床面3からの高さ位置を調整している。
そして、パネル調整台54の下端部に形成された、軸線がその半径方向に伸びるメネジ孔に、オネジ部材55を締め付けることにより、パネル調整台54を基礎床面3から所望の高さ位置に固定している。
また、パネル調整台54の支持面54a上に、複数のフロアパネル40の底面の四隅部が1箇所に寄せ集めて突き合わせるように載置されている。そして、フロアパネル40は、皿ボルト57のオネジ部57bを、パネル調整台54の軸線部上端側のメネジ孔54bに締め付けることにより、その上側部44の四隅部の段差受面44eが、皿ボルト57の皿頭部57aにより下方に押え付けられて、パネル調整台54の支持面54a上に固定されている。
前述のように、一体成形された上側部44及び下側部46の略正方形の側辺部の四辺のうち、図1,2中左右方向に伸びる上側の一辺は、折曲部52を介して上側部44と下側部46が連結されているため、上側部44の周縁部44hと、下側部46の周縁部46hをカシメ等により互いに結合する工程は必要ないことになる。
このため、フロアパネル40の製造工程を、上側部44及び下側部46の略正方形の側辺部の四辺全ての周縁部44h,46h同士を互いに結合する必要があった従来のフロアパネル2の製造工程数よりも少なくすることができる。
また、前述のように、一組の上側部44と下側部46が、一枚の平板状の鋼板材にプレス絞り加工により一体成形され、この鋼板材を180度折り曲げることにより、上側部44と下側部46は上下に組み合わされている(図4〜図6参照)。
このため、従来のフロアパネル2のように、上側部44及び下側部46が、別々に外形が切り取られた二枚の鋼板材を用いて、プレス絞り加工によりそれぞれ成形される場合よりも、必要な形状に鋼板材を切り取る過程において切断される鋼板材の量を削減することができるため、使用される鋼板材の材料費用を節約することができる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係るフロアパネル40によれば、その製造工程数を少なくすると共に、その材料費用を節約することができる。
図10から図14は、本発明の第2の実施の形態に係るフロアパネル60について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル60は、図10及び図11に示すように、フロアパネル60の上側部64が平板状に形成されている点において、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40と異なるものである。
すなわち、前記第1の実施の形態におけるフロアパネル40の上側部44は、凹部空間44dを有する箱状(図7,8参照)に形成されていたが、本実施の形態に係るフロアパネル60の上側部64は箱状ではなく平板状に形成されている(図11参照)。その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40と同様である。
したがって、フロアパネル60の下側部66は、前記第1の実施の形態におけるフロアパネル40の下側部46と同様に、凹部空間66dを有する箱状に形成されている(図11参照)。
そして、フロアパネル60においても、前記第1の実施の形態におけるフロアパネル40と同様に、折曲部72の折曲線BL1から上側部64の天板部64aと、下側部66の底板部66aが対向するように一枚の鋼板材を折り曲げることにより、上側部64と下側部66が上下に組み合わされている(図12〜図14参照)。
このような本実施の形態に係るフロアパネル60によっても、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40と同様の効果を得ることができる。
図15から図18は、本発明の第3の実施の形態に係るフロアパネル80について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフロアパネル80は、図16及び図17に示すように、フロアパネル80の底板部86aに段差部86fと窪み部86cが形成され、内部空間88に補強部材50が設けられていない点において、前記第2の実施の形態に係るフロアパネル60と異なるものである。
すなわち、フロアパネル60の底板部66aは、図11及び図12に示すように、全域に渡って平坦に形成され、フロアパネル60の強度を向上させるために内部空間68に補強部材50が設けられていたが、フロアパネル80の底板部86aは、図17に示すように、平坦に形成されていないと共に、内部空間88に補強部材50が設けられていない点において異なっている。
その他の構成は、前記第2の実施の形態に係るフロアパネル60と同様である。したがって、フロアパネル80の上側部84は、前記第2の実施の形態におけるフロアパネル60の上側部64と同様に平板状に形成されている(図15,17参照)。
また、フロアパネル80においても、前記第2の実施の形態におけるフロアパネル60と同様に、上側部84の天板部84aと、下側部86の底板部86aが対向するように一枚の鋼板材を折曲部82から折り曲げることにより、上側部84と下側部86が上下に組み合わされている。
フロアパネル80の底板部86aの周縁部には、図16及び図17に示すように、天板部84aと略平行な平面を有する底部86gが形成されている。また、底部86gが形成された底板部86aの周縁部より内側には、底部86gから天板部84a側(図17中上側方向)に所定の高さ凹んだ段差部86fが形成されている。
底板部86aの段差部86fは、底部86gと略平行な平面を有し、その平面から天板部84a側の方向(図17中上側方向)に半円球状に窪むように形成された窪み部86cが段差部86fの略全域に渡って複数形成されている(図16参照)。
また、半円球状の窪み部86cは、図18に示すように、同図中上側の頂部86e(上端部分)が天板部84aの下面に当接するように形成されており、窪み部86cの頂部86eと、天板部84aの下面はスポット溶接等により接合されている。
このような本実施の形態に係るフロアパネル80によっても、前記第1,2の実施の形態に係るフロアパネル40,60と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係るフロアパネル80においては、前述のように、底板部86aに半円球状の窪み部86cが複数形成され、窪み部86cの頂部86eが天板部84aの下面に接合されている。
このため、フロアパネル80の天板部84aに対して、その上面から図17中下側方向に向かって大きな力が加わった場合でも、天板部84aが窪み部86cにより支持されるため、天板部84aが凹むことを防止することができる。
したがって、本実施の形態に係るフロアパネル80によれば、フロアパネル80の下側部86に窪み部86cが形成されることにより、内部空間88に補強部材50を設けることなく、フロアパネル80の強度を向上させることができる。
なお、本発明は、前記第1から3の実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、フロアパネルの種々の変更が可能である。
例えば、前記第1,2の実施の形態に係るフロアパネル40,60は、その内部空間48,68内にパーティクルボードを用いた板状の補強部材50が設置されていたが、その内部空間48,68内にはパーティクルボード以外の他の木質材料、又は木質材料以外の材料により形成された補強部材が設置されていてもよいし、何も設置されていなくてもよい。
また、木質材料の代りにモルタルなどの他の材料により形成された補強部材を用いる場合には、板状に形成された部材の代りに、上側部44,64と下側部46,66により形成したフロアパネル40,60の内部空間内に、例えば天板部44a,64aに開口した孔から流動状の材料を充填して、時間の経過により固化させるようにしてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40は、一部の辺を除き、上側部44と下側部46の三辺の周縁部44h,46h同士をカシメにより結合されていたが、このような結合方法に限定される必要はなく、溶接や、周縁部44h,46hの先端部同士を互いに折り畳むことにより結合されていてもよい。
また、前記第1〜第3の実施の形態に係るフロアパネル40,60,80は、鋼板材を用いて形成されていたが、鋼板材に限定される必要はなく、アルミニウム等の他の材質を用いて形成されていてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40は、図7,8に示すように、上側部44の凹部空間44dの深さと、下側部46の凹部空間46dの深さが略同じ深さとなるように形成されていたが、このような形状に限定される必要はなく、凹部空間44dと凹部空間46dの深さが互いに異なっていてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るフロアパネル40は、上側部44の側板部44bの下端部には水平方向外側(図7中右側)に向かって略直角に折り曲げられた周縁部44hが形成され、下側部46の側板部46bの上端部には水平方向外側(図7中右側)に向かって略直角に折り曲げられた周縁部46hが形成されていたが、このような構成に限定される必要はない。
例えば、周縁部44h,46hが形成されず、上側部44の側板部44bの下端部と、下側部46の側板部46bの上端部が溶接等により互いに結合されるように構成されていてもよい。
また、前記第3の実施の形態に係るフロアパネル80は、窪み部86cの頂部86eと、天板部84aの下面がスポット溶接により接合されていたが、かしめ等の他の接合方法により接合されていてもよい。
また、図19においては、説明の便宜上、図の中央に置かれた1つの支持脚4が、3枚のフロアパネル2それぞれの隅部を寄せ集めて支持する場合について示してあるが、1つの支持脚4は4枚のフロアパネル2の隅部を寄せ集めて支持することができ、それが本来の支持脚4の使い方であることはいうまでもなく、前記第1〜第3の実施の形態に係るフロアパネル40,60,80についても同様である。
1 フリーアクセスフロア構造
2 フロアパネル
2a 開口部
3 基礎床面
4 支持脚
5 結合部
6 上側部材
6a 天板部
6h 周縁部
8 下側部材
8a 底板部
8b 側板部
8d 凹部空間
8h 周縁部
10 内部空間
12 補強部材
18 蓋部材
40 フロアパネル
40a 開口部
41 フリーアクセスフロア構造
44 上側部
44a 天板部
44b 側板部
44d 凹部空間
44e 段差受面
44g 段差受部
44h 周縁部
45 結合部
46 下側部
46a 底板部
46b 側板部
46d 凹部空間
46h 周縁部
48 内部空間
50 補強部材
52 折曲部
53 支持脚
54 パネル調整台
54a 支持面
54b メネジ孔
55 オネジ部材
56 脚部
56a オネジ部
57 皿ボルト
57a 皿頭部
57b オネジ部
60 フロアパネル
64 上側部
64a 天板部
66 下側部
66a 底板部
66d 凹部空間
68 内部空間
72 折曲部
80 フロアパネル
82 折曲部
84 上側部
84a 天板部
86 下側部
86a 底板部
86c 窪み部
86f 段差部
86g 底部
86e 頂部
88 内部空間
BL,BL1 折曲線

Claims (3)

  1. 箱状に形成されたフロアパネルにおいて、天板部と底板部が一枚の板状部材により構成され
    前記天板部と前記底板部は、前記一枚の板状部材における、長さ方向の中心位置の折曲部に関して略対称となる位置にそれぞれ形成され、
    前記一枚の板状部材を前記折曲部で折り曲げることにより、前記天板部と前記底板部が、対向するように上下に組み合わされた
    ことを特徴とするフロアパネル。
  2. 前記天板部と前記底板部の間に形成された内部空間に補強部材が設けられた
    ことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネル。
  3. 前記底板部に形成された窪み部の上端部分が、前記天板部の下面に接合された
    ことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネル。
JP2013235485A 2013-11-13 2013-11-13 フロアパネル Active JP6282089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013235485A JP6282089B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 フロアパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013235485A JP6282089B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 フロアパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015094177A JP2015094177A (ja) 2015-05-18
JP6282089B2 true JP6282089B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=53196778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013235485A Active JP6282089B2 (ja) 2013-11-13 2013-11-13 フロアパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6282089B2 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53163920U (ja) * 1977-05-31 1978-12-22
JPH028454A (ja) * 1987-11-20 1990-01-11 Nippon Steel Metal Prod Co Ltd 床構造体
JPH01179942U (ja) * 1988-05-31 1989-12-25
JPH0649731Y2 (ja) * 1989-10-16 1994-12-14 日鐵建材工業株式会社 フリーアクセスフロア用金属製床パネル
US5048242A (en) * 1990-04-04 1991-09-17 C-Tec, Inc. Access floor system with hemmed edge panel
JP3363358B2 (ja) * 1997-09-08 2003-01-08 松下電工株式会社 床パネル
JPH10152973A (ja) * 1996-11-25 1998-06-09 Omuni Techno Kk 床材等の建築用パネル
JP2001342735A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Kokuyo Co Ltd 置敷二重床構造
JP5909065B2 (ja) * 2011-09-27 2016-04-26 センクシア株式会社 フロアパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015094177A (ja) 2015-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20200032876A (ko) 콘크리트 거푸집 조립체의 판넬 연결장치
KR101348054B1 (ko) 유닛모듈라 주택의 철골 구조물
KR200403927Y1 (ko) 디스플레이 패널의 프레임 구조
JP6915998B2 (ja) 壁材の取付具、壁構造、及び取付具の製造方法
JP6282089B2 (ja) フロアパネル
JP5754827B1 (ja) フロアパネル
JP6731726B2 (ja) 複合卓上板の構造
KR200494494Y1 (ko) 테이블 다리 조립구조
JP2009136281A (ja) プランター
JP6121206B2 (ja) フロアパネル
JP5464056B2 (ja) 紙製パネルの組立構造
JP5903746B2 (ja) フロアパネル及びその製造方法
JP5726033B2 (ja) フロアパネル
JP2015182354A (ja) 建築用重ね合わせパネル、建築物の構造体及び建築用重ね合わせパネルの製造方法
JP7130217B1 (ja) 単板及び単板を用いた化粧棚装置並びに単板の製造方法
JP5984664B2 (ja) 柱接続構造
JP5909065B2 (ja) フロアパネル
JP5988820B2 (ja) 治具
JP2014087394A (ja) 家具転倒防止箱
JP5754829B1 (ja) フロアパネル
JP2008180041A (ja) 壁パネル
JP5986954B2 (ja) フロアパネル及びその製造方法
JP6656981B2 (ja) 床パネルの固定構造および固定方法
JP2010112022A (ja) 間仕切構造
JP2022047557A (ja) 段ボール等の板の連結具

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6282089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250