JP2015182354A - 建築用重ね合わせパネル、建築物の構造体及び建築用重ね合わせパネルの製造方法 - Google Patents

建築用重ね合わせパネル、建築物の構造体及び建築用重ね合わせパネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤によるシックハウス症候群等が生じず、応力が作用した場合にも破損しにくい、建築用重ね合わせパネル、建築物の構造体及び建築用重ね合わせパネルの製造方法を提供する。
【解決手段】この建築用重ね合わせパネル10は、所定幅の細長い木板23を幅方向に並べ、それぞれの木板23を横切って幅方向に形成した複数本の条溝25に、線状連結部材30を嵌合させて構成した複数枚の木板連結パネル20,21が、木板23の長手方向が斜めに交差するように、かつ、条溝25が内面側に向くようにして重ね合わせられ、固定具40によって接合されており、全体が矩形状をなしていて、該矩形状の辺に対して、前記木板23の長手方向が傾斜して配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、建築物の壁や、床、屋根などの下地材等として用いられる、建築用重ね合わせパネル、及び、該建築用重ね合わせパネルを用いた建築物の構造体、更に建築用重ね合わせパネルの製造方法に関する。
原木から所定寸法の木材が切り出された後の、製材の端材や、間伐材等から得られる細長い木板を、有効に利用するために、複数の木板を幅方向に並べて連結した連結パネルが提案されている。
例えば、下記特許文献1には、幅はぎ材を同一平面上に複数枚並べて長手方向側縁相互を接着することにより所望の幅を有する板材とした幅はぎ方式による建築用板材において、幅はぎ材を同一平面上において20〜23°の角度で斜めに複数枚並べて側縁相互を接着して斜板部材を構成し、かつ該斜板部材を、その各幅はぎ材が互いに交差するように、上下2層に重ね合わせて一体に接着し、その両側縁および上下両端縁を所定の幅寸法および長さ寸法を有するように切り揃えて長方形となした、幅はぎ方式による建築用板材が記載されている。
一方、本出願人は、下記特許文献2に示されるように、接着剤を用いずに木板どうしを連結した木板連結パネルを提案している。この木板連結パネルは、細長い木板の両側辺に、隣接する木板同士を嵌合させる凹部又は凸部を設け、木板を凹部又は凸部で嵌合させて幅方向に並べて配置した状態で、条溝を幅方向に連続して形成し、この条溝に線状連結部材を嵌合させて、各木板を一体化したものからなる。このような木材連結パネルは、木板どうしを連結する際に接着剤を用いないため、接着剤に含まれるホルムアルデヒド等が原因となって生じる、いわゆるシックハウス症候群などを引き起こすおそれがない。
特開平9−187806号公報 特開2003−62812号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の建築用板材においては、各斜板部材の複数の幅はぎ材の長手方向側縁どうしが接着剤により接着され、かつ、斜板部材どうしも接着剤により接着されているので、接着剤に起因するシックハウス症候群などが引き起こされるおそれがある。
また、上記建築用板材を建築物の壁等に適用した場合、同壁には種々の方向からの応力が作用するが、各斜板部材の複数の幅はぎ材どうしは、その長手方向側縁が接着剤により接着されて、互いに位置ずれしないようになっているので、幅はぎ材の所定箇所に応力が集中して破損する可能性がある。
更に、上記特許文献2に記載の連結パネルは、その製造工程から、各木板がパネルの辺に対して平行になるため、木板の長手方向がパネルの辺に対して斜めになったものは、これまでに考えられていなかった。
したがって、本発明の目的は、端材や間伐材等から得られる細長い木板を有効利用でき、接着剤に起因するシックハウス症候群などの問題が生じず、壁等に適用して応力が作用した場合にも破損しにくい、建築用重ね合わせパネル、建築物の構造体及び建築用重ね合わせパネルの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の建築用重ね合わせパネルは、所定幅の細長い木板を幅方向に並べ、それぞれの木板を横切って幅方向に形成した複数本の条溝に、線状連結部材を嵌合させて構成した複数枚の木板連結パネルが、前記木板の長手方向が斜めに交差するように、かつ、前記条溝が内面側に向くようにして重ね合わせられ、固定具によって接合されており、全体が矩形状をなしていて、該矩形状の辺に対して、前記木板の長手方向が傾斜して配置されていることを特徴とする。
本発明の建築用重ね合わせパネルによれば、所定幅の細長い木板を幅方向に並べ、それぞれの木板を横切って幅方向に形成した複数本の条溝に、線状連結部材を嵌合させて構成した木板連結パネルが、複数枚重ね合わせられて固定具によって接合されて構成されているので、接着剤の成分に起因するシックハウス症候群などの問題が生じない。
また、複数枚の木板連結パネルが、木板の長手方向が斜めに交差するように重ね合わせられ、固定具によって接合されて、全体が矩形状をなしていて、該矩形の長辺に対して、木板の長手方向が傾斜して配置されているので、建築物の柱、間柱、土台、はり等で構成される枠体部に固定されたとき、個々の木板が斜交いのように作用すると共に、重ね合わされた木板連結パネルの木板が斜めに交差して、建築物の枠体部に対して反対方向に斜めに連結されるので、斜め2方向に斜交いを設けたような状態となり、建築物の補強効果を高めることができる。
更に、木板連結パネルの個々の木板は、幅方向に形成した条溝に、線状連結部材を嵌合させて連結されており、接着剤で接合した場合のように完全に一体化されているわけではないので、建築物の枠体部にかかる様々な方向の応力に対して、個々の木板が枠体部の変形に適応して微小にずれながらそれぞれ反力を与えるので、枠体部の変形に対する柔軟性を高めて応力の集中を避けることができ、地震等に対しても破壊されにくい構造にすることができる。
また、木板連結パネルの木板どうしは、線状連結部材で連結されているだけで、その両側面は当接しているだけなので、従来の合板に比べて通気性が向上すると共に、湿気等によって木板が膨張しても、木板どうしのずれによって応力を吸収することができ、建築物の耐久性を高めることができる。
更に、複数枚の木板連結パネルが、条溝が内面側に向くようにして重ね合わせられているので、条溝に嵌合された線状連結部材が外れてしまうことを防止できると共に、条溝や線状連結部材が外側から見えなくなるので、外観も良好にすることができる。
本発明の建築用重ね合わせパネルにおいては、前記建築用重ね合わせパネルは長方形状をなし、前記木板連結パネルの木板の長手方向が、該長方形の長辺に対して5〜25°の範囲で傾斜していることが好ましい。
上記態様によれば、所定幅の細長い木板を幅方向に並べ、それぞれの木板を横切って幅方向に形成した複数本の条溝に、線状連結部材を嵌合させて構成した木板連結パネルの4辺を斜めにカットして、各辺に対して木板の長手方向が斜めに配置されたパネルを形成する際、端材となる部分の面積をできるだけ小さくすると共に、木板を斜めに配置することによる強度向上効果を高めることができる。
本発明の建築用重ね合わせパネルにおいては、前記線状連結部材が竹ひごからなり、前記固定具がネジからなることが好ましい。
上記態様によれば、線状連結部材として竹ひごを用いることにより、幅方向に並べられた木板を強靱に連結することができると共に、重ね合わせられた複数枚の木材連結パネルをネジで固定することにより、木材連結パネルどうしを強固に接合することができる。
一方、本発明の建築物の構造体は、建築物の柱、間柱、土台、はり等で構成される枠体部に、上記重ね合わせパネルを、それらを構成する木材連結パネルの木板の長手方向が水平方向に向くように配置して、上下に複数枚並べて固定したことを特徴とする。
本発明の建築物の構造体によれば、幅方向の長さを取りにくい木材連結パネルで形成した重ね合わせパネルであっても、木板の長手方向が水平方向に向くように配置して、上下に複数枚並べることによって、広い面積の枠体部にも適用することが可能となると共に、建築物の横揺れ時の枠体部の変形に対する柔軟性を高めて、地震等に対して破壊されにくい構造にすることができる。
更に、本発明の建築用重ね合わせパネルの製造方法は、所定幅の細長い木板を幅方向に並べ、それぞれの木板を横切って幅方向に複数本の条溝を形成し、該条溝に線状連結部材を嵌合させて構成した複数枚の木板連結パネルを用い、
この木板連結パネルを、全体が矩形状となるように4辺を斜めにカットして、矩形状の辺に対して前記木板の長手方向が斜めになるようにし、カットされた複数枚の前記木板連結パネルを、前記木板の長手方向が斜めに交差するように、かつ、前記条溝が内面側に向くようにして重ね合わせて固定具によって接合するか、
又は、複数枚の前記木板連結パネルを、前記木板の長手方向が斜めに交差するように、かつ、前記条溝が内面側に向くようにして重ね合わせて固定具によって接合し、全体が矩形状となるようにその4辺をカットして、矩形状の辺に対して前記木板の長手方向が斜めになるようにすることを特徴とする。
本発明の建築用重ね合わせパネルの製造方法によれば、木材連結パネルを作業性よく製造できると共に、該木材連結パネルの4辺を斜めカットして重ね合わせるか、あるいは木材連結パネルを斜めに重ね合わせて4辺をカットすることにより、全体が矩形状をなすと共に、矩形状の辺に対して、木板の長手方向が傾斜して配置された建築用重ね合わせパネルを得ることができるので、生産性を高めることができる。
本発明の建築用重ね合わせパネルの製造方法においては、建築用重ね合わせパネルの全体が長方形状となるように、かつ、木板の長手方向が、該長方形の長辺に対して5〜25°の範囲で傾斜するように、前記木材連結パネル又はそれらを重ね合わせたパネルの4辺をカットすることが好ましい。
上記態様によれば、端材となる部分の面積をできるだけ小さくすると共に、木板を斜めに配置することによる強度向上効果を高めることができる。
本発明によれば、複数本の条溝に線状連結部材を嵌合させてなる木板連結パネルを、複数枚重ね合わせられて固定具で接合することで、重ね合わせパネルが構成されているので、接着剤に起因するシックハウス症候群の問題が生じず、また、木板連結パネルを構成する木板は、条溝に線状連結部材を嵌合させて連結されているので、建築物の枠体部にかかる様々な方向の応力に対して、個々の木板が枠体部の変形に適応して微小にずれながらそれぞれ反力を与えて、柔軟性を高めて応力の集中を避けることができ、破壊されにくい構造にすることができる。
本発明に係る建築用重ね合わせパネルの一実施形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る建築用重ね合わせパネルの製造方法の一実施形態を示す説明図である。 同重ね合わせパネルの説明図である。 本発明に係る建築物の構造体の一実施形態を示す分解斜視図である。 同壁構造の斜視図である。 建築用重ね合わせパネルの製造方法の参考例を示す説明図である。 同参考例の次工程を示す説明図である。 同参考例による製造された重ね合わせパネルの説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る建築用重ね合わせパネル、建築物の構造体及び建築用重ね合わせパネルの製造方法の、一実施形態について説明する。
まず、本発明に係る建築用重ね合わせパネルについて説明する。図1及び図3に示すように、この実施形態における建築用重ね合わせパネル10(以下、「重ね合わせパネル10」という)は、一対の木板連結パネル20,21を有している。
各木板連結パネル20,21は、一定幅で細長く形成された木板23を、幅方向に複数並べて、隣接した長手方向の側面どうしを当接させた状態で、各木板23の幅方向に形成した複数本の条溝25に、線状連結部材30を嵌合させて連結し、一枚のパネル状にして構成されている。この実施形態における各木板連結パネル20,21は、一方向に長い長方形状をなしており、各パネル20,21の長辺に対して、各木板23の長手方向が傾斜して配置されている。なお、木板連結パネルは長方形状に限らず、正方形状等であってもよく、全体として矩形状であればよい。
図3に示すように、各木板23の長手方向が、木板連結パネル20,21の長辺(正方形をなす場合はいずれかの辺)に対して、角度θが5〜25°で傾斜していることが好ましく、角度θが7〜20°で傾斜していることがより好ましい。前記角度θが5°未満だと、重ね合わせパネル10を建築物の壁等に適用して(図5参照)、応力が作用したときの剛性が小さくなりやすく(斜交いとして機能が低下する)、一方、25°を超えると、後述するパネル製造時において、一体化した木板連結パネル20A,21A(図2参照)からカットラインLを介して木板連結パネル20,21を切り出す際に、無駄な部分が大きくなり歩留まりが悪くなる。
各木板連結パネル20,21には、前述したように、それぞれの木板23を横切って幅方向に、複数本の条溝25が、各木板23の長手方向に対して所定角度で交差するように形成されている。
この実施形態では、図3に示すように、各木板23の長手方向に対してほぼ直交する角度となるように、所定間隔をあけて互いに平行となるように、4つの条溝25が形成されている。また、この実施形態における各条溝25は、その断面形状が角形の凹溝状をなしているが、半円形の溝状や、蟻溝状等であってもよく、線状連結部材30の大きさや形状に合わせて適宜選択することができる。なお、条溝25の個数や位置は、特に限定はされないが、木板23どうしを確実に連結させて一体化させるという観点から、2個以上設けられていることが好ましい。
そして、前記条溝25に線状連結部材30を嵌合させることにより、各木板23が互いに連結されて、一枚の木板連結パネル20,21が形成されるようになっている。この線状連結部材30は、前記条溝25に嵌入又は圧入されるか、或いは、条溝25が蟻溝状の場合は、挿入されて抜け止め保持されて、条溝25に対して嵌合するようになっている。
また、上記線状連結部材30の材質は特に限定されないが、リサイクル性や安全性の点から、天然素材であることが好ましい。更に線状連結部材30は、棒状の剛直な部材でもよく、柔軟性を有する縄状の部材でもよい。具体的な好ましい材料としては、棒状の材料としては竹ひご、縄状の材料としては綿、麻、シュロが挙げられる。なお、この実施形態における線状連結部材30は、断面が円形状の竹ひごとなっている。
そして、本発明に係る重ね合わせパネル10は、図1及び図3に示すように、上記のように構成された一対の木板連結パネル20,21が、木板23の長手方向が斜めに交差するように、かつ、各木板連結パネル20,21の前記条溝25が、内面側に向くようにして互いに重ね合わせられると共に、一対の木板連結パネル20,21が、固定具40によって接合されることにより構成されている。
このようにして構成された重ね合わせパネル10は、全体が長方形状をなし、その長辺に対して、木板23の長手方向が傾斜して配置されるようになっている。また、各パネル20,21の条溝25,25が、互いに内面側に向くようになっているので、それに嵌合される線状連結部材30も、重ね合わせパネル10の内面側に配置されるようになっている。
また、前記固定具40としては、ネジ(木ねじや、ボルト、ビスを含む)や、くぎ、ピン等の、固定すべき部材の、所定箇所を局所的に接合させるものであり、接着剤を含まないものである。この実施形態における固定具40は、ステンレス製の木ねじとなっており、図3に示すように、この固定具40が、木板連結パネル20,21の幅方向に沿って所定間隔をあけて複数並んで配列され、かつ、これらの列が木板連結パネル20,21の長手方向に沿って所定間隔をあけて複数配置されて、一対の木板連結パネル20,21が互いに接合されるようになっている。
この実施形態では、木板連結パネル20,21の、幅方向に5個の固定具40が配列され、更にこれらの固定具40が長手方向に4列配置されており、合計で20個の固定具40によって、木板連結パネル20,21が接合されている。なお、固定具40の個数や配置箇所は、上記態様に限定されず、木板23の材質やパネル全体に必要な剛性等によって、適宜選択することができる。
上記のように、複数の固定具40を介して互いに接合された一対の木板連結パネル20,21は、固定具40により連結された箇所は互いに接合されているが、それ以外の部分は接合されていないため、接着剤によって木板連結パネルの面どうしが固着された場合に比べて、外部からの応力が作用したときに、各木板連結パネル20,21を構成する木板23どうしが微妙にずれて応力を吸収しやすくなっている。
なお、この実施形態の重ね合わせパネル10は、一対の木板連結パネル20,21を重ね合わせて構成されているが、木板連結パネルは2枚に限らず、3枚以上でもよい。
また、木板連結パネルを構成する木板20の原料木の種類は、特に限定されず、従来公知の杉、檜、ヒバ、レッドパイン等が使用できる。更に、木板23の幅W(図3参照)は、60〜150mmであることが好ましく、90〜120mmであることがより好ましく、その厚さt(図1参照)は、9〜18mmであることが好ましく、9〜12mmであることがより好ましい。更に木板連結パネル20,21の高さH(図3参照)は、600〜1500mmであることが好ましく、750〜1200mmであることがより好ましく、また、長さL(図3参照)は、1500〜3500mmであることが好ましく、1700〜3000mmであることがより好ましい。
次に、上記重ね合わせパネルを製造するための、本発明に係る建築用重ね合わせパネルの製造方法の一例について説明する。
すなわち、前述したように、杉等の原料木から得られた細長い木板23を幅方向に並べて、それぞれの木板23を横切って幅方向に複数本の条溝25を形成して、各条溝25に線状連結部材30を嵌合させて、複数枚の木板連結パネルをそれぞれ構成する。
この実施形態では、図2に示すように、複数の木板23を並べて、長方形状をなすように、一対の木板連結パネル20A,21Aを構成する。なお、この状態では、各木板23の長手方向は、木板連結パネル20A,21Aの長辺に対して平行となっている。
なお、木板23に条溝25を形成して線状連結部材30を嵌合させる手段としては、本出願人らによる特開2003−251609号公報に記載の「木板連結パネルの製造装置」を好ましく用いることができる。
そして、図2に示すように、各木板連結パネル20A,21Aについて、その所定箇所に、各パネル20A,21Aの辺に対して木板23の長手方向が斜めとなるように、かつ、全体が矩形状(好ましくは長方形状)となるように、パネル長辺に対して所定角度で斜めに引いた4つのカットラインLに沿ってカットすることによって、図1に示すような、木板連結パネル20,21をそれぞれ製造する。なお、カットラインLは、それぞれの角部から所定の距離だけ離れた基準点a〜hを設定し、各基準点a−d、c−f、e−h、g−bを結ぶ線を墨付けすることによって決めることができる。上記基準点a〜hは、カットラインで囲まれた図形が、所望の矩形状となるように、計算によって求めることができる。
このとき、各木板連結パネル20A,21Aの木板23の長手方向と、木板連結パネル20A,21Aの長辺(木板連結パネル20A,21Aが正方形からなる場合は1つの辺)とがなす角度θ(図2,3参照)が、好ましくは5〜25°、より好ましくは7〜20°となるようにする。前述したように、前記角度θが5°未満だと、重ね合わせパネル10を建築物の壁等に適用した(図5参照)際の斜交い効果が低下し、一方、20°を超えると、木板連結パネル20A,21A(図2参照)からカットラインLに沿って木板連結パネル20,21を切り出す際に、無駄な部分が大きくなり歩留まりが悪くなる。
その後、カットされた各木板連結パネル20,21の木板23の長手方向が斜めに交差するように、かつ、条溝25が内面側に向くようにして、一対の木板連結パネル20,21を互いに重ね合わせて、それらを複数の固定具40(この実施形態ではステンレス製の木ねじ)によって互いに接合することによって、図3に示すような重ね合わせパネル10を製造することができる。
また、上記製造方法のみならず、次のような製造方法によっても、重ね合わせパネル10を製造することができる。
すなわち、上述したように、複数の木板23を並べて、長方形状をなすように、一対の木板連結パネル20A,21Aを構成し、この一対の木板連結パネル20A,21Aを、各木板連結パネル20A,21Aの木板23の長手方向が斜めに交差するように、かつ、各木板連結パネル20A,21Aの条溝24が内面側に向くようにして互いに重ね合わせて、固定具40によって接合する。
その後、全体が矩形状(好ましくは長方形状)となるように、かつ、該矩形状の長辺(正方形からなる場合は1つの辺)に対して、各木板連結パネル20,21の木板23の長手方向が斜めに交差するように、重ね合わされた一対の木板連結パネル20A,21Aをまとめてカットすることによって、一対の木板連結パネル20,21からなる重ね合わせパネル10を製造することができる(図3参照)。
そして、上記の製造方法によれば、木板連結パネル20A,21Aや同パネル20,21を作業性よく製造できると共に、これらの木板連結パネル20A,21A,20,21の4辺を斜めにカットするだけの簡単な作業によって、全体が矩形状をなすと共に、矩形状の辺に対して、木板23の長手方向が傾斜して配置された重ね合わせパネル10を製造することができ、重ね合わせパネル10の生産性を高めることができる。
また、各木板連結パネル20A,21A、又は、重ね合わされた一対の木板連結パネル20A,21Aは、パネル形状全体が長方形状となるように、かつ、各木板23の長手方向の、木板連結パネル20A,21Aの長辺に対する角度θが、好ましくは5〜25°、より好ましくは7〜20°で傾斜するように、カットラインLによって斜めにカットされるようになっているので、端材となる部分の面積をできるだけ小さくすると共に、木板を斜めに配置することによる強度向上効果を高めることができる。
次に、上記重ね合わせパネルを用いた、本発明に係る建築物の構造体の一例について説明する。
図4及び図5に示すように、この建築物の構造体50(以下、「構造体50」という)は、建築物の柱、間柱、土台、はり等で構成される枠体部60を有している。
この実施形態における枠体部60は、基礎70の上に載置される土台61と、該土台61から所定間隔をあけて立設した一対の柱62,62と、該一対の柱62,62の上端部どうしを連結するはり63と、前記一対の柱62,62の間に所定間隔をあけて複数配置され(ここでは3本)、前記土台61及びはり63に連結される間柱64と、前記一対の柱62,62及び間柱64に直交して配置され、その両端が前記一対の柱62,62に連結されると共に、複数の間柱64に支持された複数のつなぎ65とからなる、全体として格子枠状をなしている。なお、前記土台61の両側からは板状の床下地板66が延設されており、該床下地板66は、受材67を介して土台61に固設されている。
なお、この枠体部60は、あくまでも一例であって、この構造に限定されるものではない。
そして、この壁構造50は、図4及び図5に示すように、前述した重ね合わせパネル10を、それらを構成する木板連結パネル20,21の、木板23の長手方向が水平方向に向くように配置して、上下に複数枚並べると共に、一対の柱62,62や、はり63、複数の間柱64、複数のつなぎ65に対して、固定具68によって固定することによって構成されている。なお、この実施形態では、3枚の重ね合わせパネル10が、枠体部60の上下方向に配設されており、各合わせパネル10の周縁部及びはり63やつなぎ65に整合する部分が、固定具68によって締め付け固定されている(図5参照)。また、上記固定具68としては、例えば、ネジ(木ねじ、ボルト、ビス等))や、くぎ、ピン等を用いることができ、この実施形態においては、ステンレス製の木ねじとなっている。
なお、上記実施形態における構造体50は、建築物の壁構造に適用されるものとなっているが、本発明に係る「建築物の構造体」としては、例えば、建築物の床構造や、屋根構造等に用いてもよく、特に限定はされない。
次に、本発明に係る重ね合わせパネル10、及び、それを用いた構造体50の作用効果について説明する。
すなわち、本発明の重ね合わせパネル10によれば、各木板連結パネル20,21が、条溝25及びそれに嵌合する線状連結部材30を介して連結され、かつ、これらの木板連結パネル20,21が、木ねじである固定具40によって接合されて構成されているので、接着剤の成分に起因するシックハウス症候群などの問題が生じない。
また、この重ね合わせパネル10は、一対の木板連結パネル20,21が、木板23の長手方向が斜めに交差するように重ね合わせられ、固定具4により接合されて、全体が矩形状をなし、該矩形の長辺に対して、木板23の長手方向が傾斜して配置されている。そのため、図4に示すような建築物の枠体部60に固定されたときに、個々の木板23が斜交いのように作用すると共に、重ね合わされた木板連結パネル20,21の、各木板23が斜めに交差して、枠体部60に対して反対方向に斜めに連結されるので、斜め2方向に斜交いを設けたような状態となり、建築物の補強効果を高めることができる。
また、木板連結パネル20,21を構成する個々の木板23は、幅方向に形成した条溝25に、線状連結部材30を嵌合させて連結されており、接着剤で接合した場合のように完全に一体化されているわけではない。そのため、建築物の枠体部60にかかる様々な方向の応力に対して、個々の木板23が枠体部60の変形に適応して微小にずれながらそれぞれ反力を与えるので、枠体部60の変形に対する柔軟性を高めて、応力の集中を避けることができ、地震等に対しても破壊されにくい構造にすることができる。
更に一対の木板連結パネル20,21は、固定具40(この実施形態ではステンレス製の木ねじ)により連結された箇所は互いに接合されているが、それ以外の部分は接合されていない。そのため、接着剤により木板連結パネルの面どうしが固着された場合に比べて、外部からの応力が作用したときに、各木板連結パネル20,21が互いに独立してそれぞれ変形し、各木板連結パネル20,21を構成する複数の木板23が変形しやすくなるため、上述したように、建築物の枠体部60に応力が作用した場合に、柔軟に対応して破損しにくくすることができる。
また、各木板連結パネル20,21の木板23どうしは、線状連結部材30で連結されているだけで、その両側面は当接しているだけなので、従来の合板に比べて通気性が向上すると共に、湿気等によって木板が膨張しても、木板23どうしのずれによって応力を吸収することができ、建築物の耐久性を高めることができる。
更に、一対の木板連結パネル20,21が、その条溝25が内面側に向くようにして互いに重ね合わせられているので、条溝25に嵌合された線状連結部材30が外れてしまうことを防止できると共に、条溝25や線状連結部材30がパネル外側から見えなくなるため、外観も良好にすることができる。
また、この実施形態においては、重ね合わせパネル10は長方形状をなし、木板連結パネル20,21の、木板23の長手方向が、該長方形の長辺に対して5〜25°の範囲で傾斜した構造をなしている。そのため、木板23を幅方向に並べ、複数本の条溝25に線状連結部材30を嵌合させて構成した木板連結パネル20A,21A(図2参照)の4辺を斜めにカットして、各辺に対して木板23の長手方向が斜めに配置された重ね合わせパネル10を形成する際に、端材となる部分の面積をできるだけ小さくすると共に、木板23を斜めに配置することによる強度向上効果を高めることができる。
更にこの実施形態においては、線状連結部材30が竹ひごからなり、固定具40がネジからなっている。これによれば、線状連結部材30として竹ひごを用いることにより、幅方向に並べられた木板23を強靱に連結することができると共に、連結強度の高い木板連結パネル20,21を得られると共に、重ね合わせられた一対の木材連結パネル20,21をネジで固定することにより、木材連結パネル20,21どうしを強固に接合することができ、剛性の高い重ね合わせパネル10を得ることができる。
また、本発明の構造体50においては、建築物の枠体部60に、重ね合わせパネル10を、それらを構成する木板連結パネル20,21の、木板23の長手方向が水平方向に向くように配置して、上下に複数枚並べて固定して構成されている。これによれば、幅方向の長さを取りにくい木材連結パネル20,21で形成した重ね合わせパネル10であっても、木板23の長手方向が水平方向に向くように配置して、上下に複数枚並べることによって、広い開口面積の枠体部60にも適用することが可能となると共に、建築物の横揺れ時の枠体部60の変形に対する柔軟性を高めて、地震等に対して破壊されにくい構造にすることができる。
図6〜8には、重ね合わせパネル10を製造するための、建築用重ね合わせパネルの製造方法の、参考例について説明する。なお、重ね合わせパネル10については、実質的に同一なので、同符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この製造方法においては、図6に示すように、細長い木板23を幅方向に並べて、それぞれの木板23を横切って幅方向に複数本の条溝25を形成して、各条溝25に線状連結部材30を嵌合させて、長方形状をなした一枚の木板連結パネル20Cを構成する。
その後、該木板連結パネル20Cの長辺に対して、所定角度で傾斜した1本のカットラインLを墨等によって引き、該カットラインLに沿って木板連結パネル20Cを2分割して、木板連結パネル20D,30Eを形成する。
その後、図7に示すように、木板連結パネル20D,20Eの、前記カットラインLによるカット面とは反対側の側面26,27どうしを互いに当接させると共に、その側面26,27どうしをステープル等の図示しない仮留め手段によって接合し、更に長手方向両側部を適宜カットすることで、長方形状をなした一枚の木板連結パネル20F(図8参照)を形成する。この木板連結パネル20Fを2枚形成する。
次いで、一対の木板連結パネル20F,20Fの木板23の長手方向が斜めに交差するように、かつ、条溝25が内面側に向くようにして、両木板連結パネル20F,20Fを互いに重ね合わせて、それらを図示しない複数の固定具(この実施形態では、くぎ)によって互いに接合し、全体が長方形となるように両側辺をカットすることによって、図8に示すような重ね合わせパネル10Aを製造することができる。なお、このような重ね合わせパネル10Aを、本発明に係る建築物の構造体に適用すべく、枠体部に固定する際には、ステンレス製の木ねじである固定具によって、はりや、つなぎ等に締め付け固定されるようになっている。
10 建築物の重ね合わせパネル(重ね合わせパネル)
20,20A,21,21A 木板連結パネル
23 木板
25 条溝
30 線状連結部材
40 固定具
50 建築物の構造体(構造体)
60 枠体部
61 土台
62 柱
63 はり
64 間柱
66 床下地板
67 受材
68 固定具
70 基礎
L カットライン

Claims (6)

  1. 所定幅の細長い木板を幅方向に並べ、それぞれの木板を横切って幅方向に形成した複数本の条溝に、線状連結部材を嵌合させて構成した複数枚の木板連結パネルが、前記木板の長手方向が斜めに交差するように、かつ、前記条溝が内面側に向くようにして重ね合わせられ、固定具によって接合されており、全体が矩形状をなしていて、該矩形状の辺に対して、前記木板の長手方向が傾斜して配置されていることを特徴とする建築用重ね合わせパネル。
  2. 前記建築用重ね合わせパネルは長方形状をなし、前記木板連結パネルの木板の長手方向が、該長方形の長辺に対して5〜25°の範囲で傾斜している請求項1記載の建築用重ね合わせパネル。
  3. 前記線状連結部材が竹ひごからなり、前記固定具がネジからなる請求項1又は2記載の建築用重ね合わせパネル。
  4. 建築物の柱、間柱、土台、はり等で構成される枠体部に、請求項1〜3のいずれかに記載の重ね合わせパネルを、それらを構成する木板連結パネルの木板の長手方向が水平方向に向くように配置して、上下に複数枚並べて固定したことを特徴とする建築物の構造体。
  5. 所定幅の細長い木板を幅方向に並べ、それぞれの木板を横切って幅方向に複数本の条溝を形成し、該条溝に線状連結部材を嵌合させて構成した複数枚の木板連結パネルを用い、
    この木板連結パネルを、全体が矩形状となるように4辺を斜めにカットして、矩形状の辺に対して前記木板の長手方向が斜めになるようにし、カットされた複数枚の前記木板連結パネルを、前記木板の長手方向が斜めに交差するように、かつ、前記条溝が内面側に向くようにして重ね合わせて固定具によって接合するか、
    又は、複数枚の前記木板連結パネルを、前記木板の長手方向が斜めに交差するように、かつ、前記条溝が内面側に向くようにして重ね合わせて固定具によって接合し、全体が矩形状となるようにその4辺をカットして、矩形状の辺に対して前記木板の長手方向が斜めになるようにすることを特徴とする建築用重ね合わせパネルの製造方法。
  6. 建築用重ね合わせパネルの全体が長方形状となるように、かつ、木板の長手方向が、該長方形の長辺に対して5〜25°の範囲で傾斜するように、前記木材連結パネル又はそれらを重ね合わせたパネルの4辺をカットする請求項5記載の建築用重ね合わせパネルの製造方法。
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