JP2014087394A - 家具転倒防止箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に組み立てて、地震の大きな揺れに対しても、家具の転倒を確実に防止できる家具転倒防止箱を提供する。
【解決手段】家具と天井の間に介在させて、地震発生時の家具の揺動を抑制し、家具の転倒を防止する段ボール製の家具転倒防止箱において、胴側板3,4を折目線を介して連設した角筒状の胴枠1と、基板8の周囲に側壁9,10を設けた一対のトレイ体2とから成り、胴枠1に、全周に及ぶ切目線7を、上下方向に間隔をあけて複数本入れ、トレイ体2の側壁9,10で胴枠1の胴側板3,4を包囲するように、胴枠1の上下にトレイ体2を対向させて被せた構成とする。家具と天井の間隔に応じて、胴枠1をいずれかの切目線7に沿って適宜切断するだけで、高さを調整でき、トレイ体2の広い面で荷重を受け止めるので、地震の揺れが大きくても、家具の転倒を防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】家具と天井の間に介在させて、地震発生時の家具の揺動を抑制し、家具の転倒を防止する段ボール製の家具転倒防止箱において、胴側板3,4を折目線を介して連設した角筒状の胴枠1と、基板8の周囲に側壁9,10を設けた一対のトレイ体2とから成り、胴枠1に、全周に及ぶ切目線7を、上下方向に間隔をあけて複数本入れ、トレイ体2の側壁9,10で胴枠1の胴側板3,4を包囲するように、胴枠1の上下にトレイ体2を対向させて被せた構成とする。家具と天井の間隔に応じて、胴枠1をいずれかの切目線7に沿って適宜切断するだけで、高さを調整でき、トレイ体2の広い面で荷重を受け止めるので、地震の揺れが大きくても、家具の転倒を防止することができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、地震発生時の家具の転倒を防止する家具転倒防止箱に関するものである。
大きな地震が発生すると、家具が揺動して転倒することがあり、特に背の高い箪笥が転倒した場合、人に当たって重傷や死亡災害に至るおそれがある。このため、一般に、家具と天井との間に伸縮棒を挿入し、その突っ張りにより、家具の揺動を抑制して、家具の転倒を防止する対策が採られている。
また、家具と天井の間に箱体を介在させることにより、家具の揺動を抑制し、家具の転倒を防止する対策も考えられ、下記特許文献1には、このような家具転倒防止具として、図7に示すようなものが記載されている。
この転倒防止具Tは、2つのコ字形部材51,52を上下に対向させて嵌め合わせ、一方のコ字形部材51の側壁に上下方向の長穴53を設け、長穴53に挿通した固定ねじ54を、他方のコ字形部材52のねじ穴又はナットにねじ込んで、コ字形部材51,52を互いに固定するものである。
上記転倒防止具Tを使用して、図8に示すように、様々な高さの家具Wの転倒を防止するには、固定ねじ54を緩めておき、家具Wと天井Cの間隔に応じて、コ字形部材51,52を相対的に上下方向にスライドさせ、コ字形部材51,52がそれぞれ天井C及び家具Wに接する高さとなる位置で、固定ねじ54を締め付ける。
しかしながら、上記のような伸縮棒を使用した対策では、家具及び天井に対し伸縮棒の端部が点状の接触となるため、地震の揺れが非常に大きい場合、突っ張り状態が外れて、家具を支えることができなくなる場合がある。
また、特許文献1に記載の転倒防止具Tでは、組立作業性が悪く、コ字形部材51,52の材料として段ボールを使用すると、固定ねじ54を強く締め付けた場合、長穴53の周縁部等が破れて、コ字形部材51,52を十分に固定できなくなるおそれがある。
そこで、この発明は、簡単に組み立てて、地震の大きな揺れに対しても、家具の転倒を確実に防止できる家具転倒防止箱を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、この発明は、家具と天井の間に介在させて、地震発生時の家具の揺動を抑制し、家具の転倒を防止する段ボール製の家具転倒防止箱において、胴側板を折目線を介して連設した角筒状の胴枠と、基板の周囲に側壁を設けた一対のトレイ体とから成り、胴枠に、全周に及ぶ切目線を、上下方向に間隔をあけて複数本入れ、トレイ体の側壁で胴枠の胴側板を包囲するように、胴枠の上下にトレイ体を対向させて被せた構成としたのである。
この家具転倒防止箱では、組み立てに工具が不要で糊付の使用もなく、家具と天井の間隔に応じて、胴枠をいずれかの切目線に沿って適宜切断するだけで、高さを調整でき、組立状態で、トレイ体の側壁が胴枠の胴側板を包囲するので、強度に優れ、地震発生時の家具の揺動を抑制することができる。
また、トレイ体の基板が底面及び天面となり、広い面で荷重を受け止めるので、地震の揺れが大きくても、家具の転倒を防止することができる。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この家具転倒防止箱Bは、段ボールを材料とするものであり、四角筒状の胴枠1と、その上下に被せられる一対のトレイ体2とから構成される。
胴枠1は、図4に示すブランクを2枚組み合わせて形成されるものである。このブランクでは、段ボールの段目方向を上下方向へ向けて、胴側板3,4が折目線を介して横に連設され、胴側板3の側端縁には凸部5が、胴側板4の側端縁には凹部6がそれぞれ対応する位置に複数設けられている。
そして、このブランクの上部及び下部には、それぞれ3本及び2本の切目線7が上端縁及び下端縁に平行に間隔をあけて入れられている。切目線7の間隔は、家屋の天井及び家具の一般的な高さの段階を考慮して決定されている。
ここで、切目線7は、段ボールの表裏に貫通した切目が断続するミシン目状のものを図示しているが、段ボールを厚さ方向の途中まで連続的に切り込んだ半切線や、段ボールの片面のライナーのみを切断したライナーカット線としてもよい。
このような胴枠1のブランクは、図5に示すように、胴側板3,4の境界の折目線に沿って直角に折り曲げた状態で、胴側板3,4がそれぞれ対向するように2枚向き合わせ、互いの凸部5が凹部6に噛み合うようにする。
一方、トレイ体2は、図4に示すブランクを組み立てて形成されるものである。このブランクでは、基板8の一方の対向辺に側壁9となる部分が、他方の対向辺に側壁10となる部分がそれぞれ連設され、側壁9,10は、二重構造となるように折目線を入れて構成されている。
側壁9の両側には、外面側となる部分と内面側となる部分のそれぞれに折込片11が連設され、側壁10の両側先端部には突起12が、側壁9の両側の折込片11との境界部には切込13がそれぞれ設けられている。
このようなトレイ体2のブランクは、図6に示すように、基板8から側壁9を起立させて、巻き込むように折り曲げ、折込片11を重ねて内側へ折り曲げた後、基板8から側壁10を起立させて、折込片11を挟みつつ巻き込むように折り曲げ、突起12を切込13に係合させることにより組み立てられる。
そして、この家具転倒防止箱Bを使用する際には、図2に示すように、開口側を上へ向けた下方のトレイ体2に、四角筒状とした胴枠1の下部を挿入し、その後、図1に示すように、開口側を下へ向けた上方のトレイ体2を、胴枠1の上部に被せる。
この組み立てに際し、胴枠1にトレイ体2を嵌める前に、胴枠1をいずれかの切目線7で適宜切断することにより、図3に示すように、家具転倒防止箱Bは、家具Wと天井Cの間隔に応じて、高さを調整した状態で、家具Wに載せ、家具Wと天井Cの間に介在させることができる。
なお、図3の左端に示すように、家具Wと天井Cの間隔が広い場合には、胴枠1を切断する必要はない。また、いずれの場合でも、家具Wに載せた状態において、家具転倒防止箱Bと天井Cの間には、若干の隙間が開いてもよい。
このように、上記家具転倒防止箱Bでは、組み立てに工具が不要で糊付の使用もなく、家具Wと天井Cの間隔に応じて、胴枠1をいずれかの切目線7に沿って適宜切断するだけで、高さを調整でき、組立状態で、トレイ体2の側壁9,10が胴枠1の胴側板3,4を包囲するので、強度に優れ、地震発生時の家具Wの揺動を抑制することができる。
また、トレイ体2の基板8が底面及び天面となり、広い面で荷重を受け止めるので、地震の揺れが大きくても、家具Wの転倒を防止することができる。
そのほか、箱内に防災用品等を収納しておくこともでき、家具Wと天井Cの間のスペースを有効に活用することができる。
ところで、上記実施形態では、胴枠1が2枚のブランクから成るものを例示したが、胴枠1は、1枚のブランクを折り曲げて形成するものとしてもよく、胴側板3,4が分離した4枚のブランクをコーナーで接合するものとしてもよい。
また、家具転倒防止箱Bとして、組立状態で四角柱状となるものを例示したが、家具転倒防止箱Bは、胴枠1及びトレイ体2の形状を変更し、六角柱状や八角柱状等となるものとしてもよい。
1 胴枠
2 トレイ体
3,4 胴側板
5 凸部
6 凹部
7 切目線
8 基板
9,10 側壁
11 折込片
12 突起
13 切込
B 家具転倒防止箱
C 天井
W 家具
2 トレイ体
3,4 胴側板
5 凸部
6 凹部
7 切目線
8 基板
9,10 側壁
11 折込片
12 突起
13 切込
B 家具転倒防止箱
C 天井
W 家具
Claims (1)
- 家具(W)と天井(C)の間に介在させて、地震発生時の家具(W)の揺動を抑制し、家具(W)の転倒を防止する段ボール製の家具転倒防止箱において、胴側板(3,4)を折目線を介して連設した角筒状の胴枠(1)と、基板(8)の周囲に側壁(9,10)を設けた一対のトレイ体(2)とから成り、胴枠(1)に、全周に及ぶ切目線(7)を、上下方向に間隔をあけて複数本入れ、トレイ体(2)の側壁(9,10)で胴枠(1)の胴側板(3,4)を包囲するように、胴枠(1)の上下にトレイ体(2)を対向させて被せたことを特徴とする家具転倒防止箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012237817A JP2014087394A (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 家具転倒防止箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012237817A JP2014087394A (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 家具転倒防止箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014087394A true JP2014087394A (ja) | 2014-05-15 |
Family
ID=50789908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012237817A Pending JP2014087394A (ja) | 2012-10-29 | 2012-10-29 | 家具転倒防止箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014087394A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109171238A (zh) * | 2018-08-18 | 2019-01-11 | 柳州市嘉乐投资有限公司 | 一种金融数据用智能投资系统管理装置 |
CN111668707A (zh) * | 2020-06-04 | 2020-09-15 | 华翔翔能科技股份有限公司 | 一种抗震的风电箱变式开关柜 |
-
2012
- 2012-10-29 JP JP2012237817A patent/JP2014087394A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109171238A (zh) * | 2018-08-18 | 2019-01-11 | 柳州市嘉乐投资有限公司 | 一种金融数据用智能投资系统管理装置 |
CN111668707A (zh) * | 2020-06-04 | 2020-09-15 | 华翔翔能科技股份有限公司 | 一种抗震的风电箱变式开关柜 |
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