JP7464272B2 - フロアパネル及びフリーアクセスフロア - Google Patents
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Description
本発明が解決しようとする課題は、加工しやすいフロアパネルを提供することにある。
本発明に係るフリーアクセスフロアは、上記のフロアパネルと、前記フロアパネルの角部を支持する支持脚とを備える。
本発明の別態様に係るフロアパネルは、前記パネル板材は、前記角部に、前記第1主面から前記第2主面に向かって凹入する凹入部分と、前記凹入部分における凹入面に設けられた凹状又は凸状のパネル側嵌合部分とを有し、前記コーナー部材は、前記欠け部分に配される本体部と、前記本体部から前記パネル板材の前記凹入部分に張り出す張出部と、前記張出部に設けられ且つ前記パネル側嵌合部分に嵌合する凸状又は凹状のコーナー側嵌合部分とを有する。これにより、パネル側嵌合部分とコーナー側嵌合部分とが嵌合する方向と、第1板材と第2板材とがパネル板材を被覆する方向とが一致することとなり、第1板材と第2板材とでコーナー部材を押えて保持できる。また、フロアパネルに、第1板材や第2板材の主面と平行な方向の力が作用しても、コーナー部材の離脱が発生し難くできる。
本発明の別態様に係るフロアパネルは、前記第1板材は前記パネル板材の側面側に屈曲する第1屈曲部と有し、前記第2板材は前記パネル板材の側面側に屈曲する第2屈曲部と有し、前記第1屈曲部と前記第2屈曲部とが、前記パネル板材の側面に対向する領域で、互いに重ねられた状態で折り曲げられた折曲部を構成する。これにより、第1板材と第2板材とを強固に連結される。特に第1板材の端部と第2板材の端部とを強固に連結できる。また、これにより、コーナー部材を押える第1板材と第2板材とにおいて浮き上がりを防止でき、コーナー部材を安定して保持できる。
本発明の別態様に係るフロアパネルは、前記凹入部は、前記側面の前記第2主面側に設けられている。これにより、フロアパネルの側面における第1主面側を寸法精度よく加工できる。すなわち、バラつきの発生しやすい(寸法管理が難しい)折曲部を第2主面側に配置することで、隣接するフロアパネルを第1主面と直交する方向を第2主面と反対側から見たときの側面同士の隙間の大きさを管理しやすくできる。
本発明の一態様に係るフリーアクセスフロアは、前記フロアパネルは、前記第1板材側を表側として、支持され、前記コーナー部材は、裏面に凹部を有し、前記第2板材は、前記コーナー部材の裏面を被覆すると共に前記凹部に対応する部位に貫通孔を有し、前記支持脚は、前記フロアパネルを裏側から支持する台座に、前記第2板材の前記貫通孔から前記コーナー部材の前記凹部に進入する凸部を有する。これにより、支持脚によって安定してフロアパネルを支持できると共に保持できる。また、フロアパネルにフロアパネルの主面と平行な方向の力が作用しても、コーナー部材の離脱を防止できる。
本発明の一態様に係るフリーアクセスフロアは、前記支持脚は、前記フロアパネルを表側から押圧する固定具を有し、前記コーナー部材は、前記固定具により押圧される被押圧部分を表面に有し、前記第2板材は、前記固定具の押圧により、前記コーナー部材の裏面であって前記被押圧部分の鉛直下方に位置する領域と、前記支持脚の前記台座とに接触する。これにより、支持脚により、安定してフロアパネルを保持できる。また、フロアパネルにおける角部の浮き上がりを防止できる。
1.全体構成
フロアパネルを備えるフリーアクセスフロアについて説明する。
フリーアクセスフロアは、建物のスラブ(床)の上方に間隔をおいて複数枚のフロアパネルを敷くことによって床を二重構造にし、スラブとフロアパネルの間に電力配線やLAN配線を配する空間を形成する。
フリーアクセスフロアXは、図1に示すように、複数枚のフロアパネル10,20と、フロアパネル10,20の角部を支持する支持脚30とを備える。図1では、便宜上2枚のフロアパネル10,20を示している。
フロアパネル10とフロアパネル20の違いは、配線等を引き出すための開口部22(図8参照;開口部22がカバープレート280にて覆われている)の有無である。
ここでのフロアパネル10,20は、多角形状の一例である方形状をしている。また、フロアパネル10,20の厚み方向を上下又は表裏方向とし、厚み方向と直交する方向を水平方向とする。
以下、フロアパネル10,20と支持脚30とについて説明する。
フロアパネル10は、図3に示すように、方形状の角部104に欠け部分103を有するパネル板材100と、パネル板材100の第1主面101を被覆する第1板材120と、パネル板材100の第2主面102を被覆する第2板材140と、パネル板材100の欠け部分103に配されるコーナー部材160とを備える。
このように、パネル板材100、第1板材120、第2板材140、コーナー部材160を別体としているため、各部材の加工が容易に行える。特に、コーナー部材160は、パネル板材100等に比べて小さく、精度よく且つ容易に製造できる。
なお、パネル板材100の第1主面101は上面又は表面であり、第2主面102は下面又は裏面である。また、フロアパネル10,20における角部は、コーナー部材160が配されている部分を指す。
以下、各部について説明する。
図3及び図4を用いて説明する。
パネル板材100は、平面視において、多角形状の一例である方形状をしている。
パネル板材100は、木質材から構成され、例えばパーチクルボードが利用されている。パーチクルボードは、JIS A 5908に規定された13Uタイプ(曲げ強さが13N/mm2以上であり、密度が0.4(g/cm3)以上0.9(g/cm3)未満)のパーチクルボードでよい。
パネル板材100は、4つの各角部104に欠け部分103を有する。
パネル板材100は、欠け部分103のため隣接する端面において90度の角は存在しないが、欠け部分103に隣接する周辺部分と当該欠け部分103とを含む領域を角部104とする。
ここでの欠け部分103は、上下方向から見ると、扇状をしている。換言すると、上方から見ると、パネル板材100における欠け部分103と対面する端面103aが円弧状となるように設けられている。なお、この端面103aを他の端面と区別するため、便宜上、パネル角側端面103aとする。
欠け部分103の円弧は、方形状を構成する隣接する端面(端縁)の仮想延長上で交差する点を中心としている。つまり、欠け部分103が存在しない方形状の角を中心としている。
凹入部分105は、側面の凹入部111と区別するために、便宜上、角部凹入部分105とする。また、嵌合部分106は、コーナー部材160の嵌合部分163と区別するために、便宜上、パネル側嵌合部分106とする。
パネル側嵌合部分106はコーナー部材160のコーナー側嵌合部分163と嵌合する。ここでは、パネル側嵌合部分106は凹状をし、コーナー側嵌合部分163は凸状をしている。パネル側嵌合部分106は、凹入底面105aにおける円弧の周方向と径方向の略中間に位置する。
側面110は、上部側の上側面部112と、下部側の側面凹入部111とで構成される。なお、側面凹入部111は、水平方向を対向する他の側面110に向かって凹入する。
側面凹入部111には、第1板材120の第1側面屈曲部123と第2板材140の第2側面屈曲部143とから形成される折曲部130が収容される。側面凹入部111の上側の端面111aは、側面110の上下方向の略中央に位置する。つまり、側面凹入部111は側面110の下半分に設けられている。これにより、折曲部130を収容できる空間(図7の(b)参照)が確保される。なお、折曲部130は、第1側面屈曲部123と第2板材140の第2側面屈曲部143とが、側面110に対向する領域で、互いに重ねられた状態で折り曲げられて構成される。
垂直面領域113は主面に対して略直交している。垂直面領域113の上下方向の長さは、角部凹入部分105の深さに相当する。
傾斜面領域114は、第1主面101側から第2主面102側に向かうにしたがって水平方向の内側に凹入するように傾斜する。
図3及び図5の(a)を用いて説明する。
第1板材120は、金属板により構成され、例えば0.3mm厚のスチール製の板材が利用されている。0.3mm未満のものを用いてもよい。
第1板材120は、パネル板材100に対応した形状、ここでは、上方から見ると全体として方形状をしている。
第1板材120は、パネル板材100の第1主面101を被覆する第1被覆部121と、第1被覆部121の端縁から下方に屈曲する第1屈曲部122とを有する。
ここでの第1被覆部121は、パネル板材100を上方から投影した形状と一致し、角部が円弧状の欠けた方形状をしている。第1被覆部121は、パネル板材100の第1主面101に接着剤により固着されている。
なお、第1側面屈曲部123と第1角屈曲部124は、第1被覆部121の周囲に沿って連続していない。これにより、第1側面屈曲部123と第1角屈曲部124とを容易に設けることができる。なお、第1屈曲部122は、例えばプレス加工により形成される。
第1側面屈曲部123は、パネル板材100の側面110の上側面部112と対向する上対向部126と、第2板材140とで折曲部130を形成する第1折曲形成部分127とを有する。
上対向部126は、パネル板材100の側面110の傾斜面領域114に沿ってパネル板材100側に傾斜する。
第1折曲形成部分127は、第2板材140の第2屈曲部142の第2折曲形成部分147と重ねられた状態で折り曲げられて、折曲部130を形成する。ここでは、第2折曲形成部分147は第1折曲形成部分127より長く、第1折曲形成部分127を内側に挟むように第2折曲形成部分147が折り曲げられた状態で、第1折曲形成部分127と第2折曲形成部分147との基部側で折り曲げられて形成される。折曲部130は、図7の(b)に示すように、側面凹入部111に収容される。
図5の(a)では、第1折曲形成部分127は、折り曲げられた状態であって第2板材140と分離した状態を示している。
第1角屈曲部124は、コーナー部材160の上面側の溝部分170の外側周面172(図6参照)に対向又は係合する。これにより、コーナー部材160がフロアパネル10から外れるのを防止できる。なお、コーナー部材160の溝部分170は上方から見ると円弧状をし、第1角屈曲部124も、上方から見ると、コーナー部材160の外側周面172に沿って円弧状をしている。
図3及び図5の(b)を用いて説明する。
第2板材140は、第1板材120と同様に、金属板により構成され、例えば0.3mm厚のスチール製の板材が利用されている。0.3mm未満のものを用いてもよい。
第2板材140は、パネル板材100に対応した形状、ここでは、下方から見ると全体として方形状をしている。
第2板材140は、パネル板材100の第2主面102を被覆する第2被覆部141と、第2被覆部141の端縁から上方に屈曲する第2屈曲部142とを有する。
ここでの第2被覆部141は、パネル板材100を下方から投影した形状と一致し、角部が円弧状の欠けた方形状をしている。第2被覆部141は、パネル板材100の第2主面102に接着剤により固着されている。
なお、第2側面屈曲部143と第2角屈曲部144は、第2被覆部141の周囲に沿って連続していない。これにより、第2側面屈曲部143と第2角屈曲部144とを容易に設けることができる。なお、第2屈曲部142は、例えばプレス加工により形成される。
第2側面屈曲部143は、第1板材120とで折曲部130を形成する第2折曲形成部分147を有する。
第2折曲形成部分147は、第1板材120の第1屈曲部122の第1折曲形成部分127と重ねられた状態で折り曲げられて、折曲部130を形成する。
図5の(b)では、第2折曲形成部分147は、折り曲げられた状態であって第1板材120と分離した状態を示している。
第2角屈曲部144は、コーナー部材160の欠け部164に面する内周面169の下垂直面領域169c(図6参照)に対向又は係合する。これにより、コーナー部材160がフロアパネル10から外れるのを防止できる。なお、コーナー部材160の欠け部164は下方から見ると円弧状をし、第2角屈曲部144も、下方から見ると、コーナー部材160の内周面169に沿って円弧状をしている。
図3及び図6を用いて説明する。
コーナー部材160は、パネル板材100の欠け部分103に配される本体部161と、本体部161からパネル板材100の角部凹入部分105に張り出す張出部162と、張出部162に設けられ且つパネル側嵌合部分106に嵌合する嵌合部分163とを有する。嵌合部分163は、パネル板材100のパネル側嵌合部分106と区別するために、便宜上、コーナー側嵌合部分163とする。コーナー部材160は、繊維強化プラスチック(本実施の形態では、ガラス繊維強化プラスチック)によって構成されている。
本体部161は、上下方向から見ると、中心角が90度の扇状であって中心部に円弧状の欠け部164を有するような形状をしている。本体部161の外周面165の曲率は、パネル板材100の角部104における欠け部分103に面する端面103aの曲率と同じであり、コーナー部材160がパネル板材100の角部104に配されると、本体部161の外周面165と、パネル板材100の欠け部分103側の端面103aとが当接又は近接する。
本体部161の側面166は、中心軸に近い内側部167と外周側に近い外側部168とを有する。
内側部167は、その上部側が垂直面領域167aであり、下部側が下端に向かうにしたがって周方向の内方へ傾斜する傾斜面領域167bである。
傾斜面領域167bは、スラブに敷設した際に、図13の(b)に示すように、隣接する他のフロアパネル10の傾斜面領域167bとの間に、支持脚30の第2凸部325が位置する。換言すると、傾斜面領域167bの傾斜角度は、他の傾斜面領域167bとの間に第2凸部325が嵌合できる大きさである。
なお、下部側に傾斜面領域167bがあるため、周りが複数枚のフロアパネル10により敷き詰められた隙間にフロアパネル10を配置する際に、隣接する他のフロアパネル10と干渉するのを防止できる。これにより、複数枚のフロアパネル10の敷設を容易に行える。
外側部168は、その上部側が垂直面領域168aであり、下部側が垂直面領域168aよりもさらに凹入する凹入領域168bである。
垂直面領域168aは、第1板材120の第1側面屈曲部123の上対向部126と当接又は近接する。垂直面領域168aの内側部167に対する凹入量は、第1板材120の上対向部126の厚みに相当する。
これにより、フロアパネル10において、第1板材120の第1側面屈曲部123の上対向部126の外面と、コーナー部材160の側面166における内側部167の垂直面領域167aの外面とが面一状となる。面一状とすることで、複数枚のフロアパネル10をスラブ(床)に敷いた際に、隣接する他のフロアパネル10との間の隙間を一定にでき、意匠性の高いフリーアクセスフロアXを実現できる。面一状とすることで、フロアパネル10の角部にコーナー部材160等による張り出しがなくなり、何かに引っ掛かるようなことをなくすことができる。
溝部分170には、図13の(a)に示すように、支持脚30にフロアパネル10を固定するための固定具330の下突出部335が嵌合する。なお、溝部分170は、固定具330が台座310の固定部311に螺合することで、固定具330から押圧される被押圧部分を構成する。
溝部分170は、円弧状の底面171と、底面171の外周縁から立接する外側周面172と、底面171の内周縁から立設する内側周面173とから構成されている。なお、内側周面173と、欠け部164に面する内周面169との間に位置する立設壁部分174の上面は、張出部162の上面及び本体部161の外周側の上面よりも低くなっている。
欠け部164を構成する内周面169は、上面側から、上垂直面領域169a、中傾斜面領域169b、下垂直面領域169cを有し、各領域が下方へ移るにしたがって径方向の外方側に位置する。
下垂直面領域169cには、図2の(b)に示すように、径方向の内側から第2板材140の第2角屈曲部144が当接又は近接する。これにより、コーナー部材160が、フロアパネル10の角部から水平方向に抜けるのを防止できる。
3個の凹部177は、下方から見たときに、中心側が円弧状に欠けた扇状をし、本体部161の周方向の中央を通り且つ径方向に延伸する仮想線に対して線対称となるように、設けられている。これにより、本体部161に作用する負荷を均等に分散でき、凹部177による強度低下を補うことができる。
凹部177は、図7の(a)に示すように、溝部分170に合わせて、中心側の内周面であって凹部177の底部分(上面に近い側である)に近い部分に段差部分177aを有している。これにより、凹部177を有することで低下する機械特性を、段差部分177aで補強している。
本体部161は、凹部177を周方向に3個有しているが、周方向に隣接する凹部177間の区隔壁部分178がリブ機能を有し、本体部161を補強している。また、区隔壁部分178は、本体部161における下面から上面まで上下方向に連続して設けられているため、上方からの負荷に対して高い強度を有することができる。
張出部162は本体部161の上部から板状に張り出す。張出部162の上面と、本体部161の上面とは面一である。張出部162は、上方から見て、本体部161に連続して水平方向に扇状に張り出す。張出部162の厚みは、パネル板材100の角部凹入部分105の深さに相当する。これにより、コーナー部材160をパネル板材100の角部104に組み込んだ際に、パネル板材100の第1主面101とコーナー部材160の上面とが面一となる。したがって、パネル板材100とコーナー部材160は、これらの上面が第1板材120の第1被覆部121により当接状態で被覆され、第1板材120との間に隙間が発生するのを抑制される。
コーナー側嵌合部分163は、張出部162から下方に棒状に延伸する。これにより、コーナー部材160がパネル板材100から水平方向に外れるのを規制できる。コーナー側嵌合部分163は、張出部162の周方向の中央であって径方向の中央に設けられている。これにより、コーナー側嵌合部分163に均一な負荷が作用することとなる。
(5-1)パネル板材とコーナー部材
コーナー部材160は、パネル板材100のパネル側嵌合部分106にコーナー側嵌合部分163が嵌合するように、パネル板材100に組み込まれる。
パネル側嵌合部分106とコーナー側嵌合部分163とが嵌合した状態では、コーナー側嵌合部分163の下方への突出量(パネル板材100における角部凹入部分105の板厚に対して1/3以上である)が十分であるため、パネル板材100からコーナー部材160を外れ難くできる。
さらに、嵌合状態では、張出部162の下面がパネル板材100の凹入底面105aと当接する。これにより、張出部162に作用した圧縮負荷をパネル板材100側分散できる。
なお、張出部162の下面とパネル板材100の凹入底面105aとは接着剤より接着することで、強固に結合できる。
(5-2-1)角部
第1板材120と第2板材140は、パネル板材100にコーナー部材160が組み込まれた状態(角部104に配された状態)で、厚み方向からパネル板材100とコーナー部材160とを被覆している。
これにより、コーナー部材160の露出が少なくなり、コーナー部材160に直接負荷が作用するようなことを少なくできる。
また、コーナー部材160に水平方向の負荷が作用しても、コーナー側嵌合部分163が水平方向と直交する下向きに突出してパネル側嵌合部分106と嵌合しているため、コーナー部材160が左右方向に外れ難い。
特に、第1角屈曲部124は、上方から見たときに円弧状をし、その中心角度が90に近いため、コーナー部材160の外側周面172の略全範囲に亘って近接又は当接することとなる。したがって、パネル板材100の主面に沿った種々の方向の外力にも効果的に対応できる。
特に、第2角屈曲部144は、下方から見たときに円弧状をし、その中心角度が90に近いため、コーナー部材160の内周面169の略全範囲に亘って近接又は当接することとなる。したがって、パネル板材100の主面に沿った種々の方向の外力にも効果的に対応できる。
フロアパネル10の側面は、図7の(b)に示すように、第1板材120の第1側面屈曲部123と、第2板材140の第2側面屈曲部143とを互いに重ねて折り曲げて折曲部130を形成している。これにより、第1板材120と第2板材140とを強固に連結できる。
折曲部130の形成により、第1板材120が下方に、第2板材140が上方にそれぞれ引っ張られる。これにより、パネル板材100の角部104に配されているコーナー部材160及びパネル板材100に対して、第1板材120及び第2板材140による押圧力が作用することとなる。したがって、コーナー部材160を押える第1板材120及び第2板材140の浮き上がりを防止でき、コーナー部材160を安定して保持できる。
なお、折曲部130が上側面部112よりも張り出すと、隣接するフロアパネル10間の隙間が広がってしまうという不具合が生じる。
特に、パネル板材100の側面110は精度良く加工することができ、また、第1板材120の上対向部126をパネル板材100の上側面部112に沿って屈曲させやすいため、フロアパネル10の側面110の上端部の寸法精度を高めることができる。一方、パネル板材100の側面110の加工、第1板材120の上対向部126の屈曲に比べると、折曲部130の厚みのバラつきが大きい。
したがって、パネル板材100の上側面部112を傾斜させ、下部側に側面凹入部111を設けることで、隣接するフロアパネル10を上方から見たときの隙間を一定に管理でき、かつ、厚みにバラつきが出やすい折曲部130を確実に収容できる。
フロアパネル20は、フロアパネル10に対して配線用の開口部22(図8参照)を設けたものであり、これ以外の構成は、フロアパネル10と同じであり、相違点について以下説明する。
フロアパネル20は、図9及び図10に示すように、方形状の角部104に形成された欠け部分103と方形状の一辺部204に形成された開口部分203とを有するパネル板材200と、パネル板材200の第1主面101を被覆する第1板材220と、パネル板材200の第2主面102を被覆する第2板材240と、パネル板材200の欠け部分103に配されるコーナー部材160(図示省略)と、パネル板材200の開口部分203に配されるカバー部材260とを備える。
コーナー部材160は、フロアパネル10のコーナー部材160と同じである。
なお、一辺部は、多角形状のフロアパネル20、パネル板材200、第1板材220又は第2板材240を上方から見たときに、多角形状の1つの辺に相当する部分をいい、ここでは、方形状の1つの辺を指す。また、一辺部204が延伸する方向を一辺部方向とする。
以下、その説明を省略する。
パネル板材200は、フロアパネル10のパネル板材100と同じ構成を有する。同じ構成については、同じ名称及び符号を用い、図示されていなくても、その説明を省略する。
パネル板材200は、図9に示すように、一辺部204の中央に一辺部側が開放する開口部分203を有する。ここでの開口部分203は、上下方向から見ると、一辺部方向に長い矩形状をしている。なお、開口部分203は、半円形状、方形状等の他の形状であってもよい。
パネル板材200における開口部分203に面する端面203aは、上下方向から見ると、一辺部204側が開放する「コ」字状(「U」字状、「V」字状も含む)となるように設けられている。この端面203aを他の端面と区別するため、便宜上、開口端面203aとする。
第1凹入部分205は、角部凹入部分105や側面凹入部111と同様に、区別するために、辺部第1凹入部分205とする。嵌合部分206は、パネル側嵌合部分106と区別するために、パネル側第2嵌合部分206とする。
第1凹入側面205bの湾曲部分は、開口部分203の開口端面203aの湾曲部分と同心円状となり、NC加工機や専用加工機での加工が容易になる。
パネル側第2嵌合部分206は、図10に示す、カバー部材260のカバー側嵌合部分263と嵌合する。ここでは、パネル側第2嵌合部分206は凹状をし、カバー側嵌合部分263は凸状をしている。パネル側第2嵌合部分206は、第1凹入底面205aにおける2か所の湾曲部分にそれぞれある。
パネル板材200は、開口部分203に対して一辺部方向の両側に、側面110から水平方向に凹入する第2凹入部分207を有する。第2凹入部分207も、他の凹入部分と区別するために、辺部第2凹入部分207とする。辺部第2凹入部分207は、辺部第1凹入部分205の幅に相当している。
図9及び図10を用いて説明する。
第1板材220は、フロアパネル10の第1板材120と同じ構成を有する。第1板材120と同じ構成については、同じ名称及び符号を用い、図示されていても、その説明を省略する。
第1板材220は、パネル板材200の開口部分203に対応した開口部分223を有する。開口部分223は、上下方向から見ると、一辺部204側が開放する矩形状をしている。第1板材220は、開口部分223に面する端縁から下方に屈曲する第1辺屈曲部224を有している。
第1辺屈曲部224は、カバー部材260の上面側の一辺部方向に沿った溝部分270a(図11の(b)参照)に挿入される第1長辺屈曲部分225と、カバー部材260の上面側の一辺部方向と直交する方向に沿った溝部分270b(図11の(b)参照)に挿入される第1短辺屈曲部分226とを有する。第1長辺屈曲部分225は、矩形状の開口部分223に面する長端縁から屈曲し、第1短辺屈曲部分226は、矩形状の開口部分223に面する短端縁から屈曲する。なお、第1短辺屈曲部分226は、第1長辺屈曲部分225の両端側にある。
第1長辺屈曲部分225と第1短辺屈曲部分226とは、開口部分223の端縁に沿って連続していないため、容易に加工できる。
図9及び図10を用いて説明する。
第2板材240は、フロアパネル10の第2板材140と同じ構成を有する。第2板材140と同じ構成については、同じ名称及び符号を用い、図示されていても、その説明を省略する。
第2板材240は、パネル板材200の開口部分203に対応した開口部分243を有する。開口部分243は、上下方向から見ると、一辺部204側が開放する矩形状をしている。第2板材240は、開口部分243に面する端縁から上方に屈曲する第2辺屈曲部244を有している。
第2辺屈曲部244は、カバー部材260の側壁部分267の長辺領域267bの内面の隙間267d(図11の(a)参照)に挿入される第2長辺屈曲部分245と、カバー部材260の側壁部分267の短辺領域267c(図11の(a)参照)の内面の隙間267dに挿入される第2短辺屈曲部分246とを有する。第2長辺屈曲部分245は、矩形状の開口部分243に面する長端縁から屈曲し、第2短辺屈曲部分246は、矩形状の開口部分243に面する短端縁から屈曲する。なお、第2短辺屈曲部分246は、第2長辺屈曲部分245の両端側で、合計2個ある。
第2長辺屈曲部分245と第2短辺屈曲部分246とは、開口部分243の端縁に沿って連続していないため、容易に加工できる。
カバー部材260は、図8~図10に示すように、パネル板材200の開口部分203に配され且つ配線等をフロアパネル20の下側から上側に導出させるための開口部22を有する。
カバー部材260は、図11に示すように、矩形状の本体部261と、本体部261からパネル板材200の辺部第1凹入部分205に張り出す張出部262と、張出部262に設けられ且つパネル側第2嵌合部分206に嵌合する嵌合部分263とを有する。嵌合部分263は、パネル側嵌合部分106等と区別するために、便宜上、カバー側嵌合部分263とする。
本体部261は、上壁部分266と側壁部分267とを有し、下側が開放する薄型箱状をしている。本体部261は、上方から見ると、矩形状に似た形状をし、外側に位置する長辺部分が他方の長辺部分側に凹入する凹入部分268を有している。凹入部分268は、上方から見ると半円状をし、開口部22を構成する。
リブ部分269bは、側壁部分267における凹入領域267aから、側壁部分267の長辺領域267bと短辺領域267cとに直交するように延伸するが、長辺領域267bと短辺領域267cとには連結していない。つまり、側壁部分267の長辺領域267bと短辺領域267cとの内面に隙間267dが形成され、当該隙間267dに第2板材240の第2辺屈曲部244が下方から挿入する。挿入状態では、第2辺屈曲部244は側壁部分267の内面に係合する。これにより、カバー部材260がフロアパネル20から外れるのを防止できる。
張出部262は、本体部261の上部から板状に水平方向に「U」字状に張り出す。張出部262の上面は、本体部261の上壁部分266よりも高く、カバー部材260の上面に下方への凹入領域271(図9参照)が形成されている。凹入領域271には、カバープレート280の上蓋部281が嵌合し、第1板材220の上面とカバープレート280の上面とが面一状となる。
張出部262の厚みは、パネル板材200の辺部第1凹入部分205の深さに相当する。これにより、カバー部材260をパネル板材200の開口部分203に組み込んだ際に、パネル板材200の第1主面101とカバー部材260(張出部262)の上面とが面一状となる。したがって、パネル板材200とカバー部材260は、これらの上面が第1板材220の第1被覆部121により当接状態で被覆され、第1板材220との間に隙間を発生し難くできる。
下延伸部分273は、コーナー部材160の外側部168の垂直面領域168a及び凹入領域168b(図6の(b)参照)と同様に、上部側に垂直面領域274を、下部側に凹入領域275をそれぞれ外面に有している。
垂直面領域274には第1板材220の第1側面屈曲部が配され、凹入領域275には、第1板材220の第1屈曲部122と第2板材240の第2屈曲部142とを重ねて折り曲げた折曲部130が配される。
カバー側嵌合部分263は、張出部262から下方に棒状に延伸する。これにより、カバー部材260がパネル板材200から水平方向に外れるのを規制できる。カバー側嵌合部分263は、コ字状の張出部262の2か所の湾曲部分に設けられている。
図9及び図10を用いて説明する。
カバープレート280は、カバー部材260の上面側の凹入領域271に配されて開口部22を塞ぐ矩形状の上蓋部281と、上蓋部281の長辺側の端縁から下方へ延伸する横蓋部283とを有する。
上蓋部281は、カバー部材260から外れるのを防止するための係合爪286を有する。係合爪286は、上蓋部281のU字状溝部分に囲まれた部分を下方に屈曲させることで形成され、カバー部材260の上壁部分266の貫通孔266aに挿入される。
カバー部材260は、パネル板材200のパネル側第2嵌合部分206にカバー側嵌合部分263が嵌合するように、パネル板材200に組み込まれる。
パネル側第2嵌合部分206とカバー側嵌合部分263とが嵌合した状態では、カバー側嵌合部分263の下方への突出量(パネル板材200における辺部第1凹入部分205の板厚に対して1/3以上である)が十分であるため、パネル板材200からカバー部材260を外れ難くできる。
つまり、第1長辺屈曲部分225は、カバー部材260の上面側の一辺部方向に沿った溝部分270a(図11の(b)参照)に係合する。これにより、一辺部方向と直交する方向に位置規制される。
第1短辺屈曲部分226は、カバー部材260の上面側の一辺部方向と直交する方向に沿った溝部分270b(図11の(b)参照)に係合する。これにより、一辺部方向に位置規制される。
つまり、第2長辺屈曲部分245は、カバー部材260の側壁部分267の長辺領域267bの内面の隙間267d(図11の(a)参照)に挿入されて長辺領域267bの内面に係合する。これにより、一辺部方向と直交する方向に位置規制される。
第2短辺屈曲部分246は、カバー部材260の側壁部分267の短辺領域267c(図11の(a)参照)の内面の隙間267dに挿入されて短辺領域267cの内面に係合する。これにより、一辺部方向に位置規制される。
図1、図12を用いて説明する。
支持脚30は、支持ベース300、台座310、固定具330を備える。
(1)支持ベース
支持ベース300は、スラブ等の設置面に配される方形状のベースプレート301と、ベースプレート301の中央に立設する支柱303とを備える。支柱303は、下端がベースプレート301に固定され、周面が雄ねじ部305となっている。
(2)台座
台座310は、円筒状の固定部311と、固定部311の上部が突出するように固定部311を支持する台座部313とを一体に有し、フロアパネル10,20を下側から支持する。
固定部311は、内周面が雌ねじ部となっており、支持ベース300の支柱303の雄ねじ部305と螺合する。これにより、台座310は支持ベース300に対して上下動が可能となる。
固定部311は、台座部313よりも上側部分の外周面に雄ねじ部315を有する。雄ねじ部315には固定具330が螺合する。
固定部311は、台座部313よりも下側部分に固定ねじ317用のねじ孔部を有している。これにより、台座310の上下位置が固定される。
第2凸部325は、90度の等角度で設けられている第1凸部323に対して45度の角度となるように設けられている。なお、第2凸部325は、隣接するフロアパネル10,20間の隙間に進入する。
固定具330は、内周に雌ねじ部337を有する筒部331と、筒部331の上端を塞ぎ且つ径方向の外方へ張り出す蓋部333と、蓋部333における周縁から下方に突出する下突出部335とを有している。なお、下突出部335と筒部331との間の環状の溝部339が形成される。
筒部331の外周面は、図13の(a)に示すように、フロアパネル10,20を固定する際に、フロアパネル10,20のコーナー部材160の中心軸側の欠け部164の内周面169と対向する。筒部331の内周面は、支持脚30の固定部311の上部の雄ねじ部315と螺合する。固定具330の回転(螺合)により、フロアパネル10,20(コーナー部材160)を表側から押圧する。
(4-1)4つのフロアパネル10,20は、上方から見て、その中心が正方形の頂点となるように配置され、フロアパネル10,20の角部が支持脚30により支持される。この際、フロアパネル10,20は、第1板材120,220側が上側(表側)として支持される。
また、支持脚30により支持された状態で、固定具330により固定される。なお、固定されることで、フロアパネル10,20のガタツキを抑制できる。
また、第1凸部323は、フロアパネル10,20の第2板材140,240の貫通孔141aにも係合するため、フロアパネル10,20に水平方向の負荷が作用しても、コーナー部材160にだけ負荷が作用することはなく、コーナー部材160がフロアパネル10,20から離脱するのを防止できる。
また、コーナー部材160の下面は、支持脚30の第1凸部323が嵌合する凹部177以外の領域で、第2板材140,240により被覆されている。
換言すると、第2板材140,240は、固定具330押圧により、コーナー部材160の下面であって被押圧部分となる溝部分170の鉛直下方に位置する領域と、支持脚30の台座310とに接触する。このため、コーナー部材160の溝部分170の底面171や立設壁部分174が、固定具330により下方に押圧されると、コーナー部材160と第2板材140,240とに対して両者の密着性を高める方向の圧縮力が作用し、固定具330からの押圧力を下方の第2板材140,240や支持脚30に伝達しやすくなる。
また、実施形態や変形例に記載していない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
1.フロアパネル
フロアパネル10,20は、上方から見て、方形状をしているが、例えば、矩形状であってもよいし、正六角形等の正多角形状であってもよい。
(1)コーナー部材160は、下面に複数個の凹部177を有しているが、支持脚30側の凸部(第1凸部)323が進入する凹部177を少なくとも1つ有していればよい。
(2)凹部177は、支持脚30側の凸部(第1凸部)323が進入して、フロアパネル10,20の下面が台座310に当接できる深さを有していればよく、コーナー部材160の本体部161の上面付近まで凹入する必要はない。但し、深いほど軽量化を図ることができる。
(4)下方から見た凹部177の形状と、上方から見た台座310の凸部(第1凸部)323の形状は、特に限定するものではないが、嵌合状態での凹部と凸部との位置決めを考慮すると、円形状以外の、角をもった形状が好ましい。
また、コーナー部材160のコーナー側嵌合部分163は凸状をし、パネル板材100,200のパネル側嵌合部分106は凹状をしているが、上下方向の挿抜により嵌合できればよく、両者の凹凸関係が逆であってもよい。
(6)なお、実施形態では、コーナー部材160(カバー部材260)が、ガラス繊維強化プラスチックによって構成されているが、これに限らない。例えば、コーナー部材160(カバー部材260)を炭素繊維強化プラスチックによって構成してもよい。また、繊維を含まない樹脂材によって構成してもよい。さらに、アルミダイキャスト製にしてもよい。
カバー部材260は、方形状のフロアパネル20を上方から見たときに、一辺に相当する一辺部に1個設けられていたが、一辺部に複数設けられてもよいし、複数の辺部に1個又は複数個設けられてもよい。
カバー部材260の形状は、上方から見たときに、一辺部方向に長い形状をしていたが、方形状、台形状、半円状、半楕円状等であってもよい。
カバー部材260の開口部22の形状は、上方から見たときに、半円状をしていたが、方形状、矩形状、台形状、多角形状の一部が欠いた欠多角形状、半円状、半楕円状であってもよい。
10 フロアパネル
20 フロアパネル
30 支持脚
100 パネル板材
120 第1板材
140 第2板材
160 コーナー部材
300 支持ベース
310 台座
330 固定具
Claims (9)
- 多角形状をすると共にその角部に欠け部分を有するパネル板材と、
前記パネル板材の第1主面を被覆する第1板材と、
前記パネル板材の第2主面を被覆する第2板材と、
前記パネル板材の前記欠け部分に配されるコーナー部材と
を備え、
前記パネル板材は、前記角部に、前記第1主面から前記第2主面に向かって凹入する凹入部分と、前記凹入部分における凹入面に設けられた凹状又は凸状のパネル側嵌合部分とを有し、
前記コーナー部材は、前記欠け部分に配される本体部と、前記本体部から前記パネル板材の前記凹入部分に張り出す張出部と、前記張出部に設けられ且つ前記パネル側嵌合部分に嵌合する凸状又は凹状のコーナー側嵌合部分とを有し、
前記パネル側嵌合部分と前記コーナー側嵌合部分とが嵌合する状態で、前記第1板材は前記コーナー部材を覆う
フロアパネル。 - 多角形状をすると共にその角部に欠け部分を有するパネル板材と、
前記パネル板材の第1主面を被覆する第1板材と、
前記パネル板材の第2主面を被覆する第2板材と、
前記パネル板材の前記欠け部分に配されるコーナー部材と
を備え、
前記パネル板材は、前記角部に、前記第1主面から前記第2主面に向かって凹入する凹入部分を有し、
前記コーナー部材は、前記欠け部分に配される本体部と、前記本体部から前記パネル板材の前記凹入部分に張り出す張出部とを有し、
前記コーナー部材を前記パネル板材の角部に組み込んだ際に、前記パネル板材と前記コーナー部材とが前記第1板材と当接する状態で前記第1板材により被覆される
フロアパネル。 - 前記パネル板材は、前記角部に、前記凹入部分における凹入面に設けられた凹状又は凸状のパネル側嵌合部分と有し、
前記コーナー部材は、前記張出部に設けられ且つ前記パネル側嵌合部分に嵌合する凸状又は凹状のコーナー側嵌合部分を有する
請求項2に記載のフロアパネル。 - 前記第1板材は前記パネル板材の側面側に屈曲する第1屈曲部と有し、
前記第2板材は前記パネル板材の側面側に屈曲する第2屈曲部と有し、
前記第1屈曲部と前記第2屈曲部とが、前記パネル板材の側面に対向する領域で、互いに重ねられた状態で折り曲げられた折曲部を構成する
請求項1~3の何れか1項に記載のフロアパネル。 - 前記パネル板材は、前記側面に凹入部を有し、
前記折曲部は当該凹入部に位置する
請求項4に記載のフロアパネル。 - 前記凹入部は、前記側面の前記第2主面側に設けられている
請求項5に記載のフロアパネル。 - 請求項1~6の何れか1項に記載のフロアパネルと、
前記フロアパネルの角部を支持する支持脚と
を備え、
前記フロアパネルは、前記第1板材側を表側として、支持され、
前記コーナー部材は、裏面に凹部を有し、
前記第2板材は、前記コーナー部材の裏面を被覆すると共に前記凹部に対応する部位に貫通孔を有し、
前記支持脚は、前記フロアパネルを裏側から支持する台座に、前記第2板材の前記貫通孔から前記コーナー部材の前記凹部に進入する凸部を有する
フリーアクセスフロア。 - フロアパネルと、
前記フロアパネルの角部を支持する支持脚と
を備え、
前記フロアパネルは、
多角形状をすると共にその角部に欠け部分を有するパネル板材と、
前記パネル板材の第1主面を被覆する第1板材と、
前記パネル板材の第2主面を被覆する第2板材と、
前記パネル板材の前記欠け部分に配されるコーナー部材と
を備え、
前記フロアパネルは、前記第1板材側を表側として、支持され、
前記コーナー部材は、裏面に凹部を有し、
前記第2板材は、前記コーナー部材の裏面を被覆すると共に前記凹部に対応する部位に貫通孔を有し、
前記支持脚は、前記フロアパネルを裏側から支持する台座に、前記第2板材の前記貫通孔から前記コーナー部材の前記凹部に進入する凸部を有する
フリーアクセスフロア。 - 前記支持脚は、前記フロアパネルを表側から押圧する固定具を有し、
前記コーナー部材は、前記固定具により押圧される被押圧部分を表面に有し、
前記第2板材は、前記固定具の押圧により、前記コーナー部材の裏面であって前記被押圧部分の鉛直下方に位置する領域と、前記支持脚の前記台座とに接触する
請求項7又は8に記載のフリーアクセスフロア。
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