JPH04189968A

JPH04189968A - フロアパネル

Info

Publication number: JPH04189968A
Application number: JP31670490A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Shoji; 辰夫庄司; Hiroyuki Masuno; 博之増野
Original assignee: Naka Corp
Current assignee: Naka Corp
Priority date: 1990-11-21
Filing date: 1990-11-21
Publication date: 1992-07-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、基準床面に敷設されて二重床構造を構成する
フロアパネルに関するものである。

（従来の技術）コンクリート床等の基準床面の上方に多数のフロアパネ
ルを敷設し、フロアパネルと基準床面との間にケーブル
や換気ダクト等を配設できる自由空間を確保した二重床
構造、すなわち、フリーアクセスフロアか知られている
。

従来、上記フリーアクセスフロアのフロアパネルとして
、トッププレートの縁部を下方に折り曲げると共にボト
ムプレートの締結フランジ部と圧締結し、かつ、ボトム
プレートの支持柱とトッププレートとの接触部を圧締結
して一体化し、また、トッププレートの縁部から内側よ
りに下方へ突設された押圧溝部とボトムプレートの上縁
とを当接して構成されたものが使用されている（実開昭
６３−１１６６４４号公報参照）。

（発明か解決しようとする課題）しかしながら、従来のフロアパネルにあっては、トップ
プレートが変形し易く、フロアパネルの上面の平面度か
維持されにくいため、床仕上げ材等の貼着が確実になさ
れないという問題があった。

また、ボトムプレートの支持柱とトッププレートとの圧
締績においては、加工精度の問題として、その結合部分
がフロアパネルの上面から突出するという問題があった
。

そこで、本発明は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、表面板の上面の平面度が、プレス加工や絞り加工、
あるいは、充填材の封入等のパネル成型によっても損な
われることかなく、また、表面板と裏面板とを接合する
時に、スペーサの位置が正確に維持されるようになされ
たフロアパネルを提供することである。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明のフロアパネルは、表
面板と裏面板とを一体化して形成されるスチール製のフ
ロアパネルにおいて、前記表面板と前記裏面板との間隔
を一定に保持するためのスペーサが、前記表面板と前記
裏面板とにそれぞれ形成されたバーリング部に上下端か
圧入されて配設されてなるものである。

また、前記フロアパネルの前記表面板について、支持脚
か取り付けられる各コーナー部付近と、配線口の切欠部
に沿ってそれぞれ補強リブを形成し、かつ、前記スペー
サが、前記コーナー部付近の補強リブと前記切欠部に沿
った補強リブとの間に配設されるように構成することが
できる。

（作用）斯かる構成のフロアパネルによれば、表面板と裏面板と
の間に複数個のスペーサを配設することによって、フロ
アパネルの表面板全体の平面度を保持することかできる
。また、フロアパネルの製作時においては、スペーサは
、その取付孔と表面板のバーリング部との圧入固定によ
り、表面板に対して垂直状かつ強固に立設されることに
になる。

従って、スペーサを固定するための接着剤の塗布作業が
不要となり、また、表面板の傾斜によりスペーサが傾倒
することもないので、正確かつ容易にそれらの作業を行
うことかできる。さらに、スペーサの上下端が、表面板
と裏面板とに形成されたバーリング部に圧入され、それ
らの間隔を一定に保持するため、充填材の封入によって
表裏面板が膨れて、たわむことが防止される。

そして、表面板において、支持脚の孔部が形成される各
コーナー部や、配線口の切欠部等のプレス加工が行われ
る箇所の周囲に補強リブを形成することによって、局部
的変形によるパネル表面の歪みや凹凸等の発生を防止し
て、表面板の平面度を向上させている。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

フロアパネル１は、鋼板製の表面板２と裏面板３とを一
体的に接合し、この表面板２と裏面板３とによって形成
された中空部に、無機質系充填材４を密封して構成され
ている。

表面板２は、全体としてほぼ正方形状に形成されており
、第４図に示されるように、各コーナー部５のやや内方
に支持脚６が螺合される支持脚ホルダー７が挿嵌される
孔部８が設けられ、その孔部８を囲繞するように平面視
略円形状の補強リブ９が設けられている。補強リブ９は
、その断面が下面側に向かって張り出し状の凹形溝とし
て形成されている。また、対向する外縁部１０の中央部
に、配線口を形成する切欠部１２かそれぞれ形成され、
この切欠部１２に沿って平面視略チャンネル状に上記補
強リブ９と同様の断面形状を有する補強リブ１３が設け
られている。さらに、所定位置に裏面板３の凸部１５と
結合される結合部１６か設けられている。なお、支持脚
６の傾斜により表面板２の水平方向に作用する荷重に抗
し、表面板２に歪みか発生するのを防止するために、各
孔部８を中心として放射状に補強リブ２３か形成されて
いる。

裏面板３は、はぼ表面板２に対応した平面形状を有し、
外縁部１７の内側に下方に伸長する傾斜壁１８か形成さ
れると共に、この傾斜壁１８の下端部で囲まれる底部１
９が形成されている。底部１９には、表面板２の結合部
１６に対応する位置にほぼ円錐形状に形成され、その頂
部２０が表面板２の結合部１６に当接する高さを有する
凸部１５が設けられ、また、コーナー部２２の内方に、
表面板２の孔部８と同軸状をなし、支持脚ホルダー７が
挿嵌される孔部２１が形成されている。

フロアパネル１は、表面板２と裏面板３とが合わされ、
その周縁部２５において、表面板２の外縁部１０が裏面
板３の外縁部１７を囲むように圧着状に屈曲されると共
に、この結合部分にツブシあるいはカシメ加工が行われ
、さらに、裏面板３の凸部１５の頂部２０か表面板２の
結合部１６とカシメられて一体化されている。この表面
板２と裏面板３とによって形成された中空部には、モル
タルからなる無機質系充填材４が封入されている。

また、コーナー部２６においては、四分円形の段部２７
と切欠部２８とか形成されると共に、裏面側に係止溝２
９か形成されている。

孔部８の周囲の補強リブ９と切欠部１２の周囲の補強リ
ブ１３との間の所定箇所には、表面板２と裏面板３との
間隔に等しい高さを有するスペーサ３２が配設されてい
る。スペーサ３２は、略円筒形状で貫通状の取付孔３９
と７ツブシ部３１が形成されており、この取付孔３９の
上下端が表面板２のバーリング部３３とこれに対応する
表面板３のバーリング部３４とに圧入状に嵌め込まれ、
表面板３と裏面板４の間隔を正確に維持することになる
。取付孔３９は、表面板側から裏面板側に向かってその
内径が拡大する形状であるため、ゴミやほこり等が取付
孔３９にたまることなく排出される（第３図において上
部径ｄ、＜下部径ａＺ）。

なお、スペーサ３２は、精度を高めるために硬質合成樹
脂材のインジェクション成型によって製造される。

フロアパネルの組み立ての際には、表面板２に形成され
たバーリング部３３とスペーサ３２の上部の取付孔３９
とを圧入状に嵌合すると共に、フランジ部３１を表面板
２に密着させて、スペーサ３２を表面板２に対して垂直
状に立設固定させる。

このように、スペーサ３２を表面板２に固定させること
ができ、接着剤を用いた場合の接着層のむらによるスペ
ーサ３２の傾斜の発生や、裏面板３を接合する際に表面
板２を傾けた場合のスペーサ３２の傾倒を防止すること
ができる。

支持脚６は、表面板２の孔部８と裏面板３の孔部２１と
を同時的に挿嵌された支持脚ホルダー７に螺合されてい
る。この支持脚６は、フロアパネル１の上方に露呈する
その上部に設けられた溝部３５に、ドライバー等を係合
して回動操作することにより、高さ方向に調整可能に下
方に垂設されている。

なお、図中、３８は、フロアパネル１に設けられた配線
用の開口部１１に係脱自在に取り付けられる塞ぎ板を示
す。

（発明の効果）以上、説明したように、本発明のフロアパネルによれば
、表面板と裏面板との間にスペーサを設けることによっ
て、フロアパネルの表面板全体の平面度を保持すること
ができる。また、スペーサは、表面板のバーリング部に
圧入して垂直状に立設固定されることによって表面板と
一体的になるため、表面板の取り扱いによって、それが
傾斜したり脱落したりすることかなく、フロアパネルの
組み立て作業性を向上させることができる。さらに、ス
ペーサの上下端が、表面板と裏面板とに形成されたバー
リング部に強固に圧入されるため、表裏面板の間隔を一
定に保持し、充填材の封入等によって変化することを防
止することができる。

また、フロアパネルの表面板において、プレス加工等が
行われるコーナー部や切欠部の周囲に補強リブを形成し
、表面板の剛性を高めることによって、パネル成型時に
おける局部的変形によるパネル表面の歪みや凹凸等の発
生を防止して、表面板の平面度を維持することかできる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のフロアパネルの平面図、第２図は、
第１図のＡ−Ａ線に沿って取った断面図、第３図は、スペーサの取り付は状態を示す断面図、第４図は、フロアパネルの組み立てを示す説明図、第５図は、フロアパネルのコーナー部付近を裏面側から
見た斜視図である。１・・・フロアパネル２・・・表面板３・・・裏面板９・・・補強リブ１２・・・切欠部１３・・・補強リブ２６・・・コーナー部３２・・・スペーサ３３．３４・・・バーリング部第２図第３目第４図〜第５図

Claims

【特許請求の範囲】１、表面板と裏面板とを一体化して形成されるスチール
製のフロアパネルにおいて、前記表面板と前記裏面板と
の間隔を一定に保持するためのスペーサが、前記表面板
と前記裏面板とにそれぞれ形成されたバーリング部に上
下端が圧入されて配設されていることを特徴とする、フ
ロアパネル。２、前記フロアパネルの前記表面板について、支持脚が
取り付けられる各コーナー部付近と、配線口の切欠部に
沿ってそれぞれ補強リブを形成し、かつ、前記スペーサ
が、前記コーナー部付近の補強リブと前記切欠部に沿っ
た補強リブとの間に配設されてなることを特徴とする、
請求項１に記載のフロアパネル。