JP2003221921A - フリーアクセスフロア - Google Patents

フリーアクセスフロア

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JP2003221921A JP2002021886A JP2002021886A JP2003221921A JP 2003221921 A JP2003221921 A JP 2003221921A JP 2002021886 A JP2002021886 A JP 2002021886A JP 2002021886 A JP2002021886 A JP 2002021886A JP 2003221921 A JP2003221921 A JP 2003221921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワンタッチで脱着できるフリーアクセスフロ
ア 【解決手段】 床面の上方に支持されたフロアパネル1
の隅部を支持する調整台10とパネル1を固定する固定
部材20とを備え、固定部材20の柱部22に設けられ
た2条以上の螺旋状溝23を係合孔13に設けられた2
以上の突起14に係合させて、調整台10上に載置され
たパネル1の固定面3を緊締してパネル1を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロアパネルを支
持脚に固定するフリーアクセスフロアに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】床面に設置した支持脚にフロアパネルの
4隅を固定してフリーアクセスフロアを構成している
が、このフロアパネルの固定方法として通常のボルトな
どを使用すると固定に時間を要するので、簡易にワンタ
ッチで固定することが望ましい。そのために、特公平5
−46418、特開平7−233618など多くの発明
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平5−46418の固定装置は回転による締代が小さ
いためにパネルの浮き上がりなどの場合の固定に対応し
難い欠点がある。また、特開平7−233618の固定
装置は止め具の縦溝と螺旋状傾斜溝にパネル押さえの突
起を係合させて固定するものであるが、突起が一か所の
ためにパネルの4隅が均等に締め付けられないという問
題点がある。
【0004】これらの点から、さらに締代が大きく、パ
ネルが均等にワンタッチで締め付けられるフリーアクセ
スフロアが要求されている。
【0005】そこで本発明は、上記問題点を解決し、フ
ロアパネルをワンタッチで固定でき、締代が大きく、パ
ネルが均等に締め付けられるフリーアクセスフロアを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフリーアクセスフロアは、大径の頭部と外
周に2条以上の螺旋状溝が設けられた小径の柱部とを有
するフロアパネル固定部材と、前記フロアパネル固定部
材の柱部の螺旋状溝に係合する2以上の突起が設けられ
た係合孔を有するフロアパネル支持部材とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0007】すなわち、本発明のフリーアクセスフロア
は、一般のねじよりねじり角の大きい螺旋状溝と突起を
係合させてパネルを固定するので、パネルの着脱の際に
固定部材の回転角が小さくてすむ。すなわちワンタッチ
でパネルの着脱ができる。これにより、締代が大きくで
きパネルが浮き上がった場合も容易に緊締できる。また
パネルの固定の緊締の場合もワンタッチでできるととも
に、パネルの取り外しの際に固定部材を緩めると頭部が
パネルの面から浮き上がるので容易に固定部材の取り外
しができる。さらに、従来の突起が1個の固定部材では
固定部材が傾いて4枚のパネルが均等に固定できない場
合が生ずるが、本発明では2個以上の突起と2条以上の
螺旋状溝を備えているので、傾くことがなく4枚のパネ
ルで構成する固定部を均等に緊締できるという特徴があ
る。また1個の突起が破損し場合もパネルが外れるよう
なことがない。ここでフロアパネル支持部材とは、床面
に設置される支持脚とフロアパネルを受けて保持する調
整台とを含むものをいう。また螺旋状溝とは等ねじり角
度の螺旋のみでなく部分的にねじり角度の異なる螺旋状
の形状をもいう。
【0008】また本発明のフリーアクセスフロアは、大
径の頭部と螺旋状切欠が設けられた小径の柱部とを有す
るフロアパネル固定部材と、前記フロアパネル固定部材
の柱部の螺旋状切欠に係合する係合ピンが設けられた係
合孔を有するフロアパネル支持部材とを備えたことを特
徴とするものである。
【0009】本構成のフリーアクセスフロアも螺旋状溝
と係合部を係合させてパネルを緊締するものであるが、
本構成は係合孔に突起の代わりに係合ピンを直交して設
け、これと固定部材の螺旋状切欠とを係合させて緊締す
ることに特徴がある。このような構成にすると係合孔の
突起のような特殊な成形が不要になり工作が容易になる
という特徴がある。
【0010】また本発明のフリーアクセスフロアは、大
径の頭部と柱軸に直交して2以上の突起が設けられた小
径の柱部とを有するフロアパネル固定部材と、前記フロ
アパネル固定部材の柱部の突起に係合する螺旋状溝を有
する円筒部材を内面に設けられた係合孔を有するフロア
パネル支持部材とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】前記螺旋状溝を有する円筒部材は管材から
成形してもよいが、該溝形状の切欠を有する板材を巻い
て成形することが簡易に螺旋状溝を成形するために望ま
しい。
【0012】本構成は固定部材に突起を設け、係合孔に
螺旋状溝を設けて緊締するものである。通常係合孔に螺
旋状溝を成形するには工数を要するが、本発明では係合
孔の内周に螺旋状溝を有する円筒部材を接着などにより
固着することにより成形するので極めて容易である。さ
らに、この円筒部材を溝形状の切欠を有する板材を巻い
て成形することにより一層簡易になる。
【0013】さらに本発明のフリーアクセスフロアは、
大径の頭部と2条以上の多条雄ねじが設けられた小径の
柱部とを有するフロアパネル固定部材と、前記フロアパ
ネル固定部材の多条雄ねじに螺合する雌ねじ孔が設けら
れた係合孔を有するフロアパネル支持部材とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0014】このように、パネルの緊締に多条ねじを使
用することにより、固定部材の少ない回転でパネルの脱
着ができ、かつ締代が大きく取れるので浮き上がったパ
ネルの緊締が容易にできるとともに、取り外しの際に固
定部材の飛び出しが大きく取れて取り外しが容易にな
る。
【0015】前記フロアパネル固定部材または円筒部材
に設けられた螺旋状溝又は螺旋状切欠は、前記突起また
は前記係合ピンへの係合開始部分のねじり角が大きく、
係合終了部分のねじり角が小さいことが望ましい。前述
の特開平7−233618の固定部材では縦溝と螺旋状
傾斜溝に突起を係合させているが、固定部材の締代は突
起が螺旋状傾斜溝に噛み込んだ位置から決定されるため
に締代が大きく取れないため浮上がったパネルの緊締な
どの場合に問題がある。本発明は突起などに係合が開始
する部分のねじり角が大きくされているので、噛み合い
始めから固定部材を引き込む力が働き、係合が終了する
部分のねじり角が小さくされているので固定部材を回り
戻す力が小さく緩みを生ずることがない。このため締代
を大きくすることができ前記従来方法の欠点が解消され
る。なお、係合終了部分のねじり角は0に近い角度にす
ることができる。
【0016】前記フロアパネル固定部材の頭部下面に小
突起が設けられ、フロアパネルの固定面に前記小突起に
係合する切込みが設けられるようにして、フロアパネル
の緊締時にこの小突起と切込みが噛み合うようにするこ
とが押さえ部材の緩み防止のために望ましい。
【0017】さらに前記フロアパネル支持部材に弾性材
を設置することにより、一層押さえ部材の緩み防止を強
固にすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により具体的に説明する。
【0019】[第1実施形態]図1は本発明第1実施形
態のフロアパネルの固定部材の構成を示す斜視図、図2
は図1のA−A断面図、図3は図2のB視図、図4は固
定部材の螺旋状溝の形状を示す展開図である。
【0020】これらの図を用いて本発明のフリーアクセ
スフロアの構造を説明する。本発明のフリーアクセスフ
ロアは、フロアパネル1とフロアパネル固定部材20と
フロアパネル支持部材とを備え、フロアパネル支持部材
は調整台10と支持脚7とから構成されている。調整台
10は円板の台座11上の中心に固定部材20の柱部2
2の外径が遊合する内径を有する係合孔13が設けら
れ、その回りに4つ爪状に4個の受部12が等角度に配
設されている。係合孔13の入口に柱部22の螺旋状溝
23に係合する2個の突起14が設けられている。
【0021】調整台10の係合孔13の下部のボス16
に軸心を同じくしてねじ孔16aが設けられ、床面に配
置される支持脚7の基板5に立設された調整ねじ6に螺
合されて調整台10の高さが調整され、図示しない止め
ねじにより固定されるようになっている。前記台座11
はリブ11aにより補強されてボス16に固定されてい
る。
【0022】調整台10の受部12には位置決め溝12
aが設けられ、図示しないパネル下面の位置決め部材に
係合するようになっている。また、パネル1の下面に接
する部分にゴム、プラスチックなどの弾性体15が接着
されている。これによってパネル1を緊締した際に受部
12との密着がよくがたが生じない。
【0023】台座11の4個の受部の中間に等間隔に4
本のノックピン17が突設され、パネル1の下面に設け
られた位置決め孔に挿入されて位置決め溝12aととも
にパネル1の位置決めをするようになっている。
【0024】パネル1の4隅には4枚のパネルで形成す
る固定孔2と固定面3と座孔4が設けられている。固定
部材20は大径の頭部21と小径の柱部22からなる2
段円柱をなし、柱部22の外径は前記固定孔2の径より
やや小さく、頭部21の外径は座孔4の径よりやや小さ
く、座孔4の深さよりよりやや低い高さになっている。
頭部21の上面にはドライバ溝25が設けられている。
【0025】固定部材20の柱部22の外周には螺旋状
溝23が設けられている。螺旋状溝23は図4の展開図
に示す形状をなし、この溝が係合孔13の突起14に係
合する。図に示すように螺旋状溝23は、侵入部23a
と係合開始部23bと係合終了部23cとからなり、係
合開始部23bのねじり角αが大きく、係合終了部23
cのねじり角βが小さくされている。このようにねじり
角の大きい噛み付きを設けることにより、前記従来の特
開平7−233618の縦溝と螺旋状傾斜溝の形状の固
定部材に比して締代を大きくとることができ、浮き上が
ったパネルを固定することが容易になる。また、係合終
了部のねじり角を小さくすることによりパネルの締め力
を大きくとることができ、緩みも減少できる。この係合
終了部のねじり角は0に近くしてもよい。
【0026】また、固定部材20の頭部21の下面の4
か所に小突起24が設けられ、フロアパネル1の固定面
3に図5に示すように小突起24に係合する切込み3a
が放射状に設けられている。
【0027】以下、上記第1実施形態の構成のフリーア
クセスフロアの操作について説明する。まず、床面に支
持脚7の基板5を設置して、調整ねじ6に調整台10の
ねじ孔16aを螺入して高さを調整し、図示しない止め
ねじで調整ねじ6とボス16を固定する。次にフロアパ
ネル1を位置決め溝12aとノックピン17に係合させ
て調整台10の上の定位置に置く。そして、固定部材2
0の柱部22を調整台10上に載置されたパネル1の隅
部が形成する固定孔2に挿通させて係合孔13に挿入
し、螺旋状溝23の侵入部23aを突起14に合わせて
固定部材20を回転してねじ込む。
【0028】すると、螺旋状溝23の係合開始部23b
が突起14に係合して固定部材20が引き込まれ、突起
14が係合終了部23cにきてパネル1が調整台10に
固定される。このとき、パネル1と調整台10の間に弾
性材15が介在するので、パネル1は確実に固定され
る。また、パネルを固定した位置で、固定部材20の頭
部21の下面の小突起がパネルの固定座面の切込み2a
に食い込んで固定部材20の回り止めをする
【0029】このように本発明のフロアパネルの固定部
材によれば、固定部材を半回転たらず回転させることに
よりワンタッチでパネルを固定することがで、また大き
なねじり角を有する係合開始部23bが設けられている
ので、螺旋状溝23の侵入部23aを縦溝にした従来の
固定部材に比して大きな締代を得ることができる。そし
てパネルと調整台が弾性的に接触し、固定された位置で
回り止めされるので固定が緩むことがない。また、取り
外しの際に固定部材20を逆回転すると、固定部材20
がフロアパネルの面から浮き上がるので抜き取りが容易
である。
【0030】[第2実施形態]次に本発明の第2実施形
態について説明する。図6は第2実施形態の固定部材の
上面図、図7は図6のC−C断面図である。図において
調整台101は第1実施形態と近似するので同一部分は
同記号を使用し、第1実施形態と異なる部分について説
明する。
【0031】調整台101は円板の台座11上の中心に
係合孔131が設けられ、その回りに4個の受部12が
配設されることは第1実施形態と同じである。係合孔1
31は固定部材201の柱部221の外径が遊合する内
径を有し、係合孔131に軸線に直交して柱部221の
螺旋状切欠231に係合する係合ピン141が設けられ
ている。
【0032】固定部材201は大径の頭部211と小径
の柱部221からなり、頭部21の下面に小突起241
が設けられ上面にドライバ溝251が設けられて第1実
施形態に近似している。固定部材201の柱部221は
螺旋状溝を形成するように切欠かれた二股爪状の切欠2
31になって、この螺旋状切欠231が係合孔131の
係合ピン141に係合する形状をなしている。
【0033】以下、上記第2実施形態の構成のフロアパ
ネルの固定部材の操作について説明する。床面に基板5
を設置してフロアパネル1を調整台10の上に置くまで
の操作は第1実施形態と同様である。次に固定部材20
1の柱部221を調整台10上に載置されたパネル1の
隅部が形成する固定孔2に挿通させて係合孔131に挿
入し、二股爪の螺旋状切欠231を係合ピン141に合
わせ固定部材201を回転させてねじ込む。
【0034】こうすると、螺旋状切欠231が係合ピン
141に係合して固定部材201が引き込まれパネル1
が調整台101に固定される。このように本実施形態の
フロアパネルの固定部材によれば、固定部材を半回転た
らず回転させることによりワンタッチでパネルを固定す
ることができる。また、パネルを固定した位置で、固定
部材201の小突起241がパネルの固定面の切込み3
aにより回り止めされ、固定部材201を逆回転すると
フロアパネルの面から浮き上がり抜き取りが容易である
ことも第1実施形態と同様の効果がある。
【0035】本第2実施形態によれば、第1実施形態の
係合孔13の突起14の成形のような特殊加工を要せ
ず、係合ピン141を挿入するだけでよいので加工が容
易であるという利点がある。
【0036】[第3実施形態]次に本発明の第3実施形
態について説明する。図10は第3実施形態の固定部材
の断面図、図11は螺旋状溝を有する円筒部材の斜視
図、図12は図11の展開図である。第3実施形態も他
の実施形態と近似する部分は同記号を使用し異なる部分
について説明する。
【0037】調整台103は円板の台座11上の中心に
係合孔133が設けられ、その回りに受部12が配設さ
れている。係合孔133には螺旋状溝を有する円筒部材
143が内挿されて接着剤などで固着され、その内周に
螺旋状溝143aを形成している。
【0038】螺旋状溝を有する円筒部材143は、図1
2の展開図に示すような2条の螺旋状溝を形成する切欠
143aが設けられた板材を図11に示すように巻いて
円筒状に成形されている。そして、この円筒部材143
が係合孔133の内面に接着剤などで接着される。こう
することにより螺旋状溝の成形が他の加工法より簡易か
つ安価にできる。
【0039】固定部材203は大径の頭部213と小径
の柱部223からなる2段円柱をなし、柱部223の先
端部に前記螺旋状溝143aに係合する2個の突起23
3が設けられている。
【0040】本第3実施形態の構成のフロアパネルの固
定部材の操作も、フロアパネル1を調整台10の上に置
き、固定部材203の柱部223をパネル1の固定孔2
に挿通して、固定部材203の突起233を調整台10
3の螺旋状溝143aに係合させ、固定部材203を回
転させてねじ込むことによりパネル1を固定する。これ
により、前記他の実施形態と同様な効果が得られてフロ
アパネルの固定の脱着が容易である。本実施形態は、特
殊な加工を要しないので、構造が簡単で安価に製造でき
る特徴がある。
【0041】[第4実施形態]次に本発明の第4実施形
態について説明する。図8は第4実施形態の固定部材と
調整台の断面図、図9は第4実施形態の固定部材の詳細
図である。図において調整台102も前記他の実施形態
と近似するので同一部分は同記号を使用し異なる部分に
ついて説明する。
【0042】調整台102は、円板の台座11上の中心
に固定部材202の多条雄ねじ232に螺合する多条ね
じ孔132が設けられ、その回りに4個の受部12が配
設されている。本実施形態では多条ねじを2条ねじとし
たが3条又は4条ねじとしてもよい。
【0043】固定部材202は大径の頭部212と調整
台102の多条ねじ孔132に螺合する多条雄ねじ23
2からなっている。また、多条雄ねじ232の側面を図
9に示すように平面部232aに削り取っておくと、ね
じ込み抵抗を少なくすることができる。その他、固定部
材202の小突起242、ドライバ溝252など第1実
施形態と同じ機能を有している。
【0044】以下、上記第4実施形態の構成のフロアパ
ネルの固定部材の操作について説明する。フロアパネル
1を調整台10の上に置き、固定部材202の多条雄ね
じ232をパネル1の固定孔2に挿通して、多条雄ねじ
232を調整台102の多条ねじ孔132に螺合させ固
定部材202を回転させてねじ込む。こうすると、多条
ねじであるので少ない回転で締代が大きく、前記第1、
第2実施形態と同様な効果が得られてフロアパネルの固
定の脱着が容易である。
【0045】以上述べたように、本発明実施形態のフリ
ーアクセスフロアは、パネルを支持する調整台の係合孔
に2以上の突起を設け、この突起を固定部材の2条以上
の螺旋状溝に係合させてパネルの固定面を緊締して固定
するので、固定部材の小さい回転角、すなわちワンタッ
チでパネルの着脱ができ、締代が大きくパネルが浮き上
がっている場合も容易に緊締できる。
【0046】また、パネルの取り外しの際に、固定部材
を緩めると頭部がパネルの面から浮き上がるので容易に
固定部材の取り外しができる。さらに、本発明は2以上
の突起と2条以上の螺旋状溝を係合させるので、突起が
1個の固定部材のように固定部材が傾いて4枚のパネル
が均等に固定できないようなことがなく4枚の固定部が
均等に緊締され、また1個の突起が破損し場合もパネル
が外れるようなことがないという特徴がある。
【0047】また、前記固定部材の螺旋状溝は、突起と
の係合開始部のねじり角を大きく、係合終了部のねじり
角を小さくすることにより、縦溝と螺旋状溝との係合に
比して固定部材の締代が大きく取れ、緩みを生ずること
もない。
【0048】また、固定部材の頭部の下面に小突起を設
け、フロアパネルの固定面に切込みを設けて、緊締時に
この小突起と切込みが噛み合うようにすれば固定部材の
緩みを防止することができる。さらに調整台の受部に弾
性材を装着することにより、一層固定部材の緩み防止を
強固にすることができる。
【0049】また本発明のフリーアクセスフロアは、前
記調整台の係合孔に直交した係合ピンを設け、固定部材
の螺旋状切欠をこの係合ピンに係合させてパネルの固定
面を緊締してパネルを固定してもよい。こうすれば加工
が簡単で上記と同様の効果が得られる。
【0050】さらに本発明のフリーアクセスフロアは、
調整台の係合孔内周に螺旋状溝を有する円筒部材を固着
して2条以上の螺旋溝を形成させ、固定部材に設けられ
た突起をこの螺旋状溝に係合させてパネルの固定面を緊
締して固定するようにしてもよい。この場合、螺旋状溝
を有する円筒部材は管材から成形してもよいが、該溝形
状の切欠を有する板材を巻いて成形することが簡易に螺
旋状溝を成形するために望ましい。
【0051】このように係合孔の内周に螺旋状溝を有す
る円筒部材を接着などにより固着するようにすれば、螺
旋状溝の成形に工数を要しないで成形が極めて容易であ
り、これによっても上記と同様の効果が得られる。
【0052】また本発明のフリーアクセスフロアは、前
記調整台の係合孔に2以上の多条の雌ねじを設けて、こ
の雌ねじに固定部材の多条雄ねじに螺合してパネルの固
定面を緊締して固定するようにしてもよい。これによっ
ても上記と同様の効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフロアパネ
ルは、ワンタッチでフロアパネルの着脱ができ、簡易に
パネル4隅が均等に固定されるので、フロアパネル設置
工事が容易になりコスト低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明第1実施形態のフリーアクセスフロア
の斜視図
【図2】 図1のA−A断面図
【図3】 図2のB視図
【図4】 本発明第1実施形態の固定部材の螺旋状溝の
展開図
【図5】 本発明実施形態のフロアパネルの固定面の切
込みの詳細を示す図
【図6】 本発明第2実施形態のフリーアクセスフロア
の上面図
【図7】 図6のC−C断面図
【図8】 本発明第3実施形態のフリーアクセスフロア
の断面図
【図9】 本発明第3実施形態の固定部材の詳細図
【図10】 本発明第4実施形態のフリーアクセスフロ
アの断面図
【図11】 本発明第4実施形態の螺旋状溝を有する円
筒体の斜視図
【図12】 図11の円筒体の展開図
【符号の説明】
1 フロアパネル、2 固定孔、3 固定面、4 座
孔、5 基板、6 調整ねじ、7 支持脚、10 調整
台、11 台座、12 受部、13 係合孔、14 突
起、15 弾性材、16 ボス、17 ノックピン、2
0 固定部材、21 頭部、22 柱部、23 螺旋状
溝、24 小突起、25 ドライバ溝、131 係合
孔、141 係合ピン、201 固定部材、211 頭
部、221柱部、231 螺旋状溝、241 小突起、
251 ドライバ溝、132 多条雌ねじ、202 固
定部材、212 頭部、232 多条雄ねじ、242
小突起、252 ドライバ溝、133 係合孔、143
円筒体、203 固定部材、213 頭部、223
柱部、233 突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径の頭部と外周に2条以上の螺旋状溝
    が設けられた小径の柱部とを有するフロアパネル固定部
    材と、前記フロアパネル固定部材の柱部の螺旋状溝に係
    合する2以上の突起が設けられた係合孔を有するフロア
    パネル支持部材とを備えたことを特徴とするフリーアク
    セスフロア。
  2. 【請求項2】 大径の頭部と螺旋状切欠が設けられた小
    径の柱部とを有するフロアパネル固定部材と、前記フロ
    アパネル固定部材の柱部の螺旋状切欠に係合する係合ピ
    ンが設けられた係合孔を有するフロアパネル支持部材と
    を備えたことを特徴とするフリーアクセスフロア。
  3. 【請求項3】 大径の頭部と柱軸に直交して2以上の突
    起が設けられた小径の柱部とを有するフロアパネル固定
    部材と、前記フロアパネル固定部材の柱部の突起に係合
    する螺旋状溝を有する円筒部材を内面に設けられた係合
    孔を有するフロアパネル支持部材とを備えたことを特徴
    とするフリーアクセスフロア。
  4. 【請求項4】 大径の頭部と2条以上の多条雄ねじが設
    けられた小径の柱部とを有するフロアパネル固定部材
    と、前記フロアパネル固定部材の多条雄ねじに螺合する
    雌ねじ孔が設けられた係合孔を有するフロアパネル支持
    部材とを備えたことを特徴とするフリーアクセスフロ
    ア。
  5. 【請求項5】 前記螺旋状溝を有する円筒部材は、該溝
    形状の切欠を有する板材を巻いて成形することを特徴と
    する請求項3に記載のフリーアクセスフロア。
  6. 【請求項6】 前記フロアパネル固定部材または前記円
    筒部材に設けられた螺旋状溝又は螺旋状切欠は、前記突
    起または前記係合ピンへの係合開始部分のねじり角が大
    きく、係合終了部分のねじり角が小さいことを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のフリーアクセスフ
    ロア。
  7. 【請求項7】 前記フロアパネル固定部材の頭部下面に
    小突起が設けられ、フロアパネルの固定面に前記小突起
    に係合する切込みが設けられたことを特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載のフリーアクセスフロア。
  8. 【請求項8】 前記フロアパネル支持部材に弾性材を設
    置したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載のフリーアクセスフロア。
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