JPH0325157A - フロアパネルの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、基準床面に固定された受台基板の支持軸に螺
合されるパネル受け台と、前記パネル受け台に係合して
フロアパネルを固定するパネル押さえとによって、前記
フロアパネルを前記基準床置に関するものである。

（従来の技術） コンクリート床等の基準床面上に支持脚を介してフロア
パネルを敷設し、フロアパネルと基準床面との間にケー
ブルや換気ダクト等を配設できる自由空間を確保した二
重床構造、すなわち、７リーアクセス７ロアが知られて
いる。

上記フリーアクセスフロアにおいて、第５図に示される
ように、基準床面上に立設された支持脚Ａの上部に７ロ
アパネルＢを支持する支持台としての調整台Ｃが上下動
自在に設けられ、この調整台Ｃに係合孔Ｄが形成されて
いる。また、パネル押さえＥの上端にはフランジ部Ｆが
設けられ、下端には所定角度回転させた時に係合孔Ｄと
係合する係合部Ｇが設けられている。パネル押さえＥは
、その係合部Ｇを複数のフロアパネルにより形威される
貫通孔Ｈから調整台Ｃの係合孔Ｄに挿入し、次いで、所
定角度回転させることにより、係合部Ｇと係合孔Ｄとを
係合すると共にフランジ部Ｆと貫通孔Ｈの段部Ｉとを係
合して、フロアパネルＢを調整台Ｃ上に固定する（実開
昭５３−１２３８１５参照）。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記フロアパネルの支持装置では、パネ
ル押さえＥは、ワンタッチで容易に取り付けられるもの
の、その下端は調整台Ｃの係合孔Ｄ内で回動自在に係合
するため遊嵌状にされ、ノ＜ネル押さえＥが７ロアパネ
ルＢに圧接状に係合しない構造であるため、フロアパネ
ルＢを十分に締め付けることができないという問題があ
った。

そこで、本発明は、パネル受け台とフロアパネルとの間
にスライドリングを介在させることによって、ワンタッ
チ式のパネル押さえを取り付けた際に、フロアパ不ルが
強固に固定されると共に、パネル押さえの緩み等が防止
され、かつ、フロアパネル敷設状態におけるパネル受け
台の回動調節操作を円滑にする、フロアパネルの支持装
置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達或するため、本発明のフロアパネルの支持
装置は、 基準床面に固定された受台基板の支持軸に螺合されるパ
ネル受け台と、前記パネル受け台に係合してフロアパネ
ルを固定するパネル押さえとによって、前記フロアパネ
ルを前記基準床面上に支承するようにしたフロアパネル
の支持装置において、滑性及び弾性を有する合成樹脂で
形成されたスライドリングを、前記パネル受け台と前記
フロアパ不ルとの間に介在させてなること、 を構或上の特徴とする。

（作用） 斯かる構或を有するフロアパネルの支持装置によれば、
パネル押さえの取り付けに伴って、スライドリングはパ
ネル受け台とフロアパネルとの間で圧縮されて弾性変形
を生じ、それに伴う弾発力によってパネル押さえの締め
付け力を向上させ、フロアパネルのガタつきの発生、及
びパネル押さえの緩みや脱落を防止することができる。

まｌ；、フロアパネルの敷設状態におけるパネル受け台
の回動操作時には、フロアパネルとパネル受け台との間
の摺動抵抗が低減され、その操作を円滑に行うことがで
きる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

フロアパネルの支持装置１は、上面中央部に雄ネジ部３
を有する支持軸４が一体的に設けられた受台基板５と、
この支持軸４に螺合され、フロアパネル２のコーナ一部
２ａが載置されるノくネル受け台６と、パネル受け台６
と支持軸４とに係合されてパネル受け台６の回動を阻止
するスト・７ノク−７と、パネル受け台６と共に７ロア
ノ《ネル２のコーナ一部２ａを締め付け固定するパネル
押さえ８とで構或されている。

受台基板５は、略方形状に形戒され、基準床面９の所定
位置、すなわち、フリーアクセスフロアの中央部におい
ては互いに隣接する四枚のフロアバネル２のコーナ一部
２ａが集合する位置の下方、また、フリーアクセスフロ
アの壁面側においては互いに隣接する二枚のフロアバネ
ル２のコーナー部２ａが集合する位置の下方に接着材等
の手段により固定される。

受台基板５の上面中央部に立設される支持軸４の外周面
には雄ネジ部３が形威され、また、支持軸４の上面には
、後述するストッパー７の下端部７ａが係合される十字
状に形戒された溝部１０が設けられている。

受台基板５の支持軸４に回動自在に立設されるパ不ル受
け台６には、円形状の７ランジ部１１が設けられ、上面
にフロアパネル２のコーナ一部２ａが載置される環状溝
部１２が形成されている。

フランジ部ｌ１の下方には、一体的に円柱状の軸部ｌ３
が形成され、また、フランジ部１１の上部には、一体的
に上方に延長する円柱状の軸部ｌ７と、その上端部のパ
ネル押さえ８と係合する張出し状のパネル押さえ受けｌ
８とが設けられている。

なお、ｌ６は７ランジ部１１と軸部ｌ３との間に複数設
けられた補強用リブである。これらの軸部１３、ｌ７の
内周面には、支持軸４の雄ネジ部３と螺合する上下に貫
通する雌ネジ部１４と、ストッパー７の側部７ｂが係合
される所定の深さを有する縦溝部ｌ５とが形戒されてい
る。

ストッパー７は、板状に形戊されており、パネル受け台
６の上方から挿入され、パネル受け台６の雌ネジ部１４
の縦溝部ｌ５にその側部７ｂが係合されると共に、受台
基板５の支持軸４の溝部ｌＯに下端部７ａが係合される
ことによって、回動可能なパネル受け台６の回動を阻止
して所定の高さに保持する。

フロアバネル２は、ほぼ正方形状に形成され、各コーナ
一部２ａには四分円状の段部２ｂと切欠部２ｃとが形威
されている。また、コーナ一部２ａの下方には係合部２
ｄが形成されていて、フロアパネル２がパネル受け台６
上に載置される時、その係合部２ｄが７ランジ部１ｌの
環状溝部ｌ２に嵌合され、仮設状態及び設置状態におけ
るフロアバネル２の横ずれ、脱落が防止される。さらに
、壁面側に隣接して設置される適宜寸法に切断された規
格外の寸法を有するフロアパネルについても横ずれが防
止される。

ここで、フｑアパネル２の係合部２ｄと７ランジ部１ｌ
の環状溝部ｌ２との間に、スライドリングｌ９が介在さ
れている。このスライドリングｌ９は、ナイロン等の滑
性及び弾性を有する合成樹脂によって、環状溝部ｌ２に
適合する形状に形成され、また、本体部１９ａの両側に
傾斜状足ｓ１９ｂが設けられ、この傾斜状足部１９ｂに
よって本体部１９ａの下面及び両側に空間が形戊されて
いる。このため、スライドリングｌ９が圧縮された時、
変形はその空間方向に自由に膨出し、弾性力の効果が十
分得られるようになっている（Ｊ３図参照）。

パネル受け台６のパネル押さえ受けｌ８に係合してフロ
アバネル２を固定するパネル押さえ８は、略円柱状に形
戊されていて、中央に挿通孔８ａが設けられ、その挿通
孔８ａ内には内側７ランジ部８ｂが対向状に設けられ、
さらに、下面には係合面８ｃが形戊されている。すなわ
ち、パネル押さえ８は、内側７ランジ部８ｂとパネル押
さえ受け１８とを係合させることによって、保合面８ｃ
でフロアパネル２の段部２ｂを押圧するようにして、フ
ロアバネル２をパネル受け台６上に締め付け固定する。

なお、この時のスライドリング１９の弾性変形に伴う弾
発力によって、パネル押さえ８の締め付け力は向上し、
フロアバネル２は圧接状にガタのない状態で固定される
と共に、そのパネル押さえ８は振動等のために緩んだり
、外れたりすることが防止される。

今、第１図ないし第４図に基づいて、フリーアクセスフ
ロアの施工方法について説明する。

先ず、受台基板５を接着材等により基準床面９の所定位
置に固定し、パネル受け台６を回動操作して高さの調整
を行う。次に、ストッパー７をパネル受け台６の上方か
ら、その両側部７ｂを縦溝部ｌ５に係合しつつ下方に落
とし込み、それと同時に、下端部７ａを支持軸４の溝部
ｌＯに係合して、パネル受け台６の回動を阻止して高さ
の固定をする。この後、フロアパネル２の係合部２ｄを
パネル受け台６の環状溝部ｌ２に嵌合してフロアパネル
２を敷設していく。そして、フロアバネル２のコーナ一
部２ａが集合した位置にパネル押さえ８を係合し、所定
角度（約９０”）回転させる、いわゆるワンタッチ操作
により、パネル受け台６のパネル押さえ受けｌ８とパネ
ル押さえ８の内側７ランジ部８ｂとが係合すると共に、
パネル押さえ８の係合面８ｃがフロアパネル２の段部２
ｂを圧接状に押圧して、フロアパネル２が締め付け固定
される。

なお、フロアバネル２の敷設後、高さを再調整する場合
は、パネル押さえ８とストッパー７を外し、７ロアパネ
ル２を敷設したままの状態で上方からパネル受け台６を
回動操作することによって行うことができるので、施工
性が向上する。ここで、第４図に示されるような円筒部
２１とハンドル２２とからなる治具２０を用い、その円
筒部２１下端に形成された切欠き部２３をパネル受け台
６の上端部のパネル押さえ受けｌ８に嵌合し、ハンドル
２２を回動させることにより、パネル受け台６の回動操
作を容易にする。また、この時、７ロアパネル２の係合
部２ｄとパネル受け台６の環状溝部ｌ２との間には、前
述したスライドリングｌ９が介在されているので、摺動
抵抗が低減され、パネル受け台６の回動操作を円滑に行
うことができる。さらに、フロアパネル２とパネル受け
台６との間のメタルコンタクトがない構造であるので、
それらの接触面に損傷が発生することが防止される。

（発明の効果） 以上、説明したように、本発明のフロアパネルの支持装
置によれば、パネル受け台とフロアパネルとの間に、ナ
イロン等の滑性及び弾性を有する合成樹脂製のスライド
リングを介在させているので、パネル押さえの取り付け
に伴って、スライドリングはパネル受け台とフロアパネ
ルとの間で圧縮されて弾性変形を生じ、それに伴う弾発
力によってパネル押さえの締め付け力を向上させ、フロ
アパネルのガタつきの発生、及びパネル押さえの緩みや
脱落を防止する。まＩ；、フロアパネルとパネル受け台
との間の摺動抵抗が低減され、フロアパネル敷設状態に
おけるバ不ル受け台の回動操作が円滑に行われ、作業効
率を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のフロアパネルの支持装置の施工状態
を示す分解斜視図、 第２図は、支持装置に７ロアパネルを載置、固定した状
態を示す断面図、 第３図は、スライドリングの嵌合状態を示す断面図、 第４図は、治具が係合される状態を示す斜視図、第５図
は、従来の技術を示す断面図である。 ｌ・・・フロアパネルの支持装置、 ２・・・フロアパネル、 ４・・・支持軸、 ５・・・受台基板、 ６・・・パネル受け台、 ８・・・パネル押さえ、 ９・・・基準床面、 Ｉ９・・・スライドリング。 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基準床面に固定された受台基板の支持軸に螺合され
   るパネル受け台と、前記パネル受け台に係合してフロア
   パネルを固定するパネル押さえとによって、前記フロア
   パネルを前記基準床面上に支承するようにしたフロアパ
   ネルの支持装置において、 滑性及び弾性を有する合成樹脂で形成されたスライドリ
   ングを、前記パネル受け台と前記フロアパネルとの間に
   介在させてなること、 を特徴とする、フロアパネルの支持装置。